人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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― 診療所 ―

 ……あれ。

[目を覚まして1番最初に見たのは、白い天井。
どこかで見た場所だと思った。自分の診療所だった。
先生が目を覚ましたわ、と看護婦が喜色を浮かべた]

 私、怪我をして。それで。

[記憶の糸を辿ろうとしたが、ひどく判然としない。
そもそも、私は“誰”に怪我をさせられたんだっけ。
全身が痛んだ。首と腕には包帯が巻かれていた]

 いったい、なにが。

[怪我によるショックで記憶が混濁しているのですね。
そう言って、看護婦は苦笑を浮かべた]


[看護婦が説明をはじめる。
自分が研究のため、しばらくこの診療所を離れていたこと。
仕事中に大怪我をして、大きな病院に運ばれたこと。
容態が安定して、この診療所に移されたこと]

 ……研究。

[なんの研究をしていたのだっけ。思い出せない。
アマルテアは“獣人”に関する記憶を失っていた。
一緒に仕事をしていた同僚たちの顔は思い出せる。
アキラ。ヴェスパタイン。……そして、ノア。
しかしあの施設には、他にも沢山の“ヒト”がいた気がして。
まるで靄がかかったように。
その“ヒト”達の顔を思い浮べることはできない]

 なんで、だろ。

[何か大切なことを、忘れている気がした。
そもそも、自分は何の仕事をあの施設でしていたのだろう]


[それからしばらくして、診療所で仕事に復帰した。
白衣を身に纏い、患者と向き合う日々]

 痛くないわよ。
 男の子でしょう。泣かないの。

[泣きわめく子供に対して、予防接種を行う。
容赦なく、注射器でぶすっと]

 ほら、もう終わっちゃった。
 よく我慢したわね。

[子供の頭を撫でてやる。
なんだか“前の職場”でもこんなことをしていた気がする。
従順で、優しく、強い少女。彼女のことが、思い出せない。
違和感は、日に日に大きくなっていった**]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

― 中央広間 ―

[ 知らない人間の群れが、足早に医務室に向かうのを見て
 僕は、猫がひとつの結末に辿り着いたのだろうと
 足を止める。

 ( ―――死んでしまったか、それとも。)

 進んで女医の「治療」を受け、そのたびふらふらになって。
 けれど猫はいつもそれを望んでいたから
 僕は止める術を持たなかったし、
 そうまでして「獣でないもの」になりたいと願うなら

 ( それはそれで、尊重されるべきだ )

 この隔離施設で許された、唯一の願うという自由は

 ( 例えそれが自分にとっての間違いであっても。)

 侵されてはならない、と 思うんだ。]

(12) 2015/07/16(Thu) 11時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 結果、猫が例え死んだとて。
 彼女を「不幸だ」と思う事は
 獣であることを「不幸だ」と決めつける人間と
 どう違うというのだろう。

 皆、自分のもとめる幸せの定規にあてはめているだけ。
 僕は僕の定規でしか、測れないから―――。


 だから、僕は僕のものさしを通してせかいをみて
 大勢の救護班に運ばれてゆく猫の姿を見つけた時は

 ひどく 悲しかった。]

(13) 2015/07/16(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 人間に「直った」彼女の”声”はもう聞こえてこない。

 露出した手は、「人間らしい」ほっそりした指が
 なめらかな肌色に覆われていて。

 伸びていた爪も、ふわふわの毛も、柔らかい肉球も
 「獣らしさ」は、僕の目には見当たらなかった。

 ( どうか、その先に光あれと )

 彼女が光を失ったことなど知らない僕の勝手な祈りは
 多分神に嘲られただろう。

 兄が飛ぶ。僕は立ち尽くす。
 飛んだ先は、……ああ、なるほど。
 もうひとりの要救護者に得心する。

 女医の意識は無いように見えたが、その担架の上
 フラワーガーデンから舞い戻った兄が ぽてりと
 スノーフレークの花を落とした。*]

(14) 2015/07/16(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 長らく途絶えていた針鼠の声が届いて
 猫が「うしなったもの」に 無感動に

 ( そう )と呟く。
 
 (  ねえ、クラリッサ。
    きみは きみが望んだとおりに いられた? )


 救護の手に紛れて逃げろと叫ぶ針鼠と
 殺処分になりそうな友人を置いては行けぬと叫ぶ
 たいせつなひと。

 己自身が”自由”であるために 置いていけと叫ぶ針鼠。

 皆、皆、自分のものさしで 「しあわせ」を探す。

 ――僕は、どうしたい?   ぼくは。]

(15) 2015/07/16(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[     僕は彼女を 夜空に浮かべたい。   



 気高い友人を見捨てても 途中で僕が斃れようとも

 僕のものさしなんだからエゴなのは当然だ。
 でももう、エゴでしか動けないんだ。  ]

 

(16) 2015/07/16(Thu) 11時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 針鼠に
 ごめん、とも言わない。
 ありがとう、なんてのも もってのほかだ。

 僕は医務室に向かっているであろう梟を探して
 その姿が見えたのなら 僕の全てでもって

 医務室に向かう彼女の足を止めようとするだろう。**]

(17) 2015/07/16(Thu) 11時半頃

―商店街―

 『ノアさーん、珈琲豆そっちじゃないです』


[買い物に付いてきたもう一人に対して、はいはい。なんて生返事をしながらついていく。何故だか、手にある生傷を見ても、再出血しても、治療器具を手に取るつもりになれなくて
路地裏で変な奴を見ただとか、商店街付近が物騒だとか。そんな話もどこかで聞いたかもしれない]


 大体俺の研究はとっくの昔に終わったってハナシ
 …完成するわけがないぞ、と


[世の中に居る獣人を完璧に治す薬。そんなものを作ろうとしていた時期があって。それから逃げ出して
前の職場に行ったはずなのに。どうしてまた戻ってきてしまったのか。“誰”と関わって、自分が変わったのか
それすらも思い出せないまま]


 ボカァ、力になれるとは思ってないよ
 あんな研究。続けても意味無いのさ


[見付けた珈琲豆の袋を一つ手にとって、それからおまけとばかりに自分の好きなミルクティーの缶を買って]


 でも、少しずつ治療はしてみたい


[ボソリ、とそんな事を呟く。付いてきた者は嬉しそうに、『じゃあ研究を進めないと!』なんて言うけれど
「ここに居ても変われない」なんて言ってくれたあの人は誰だったっけ――**]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 12時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 針鼠のことばがあったからじゃない
 梟の叫びが聞こえていないわけでもない

 僕は、僕のために
 他の何を捨ててさえ、彼女を空に浮かべたい。

 たとえそれで、彼女に嫌われようと 恨まれようと
 嗚呼いっそ 殺されたって構わない。

 彼女の「したいこと」 僕の切望するねがい
 相容れないのだ、どうしようもなく。

 僕を見つけて跳ねた肩>>18に ( ごめん )と
 心のなかでだけ謝罪して
 此処より先には行かせはせぬと、両腕を広げ
 からだ全てで 細い躰を抱きしめる。]

   ………………僕と逃げて。  おねがい。

[ 擦り切れてしまいそうな、小さな声で。]

(19) 2015/07/16(Thu) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 外へ行く大扉に 指紋認証があるってことは
 管理者側に協力者を作るか 脅迫でもするか
 それこそ、中で火事でも起こさない限り
 僕らの自由になることはないのだろう。

 行ったとしたって、ひとめで獣と判る僕等のことだ
 大扉がひらいていたとしたって
 誰かに止められてしまうかもしれないけれど

 扉があいていなければ そんな希望すら持てないんだ。

 針鼠の悲痛な声が響く。
 僕は彼女をだきとめたまま、きつく瞳を閉じて]
 

(20) 2015/07/16(Thu) 13時半頃

【人】 鳥使い フィリップ




  ……まゆみ、



[ お願い。 と、再びの願いは瑠璃の中に溶かして

 彼女の瞳をみつめた。**]
 

(21) 2015/07/16(Thu) 13時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 13時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[ 可笑しいよね。
 はじめて「狡くない」つもりでいたのだけれど。
 僕は彼女を抱きしめたまま、皮肉げに口角を持ち上げて
 薄笑いを浮かべる。

 僕だって針鼠を助けられるものなら助けたい。
 けれど迎えにいったら、そこには管理者も居るのだから
 みすみす扉を閉ざすようなものだ。]

   僕は   何より君がだいじなんだ。
   ぜんぶ、僕の勝手。

   ………ごめん。

[ ジリヤを、という言葉>>22に「何より」を被せて
 優しい彼女の意思を捻じ曲げる。

 恨んでくれて構わないから、どうか僕に絡め取られて。
 どうか どうか 僕の手を取って と。]

(31) 2015/07/16(Thu) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 狡い、と言われるたびに 静かに頷いて ごめんと零す。

 噫、泣かせたくないのに
 ぼくがすすんで彼女を泣かせている。

 蒼碧の指でそれを拭って
 小さな頷き>>23を合図に、僕は彼女の小さな手を取る。

 食堂で絡め合わせたときよりも ずっとずっと強く握って
 第一図書室へ 暖炉へ その先へ、一目散に走った。

 僕の脚は静かにもできなければ疾くもない。
 ヒトの足を持つ梟の手を引けたのは一体どこまでだろう。

 彼女がジリヤを背にする覚悟ができたのなら
 きっとすぐに追いぬかれてしまう。
 けれど、それまでは。
 彼女のきもちを、ジリヤから引き剥がすまでは
 
 僕は彼女の手を 引き続けるだろう。**]

(32) 2015/07/16(Thu) 19時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 19時頃


― 診療所 ―

 ……スノーフレークの、花。

[涼やかな白い花が、花瓶の中で揺れていた。
美しいその造花は、枯れることがない。
確かこれは“前の職場”に植えられていたもので。
きっと誰かの見舞いの品だろうと思う]

 誰が。

[兄さん、と誰かの声が聞こえた気がした。
ズキンと頭が痛む。兄さん。兄さん―――]

 やめて。

[ひどく靄のかかった頭の中で。
思い出してはいけない、と本能が告げていた。
ひどく気分が悪かった。この違和感は、何なのだろう] 


― 研究所 ―

 ……すみません。
 ノア=マーティンという研究者の方が。
 ここに在籍されていると聞いてやってきたのですけど。

[ついに、我慢ができずに彼の研究所を訪ねた。
純粋に彼に会いたかったし、
“前の職場”のことも聞きたかった。
違和感の原因を知りたかったのだ。
看護婦たちは研究の話題になると決まって話を逸らした]

 申し遅れました。
 アマルテア=メティスという者です。
 マーティン様ご本人に聞いていただければ分かるかと。

[さて、本人に取り次いでもらえるだろうか。
もしも門前払いされるようなら。そのまま帰るつもり**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[ 優しい梟は、ずっとずっと泣いていて
 走りながら振り返るたびに、じくりと胸が痛んで詰まる。
 けれど 立ち止まる訳にはいかないから
 僕はいっそう強く 彼女の手を握って。

 振り絞るように覚悟を決めた彼女の目は、
 いつもと変わらない眼のはずなのに
 決意と涙を乗せて、黒水晶のように光って見えた。
 いつの間にか、僕のほうが彼女に助けられている。

 知っている、暖炉までの風景。
 知らない、ここから先の監獄。

 暖炉の闇の中へ我先にと、兄が梯子を無視して飛んでゆく。
 先に致命的な脅威があれば きっと教えてくれるだろう。]

  ……先に行くから、 追いかけてきて。

[ ずっと繋いでいた手を離して
          僕は暗闇の中に姿を消した。]

(35) 2015/07/16(Thu) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ひとつ ひとつ 梯子を登るたびに変わってゆく
 空気のにおい。

 どこか甘い、脳を溶かすようなあの香りは
 長く身を置きすぎて麻痺していたけど
 「外のにおい」は明らかに 僕の記憶を蘇らせる。

 どれだけ登っただろう、目指す先が白んで
 その先に兄さんが、 赤い、鸚哥が  みえて。]

  『 フィル!フィル! コッチ! 』

[ 大扉の前、羽ばたいているのは――――

 ( にいさん )

 知っている、今迄だってずっとそう呼んできた
 ”兄さん” にいさん。  なんだろう、視界が歪んで
 わけもわからないまま 僕は
 明に縋って泣いた時みたいに、ぼろっぼろに泣いていた。]

(36) 2015/07/16(Thu) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 彼女が現実に引き戻してくれるまで、

 多分僕は

 赤い鸚哥を見上げたまま呆然と立ち尽くしている。



 そんな僕等を迎える者はあっただろうか。
 行く道を塞ぐものは。

 外の世界の足音は、此処まで届いていただろうか。 **]
 

(37) 2015/07/16(Thu) 21時頃

―研究室―

 『マーティンさんは今ちょっと席を外していて……あっ、マーティンさん!!』


[両手で紙袋を抱えて、その中にはリンゴや珈琲豆、ミルクティーなども入っている
あとで何か食べようなんて夕飯の食材も買ったけれど、それはもう一人に持たせて]


 僕に何か用?丁度帰ってきたケド


[近くの机に紙袋を置いては対応していた研究員にそう訪ねてみる
チラリとアマルテアの事を見れば「こんにちわ、美人なお姉さん」なんて挨拶するだろうか]


 『いえ、マーティンさんに用があるみたいで
  アマルテア=メティスさんと言えばわかるって……』


[その話を聞いてから顔をしかめて、眉間にシワが寄る。“聞いたことの無い名”のはずなのに、どこか知っているような
既視感ならぬ、既聞感あるような名前。それから、よく見ればどこかで会った気もするような]


 “初めまして”メティスさん
 ボカァ、こんな美人さんに会いに来てもらえて嬉しいなぁ
 何の変哲もない研究所だけれど、何か用かい?


[そうして、あたかも初めて会ったかのような。否、ノアにとって、初めて会う人として。そう挨拶を交わした**]


メモを貼った。


 ……こんにちは、ノア。
 あなたは変わりがないようね。

[「美人なお姉さん」だなんて。
相変わらずの歯の浮いたような台詞を言われて。
照れ隠しに、嫌味たらしく、ため息を吐いてみせた。
やっぱり、彼の前では可愛らしい女になどなれなくて。
再会したら言おうと思っていた台詞も、全部ふっ飛んでしまった]

 初めまして、って。

[続くノアの言葉に、眉を顰めて。
アマルテアの表情が険しくなった]


 私、あまりそういう冗談は好きではないわ。
 
[笑えない冗談だと思った。
その口調は固い。じっとノアを見上げて]

 ……ノア。今日は“前の職場”のことで。
 あなたに聞きたいことがあって来たのだけれど。

[あなたに会いたかった、なんて言える雰囲気でもなく。
淡々と、そう告げた]

 その冗談、まだ続けるつもり?

[呆れたような視線を向けた**]


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 22時頃


 変わりない…?


[首を傾けて、周りの研究員を見る。彼等も何を言ってるのだろう、と言うような目でこちらを見てきて、ノアは思わず首を振る]


 前の職場?監視施設?あぁ、地下の事か


[そういえば、前の職場の人の事が全く思い出せない。一体どんな人と話したのだっけ。どんな職場だったのかは記憶にあるのに、何を見ていたもわかるのに
誰を見ていて、誰と話して、それ等全てが自分にはわからなかった]


 冗談って、失礼だな
 ボカァ、初対面に対して冗談を言う人では無いよ


[大真面目に、どうしてそんな事を言われなければならないのだ。と憤りも覚える
会話の内容から、彼女が前の職場に居た人だって事はわかっているのに、それが本当かも自分にはわからない]


 …とりあえずここじゃ話しにくいでしょう
 移動しよう。僕の個室があるから


[随分と前から帰っていないのに研究室の個室だけはしっかり残されていて。そちらの方へ案内すれば研究員を手で追い払う
それから後手に扉を閉めて]


 ――改めて、キミは誰だい


[冗談なんかでは無く、真っ直ぐと彼女を見てそう問いてみる**]


メモを貼った。


 誰だい、って。……本気なの?

[個室に通されると、アマルテアは揺れる瞳でノアを見つめた。
やがて大きなため息を吐くと、観念したように]

 いいわよ、分かったわ。

[投げやりな口調で言うのだった。
変な気分だった。見知った男に自己紹介をするのは]

 さっきも名乗ったわよね。 
 私の名前は、アマルテア=メティス。
 今は近くの診療所で医者をしてる。
 あなたとは、元同僚。地下施設で一緒に管理人をしていたわ。

[簡単に自己紹介を終えると、顔を上げて]


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