234 麻雀邪気村-3rd season-
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なるほど――その一節は、確か。 禁書とされた至牌文書《サプリム・バイブル》――でしたか。
[シルクの呟きと、発する気に。そう、口元を歪めて]
面白い――本当に、面白い。
[この卓の面子は、次々と、予測と計算を超えてくる]
――ですが、それでも。
[万象は、計れる――どこまでいっても、それが、女の打ち筋《在り方》である]
(1) 2015/08/07(Fri) 00時半頃
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― 南1局 ―
――諸説あるようですけどね。
[勇者の三味線に、まず応じたのは。データを重視する、その女。 明白な女神の寵を受けながらも、決して、その裾には縋らぬ女流雀士]
もっとも支持されている説は、確か。 雀界(ジャン界)の勇者(ブレイブ)、オスカー。ゆえに――ジャン・ブレイブ・オスカー。
ただし――これでは何も、説明にはなりません。 なにゆえに勇者と呼ぶのか、判らない。これだけでは片手落ちですね。
[そう応じながら、手を進めるために計算し尽くした、牌を切る**]
(14) 2015/08/07(Fri) 01時半頃
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[人外魔境の跋扈する修羅の卓となった、南場。 積み重ねた統計も粋を凝らした方程式も通じない、なんでもありの未知の宇宙《コスモ》。 数学の世界において、公式が変わることはありえない――だが、この卓では、ルールさえも変わる。
いや、事実、彼女の顔は蒼白を通り越して土気色だった。 あまりにも強い雀氣《オーラ》の応酬に、タバサのようにアテられかけていたのだ。 宇宙《コスモ》に放り出され、息つく余裕もなく。 天国の門前、昏倒の一歩手前でゆらゆら歪んでみえる卓についていた]
――計算では……もはや、勝てませんね。
[ぽつりと呟かれたそれは、あるいは敗北宣言にもとれる一言。 いや、もはや、ただの麻雀ではない。彼女の知る方程式は通用しない。 二次元の世界に住まう人間が、立体を認識できないように。 彼女の次元では理解できない要素が飛び交う世界の闘牌を、計算できるはずがない]
(88) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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[――勇者聖天大車輪《ギャラクシィ・ブレイブ》>>58。世界を轢きつくす聖なる車輪。
魔術師と隠者の逢瀬、イースター・エッグ。いずれ劣らぬ魔技。 その度に気を失いかけてきた彼女にとっては、車輪の標的が己でないといえ、余波でさえ耐え切れなかった]
かっ……、
[何かの詰まるような、絶息の音。 ぐらりと揺れて、倒れかけ――いや、このとき確実に一度、幸運の科学リッキィは斃れたのだ。
だが――呪いのように纏わりつく女神の恩恵《パーフェクト・V・ラック》が、それを赦さなかった。
心肺停止の患者が電流の衝撃で蘇生するかのように。 車輪と真正面からぶつかり合った龍牙、その命さえ賭す禁断の技が放つ氣の圧が、彼女を黄泉還らせた]
(89) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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――っ……、私は、
[――ふるふる、首を振る。いまは、いったい、南場の南局目だ? 朦朧として打ち続け、巨大な車輪に轢かれた――記憶が、ひどくあやふやだ。 とても気持ちよくて、多幸感に包まれ、おばあちゃんが川向こうの花畑で手を振っていた。 ああ、おばあちゃんが作ってくれる、たけのこの炊き込みご飯とフキの煮物、また食べたかったんだけれど――]
(90) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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……ぁ?
[その瞳に映る世界は――もはや、一変していた。 雀氣《オーラ》が視える。運気《オーラ》が視える。
雀鬼たちが視ている世界が、彼女の瞳にも、視えた]
(91) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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視える――……私にも、氣《オーラ》が視える!!
[――死からの復活によって、聖者となった宗教者がいるように。
死からの再生は、新たなる力を彼女に与えた。 雀界の一階梯を上がって――数字に表れない何かを理解した彼女の計算は、もはや]
いえ、違う、これは――、
[ラプラスの魔――ニュートン力学下における、究極概念。 すべての原子の位置と運動量を認識し、それを解析する能力のある知性が存在するならば、すべてを確実に予測できる。 即ち、その目には、未来のすべてが過去同様に視えるであろう――と、いうものだ。
運否天賦も、雀鬼たちの能力の冴えも、計算に含められるとすれば――、それは最早、そう]
(92) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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――未来が、視える。
[その悪魔の瞳《イービル・アイ》が見通す光景には――、いま一度の波乱が、映っていた]
(93) 2015/08/08(Sat) 00時半頃
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―南2局―
[南1局、聖なる車輪と龍牙のぶつかり合い。 その次局――あまりにも明晰に、すべてが、視えた。 幻覚を視ているのか、どうか。自信がなかったので、確認することにした]
……、始めましょう。
[彼女は、"配牌を伏せたまま"で手を進めた。 一度として手牌もツモった牌も確認せぬまま――、そうして、呟いた]
私の計算では――いえ、私に視えたのは。ここで、ツモですが。
[倒すではなく、起こされた牌たちは――まさしく、アガりのかたちを結んでいた]
ああ――本当に、ツモですね。 ……メンタンのみです。安手で、失礼しました。
[得た点棒は寡少。それでも――改めて彼らと渡り合う自信は、何物にも変えられない《プライスレス》]
(97) 2015/08/08(Sat) 01時頃
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―南3局―
(これも――視えたとおりの結末、ですか)
[勇者から冥王に移動する点棒を認めて、新たな己の能力を吟味する。 それはまさしく、ラプラスの悪魔を支配し――備えた雀眼《ジャンガン》>>103]
(――次が、私にとっての正念場ですね)
[次局、南4――彼女の、親番。勝負所である**]
(107) 2015/08/08(Sat) 01時半頃
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……女帝《エカテリーナ》、ですか。
[隠者の呟き(>>109)に、薄い笑いを浮かべる]
――雀界の王を追い落としたなら、そう名乗るのも一興ですね。
[雀界の王、それは誰を指すのか。 冥王、龍王、あるいは雀界の頂点となるべき勇者か。 はたまた雀使か隠者か――いや、違う。誰を、ではない。
この卓につくすべてを斃してこそ――真なる帝権を得られるのだ]
(116) 2015/08/08(Sat) 20時半頃
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次局の結末《ミライ》はすべて――私には、視えています。
いきますよ、雀界の英雄に王侯――点棒の貯蔵は、充分ですか。
[そう啖呵を切って、親番――南4局の開始を宣言しようとした、その瞬間(>>114)]
(117) 2015/08/08(Sat) 20時半頃
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――っ、南3.5局……!? そんな、私の計算では……こんなこと!?
[彼女が視ていた未来が、掻き消える。 計算要素が根底から覆され、雀眼《ジャンガン》の未来視は再計算が成るまで効力を失う。
だが、彼女もまた、雀界の一階梯を昇り、同じ土俵に立った雀士。 もはや、一般的なルールなど瑣末なこと――問題は、ただひとつ。誰が頂点か、ただそれだけ]
……いえ、いいでしょう。 私が、龍王の力を、見誤っていただけのこと。 なにも言うべきことはありません――語るべきは、闘牌で。
[東場、十字立直に対したときとは別人のように、そう応じ]
(118) 2015/08/08(Sat) 20時半頃
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―南3.5局―
……流石は龍王、なんという気迫と熱。 どこまで熱量を増すのですか――計算の修正が追いつきませんね。
[卓上に渦を巻く熱風に感嘆の吐息を洩らしながら]
あるいは、伝え聞く、暴龍の王氣《ドラゴニック・オーラ》とは、これですか。
[知らず、額に浮いていた汗を、袖で拭って]
ですが……、ふふ。 ファンタジーの世界において、龍の武器といえば、ええ。 人を薙ぎ払う強靭な尻尾でも、軽々と鎧を引き裂く爪でも、何もかも噛み砕く牙でもない。
龍とは――古来から、焔《ブレス》を吐くもの。それが、お約束。
まだ……龍王は、それを吐いていない……油断は、出来ませんね。
(119) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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[何が起こりえるか――刻々と増す、龍王の圧に計算を修正しながら、女帝は未来を読む。
だが、その像は安定しない。 入力される情報、取り分け、増し続ける龍王の氣が、それを掻き乱す。
だが、その一瞬、視えた映像のなかに――]
……、えっ。
[龍が伏せる、その光景>>115]
――……まさか、これは……龍殺しの一打《ドラゴン・スレイヤー》?
[それを放った雀士の姿を捉える前に、その未来は、歪んで消えた。
刻々と変わる計算のあいだに分岐する可能性世界のひとつ、なのかもしれない。確実な未来では、もちろんない。ラプラスの悪魔とは、そうだ。 だが、今の映像は、いかにも生々しい――つい、現実の龍王へと視線をやった*]
(121) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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[そう――女帝の雀眼。それは本来、偽・雀眼《フェイク》と呼ばれるべきものだ。
至牌文書《サプリム・バイブル》にも語られる、真なる雀眼は、確率や計算など必要としない。
ただ、あるがまま、闘牌の行く末を見据える雀神の眼。
女帝のそれは、それを模しているだけ。だから、計算外の要素が加われば、変わり得る――]
(124) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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……ともかく。
[いまは、この南3.5局の未来を読むのに集中しろ――]
……、
[ツモった牌を手牌に加え、不要牌を切りながら、考える。
やはり――このままでは、勝てない。 数学者でもある彼女は、知っている。 ラプラスの悪魔は、量子力学によって、既に否定されている。 ほんの僅か、原子ひとつ分のパラメータが狂うだけで、未来の像は変わってしまう。 だが、不確定性原理の存在が、場にあるすべてのパラメータの確定を許さない。 ならば、なんでも有り得るこの卓において、視る未来は常に誤差交じり。それだけでは、勝てるはずもない。
もっと――、もっと、先の段階へ行かなければ、勝てるわけがない]
(125) 2015/08/08(Sat) 21時頃
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……礼を言うのは、こちらです。
冥王の車輪――あのとき、私は、確かに斃れた。
――ですが、それを受け止めた、あなたの牙。 あの雀氣で、私は黄泉還った……いえ、新たな私となった。
[まるで、あのとき散った、龍の命を吸ったかのように]
(133) 2015/08/08(Sat) 21時半頃
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――二自摸《ダブル・ドロー》……、私には真似できませんが、しかし。
[次はお前の番だと、声をかけられて]
……ならば、私は……、
[こう、だ]
(134) 2015/08/08(Sat) 21時半頃
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――箱の中の猫の生死は、箱を開けるまで判らない。
[たとえ、この瞬間――山牌がどんな状況であろうとも。 誰かが何かを積み込んでいようとも、いま現在、どの牌がどこにあろうとも]
シュレーディンガーの猫は、生きているか死んでいるか、箱を開けるまで重なり合っている。 ならば――可能性のすべてが重なりあうツモ牌の状態は――引いた私が観測した瞬間に決定される!!
[引いた牌は――引く以前は別の状態であったかもしれないが。 女帝が引き、手にして目にした段階では、まさしく有効牌!!]
カン――!!
[ドラが4枚、彼女の場に示された]
(135) 2015/08/08(Sat) 21時半頃
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……ひとつだけ、付け足させてください、龍王。 概ね同意しますが、それは、男だけの特権ではないのですよ――。
[数学の次元を超え、因果律、運命線にまで計算の手を伸ばし、書き換える。
それだけの負担に、フレデリカ・フェリスという人間の器が耐えられるかどうか。 こめかみには血管が浮き、眼球の血管は破裂し白目が赤く染まり、気を抜けば鼻血さえ雫を落とすだろう]
女にだって……そういう場は、あるのですよ。
[それが、今だ……!!]
(140) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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……っ、これは!!
[周囲の――観客の願いが、力となって龍王に注ぎ込む!!(>>@27,>>@30)]
それが、それがあなたの力か、龍王!! その打牌で他者を魅せる――惹きつけた相手から、力を得る……ッ!!
そう、そうだ――龍とは、力の象徴ッ!!
[く、はははははっと、笑いをあげる]
なるほど、確かに……! それは、私には出来ない! 及ばないッ!! 私の麻雀では、あなたほどには、魅せられない!!
[統計と数学――そんな理論尽くめの麻雀より、暴れ龍の打ち手のがウケるのは当然だ]
(147) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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ですがッ……!!!!!
[龍血が赤く染めた場(>>144)から、引いたのは――]
――……ッ、ぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[牌を掴んだ指先が震える。こめかみに浮き出た血管が震える。
鼻血がぱたたっと溢れ、喉奥に鉄錆の味が広がる。
龍の氣とのぶつかり合い。ツモ牌をこの目で観測するまでは、確定しない]
……かっ、はは。はは。
[た、たたたっ、と。口元から血を垂らして、笑む]
――カン!!
[またも、有効牌――あるいは、歌がはじまる前(>>149)であったからか。紙一重で、引いて、のけた]
(152) 2015/08/08(Sat) 22時頃
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『――龍王、聞こえますか。 いま、あなたの心に直接、語りかけています』
[それは、幻影の世界]
『あなたは――《牙》(>>85)を放って、勇者の車輪を止めました』
『車輪を押しとどめたとき、あなたから削がれた命(>>89)が――、私を再生した』
『その礼を――これで、返します』
[かれの手が進むであろう牌を――カンのあと、あえて、切った]
(156) 2015/08/08(Sat) 22時半頃
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往きなさい、龍よ――真の龍にと、成りなさい。
――そうなったあなたを破ってこそ、意味がある……!!
(157) 2015/08/08(Sat) 22時半頃
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黙りなさい――、 なんなら、あなたとも"やれます"が――いまは、黙っていなさい。
[実況>>@35に、そう応じて]
(175) 2015/08/08(Sat) 23時頃
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