人狼議事


191 忘却の箱

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─中庭─

[花から、花へ。
その甘い蜜に、音色に、誘われるように。

碧い蝶が薄桃の上に止まり、
花だけに聞こえる声で囁く。


──おやすみ、ヤニク。
  ゆっくりとおやすみ。次の目覚めまで……]*


【人】 対面販売 クリスマス

―昼前―

[胸に僅かに残る約束。
その約束の為、彼女は中庭へと向かった。
一緒に、日向ぼっこをしようね、と。
約束したのは、誰だっただろうか。]

 …分からないわ。

[彼女はそっと一人ごちる。
けれど、その誰かが、待っていたらいけないから。
しかししばらく待っても誰もやって来ないものだから、早々に飽きてしまった。
…否。虚しく、なってしまった。]

 …約束…

[それは、何と虚しいモノだろう。
それは、病気に関わらず、虚しいモノなのかもしれないけれど。
諦めて、中庭を去ってしまった後。
そこで何があったか、彼女が知ることは無い。]

(0) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[

  ひらり


       はらり


               花びらが舞う



                             ]

(1) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[色とりどりの、花びらを道に残し、彼女は廊下を進む。
先生に、会わなくちゃ。
診察室へ、向かう。

はたして先生は、診察室にいたことだろうか。
どこにいたにせよ、最終的に彼を見つければ、彼女はふんわりと、笑った。]

 こんにちは、せんせ。
 お話したい事が、あるの。

[先生は、どんな顔をしたことだろうか。
それでも話は、きっと聞いてくれるだろう。]

(2) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

 先生、あのね。

[彼女は、はにかむような表情を見せる。]

 もうちょっとで、私、大事な記憶、全部なくしちゃうと思うの。
 だからね。

[一瞬だけ、言葉を紡ぐことを、躊躇い。]

 全部、無くしちゃったら…
 私、お薬やめたいの。

[先生は、どんな顔をしたことだろうか。
彼女が大切と称する記憶は、彼女の記憶のごく一部。
それを無くしても、まだ残る記憶は少なくないだろう。
まだ、治療を続ければ、病状の進行を遅らせることができる。
それを、やめるということは。
広義の意味での、自殺と同じだ。]

(4) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[止められただろうか。
怒られただろうか。
あるいは…

しかしどんな反応も、彼女の気持ちを変えることはできない。]

 それ、を無くしちゃったら私、もう私じゃないと思うの。
 そうなってまで、生きようとはどうしても。
 …どうしても、思えないの…

[彼女の微笑は、崩れることがない。]

(5) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[それからしばらく話をしただろうか。
ついでとばかりに、最近花になった人たちの名前を聞いて。]

 …そ、か。

[ぽつり、と呟く。
自分がどれだけ酷いことを言っているか、その自覚はあった。
それでも、譲れない想い。]

 …ごめんなさい、せんせ…

[小さく呟いて、その場を後にする。]

(6) 2014/09/11(Thu) 00時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

―回想―

[それは、いつのことだったろうか。
『君なら、きっといい花嫁になるだろうね。』
そう言った>>4:93青年の言葉に、一瞬目を丸くする。]

 良い、花嫁?

[それは、一体どういう意味だろう。
それを、考える前に、眦から一粒の雫が、頬を伝って落ちた。]

 あ…ごめんね!

[慌てて隠そうとするも、彼はしっかりと見ていたのだろう。
謝られてしまえばますますいたたまれなくて。]

(8) 2014/09/11(Thu) 01時頃

【人】 対面販売 クリスマス

 …ううん。いいの。
 ありがとう。

[切望しながら叶わなかったその夢を。
きっと似合うと言ってくれた、その人の言葉に感謝をしたのは確かで。
けれど、それ以上に胸を締め付けるような心持に、きっと綺麗に微笑むことができていないんだろうな、と、頭のどこか片隅で、妙に冷静に思ったのを覚えている――…]

(9) 2014/09/11(Thu) 01時頃

【人】 対面販売 クリスマス

―中庭―

[ざぁ、と風の流れる中庭で。
その純白のドレスを見つけた。
色とりどりの、花に埋もれるようにして。
傍らには、見覚えのある、楽器が1つ。

呼び起こされた記憶と共に、その場にそっと、立ち尽くす。]

 …あのね。私。
 もうすぐ、ウエディングドレス、着る予定だったのよ。
 真っ白なレースの、素敵なドレス。
 …着たかった、なぁ。

[彼女の口元に、微笑が浮かぶ。]

(10) 2014/09/11(Thu) 01時頃

【人】 対面販売 クリスマス

[花に向かい、何かをそっと囁いた、その後だった。
ごきげんよう、かけられた声>>12に、振り返る。]

 あら、こんにちは!
 ジリヤちゃん。珍しいのね。

[中庭で見かけることはほとんどない少女。覚えていないだけだろうか。
しかし記憶をひも解けば、メモに記された文字が蘇る。]

 …うん。珍しいわね。

[確かめるように呟いた。
中庭にいることだけでなく、自分に話しかけてくることが。
少女が自分を苦手としている、あるいは嫌っていることは、記録にあった。
その少女が自分に話しかけてくるということは。]

 何か、お探し?

[彼女は淡い笑みと共に、少女に問いかける。]

(14) 2014/09/11(Thu) 01時頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 01時頃


[全身から、血液が抜けるのを感じる。
体温が無くなるのを感じる。
感情が失われるのを感じる。
感覚が薄れて行くのを最後に、
僕の、ズリエルの身体はほどけて、

僕に、なった。

此処に居る。
呼吸をしている。
葛藤も忘れて。
ただの、花になって。
此処に、在るだけ。

確かに、この場所に、
シンプルな『僕』が存在する。
記憶を失う前の、ヒトデナシのズリエルでもなく、
花が咲いて新たに構築された半端で幼いズリエルでも無い。
ただの、僕が。ただのズリエルが居るだけなんだ。
その事実がどれほど安堵できる事か。]


[だから、苦しくないんだ。
だから、苦しむ必要は無いんです。
消え去って、世の中から無くなった訳じゃない。
僕は此処に在るんですから。

それだけで、充分。

花は揺れるだけ。
喋りもしない、物も見ない。
古い記憶は空に舞い散った。
残った記憶も、いずれは散る

砂色の花が、咲いている。]**


─自室─

[朝露が一滴 花弁を濡らす。
ふわりと漂う花の匂い。
紡がれる旋律は何処か懐かしく。

ひとつ ふたつ
落ちていく律呂と引き換えに、花の匂いは増していく。

甘やかなそれでいて物憂げな芳香。

地に根を下ろしては、蕾を膨らませる風船は今にも空を飛びそうな色。

天に一番高い場所で開花する気配を感じながら一輪は、舞い散る音に雫を伝わせた。]*


メモを貼った。


【人】 対面販売 クリスマス

[紫のスイートピーの…ブーケを…
答える少女>>16の言葉に、少し首を傾げて。]

 …ううん、ごめんなさい。
 見てないわ。

[申し訳なさそうに、答える。
そもそも、探そうとも思っていなかった。
先生に、花になった彼のことも、聞いていたにもかかわらず。]

でも…あちらには、無かったようよ?

[自分の着た方を示して付け加えるが、それは情報になるのだろうか。]

(24) 2014/09/11(Thu) 10時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[花嫁衣裳に興味を示した様子の少女の視線を追って。
花に埋もれたままのそれを共に眺める。]

 …誰が、誰の為に、捧げたのかしらね。

[何となく、部分的にしろ想像はできるけれど。
そんなことを、ぽつりとつぶやいて。
少女の表情が険しいことに気づけば、そっと尋ねる。]

 …こういうのは、嫌い?

[問いに対する答えは得られただろうか。
亡き人を悼む、静かな時間が流れる。

やがて、いくばくかの会話の後に、彼女はその場を後にした。
少女がそこに残ったか、あるいは先に出て行ったか、それは定かではない。]

(25) 2014/09/11(Thu) 10時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[どこへ向かおうとしていたのだろう。
どこかぼんやりとした思考では、それすらすぐに忘れてしまう。
はらはらと、彼女の後を追うように舞い散る花弁は、静かに廊下に道を作る。

きっと、日向ぼっこの約束をした人は、もういない。
何故だか、そう思った。
それは、中庭で花になった人が、多くいたからかもしれない。
その中に、いた可能性が高いような、漠然とした。

他にも何か、約束していたかしら。
分からない。

気付けば、自室に帰ってきていた。]

(26) 2014/09/11(Thu) 10時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

[花びらに埋もれたベッドに腰掛けて、手慰みにノートを手に取る。
ぱらぱらとめくれば溢れ出す、“記録”。
赤い花で印のつけられた、大切な、記録。
残るページは2ページ。
最初と最後の、“記憶”。]

 …放課後の、教室。差し込む夕日。
 白い消し後の残る黒板。光を放たない蛍光灯。
 あの人と、二人きり。他には、誰もいない。
 呼び出したのは、私。応えてしまったのは、あの人。
 『綺麗な髪だね。』
 触れた指先が、愛しくて、愛しくて。
 卒業、間近だった。

(27) 2014/09/11(Thu) 11時頃

【人】 対面販売 クリスマス

[ぱらぱらとページを繰り、開かれる最後のページ。
記された言葉は…]

 勿忘草病が、ばれてしまった。
 別れてください。と頭を下げた。
 泣きそうな顔をしながら、あの人は。
 分かった、その代り、生きてくれ。
 そう言いながら、私の髪を撫でてくれた。
 ありがとう。
 さようなら。

(28) 2014/09/11(Thu) 11時頃

【人】 対面販売 クリスマス

[きっと、この二つの記憶が消えた時、あの人は自分の中からいなくなるんだろう。
彼女はそう、漠然と思っていた。

そして、あの人がいなくなった自分は、臨むと臨まざるとにかかわらず、そう長くはないとも。
ならば終わりは自分で決めたいと、思う。

そう、決意を決めた時。
彼女の頭の両脇から、まだ固く閉じられた花の芽が1つずつ、静かに顔を出したのだった。**]

(29) 2014/09/11(Thu) 11時頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 11時頃


対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 11時頃


―ベッドに咲く花―

[自室のベッドに横たえられた、
少女の形をまだ少し残した花の群れ。
それは、今もまた、芽吹き、芽吹き、裂いて、咲いている。

こころ。
きおく。
記憶が留めた心。
心が留めた記憶。

たましい。
少女を少女たらしめるもの。

その中に『思い出』を抱いて。まだ"少女"は眠る。**]


【人】 対面販売 クリスマス

ー回想ー

[あなたは好きなのか、と問われれば。>>31
少し、悩んでしまう。]

うーん。
憧れは、あったかな。
でも、好きかって、言われると。

[何か、違う気がして。
そもそも憧れも、ドレスそのものに対する物では無い。
そこに連想される、幸せだとか、そんなものに対するそれで。]

約束…約束、かぁ。

[守りたくても、守れないことも、あるよね、と。
小さく呟いた言葉は、少女にどう聞こえたことか。**]

(34) 2014/09/11(Thu) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 対面販売 クリスマス

[穏やかに、ゆっくりと、時が流れる。
それは、いつも通りの日常で、いつもよりほんの少し、静かな日で。
部屋を後にした彼女は、廊下をゆっくりと歩く。
中庭の見える廊下。
色とりどりの、花があふれるその場所。]

 …私も、あそこが良いかなぁ。

[ふと、一人ごちた時だったろうか。
ぺたり、ぺたりという、不規則な足音を耳にして、そちらへと視線を向ける。
見やった廊下の先、見知った姿があった。]

 シーシャさん。

[どこか、覇気のないその様子に、彼もまた、何かを失ったのだろうか、と。
漠然と。*]

(42) 2014/09/11(Thu) 23時半頃

対面販売 クリスマスは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 23時半頃


【人】 対面販売 クリスマス

[振り返る、彼の姿>>45
一拍おいて、挨拶を返してくる。
一拍は、何だろう。]

 んーん。
 用ってほどの物は、ないんだけどね。

[そう言って、彼の顔を、じっくりと眺めた。
ここに来て、すぐの頃。
着ていた服に、でかでかと名前を書かれたことがあったかもしれない。
最初こそ、その強引さはショックだったけれど、それも接するうちに苦では無くなっていて。
あぁ、どれほどの救いを、彼から自分は貰っていたのだろう。]

 シーシャさん。あのね。

[だから、最初、別れを告げておくつもりだった。
今までのお礼と、近い将来の為の、別れを。
しかし、実際に口から出てきたのは。]

(46) 2014/09/12(Fri) 00時頃

【人】 対面販売 クリスマス

 …ねぇ、お外、行かない?

[きらりと瞳を瞬かせ、まるで悪戯の、誘い文句。

中庭なんかじゃない。
外へ、行ってみよう。
本当は外出には手続きやら付き添いやら、色々面倒があるけれど、そんなのを、ぶっちぎって。
行ってみよう、と、誘いをかける。*]

(47) 2014/09/12(Fri) 00時頃

―中庭―

[薄桃色から離れて蝶は舞う。
ひらり、ひらり。陽光を受けて。

感謝の心を表すように。ひらり、ひらり。]


[いつかの戯言を、覚えていてくれたことに。
冗句に交えた小さな望みを、叶えてくれたことに。
彼が僅かな残り時間を使って、それを為してくれたことに。


――風に、レースが、一輪の紫が揺れる。


            “       ”―――……。]


[―――ありがとう。
         ――ありがとう。


 …お礼に一つ。
     叶わなかった想いが報われますよう。


    運びましょう、貴方の想いを。
         伝えましょう、その優しさを。]


―とある部屋―

[花の香に誘われ、ゆらり。ゆらり。
中庭の薄桃を離れた蝶は、白い風に乗って。

かつて親指だったはずの鴇色に。
右手の内と思しき紅鳶色に。
毟られた左胸の傷をそっと労わって、

――最後は、儚く揺れる蒼穹色に。]


[碧き蝶は勿忘草に囁めく。

朱色に散った、心優しい男の最期を。
彼がここへ運ぼうとしていた品のことを
届けたかった想い、その願いの欠片を。]


[白き風に乗って、中庭の花弁が舞い込むことはあるだろうか。

――嗚呼、蝶には望むべくもない。
囁き伝えることはできようとも、彼を運ぶことなど。

けれど。願うくらいはできよう。
花となった彼らが、共に調べを奏でられますよう。]


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