73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/25(Sun) 23時半頃
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――自室―― [幾度とない鏡の中の自分の口付けの後。 鏡の前で微動だにできず、ただ自分だけを見つめ続ける。
先ほど、外を歩いた感覚。そして、この寮内に立ち込める嫌な気配。 何となく分かった。多分、閉じ込められている。 それが薔薇のせいだとは分からなかったけれど、自分にとっては些細なこと。
だって、自分は外界全てを遠ざけてしまいたいと何度と無く願っていたのだから。 だけど、……だけど、これは違う]
……こんなことは、望んでいなかったのに。
[どんなことなら、望んでいたのか。 自らの望みも今は薔薇の香りに侵食されて、分からなくなる]
(255) 2011/12/26(Mon) 00時頃
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[一人になりたかった。一人でいたかった。誰とも関わらず、ただ一人で。 でも、ここにはまだ他者がいる。 だから望んでいた世界と違うのだとそう思いたいのに、何かが引っかかってしまう。誰かが邪魔なら排除すればいい。だけど、そうしたいとは到底思えず。 他者の存在を認めているようにすら思えてしまう。そんなの違う。自分は自分だけがいればいい。それだけで、いい。それしか望んで………――――]
―――本当に…?
[問いかけたのは鏡の中の自分なのか、それとも現世の自分なのか。 鏡に映った自分の唇が歪むように動くのをただ見つめる。
分からないと、困惑したように歪められる瞳。 それが答えのような気がした。
何かを暴かれそうで、それが怖くて、鏡から瞳を逸らす。 最後に目にした自分の瞳が暗く翳っていたように見えた。 自分のことなのに。自分のことだけは分かっているはずなのに。 今まで信じていた世界が崩壊しそうに思えて、ぎゅっと震える拳を握った]
(259) 2011/12/26(Mon) 00時頃
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バイオリン、弾かないと……
[ずっと部屋に閉じこもって、自分とだけ向き合いたい。 でも、向き合えば、何かを暴かれそうで……今は怖い。
他にやりたいことなんて思い浮かばないから、バイオリンケースと楽譜を手にする。
そのまま自室を後にすれば、バイオリンが弾ける場所を求めて、廊下を歩き出した**]
(262) 2011/12/26(Mon) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 20時頃
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──回想・廊下── [バイオリンケースと楽譜を手に防音室へ向かえば、既に誰かがいるのが分かる。 流石に誰かと交渉してまで、その場所を譲ってもらおうとは思わなかった。 場所は他にいくらでもある。だから、中に誰がいるか覗きもせずに、音楽室へと向かう]
…………この音、。
[音楽室付近までくれば、ピアノの音>>286が聞こえてくる。 その音が、悲鳴を上げているように聞こえ、眉を寄せる。 音楽室にも誰かがいることは明らかだった。回れ右をするように遠ざかろうと一歩踏み出すも、立ち止まる。 誰とも関わりたくないとは言え、この音は放っておけない。 それはピアノの弾き手を心配したのか、ピアノを心配したのか、よく分からない。 迷いながらも、音楽室の扉を開こうと手をかける]
(424) 2011/12/26(Mon) 20時半頃
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──回想・音楽室──
………!
[叩きつけられるような強い音に驚き、扉にかけていた手を離す。 飛び出そうとするカルヴィンの足音が聞こえれば、反射的に扉から一歩離れる]
どう、……っ……。
[聞こえてきたピアノの音、それにカルヴィンの様子は尋常ではないように思えた。 どうかしたのか問おうか迷うも、そこまで相手に踏み込んでいいかも分からず。 自分の瞳には踏み込まれたくないようにすら見えてしまったから。 中途半端に言葉を詰まらせて、続けて声が出ない]
……ごめん。
[結局、中途半端に引き止めるような言葉を紡いでしまったこと自体を詫び、会釈をしてその横を通り過ぎる。 一度気遣わしげな視線を向けた後、それ以上は何も言わずに、音楽室に入った]
(425) 2011/12/26(Mon) 20時半頃
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──音楽室──
どうしたんだろうね。
[カルヴィンが触れていたであろうピアノに皮手袋を嵌めた手で触れてみる。 自らのバイオリンと会話はできるけど。所詮それは全て分かりきっている自分と会話しているだけのこと。 ピアノを弾いてみたところで、他者の心情を楽器が答えてくれるようなことはあるわけもない。 ふと思い立ったように手袋を外して、ピアノの鍵盤に触れてみようとする]
……………できるわけ、ないか。
[瞳を閉じて、息を吐く。あとほんの僅か指を動かせば鍵盤には触れられる。 もちろん鍵盤に触れることが容易い。誰かが触っていた物を、嫌悪するほど徹底した潔癖症ではない。 思い悩んでいるのはもっと別のこと]
(433) 2011/12/26(Mon) 21時頃
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………また、濃くなっている気がする。
[色濃くなる別の気配。 噎せ返るような薔薇の香りが関係していることは分かっている。 それがどういった類のものか。探ろうと思うなら、その人に直に触れる必要がある。 ここに混じる別の気配は決して良いものとは言えない。閉じ込められている時点で他者に良い影響を及ぼしているわけない。 分かっていても、誰かに触れるなんてできない。
この手が触れるのは自分だけで良いのに。だけど、自分の気配を探るなんてありえない。 自分のことは自分が一番よく分かっている。だから、選べない。 他者は選べる。だけど、”自分”は選べない──── 普段なら気にならない些細なことのはずなのに、今はその事実に無性に打ちのめされた]
(434) 2011/12/26(Mon) 21時頃
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[打ちのめされた時間がどれほどのものだったか、腕時計すら身につけない自分にはもう分からない。 ただ凍りついたように鍵盤を見つめて、結局触れることはせずにまた皮手袋を嵌める]
はぁ………
[既に何度目か分からない溜め息を吐いたところで、扉が開かれる。 忍び込むように音楽室に入ってきたノックスを見れば、最初緩く首を傾げる]
発見って……ええと?
[人を避けてはいたが、隠れていたつもりはない。自分を探す理由があるとも思えない。 それに、音楽室という空間の中で密閉されているからか、薔薇の香りがさらに酷くなった気がした]
………ピアノ、弾きにきたんですか?
[ノックスが此処を訪れるに一番相応しい理由を探して問いかける。 無意識のうちに一歩ノックスからか薔薇の香りからか距離を取ろうと後ずさってしまったことには気づいていない]
(440) 2011/12/26(Mon) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 21時半頃
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な………!
[潔癖症な感じとはっきり言われれば、不快そうに眉を寄せ、声を上げる。 違うと否定したい気持ちはあれども、言っても無駄だと思う気持ちもあり。 だから、小さな溜め息と共に反論の言葉は流してしまう]
………同室者なら、帰省してますけど。
[折角、他者がいないことにホッとしていたと言うのに。 だけど、先輩の言葉に逆らうほどの勇気があるわけでもなく。 必死なのは瞳を見れば分かるだろうけど、自分の姿が映っているのを見たくないゆえに、微妙に逸らす。 自分も誰かといる方が、部屋で一人で鏡を見て陶酔してしまうのを自制できそうに思える。 しばらく悩んだ後、口を開く]
困っているというのであれば…… ただ、問題事を持ってこられるのは困ります。 最低限の事情くらいは聞かせてもらえませんか?
[結局、見捨てて突き放すことはできず、そう問いかけた]
(457) 2011/12/26(Mon) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 22時頃
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お礼の言葉は受け取りますが、…………その後の言葉は要りません。
[軽い口調で紡がれた愛してるの五文字に不愉快そうに眉を寄せる。 説明が始まれば、口元に指をあてて考え込むように聞き入る]
薔薇の香りには辟易していたところです。 ………薔薇ちゃん?まるで、先輩が薔薇と知り合いのようですね。
[立ち込める薔薇の香りはきつく。眩暈を覚えるほど。 香りの根源は中庭であるはずなのに、閉め切った音楽室では相対するノックスが根源のようにすら思えて、もう一歩後ずさる]
心の奥底にある欲求……お節介だというなら、随分と迷惑な話というか……。正直、何がしたいのかよく分からないですね。
[今まで隠し通していたものなのに、それが暴かれるのは快くは思えない。口調はやや非難めいたものになるのに気付けば、一度口を噤む。 僅かに瞳が何かに怯えるように翳り、隠すように瞳を伏せて息を吐いた]
(480) 2011/12/26(Mon) 22時半頃
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………事情は、分かりました。 何が色々拙いのかは分かりませんが………。 そこはあえて聞きません。
………こちらからも、1つだけ条件を構いませんか?
[ノックスの言をどこまで信じれるかは怪しいとは思っているけれど、嘘を吐くほど器用な人間だとも思えず。 それに自分相手に嘘を吐いたところで得をすることがあるとも思えない。 少し迷った後で、念には念を入れるため、最後に1つだけ条件を出す]
鏡には布を被せさせて下さい。 それが駄目なら、申し訳ありませんが、他を当たって下さい。
[自分なりの精一杯の譲歩。 その言葉を他者がどう思うかを考えれば、小さく手が震えた]
(481) 2011/12/26(Mon) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/26(Mon) 23時頃
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…………僕は、触れて来ない限りは、今は暴くつもりは無いんです。
[ノックスが得体の知れない何かと繋がっているのは想像に容易い。 ぽつりとそう呟くも、すぐに口を噤む。 甘い甘い薔薇の香りが音楽室中に広がっている。 息をするのも困難で、細く息を吸っては、全てを吐き出すように深く息を吐く。 思考を溶かすほどの甘美な誘惑を受けても、なお平然としていられるのは自分の想いが特殊すぎる故か]
誰かにとっては、良いことであるといいですね。 ……僕にとっては、あまり良いことではありませんけど。
[頭を掻く様子を見て、非難するのも正直少し躊躇われる。 何が目的か分からず、自分にとっては迷惑であれど、せめて誰かにとっては良いことであればいい。 そうでなければ報われないと心配に思うほどには、他者に優しくあれる]
(496) 2011/12/26(Mon) 23時頃
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………理由は聞かないで下さい。 了承いただいたなら、他に見返りは何もいりませんから。
[自分の部屋の場所をノックスに教える。 バイオリンケースは持ち歩く習慣があるため、他に大事なものも置いていないため、部屋には特に鍵をかけていない]
大丈夫、ですか?
[ふと気付けば、先ほどまで色々と説明してくれたノックスの様子が常と違うように思えて、恐る恐る問いかける。 放っておくこともできず、自らが開けてしまった距離を一歩だけ縮めた]
(499) 2011/12/26(Mon) 23時半頃
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[どこか様子の違うノックスを見つめ、眉を寄せる]
顔色が……あまり良くないですよ。 ………風邪、ですか? うつさないで下さいね。
[パンドラの箱は、自分に対しての言葉であったけれど。 ノックスにも、それに薔薇にもあるように思えた。 何があったのかは問いかけてはいけない気がしたから、論点を少しだけずらす]
僕は……しばらく部屋に戻るつもりはありませんから。 ゆっくり休んで下さい。
[今から何をしようかは特に決めていない。 ただ、邪魔にならないようにはしようとそう思った。 話が尽きれば、ノックスの背を音楽室の扉までは見送った]
(510) 2011/12/26(Mon) 23時半頃
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………楽器の音は、嘘をつかないか。
[ノックスが去った後の音楽室でケースを開いて、バイオリンに手を触れる。 先ほどノックスが零した感想には何も返さなかった。否、何も返せなかったが正しいか]
それは、きっと真実かもしれないけど。 そんなこと、言えるわけ、ないんだ。
[瞳を伏せて、震える声で呟く。
バイオリンを通して、自分と会話しているんだなんて。 そのバイオリンの音がとても優しいのは当たり前だなんて。 だって、自分が好きなのはあくまでも自分なんだからなんて。 好きな人には誰だって優しくなろうとするものじゃないの?なんて。
言えるわけが無い。言える、わけが………――――]
(530) 2011/12/27(Tue) 00時頃
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それでも、嬉しかった……――――。
[他人に関わることを避けていたと言うのに、他人に認められたことがこんなにも嬉しいなんて。
優しいと言われただけなのに。 その優しさは見せかけだけのものでしかないのに。 全部、全部、全部、自分のためでしかないのに。
どうして、こんなにも嬉しくて、瞳が熱くなってしまうのだろうか]
ありがとう、……ございます。
[直接、ノックスにお礼を言いたかった。 だけど、お礼を言えば……お礼の言葉を紡いでしまえば… ――――その拍子にはらりと瞳から零れ落ちた雫。 こうなることが分かっていた。ノックスにとっては何気ない一言。 困らせるわけにはいかないと思ったから、あえて直接は言えなかった]
(534) 2011/12/27(Tue) 00時半頃
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[涙を零していたのはほんの数分であってほしい。 そう思うのは、自分はもはや時間の感覚があやふやだから。 よもや寮内の時間の感覚もあやふやになりつつあることには気付いていない。
瞳が腫れないようにすぐにハンカチで涙をそっと拭う]
………何、しようかな。
[そう呟いてみたところで、他に選択肢があるわけでもなく。 結局開いたままのバイオリンケースからバイオリンを取り出すと、調弦を始める。
やがて準備を終えれば、教本にあるような簡単な曲を弾き始めた**]
(538) 2011/12/27(Tue) 00時半頃
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