126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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[自分の弱さに目線は下がる一方だけれど、続きはいくらか顔を上げて、]
…私ね。ホレーショーさんみたいに、強くて優しい人になりたいな。 右腕にたくさんの魂を宿して、その運命を全部背負って… でもそんな重たいものを抱えても、優しさを忘れずにいて。
ホレーショーさんに殺される魔物は、幸せかもしれないですね。 強く真っ直ぐ生きている人の腕に宿る魂は、 きっと優しさに包まれて、眠りに就くのでしょう… これだけの魂を取り込んで、 優しく支え続けるあなたのこの右腕は、 ――魂の揺り籠。 私には、そう思えるから。
[右腕の治療をしつつ少しはにかみながらも、少女はそう伝える。]
(22) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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―回想・廃屋を出て歩きながら―
[…彼が魔物だとは思いもしなかったから、そんな言葉をかけて。
その場には二人きり、しかも相手は戦いに不慣れなソフィアだ。 回復が終わり次第いつでも襲うことができただろうに、なぜ襲わなかった?
その時は何か理由があったとして。 最後には殺すであろう相手に対して、なぜそんな忠告を?]
(23) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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[優しく言葉を重ねる彼が、魔物だとは思えなかった。 …思いたく、なかった。
『戦うと決意出来たんなら』 『ソフィアお前は強い』>>3:117
あの言葉は。力強く肩を叩く手は。
あれは、嘘じゃなかった。 彼が向けてくれた笑みに、偽りはなかった。 ――そう、信じてる。]
(24) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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[だからこそ、思う。 私を救ってくれた彼を、救いたいと。
迷う私に手を差し伸べて、道を示してくれたホレーショー。
その行き着く先を私は誤ってしまったけれど、 でも彼がかけてくれた言葉の数々は、真に私を思い遣ってのものだった。]
(25) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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『魔法使いは…人として死ねなければ』 『魔物になるだけだ』>>3:57
『俺ももちろん魔物になる可能性もある』 『遅かれ…早かれ』>>3:116
(26) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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[彼がそんなことを口にしたと、ふと思い出す。
あの時すでにホレーショーは、魔物としてコリーンやヤニクと戦っていたけれど。 ソフィアへ向けられた優しさは、人としての彼のもの。
…恐らくまだ、心までは魔物になりきっていないだろうから。 "人"として。せめて"人"であるうちに。
――人として、死んでもらうこと。 それが彼への、ソフィアなりの救済。]*
(27) 螢 2013/06/22(Sat) 19時頃
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―白昼夢から覚めて―
[広場の中央。 瀕死だったはずの男が立ち上がった>>33のは、光の壁が消えた後だったかどうか。 その身を起こしてはいるが、様子がおかしいコリーン>>4の姿も見え、
…その周囲には、魔物が群がり始めている>>3。]
ホレーショーさん! コリーンさん!
[本当は、魔物となった男を殺しに来たはずだったけれど。 目の前で行われた≪救済≫には、きっと意味があるだろうから、 今はこの周辺の魔物をどうにかするのが、先。]
[腰のレイピアを素早く引き抜いて。 少女は広場の中央に――動けないコリーンを庇うように降り立った。]
(34) 螢 2013/06/22(Sat) 21時半頃
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[討伐するはずだった対象を背にし、それとは異なる魔物と対峙する。 が、名前を呼ばれれば静かに笑んで、軽く振り向く。]
…なんでしょう?
[返事をすれば、背を向けたままのホレーショーに託される言葉>>35。 それはやはり嬉しくて、勢いよく返答を返す。]
はい…! こちらは、任せてください。 …私、もう迷いませんから。
[ホレーショーの殺害を決意したその時に。 もう、迷いは捨ててきたから。]**
(38) 螢 2013/06/22(Sat) 22時頃
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[背中にコリーンを庇いながら、周囲の魔物と対峙する。
魔物を『殺害』することを…この右手に宿すことを、『救済』とする。
――そう決意したからだろうか。 躊躇いを捨てた心は、体は、不思議と軽かった。]
[最小限の動きで踏むステップ。貫いて、飛び退いて。 周囲の魔物が駆逐されれば、右手を翳して。]
…お願い。私に、力を貸して?
[行うのは彼らの『肉体の殺害』。願うのは『魂の救済』。 そうして吸収した力は、消耗していたブーツへと流れていく。
戦い続けるために。救い続けるために。 お願い、私と共に……]
(44) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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『ソフィアさんは、逃げて』>>39 [恐らく失明しているのだろう、目の焦点の合わないコリーンの手にそっと触れて。]
…逃げません。 私は弱いかもしれないけど。 今逃げたら。私は一生、自分を許せないです。 ここであなたを救わないで、この先私は誰を救えるというの?
[ホレーショーを助けてと乞われて――その手を無言でぎゅっと握り返し、離した。]
(45) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[ソフィアは広範囲への攻撃ができない。 ホレーショーは少し離れた位置で焔の大蛇を放っている。
彼の元へ行くということは、無防備なコリーンの傍を離れるということ。 …いくら彼女の願いとはいえ、それはできない。]
[冷たい雨が体力を奪う。 もう何時間、この雨に打たれているだろうか。
死の淵から生還した男と、視力を失くした女、そして力のない自分と。 下級の魔物が相手とはいえ、このままでは不利であることは明白で。
――さぁ、どうする?]
(46) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[暫しの逡巡。 そのうちにコリーンが立ち上がって>>43。]
行きましょう、みんなを迎えに。 ヴェラさんのいらした廃屋の位置はわかります。 ヤニクさんの方は…探してみます。
[コリーンを支えながら、強く頷きそう返事をした。 ヤニクのことを聞いて返答の間が空いたのは… …恐らく、既に。それが察せられたから。]
(47) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[ブーツの力で、飛び続けてもいいのだけれど。 二人を一度に連れ出すことは難しい。 であれば。これは賭けだけれど、きっと――]
コリーンさん、ちょっと、待っててくださいね…
[書物を入れている鞄を探る。 出てきたのは…
――車輪の、欠片>>1:65。]
(48) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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…お待たせ。 さぁ、帰ろう? 森を抜けて。――あなたの故郷へ。
[強い思念の宿ったそれは、 供物として、その力を解放する。]
[現れたのは一つの幌馬車。 薄らと浮かび上がるは馬のシルエット。 その姿は、雨がなければ見ることは適わなかっただろうけれど。 ――御者席に座る者はない。]
(49) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[魔の森へと向かった、勇敢な御者の念をのせた供物。 あなたの勇気を、もう一度私達に…>>1:142]
コリーンさん、こちらへ! ホレーショーさん!乗ってください!
[足元の危ないコリーンに手を貸して、幌の中へ。
ゆっくりと、幌馬車は動きだす。 もうじきそのスピードは上がり、魔物を蹴散らし街へと向かうだろう。]
(50) 螢 2013/06/23(Sun) 20時頃
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[眉を少し下げながら微笑むコリーン>>51が、なんだか弱々しくなってしまったように感じて、]
おあいこ、ですよ! 私も、助けてもらいましたから。たくさん。 こちらこそ、ありがとうございました!
[最初の、魔物の群れの襲撃を迎え撃ってくれたこと。 自分がやりたいことをしなさいと、背を押してくれたこと。 混乱して剣を構えるソフィアに、真実に目を向けろと諭してくれたこと。
…気付くのが遅れてしまったけども。]
(53) 螢 2013/06/23(Sun) 21時頃
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[あなたにいっぱい、支えてもらったから。 だから、そんな顔をしないで欲しい。]
[魔物が迫っていたから、それ以上声をかけることはできなかったけれど、 村を出ればまた、コリーンに声をかけるだろう。]
(54) 螢 2013/06/23(Sun) 21時頃
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…『ダイミ』さん。
[それは恐らく、この幌馬車を操っていた御者の名前。 コリーンと御者の関係はわからないけれど、 でもきっと、コリーンの右腕には彼がいるのだろう。]
こちらこそ。ありがとうございます。
[コリーンの右腕にそっと触れて、礼を一つ。]
(55) 螢 2013/06/23(Sun) 21時頃
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[ゆっくりと動き始めた幌馬車に乗り込みながら、先に行けと叫ぶホレーショー>>57を振り返る。 心配いらないとばかりに、力強い笑みと共に手を振られて。]
……!
[馬車は、村の入口へ。対する彼は、村の奥へと>>59。 駆ける馬の速度も手伝って、瞬く間に距離ができて。 ふらつく彼の姿は、やがて森の中へと消えた。
小さく呟くコリーンの声>>58を聞いて、そちらをちらりと見やった後、 ソフィアはそっと目を伏せ、後方の幌を閉める。 …彼は、ここには戻ってこないだろう。]
皆さんのお迎えに、行きましょうか。
[広場の魔物は大半がホレーショーを追って森に消え、残りも馬車が引き離した。 並足で、ヴェラの遺体の安置されていた廃屋へと赴く。]
(72) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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―広場付近の廃屋にて―
[コリーンの手を取り、廃屋へと導く。 ただいま>>52、と声をかけるも、そこには既に遺品しか残っておらず。]
欲しいもの、ですか…。
[暫し逡巡。 この村に辿り着いた時の3人の優しさが思い返されて、 本当は全員の遺品を手に取りたいところではあるのだけれど。 在るべき場所に返す>>52のであれば、彼らと関わりの薄い自分が勝手を言うのも躊躇われた。]
(73) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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では…これを。
[手にしたのは、『希望』の酒瓶。 本当にこれが希望なのかはわからないけれど。 そう思うことにしたのだから。何か意味があるのだと。]
あと…どうしても、というわけではないのですが… …ヴェラさんを、一緒に連れて行ってもいいですか?
[これを言うかは最後まで悩んでしまったけれど。 コリーンが了承すれば、白狼の毛皮を手に取るだろう。]
[この村に来て、最初に出会った人。 自分は強いと宣言するヴェラが、とても眩しくて。 彼が向けてくれた優しさを忘れることはないだろう。 そして、自分もそうありたいと願って。
…あとは、少しの後悔。 あの時、彼を追っていれば。広場を離れなければ。 臆病だった自分、軽率だった自分への、戒めとして。]
(74) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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―村の入口付近の廃屋にて―
[村奥の廃屋を後にして。 馬車は駆ける。村の入口近く、ヤニクの最期の地へと。]
[そこでもやはり、残っているのは遺品のみで>>61。 ここで何があったのか―いや、ここだけではないけれど―ソフィアは知らない。
…知らないけれども。 彼が死んだ原因の一つは、間違いなく自分が作ったものだというのはわかる。]
ごめんなさい…ごめんなさい…っ
(75) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[何故あの時、深く考えなかったのだろうと、彼の言葉に耳を傾けなかったのだろうと。 どんなに後悔しても、時は戻らない。
でも今の私には泣く資格なんてなくて。 だってそれは、純粋に彼の死を悼むものではないのだろうから。
だから、涙は懸命に堪える。 代わりに浮かべるのは、決意の表情。]
もう、こんな間違いは二度としないから。 あなたのことは忘れない。忘れないよ…自分がしたこと…
(76) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[コリーンが腕輪を手に取って>>61。 彼と行動を共にしていた彼女には、思い出の品なのだろうと思う。] どうぞ。 彼の意志を継ぐのは、きっと私より、コリーンさんの方がふさわしいと思いますから。
[廃屋の外には魔物の気配が感じられて。扉を開けると共に、コリーンが鉄線を放つ>>62. それはまるで彼女の目であるかのように、するすると魔物へと絡みつき一網打尽にした。
それを見て一つ、安心する。 彼女が光を失くそうとも、この先ヤニクが彼女の剣となり盾となってくれるのだろうと。]
…魔物が増えてきましたね。急ぎましょう!
[再び幌馬車に乗り込んで。 村を抜け、森を抜け、雨の境界を越えて。 …ホレーショーが追ってくる気配はない。]
(77) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[どれくらいの時間、そこに留まっていただろうか。 馬車の中に座り、無言の時を過ごし、 幌をただ風が吹き抜けていき――やがて夜が明け始めた頃。]
『馬鹿……』
[ふいに立ち上がる傍らの女性を、ふっと見上げる。 夜明けの光に照らされ、風に髪を靡かせ目を閉じるコリーンは、とても美しかった。]
(78) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[そうして、祈りにも似た時が流れて。 ふいにコリーンはこちらを向いて言う。飲みに行かない?と]
飲み…ですか?
[続く言葉を聞いて、納得する。 あぁ、このことだったんだ、と。 ――『約束』していたというから。]
[きっとこの酒瓶の琥珀色の液体は、私達の未来――『希望』なのだろう。]
(79) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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はい!喜んで…!
[コリーンに見えているかどうかは関係ない。 少女は満面の笑みで、大きく頷き返した。]
[幌馬車は軽快に走りだす。 街へと――明日へと向かって。]
(80) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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[…討伐対象をわざと見逃した魔法使いと、 魔物を『救済』した魔法使いのその後?
――アヴァロンと彼女らの織り成す物語は、これとは別の話。
続きを知りたいのなら、また違う書物を手に取るといいだろう。]*
.
(81) 螢 2013/06/24(Mon) 22時半頃
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─ある時、ある場所で─
[──雨。 こんな日に甦る記憶はいつも、あの村での出来事。 過ごした時は短かったけれど、彼らとの出会いはかけがえのないもので。 きっとこの先も、雨が降る度に思い返すことだろう。]
また、会えるかな? ……会えるよ、ね。きっと。
[こうして魔法使いとして生き、 いつか、魔法使いとて死すれば。 廻り廻って、どこか、誰かの右腕で──]
[首に巻いた白狼の毛皮にそっと触れ、緑のローブの魔法使いは願う。
また会えたら。 その時は、あなた達の話をいっぱい聞かせて? 私も、報告したいことがたくさんあるの。]
(103) 螢 2013/06/26(Wed) 00時頃
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[そうして雨の中、 天を仰いでいれば、近くに人の叫び声が聞こえて。
その姿を認めると、一瞬にしてブーツで駆け、 悪戯っぽく微笑みながら、少女は言う。]
お困りなら手を貸します。 …私は、強いですよ?
[そう、手を差し伸べて。]**
(104) 螢 2013/06/26(Wed) 00時頃
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