人狼議事


181 巫蠱ノ匣

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【人】 愛人 スージー

[軽食にむしゃぶりついていた矢先の破裂音に、びくりと身を震わせる。
程無くして聞こえた放送>>0の名に、あぁ、と合点がいったようにひとり、頷いた。

逃げ惑った哀れな小鹿は、誰かの牙にかかってしまったのだろう。
恐らく、先程の破裂音が、彼の最後の―

こうしちゃいられない。立ち上がり、腕をデイパックに仕舞う。
左手に刀、右手に拳銃を持って、キッチンの戸を開く。
“彼”の姿を求めて。
邪魔する者は、容赦なく切り捨てんと言わんばかりに、周囲に気を配りつつ、勢いよく飛び出した**]

(9) 2014/06/24(Tue) 00時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/06/24(Tue) 00時半頃


[――そして、男は其処に居た。]

……キッメエんだよ、クソ野郎。

[自らの身体―といっても、今こうして動いているものではなく、床に伏す、物言わぬソレ―に口吻を落とす青年の背後に地面から数センチ浮いた状態で立ち、そう吐き捨てる。
どうやら、彼等には視認されていない…のもう1つの身体は、出血や痛みこそ止まっているものの、右腕の肘から先と、顔面の一部を欠損していた。]

……なんなんだよ、これ。

[苛立ちのままに、男の背中を蹴り飛ばそうとするも、接触はできないようで。
忌々しげに舌を打ち、独りごちる。]

――やっぱ、死んだ、のかな、俺。

[一瞬、物哀しげな表情を浮かべたものの――刹那、その目には憎悪が宿り、ただ、変わり果てた姿の自らを眺め続ける*]


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【人】 愛人 スージー

―1階キッチン傍・階段―

[その光景は凄惨なものだった。
あちこちに飛び散った肉塊。焦げ跡と、血痕。
その中心に横たわる“彼”の頭は、喰われたかのように、その存在を失っていた。

そんな彼は、生きていた時より遥かに魅力的で―――]

……素敵じゃなぁい、ボウヤ。
すっごく男前よぉ。

[踊るような足取りで、“食材”に近寄る。
鼻孔を擽る火薬の香りすらスパイスに思える。最高のシチュエーションだ]

(28) 2014/06/24(Tue) 06時半頃

【人】 愛人 スージー

[側にいただろう男達には、優美に笑んで、一礼を。
今、彼等に興味は微塵もない。
邪魔をするというなら、右手の拳銃が火を噴くだけだ]

コックさん達はお疲れ様。
この小鹿にはなかなか手間取ったんじゃないかしら?

[歌うように労いながら、ボウヤだったものの側にしゃがみ込む。
抱きしめるようにして彼を抱き起こし、その首筋に歯を立てる。
ぶち、ぶちと筋の切れる音が心地いい。舌先に広がる“命の味”が堪らない。
恍惚とした表情を浮かべながら、暫しその身体にかじり付いただろう**]

(29) 2014/06/24(Tue) 06時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/06/24(Tue) 06時半頃


―3F:書斎―

[ぼんやりと視界が戻っていく。
眼前に広がるのは、蹂躙された後の私の体。
その気持ち悪さに思わず目を逸らした。]

………あれ?

[逃げるように、書斎を出ようとドアノブに手を掛けようとしたところで。
手がドアノブをすり抜け、そのまま体ごと扉をすり抜ける。
床に横たわる私、物に触れない体。
そこで漸く、私は死んだことを自覚した。]


……私は、死んだのですか。

[言葉に出すと、急に実感が湧いてくる。
安堵と悲しさが入り交じった心中。

今振り返ると。いつだって私は御神様に、死に、恐怖していた。
あのアパートに越してからも、何度か夢に見ることがあった。
死の恐怖という柵から、やっと解放されたことに安堵して。]

……円香おねーちゃん。

[彼女との約束を守れず、もう会えないことが悲しかった**]


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……どーいたしまして。

[さっさとくたばれクソ野郎。
嫌味ったらしいご挨拶には、苦々しげにそう呟いて。
自らの肉片を齧るその姿には、悪寒が走る。]

こっの……キチガイ野郎!

[が、どれだけ怒りや憎悪を募らせた所で、相手に届くことはなく。
ただ、苛立ちが募るばかり。

確かに、ロクでもない人生を送ってきた。けれど、こんな目に遭う謂れはない。そうだろう?

そんな思考も、やって来た女の行動に吹き飛んだ。]


ーーあ、ぁ

[ヒッ、と小さな音が喉から零れる。
無残な自らの身体を抱き起こし、首筋に顔を埋め、そしてーー]

……く、って、

[うぅ、と小さく呻く。嘔吐感。いっそ戻してしまえば楽だろうに、一向にその気配はない。
死して漸く圧倒的に覚えるーー恐怖。
目を見開く。見たくもないのに、目を逸らすことができない。
大陸に生きる草食動物のように、無残に食い荒らされる自らの姿に釘付けになって、そしてーー]

な、に。頭おかしーーバケモノ……食ってやがる

[文章としての形も保たず、ただこぼれ落ちる言葉。
息ができない。よろよろと数歩下がり、呆然とその光景を見つめーー遠く、女の言葉を思い出す。
「今度は、もっとーー」]


……はっ、

[うんと昔に読んだ童話を思い出す。
煮え立つ釜の中にでも突き落とせばよかったと?
いっそ、笑さえ込み上げ、暫くその異様な光景を呆然と眺めていた。]


【人】 愛人 スージー

[自分を観察するような視線>>30>>31には、微笑を返す。
食事の邪魔をしないのであれば、何ら気にすることはない。

青年の首、腕。肉が剥き出しになった場所に歯を突き立てる。
暫くして、思い出したように傍らの日本刀に手を伸ばした。

どさり、青年の身体を横たえる。
その腹に躊躇いなく刃を突き立て、裂けば、納まっていた臓物が零れ落ちる。

青年の身体を動かしていただろうそれらを、愛おしむような手付きで撫でた後、むんずとわし掴む。
躊躇いなく柔らかなそれらを頬張り、咀嚼する。

紅いドレスを更に紅く。白い皮膚や、金の髪すらも紅く染められていく。
幸せそうな笑みを浮かべてはいるが、その姿は、獣そのものだった]

(32) 2014/06/24(Tue) 12時頃

【人】 愛人 スージー

[そうして、幾ばくかの時間が過ぎれば。
まるで熊に襲われたかのように、無惨に食い尽くされた青年の身体に、手を合わせた]

御馳走様でしたぁ。
おいしかったわよ、ボウヤ。

[血に塗れた手を合わせて、食事に感謝する。
その姿だけが、辛うじて彼女を人間たらしめていたかもしれない。
観察者達がまだその場にいるなら、値踏みするような視線を向けるだろう。

彼等は、何故此処に留まるのか。
自分の食事を狙う様子ではなかった。
なら、何が狙いなのだろうと。

そして、何より。
どんな味がするのだろうか、と**]

(33) 2014/06/24(Tue) 12時頃

[女が、自らの身体に銀の刃を突き立て、腹を割いた時が、限界だった。
金縛りが解かれたように、ぎこちなく手足を動かし―ほとんど動かさずとも移動できることに気が付いたのは、その少し後だった―その場に背を向ける。
許さない。死んでしまえと、思っていた。今も、思っているはずなのに、それよりも、その異様な行いを、それに驚かない姿を見て、呟く。]

……頭おかしいって、

[とうに実感していたはずの事実を口にし、ゆるり、とその場を動けば――身体はするり、と壁を抜け、キッチンへと。
一瞬の驚きの後、小さく、疲れたような、呆れたような笑みをこぼす。ばかばかしい。]

ハッ……ユーレイです、ってか?

[死んだら魂だけの存在になるのだと、生前それを信じることなどなかったが、自分自身がこうなってしまっては仕方がない。
ならば、とテラスへと向かい――今度は、すり抜けられない。]

……死んでもここからは逃さねーってかよ。

[クソが。何かを蹴り飛ばそうにも、物に触れられることは許されない存在のようで。
ただひたすら、この異常な空間を、見つめ続けろと言うのだろう。忌々しい。]


[振り返れば、ドレスを着た魔女と青年二人はまだそこにいて、物言わぬ自分を囲んでいた。
再度、口の中で呟く。絶対に許さねえ。そうして、不愉快な現場から背を向け、階上へと。]


→2階広間

[もう人目を気にすることもなくなった姿で、するりと2階広間へと滑りこむ。
それでもまだ、扉から入室を試みて、自らドアを開くことさえできない事実に、忌々しげに舌打ちを。

広間の中、中央付近にご立派に佇むスクリーンと、未だ倒れたままの中年男。
迷わず女の元へと向かう最中、転がった物言わぬ遺体を見つけ――彼もまた、こうしてどこかを漂っているのかと、なんともいえない気持になる。
けれど、それよりも、明らかに荒らされた形跡のある男の身体に、これもあの化け物の仕業かと、露骨に顔を顰めた。]


[そして、白い空間の中、巨大なスクリーンの前に立ち――否、ほんの数センチ浮遊して、問う。]

なあ、ここで死んだら、どうなんの。身体。

[家族のもとへと返せる状態ではないだろうと、そう問いかけて、数秒。]

……聞こえるわけねーって?バッカみてえ。

[顔を歪め、いびつに笑い、応答しない女に向かって言葉を吐く。]

なあ、なんで俺だったわけ。

[あの、化け物たちは、この状況を楽しんでいる様子さえある奴らは兎も角、
確かに、立派な人間だとは言わないが、人を殺して、久しぶりだと笑えるような人間ではなかったはずだ。
人を殺したことなど――そう考えて、一瞬思考が淀む。いや、あるのか。いいや、あれは、まだ人などではなかったじゃないか。
ここに来るきっかけともなった記憶が蘇る。それだけじゃない。あれだけではない。]


―回想―

[何不自由なく育った、と思う。
家庭は裕福で、専業主婦の母はいつも家にいた。
父は厳しかったが、それでも、昔は、その要求だって、問題なくこなせていたのだ。]

[今となれば、どこが間違いだったのか、…にはもう分からない。
努力をすることを知らぬまま育ったことなのか、根拠の薄い自信に驕ったことか。
ただ、気付けば努力を怠り、怠惰に流され、周囲から遠く取り残されていた。]

[大学受験には尽く失敗した。浪人する。そう宣言した…に、父は何も言わず、背を向ける。
母の慰めと、兄姉たちの蔑みだけが其処にあった。
…は言う。この家は気が散る。こんな場所じゃ勉強などできない。父は黙って、アパートの一室を与えて寄越した。
そして、気付けば今にいた。仕送りはタチの悪い友人との遊びに消えた。
責任など求めず、軽く遊べる女が好きだった。金が足りなくなれば、甘い女にせびった。]


[幼馴染に再会したのは、ちょうど成人を迎えた頃だ。
たまには"そういう"女とも遊びたいと、友人らと著名な大学の近くへと出向いた際に、…から気が付いて声をかけた。
そのまま、異性に慣れていない彼女を都合よく遊べる一人としてカウントし、
――そして、初めて向こうから呼び出された日、妊娠を告げられた。]

「病院には付き添うから」

[お前も親に知られると困るだろうと、そう言いくるめたことを思い出す。
不安がる彼女を半ば強引に病院へと連れて行き、そのまま、手術の予約を入れた。
術後、塞ぎ込む彼女に口止めをして、以降、弱々しく助けを求める声に応えたことはない。
2ヶ月も経てば、連絡は途絶えた。
その時、…の胸に罪悪感など芽生えはしなかったし――やっと、終わったと、遊ぶには重すぎる女だったと、その程度の感想を抱いて、思い出すこともなかった。]


[子を堕ろさせたのは、その時の彼女だけではない。
その経験から…が学んだのは、避妊に関してではなく、遊び相手の選定についてでしかないし、
面倒な経験をしたのだと、面白おかしく友人らに吹聴したことさえある。

それでも、…がその【秘密】を恐れるのは、ただ、ぬるま湯のような現状を、守りたかっただけなのだ。
利己的な防衛本能。自らの非を認めてしまえば崩れ落ちる、脆い防壁。
千秋良樹の人生は、いつだって危うい保身に満ちあふれていた。
それは、ここ、【匣の中】でも変わらない。]


―2階広間―

どうせこんな真似するなら――犯罪者でも、集めてやりゃ良かったんだ。

[現に、それに近い状況だったことを知らず、…は吐き捨てる。
どうして俺が巻き込まれなければならない。そう、非難する目で、女を見る。
眼球を失い、爛れた右側面とは不釣り合いな程に、残された左眼は強い光を宿す。
そうこうしている内に、女はやってきただろうか。**]


【人】 愛人 スージー

[彼らと視線が合えば、微笑み返す。

この状況でも穏やかな微笑を浮かべるその姿。
自分や、広間で出会った吸血鬼の青年と同じ匂いを感じて、口角を吊り上げた]

えぇ、美味しかったわぁ。最っ高。

[ぺろりと唇を舐める。舐めとった血の味に、再び唾が湧くのを感じた。
>>35一人が去ろうとすれば、またね、と小さく手を振って見送っただろうか]

(49) 2014/06/24(Tue) 23時頃

【人】 愛人 スージー

[残ったもう一人の彼>>45に、視線をやれば。
その足元に出来た血溜まり。あかい、あかいその液体に、吸い寄せられるように歩み寄る。
傍らにぺたりと座り込み、手を伸ばす。
指先を赤に浸して、口元に運ぶ。先程のボウヤのモノとは僅かに違う味わいに、ふ、と笑んで

―――視線を、目の前のへたり込む青年に、向けた]

……怪我、してるの?アナタ。

[微笑を浮かべて、静かに、問うた。
右手の拳銃を握る力が、僅かに強まった*]

(50) 2014/06/24(Tue) 23時頃

【人】 愛人 スージー

あら、それは大変ねぇ。

[彼の身体を、まじまじと見つめる。
>>52言葉通り、細かな傷があちらこちらに見える。痛々しいそれらの傷に、指を伸ばす。
指に付いた血を舐めとって、笑む。
甘い。舌先でとろけるようなその味に、生唾を飲みこむ。
こんな血を巡らせた肉体は、一体どんな味なのだろうと、目を細める。

その瞳は、獲物を見定めた肉食獣そのもの]

手、貸してあげましょうか?
歩くの、大変でしょ?

[言いながら、左手を差し出す。
ハンガーなんて武器をひいてしまった子羊を心配するかのように、優しげな笑みを向ける。

銃を握った右手は、スカートのすそで隠すようにして*]

(58) 2014/06/24(Tue) 23時半頃

―2階・広間―

[ただ、人の居ない空間でも忙しなく動き回る仮想空間の女を見ていた。
と、やって来た女に見覚えを感じ、記憶を掘り返している内に、始まる会話。]

……ああ、そういえば、

[その後に続くのが、もう一人死んだんだっけ、なのか、この女には、あの忌々しい化け物と出かけた先でも会ったな、なのか、…自身にも定かではない。
が、交わされる会話の内容と、そして、女のこぼした呟きに、薄ら笑む。]

へぇ、

[表情に滲むは下卑た色。死にたくなかったと、さめざめと泣くことはないが、ただ思う。
死ねばいい。どいつもこいつも。俺よりも苦しんで、痛い目を見て、酷ったらしく、死に絶えれば良い。
どす黒い思念を重く腹に抱え込み、…は女の後をついて行く。]


【人】 愛人 スージー

[>>63ひんやりとした腕を取り、支えるようにして立ち上がる。
腕を絡めれば、ボウヤを食らって、高揚しきった身体と感情が鎮められていくかのよう]

ふふ、相手してあげましょうか?
満足させてあげるわよ?

[冗談めかした様子で答える。
ただし、邪魔が入らなければだけど。
なんて小さく付け足して。

問われれば、頷く]

そうね。廊下は目立つもの。
……アソコの部屋はどうかしら?

[適当に、目についた一室を指差す。
そこは、先程同業者と鉢合わせた『使用人室』だっただろうか**]

(79) 2014/06/25(Wed) 00時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/06/25(Wed) 00時半頃


愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/06/25(Wed) 00時半頃


―3階・廊下―

[男に銃口を向ける小柄な女を、その背後から、じっと見つめていた。]

……やっちまえよ。

[届くはずのない声で、呟く。
もう一人の死者である女がまだそこにいるようなら、欠けていない左手を、ゆるりと振って。]


メモを貼った。


        ――パァン

[響く銃声には、未だ慣れることはなく。
顔を顰めて、耳を塞ごうとして――ああ、右腕は千切れたんだっけ。
酷く不愉快そうに肘から先のない右腕を見下ろして、再び視線は前へ。
緊張する空気に、どこか冷めた表情のまま、ヒュウ、と場違いな口笛を吹いた。]


―3F廊下―

……こんにち、は…なのです?

[膠着状態のルイと私を殺した男から少し離れた場所に立っていると、身体を破損している男が視界に入り、ぺこりと会釈する。
ふわりと少し浮いた体は、私と同じ存在なのだろうかと推測させた。
誰かの影が反対側の階段から上がってきたのが見えたが、男に隠れて誰かまでは判別できず。]

………!?

[轟く、銃声。
同時に、発砲した人物の姿が露になった。]

円香、おねーちゃん……!

[口元を押さえ、目を見開く。
今一番私が会いたくて、一番"私"に会ってほしくない人だった。]


ダメ、おねーちゃん、来ないでほしいのです!

[私を探しに来たのだと知って、目の前が真っ暗になる錯覚に陥る。

馬鹿だ、私。
おねーちゃんとの約束、守るべきだったんだ。

これは約束を破った罰なのだろうかと、俯いて震えた。
そのせいか、彼女の私に対する本当の気持ちには気付くことなく。]

……っ、あ。

[届かない制止ほど虚しいものはない。
円香は書斎に入り、"私"を見つけてしまった。
彼女の反応が怖い。
それ以上書斎に居られず、廊下の隅で蹲っていた**]


メモを貼った。


……アンタも死んだんだ?

[会釈を返した女>+17に、すうと目を細め。
発砲した女が再び動いたので、それ以上は何も言わず、するりと書斎へ入り込む。]


【人】 愛人 スージー

―1階・使用人室―

[そこは、先程、知り合いの同業者と鉢合わせた部屋。
と言っても、部屋自体に足を踏み入れるのは初めてだ。

割り当てられた部屋よりは粗末なベッド。
必要最低限の家具。壁にかけられている使用人の服で、その部屋の役割を察した]

ここなら楽できそうねぇ。
ベッドもあるし。

[そんなことを呟きながら。
抵抗されなければ、適当なベッドに肩を貸していた相手を横たえるだろうか。

そして、自身はその傍らに腰かけ、彼を見下ろすようにして、微笑む。
彼の無精髭の生えた顎から唇にかけて、指先でなぞる。
まるで、大切なわが子を愛おしむように、優しく]

(114) 2014/06/25(Wed) 10時頃

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