人狼議事


26 Fairy Tales Ep.4

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―回想―

〔気を失っていたのはどのくらいだっただろう? 騒がしくやってきた誰かに担がれて、運ばれた。〕

〔前にも、こんな風に、運ばれたことがある。大きな背中に背負われて〕

お兄ちゃん…… 

〔呟く声が漏れたとしても、きっと誰にも届かないほどの小さな掠れ声〕


………… 〔一旦降ろされたあと、唇に何かを塗られた気がした。〕
〔一瞬身じろぎをしたかもしれないけれど。〕

……やはり、この人が、フィリップさんを……

〔そう気づいたのもつかの間に、意識は遠く消えていく〕


 ―虚ろなる時間―

 〔意識を取り戻したのは、暗闇の中。
どれくらいの時間、そこにいたのかはわからない。 死者の世界に時間などないのだろうから〕

―― 
〔漂う『モノ』は、記憶を辿ろうとする。感覚も記憶もぼんやりと曖昧にしか感じない。〕

〔微かな光が暗闇に差しこむ。 『モノ』は誘われるように光のもとへ漂い向かう。〕

……〔光に向かううち、記憶が少しずつ確かになっていく。〕


〔大切な全てを奪っていった誰か。 守りたいと思っていた全てを、さらって行ってしまったあの自分。〕

……返して。 私を、返して

〔その願いはもう、聞き届けられないと知るのは未だ先のこと。〕

〔おなじように、『カストル』を『彼』から奪ってしまった自分にその資格もないと悟るのも。〕


………………ティナさま。 どうかご加護を。


〔――ただ祈る。
奪われたもの、 奪ってしまったもの。全てのものに、*慈悲の愛を*〕


もしも祈りが届くなら、証は微かに点滅し、光を失うだろう。


ベテラン医師 ロミオは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 21時頃


【人】 ベテラン医師 ロミオ

[混乱した様子のポーチュラカには 笑みしか零れない。
丁寧にもう一度説明を繰り返したけれど、
 現状 自分自身にも判らない事態の為
 丁寧に 噛み砕く事も出来ず やはり彼女には伝わらず。

 何度もぺちぺち叩かれた頭を 自身の手でも撫で
 それから彼女の髪を撫で 重ねる笑み。]

(38) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[診療所の夜は遅い。
結局、持病の薬を貰いに来たシビルにサイモンの死と人狼の存在を聞き、ルーカスが帰ると ほぅと息。
土産のお菓子に舌鼓を打つ笑みは 甘味が好物の好々爺にしか見えぬ態で。]


 嗚呼――
 …つらいねぇ…

[溜息とともに零す言葉は 後悔でもなく憎悪でもなく ただの 感想で]

(39) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ



[深夜の遠吠え。

 老医師は ただ強く 薄っぺらい布団を
 枯枝の手で握りしめる。]

(40) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[昨日とは違う今日。
 手負いの黒獣と出会ったのとも違う日。

 80年も生きて来た老人は 遠吠えに目を閉じ
 だがその身体が震える事は 無い。]
 

(41) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

――診療所――

[老医師が 布団から抜けだしたのは
漆黒の空に 薄灯りが雲の隙間から漏れ始めた頃。

何も聞きたくない とでも言うように被っていた布団は床に落ち
ぺたりとした彼の足音を消した。]


 …――厭ぁな匂いがするね…

(44) 2010/08/09(Mon) 22時頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[ドンドンと扉を叩く音。
老医師は 弾かれたように扉へと向かう。]


 何かあったのかい…!?

[建てつけのそれ程良く無い扉は ギィバタン!と
大きな音を立てて開き 壁にぶつかる。
未だ早朝の薄暗い日の下]

 …――、…?

[何処か見覚えのある
 だが 見たことの無い娘の姿。
 思わず目線が身体を滑るのは 怪我の有無の確認]

(48) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

ベテラン医師 ロミオは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時頃


【人】 ベテラン医師 ロミオ

 オスカー?
 グロリア…――落ちつけ、まぁ落ちついて。

[娘の言葉に、老医師はとりあえず息を嚥下する。
手を伸ばし、彼女の肩を叩いて診療所の中へと入るように促して]

 水…いや、茶がいいかな。
 ソフィ君が置いていってくれた茶葉が、
 あったはずだよ…?

[診察室の椅子に座らせ、戸棚を探る。
騒がしい物音は 小さな診療所内隅々まで 響く。]

(51) 2010/08/09(Mon) 23時頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[ルーカスを振り返り、視線は彼の傷を庇う様子へ。
うむ、と頷いてから]


 グロリア?
 ああ、やはり、グロリア=オルグイユ?

[ルーカスへと、確認の声。]

(56) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

 ふぅむ…
 ――でも、オスカーだってボクに言ったよね?
 あ、ルゥ坊 そこのお茶、淹れられる?

[ソフィアが自分で飲む為か 忘れていったものか
 老医師の為に置いていったものか
 瓶に入った茶葉を指差して、ルーカスに]

 昨日の話し、したじゃない?
 アイリス=ルベライト と グロリア=オルグイユ。
 起点は グロリア=オルグイユなのかな…?
 彼女の精神が、器を飛び回る…?

[ふうむ、と考えこみそうになってから 顔をあげ
老斑の浮く手を伸ばし グロリアの姿をしたオスカーをぽむぽむと優しく]

 大丈夫、病気ならボクが治してあげる。
 心配しなくていいよ。

(62) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

 ふぅむ。
 ――「人狼」とは、関係あるのかな。
 ルゥ坊、何か、しらない?

[うむうむ、とルーカスの淹れてくれた茶を貰い
ゆっくりと 自身の口へと運び ふぅと吹いて]

 えらく渋いね。

[眼鏡の上 眉を顰めた。]

(72) 2010/08/10(Tue) 00時頃

ベテラン医師 ロミオは、良家の娘 グロリアとルーカスの様子を じいと 見詰める。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【人】 ベテラン医師 ロミオ

[片目を瞑る様子のルーカスに、僅かに片眉をあげる。
 グロリアのほっそりした手が触れる彼の胸元。
 見詰めるも何が起こって居るか 定かでなく
 だが――ただただ 厭な―― 。]

 うむ…まぁ、病気なら、治せると言ったけどね。
 ボクにも良く判らないけど…

 …――正直、病気じゃなさそうかな、と言うのが今の感触。 

[グロリアであるオスカーが不安に思っても
誤魔化しはしない――今は、それが良しと思えなかったから。]

(90) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

 「人狼」の仕業なのかな。
 今日も――また――

[遠吠えが。
 
 誰か。

   言葉は 融ける。]

(92) 2010/08/10(Tue) 00時半頃

ベテラン医師 ロミオは、良家の息子 ルーカスが咽たのに、思わず少し 表情を和らげる。

2010/08/10(Tue) 01時頃


ベテラン医師 ロミオは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 01時頃


【人】 ベテラン医師 ロミオ

 いってらっしゃい、気をつけてね。
 ちょっとボクも色々調べてみるよ。

[診療所の扉は 開いて居る。
何時なんどき 怪我をした 誰か が
来たって歓迎する つもりで**]

(111) 2010/08/10(Tue) 01時半頃

―広場―

〔不安定な『モノ』は、ようやく白濁した白い人の形になり、オルグイユの村を彷徨う。〕


――気づいて。


〔ともにベンチに腰掛ける兄と妹。 どうか、気づいてほしい。〕

……

〔差し伸べた半透明な手は、何も触れることもなく、透けたまま、二人を抱きしめていて*〕


【人】 ベテラン医師 ロミオ

――診療所――

[グロリアの姿をしたオスカーらしき者と ルーカスが去った後
戸棚から色々な文献を取り出し、老医師は調べていた。
奥の部屋から呻く声は 未だ眠り続けるウェーズリーのもの。
鼻の奥に忍び込む香りは 薬草や消毒液の鼻を突くものに混じり
今は まだ沢山残る渋い茶とも混じり 揺れる。

不意に フランシスカの声と大勢の気配。
驚いて小走りで 扉を 開く。]


 なんだい、どうした…――!

[抱かれたアイリス=ルベライトの、姿。
愛らしい口唇は青紫色 薔薇色の頬は土気色
 
 もう体温の無いただの骸と化した其れに 息を呑んだ。]

(167) 2010/08/10(Tue) 11時頃

ベテラン医師 ロミオは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 11時頃


【人】 ベテラン医師 ロミオ

 其処に寝かせて、気道確保して人工呼吸!

[老医師の鋭い声が診療所に響く。
 険しい顔は眼鏡の奥 引き絞った口元に貼り付けられ
 ずいぶんとしてから ぽたり 落ちた汗の音に顔を上げて]

 
 ――これは、「人狼」の仕業じゃないね。

[重い重い言葉を零した。]

(172) 2010/08/10(Tue) 12時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[聞いた話の――
 白くて後ろ足を引きずった、と
 装飾する言葉は 胸裏に落としたまま]

(173) 2010/08/10(Tue) 12時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[フランシスカが 怒りの言葉を零すのを
目を細めて、聞き――彼女の肩を ぽんと 叩こうと
 短い手を伸ばす。]


 …赦せない、のは、君だけじゃないよ。


[彼女の演技 心の内に気づいた風は無く。
アイリス=ルベライトを殺した者を探しに行く男たちの後姿を、フランシスカと並んで見送った。
 開いた扉 西では無い方角からの風が 木の葉を舞わせる。]

(175) 2010/08/10(Tue) 12時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

 ああ、ボクに。
 ――死者と話せる力でもあったらなぁ…

[呟き、そっと白い布をアイリスの顔にかけてやった。
 果たして今此処にある死体が アイリスの者なのか それとも名乗った「グロリア=オルグイユ」のものなのか。
 老医師は眼鏡を片手で外すと、もう片方の手で眉間をぐいと揉んだ。]

(176) 2010/08/10(Tue) 12時半頃

―ありがとう。 気づいてくれた。

……お願い。 守って。  私の代わりに。 




                   大切なもの、大切な人を。

〔魂は兄の後ろを点滅しながら追いかける。時折妹を心配して振り向いては祈る〕


ティナさま……  ご加護を。



  どうか、 二人を守って。私の代わりに……


〔祈りに呼応する証の石は、点滅を繰り返す。〕


【人】 ベテラン医師 ロミオ

[暫くして。
 白い狼の歯牙に引き裂かれた死体が運び込まれてきた。
 昨日よりも被害が多かった為、家族という引き取り手がいなかった者 であった肉塊。
 傷口は最早傷と居えるものかも微妙な程で]


 ――これは――酷い。

[老医師を呻らせるに足るもので。

 小さな診療所の中は 咽帰る程の *血の匂い*]

(178) 2010/08/10(Tue) 13時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

 どうにか?
 「人狼」を、退治できる、という事…かい。
 
[フランシスカの言葉に、彼女が診療所を去る前。
そのたっぷりとした後髪に向けて、小さな声は呟くよう]


 ボクはあまり仕事熱心じゃないからね?

[傷ついて来ても。
 それに 弔いは仕事じゃない。

 続く言葉は飲み込むと 肩に上げたネクタイが落ちた*]

――→現在

(182) 2010/08/10(Tue) 15時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 ベテラン医師 ロミオ

― 診療所 ―

 あ、そうかそうか。
 ――そりゃそうだよね、ゴメンね。

[フランシスカの声に肩を竦め。
 続いた言葉には 長く吐く息の音をひそめる態。]

(186) 2010/08/10(Tue) 19時半頃

【人】 ベテラン医師 ロミオ

[乱暴な扉の開く音は ルーカスのそれ。
 小さな老人は少しばかり驚いた表情で振り返り
 眉尻を下げて 苦笑に似た形の表情を作った。]

 
 うん――こういう事。

[其処には 弔化粧を施された死体達。
 其処には 例の――アイリス=ルベライトのモノも*]

(187) 2010/08/10(Tue) 19時半頃

〔大精霊を目覚めさせた心のもとへ 証が還るなら 一瞬の強い輝きを放ち、その指へおさまる。〕

 〔心と魂が現世に留まる間、石は微かに死者の心を映し、死者が旅立てば、ただの石へ還り 再び沈むのかもしれないが〕


【人】 ベテラン医師 ロミオ

 …うむ。
 蘇生は一応、試したけれど、

[無理だった。
語尾は溶かしつつ ルーカスの言葉に頷いて]


 ああ、ボクは無力だねェ。
 …アイリス=ルベライトの「肉体は」死したよ。
 中身は――名乗った通りなら、グロリア=オルグイユだけれど、また入れ替わり?か、宿る?ような事が起きて居たなら、ボクには確認のしようがない。

(192) 2010/08/10(Tue) 22時半頃

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