人狼議事


151 雪に沈む村

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『お嬢様は夢を見ていました。
有る時は遠い過去の夢を、有る時は未来の夢――…それが現実になれば人は”正夢”と呼ぶのでしょう。或いは叶わなかった願いは”逆夢”と呼ばれるのでしょう。
時には、お嬢様では無い誰かの夢も見ました……。

眠りへ誘うと言われている、羊の獣人だからでしょうか――…お嬢様は永い眠りのなかで、夢の中を彷徨い歩いていました。
これもまた、そんな夢のなかの、ひとつ。』


-10年前-

『またこの季節がやってきました。
いつもは穏やかな秋の陽光も暗雲に包まれ。
光は地上まで届かなくなり、雨は雪へと変わります。
煉瓦の道は、薄らと雪化粧に白く染められていました。

その上を、奥様はベビーカーを押して歩いていました。
車輪の跡を雪化粧の上につけて、ガラガラと。
時折、咳き込んで道端に蹲れば、爺は背中を擦って奥様の体調が戻られるまで声を掛け続けました。

……変わりましょうか?
ベビーカーの引手を変わる事を申し出ましたけれども。
奥様は頑として聞き入れませんでした。
大丈夫よ、そう言う奥様の声は凄く小さかったけれど……お元気だった頃のように、ツンとした凛々しい口調でした。』


『そして、教会に来ました。
前回の冬の事を思い出しているのでしょうか。
すっかり薄くなってしまった羊毛を、細かく動かして。
奥様は自らの腕で、教会の豪奢な扉を開けました。』

――……チャールズ。

『きっと、”次回の”冬の挨拶は出来ない事を感じ取っていたのでしょうか。
細く、それでいて少し切迫した様子で彼の名を呼びました。
けれども、あまりにも小さかった声は、反響しやすい此処ですら、それほど響きませんでした。』


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-4年前-

……そう?

[ すんすん、とお嬢様は小生意気そうな少年の傍に近づくと軽く匂いを嗅ぐ。落ち葉と土の匂いがした。
ぱしっと、軽く金髪の少年の髪をはたいて土と一緒に枝葉を落としてやる。
一緒に小さな蜘蛛まで落ちてきたので、『ぎぇっ』とお嬢様は小さく悲鳴をあげた。

そして二人の子供を改めて見やる。自分とそう大して変わらない年齢なのだろう。同じ位の背丈、変声期前の幼い声。]

なんだか仲良さそうねっ。
――……一般市民の子供同士、せいぜい仲良くじゃれ合っていれば良いのよっ。

『そう言うお嬢様の声は、いつにも増して尖っているように聞こえました。
爺は苦笑して、
……そうそう。夕飯の支度がまだでした。いそいそ。
そんな大きな独り言を呟いて、屋敷へと戻っていったのでした。』


ふん……、仕方ないわね。
メーが貴方達のお相手をしてあげるわ。感謝しなさいッ!

『そう言ってお嬢様は、手元の小枝を拾ってぶんぶんと戦闘態勢に入りました。さて、ここからどんなお遊びをしたのでしょうか。
チャンバラで彼等と叩き合いをしたかもしれませんし、鬼ごっこの鬼になれば小さな蹄を駆使して庭を駆けていったでしょうし。

いずれにせよ、男の子だからと言って手加減する事もなく……いえ、むしろ男の子だからこそ、全力でお嬢様は立ち向かっていったでしょう。日が暮れて爺の怒鳴り声が響くまで、子供達の戦いは続いたのでした。**』


-春-

『お嬢様は雪解けの季節を歩いていました。
それは現実の事かもしれませんし。夢かもしれませんし。
夢か現か、定かになるのはもう少し先の話です。』

『お嬢様は時計塔の傍に来ていました。
溶けかけの泥まみれの雪を踏みつぶすと、その高い尖塔の先の緑色の屋根を眩しそうに見上げました。
春の太陽が穏やかに、地上を温めていました。
小さな土筆が、溶けかけの雪の合間を割って顔を覗かせていました。

今日はお嬢様一人でしたが、きちんと爺とお館様にご挨拶をしてから出かけておりました。
お館様は、あのとんでもない脱走劇を後で聞かされて、酷く夢見の悪そうな顔をされました。
けれども、お嬢様に大きなげんこつを一つ作ったあと、黙って抱き締めただけで、特に小言を言う事はありませんでした。お館様としても、少し思うところがあったのかもしれません。』


――…サイラスは来るかしら。

『柔らかな水色の空を眺めながら、お嬢様は一つ呟きました。
今日はきちんとズロースを履いてきておりました。準備万端です。すん、と鼻をひくつかせると、菜の花のツーンとした花粉の匂いがしてムズムズしました。
また少しだけ成長したお嬢様を見て、サイラスはどんな表情をするのでしょうか?なんて期待をしながら。』


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-春-

『お嬢様は、再び雪解けの季節を歩いていました。
それは現実の事かもしれませんし。夢かもしれませんし。
夢か現か、定かになるのはもう少し先の話です。
安らかに眠るお嬢様の口から、僅かに涎が零れておりました。』

――…それで、このお店のキノコのスープはまるでカプチーノのようにふわふわと美味しかったのですわ。
今は……そうね、春ですから茸よりかは…薺や芹の方が美味しいかもしれませんね。

『お嬢様は再びピエールの店に訪れていました。
けれども、今度はお嬢様一人ではありません。
一年前の約束通り、お館様と爺を連れて。
会わなかったこの一年の間に、料理人はまだ一段と腕を磨いたでしょうか。
あの時の、スープの味やドーナツの味を思い出せば、お嬢様のお腹はまた寂しそうな声をあげるのでした。
冬眠から目が覚めたばかりで、お腹ぺこぺこです。
お嬢様の首には、水筒がぶら下げられておりました。
1年間も借りっぱなしでした。
あの淡いピンク色の肌をした料理人の店は、本日は開いているのでしょうか。』


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─10年前─

[神の居ない祭壇の前で軽く目を伏せ、誰も知らない古い言葉で祈りを捧げていたチャールズは、背後から聴こえた物音にふと顔を上げた。
微かに届いた声はよく知った彼女の物に思えて。振り返りながら、名前を呟く。]

……エリサ、?

[空いた扉の隙間に見える、この村では余り見掛けない、質の良い生地のワンピース。
扉を押したであろう華奢な腕はふわふわとした薄い羊毛に包まれている。
どうやら名を呼んだ人物に相違ないようで。少し安堵を滲ませてそちらにゆっくりと歩み寄った。]

いらっしゃい、エリサ。どうしたのです?寒いでしょう、どうぞ中へ入って下さい。


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……良かった、いらっしゃったのね。
爺、……ちょっと。

優雅に笑うと、奥様は爺に軽くそう合図を送りました。
言われるまでもなく、爺は一礼をして教会を出て、その入り口に静かに立ちました。
奥様は、軽く咳き込みつつも、ベビーカーを押して神父の前に立ちました。』

……お久しぶりですね、チャールズ。
冬の祈りに来ましたよ。良いかしら?

[10年前と変わらない笑顔に負けないように、此方も溌剌とした笑顔を向けたかったけれども。痩せこけた頬は、どうにも隠せませんでした。
どんな風に映っているのだろうか。……今の自分は、醜くて。
咳き込むのを誤魔化すかのように、ハンカチを取りだして、口元に当てました。]


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【人】 指揮者 ウォーレン

-回想・工房-

[種火はジリヤに渡されただろうか。珍しくドナルドが改まって切り出す。]

ブーツ?

[手渡された鱗は一枚一枚かなりの大きさの見事なものだった。
火龍の鱗など、早々お目にかかれるものではない。]

かまわんが――随分珍しいな。
…まあ、今晩のうちには作れるだろ。

[そういいながら鱗を検める。これだけあれば、子供達のブーツであれば何なら3足作れるだろう。
ガキどもに、という言葉と、カルヴィンを慮る言葉に、少し目を細める。
もしも男が代金のことを口に出そうとすればそれをさえぎって。]

――大した仕事じゃない、代金は要らんよ。いつもの礼だ。

[そういって、もくもくと近くあった金尺でざっと鱗の切り出し方を考えるのだった。
…ブランフォート家の爺やさんが来たのはその後だったか。]

(9) 2013/11/24(Sun) 21時半頃

【人】 指揮者 ウォーレン

-回想・工房-

[アリスが首をすくめて爺やさんが来たかと問えば、無言でそれには軽くうなづいただろう。
ブーツを作るためにうろこに手際よく線を引きながら、クシャミとアリスのやり取りを眺め。

ジリヤがドナルドが工房を出るなら後でピエールの店に行くことを告げただろう。
遠まわしな誘いの台詞である。

―ブーツは今晩中には仕上がるだろうし、恐らく"子供達"にとってもそのほうが良い筈だ。]

(10) 2013/11/24(Sun) 21時半頃

【人】 指揮者 ウォーレン

[ピエールの店には誰がいただろうか。
他にもいたなら酒を軽く酌み交わしただろう。

ピエールには、急な頼みで悪いが、といいながら銅貨を数枚渡して明日の携行食を頼んだ。
彼のことだ、腕を振るってくれるだろう。
朝、立ち寄ることを告げ、深酒をしないうちに工房に戻った。

工房に戻れば、火龍からの頼みであったブーツを作る。

切り出した鱗をよく熱すると、本来の姿に戻ったかのように鱗は生き生きとしたつやと光沢を放つ。
それにハンマーを振るうと少しずつ形が変わっていくのだ。
その音は鉄を打つよりもどこか柔らかく、しかし澄んだ音色。

一足には手元にあった装飾用のガーネットを左右に取り付ける。
もう一足にはトパーズを取り付ける。
赤い鱗に赤い石と黄色い石はよく似合った。]

(12) 2013/11/24(Sun) 22時頃

【人】 指揮者 ウォーレン

[ガーネットの石は大切な人との再会の約束。トパーズは勇気をもって未来に進むための力。
あまっていた石をつけただけだが、どちらもあの少年達に良く合っていて、少し笑った。

気づけば夜は更け、窓の外に雪はしんしんと降り積もる。
明日出ないと帰りが難儀だろう。

なめし皮のカバンに、ナイフと手布とロープ、金袋に薬草とマグカップを入れる。
数日で帰る事を考えた、簡素な旅支度だ。
工房の奥から、荷運びのための背負子もひっぱりだす。
これに乗らないものはその場でそりを作って引っ張るつもりだった。

準備を終えると窓の外をながめながら茶を飲む。
明日はドロシーに声をかけてから行こうか。]

(13) 2013/11/24(Sun) 22時頃

【人】 指揮者 ウォーレン

-朝-
[扉を開けると、朝日に雪がきらきらと反射する。
とはいえまださして積もってはいない。足元の雪を掻き分けながら、ピエールの店に向かった。

もしそこに少年達がいたなら、ブーツのことを伝えただろう。
それを頼んだ心優しい火龍のことも。

他にも誰かいたなら言葉を交わして、朝食を取った。]**

(15) 2013/11/24(Sun) 22時頃

………ふにゃぁ?………zzzz

[ 何処からか聞き覚えのある単語を聞けば。
むにむに、と耳が動くのでした。]


指揮者 ウォーレンは、メモを貼った。

2013/11/24(Sun) 22時半頃


【人】 指揮者 ウォーレン

-朝・ピエールの店-
[店のドアを開けるとそこにいたのは少年達と。]

――ん?

[見慣れない老人が、一人。
はて、あんな人はいただろうか、と首をかしげはするが、カルヴィンがなにやら話しかけているのを見ておおよその見当がつく。
恐らくは、余り人前に出てこない者だろう。

少なくとも邪悪なものの気配はしないし、もしそうであればカルヴィンなりドナルドなりのほうがもっと反応するはずだ。
そのカルヴィンはこちらに声をかけてきた。]

ああ――あと、弁当を頼んでてな。

[そういいながらピエールの出してくれた朝食を食べる。
この男の料理は絶品だ。道すがら少し冷えた身体が芯から温まるようだった。]

(19) 2013/11/24(Sun) 22時半頃

【人】 指揮者 ウォーレン

――そういやドナルドがお前達にブーツを作ってくれって言ってな。もうできてる。

[まるで今思い出したという風に話したが、内心二人を探さなくてすんだことにほくそ笑んだ。
恐らくカルヴィンに渡しておけば、今日のうちにはトニーの手にも渡るだろう。
どこにあるのかとカルヴィンに問われれば。]

まあ落ち着け、工房にあるから食ったら渡す。

[あくまで自分のペースで朝食をとるのであった。
食べ終われば携行食を受け取って代金を渡し、カルヴィンと連れ立って工房に帰るだろう。]

(20) 2013/11/24(Sun) 22時半頃

ええ、勿論ですよ。……ああ、アリス君ですね、こんにちは。今はおねむですか?ふふ。

[外に控える執事に会釈を交わし、(こういう時、どれだけ勧めても彼は中へ入っては来ないのだ。)彼女を祭壇のほうへと誘導する。ベビーカーの中の存在に気付けば、頬を緩めて覗き込み、小さな柔らかい頬を指先でそっと撫でて挨拶をする。

眠る赤子から離れると、ふとエリサの肩辺りに視線をやる。薄らとそこに纏い付いた氷の結晶。ハンカチで顔を隠して、こほ、と短い咳をする彼女に、一歩近付く。]

……エリサ、雪が。

[細い肩のうえをそっと払う。気付けば、自分よりも背の低い彼女の顔が直ぐ下。体調が思わしくないのだろうか、先日会った時よりも骨が浮いた首筋。幾分顔色も悪い。

意識せずとも心配が表情に透けたかもしれない。
少し近過ぎるかもしれないその距離も忘れて、チャールズは労わるように髪に残る雪も、指で梳くように払ってやった。]


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ふふ……私に似て可愛いでしょう?
もう3歳なのに…まだベビーカー離れしないのよ……。

[ そう言ってツンツンと子供の頬をつつくと、『メー』と子羊の鳴き声が聞こえる。もこもこし過ぎて本当に、ぬいぐるみのようだ。
娘を眺めていると、穏やかな声とともに、指が近づく。
雪が払われて、教会の床の上に、はらり。すぐに溶けて水になっていく。
見上げれば、心配そうな彼の顔が。自分はそんなにも酷い顔をしているのか。
無理矢理にでも笑顔を作る。]

――…ありがとう。
相変わらず、優しいのね。
……ダージリン、下さる?

[そう言って、椅子に断りもなく座る。
ふ、と彼に気付かれないように小さく吐息をついた。
みっともないところは見せたくなかった。]


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…直ぐに用意します。どうぞ、楽にして。

[お決まりの銘柄を口にして、エリサが椅子へ座る。
花が綻ぶようだった笑顔は、今はどこか弱々しかった。
努めてそれに気付かない素振りで、此方も何時もの笑顔。
手際良く茶器の準備を整えていく。蓋を開けられ圧力の変わった紅茶葉の缶が、ぺこん、と小さな音を立てた。]

さあ。御茶が入りましたよ、お嬢さん。

[何時ものカップに、何時もの紅茶。
口にしたその呼び方も、勿体ぶった言い方も、彼女に初めて此処で御茶を振舞った時から何年も続く、二人の習慣だった。**]


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……ありがとう、頂くわ。

[ 骨ばった手で受け取ると、紅茶を啜る。芳醇な香りが喉元を通って、胃へ落ちる。
急に飲み物を口に含んだので、少しむせてしまいそうになるが、ぐっと堪えて飲み込む。
……温かい。…ダージリンも。チャールズも。
ずっと、ずっと、変わらぬまま。]

――……私が村を出た時の事、覚えているかしら?

[乾いた唇で呟く。まだ18歳の頃だ。
『トップレディになってやるわ!そして華々しく帰ってきてみせます。あまりもの美しさに、ビックリしないで下さいね!!』
そう言って、自慢の美貌だけを頼りに上京したのだ。
……思えばあの頃が一番美しかったし、楽しかった。

確かに名誉も裕福な暮らしも手にして、可愛い子供も授かって。……夢は十二分に叶えられた。
けれども、一番欲しかったものは手に入らなかった。自ら逃げてしまったのだ。]

……惨めなものね。

[自虐的に微笑んだ。昔の彼女では決して見せないような、歪んだ笑顔。]


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──…勿論、覚えています。
八年前でしたか。村で一番の器量良し、なんて言われていた君が、突然村を出て行くと言い出すものですから。
…あの後、随分沢山の若い衆が懺悔室に訪れたのですよ。

エリサの問いにくすりと笑って、当時、彼女が出て行ったあとの荒んだ若者たちの様子を思い出す。
予想した以上に彼らの嘆きっぷりは酷く、宥めるのに結構苦労したものだった。暫し懐かしんでは目を細め、自分のカップにも紅茶を注ぐ。

ふいに、惨めだ、と。エリサが零した言葉に、チャールズの顔は僅かに翳る。天真爛漫な少女だった、過去の彼女であれば決してしなかったであろう、陰のある表情。
正面の椅子に腰掛けると、その哀しい笑顔を覗き込むみたいに少し首を傾げて。]

……どうして、そんな風に仰るのです?
生涯の伴侶も、愛しい子供も、君の傍にはちゃんとあるのに。


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ー冬のある日ー

[一段と雪が深くなったある日、その日は珍しくよく晴れていた。外は雪が太陽の光を反射してキラキラとしている。しかしピエールはまだ布団の中だ。

何枚も何枚も重ねた毛布から顔を覗かせて優しい日の光を感じていた。二度寝しそうなまどろみで思い返すのは、今年の冬の始まりの頃のこと。]

ふあ…今日は起きれそう…だな。だがあともうすこし……うん…ゆきかきしねえと。はるはまだとおい、か。

[寝そうな頭を無理に働かせる。]

ローザとチビども元気でなにより。

…つーか…はじめらへんに店に、きてたやつらこなくなった…
バーナバスさんもカルヴィンもりゅうなんだろう…出ていったようすはねえ、もんな…

……さぁておきるか。


[自身は人間と大差ないと思っていてもやはり寒さに勝てないらしい。晴れていれば起きて動けるものの、吹雪く日にはよく寝入ってしまい起きるのが昼過ぎや夕刻になることもあった。

10年前だって冬の間をずっとこの村で過ごしていたわけではなく、あっちこっちで修行していて実質ひと月かふた月ほどしか冬を経験していない。
それにまだ若かった。

祖父の元気さと自身の寒さに対する弱さから、種族の混血についてふと省みていた。]

(種族が混じるとこうも弱くなんのかね…いや、個体差があるのか。
つっても親父は若くして死んじまったから適応出来なかったてことだよな…。)


ふふ。そうだったかしら?

[とぼけた口調だけれども。その薄い唇は嘘を付く事はなく。口角の片端を上げて。過去の栄光を懐かしむ。

『……どうして?』

村を出た時と同じように尋ねられる声と問い。
瑠璃色の瞳でちらりと、隣の男を見やる。ロマンスグレーの髪、全てを許してくれそうな瞳。
変わらぬ容姿に思わず、前回の冬の思い出を重ねてしまう。
初めて、彼の手を握ったあの冬。]

――……私は、貴方を…、

[………。
一度言いかけた言葉は、ダージリンと一緒に喉の奥へと流し込んだ。
遅過ぎたのだ。]

………。
貴方は、何故この道を?
……何故、人でありながら悠久の時を歩む事を選んだの?


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【人】 指揮者 ウォーレン

-朝・ピエールの店-
[急かすカルヴィンを横目に悠々と朝食を取る。
隣にいた老人も舌鼓を打っていただろうか。
食べ終わると老人には敬意を込めて会釈をし、ピエールから携行食を受け取った。]

――食った食った。さて、行くか。

[そう行って店を出れば、カルヴィンもついてきただろう。
しばし雪の中を歩きながら、何か言葉を交わしただろうか。

工房に着けば、そこにはすでにソフィアがいた。]

ああ、そういや茶をもってきてくれたのか。

[旅支度に気を取られていてすっかり忘れていた。
しかし旅立つ前でよかった。]

(32) 2013/11/25(Mon) 20時半頃

……、………。

[わたしは、あなたを。
向かいの席に座った、うつくしいひとの唇から滑り落ちた言葉に、チャールズは何も言わずに静かに目を伏せる。
落とした視線はカップの揺らめく湯気を、ただ眺めて。]

……時間と言うものは、優しく、そして残酷なものですね。
早くと望めば早く過ぎてはくれない、待てと望めば……すこしも、待ってはくれない。

[彼女の言葉の、その続きを知っているから。知っているのに、応える事の出来ない我が身の業の深さを分かっているから。
分かっていて尚、その静かな水面の様な心の奥底に、断ち切れない思慕があるのを自覚しているから。

『どうして』。あの時もそうだ。八年前。村を出て行く彼女を、引き留める事などできる訳が無かった。
どうして、と、そう言ったのはきっと理由を尋ねたかったからではない。
けれどその真意など、年若く、輝かしい時間を生きていく彼女に悟られてはいけないものだった。]


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【人】 指揮者 ウォーレン

[さくさくと雪を踏み鳴らし歩く。
工房まであと少しというところで、カルヴィンの小さなうめき声が聞こえた。
振り向くと、カルヴィンは手をポケットに突っ込んで。]

――手袋な。かまわんよ。

[そう言って工房への足を速める。
ちらりと見えた鱗には、あえて触れずに。

ドナルドが、己の――火龍の鱗のブーツを渡したがった理由が、何となく分かった。]

(42) 2013/11/25(Mon) 22時半頃

【人】 指揮者 ウォーレン

[工房ではソフィアとカルヴィンと何を話しただろう。
カルヴィンも炉の火が煌々と燃える、暖かな工房では多少元気を取り戻したかもしれない。

ソフィアから茶葉を受け取る。
今度は正しく、一冬分――より少し多いのは、おまけだっただろうか。

ほかに誰か尋ねてきたならば、その者とも世間話をしながら、旅支度をする。
とはいえ、昨日のうちにカバンに必要なものはつめていたし、たいしたことではない。
ブーツを履いて、外套を羽織る。

用意ができたなら、教会に立ち寄り、ドロシーに挨拶してから村を発つだろう。]

(43) 2013/11/25(Mon) 22時半頃

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