140 【飛歓】星屑祭の街【RP】
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―― 早朝:時計塔→弦月の宿 ――
[鐘の音で目が覚めた。 巨大な歯車がひしめく大時計の中。 うるさくてかなわないけれど、ベッドで寝るより気が楽で。
がしがしと後ろ頭を掻いて、息をつく]
……帰んなきゃ、
[言いかけて。ふと笑う。どこへ、帰ると言うのだろう? のそり、緩慢な動きで立ち上がって、「帰途」につく]
(30) 2013/08/31(Sat) 11時頃
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[重い足を引きずって、宿の自室へ向かえば。 キャロライナの泊まっていた部屋の前で、足を止め。
血の臭いに俯き、眉を寄せて。思い切るように戸を開ける。 ――ベッドの上には、無残な姿のキャロライナ]
……。どうして?
[わかんないよ――呟く声は小さく掠れて。 震える指で己を抱きしめ、その場にへたり込んだ**]
(31) 2013/08/31(Sat) 11時頃
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[監視の男に見つかれば、「どこに行っていたのか」と詰問されたろうか。 昨夜は監視の目を盗んで、こっそり時計塔へ行ったから。 行き先を正直に言ったところで、疑いが解消されるはずもなく]
勝手にうろついたくらいでそんなに怪しむんなら、 あたしに首輪でも付けて紐握ってりゃいいじゃないの。
大体、化け物だ何だって大騒ぎしてるけど。 か弱い婦女子の力で、大の男が殺せると思う? ……まさか本気で「首無騎士」が出たと思ってるわけ?
[はあ、とため息をついて。 息を切らして現れた、ろくに名も知らぬ女性の言葉に。>>33 睥睨してツンと顎を上げ、白い喉を晒して見せれば]
夢って……ったくどいつもこいつもオカルト集団かっつーの。 あのねえ、そんなんで人疑うって相当キてるわよ? ちゃんと寝てる? 栄養取ってる? お元気?
(34) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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調べたきゃ好きなだけ調べなさいよ、ほら。 横から叩けば首が飛ぶかもよ?
[微笑んで、小首を傾げて。己の喉に触れてみせる。 勿論叩いたところで飛びやしないと、 自分が一番よく知っている*]
(35) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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["知っている"――>>36 自信満々に言い切る女性を、じっと見つめる。 視線に込めるのはただ、憐れみの感情だけ]
あのね……自信があるのは結構だけど。 根拠が薄くて話にならないって言ってるの、分かる? ちょっと落ち着いてらっしゃいな、お姉さん。
そんな訳わかんないこと吹聴して回ってたら、 今日あなたが吊られるわよ?
死んだら悲しむ人の一人くらい、いるでしょうに。
[肩を竦めて。]
(39) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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[罪。死にたくないなら。神は、云々。>>37 続く言葉の数々には、ただ目を細めるばかりで]
あたしも、あなたが何を考えてここに来たのか知らないわ。 分かりたいとも思わないし、分かり合える気もしない。 あたしが何言っても「知ってる」「分かってる」じゃ、 こっちには何も伝わらないわよ。それは理解してくれる?
ただ、ね。 あたしはあたしの生き方を悔いたことなんて無いわ。 いるかどうかも分からない、神なんか知らない。 あたしの行動を罰するのも、許すのも、あたしだけ。
――君の道徳を押し付けないでくれるかな。
[ゆるり、首をかしげて。微笑んで、問う]
ねえ、「今日の処刑はどうにかします」? ――"あたし"の代わりに"誰"を殺してくれるって?
(41) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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それは、「罪」にはならないの?
[不思議そうな顔で、ただ静かに、*囁いた*]
(42) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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……具合、悪いなら、こんなとこ来ちゃダメよ。 あたしは逃げも隠れもしないから。 元気になったら、またおいで。
[それでも殺したいのなら、殺すといい。 憐れっぽく命乞いする趣味はないのだから。 それだけ、女性に言い置いて。]
[キャロライナの部屋を出れば、 ジョージを担いだドナルドに出くわすかもしれない。
ぐったりしたジョージに気付けば、顔色を変えて。 師には「あたしのベッド使って休ませて」と告げ、 ひとまず背後の扉をそっと隠すように閉める。
弱った少年には、今しばらく時間が必要だろうから。
目を覚ました少年が、自らキャロライナの部屋へ向かったならば ……それを止める術は持たないだろうけれど**]
(51) 2013/08/31(Sat) 15時半頃
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―→ 弦月の宿・キャロライナの部屋 ――
[あれから、気晴らしに外へ出ようかとも思ったけれど。 今の気分では、煩雑な街の喧騒に耐えられそうもなく。
軽い足音が駆けて行くのを聞いたのは、そんな時。>>59]
(……! 駄目だ、そっちは)
[反射的に後を追ったことが、冷静に考えれば不思議だった。 そう親しくしていたわけではない。会ったのは、ただの一度。 そもそも他人の為に何かを成すなど、善意の押し付け、傲りもいいところだというのが常の持論ですらあって。
だからきっとそれは、自分の為だったのだろうと思う]
……ジョージ。
[声を、かければ。 少年は答えることができたろうか]
(81) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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[少年は、姉と慕った少女の変わり果てた姿に、何を思ったろう。 目を逸らさずにいられたろうか。涙は零れなかったろうか。
気丈にも立ち続けることができたのならば、傍らに立ち。
もしも彼女の姿から、泣いて目を逸らすようなことがあったなら、 少年の傍に膝をつき、無理やりにでも顔をこちらへ向けさせて]
坊や、よく見ておきなさい。忘れないように。 彼女の命が、たった一晩で奪われたことを。
大事なものを守れなかったと悔やむなら。
生きて欲しかったと願うなら。
生きた先に救いがあったはずだと、君が信じられるなら。
(83) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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守れなかった事実は変わらないけれど。 彼女は、きっと君のことを見ているよ――傍で。
[信じてもいないのに、そんな気休めを口にして。 本当に"彼女"がそこにいるなんて、知りもしないけれど]
……強くならねば。そうでしょう。
(85) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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[ふと、口の端をつりあげて、微笑んで。 挑戦的な笑みは、いつもの「クラリッサ」らしく]
さあ、銀の剣も竜の盾もないけれど! 勇者様がそうやっていつまでも落ち込んでちゃ、 悪者退治なんて一生できやしないわよ!
あなたの武器は、強い腕力でも大きな身体でもないの! 見て、聴いて、歩き回って考えて――
……倒しに行くんだ。君の仇を。
[芝居がかった口調で、おどけてみせて。 ぽん、と少年の頭を叩いたろうか。
それから少年が立ち直るまで、小さな背を撫でて。 彼が何か話したならば、黙って聞いただろう。 何があろうと、少年の気が済めば、その場を後に。 ――――己とて、長居したいところでは、なかったから**]
(88) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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