42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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あぁぁあぁ!
[風に煽られたチケットは、空に舞い上がり、忽ち見えなくなってしまった]
ぁぁぁ……。
[がっくりとへたり込む]
(82) 2011/01/14(Fri) 02時半頃
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[ガックリ項垂れたまま]
あの様子では、今から戻ってももう売り切れとるだろうなぁ……。 はぁ……あの美しい女形、是非生で見てみたかった……。
(86) 2011/01/14(Fri) 02時半頃
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は!?
[>>87に、驚き、なんか変な声をあげて首を擡げ]
えぇえぇぇ……佐村鏡花といえば、たしか女形の……! 貴男が!
[年甲斐もなく、うわーうわーと鏡花を見つめ]
いや確かに、言われてみれば……。 ……っと、これはとんだ失礼を!
[慌てて数歩退いた]
(89) 2011/01/14(Fri) 02時半頃
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>>91 えぇ私で宜しければ!
[言った後に、はたと芙蓉を見て]
あ……。
(92) 2011/01/14(Fri) 03時頃
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>>94 [そういえば芙蓉はラルフのところに用があると、さっきも言っていたじゃないか。 色々と情けなくて、また項垂れたが、10秒ほどでまた首を擡げ]
なら、火の始末を終えたら、ホテルまでお送りしましょう。
[>>96に、首を左右に振り]
いやいやとんでもない! すみませんね、役者を生で見る機会など滅多にないもので、つい取り乱してしまって……。 いやはやお恥ずかしい。
(99) 2011/01/14(Fri) 03時頃
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[その後、火の始末をしながら芙蓉を見送り─ついでに土産の芋も持たせ─鏡花をホテルまで送ってゆく]
それ、持ちますよ。
[パンの袋が重そうならば、ひとつ引き受けようか]
[道中、平静を装ってはいるが、その実かなりわくわくしている。 剣を生業としている割に、かなり俗っぽい**]
(101) 2011/01/14(Fri) 03時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 03時頃
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―昨夜・道場→ホテル―
[道中、なるべく余計な事はすまいと思いながらも、やはりついつい、あれこれ話しかけてしまう。 それに応じてくれる鏡花に感謝しつつ、気付けばもうホテルの前に着いていた]
それでは、私はここで……。 ……え、良いのですか? 有難う御座います! えぇ、必ず観に行きますよ!
[お礼にチケットを渡されれば、感激のあまり少々声が大きくなった。 もしかしたらロビーにいた客らに驚かれてしまったかもしれない]
……2枚?
[枚数を確認したところで、少々困ったように眉根を寄せるが、またすぐに表情を戻し、改めて礼を言い]
あぁ、そういえばすっかり遅くなりましたが。 私は時雨慶三郎と申します。 先程の道場で、剣術の師範をしております。
(106) 2011/01/14(Fri) 12時頃
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[帰路はかなりの上機嫌で、月を見上げて無意識のうちに鼻歌など唄っていたかもしれない]
役者というものは、もっと気取ったものと思っていたが。 これは、認識を改めなくてはいかんなぁ。
[いやそれとも鏡花が気さくなだけなのだろうか……などと色々考えながら、自宅に付くと、これまた機嫌良く日課の晩酌。 普段は1本だが、今日は2本]
[翌朝、道場へ顔を出せば、門下生達からも「機嫌がいいですね」などと言われるだろうか]
(107) 2011/01/14(Fri) 12時頃
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―昨夜・ホテル― >>108 いやぁ、うーん……。
[困った事に、こちらに来てからはずっと独り身。 誘いたい人……と言われても、さて誰に声をかけたものか。 しかし厚意を無碍にするのも無粋と、有難く受け取ったはいいが……]
(109) 2011/01/14(Fri) 12時半頃
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─当日昼下がり、芝居小屋の前─
[小屋の前は、既に多くの客でごった返していた。 開演までにはまだ結構な時間があるのに……と思ったが、そこは自身も同類だ]
しかし……どうしたものか。
[結局、ひとりで来てしまった。 手の中にある2枚にチケットを見て、困惑]
[とりあえず、開演ギリギリまで待ってみて、誰か知り合いが通るようなら誘ってみようか]
(110) 2011/01/14(Fri) 12時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 13時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 14時頃
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[開演30分前。 こういう時に限って、見知った顔が通らない。 しかし、そろそろ席につかなくてはと、溜息をついて辺りを見回す]
……ん? あぁ、ケイトか。
[どこか安堵したような表情を浮かべ、歩み寄る]
いやこれから佐村屋の公演が始まるんだがね。 実はチケットが1枚余ってしまって……。
……ケイトはこの後、何か用事があったかな?
(118) 2011/01/14(Fri) 14時頃
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>>120 なら良かった。
いや実は、この一座の女形を務める鏡花殿から、昨夜チケットを頂くという幸運に恵まれたのだが……。
[嬉しそうに、しかし少し困ったように取り出したチケットの枚数は2枚]
貧乏性と思われるかもしれんが、2枚あるのに1枚しか使わないというのは、どうにも申し訳なくて。
[訊ねるさまに、頷いて]
尤も、こんなジジイとで構わぬなら……だがな。
(121) 2011/01/14(Fri) 14時半頃
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>>124 [こちらからも笑みを返し]
ならば良かった。
いやあの程度で「知り合い」などとまで自惚れるわけにはいかんだろう。 なに、先日そこのホテルで、偶々顔を合わせてな。
[焚き火の事、チケットが飛ばされた事など、その後色々あったのだが、鏡花から道に迷ったという事を口止めされているため、話さずに]
まぁその際、少々あって。
[ごまかした]
(129) 2011/01/14(Fri) 15時頃
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>>131 [売店でパンフレットを2冊購入し、席につく。 1冊はケイトへ]
なくしてしまったのは一番安い席のチケット1枚だけだったというのに。 いやはや、まったく何と礼を言ったものか。
[パンフレットを開き、役者名やあらすじを改めて確認する]
そういえばこの一座は、人間と人形が舞台をともにするというのが、売りのひとつらしいが。 ……一体誰が人形なのかは書いておらんな。
(135) 2011/01/14(Fri) 15時頃
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>>139 [呟きに振り向いて]
あぁ、ケイトはそうだったな。 気を悪くしてしまったのなら、すまん。
[小さく謝罪し、再びパンフレットに視線を落とし]
……誰が人形であるか、書かれていないのは。 この時勢もあっての事かもしれんな。
ぬしの事だ、当然知っているだろう?
[ふと表情を険しいものにし]
あの、鬼畜にも劣る所業の事を。
(142) 2011/01/14(Fri) 15時半頃
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>>144 人形であろうと人間であろうと、命に何の違いがあろうものか。 それをただ「人形だから」というだけで殺めるとは……。
[強く拳を握る。 ちらりと辺りの様子を伺い、ケイトにごく小声で]
ぬしも、用心だけは怠るなよ。
(149) 2011/01/14(Fri) 15時半頃
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>>152 ……命とは、平等に尊いもの。 理由なく無闇に奪って良いものでは、けしてない。
[そして照明が落ちてゆけば、口を閉ざし舞台へと視線を向ける]
[上演中は、余程の事がない限り声を発する事もなく、ただただ魅入っているだろう]
(155) 2011/01/14(Fri) 16時頃
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[舞台上、誰が人間で誰が人形か……。 気にならないといえば嘘になるが、そんな事はどうでも良いと思えるほど、舞台は素晴らしいものだった]
……美しい。
[時折、ぽつりと漏らす]
(167) 2011/01/14(Fri) 16時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 17時半頃
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[やがて、舞台の幕が下りる。 割れんばかりの拍手。 勿論自分も、立ち上がり、手が痺れるほどに拍手を送る]
いやぁ……12年ぶりに見た生の舞台が、こんなに素晴らしいものだとは。 儂は何という幸せ者か。
[感嘆の溜息を幾度もおとし、暫しその場に立ち尽くす]
ケイトも、付き合ってくれて有難う。
(195) 2011/01/14(Fri) 18時頃
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[芝居小屋を出て、ケイトに改めて礼を言い、別れたところで、余韻を噛み締めるように再度パンフレットを捲る]
……邪魔になってしまうだろうか。
[良い席を、そして最高の舞台を魅せてくれた鏡花達に、一言礼が言いたくて、舞台裏に顔を出せぬものかと周囲をウロウロ]
(201) 2011/01/14(Fri) 18時頃
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[多くのファンがワイワイと群がっていたため、楽屋の場所はすぐに分かった]
ちょっと……失敬!
[人混みを掻き分け、かなり強引に前へ進むが、楽屋前にはロープが張られ、警備員が5人立っていた]
すまんが……どうかお目通し叶わんか!
「規則ですから、できません」
いや儂は、鏡花殿に一言礼を……!
「その気持ちは皆さん同じですから」
だからそうではなく……!
[暫くは、人混みの中でこんな押し問答を繰り返し、警備員にさぞかし煩わしがられる事だろう]
(208) 2011/01/14(Fri) 18時半頃
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……だから、何度も言ってるだろう。 このように素晴らしい舞台を観せてくれた鏡花殿に、一言礼がしたいだけだと!
「ですから、何度も無理だと言っているじゃないですか」
だー! 頭の固い奴だな!
[しかし、ここで強行突破できないあたり、微妙にヘタレ**]
(210) 2011/01/14(Fri) 19時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 19時頃
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だから儂は、鏡花殿にチケットを分けて貰って……。
[押し問答を続けていると、楽屋からスタッフと思しき人物が顔を出し、警備員に何やら耳打ちした。 途端、警備員の態度が変わり]
「ど、どうぞ!」
……まったく、だからそう言ったではないか。
[警備員にドヤ顔を向けると、着物の襟を正し、楽屋の中へ。 ひどく緊張しているためか、動きがおそろしくぎこちない]
(234) 2011/01/14(Fri) 21時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 21時頃
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─楽屋─
[まるでお上りさんか何かのように、きょろきょろと楽屋内を見回して。 そこに鏡花の姿を見つけると、緊張した面持ちで歩み寄って一礼する]
今日は本当に、素晴らしい舞台を見せていただきました! 筆舌に尽くしがたいとは、まさにこの事ですな。
[やや興奮気味に伝えようとするが、ふと、自分が手ぶらで楽屋を訪れた事に、今更のように気付き]
……ぁ。
[ひどく萎縮した]
(237) 2011/01/14(Fri) 21時半頃
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慶三郎は、ケイトはちゃんと家に帰り着いたろうかと、ふと思った。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
慶三郎は、ラルフに今度甘藷を持っていってやろうかと考えた。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
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なんとうか……。 このような場に手ぶらとは、本当に申し訳ない。
[ぺこぺこと、米搗きバッタのように頭を下げ]
それにつけても鏡花殿、本当にお美しいですなぁ。 何と申しますか、本物の女以上に艶がある。
[うっかり本気で惚れそうになった……とは、流石にここでは口にできないか]
(246) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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慶三郎は、鏡花の促しに、恐縮しつつ後に続き、奥へ。
2011/01/14(Fri) 22時頃
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>>245 [良いのだろうかと、周囲のスタッフを少々気にしつつ、奥へ]
あぁ、夜の部もあるのでしたね。 差し支えない程度で、おいとまさせていただきます故。
(248) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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>>253 [やはり役者……昨日会った時とは全然雰囲気が違うなと、しきりに感心し、頷き]
本物には勝てぬ、ですか……。 どうなのでしょう、私はそのような事柄に疎いので、よくは分かりませんが。
ただ、此度の鏡花殿は、少なくとも私の目には、本物と映りましたが。
(269) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>284 あれよりも上を……! い、いや……。
[気恥ずかしそうに頭を掻いて視線を逸らし]
そんなものを見せられてしまったら、ひとたまりもありませんな。
(290) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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────!!?
[飲みかけていた茶で、ちょっと咽せた]
……ゲホッ……。 あ、失礼……。
ぇ、えぇ……そうですね。 明日は、午前中は子どもらが剣道を習いに道場に来ますが。 それ以降でしたら。
[動揺度合は、90(0..100)x1%くらい]
(306) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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……ぇえ?!
[なんか、声が裏返った]
え、そ、そんな……たかだか街を案内するだけで……。 良いのですか……!? それに言ってしまえば、案内など、寧ろ此方から喜んで願い出たいところ。
(315) 2011/01/15(Sat) 00時頃
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