86 「磊落の斑猫亭」より
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ヒューは、強いて言うなら一番疑わしいのはラディスラヴァ[[who]]だと考えている。
2012/04/16(Mon) 00時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 00時頃
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―2階・客室―
>>1:90
[なんでアイツじゃなく、自分が生き延びてしまったんだ。 ピッパを見る度、そう責められている気がして、やりきれない。 よかった、と聞こえた声より、背に突き刺さる視線の方が本音な気がして]
僕が謝ったところで、アイツは帰って来ない。 いっそあの時、崖から顛落して死んでいれば良かったのか!?
[傷だらけで帰還した後、命懸けで上司を守らなかった青年への扱いは冷たいものだった。 この村に居続ける限り不名誉はついて回る。 いっそ快癒したら知己の居ない土地へ移ろうかと、そんな逃避すら見透かされているようだ。 ベッドに身を投げ、寝入る直前。 ――こんな村、滅んでも――と自棄気味の思考が浮かんだ**]
(2) 2012/04/16(Mon) 00時半頃
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―2階・客室―
[早朝。鳥の囀りさえ憚るように、磊落の斑猫亭を静寂が包み込んでいた。 手負いの身体は休息を必要として、意識は起きても動作は鈍重で伴わない。 あくびと同時に腹の虫が鳴って、青年は昨晩何も口にしていなかったことを思い出す]
勝手に厨房を使っていいものか…… ソフィアよりオーナー様が後で恐そうだしな。
[もしかすると、働き者のソフィアはもう起きているのではないか。 或いは、昨晩不安で一睡もできなかったのでは? 傷だらけの青年は、ほんの僅かの不埒な下心と、妙な騎士気取りで部屋を出た。 階段の踊り場から身を乗り出して確認しても、階下に人の気配はない。 迷いに迷った末三階まで足を運ぶ。 廊下脇にずらりと並ぶ扉は、当然全てきっちり閉ざされて――いなかった。 立地からして屋根裏だろう、奥の半階高い部屋の扉が、誘うように口を開けている]
(6) 2012/04/16(Mon) 06時半頃
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ソフィアッッ!!!!!!
[古びた絨毯にこびりついた黒いものが何なのか頭で理解する前に、目覚ましとしても乱暴すぎる怒号を響かせていた。
戦場で嗅ぎ慣れた血の匂いが、部屋に充満している。 ベッドから落ちていたソフィアの肢体を抱き起こすと、着ていた寝巻きの色さえ分からぬような凄惨な姿に成り果てていた。遺体は体温を失って久しく、血痕も既にほとんど乾きかけている。 自動的にそれらの確認行動を取ってしまう自分に驚き、嫌気がさした。 淡々と傷口を確認する。引き裂かれた皮膚は刃物によるものではない。 まるで噛み千切られたかのような著しい損傷]
(7) 2012/04/16(Mon) 06時半頃
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――人狼だッ!!
[だからあれだけ警告したではないか。 嘘だと罵倒した全ての者に、愚かなのはどちらだと証拠を高らかに見せ付けてやりたい。 そう、一瞬でも歓喜を覚えた自分に、すぐさま罪悪感が襲いかかってきた]
僕は……僕は……。
[室内に踏み込んだ者は、ソフィアの死体の傍らで、緋色に塗れ頭を抱える青年の姿を目にするだろう**]
(8) 2012/04/16(Mon) 06時半頃
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―3階・屋根裏部屋―
[茫然自失のまま、ズリエルに吐きかけられた言葉に目線だけそちらに向ける]
人狼はいたんだ。 この遺体は人間に為し得るものじゃない。
その上で僕が人狼だと……、 周囲の人々を襲って こうして追い込まれるような愚か者だと 謗りたいならそれでもいいさ。
[似たような言葉は衛士仲間や上司ジェフの家族から、嫌というほど受けている。 最初こそ反論したが、段々と慣れと諦めが弁明を閉ざさせた。 そして、本当に自分が疫病神であるかのように、刷り込まれていって]
(17) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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ズリエル、だったか。 お前はいいよな。
余所者だから、この村の人を殺しても、 別所に移ってのうのうと暮らせるだろ。
[売り言葉に買い言葉。 にしても覇気なく呟いて、ズリエル曰くゴミと化した冷たい遺骸を改めて抱き上げる]
(19) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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遺体を見たい奴は、他にいるか? ……できれば卒倒しそうな女性の目には触れさせたくない。
[衛士への一報はイアンが入れてくれた。 玄関口を固める衛士に引き渡せば、それなりの処置を施してくれるだろう。 尤も、騒ぎが解決してからだろう葬式に、自分が参列できるかは分からないが。
疑惑に満ちた視線が自身に向けられるのをひしひと感じ、溜息を吐いた。 ふらつきながらも、何とかソフィアだったモノを落とさぬよう、丁重に運ぶ。 途中支えにした壁を、血化粧で汚してしまったりもしたが、何とか入口の衛士に送り届けた。 待ち構えていた衛士たちは、死体回収に誰が宿に入るかで揉めており、ヒューの顔が見えると「自作自演か?」と嘲笑を寄越す]
(20) 2012/04/16(Mon) 20時頃
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ヒューは、チッと鋭く舌打ちした
2012/04/16(Mon) 20時頃
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―1階・受付―
同じ三階に居た者は……。
ピッパは違うだろうな。 ジェフを襲う理由がなさすぎる。
[上司ジェフの口から、恋人への惚気はうんざりするほど聞かされており、特に不和はなかったように思う。屋根裏部屋の前で踞る姿も、加害者とは考え難い]
イアンは……分からないな。 毎年この時期に帰ってくるらしいが、 人狼出現のタイミングと合いすぎている。 姉の恋人に何か思うところあったか……。
ソフィアに関しては、説明がつかないな。
[既にこの時点でヒューの中では、ジェフは人狼の被害者だと思考が凝り固まっていた]
(36) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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ラルフのやつ、 鹿や兎やらは捌き慣れてるだろうに、 人間の死体にはあの態度か。
[一瞬、逃げるように遠ざかる背中を思い出して失笑。 人間の死体に慣れてしまっている、衛士の方が狩人より野蛮なのだろう。 衛士は何も、腰に剣を佩いて偉そうに歩き回るだけが仕事ではない、血腥い生業だ]
自分のことを疑ってるのかって、さも心外な顔をして。 結局ラルフも、僕に疑いの目を向けるんじゃないか。
誰も疑いたくない、なんて。 それだからお前は甘ちゃんなんだよ、ラルフ。
[けれど、そんなところが弟のようで気に入っていたのも事実。 人狼が、微妙に日常の歯車を狂わせていく。 最後には、無関係の者も巻き込んだ殺し合いに発展するのではないかと、背筋を悪寒が這った]
(37) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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後は、ラディスラヴァか。
[普段は家に閉じ篭っているお針子(何故か猫の瘤付き)は、村内でもあまり顔を合わせた記憶がない。 飄々とどこまでもマイペースな振る舞いからは、その真意が察し難かった]
まさかあの猫、非常食に連れて来たとかじゃあるまいな。
[もう少し調べてみるか、とひとりごち。 ともあれソフィアの血で自らも重傷者のような風体だったので、替えの包帯を見繕って風呂場に向かった]
(40) 2012/04/16(Mon) 20時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 20時半頃
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―2階・露天風呂―
[脱衣場で粛々と包帯を解いていく。 宿内を知り尽くしているソフィアが失われて、あれこれ探すのに余計な時間がかかってしまった。 崖から落ちた際の骨折が身体を輾ませる最たるもので、外傷はソフィアの遺体に比べれば微々たるものだった。付着した血染も、包帯の内側より外側の方が多い]
あれが人狼だったら、 僕は何故助かったんだろう……。
[顛落して意識を失った。狼の鼻なら血の匂いを嗅ぎ分けられただろうし、見つかればソフィアと同じ末路を辿ったはずだ。 じっと自身の赤黒い手の平を睨む。 と、思考を救い上げるように、仕切りの向こうから微かな音が聞こえた。 夢見草の枝近くまで張り出した露天風呂。聳える壁の向こうはもう一つの桃源郷、女湯である]
他の誰かも、血で汚れたんだろうな。
[何事もなかったかのように呟くが、内心悶々と膨らむ期待に、軽く頭を振った。自分の頭がお目出度すぎる]
それともソフィアを襲った人狼が、返り血を洗いに……?
(53) 2012/04/16(Mon) 21時頃
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ヒューは、誰かを確かめに(やましい気持ちはない!)脱衣所を出て、>>49ピッパと目が合った。
2012/04/16(Mon) 21時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/16(Mon) 21時頃
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―2階・露天風呂前―
……ピッパ、何をしに……。
[猜疑の漂う声音で聞いてしまってから、ソフィアの部屋の前で口元を押さえていた彼女の姿を思い出した。吐き気を催していたのか、と納得するとともに、風呂に入っていたわけではなかったのかと落胆が60(0..100)x1%。 ちなみに此方は辛うじて下は穿いていたが、包帯を取り去られた上半身には、生々しい傷跡が幾筋も走っていた]
(57) 2012/04/16(Mon) 21時頃
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[いつものように目を逸らそうとしたが、肩を掴まれ逃げ場はなくなった。 何より、ピッパの気迫がそれを許さない。 観念して様々な激情に色彩られたそのかんばせを正面から見据える]
本当、か。 僕の方が知りたいよ。
ジェフがどうなったのか、ソフィアは何故殺されたのか、 僕は何故生き残ったのか、
……僕は本当に、人狼じゃないのか。
[悲痛でありながら気丈なピッパの肩は薄く頼りなく、自身にそんな資格はないと知りながらも、抱きしめて護ってやりたくなる。きっとジェフは、そんな気持ちだったのだろう。 サラリと真っ直ぐなピッパの髪に手を伸ばしかけて、思い留まった]
人狼でないとしたら、疫病神かな。
(61) 2012/04/16(Mon) 21時半頃
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本当、と言うなら。
ジェフと僕が森で襲われたことはともかく、 ソフィアを殺した人狼は、確実にこの中にいる。
それは僕じゃない…………多分。
[自信がなさそうに、ピッパの手がのったままの肩から力を抜いた。 肌に触れられて傷が痛むはずだが、今痛みを訴えるのは心の方だ]
御伽噺だった人狼が、本当にいた。 なら、人狼に襲われた人間も人狼になる、って、 そんな話も嘘じゃないかも知れない。
僕が眠っている間に、もしかして……。
[半ば冗談半分に言葉を重ねて、困ったようにピッパを見詰める]
今更僕が潔白を主張したって、誰も耳を貸さないだろう?
(66) 2012/04/16(Mon) 21時半頃
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ジェフの、最後の姿、か……。
森の偵察中に、狼に襲われ二手に分かれて、それきりだ。 僕は崖から落ちて、ジェフは後から衛士たちが探したけど見つかっていない。 人狼の噂のせいで、あまり人手が割けてないのもある。 遺体も見つかってないから、森のどこかで生きているかも……。
[自分自身ジェフの生存は絶望視してる中、下手に希望を持たせても残酷なだけだと分かっていても、つい気休めを口走っていた。 今はまだいい、との寛容さに、自分が今まで被害妄想で避け続けていたことが恥ずかしくなる]
僕が、生きていた方が、手がかりになるのか?
[上司の盾となり命を散らすのが、衛士の誉れだと。それができなかったお前は衛士失格の役立たずだと、死んだ方がよかったのにと。口性ない批難の的だった身には、その程度で少し救われた心地がした。だから]
ごめんな、ピッパ。
[事件以来初めて、ごく自然に、ピッパに頭を下げて謝ることができた。階段に去り行く背に、眩しそうに眸を眇め]
ところで、ラディスラヴァとは仕事仲間だったか? 彼女に不審なところがないか、少し聞きたいんだが。
(69) 2012/04/16(Mon) 21時半頃
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そうだな、傷については、 ソフィアを見てしまうと僕も人狼にやられたのかは 自信がなくなってきた。
村長たちの言う通り、逃走中夢見草の枝で 切ったのかも知れない、けど。
僕の記憶の限りでは、ジェフに斬られたわけではないよ。
[どうせ届かぬと知っているから、穏やかに否定して踵を返す。 早く傷口を清めて、新しい包帯を巻き直すさねば]
(71) 2012/04/16(Mon) 22時頃
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なんか独特の笑い方、するよな。
[不気味だという個人の感想はさておき、ふむ、と顎を揉んだ]
僕は彼女とはあまり接触がないけど、 普段からあの調子なのかなって、気になって。
屋根裏部屋の惨状を見て、笑い声か。 相当キてるな……。
[戦場で気が触れる者も見てきたから、それだけで断定はできないが、頭の隅に留めておく]
僕が詰問すると、逆に疑われそうだからなかなか手が出し辛くてね。 助かったよ、ピッパ。
[ひらと片手を振り、ピッパを引き止めることもなく、再び風呂場の入口を潜った]
(78) 2012/04/16(Mon) 22時頃
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―2階・露天風呂―
[庭で咲き誇る夢見草の次にダーラが自慢しているのが、この露天風呂だった。 湯気煙る水面の間近まで迫った枝、散った花弁は敷布のように湯船を覆う。 何とも異国情緒溢れる景観だったが、湯が傷口を容赦なく刺激するので、ヒューには楽しむ余裕もなかった。 残念なことに、女湯の方からは、物音一つしなくなっている]
いや、分かってたけどさ。
[ぶくぶくと鼻先まで湯に沈めると、頬の傷跡に張り付く一片]
(90) 2012/04/16(Mon) 23時頃
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……僕に、殺れるのか。
[負傷をつぶさに点検する。 怪我さえなければこの中で一二を争う腕っ節だろうが、今の状態では女子供相手でも抵抗されれば危うい状態だ。 それが人狼ならば、恨み骨髄の相手。衛士に引き渡すなんて生緩いことは言わず、この手でトドメをさしてやりたい。仮に間違っていたとして、他の誰かの手を汚させるくらいなら、不名誉のどん底にある自分が被れば、今更一人や二人殺したところで変わらないのではないか]
ハッ、自分の命が惜しいだけの、 人殺しの言い分だな。 そこまで落魄れるも、また一興。
[怪しまれる挙動を隠しもしない。人間強度に差はあれど、その点ではズリエルと自分は根本が似ているのかも知れないと、ぼんやり考えていた]
(92) 2012/04/16(Mon) 23時頃
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正に天国と地獄が紙一重ってやつだ。
[散りゆく夢見草を目蓋の裏に残し、湯を上がる。 水滴を払うもそこそこに、ラルフが寝台の傍らに残してくれていた傷薬を塗り、骨を固定するためきつめに包帯で縛っていく]
クッ……!
[鈍痛の度、奥歯を噛締め声を押し殺す。 ソフィアの痛みは、苦しみは、この比ではなかっただろう]
さて、人狼を殺すためとはいえ、 衛士は僕に剣を貸してくれるかな。
[相変わらず上半身は包帯を巻いただけの格好で、目的の人物を探しのっそり歩み出した]
(99) 2012/04/16(Mon) 23時半頃
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―2階・階段―
[剣が無理なら包丁か。 既に誰かが持ち出した後かも知れないが、厨房にあるはずだ。 そんなことを考えていた矢先、ピッパと階段ですれ違った。 ちらと目を射る、剣呑な銀の輝き。 彼女が凶器を突き立てるとしたら、間違いなく自分だと思っていたので、ハッと息を詰まらせる]
(108) 2012/04/17(Tue) 00時頃
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ヒューは、咄嗟に身構えたが、ピッパはそれに目もくれず憑かれたように階段を上って行った
2012/04/17(Tue) 00時頃
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