204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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…そっちじゃないよ、こっちだよ。 ここ、秘密基地なんだ。雨もへいきだし暖かいよ。
(0) 2014/11/11(Tue) 01時半頃
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ーーーーーーーーーーー 物語をお話しようか?
(1) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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それは、とある”人狼”達の物語。
月の満ち欠けに左右され、最愛の人を食べたくなる。 そんな人狼のいろんなお話。 ちょっと怖い物語、ちょっと悲しい物語。
中にはちょっと変わった人狼で、 食べられたいって願う物語もあったかな?
……女性の諸君は悲恋だなんだって 物語がよろしいだろうか?
(2) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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その人狼達はだいたい15、6から20代中頃までが 一番その本能が強くなってね。
だから、その期間に恋愛し人喰いしないように、 より恋愛対象にならないであろう、 血縁の年上で同性をリーダーにして 同性ばかりの3〜4人の小さな集団で 彷徨う旅人として過ごすんだって。
(3) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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そうやって、本能を飼い慣らして 長らく平和に過ごしていたそうな。
路銀を稼ぐための技能を磨き上げながらね。
……旅芸人の中では 彼らのもつ技術はなかなかの噂だよ。 医療に手を出している一座や、 商売上手もいる、らしいね。
(4) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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ただ、平和に過ごせば いつか教訓はおとぎ話に変わる。 ちょっとした大雪や嵐で、 期間中は合流してはいけないその禁をやぶって すぐに複数の一座が一緒に生活をしたりして……ね。
たかが、作り話って思ったのかな? それとも……新たな”物語”が欲しかったのかな?
……なんて、思うのは不謹慎だったかな?
(5) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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ヨーランダは、手元の楽器、その弦を一度指で弾く
2014/11/11(Tue) 07時半頃
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ーー……そう、今回はそんな禁を破った とある雪山でおきた物語さ。
ーーーーーーさぁ、はじめようか?
(6) 2014/11/11(Tue) 07時半頃
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ーーーーーーーーーRosey Snow
(#0) 2014/11/11(Tue) 08時頃
墓守 ヨーランダがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(墓守 ヨーランダは村を出ました)
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―雪道―
はぁ、……は
[白いマフラーに顔の半分を埋めても毀れる息は、氷点下の風に固形物じみて紗を作り出す。重く垂れこめる雪雲は一向に薄れる気配はなく、ふもとではちらつくばかりだった雪は今や嵐を予感させるほどに降りしきり体にまとわりついてきていた。
――参ったな。
緑色の眼を僅かに眇めた男は、そう思えども口にも顔にも出すわけにはいかないと思う。己は共に旅する2人を守る――“保護者”なのだから、と唇を引き結んだ。 同行者たちの様子はどうか。顔を向けて様子を窺った。必要なら、手を貸さなければならない。男自身も力が強いわけではないのが難点だが。]
大丈夫かい?――もう少し行けば 山小屋があるから……暫くは其処で、雪を凌ごう。
[風にかき消されないように少し張った声は、独特の透明感がある。やがて白の向こうに霞んで見えた影は、山小屋に相違なかった]
(7) 2014/11/11(Tue) 12時半頃
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[道中に限らず、男――フランシス・ベネットは やや口うるさいところがあった。
「どうか気をつけて」「危ない真似はしないで」 「――あまり、人と深くかかわっちゃ、いけない」
年少の同行者たちがどう思っていようと、男は同行者を――「人喰い」の定めを背負った同族を大切に思っており、其れゆえの言動であった。
(疎ましいと思われてもかまわない。 気を緩めて――辛い思いをするのは、彼らなのだから)
そう。そうやって――気をつけていた。 細心の注意を払っていたはずなのに。]
(8) 2014/11/11(Tue) 12時半頃
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[念のため、山小屋の中の様子に聞き耳を立てて安全を確認してからそっと扉を開いた。 先に同行者を入らせようと、ベネットは手を差し伸べる**]
(9) 2014/11/11(Tue) 12時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 12時半頃
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[雪山の音は、少し恐ろしい。 風が、天候の悪化を予感させる。
先ほどまで共にあった さくり、さくりと雪道をゆく音は、
ふたつ、ついに途絶えた]
(10) 2014/11/11(Tue) 18時頃
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[足がまだ柔らかな新雪を踏み
少し沈んだその身へ、針葉樹の太い枝から落ちる雪のかたまり
あっ、と 飲み込んだ息]
(11) 2014/11/11(Tue) 18時頃
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[悲鳴は、出なかった。
否、だせなかった。
トレイル・バートンの声は
失われて久しい**]
(12) 2014/11/11(Tue) 18時頃
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― 雪道 ―
[白にさえぎられる視界は、近くにいる同行者たちを確認するので精一杯。 心配性な保護者の声が聞こえたころ、山小屋が視界の先に見えてきてほっと吐息をこぼす。
どこかでどさりと、大きな雪のかたまりが落ちる音が風にまぎれて聞こえた気がした。 目深にかぶっていた帽子をあげて、周囲に視線を向けるけれど、やはり白にさえぎられて見えるものも見えはしない]
(13) 2014/11/11(Tue) 18時半頃
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[興味を惹かれればあちらこちらに足を向けるラルフは、いつもフランシスに小言を言われる立場だ。 あれこれ注意を受けても直らないその気質はこの吹雪の中でも健在で。 けれど、止めた足を注意されればさすがに離れる危険は冒せなくて同行者に続いて、山小屋へとたどり着く]
……ん。
[山小屋の扉を見る。 差し伸べられた白い手はいろんな楽器を調律する手だ。
その手をとることなく、体にまとわりついた雪をはたいて、山小屋の中へとはいる**]
(14) 2014/11/11(Tue) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 18時半頃
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[高い高い空を見上げれば、ねずみ色の空さえ白にかきけされて見えなかった。 コートの隙間から冷気の妖精が手を差し入れてきてるもんだから、びくち、とくしゃみが出る。 いつも音をひっきりなしに奏でる口も、開けば雪が入ってくるからぴったり閉じてね。 足元と前と後ろから聞こえる、生まれたての雪を踏んでいく音を楽しく聴いていた]
……?
[ふと。 後ろから聞こえる音が途切れて。 代わりにお月さまが落ちてきたような音がしたから、振り返ってみる。
雪の悪戯な抱擁を受けてしまったトレイルを見つけて、ぴったり閉じてた口がつい笑い声をたててしまった]
あは。トレイル、トレイル・バートン。そこは寒くない?さむい?そう。 ごめんね、君の透明な声がまた聞こえなかったよ。
[前に向かっていた足跡が後ろに戻る。 同行者の透明な声は聞き取りにくくて、よく聞き漏らしてしまうからたまにこんなことがあった。 きっと透明な声を聞くには、修行が足りない。
(15) 2014/11/11(Tue) 19時頃
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[仕方ないから、彼の透明な声を聞き取る練習はまた後でするとして。 檸檬色の手袋に包まれた手を伸ばして、トレイルを雪の抱擁から救いだしてあげよう]
(16) 2014/11/11(Tue) 19時頃
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許婚 ニコラスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(許婚 ニコラスは村を出ました)
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[それから、ふうっと凍った息を口から溢して]
さむいな。ねえ、まだこの雪は止まない?
[保護者の顔を見上げて、いつもの顔で笑ってみた]
(17) 2014/11/11(Tue) 19時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 19時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 19時半頃
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[音が、消えて 静寂のなか、少し慌てたテンポの音が戻る。 笑声は、聞き慣れたもの
重い雪を払いのけてもらい、ようやく彼の手を取る。
ニコラ、
感謝の声は、やはり届かないけれど]
(18) 2014/11/11(Tue) 19時半頃
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[鼻の頭を赤くしたまま、ゆっくり口もとで笑みを作った]
(19) 2014/11/11(Tue) 19時半頃
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[視線が、眩い色の手袋を追う。
高いソプラノを連想させる色だと思う かつて、もっと、もっと幼かった頃の 高慢な己の声に、似た色。
今はもう、プライドごと掻き消えた。
声を無くし、すっかり大人しくなってしまった 不器用なトレイルは 唯一の生業を無くした己の面倒を見てくれる あわれで酔狂な保護者を見失わないよう、 幾分慎重に雪を踏む**]
(20) 2014/11/11(Tue) 20時頃
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『舗装された石畳の道に、高らかな足音が響く。 少女はぱっと顔を上げ、足音の方へと目を向けた。 彼の美しい金色の髪が、眩い太陽の光を浴びて輝いている。 まさしく彼こそが、少女の待ち望んでいたその人であった。 手元に集めた色とりどりの花を慣れた手つきで編みながら、 少女の瞳は彼を捉えたまま離れない。 やがて彼も恐ろしい戦争へと向かう日がくるに違いない。 出立のその時、凛々しく敬礼をする彼に、 祈りと願いを込めた花輪を捧げよう。 それはきっと、彼の髪の色によく映えるだろう』
[安く質の悪い紙が万年筆の先を幾度も引っ掛け、その度に染みを作る。所々滲みの酷い箇所を見て、思わず溜息を吐く。 これは誰に渡すわけでもい文章だ。 私小説でも無ければ、戯曲でも無く ――そう、文章と評する他は無い、ただの文字の羅列だ。 つまり汚れても読めなくても構いはしない性質のものだが、 それでも染みは好ましくは無い。]
(21) 2014/11/11(Tue) 20時頃
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[最初に、山小屋で休もうと言い出したのは自分と彼のどちらだったか。 少し強くなってきた雪をやり過ごすだけのつもりが、 気付けば外からは激しい吹雪の音がし始めていた。 動けないならば仕方が無いと、いつものように紙を広げて万年筆を持ち、どれだけの時間が過ぎたのかは把握していない。 没頭すると他のものに気が回らなくなるのは、いつものことだ。 その所為で庇護すべき彼に不便を強いている部分も、少なからずあるだろう。]
……何か、困っていることは無いか。
[自らの不行き届きを自覚する度に、同じことを問う。 生業に反し、話す為の言葉を選ぶのは、不得手なのだ。**]
(22) 2014/11/11(Tue) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 20時頃
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[鼻をぽっちり赤く染めたトレイルの口が、ゆっくり弧を描いて。 濡れた彼から見える、感謝の言葉。
この声はちゃんと見えたから、嬉しくなってうんうんって頷いたんだ]
行こ。
[いつも通り、トレイルはおとなしい。 おとなしすぎて、そのうち消えちゃうんじゃあないかな? だから振り返り振り返り、彼がちゃんとついてきてるかなって見てね。 今度は保護者の背中を見失いそうになったんだ]
(23) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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[白い 世界]
(24) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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[視界も 音も 存在も 白い]
(25) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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[ゆっくりと弓は引き絞られる
肩に 頭に 薄く積もる雪は 払われることなく]
[矢の 先 白]
[それが動く そこに色彩が生まれる]
(26) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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[同じ色彩は深く合わせた胸元 覗く色彩は南国の色彩 生まれた色彩に 黒い瞳がくると動き 甲高い声 一つ 色彩を帯びて響く]
[胸元に幼い頃から一緒の愛鳥を入れた (胸元に入るほどコンパクトな鳥ではないため 無理やり押し込めたに近い姿だが) 少年の終わり 青年の始め そんな姿は 素早く 色彩を散らす存在に駆け寄る
雪にも慣れているのか手こずる様子はない]
ーーー…………
[空は見上げられる けれど 厚い雲が 視線を遮る] [一度首を強く降って うっすら積もる雪が落ちた]
[胸元の鳥が 唸る 抗議だ]
(27) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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……もう少し
[感情の色彩薄い 音 零れた 滲む微かな色は 焦燥
雪に 色彩 振りまいた 命なき兎 それを手早く腰に結わえて 彼は その場から 動き始める]
(28) 2014/11/11(Tue) 20時半頃
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フィリップは、”保護者”の元に戻る時 腰には二羽の兎
2014/11/11(Tue) 20時半頃
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[麓ではちらつく程度だった雪も山道を進むにつれ強まり 荒れるだろう事を予感させるには十分なものとなる。 先導する“保護者”の、己よりも小さな背を見遣る隻眼が細まり 眉間には薄く縦に皺が刻まれる。 歩みながら徐に開いた口。]
――――……。
[はっきりとした声は紡がれぬまま吐息の音色だけが零れた。 口の中には外気の冷たさのみでなく、含まれた雪の水気がじわと染む。]
(29) 2014/11/11(Tue) 21時頃
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[透明感のあるけが前方より響く。 “保護者”たるフランシス・ベネットの言葉に ドナルドは小さく頷き、ラルフに続いて声を返した。]
心配性。 大丈夫だって。
[バリトンを響かせたところで 口を大きく開きすぎて喉奥に雪があたった。 げほげほと咳き込むを誤魔化すように 男は口許を手で覆いフランシス、ラルフに続き山小屋へと向かう。]
(30) 2014/11/11(Tue) 21時頃
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[耳を欹て山小屋の中の様子を気にするフランシスの慎重さに ドナルドは音なくくちびるの形だけでわらった。 調律を生業とする保護者の耳は信頼に足るもの。 道中も時折周囲の音に視線を向けるラルフの耳の良さも知ってはいるが 二人を見ていると共通点よりも違いの方に意識が向く。
開かれた山小屋の扉。 雪をはたいて中に入るラルフの背が遠くなる。 入口で立ち止まるドナルドは 差し伸べられたフランシスの手へと視線を落とした。]
ラルフにおいてかれる。 ほら、フランシスも入った入った。
[風で閉じようとする扉を片腕で支えて フランシスを先に寒さから遠ざけようと もう片方の手を軽く彼の背へと向けた。**]
(31) 2014/11/11(Tue) 21時頃
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ー →山小屋 ー
ーー……やむ迄 もつ 量
[”保護者”に 一羽 押し付ける 二人と一羽 そこ迄 多くはいらない
押し付けて すたすたと 雪の中歩き出す 向かうのは この峠 それを越す途中 ある山小屋
山に慣れた人間ならば 今の降雪が 酷くなることは わかっている 食料も備えた 次は移住環境を
で なければ死んでしまうのだから]
(32) 2014/11/11(Tue) 21時頃
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フィリップは、人の気配に訝しげに山小屋を望む
2014/11/11(Tue) 21時頃
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― 山小屋1F ―
[山小屋の中は広かった。 雪にさえぎられて全体像が見えなかったが、どうやら二階へと続く階段も見える。 入ってすぐは道具や藁、薪などが置かれているのが見える。 かなりの広さがあるから、上階でもそこそこ余裕はありそうだと、ほっと吐息をこぼす。
ドナルド>>31がフランシスを促す声が聞こえ、それにまぎれて雪を踏む音が聞こえた気がして入り口から外へと視線を投げる]
誰か来る? 吹雪だし、避難場所かな、ここは。
[フランシスとドナルドへと問いかけながら、雪で湿った帽子を脱いでぱたぱたとはたいた]
(33) 2014/11/11(Tue) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 21時頃
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― 山小屋2F ―
[吹雪の音が、階下の物音を遮る。 人の訪れを知らせるのは、入り込む風の気配を察して揺れるペチカの火と、少し下がった室温だけだ。 しかし、それを察することが出来る程、敏感な性質では無い。 紙面のインクが乾いたのを見計らい、広げていた紙をまとめて席を立つ。]
……何か、食べるものでも用意しようか。 [旅を続ける一族の身でありながら、不測の事態には弱い。 天候を予測するのも、気候の不安定な場所に赴くのも ――生業とすること以外は基本的に不得手だ。 しかし自分はさておき、彼の世話はしなければならない。 料理も、その為にどうにか習得したものの一つだ。
幸い、この山小屋に食糧が備蓄されているのは既に確認している。台所へ向かおうとした時、>>33微かに何かが聞こえて、足を止めた。]
(34) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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|
―山小屋までの道で>>13―
[雪の落ちる音を微かにとらえながらも、フランシス・ベネットは視線を少し向けただけ。雪崩が起こる音ならたいへんなことだが、今のはそうではないと思ったからだ。男が守るべきと考えているのは、同行者の2人。]
ラルフ、余所見は危ない。
[音に興味をひかれた様子を見て取ってかフランシスは声をかけた。 少年と青年の狭間に成長したラルフに対しても、まだ子供に言うような口調が抜けない。ドナルドに対しても、似たようなものだった。見上げるほどに、大きくなったのに。]
咽てるじゃないか、 気をつけて?雪で窒息することだってあるんだから……
[>>30咽るドナルドにも注意を促す。 雪が眼に入ったらしく、フランシスは一度ぎゅっと瞼を鎖す。]
(35) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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[”保護者”が鉱山採掘が本職 ともなれば 雪山に 立ち入ることもあれど ……他に 人の姿 山にいると思わなかった]
ーーー…………
[ロートははよ 暖かいところ と 言わんばかりに 首を伸ばし 嘴で 彼の頬をつつく]
(36) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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|
―山小屋―
[――さて、辿りついた山小屋、フランシスの差し出した手を >>14ラルフはとらぬまま、雪を叩き落としている。 仕草にはまだ少々幼さが残るように保護者には見え、微笑ましい。]
雪だるまになるところだった。
[と、フランシスは冗談めかして謂い、笑って見せた。 ドナルドも差し伸べた手を見ただけであるようだ>>31]
ドナルド、寒いだろう、先に入って―――
[言いかけたとき、背に手が触れた。 緑の眼を瞬かせ、すっかり見上げる位置にあるドナルドの顔に視線を合わす。]
……うん、すぐ入っておいでよ?
[前はドアを支えるのも自分がしていたのになあ――などと妙な感慨を抱きつつ、山小屋に入る。中は随分とあたたかく感じられた。]
(37) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
|
|
[小さく舌打ちしたのは、雪と空気がぐんと重さを増したのを感じたため。 こんなことならば麓に宿でもとれば良かったと悔いても仕方がない。今更だ。]
急ぐぞ。 少し先だが、山小屋があったろう。 雪に埋もれちまう前に行くぞ。
[同行者を急かすように声をかけて、自らも歩を早めかけ――。]
ああ、転んで雪まみれになる前に言えよ? そのまま歩かせるよりも担いだ方が早いからなぁ。
[茶化す言葉を相手がどう聞いたのか。 いずれにせよ軽口めいた声は深刻なものではないのだけれど。]
(38) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
|
|
―山小屋1F>>33 ―
[ラルフハ既に部屋の検分を開始しているらしい。 目端が利くところのある子だ、面白いものを発見するかもしれない。ざっと見ただけでもしばらく身体を休めるには十分であろうとフランシスにも思えた。]
やれやれ、すぐ雪を払って乾かさないと。 ……うん?足音、聞こえた?
そうだな、同じように雪の被害をこうむった人たちが来るかもしれない。まあ、一緒になると謂っても雪がやむまでだし……。
[――謂いながら、果たしてすぐにのだろうか、という不安が首をもたげる。いや、大丈夫だ。深く関わることさえしなければ、問題ないはずなのだ。]
(39) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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やったお守りは落とすんじゃねえぞ。 路銀が尽きた時に売るもんがなくなっちまう。
[ひとつ、だけ。 注意深く同行者に言葉をかける。
自分よりも年下の同行者に手渡してあるのは、旅回りの細工師風情が持つには高価な銀細工のお守り。 普段は、いざという時の路銀の工面だ、と嘯くそれに込められた願いを言葉にしたのは最初の一度きりだった。]
(40) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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「どうか」
「どうか、お前の中の魔物が」
「目覚めることがないように」
(41) 2014/11/11(Tue) 21時半頃
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|
[気休めだと自嘲しながらも魔除けの銀を手渡さずにはいられぬほどには。 男もまた、己が種族の餓えにその生を浸して。
年下の同族を案じてもいた。]
(42) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時頃
|
― 山小屋1F ―
[フランシスの声は耳に心地良いけれど、その声でつむがれる小言は聞き飽きている。 しかし先ほどの注意は当然のものだからして反発するのはやめておいた。
ドナルドが咽た様子にはちらりと視線を投げるだけで。 山小屋にはいった後、フランシス>>37の冗談におかしげに眉を上げた]
十分雪だるまだったよ。
[フランシスやドナルドに比べればまだ幼さがのこる声が答える。 上の階で物音がしたのが聞こえて、先客がいるらしいと階段のほうへと視線を向けた。
山小屋の手前でとまどっている人>>36がいるらしいがそちらは小屋の中にいれば見えない。
人がいれば話しかけに行きたがるのを、いつも深くかかわってはいけないととめられるけれど。 ――それでも、話しかけずにはいられないのだった]
(43) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
ああ、ほら見えてきた。
[どれほど歩いたのか。 指さす先の山小屋の扉に近づけば、中からは人の気配がしていたろう。
安堵と、不安と。 どちらを先に感じたのかは、男本人にも分からないまま――。*]
(44) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
― 山小屋、二階居間 ―
[今日は机の上だからだろうか、万年筆が紙の上を滑る音もよく聞こえる。ぱちん、と薪が爆ぜ、それが目の前からの溜息と重なった。 思い出したように顔をあげ、いつもと同じことを問う彼は、それこそ文字通り「忘れている」のだろう、と問われるたびに思う]
別に。困ってたら言うよ
[そしていつも通りに短く答え、視線を手元に落とした]
(45) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時頃
|
―山小屋1F― [雪に降られた同じ境遇の旅人が、集うであろう場所。 扉を閉めたりはしないし、迎え入れるつもりであるが ――その“だれか”には、注意深くもなる。
旅立ったばかりの頃、ラルフが見知らぬ誰かに手を引かれて連れて行かれそうになった時のことは今でも思い出すと青褪めるし、ドナルドが目を失うことになったのは自分の不注意のせいだったとフランシスは考えていた。
過保護と揶揄もされようが、それがこの調律師の「保護者」としての在り方なのだ。しかし、2階のほうに意識を向けていなかったのは、迂闊であったか>>34]
それもそうだ。
[十分雪だるま――それには同意するより他なく肩を竦める。 それから、扉の方を窺って、ドナルドがいれば下がって、と声をかけてから――そっと開く。其処にいたのは――>>36]
―― とり?
[フランシスは、緑色の眼を瞬かせた。]
(46) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
[その言葉を口にする時、いつも思うことはもうひとつ。
―――困っているように、見える。
ずっと忘れていてくれていいのに。 此方を見向きもしない、空白の時間は好ましく 気づかれないように、その様を眺めていることが多い。 堂々と眺めていたって、どうせ気づかれやしないけれど]
腹も減ったら言うけど ああでもそうだな。せっかくだからあったかいのがいい
……なに。誰か来た?
[中途半端な繕い物を放り出し、床に手を置き立ち上がる。 歩き出せば少し引きずる右足は、ようやく熱を取り戻して痛みも薄くなっている。もっとも、薄くなるだけで、完治することはない]
(47) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時頃
|
[風雪強き道中、己が先頭を行けば風よけになれるだろう。 それだけの体格と体力があるのを自認していたが 如何せん山小屋までの道のりに不安があり案内には向かない。 仕方なくしんがり宜しく後ろを歩く事にしたけれど フランシスの注意がラルフからドナルドに移れば 眼帯に半ば隠れる眉間に皺寄せて小さく唸った。]
……っ、ン、ああ。 次からは気をつけるけど雪で窒息とか脅しすぎだろ。
[甘くみていることを匂わせる言葉を紡いで。 目を鎖す気配に気付けば「そっちこそ」なんて言葉を向けた。]
(48) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
―― 山小屋 ――
[少年と呼べるような年頃なら 差し伸べられた手を取り保護者の厚意に甘える事も出来た。 まだ庇護される立場であることはフランシスの所作から認識するが 彼の背を追い越してからはうまく甘えられなくなってしまった。]
雪だるまになる前について良かった。
[笑う保護者にからりとした声を返す。 けれどラルフの声>>43聞こえれば破顔し肩を竦める。]
はっ、違いねぇ。
[名を呼び先にと促す透明な声音>>37に頷き受け止めるのみ。]
――――……あァ。
[掛けられた言葉に反応を返し フランシスが中に入るを確かめてから扉の内側へと身体を滑り込ませた。]
(49) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
― 山小屋1F ―
[フランシス>>46が外へと声をかけるころ、上から話し声>>47が聞こえた。
勝手に動くなといわれても直らぬ性分のままに、二階へと続く階段の下へと足を向ける]
おじゃまするよー。
[興味本位で人についていったときに、フランシスが血相を変えて迎えに来たことは覚えている。 知らない人についていってはいけないと、10も半ばを過ぎてなお言われていたくせに、好奇心に突き動かされれば見知らぬ場所にいる誰かに声をかけることにためらいはない。
だからこそ、いつまでたっても心配性な保護者に子ども扱いされるのだろう]
(50) 2014/11/11(Tue) 22時頃
|
|
ー 山小屋の入り口 ー [彼は 躊躇していた 他人の姿に 集落に伝わる 理由以前に 他の人間を 好まない 人を 遠ざける 旅と 言われるまでもなく 人里を 好まない
彼の感情 薄い表情 眉間 皺がよりかけるが]
ーーーーっ
[あ と 何か言う よりも先に とり と 音が聞こえた
頬をつついていた 当鳥 気づいて ]
(51) 2014/11/11(Tue) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時頃
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くけーーーーーーーーっ!!
[彼は 一足先に 両手で耳を塞ぐ それと同時に とり と呼ばれて ルーツが 大きな声で雄叫び あげた
出会い頭に 人間 と いきなり 声かけられ 怒る気質 そんな性格の人物
それに ルーツの性格は 近い]
(52) 2014/11/11(Tue) 22時頃
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― 山小屋2F ―
[足を止めたまま一度階段の方を見遣り、それから同行者の方を見遣る。 自らを保護者というのはおこがましい。 また、彼を子供というにも気が引ける。 慮るのも子細を問うのも得意ではないから、>>45>>47彼のはっきりした物言いには随分と救われている。 それを口に出したことも、態度に示したことも無いが。]
ああ、多分……人だ。
[先程聞こえたのは人の声だろう。 吹雪の音に混じり、何かしらの物音が聞こえ始めてきた。 この吹雪だ。足止めを食う人は自分達の他にもいるのだろう。 ――問題なのは、それが同じ一族の人間である可能性があるという点だ。]
(53) 2014/11/11(Tue) 22時頃
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―山小屋1F >>52―
―――ッ!!?
[息を飲む音は「ひ」と謂う裏返った悲鳴に似ている。 びくん と口に手の甲を寄せるよう形でフランシスは身体の反射神経の命ずるままに全身で驚きを体現した。
調律師は耳がよい。
今回はそれが裏目に出た。]
(54) 2014/11/11(Tue) 22時頃
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[ギシッ、と足元で雪が鳴る。 普段多い口数も、吹雪き始めてからはめっきり減った。 聞こえるのは、吹雪く音。 カチカチと震えて鳴る己の歯の音。 それと。]
分かってる。
[少し前を行く保護者の声>>38。
急かすような言葉に頷いたが、雪に足が取られ歩きにくい。 置いていかれるのは嫌で、しかし待ってくれとは言えないでいる。 はぐれないようにと、手を伸ばしかけ。]
……うっさい。 アンタの方こそ、こけてもしらねーし。
[出たのは憎まれ口。 軽口めいた声をかけられたのは、丁度転びそうになったところだったから。]
(55) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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な、な ――何 ……っ!!
[動揺露に、フランシスは口を開閉させる。 鳥のけたたましい啼き声は、雪山にもよく響いたであろう。]
(56) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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[必死にその後を歩き、再びかけられた言葉にしっかりと頷いた>>40。]
大丈夫だって。 死んでも落とさねーし。
[お守りを服の上から握り締める。
それを受け取った時に、共に貰った言葉はちゃんと覚えている。 自分たちにそんな血が流れているなんて、信じてはいない。 まるで御伽噺のようだと思っているが、案じてくれているそのことまでを否定する気にはならず。 ありがたいとすら思うが、それを素直に口にしたことはなかった。]
(57) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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― 山小屋1F ―
っ――
[入り口から少し離れている。 けれど、そんな距離など関係なく、鳥がだした大声に耳をやられた。 とっさに耳を押さえたけれど、聞いてからでは遅すぎる]
うる、っさ……
[なにいまの、と入り口へと視線を向ければ鳥の姿が見えた。 フランシスがそのすぐ近くにいるのが見えて]
フランシス、大丈夫?
[いくら口うるさくても、やはりともに旅をする保護者だから。 その身を案じる言葉が口をついて出た]
(58) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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[表情の薄い顔が微かに翳る。 同族が集まる状況は好ましくない。 思わず考え込みそうになるのを遮ったのは
――>>52 素っ頓狂な鳥の声だ。]
……人だけではないらしい。
[ふっと小さく息を漏らす。笑う代わりの、微かな反応だった。]
(59) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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うん ……とり、だよね?今の
[首を傾げる。 それにしても、この雪深い中に鳥、とは。 笑みが見えたから、此方からは口端をにぃ、とあげて わかりやすい笑みを返す。 今の笑ったでしょ、と一度は聞いてみたいものの なんだかそれは、もったいないことになりそうでまだ実行できていない]
見てくるよ
[扉を開け、階段から下を覗き込めば――さて、そこで誰かと目が合うか。 ペチカから離れれば、小屋の中でもやはり寒い。 薄着のままふるりと震え、膝を抱えるようにしゃがみこんだ]
人、いるー?
[これでくけーっと返ってくれば、それはそれで面白い]
(60) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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ー 山小屋 入り口 ー
…………?
[知らぬ姿 その様子 猛る ルーツの先 見える
ルーツの雄叫び うるさい それは確か けれど 訝しげ 目が細くなる 過敏 と 耳から 手を離す そのまま むんず と ルーツの嘴 慣れた手つき 掴む]
ルーツ 怒った
[なに とこぼす それ 短く返す
手の中 腕の中 ルーツが もだもだ 暴れる]
(61) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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フィリップは、もう一人 フランシス と呼ぶ姿 後ずさる
2014/11/11(Tue) 22時半頃
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時半頃
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―山小屋1F―
[音が少し遠くなったような錯覚に陥り、フランシスは耳に手を当てた。>>58 指の間から、ラルフの声が聞こえ、鳥の声に対する動揺を押し込めるのになんとか成功したようだ。]
っ、……あ、ああ、うん、 大丈夫。ちょっと、びっくりした、だけで。
[扉が開いたままならば、雪が舞い込むは道理。 素っ頓狂な鳴き声の鳥を抱き込む飼い主らしき少年の言葉は端的である。]
おこ、った?……あ、ちょっと、待って
[後ずさる様に、フランシスは慌てたように呼び止める言葉を発する。]
今、外にいくと凍えてしまう。 中に、入るべきだ。
(62) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時半頃
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[この吹雪で、鳥が勝手に迷い込んでくることはないだろう。 つまり階下には間違いなく人がいる。 自分の立場を考えれば先に動くべきは自分であるのに>>60彼は常に先を行く。 それも、彼を子供として扱えない要因の一つでもあった。]
無理は、しないように。
[階段を降りないなら、神経質になる必要も無い。 分かっていながら、シメオンから視線を離せない。 しゃがみこむ様子を見て、遅ればせながら後を追う。 呼びかけるのが賢明か否か判断がつかず、階下への問い掛けは控えておいた。]
(63) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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[じっ と 彼は 落ち着き 取り戻しつつある姿 その 相貌を見る
暫く 両腕で抱え 暴れたルーツは 暴れているうち 暴れた理由 忘れて 好き勝手 彼の 前髪を啄ばんだり もぞり 首根に潜り込む]
………………
[頷いた 二度 一度目は 疑問に 肯定 二度目は 渋々と浅く 入り口 壁を這うように 居内に足を踏み入れ
更なる 音 足が止まる]
(64) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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― 山小屋1F ―
[鳥と人影が見える。 フランシス>>62が大丈夫と答えるのにはほっと吐息をこぼし。 その近くにいるだろうドナルドにフランシスのことは任せて、階段へと視線を戻す。
それはちょうど上からも覗き込まれたとき>>60だったようで。
階段の上に見えた顔にゆるりと瞬き]
いるよー。 そっち、いっても大丈夫?
[声を張り上げて問いかける。 階段を上がろうかどうしようか迷い。 ちらりとフランシスとドナルドへと視線を投げて]
上に人がいるみたいだからいってくるー。
[一応申告しておいて、階段へと足をかけた]
(65) 2014/11/11(Tue) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 22時半頃
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―山小屋―
ようやく着いたな。
[吹雪き始めも近いと感じる頃には、白く曇った空も、踏みしめて足跡を残す雪も、目の前も横も、白くないものは何もない。そんな中、ようやく当座の雪をしのぐための小屋へとたどり着き、このあまり”保護者”らしくもない男はフードを脱ぎ、ボサボサの髪を掻き毟った]
(66) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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このあたりだったかなあ、昔金だと思って掘り起こしたのが黄鉄だった山は……いや、これのもう一つ向こうの山だったか。 ま、早いとこ吹雪にはちょちょっと止んでもらってよぉ…… もう少し暖かい所に行きてぇよなあ……懐ももちっとあったかくなってりゃ言うことなしだけどさぁ……
ま、しばらくはこいつがご馳走だな。
[手渡された野ウサギを耳で持ってぶら下げ、ぶらんぶらんと振ってみせた。]
俺達だけでもねえみてぇだなぁ…?
(67) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[扉の方を気にするフランシスに ドナルドは隻眼を瞬かせる。 左目を失った事を保護者である彼は気にしているようだが ドナルド当人は自己責任、と思っていた。 鳥の声に驚く保護者にそれを案じるラルフの声。 鳥の飼い主らしき少年の声が聞こえたところで ドナルドの意識が外から山小屋の二階に移ろう。 階段から覗き込む先客>>60の声が聞こえた。 ラルフの意識もそちらに移ったようで声返すが聞こえる。]
ん、ああ。 気をつけてな。
[大丈夫だろうと思いながら案じる声を向けるは ラルフが己よりも年若いからというのもある。]
(68) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[いつも聞く言葉、またひとつ。>>63 これには答えたり、答えなかったり、時々だ。 今は何も言わなかった。 だって、知らない声がする。 たくさん、人がいる気がする。 多少無理したって、仕方がない。
本当には、心配かけさせないようにする。 それだけは心得ているから、構わないだろう]
うん、こっちはあったかいよ
[膝の上、手のひらをぱたぱた動かして手招くように。 いってもいい、と問われて頷いたけれど 大丈夫だったろうか。 近くまで来ていた彼の顔を伺うように、見上げた。 鳥が嫌いとかは、なかったように思う]
(69) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[素直でない反応に>>55頭をぽふりと撫でて時折その手を引く。
素直でないがゆえに端々からこぼれる素の反応が>>57、どうしようもなく放っておけないのだと。]
(70) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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…………
[先に 歩けば 先に着く 先につけば 後からくる
みた通りの状況 疑問 というより 確認を口にする ”保護者”が 追いついた と 声で知れば 素早く そのぼさぼさ髪 すなわち 覆われた後頭部 見える位置 保護者 の 背後に ルーツを 抱えて引っ込む]
(71) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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―→山小屋・入口― [雪から庇うように背の後ろを歩かせたプリシラに、気をつけるよう口を開こうとした矢先、 人ならぬ大音声>>52に思わず耳を塞ぐ。]
…なんだっつのー。
[少なくとも、この天候で鳥がこんなけたたましい声を響かせていられるとしたら、世話をしている人間がいることは想像に難くはない。
数日程度の寝床は確保できそうだ、と計算する傍ら、常日頃からの警戒がどうにも拭えず、同行者を庇うように自ら前に進む。]
(72) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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― 山小屋1F>>64 ―
[鳥と少年の両方に警戒しつつ、フランシスは山小屋に少年を招きいれようとする。ドナルドには気をつけて、と目配せをした。]
君、……保護者はいないのかい?
[また足を止める様子に問いかける。 が、――ラルフの言葉に意識がそれる。]
え?人――?
[いたのか、先客が―――と、にわかに不安が胸に過ぎったらしく、フランシスは少しだけ眉を寄せた]
(73) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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……聞こえた?
[冬の嵐を切り裂いて。 鳴り響いた鳥の緑色の声に、真白の風景をぐるっと見回す。 保護者とトレイルにも、秘密の呪文を教えるみたいにそうっと囁いてさ。
こんなとこにいる鳥って、さてどんな鳥?
見てみたいから、目を大きく見開いて。 大きな視界に、大きな黒いものを見つけて思わず指差した]
鳥…… ……家?
[違った。鳥じゃなかった。 きっとあの鳥が鳴いたんだと思ったのに!
ぷうっと息を吐いて、頬を膨らませてみて。 少し遠くの正面に見えてきた、背の高い三角の家を見つめる]
(74) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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魔女の家かな?お菓子で出来てるのかな? 確かめてきてもいい?
[それから、とん、とんと言葉を並べてね。 返事も聞かないで、ぱっと綺麗な白色を蹴って駆け出したんだ]
(75) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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うんー。 上はあったかい見たいだから、みんなも行こう?
[ドナルド>>68にうなずきを返し。 上にいる人>>69から許可をもらえればフランシスとドナルドへもう一度声をかけて、階段を軽く上っていく。 あったかいといわれてしり込みする理由などない]
一階は倉庫みたいな感じなのかな。
[階段を上がってすぐは廊下だ。 三階へとあがる階段も見える。
暖かそうな空気は廊下にある扉のところから流れてきている]
やあ、おれはラルフ。 吹雪のせいでお邪魔するねー。
[階段の上にいた人たちににこりと笑みを向けた]
(76) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[頭を撫でてくるその手に返すのは、やはり憎まれ口>>70。 子ども扱いされるのは気に入らないが、時折引いてくれる手は拒むことはなかった。
暫く歩き。 保護者の指差す先、見えた山小屋に安堵の息が漏れる>>44。]
良かった、これで凍え死にしないですむ。 ……あ、誰かいんのかな?
[中からの人の気配に、保護者の背に首を傾げた。 その表情は見えず、その内に浮かんだ感情も察することはできない。]
(77) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[いつも同じことを言うのは、他を言う必要性がないということだ。 保護者が優秀なのではない。 保護される側が優秀なのだ、と常々考えている。 気を遣わせているのか、或いは彼の生来の気質なのかは判断しかねているが、少なくとも彼との時間が不快では無いことに間違いは無い。
>>65招きに応じる声が聞こえた。 >>69見上げてくる伺いの視線に頷く。]
こちらの方が、温かい。 濡れた人がいるなら、上がってくると良い。
[声を張っているとは言い難い音量だ。 階下まで届くかどうかは、危うい。]
(78) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[一度入り 足を止め 追いついた 保護者の 背後に隠れる 結果 内と外の狭間
保護者 と尋ねる声に その行動は 答えになるか
人が 増えていく 様子 普段 よくしゃべる保護者 当たらない 鉱山探し 暖かいところ その後ろ 石のように 黙り込む]
(79) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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ん?どうしたフィリップ。誰か見えたか。それか幽霊か? そうだなあ、冬といえばそういう季節だもんなぁ…
ま、心配すんなって。大方俺達と似たような奴らだろうよ。 せいぜい吹雪が止むぐらいまでの付き合いなんだ、構えていく事ぁねえって。
……それともお前、案外人見知りする方だったかなぁ…? ま、どっちでもいいや。入ろうぜ。トリも連れて。
[背中に隠れるように回り込んだフィリップの頭をポンと撫でて、扉を開き山小屋の中に遠慮なくずかずかと入っていく。口数が多いのは、元からそういう癖なのだ。商売柄ともいう。これはどうにも治りそうにない]
いるんだろ?……邪魔するぜ。
(80) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[フランシスの目配せにドナルドは瞬き一つで答える。 鳥とその主らしき姿へと目を向けるが 保護者ほどの用心深さはなく 鳥を連れた少年が人影に隠れるを見れば]
この雪だしみんな考える事は同じか。
[山小屋に人が集う状況にぽつとごちる。]
――…ラルフもああ言ってる。 冷えた身体あっためねーと風邪ひくって。
[雪だるまになりかけたかなったかなフランシスに 山小屋の奥へと促すような言葉を掛ける。]
(81) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[中から聞こえてきた音に驚き、ビクリと肩を振るわせた。 雪から庇うよう前を歩いていたその背にまた庇われる形で、その後ろを歩く>>72。]
なぁ、ここ大丈夫なんかなぁ?
[その音の正体は分かっていない。 やっと辿りついた場所だが、吹雪が収まるまでここに居て安全なのかと少し不安になった。]
(82) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[ペチカのある居間のテーブルの上には、文章を書きつけた紙がまとめられている。 その脇には万年筆とインク瓶が無造作に置かれている。
書き掛けの文章>>21は、誰に見られても構いはしない。 誰かに売る作品にせよそれ以外にせよ、余計な頓着はしない性質だ。 文字は須らく読まれるべきであり、隠されるべきものではない。 そう考えている。]
(83) 2014/11/11(Tue) 23時頃
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[他にいる も 気にせず入り込む 保護者 後ろ 隠れていれば 自然 彼も 雪 白く塗らない 箇所へ]
…………人間、嫌だ
[頷ききいていた 何時もの饒舌 けれど 疑問に 淡く 眉寄せて 視線は下がる も、束の間]
ぎゃっ ぎゃーーー
[大きな 手 感触 眉間の皺消えて 顔あげ頷くと トリ と呼ばれ 怒りあらわに 自分越え 伸びた手 突こうとしたり ぼさぼさの髪 嘴 挟んで 引っ張る]
(84) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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ーーーー…………
[さらなる声 微か 話す様子の保護者 それら 遠ざかるよう 一階 奥 階段と逆に小走りに 逃げた 獣のにおい 夏の終わりまで いた 家畜 その寝藁 残る 一帯]
(85) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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ラルフ
[名を繰り返して瞬いた。 しゃがんだまま、にじりにじりと少しよけて 疲れたのでそのまま尻を床につけて座り込む]
俺はシメオン、そっちはディーン
[勝手に名を答え、開いたままの扉の向こう、ペチカへと視線をやる。あたたかさは、廊下まできっと届いているだろう。
そういえば床に袖が解れた上着が放り出されているけれど ぐちゃぐちゃになったところで困るのは持ち主だ、と気にしないことにした]
一階に湯が汲めるところがあったよ
[村人Aよろしく案内して――― さて、騒がしい声が、気配が羽ばたいたようだ、と再び視線を階下へと]
(86) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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―山小屋1F―
[白い雪の向こう側、ぬうっと立つ人影がフランシスの眼に映る。 ――クマ、かと思った。 内心、そう呟く。]
―――、そ うだな。うん、そうする。 扉開きっぱなしじゃ、冷えるし、な。
[>>81 瞬きで答えるドナルドに頷いたすぐあと、ずかずかと入り込んでくる>>80人物に道を開けた。 ぼさぼさの髪に縁取られた顔に、奇妙なデジャヴを感じた。どこかで、見ただろうかと記憶を掘り起こそうとしてこめかみに指を添えた。]
(87) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[>>77真白と黒い陰。 それだけ見て駆けていたから、見えた二つの茶と赤を見て、びっくりしちゃった]
わ、わ、わ。
[ぱすん。
気の抜けた音は、尻餅の音。 すぐに顔を上げて、視線が合えば照れた顔でにっこり。 茶色の大人が赤毛の子を庇うみたいにしているのが見えた。きっと仲がいいんだ]
こんにちは。素敵な天気だね。
[かけた声は、風のびゅうびゅう音に紛れちゃったけど]
(88) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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ベネットは、後ずさった折、とん、とドナルドに背が軽くぶつかる。
2014/11/11(Tue) 23時半頃
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お前さんの心配するこっちゃねーよ。 どっちにしろ屋根も壁もないとこで寝れねえって。
[背中を向けたまま、プリシラへいつもと変わらぬ口調を放り投げて。>>82
ごく軽く、小屋の扉から見える背と>>80その向こう側の人の気配へと声をかけた。]
なあ、あんたらも雪山で足止め食らっちまったお仲間か? だったらついでに俺と連れも避難させてくれよ。
[背中のプリシラを隠すようにしたまま、小屋の扉をこつんと片手で叩いた。]
(89) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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フィリップは、湯気 に 気がつくと そちらへ 小走りに
2014/11/11(Tue) 23時半頃
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― 二階、階段 ―
[ひょこ、と階上に顔をだす。 金髪がふたり、大人と子供。 名乗ったのは幾分か年下に見えるシメオンで、大人がディーンだねとひとつ頷き。
琥珀の瞳が、暖かな空気にほっとしたような色を浮かべる]
凍えて死ぬ心配がないだけましだね。 お湯もあるとか、あるいみ贅沢な感じ。
[湯が汲めるということは沸かす必要がないのだなと思った。 実際どの位置にあったのかは確認していないけれど。
階下の騒がしさが増えた気がして]
なんか人がいっぱい来たみたい。
(90) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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フランシスー! ドナルドー! 上、あったかいよー。
[いつまでたっても上ってこない保護者たちへと、声を張り上げた]
(91) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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あ?
[間抜けな音に>>88視線を向ければ、どう見ても尻餅をついたようにしか見えない体勢の。]
おいおい、大丈夫か。
[何の気なしに手を伸ばしてやれば、風に紛れるように途方もなく呑気な声が聞こえた。]
っとに、素敵な天気だよ。 おかげさんで山小屋が大繁盛だ。
[苦笑交じりに相槌を打つことで、少しだけ抱えていた不安が軽くなった気がする。]
(92) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[>>76いかにも人懐こそうな笑みを、無表情で見遣る。 不機嫌なわけでも不愉快なわけでもない。 ただ表情が硬いだけだ。 生業のせいもあり、気難しそうに見られることは多い。 そう見えないよう心掛ける努力をせずにいるのは、 >>86同行人の所為でもある。]
……よろしく。
[名前と挨拶の他に、言うべき言葉を見つけられない。 ラルフに軽く頭を下げてから、一度シメオンを見下ろした。 彼は階下を見ている。 居間に戻るよう促すつもりで唇を開くも、結局何も言わないまま、閉じた。]
(93) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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|
[外で払いそびれた雪が水に代わり衣服を濡らす。 纏わる冷たさにぬくもりを求めるのはドナルド当人。]
ふぁ……、っくしゅ。
[咄嗟に人の居らぬ方に顔を向けて むずがゆさの残る鼻先を手の甲でグイと擦る。 その間にも後から来た鳥の主と保護者は奥に移動したようで]
も、いいなら、閉める。
[扉に手を掛けようとしたところで フランシスの背が腕へと当たる。 動いた手は目的をかえ支えるように伸ばされて。 フランシスがこめかみ押さえるに気付けば怪訝そうに 露わな片眉をピクと跳ねさせた。]
頭痛でもする? 具合悪いなら身体休めた方がいい。
[案じる声を保護者へと投げる。**]
(94) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/11(Tue) 23時半頃
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そっか。まあ、お前御世辞にも人懐っこそうには見えねえしなあ… お前本当、よく俺と一緒に旅してると思うわ。
[軽く溜息をついていると、急に後ろから騒々しい鳴き声と共に髪を引っ張られ>>84呻き声をあげた]
痛ぇ!!おいコラ、いつもいつもトリ呼ばわりしただけで騒ぐんじゃねえ……実際トリじゃねーかてめえ… 痛、だから痛ぇんだってこの……
ああ、逃げちまった…
[騒ぎの間に、集まる人から逃げるように走っていったフィリップ>>85に肩をすくめ、自分は話しかけてきた他の男>>89に向き直る。]
あんたらもかい?この時期の山に用があるなんて珍しい奴らだな… ま、いいさ。好きに泊まってけよ。しばらくの暖は取れると思うぜ。俺の小屋じゃねえけど。ハハハ……
(95) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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食糧や、薪も蓄えてあった。 それなりの人数でも……しばらくは、困らないはずだ。
[だから人数がいても大丈夫だ、という本旨は言外に置かれる。 >>91声を張り上げるラルフの呼ぶ名に聞き覚えがあり、僅かに目を見開いた。]
フランシス……ベネット、か?
(96) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[聞こえたか 問われた言葉に返すのは頷き。
どの音だったかまで、鮮明にこの耳が拾っている。 ピアノでもあれば、再現も出来たろう 声さえ 声さえあれば、そっくり返して聴かせたろう。
今はただ、頷いて 駆け出したニコラに慌てて、再び雪に足を取られるだけ 冷たい雪に顔を埋めたトレイルは 疲れからか、ついにその場で目を閉じる**]
(97) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[無表情な人>>93にゆるく首をかしげ。 けれど拒絶されている雰囲気は感じないからそういう人なのだろうと思う]
こちらこそよろしくー。 [階段を上りきって、階下を覗いているシメオンに場所を譲ってからディーンを見る。 わざわざ教えてくれたことにありがとう、と笑みを返し。
保護者の名前に驚く様子に琥珀色がぱちぱちと瞬きを繰り返す]
あれ、ディーンさん、フランシスのこと知ってるの? うん、フランシス・ベネット、だよ。
俺と一緒に旅してる。
[にこにこと警戒心のかけらもなく頷いた]
(98) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[逃げ際 暴れるルーツ 火に油注ぐ保護者 彼は いつもの その様子 諦め 見守る その直前 ため息 言葉 きょとん 緩く 首 傾げてもいたが]
…………湯
[湯気に気がついた 揺れる 温かげな 外から 凍らず 流れ込む ルーツ 肩に乗せ 手袋 外し 骨ばった手 そっと 湯気に近づける
温かさ 染みる 目 細まり かけて 大きな声 びくり 身を竦め 緊張 周囲を警戒する]
(99) 2014/11/11(Tue) 23時半頃
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[似たような境遇らしい男に肩を竦める。>>95]
全くとんだ災難だっての。
[まだ小屋の中までは見ていないが、山へ登る前に聞いた話では食料の蓄えもなくはないらしい。 長旅のために持ち歩いている保存食と合わせればどうにかなるだろう、と外から聞こえてくる風の音に耳を澄ませた。]
(100) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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|
―1階>>91―
[思案の海から、ラルフの声でフランシスは意識を呼び戻された。>>91]
あ、 ああ! 今行くよ!
[>>94 ドナルドのくしゃみ、腕の冷たさに、フランシスは申し訳なさそうに苦笑を向け、]
ごめん、すっかり冷えちゃったな。 ラルフも待たせてるし、上、行こう……?
[ぽん、とドナルドの腕を叩いて、冷たさを拭うように撫でてから2階の方へと向かおうとした。その先>>96――見知った顔がいるとも知らないで。]
(101) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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[>>92差し出された大人の手。 それから、降ってきた苦めの笑み。おまけの同意の言葉に嬉しくなってね。くすぐられたみたいにクスクスしちゃった]
初めまして、あなたは魔法使い?それともヘンゼルかな。ちょっと大きいけど……。
家の中には、他にも誰かいるの?
[手を取って、立ち上がって。 >>95小屋の中からの声にそちらを向いて、目をぱちぱちさせる。 人が沢山!すごい、街中でもないのに!]
僕もいい?僕らもいい?死んじゃうもの。 ねえ、トレイル……。あれ?
[言いながら振り返ってみたら、トレイルたちは居なくってね。 あれぇ?って首を捻って、目をぱちぱちさせて]
あっ、あのね。僕はニコラだよ。ニコラ・タビー。タビー・ニコラ。
[一応自己紹介しておいた]
(102) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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[声をかけられなければ、察しても動くことはしない。 まだ人がたくさんいるようだ。 ほら、ラルフも声をかけている。
知ってる人?
こちらも、問いを声にしないまま飲み込んだ。 ラルフとの会話で知れるだろう、と 下を覗き込むのはやめて、そこでそのまま壁に凭れた。 少し邪魔かもしれないが、十分人が通れるほどの空間はあけてある]
此処は、贅沢だと思うよ あったかいし、安全だし
[囲まれている、という意味では安全だろうが 人が増えた今は、どうだろう。
安全と、言えるだろうか。 複数の人の声、真黒な瞳を好奇心で大きくして 今はすっかり屋内の温度になった呼気をそっと零した**]
(103) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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[でもさ、と口の中で反論したが、確かにこの吹雪の中で野宿はできない>>89。 怖いなんて口が裂けても言えずに、バーナバスの背へ唇を尖らせた。 それでも保護者の判断にはいつものように従うつもりでいる。
人の気配>>80に、バーナバスの背に隠れ様子を伺う。 バーナバスが誰かと話しているときは、大人しく背中に隠れて待っていることが多い。 いつものように話が終わるまで黙っているつもりだったが。]
……あ。
[間の抜けたような声>>88に、驚いたように短い言葉を漏らした。]
(104) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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ああ……知っている。
[>>98フランシス・ベネット。 小さな頃によく遊んでいた友人の名だ。 同姓同名でも無い限り、彼とラルフが一緒に旅をしているということは――ラルフもまた、同じ因果を持つ一族の一人だということになる。
ディーンは僅かに目を伏せ、シメオンを見る。 一族の人間が増えるということは、衝動に煽られる機会が増えるということでもある。避けるべき事態が、避けられない環境にある今、最優先に考えるのはシメオンのことだった。 >>103壁に寄る様子をそのまま見つめて]
部屋に戻るなら、手を貸す。
[彼がどうするかは、彼の判断に任せるつもりだ。]
(105) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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[手を伸ばして立たせた若者の見た目そぐわぬ幼い振る舞いと自己紹介にそっと目を眇める。]
俺はバーナバス、だ。面倒なら適当に縮めちまっていいぞ。 で、こっちのちっこいのが連れのプリシラな。
[ちっこいの、と言ってプリシラを指さす。]
(106) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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まあな。あんた……山男に見えなくもないが、その分だと違うかな。
[目元が良く分からないが、身なりのむさ苦しさではまあ自分と似たり寄ったりだと思う。>>100 フィリップが獲ってきた兎をどさりと簡易な厨房のような場所に置いて、荷物を置いた。]
案外小屋と呼ぶには広そうだな。 まあ、何にしても暖炉とかねえもんかな。さっさと温まりてぇもんだぜ。 そっちも連れかい?………うちのはまだ戻ってこねえみてぇだな。
[連れの少年>>104をちらと流し見て、ふとそんな風に口走り、暖炉かを探し、辺りをきょろきょろと見渡した]
(107) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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―山小屋― [小屋の中、初めて合わせる顔たちへはニコラにしたように簡潔な自己紹介をして。
挨拶もそこそこに、背負った荷の中から乾いた布を取り出し、相手の言い分も聞かないままにプリシラの頭に乗せる。]
濡れちまった道具の手入れをするからお前にやるのはこれ一枚な。
[己の体よりも先に心配するのは商売道具で、錆びることのないよう、濡れた荷の中から真っ先に取り出して検分していく。
目線はあげないまま、]
雪の中を歩いたんだ。 足や指の感覚がおかしけりゃ、ぬるま湯からゆっくり温めとけ。面倒がってほっとくなよ。
[商売道具の点検をしながら、年若い同行者をそれとなく気遣う男の髪は、まだ雪で湿っていた。**]
(108) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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― 二階 ―
[階下から聞こえたフランシスの声>>101に、くるなら先に居間をのぞいてみるかと視線をそちらに向ける。 保護者の知り合いらしいディーン>>105を珍しげに見やり]
知り合いとかに合うのはじめてかも。 すごい偶然だねー。
[同族が集まるのがどういったことをもたらすのか知らないまま。 偶然の出会いに、楽しげにつぶやく。
シメオンへと声をかける様子に首をかしげ]
シメオン、どっか悪くしてるの?
[手を貸す必要があるのだろうかと二人を見比べた。 そうこうしているうちに冷え切ったフランシスたちが階段を上がってきたら、居間はあっちだよと一緒に行くつもりで待っている]
(109) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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[保護者が 人間達と 階段を上がる その足音は聞きながら 誰も いなくなると 彼は 深く息を吐く 緊張を緩め ルーツを 湯のそばに下ろす その前に 湯に触れた手 火傷することもなく ルーツが 湯に触れても 安全と判断する]
[周囲 見渡し 大きめな桶 そこに 湯を汲み入れ 寝藁 拭う布のかわり 今度はゆっくり 手首まで 手を浸す ルーツも 足先 嘴 おっかなびっくり 湯に浸す]
(110) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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―1階→2階の階段>>91―
[フランシスはドナルドを促し、 先にお行き――と、階段へと向かう。 彼のすっかり大きくなった背中の横から顔を覗かせ、2階の先を覗き込む。>>109見えたラルフの顔に、小さく片手を振る。]
そっち、暖かそうだね。 先客の人に、ご挨拶はした?
[階下ではまたなにやらひと悶着があったようだが 今はさておくことにしたようだ。]
(111) 2014/11/12(Wed) 00時頃
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……ああ、そうだな。 僕も、知り合いに会うのは久しぶりだ。
[>>109ほんの僅か、笑うかのように口角が持ち上がる。 珍しい表情の変化だ。
無邪気に偶然を楽しむラルフの様子は、彼が因果について無知であることを示している。 ディーンもまだ、シメオンに詳しい話はしていない。 人を避けて暮らす必要がある、という程度の説明だけだ。
階段の付近で集まっていても、邪魔になってしまう恐れがある。 ラルフが居間の方を見遣るのを目で追ってから、問い掛けに頷いた。]
シメオンは、足が悪い。
[伝えるのは、すぐに分かる部分だけ。 子細について話すかどうかは、自分が判断するべきことではない。]
(112) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[茶色の大人がしてくれる自己紹介。 それにうんうんって頷いて。 赤色を示されて、またうんうん頷いてから]
プリシラ?
[ふと、首を傾いだ。 バーナバスの後ろの方、隠れてる赤毛を見ようと背伸びして、首を伸ばして。 見えた、同じくらいの歳の人。
じっと彼の目を見て
さて、どこかで見たようなそうじゃないような? 会ったとしても成長しちゃうともう分かんないから、首をもっかいこてり]
さむいっ!
[それから、ぱっと小屋の中に体を滑り込ませた]
(113) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[ディーン>>1が笑みを浮かべたように見えて、にこにこと笑みを返す。 足が悪いというシメオンに心配そうな視線を向けるが、すぐに階段を上がってきたドナルドたちへと意識がそれた。
二階に上がってきたドナルドにこっちこっち、と手招く]
こっちがドナルド。 そんでフランシスね。
[先に上がってきたドナルドを示して、シメオンとディーンに紹介する。 手を振るフランシス>>111も紹介して、もちろんとうなずいた]
ちゃんと挨拶したよー。 あ、フランシス、ディーンさんって知り合い?
[首をかしげて問いかける。 答えを聞けば満足して、シメオンやドナルドを促して温かい居間へと向かうつもり**]
(114) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[ぱちゃん と 音が立つ のは また 増えた 人の気配に 扉の開閉 風の吹き込む音 閉じる音 足音 一度といた緊張 瞬時に また張り詰め 息ひそめる]
(115) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[>>111階段の方から聞こえるのは、確かに覚えのある声だった。 知っている頃よりも幾らか低くなっているのが、過ぎた年月を感じさせる。 歳を取るごとに衝動は弱くなる。 或いは衝動を誤魔化す知恵を身につける、というのが正しいか。 同行者を連れ歩く旅もまた、衝動を和らげる手段の一つである。
しかし終わらない人生がないように、終わらない旅も存在しない。 何処かに、旅の終着地は必ずある。]
――久しぶりだな。
[>>114ラルフが問う先から、ディーンはベネットに声を掛ける。 彼の返答がどうあれ、ディーンはラルフと共に皆を居間へと誘導するつもりだ。**]
(116) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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―スノーホワイト―
[この雪の色を何と喩えよう。 白樺の樹皮か、石膏か。
否。 あの人の肌のようだ――と、ノックス・ファラデーは遠い日を想う。
盛夏に歩いた山道は、半年も経たぬ内に様相を変えていた。 同行者の少年達に指差し名を告げていた植物も、今は真白な雪の下。]
幹の近くを歩いてはいけないよ。 植物も生きている。熱を持っている。 だから――ね。深くまで足が埋まってしまうかもしれない。
[針葉樹の幹に触れて足元を確かめる。首を振り、迂回するよう指先を向けた。手袋を嵌め直し、また道を進む。]
(117) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[お喋りな少年と、声を失った少年と。対比のような彼らの前に、ノックスは立っている。目印になるようスカーレットのコートを着て。]
この雪は、止むどころかもっと吹き荒れるかもしれない。 困ったね。今日中に街に着けるかと思っていたのだけど。
[2人の笑みが白雪と重なる。 振り返り、追い付いた彼等の肩を労うように叩いた。>>11>>15>>20*]
(118) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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[寒くって寒くって、濡れた手袋にぷうぷう息を吹き掛けながら。 お菓子で出来てないお家は、少し動物の臭いがした。
トレイルたちと離れてることは大変なことなのに、忘れちゃってて。 見慣れないものに目をきらきらさせて、そればっかり考えてた]
くま?
[>>107一階にいた人を見て、そろ、と呟いて。 それから、探検しようって思って、小屋の中を濡れたまんま彷徨く。
階段を通りすぎて、少し奥。 >>115見えたのは湯気と、男の人と]
鳥!
[ぱあっと顔を輝かせて、脚をお湯に浸す極彩色を指差した]
(119) 2014/11/12(Wed) 00時半頃
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……こんちは。
[バーナバスの紹介>>106に合わせて、頭を下げる。 大人へ対しては>>107保護者の後ろに隠れたままだったが、同じくらいの歳の相手>>113へは、顔を覗かせた。]
あ?
[見たことのあるような顔。 記憶のどこかに引っかかるような名前。]
お前さ……。
[もしかして昔遊んだことのある相手かと聞こうとしたが、彼はそのまま中へと入っていってしまった。 問いかけた言葉は行き場をなくし、吹雪く音に紛れた。]
(120) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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くけーーーーーっ!!
[すでに 様式美] [羽ばたいて 不届きな姿へ 迎撃 しかけ 片脚湯につけバランス不十分 そのまま もう片脚 つるり ]
あ…………
[明るげな相手の顔 正反対 曇る顔 そこに 驚き
ばしゃーーーーーーん 水音 大きく]
(121) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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ぴぎゃーーーーーーー!!
[それ以上に 驚き 慌てる その鳴き声 大きかった
彼は 湯を汲んだ桶 浅い知ってる ので 驚き 過ぎれば 嘆息ついて 両手で引き上げようと 束の間 他者の存在 忘れる]
(122) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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あら。またどっか行っちまったかな……仕方のねえ奴だ。
[辺りを見渡し、周りの人間達の中にフィリップと鳥の姿がない事を見て肩をすくめる。もっとも、いないからと言ってどこへ行くわけでもない。ましてこんな雪山の中なのだ。]
まあ、いつも通りそのうち戻ってくるんだろうが… とりあえず荷物は置いてこなけりゃあ。
[他の面々に軽く挨拶はして、居間の方へと移動する事にした**]
(123) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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―2階―
[階段を上がりきって、フランシスは一瞬身体を強張らせた。 >>116視線の先にいた人物に、明確に見覚えがあったからだ。 ラルフによる紹介も遠く聞こえる。]
……ディー ン……?
[疑問形はしかし、確信の響きを帯びていた。 明らかな動揺は、普段旅しているときに見せるものとは異なるもの。]
……ひさ、 しぶり、 ……まさか、こんなところで、会うなんて。
[すこしぎこちない笑みをうかべる。 いつぶりか。思い出すのは昔――まだ、衝動を抑えるすべを知らなかった頃、だ。]
(124) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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[大きな声に、体が竦んだ。
鳥の言葉はわからない。トレイルの透明な声や妖精の囁き声が分からないのとおんなじように。 だけど、なにか怒ってるのは分かった。 体を強張らせて、目をまあるくさせて。
直後、響いたのは水の音。 それから、うんと大きな悲鳴]
ぷっ、
[ばしゃばしゃ、きっと落ち着けばすぐ立てるくらいの浅いお湯の中。 大慌ての極彩色をしばらくまんまるな目で見たあと、我慢できなくて笑っちゃった。 でも失礼なことだとは知ってるから、すぐに口をぎゅっと閉じて。
だめ、やっぱり笑っちゃう]
ふふ、ねえ、大丈夫? 君らはだあれ?君の羽はどこで染めてきたの?
(125) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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[ルーツは桶の中 伸ばされた彼の手の中 盛大に 暴れ 湯を跳ね飛ばす 混乱 失礼な笑い声 ルーツは気がつかない]
………………っ
[けど 彼は 気がついた 否 思い出した 慌てて 警戒 顔を上げる ルーツ 跳ね飛ばした湯 前髪から 滴るけれど]
………………ルーツ 染めてない 元々
[慌てふためく ルーツ 抱えて 示す 複数形に 敢えて ルーツの名のみ 渋々 苦い色彩の声
の最後に 小さくくしゃみ ルーツが 羽散らかした湯 冷めてきていた]
(126) 2014/11/12(Wed) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 01時半頃
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―スノーホワイト/山小屋の見える場所―
まったく、困った子たちだね。
[駆け出したニコラに声をかけても、容易に止まらない事を知っている。 動かなくなったトレイルに声をかけても、容易に起き上がらない事を知っている。 困ったと言う割にはからりとした笑みを浮かべて2人の背を見遣り、雪を踏みしめるように1歩を出した。>>75>>97]
(127) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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[バーナバスの後について、挨拶をする。 暖かな室内にほっと息を吐き、保護者の傍で荷物を下ろした。 雪で濡れた上着は脱ぎ、少し湿った靴下を脱ぐのに奮闘していると、頭に乗せらた布>>108。]
なんだよ……そんなの分かってるし。
[返すのは、やはり礼ではなく文句を返して、大人しくその布で濡れた髪を拭いた。 横目で道具を検分する様子を見、同じように自分の分の道具を荷物から取り出した。]
……ん。
[点検や手入れをするなら一緒にやってくれというように、道具を差し出す。]
(128) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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アンタこそ、面倒がるなよな。 俺よりアンタが倒れたら食ってけないんだし。
[道具の点検は自分がやるよりも、彼がやった方が早い。 その代わりにと、バーナバスの濡れた髪を軽く拭こうと座った彼の後ろに立った。 尤も、使うのは先程自分が使っていた布だが。]
なんか腹減ったから、食いもんあるか探してくる。 ……アンタも手とか暖めるなら、お湯とって来るけど。
[一通り拭き終えれば、バーナバスにそう言ってからその場を離れた。**]
(129) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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るーつ。るーつ。 染めてなくてその色なの?そう!素敵だね。
[まだ慌ててる鳥の名前を繰り返して。 小さな声で答える少年へ、にっこり笑う。 どうも彼は鳥の言葉が分かるみたいだし、こちらにも分かる言葉で喋ってくれるみたい。
びちゃびちゃな彼の音色が苦いことは気が付いたけど、なぜかなんて分かんないから。 意味もなく、うんうん頷いてね]
君は? 狼?賢い末っ子?ヘンゼル?悪い魔法使いには見えないけど…。
[なんて、言葉を並べたあと。 響いたくしゃみ。寒そうなヘンゼル。 濡れた体の彼をじっと見てから、鞄をあわあわと探って]
タオル!知ってる、タオルが君には必要。
[すごく得意気に掲げて、はいって差し出してみた]
(130) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 01時半頃
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こらっ、トレイル。
雪のベッドは柔らかいけど、随分と冷たいだろう? あそこの魔女の家で温かいスープでも、貰わないかい?
スープがなければコーヒーでも。 なに、山にコーヒーは付き物じゃないか。
[髪に身体に降る雪を払いのけてやり、埋もれた腕を掴んで起こそうとする。]
立ちなさい? ほら。
(131) 2014/11/12(Wed) 01時半頃
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[驚き 慌てる 最中なのに ルーツは褒められた 空気感じ 彼に 胴 抱え支えられたまま ばさっばさっ 大きく 羽ばたく
当然 ルーツを中心に 湯飛沫 散る]
(132) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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………………
[にっこり 視線 片眉 寄せる 頷き 並べたてられる 言葉]
………………狼 だけど……
[ぽつ と 一つ 音拾って] [得意気 出されたタオル その頃 二回目のくしゃみ 彼にとって 究極の選択 汚れた 寝わらより 心地よさそうな けれど 相手は 知らぬ 人間 片手 ルーツ 抱えたまま タオル 伸ばす 手指 そろり けれど 迷い 触れるに至らず]
(133) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[引き上げて、引き上げきれなくて。]
あぁ、でないと……今晩も一緒に寝てあげないよ?
[眠れないからと2人を離そうとしないのはノックスの方。 そら、と一声かけた身はバランスを崩して仰向けに倒れた。]
ぷ、あははっ 雪まみれだよ、トレイルの顔っ
[一頻り笑ってから立ち上がる。 スカーレットに雪を纏ったまま、山小屋へと連れ立った。*]
(134) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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―2F/居間―
[>>114 ラルフの声に、フランシスははっとして頷く。 笑みを浮かべることには、成功した――はずだ。 シメオンと紹介された少年にも頭を下げる。 ――そうか、彼と 旅をしているのだ。 そうフランシスは胸の内でだけ思う。]
あ、あぁ。そうだよ。……幼馴染。 ほんとう、こんなところで会うなんて、偶然だな。 あるんだな、……こういうことって。
[居間へ案内されると、腰を下ろす。 思っていたよりも疲労していたのを自覚して、フランシスは深い息を吐き出した。]
まあ、ドナルドにも言われたし、 しばらく休憩、かな……
[謂いながらも、気にかかるのは同行者らのことだった。]
(135) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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奇遇だね、僕も狼なんだ。
[しかめっ面。それでも会話は交わされる。 嬉しくてにこにこするのは止めないまんま。 返された一音に、自分を指差す]
けど僕は悪い狼じゃないから、退治はされない。 僕はいい狼なんだ。
[うんうん、頷いて。それから、迷うみたいな指に首を傾ぐ。 だって彼にはタオルが必要。なのになぜ迷うのかわかんないもの。 だからタオルを広げて。 彼のきらきらの髪のてっぺんに乗っけて、そのまま拭いてみようとした]
(136) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[彼のよく言う、>>117植物の熱も 今は雪の下
肩をたたいてくれたノックスを 追いかけていかなくてはと思うのに 街にたどり着くのが、目的だったのに きっと、それは叶わないと今はわかる。
風の音が酷い。 それでも不安に押しつぶされずにいられるのは きっとニコラとノックスが いつも傍にいてくれたからだろう
今は彼らが、トレイルの家族]
(137) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[昔は、母親がいたはずだった。 おうたが上手ねと、その鈴の音を覚えている。 物心つくかつかぬかのうちに、いなくなったから 顔なんて覚えていないけれど 父親は、お前の声はそっくりだねと、 ことあるごとに囁いてくれていたから きっと自分は母親に似たのだと、 父の前では笑顔で歌を歌って過ごしていた。
その父がいなくなったのは、いつだったか。 声が出なくなったのは、いつだったか。
思い出は黒く濁った音の向こう]
(138) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[柔らかな音を聞きながら目をあけると、 >>131真っ赤な色が視界に入った。 立ちなさいと、言われるままに立とうとして半身を起こしたが、足先に感覚がないなと、その先を諦める]
……
[首を振って、引き上げて貰うに任せて]
?
[一緒に寝てくれないのは それを困るというのは、誰か。 トレイルは、首を傾いで]
(139) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[あっ、と やはり悲鳴は上がらず、冷えて色を失いかけた唇から毀れたのは短い吐息だけ]
!
[倒れたノックスの巻き添えにあって 再び雪の中に顔を埋めることになる。 笑う音を聞きながら、保護者である彼の頭に塗された雪を払いのけてやって]
……
[立ち上がる彼の横、今度は自分の力でゆっくりと起き上り、白に濁った赤を、目を細めて見つめながら その外套へ、伸ばそうとした手をひっこめて ノックスの後を追い山小屋に向かう]
(140) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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―オーク/山小屋1階出入口―
[ニコラに巻いたマフラーの、色が消えた先。 複数の足跡に眉を寄せ、小さく溜め息をついた。 どんな素性の輩が居るのか分からない。]
ん、あぁ…… ニコラが僕たちの事を忘れて居るようだから、少し心配になってね。
[鳥に手を出して指を喰われてやしないか。 珍しいからと鳥に何かしていないか、など。
急な不安に襲われ、扉を慌てて開く。]
(141) 2014/11/12(Wed) 02時頃
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[途中、トレイルの腕を掴んで引き寄せたのは寒風から守るため。>>140 伸ばされたと知ってか知らずか。
彼を先に小屋へと入れ、後ろ手で扉を閉めた。]
こんばん、わ……?
(142) 2014/11/12(Wed) 02時半頃
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[ため息の音は、トレイルの眉を顰めさせる]
……
[心配そうに、ちらと見遣る。 山小屋から漏れ聞こえる音数に、 足を止めた。 扉をたたく音を、聞きながら 息を詰める]
……!
[寒さから身を守ってくれていた彼のぬくもりが離れ 先に、と促されるまま、と、と、と 感覚の薄れた足が小屋へ向かう]
(143) 2014/11/12(Wed) 02時半頃
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―2F/居間―
……、――ラルフ あんまりシメオン君に、迷惑かけちゃダメだからな?
[フランシスは考え事をするときの癖、 自身の腿に片肘をついて口元を覆うような格好で、首だけを傾けてそう謂った。]
(……ラルフが、人と話すのが好きなのは知っている。 それ自体は悪いことじゃない。寧ろいい事だけど、でも、同族相手はまだ危ない)
(――ドナルドはどうだろう?興味は持つと思うし、友達になるくらいは、あるだろうけど、大丈夫だろうか?女の子がいないのが不幸中の幸い、かな、どう、だろう)
[心中呟き、穏やかでない。思春期の子供を心配する親じみた心配性の蟲が、顔を出す。 >>123 居間の方に移動してきた大柄な男に遅れて頭を下げた。]
(144) 2014/11/12(Wed) 02時半頃
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[扉の閉まる音は、たたく音より周波数が低い。 背より聞こえる音が止むと、室内の音はより鮮明になる]
……
[くっきりと眉間に皺を寄せて 顔を俯けた。 街中に入る時と同じ、仕草。 暫くすれば、おさまるけれど トレイルの耳に入る音には全て名前がある]
(145) 2014/11/12(Wed) 02時半頃
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―2F居間― 連れの子は、まだ、下ですか?
[気を紛らわすためにフランシスは男に話しかける。 それから、折角の切欠だとこう、問いかけた。]
あの…… 何処かで、会ったことない です? おれたち、旅をしてるから、その先で、とか。 いや、勘違いかもしれないん ですけど。
[しかしながら、フランシスは気も漫ろ。 調律のために動く器用な白い指先は、今は自身の外套の縁をつかみ、口元を覆うばかりである。]
(146) 2014/11/12(Wed) 02時半頃
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|
[背負う荷の心配よりも先に、トレイルの雪は払うを優先した。室内の温かさで雪が水へと変わらぬうちに。]
大丈夫。 トレイルはいつものようにしているだけで、良いから。
[ぽんと頭を撫でてやり、首を巡らせた。]
ニコルー、居るかい? ニコ………
[名を呼ぶノックスの目が、驚き開く。 何か作業をしている男の姿に見覚えがあった。]
…―――バーニィ!?
(147) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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|
[それから、彼の手の中のルーツを見て]
ルーツ、綺麗。 トレイルとノックスに見せてあげたいな。 トレイルとノックスって僕の家族だよ。一緒に旅をしてるの。 ねえ、見せたいなあ。ルーツは綺麗だもの。
[だから、ちょうだいをするみたいに手を伸ばしてから。 虹色に触る前に、ふと気が付く]
……二人は?ねえ、君知らない?
(148) 2014/11/12(Wed) 03時頃
|
|
[あれ、あれれ。
きょろきょろ辺りを見回しても、姿が見えなくて。 目をまあるくして、ぱちぱちと何度も瞬きして]
ノックス?ノックスー……。トレイル……。 あれ、あれ……?
[タオルを握る手の力が抜けてさ。 迷子みたいに口をへの字にきゅっと歪める。 けどもう大きいから泣きはしない。ノックスに褒めて貰わなくちゃ。
でも不安な唸り声をたてるくらいはいいだろう?ね?]
(149) 2014/11/12(Wed) 03時頃
|
|
[ノックスが 人の名を紡いだのだろう音の震え。 顔を上げて、視線をむけて]
……
[思わず、後ずさる。 雪に埋もれ続けた長靴は水気を吸って重たく 不快な音を二つたてた。 ふたつのシノワズリは、ニコラを探し彷徨う 助けを求める声は、出ない]
(150) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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[人間違いの可能性など考えもせず、昔と変わらぬ愛称でバーナバスに声をかける。]
ノックスだよ、覚えてる? わぁ、困ったな。こんな場所で再開できるだなんて思いもしなかった!
あぁ、トレイル、君にも話しただろう? 昔、まだ僕が――…
[扉を塞いでいるからと1歩踏み出す。 お喋りな口を塞ぐかのように、雪の塊が前髪から落ちた。]
わ、ぷ。
(151) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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思い出した……置いてきちゃった!
[わあって大きな声を出して。 あわあわと視線を彷徨わせて、自分の両頬を何度か掌で叩いて]
ねえ狼の君、そのタオルあげるねっ。 後で名前を教えてね。約束だよ。ばいばいっ。
[一方的に捲し立てて、扉の向こうの冬の妖精がはしゃいでる世界に戻ろうとしたけども。 その前に、どうやら彼らは追い付いたみたいで>>147ノックスの声が聞こえた]
と、れいる!ノックス! よかった、いた!
[扉の近くにいたトレイルを、助走つきでぎゅっと抱き締めにかかる。 トレイルはちいちゃいから、潰しそうだけど うん、多分つぶれない]
(152) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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…………
[瞳を伏せた。 音が増える]
…………
[前に。 ノックスの話す昔話は 知らない世界のことばかり。 野に咲く花の色の話や、それから――
そう、考え事を始めた矢先だった。 皮肉にも、探すのをやめたとたんに聞こえてきた彼の声]
(153) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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[びくっと、身を竦ませた。 気づいた時には、目前に自分より一回り大きなニコルの姿]
―――!
[薄い唇を開いて、けれどやはり音はなく どしんと音でも立てそうな勢いで飛びつくニコルを、必死で踏ん張って、支えた。 濡れた外套ごとすっぽり包まれてしまって、思わず首を振る。 まずは冷え切った身をどうにかしないと。 困った顔で、ニコルの服を引っぱった。 通じるかどうかは、期待せず]
(154) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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―2F/居間― [階下から幾人かの声が折り重なって2階にまで届く。 楽しげな歓声や、鳥の声が混ざり、また扉が開き、足音が増えていく。]
……賑やかになって きたなぁ……。
[言葉の意味の明るさとは反対の、困ったような声色であった。]
(――ああ、ドナルドとラルフには、それとなくおれたち一族の「衝動」について伝えているけれど、だいじょうぶ、だろうか。)
ドナルド、ラルフ。挨拶くらいは、してこようか。 雪がやむまでは一緒に此処にいることになるんだし。 でも、あんまり“深入り”したら……いけないよ。
[言い聞かせるような保護者の色の奥に、懇願めいた音色を混ぜてドナルドとラルフに謂った後――ふと、紙の束に>>34気づいて指先を伸ばす]
これは……ディーンの?
(155) 2014/11/12(Wed) 03時頃
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[摘み上げた前髪は濡れて重い。 ニコラ、と開きかけた唇は、聞こえた声に弧を描く。>>152]
こら、ニコラ。 お兄ちゃんと約束しただろう? 1人でどこかに?
[1人でどこかに行かないと、4日前の約束を確かめる。 旅をしているのは仕事のため、共に居るのは修行のため。旅の本当の目的は表立って言えぬから、追加で家族の振りをする。
家族のふり。家族ごっこ――の、つもりだったのに。]
(156) 2014/11/12(Wed) 03時半頃
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[>>154修行が足りないから、やっぱり彼の透明な声は聞こえなくて。 冷たい体をぎゅっと抱き締めて、よかったなあってにこにこする。 はぐれてしまったら大変だもの。
なにやら服を引かれているのは気が付いたけど、なぜかは分からないから首を傾いで]
う、
[>>156ノックスの声に、ぴいと首を竦めた。 バツがわるくって、ちょっと眉を下げる]
……一人でどこかに行かない。
[口を尖らせて、呟いてから。 トレイルの髪の毛に口元を埋めて、ごーめんなさーいと謝罪の声。
それからトレイルから手を離してから、ノックスにもハグを仕掛けておいた]
(157) 2014/11/12(Wed) 03時半頃
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―2F/居間― [戯曲だろうか、詩的な文章が流麗な字体で書かれている。 その横の走り書き、覚えのある 先日、ある貴族の家でピアノの調律を担当したとき、試し弾きした曲の名前が見えた。「月の光――そのはじまりの部分をふと唇に乗せる。]
…、la la lalala ――la
[フランシスはこんな風に澄んだ声で音律を口ずさむことがある。それは唐突に始まり、唐突に終わる気紛れで幽かな演奏会だ。同行者であるドナルドやラルフは、子守唄めいたそれを何度も聞いたことがあるはずだった。
その実は、フランシスが自分に合っていると考える 衝動を抑える方法の一つ、であって。 だから。フランシスを古くから知る者なら、其れを覚えているかもしれない。]
…… la,
[透明感のある歌は小さいなれど綺麗なものだ。 ――天才と称されながら声を失った少年が*今此処にいることを知らぬままで*]
(158) 2014/11/12(Wed) 03時半頃
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[苦しい。 もぞもぞと、腕の中で動いて上を向く]
……
[室内の、少しぬるい空気を吸って 見上げた先の、ニコルの顔に反省の意を感じて。 それから、ようやく解放されると 今度は少し冷たさを肌に感じて]
――――
[ノックスを抱きしめに向かうニコルを、目で追う。 彼等と行動を共にするようになった最初は 話しかけられても冷たくあしらうだけだったけれど 今はどうだろう、彼らが離れるのが不安で仕方ない]
(159) 2014/11/12(Wed) 03時半頃
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うん、えらいえらい。 ちゃ―んと約束を覚えていたね。ごめんなさいが言えたね。
[服にかかった指の意味。>>154 ノックスが口を挟む前にニコラは離れ、彼の腕に掴まる。ぎゅうと強く抱き締め返してから我に返った。]
困ったね。ニコラが冷えてしまう。
[自分の頬はまだこんなにも冷たいのだと触れ合わせてから、ノックスの腕はトレイルにも伸びて。2人纏めて腕の中。
冷たいのにと小さく笑い、解放しながら防寒具を脱ぐようトレイルにも勧めた。**]
(160) 2014/11/12(Wed) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 03時半頃
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そうだよ、偉いの。
[>>160ぷうぷうと鼻を鳴らしていたけど、褒めてもらえたからちょっと笑って。 いつも通り、甘い甘いヌガーみたいな甘やかしを受けとるために、抱きついたまんまにしていたら。 冷たい頬を合わせられて、きゃあきゃあ奔放な声を出した。
歳とそぐわない言動は、いつものことだが。 知らぬものには奇妙に映っても仕方ない]
ノックスも冷えちゃうね。ノックスが風邪引いたら大変。
[ぺたぺたノックスの頬を触りながら、眉を下げて。 解放されれば、外見に似合わぬ素直さで濡れた外套を脱ぎ。
まだ探検したりない顔で、きょろきょろ**]
(161) 2014/11/12(Wed) 04時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 04時頃
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[複数の音はまだ、止まない。 ここは安息の地ではないと、思うけれど
ノックスの腕が伸びるのを、避ける事はもう滅多にない。 ゆっくり息を吐いて、彼の勧めに従い外套を脱ぐ。 防寒具の下もやはり、黒を紡いだ生地 首から下げたチェーンの先には銀の指輪ひとつ。 濁った記憶のむこう、言葉を覚えたころに譲り受けた品だ]
?
[二人との会話が途切れてしまうと 意図して遮断していた周囲の音が耳障りになる。 その中に]
(162) 2014/11/12(Wed) 04時頃
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[>>158記憶の底にこびりついた音を拾った]
……
[はっきりと、眉を顰めて 唇をきゅっと結んで
ゆっくりと、息を吐いた。 音は続いている]
(163) 2014/11/12(Wed) 04時頃
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――
[ちら、とノックスを見て、外套を差し出した。 持っていて欲しい。 きっと彼には言葉がなくとも仕草で知れる筈。
ああ、またズレている。 首を振って 二階に続く階段へ、ゆっくりと足を向ける。 水を吸った長靴を、入口の方に置き去りにして]
(164) 2014/11/12(Wed) 04時頃
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―二階、居間―
[音の出どころを見つけ>>158謡う彼の元に近づいていく。 この音は、聞いたことがある。 皆が良い音だと、褒める中でただ一人 数Hzのズレを指摘して不快だと言い放った幼いトレイルは、けれど昔の面影を髪と目の色以外に残しておらず]
……
[何よりあの声はもう、どこにもない]
(165) 2014/11/12(Wed) 04時半頃
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[記憶より歳月のたった相手へ近づいて、 トレイルがゆっくりと人差し指を己の口元に充てる。
しずかに
そういう意味のジェスチャーをひとつみせて 次に両手で耳をふさいで首を振った。
お前のその音は、聞くに値しない 不完全な楽器は、売り物にはならないよ。 幼いころならば、そう告げたろう けれど今のトレイルは、ただジェスチャーを二つ見せた後、彼に背を向けその場を去るだけ**]
(166) 2014/11/12(Wed) 04時半頃
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………………精々 犬
[彼は 僕も と 狼 それもいい狼 と 嬉しげに 指差すを 訝しげに 言葉を 聞いてから と つぶやく ただ 迷っていた 彼の手が ようやく タオルを 取ろうとした
が]
(167) 2014/11/12(Wed) 06時半頃
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………………っ!
[そのタオル 手を滑り抜け 犬のような狼 その手によって 彼の 頭に ふわと 視界を遮られ]
………………
[慌てて タオルに 伸ばしていた 手 戻して 視界塞ぐ分 持ち上げ その視界の先 褒められた ルーツ 伸ばされた 手を 偉そうに 胸をはり 見ているのをみ 自称狼をみ]
(168) 2014/11/12(Wed) 06時半頃
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…………あんたの 家族は 知らない
[そう 彼が きょろ と あたりを探す頃 表情の 淡い顔 タオル越し 覗かせ 自称狼 ではなく 本当に狼 なら トレイル ノックス きっと どちらかが ”保護者”だろうか?
本当に 保護者 いないと立ち行かない そんな 自称狼 に首を振る が
自分より 高い位置の顔 今にも泣きそう]
(169) 2014/11/12(Wed) 06時半頃
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…………狼 なら すぐ 泣くな
[困惑 続く大きな声 伸ばされる自称狼の手 それか 彼の手を おもちゃに ルーツは 知らぬ存ぜぬ 甘噛み 遊ぶ間 彼は 自分より 圧倒的 大きい 自称狼の 様子に どうしていいか 戸惑う
その戸惑いも 余所に 一方的な 捲し立て 泣かれる 困る と 一つ頷く も 戸口側 開閉の音 人の気配に 警戒が 走る]
(170) 2014/11/12(Wed) 06時半頃
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[それは 自称狼 その前に 聞こえた ”ニコル” らしきの 家族 らしく 自称狼 が 駆けて行くのが見える]
………………
[その姿 ぽかんと無言で 見送る やっぱり 犬 と 自称狼に 思う 置いていかれた タオル それでゆっくりと 濡れ冷えた 髪を 拭いながら
ルーツは その頃には 桶の湯を 彼の羽汚れで 濁らせるほど 湯で*遊んでいた*]
(171) 2014/11/12(Wed) 06時半頃
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フィリップは、聞こえてくる 遠吠え ではない 歌声階上を*見た*
2014/11/12(Wed) 06時半頃
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― 山小屋・2F階段付近 ―
[>>124ベネットの動揺の理由は想像するまでも無い。 同族が集まる状況は、本来ならば回避するべきものだ。 ベネットの笑みを見ても、ディーンの表情に変化は無い。 不安も動揺も無く、ただ、今の状況を受け入れるのみだ。]
ああ……君に会うとは、思わなかった。 ……元気そうで何よりだ。
[旅の一族でありながら旅が得意とは言い難い自分が何故、今回は山に向かうことを決めたのか。 理由はシメオンにすら明かしていない。胸の内にのみある。 しかし、ベネットを前にしてディーンは自分の判断が正しかったことを確信していた。――運も味方をしてくれている。
よく知った彼にならば、大事な『もの』を預けることも出来るだろうから。]
(172) 2014/11/12(Wed) 10時半頃
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― 山小屋2F・居間 ―
[ラルフたち一行と連れ立って廊下を抜け、居間へと戻る。 室内に足を踏み入れると、温かな空気の密度が増すような心地がした。 階段に続く居間のドアは開けたままにしておく。
ディーンはまず、床に放られたままの自らの上着を拾い上げた。 袖が解れているのを、シメオンに繕ってもらっている最中だった。 いつぞや仕上げた脚本の謝礼の一部として貰ったものだ。 明るい空の色をした外套は、大凡自分に似つかわしいとは思えない。しかしこの外套が手持ちの中では一番厚く、高価で、使い勝手が良い。
外套を先程まで腰掛けていた椅子の背凭れに引っ掛け、ディーンはその場の遣り取りを眺めていた。 合間にやや遠くから>>122またも鳥の声が聞こえた。 ベネットの一行が鳥を飼っている気配はない。 とすれば、他にもまだ客人がいるということだろう。]
(173) 2014/11/12(Wed) 10時半頃
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[>>155深入りを戒めるベネットの言葉を聞き、ディーンはラルフとドナルドの二人を見る。 それからそっと、シメオンの様子を伺った。 常から、シメオンに口うるさくあれこれと指示をしたことは無い。 同族の大人として、ベネットの姿勢の方が正しいのだろう。 だが――]
……君は、君のしたいように、すれば良い。
[これもまた、いつもと変わらない言葉だ。 彼がどう捉えているかは分からない。 しかし少なくとも彼に、本心と異なる言葉を言ったことは無い。]
(174) 2014/11/12(Wed) 10時半頃
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……ああ。 金になるものじゃないが。
[>>155ベネットの問い掛けに頷く。 金になるものではない。 即ち世に出るものではないから、手を抜いている。 誰に読まれても構いはしないが、誰かに読まれることを前提としたものではない。文章として見苦しい点が多くある。 >>158しかしベネットがそれを気にする様子は無い。 彼の手元にある紙の束に一度視線を落とし、響き始めた歌声に耳を傾けていると――>>165やけに整った顔立ちの青年が、こちらに近づいてくるのが見て取れた。 ディーンは、ベネットと彼を交互に見る。 >>166彼の一連のジェスチャーは、まるでベネットが歌うのを止めさせようとしているかに見えた。 その意図するところも、二人の関係も、ディーンは全く知らない。
ただ、歌を制止させる必要性について、疑問を持つだけだ。]
(175) 2014/11/12(Wed) 10時半頃
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[問い掛ける言葉を探すうちに、>>166彼はこちらに背を向けて歩き出す。 結局ディーンは口を開かず、その背中が遠ざかるのを眺めているだけだった。それから、気遣わしげにベネットに視線を向ける。
自分の作品が貶されることには慣れている。作品にはもれなく、評価が付きまとう。しかしそれはあくまで、作品に対する評価に過ぎない。 しかし歌声の評価は、自身の評価にも繋がる。それを否定されるというのがどういった心地であるのか、ディーンは想像出来ない。
ディーンが旅芸人であった同行者の生業を継がずこの道を選んだのは自らの判断だ。楽器も弾けるが金を取れるほどのものではなく、芝居や芸は身につくまでにも至らなかった。何より、あの楽しげで美しい舞台の上は、自分には遠すぎた。 眩しい光と割れんばかりの拍手喝采の音は、今でもディーンの記憶の中に残っている。――そこに抱く憧憬と、嫉みも。]
……下の様子を、見てくる。
[そう告げて、ディーンは階下に繋がる階段に向かった。]
(176) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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― →1階 ―
[1階へ続く階段を降りながら、一度小さく息を吐く。 もしシメオンが傍にいたなら、それが動揺を落ち着ける為の動作だと察したかも知れない。 しかし今、彼は傍にはいない。
昔のことや捨てた夢などを思い出すのは、随分と久しぶりのことだ。守るべきものが手元にあれば、過ぎた過去を振り返る暇など無い。 やはり彼を守っているのではない。彼の存在に守られている。
1階に降り立ち、ディーンは両手のひらを広げて、見下ろす。 決して綺麗な手とは言えない。 細く骨ばった指の先や爪の間に、黒いインクが染みついて取れなくなってしまっている。
視線を上げ、今度は山小屋の出入り口になっているドアを見る。 雪に濡れた来客者たちのせいか、足元には小さな水たまりが出来ていた。]
(177) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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――――……。
[沈黙の間は、逡巡の間だった。 ドアからそっと視線を剥がし、ディーンは辺りを見回した。 >>129丁度、少年が大人の髪を拭いてやる光景を目に留める。]
……食糧は、上にある。 それから、火も。
[どうやら髪を拭き終えたらしい少年の言葉を耳に留め、ディーンはそう告げる。 常から愛想の乏しい声が、初対面の相手に話しかけると言うこともあり、一層硬くなってしまった。]
(178) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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―山小屋2階/居間/ディーンと―
[>>172落ち着き払ったディーンの様子に]
……相変わらず、落ち着いてる。 変わってないなあ、そういうところ。
[フランシスがそう感想を漏らしたのは、遠い日を思い出してだ。 集落において同年代の少年たちの間でも、一歩進み大人びていると謂われていたディーンである。童顔そのまま大人になったフランシスにとって、羨ましいと感じている相手だ]
眉間のしわ、癖になってる。 伸びなくなるぞ?
[懐かしさも手伝って、やわらかい口調に悪戯っぽさが滲んだ。]
(179) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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[ディーンが彼の同行者に対して向ける言葉に、 フランシスは少しだけ心配そうな顔をした。>>174 こっそりと、保護者同士の内緒話のように声をひそめる。]
君は、自由にさせてるんだ。 大丈夫なのかい。
……あ、いや、……変な意味じゃ、なくて。 いけないな、おれ、心配性過ぎるかも
[気を悪くしないで、と添えた。 >>175それから、テーブルの上の紙に気付いて「読ませてもらってもいい?」と聞いたうえで目を通し、いつもの、生活にしみついた、「人」として生きていくための手段のひとつを口ずさんでいた折り、彼は現れた。>>165]
(180) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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[歌うのをやめろ、と仕草は示す。>>166 フランシスは薄く唇を開いたまま、緑の眼を栗色の髪の少年に向け、止まる。 少年には殆んどかつての面影(>>165)は残っていないのだが、物理的ではないにがゆえに消えにくい古傷が疼いた。 ――それは、高慢にもよく響く少年の声の]
……、うる、さかった? ごめん よ?
[曖昧に苦笑したが、背をむけられれば呼び止めるのも気が引ける。]
……。
[口元を片手で覆って、フランシスは溜息を吐いた。]
(181) 2014/11/12(Wed) 11時頃
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(――ああ、いやなことを、思い出した。)
[伏せた眼を閉じた。 >>176ディーンの視線に気づいたときには、 フランシスは、また曖昧な苦笑を浮かべて「大丈夫」と告げる。]
なんだろ、あんまり好きな曲じゃなかったのかも。 ラルフみたいに ……耳がいいのかな
[存外、単純なことが行動を阻害する心の傷跡になることは少なくない。 今なら受け流せたかもしれないが、 当時、フランシスはまだ若かった。
天賦の才を持つ者に、ただ好きで歌っていた歌をごと真っ向から存在を否定されて以来、人前で歌うようなことはしなくなった。以来、路銀を稼ぐために歌を売ることは、ない。
――「不完全な楽器は、売り物にはならない」>>166 というならば。]
(182) 2014/11/12(Wed) 11時半頃
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うん。皆、あがってくるように謂ったらいいんじゃないかな。寒いだろ、下。
[>>176 下に行ってくるというディーンにフランシスは頷いた。 それから]
(今更落ち込んでいてどうする。 おれは保護者なんだから、しっかりしないと)
[内心呟き、顔を上げた。 ドナルドとラルフはだいじょうぶか、と確認するのはすっかり沁みついた習慣だ。
――下に居る一行もまた、旅する一座だと知れば、不安の方がまた大きくなるのだろうが、今はまだ知らないままだ**]
(183) 2014/11/12(Wed) 11時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 11時半頃
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―二階― [居間を出て、そっと、息を吐く。 >>175くろい眼が、此方を向いていた。 それ以外にも、数人の大人と、少年たちの姿 すれ違った少年は、物言わぬトレイルをどう思ったのか]
…… ……
[唇を噛む。 音のズレた歌ばかりが世の中には広がっていて 寸分のズレもなく歌えるのは自分だけだった。 感じた音をそのまま声で表現するのは難しいと 幼い己は知らなかった。 故に、>>181音を止めた彼の前で幼いころのトレイルは、まったく同じ歌を謡って見せたのだ。 ズレを直し、まるで調律を終えた後のピアノが ひとの感情をもって謡いだしたかのような、うたを]
(184) 2014/11/12(Wed) 12時頃
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―1F、貯蔵庫― [いまはもう、歌いたくても、声は出ない。 もしこの声が出るならば あの頃と同じように、うたえるのに
父の為に籠めていたこころを 今度はニコラとノックスの為に]
――――…
[暖かな二階から、階段を下りて一階へ。 人の音は、少ない方が良い。
けれど、さむい。
両腕で自身を抱えて、入口の方ではなく 小屋を使うものの為にあるのだろう貯蔵庫の方へ。 埃っぽい空気を吸って、咽る]
(185) 2014/11/12(Wed) 12時頃
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― 回想/山小屋2F・居間 ―
[>>179落ち着いている。 そう言われても、ディーンは瞬いただけだった。 自己評価と、他人からの評価には大きな差がある。 言葉を探して黙り込む様子が思慮深く見えるというなら、それを否定する必要は無い。
>>180彼の心配は尤もだろう。 変わらない表情が、不愉快では無いことを物語っている。]
――――……いいんだ。
[大丈夫か否か、という問い掛けの返答には相応しくない言葉だ。 分かっていて、ディーンはそのまま口にした。 ベネットがどう受け取るかは彼に任せておく。 言葉も文章もあらゆる表現の意味は、受け取る側次第だ。
それからディーンは静かに、事の成り行きを見守っていた。]
(186) 2014/11/12(Wed) 12時半頃
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[小さい頃はもっといっぱい褒めてもらえてた。 細かい作業が得意で、絵を描くのも得意で、拾った木から寸分の狂いもなく木のオモチャを作れたりしたから。 まさに神童だ、なんてよく言われて、いっぱい撫でてもらえた。
けど、大きくなっていくごとに、段々、周りの大人は褒めてくれなった。 いつまで経っても子供みたいなのは、ダメなんだって。 だから、いま褒めてくれる大人は、ノックスだけ。
けど、きっとそれはノックスが保護者だからで。 旅が終わったら、どうせ]
あのね、鳥と狼に会ったよ。 綺麗だから欲しかった。それでね、タオルをあげたの。
[そんなノックスに報告していれば、気が付くとトレイルはいなくて。 あれえと首を捻り、辺りを見回して]
怖い顔!
[>>178二階から下りてきた人物を、びっと指差した]
(187) 2014/11/12(Wed) 13時頃
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― 回想/山小屋2F ―
[ひさしぶりだというディーン>>116とディーンを見て驚くフランシス>>124にほんとに知り合いなんだと興味深げに二人を見やり。 心配性の保護者の幼馴染だという関係にへぇと頷いた]
山小屋で出会うとか、面白いねー。
休憩するなら、濡れたやつとか、乾かしとかないと。 ドナルドは大丈夫ー?
あ、シメオン。 これ、あそこかけてていいの?
[ドナルドに問いかけ。 雪に濡れた外套などをかけられる場所をシメオンに尋ねてにかけていた。 フランシス>>144の忠告に、すこしばかり拗ねたように頬を膨らませる]
迷惑なんてかけないって。
[大丈夫大丈夫と気安く答える]
(188) 2014/11/12(Wed) 13時頃
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[また一人見知らぬ人>>123がやってくるのに笑みを浮かべて手を振り。 暖かいペチカの傍へと座り込む。
フランシス>>155から衝動については教えてもらってはいるけれど。 好奇心がその衝動の別の姿だということにはまだ気づいていない。
上に上がってきた静かな人>>166がフランシスの歌声をとめる様子に、む、と眉間にしわを寄せた。 口うるさい保護者だけれど、その歌声は気に入っていて。 止められたことに、不機嫌そうな視線をトレイルへと向ける。
一階へと降りていく彼を引き止めるほどではないけれど、その背を不満げに見送り。 しばらくは、ペチカの傍で温まっている*]
(189) 2014/11/12(Wed) 13時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 13時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 13時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 13時頃
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― 山小屋1F ―
こわ……
[>>187率直、かつ実直な表現だった。 ディーンは驚き、長身の彼を凝視する。 彼の言葉を否定する材料は、残念ながら持ち合わせていない。 せめて愛想よく振る舞えれば良かったのだが、そんな技術も持っていなかった。
顔に関するその手の感想には慣れているつもりだったが、無邪気な言葉は些か鋭く胸に刺さった。]
……君が怖がるようなことは、しない。多分。
[精々、そう告げるのが精一杯だ。]
(190) 2014/11/12(Wed) 13時頃
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― 二階/居間 ―
[上がってくる前に一階には二つほど扉があったのが見えた。 そのうちのひとつが貯蔵庫なら、もうひとつはお湯の元になる温泉でも引いてあったのかもしれない。
二階には廊下の先に三階へとあがる階段と、いまいる場所だけが見えて。 火元はどうやらペチカしかないようだった。
きょろきょろと周囲を観察しながら、だいぶ温まってきてうずうずとしている]
……上か下か、どっちか見に行くかな。
[腕を組んで考え込んだ。 下に突撃するか、上を探検するか。 さて、どうしようとばかりに悩む]
(191) 2014/11/12(Wed) 13時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 13時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 13時半頃
|
―オーク/山小屋1階入口近く―
[2人の外套を受け取り、そわそわと落ち着かない様子のニコラと、階上を気にするトレイルにいってらっしゃいと声をかける。>>161>>164]
トレイル。戻ってきたら足を洗おうね。 準備しておくから。
そう、やっぱり鳥が――…狼?
[つまりそれは。 バーナバスの連れかと思案顔。>>175]
綺麗なものは欲しいけれど、鳥さんから取ってしまったら可哀想だから。落ちたものを後で貰おうか。
[タオルをあげた件にも、いい子だと褒めて頭を撫でる。 年相応の誉め方ではないけれど。 極上のヌガーのように甘やかしてばかり。]
(192) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
|
|
[置いてけぼりの長靴を足元に移動させる。 他人に向けられた人差し指をやんわりと掴んで下ろすと、苦笑をディーンに向けた。>>187]
すみません、おにいさん。 うちの弟が失礼なことを。
(193) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
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―1F貯蔵庫― [もう一つの方の扉を開いたなら、>>191温泉でもあったのだろうけれど、トレイルの居る場所には大量の積荷ばかり。食糧らしきものをつめた箱や、飲み物の入った瓶の並ぶ棚がある。 生成り色をした布の塊を見つけ、取りあえずはそれを一枚引っ張り出して、身体に巻きつけた。
ノックスが足を洗う準備をしてくれている筈だ 戻らなくては ただ、今は駄目だ。 頬をつたう涙は、彼を心配させるものでしかないだろう。
歌えないトレイルに聞こえてきたうた もう大分忘れかけていた感情が揺らぐ。
憎い
――――うたは、嫌いだ]
(194) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
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[存分 湯遊びした ルーツ 拭く 頭 かけられたタオル それで包む]
[上の空 ルーツ 気がついて 抗議 彼の手を強く啄ばむ 痛み 気づいて とりなすよう 撫でる ルーツ 誤魔化され 大人しくなる] [上の空 理由は 自称狼
何故 彼も 狼だと? ……何か 別の理由だろう まさか 同じ ではあるまい 第一 狼というより 犬
ただ ”保護者” 言っておくべきか 頭上見上げ ため息 ここから 階段 人の気配 また何か 階段より 近い位置 色のない 息 噎せるような]
(195) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
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フィリップは、ルーツ タオルで包み そろり
2014/11/12(Wed) 13時半頃
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[>>193お兄さん、というのもまた、言われ慣れない呼ばれ方だ。 予想外が積み重なって処理速度の落ちた頭を沈める為に、一度短く息を吐く。]
……兄弟、か何か、か?
[随分と不格好な問い掛けになってしまった。 ディーンは二人を交互に見る。 顔は分からないが、髪の色は少し似ているかも知れない。 穏やかな朝の、柔らかい日差しを思わせる色合いだ。]
(196) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
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[湯がある部屋 戸を開ける 人の気配 大きい 階段 微かな 隣の扉
彼 ルーツ 抱えたまま じっと 隣 貯蔵庫になってるらしき じっと睨みつけ
嘆息一つ 気配 捉え違い 願いつ そっと 扉開ける]
ーーーー誰か いるの?
[感情の色 警戒だけ 滲む 音 静かに 零す]
(197) 2014/11/12(Wed) 13時半頃
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ふうん?それ本当?怖いのは顔だけ? 怖いことしないの?
[>>190眉間に皺を寄せた彼の言葉に、ふんふんと頷いて。 じっと見られるからこちらもその目を見ていたら、そっとノックスに指を下ろさせられた。 きょとんと指を見て、なにか悪いことしたかなって訊くみたいにノックスを見て、怖い顔を見る。
分かんなかったから、もっかいノックスにハグしておいた]
トレイルは?
[それから、ぱっと顔を上げて。 辺りを見回して、ぱたた、と階段の方に足を向ける。
必然、怖い顔の人の近くにも行っちゃって。 ふむふむ言いながら、眉間の皺を眺めてみた]
(198) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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―貯蔵庫―
!
[閉めたかどうか、忘れていた扉が開く音に続いて 慎重な声が、此方に向けられているのが、聞こえる。
つられて緊張したトレイルは へたりと座り込んだばかりの身体を隠そうとして 積んであった箱に背をぶつけた。 箱は傾き、倒れ 土のついたままの芋がごろごろと一面に転がりだす]
(199) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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えぇ、兄弟で旅を。
ほら、ニコラ。 この人は怖いことをしないと言ってるよ。 さぁ、トレイルの為にも君の為にも、湯の準備をしようか。
[肩を抱くようにして場を変えようと。]
(200) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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[一人 だったら 驚きはすれど 眉をしかめ 覗き込む ですんだだろう けれど 今は ルーツ連れていた
芋類 入った箱が崩れ落ちる その騒がしい音 ルーツ 飛び上がらんばかりに 羽ばたきと…………]
(201) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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ぴぎゃーーーー!!
[驚き 腕の中 タオル包みで暴れる 彼は それを抱えて けれど 宥める様子見せず 片手 腰に下げる 小型ナイフへ]
ーーーー泥棒? 犯罪者? 隠れる必要 ないなら 出てきて
[声に対する反応 獣ならば 逃走を図る ただの旅人なら 声に出てくる
何か 警戒すべき
そう判断し 身を低くし 声低く 戸を開け放ったまま ナイフ 柄 握る]
(202) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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……怖がられるようなことをした覚えは無い。
[>>198少なくとも、意図的に誰かを怖がらせた記憶は無い。 軽やかなハグと、次々に興味が移っていく様子を見つめながら、ディーンは彼が幼い子供と同様であると判断した。
近づいてくるのに片足を半歩下げる。驚きの反射によるものだ。 彼を避けようとしているのではない証左に、眉間を見つめる視線から、ディーンは目を離さずにいた。 グレーの双眸が目に入る。 明るく見える彼と対象的な、薄曇りの色だ。
トレイル、ニコラ。聞いた二つの名前を記憶に留めながら、>>200ディーンは「兄」らしき大人を見る。]
……ディーン・クロフォードだ。 君の名前は?
(203) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 14時頃
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― 二階/居間 ― [うずうずしつつちらりとフランシス>>183へと視線を向ける。 歌を止められて落ち込んでいるのだろうかと眺め。
がさごそと、手荷物の中から、ちいさなオルゴールの箱を取り出す。
どこかの街で淡い色をした髪の人から購入したオルゴール。 あの時も、一人でふらふらと好奇心の赴くまま行動して、あとで怒られた覚えがある。 そのとき見つけた露店でノックスから買ったオルゴールは今も綺麗な音色を奏でていて]
フランシス、これ、きいとく?
[時折、夜の暇な時間、フランシスが歌わないときにいつも、オルゴールの音色を聞いていた。 いまもまた、そっと差し出し]
俺、上とか見に行ってくるし、しばらくもってて。
[保護者にそういってオルゴールを押し付け。 居間からでていった]
(204) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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[音があふれる、想定外の事態。 涙でぬれた顔の事を忘れ、困惑した表情で 荷にぶつかりながら多方に転がった芋を集めようと、ゆっくり腰をあげ――――]
!!
[突然近くで聞こえる大音量 シノワズリを見開いて、その場に立ち尽くす。
出てきて、と言われて立ち上がった形にはなれど 彼に応える声は無く 寒さから身を守ろうとまいた生成りの布は、はらりとその場に落ちてゆく]
(205) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 14時頃
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[ハグを受け止めた手。今はニコラに届かず。 興味が彼の人へと移ってしまったのだろう。]
困ったね。
[腰に手を当て、様子見の姿勢。]
僕は――ノックスです。ノックス・ファラデー。 家具売りの旅人ですよ。
ディーン、あなたも?
[人の寄らない山道を歩く、理由は?]
(206) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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[立ち上がる 見る 人間だ ……えらく静か と 彼は思う 相手が無言 彼も無言 じっと 相手をみつめたまま
落ちる布 近寄り拾う その時 蹴り上げられても 対応できるよう 注意を払いながら]
…………人の 居場所は 上
[生成りの 布 こうげきされなければ 拾い上げて 暴れる ルーツ 宥めることないまま 謎の人物 小さく声かけて 開け放した扉 視線で*示した*]
(207) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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[近づいてくるのは、年近い少年のよう。 僅かに緊張がとけたのは、布を拾い上げてくれてから。 涙の痕はあれど、もう雫はこぼれない。
多数の色を重ねた大きな鳥は、 トレイルが直に見たことのないものだった]
……
[ありがとう、と 布を拾ってくれた事に対する感謝を いつもノックスやニコルに向けると同じく ほんのり微笑んで、くちびるを動かすけれど、伝わったろうか]
(208) 2014/11/12(Wed) 14時頃
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[>>206ノックス・ファラデー。聞き覚えのある名だ。 ディーンは目を伏せ、記憶を辿る。 ――そうだ。 確か、一度執筆を代行した作家がその名を口にしていた。 御婦人の為に、彼の仕立てた宝石箱を購入したと自慢げに話していた。今、名を売りつつある職人の作品なのだ、と。]
……名前を、聞いたことがある。
[しかし、思い出したことを口にすればこの程度。 問い掛けには、ほんの僅かに眉の皺を深くした。 ノックスの薄い青の双眸を、探るようにじっと見つめる。]
――……旅をする理由がある。 僕たちは、ひとところに留まっていてはいけない。
(209) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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―貯蔵庫― [暴れていた鳥が、少年の傍から離れる。
鮮やかな色の羽を広げられ、びくりと竦むも 鳥の興味は動かず物言わぬトレイルよりも 荷にぶつかっては転がる先を変える芋に向かった様子
くちばしでつつき、転がして 荷にあたって方向を変える芋を、とっとっと追いかけてゆく。 追いつき、乗っかり、その重みで転がる芋と共に転がって、落ちた。
憤慨した様子でその芋をつつき、転がし、追いかけ――エンドレス。 鳥の頭の中には、もうトレイルの事など残っていないのだろう。
その様子を視線で追い、それから少年へと戻す]
……
[ゆるりと一度首を振った]
(210) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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……鳥、だね。
[聴こえた鳴き声の方へ視線を巡らせ。>>202]
すみません、ディーンさん。 暫くうちの子の話し相手になってくれませんか?
勿論、あなたが良ければの話ですけど。 僕たちはこの通り着いたばかりなので、足を暖めようと。
あぁ、スープかコーヒはありそうですかね?
[人当たりの良い笑みを向けて訊ね、湯の湧く場所へと移動しようと。]
(211) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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そう!じゃああなたは悪くない狼だ。怖くない。
[>>203返ってくる言葉に頷いて。 ノックスが困った顔をしているのにも気が付かないまんま、彼の目を見る。 夜の海の色だ。なんて。
それから、辺りを見回して]
トレイルを探してくるね。 彼の透明な声が聞こえないもん。
[誰に言うでもない宣言をすると、ぱたた、と階段を上っていった]
(212) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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[静かな少年だなと、トレイルが思う以上に 相手もそう思っているだろうか。 ともあれ、知らぬ相手ではあったけれど 来たのが音の少ない少年であった事が、救いだった]
……――――
[人の居場所は、――うたのあった場所。 扉を同じように見て、それから視線を散らばる芋に向け 首を振ってみせた。
片付けないと。
そう思っていたし、まだ音の多い所に行くのは怖い。 それから、生成りで黒のセーターを覆い、手袋を外して、荷の傍に置いて
大きな鳥を刺激しないよう、遠くの芋から拾いながらそっと嘆く。 幼い己が酷評した相手が、同じ山小屋に居る、不運を]
(213) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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―1f貯蔵庫―
[芋拾いは、手伝ってもらった所為で、早く終わってしまった。 この場所に居る理由はないけれど、音を避けていたい。
布を巻いた身体を、詰まれた荷物の間にもぐりこませ そっとその場に座り込む。 陣取った場所はひざを抱えて座る分には十分なスペースだった。
荷がトレイルの姿を入口から隠してくれるのも都合がいい。
静かな音を紡ぐ少年にひらりと手を振ってみせる。 この場に残るという意思は、果たして通じたか否か。
トレイルはちいさく身を丸めて、 暫しその場で震えている**]
(214) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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[先程から時折騒がしく鳴く鳥の声>>202を聞き留めたノックスの言葉に、ディーンは一度口籠る。 嫌だというわけではない。 ただ、話相手として自分が相応しいかどうかが大いに疑問だったのだ。]
――……ああ、分かった。 上に、ペチカがある。食糧も……珈琲もあるだろう。
[結局は彼に了承の返事をして、ディーンは頷く。 さて、子供のような彼に向き合おうとした矢先―― >>212彼は、自分の横をすり抜けて、上へ向かってしまう。]
……危ない事は、させないように心掛ける。
[ノックスに告げて、ディーンはニコラスの後を追うことにした。]
(215) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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――僕の名を?
困ったな。まさか、婦人方からではないでしょうね? お茶会の誘いに乗らない、つれないノックス・ファラデー……と。
[先日立ち寄った街で、ノックスは一目惚れをした。 恋を―――…した。
だから、早々に街から離れたのだ。 商売相手からの全ての誘いを断って。]
(216) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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― 2階廊下 ―
[居間の扉をでると、階段が見える。 目の前に見えるのは三階へとあがる階段で、壁に沿うように両脇にある階段は一階へと続くもの。 さて、どちらにいこうかときょろりと視線を動かし。
上へと上がってくる足音>>212を聞いて、足を止める]
誰か来たみたい?
[さっきディーンが降りていったのは知っているし、下にも何人かいるみたいなのもわかるけれど。 目の前にある階段の下は吹き抜けになっているわけではなくて、三階への階段下もまた、物置のようだった。 だから階下の様子を伺うのなら階段を見るしかなくて、音がした階段へと視線を向けた]
(217) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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[ラルフの呼ぶ声>>91に「おー」と軽く声を返す。 申し訳なさそうなフランシスの表情>>101にふると首を横に振り 「平気、行こう」と何でもない風に応じて 保護者であるフランシスに続くように階段にゆくけれど 先にと促す声>>111にきょとと瞬きながらもそれに素直に応じた。 階段を上がりきれば玄関近くに比べればだいぶ空気もぬるんで感じる。 手招くラルフ>>114のほうへと歩み寄れば紹介の声があり ドナルドはディーンと呼ばれるその人>>116とシメオンに会釈する。]
――…ドナルド・ノエル。 よろしく、……お願いします。
[同行のラルフや保護者フランシスほど人慣れせぬ風に ぎこちない名乗りと挨拶を彼らに向けた。]
(218) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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―― 二階居間 ――
[ディーンとフランシスの遣り取りを近く見聞きしていれば 二人が知り合いであることは明白。 幼馴染なることが知れれば>>135「へぇ」と短い声を漏らした。 居間に案内されてもドナルドが腰を落ち着ける気配は無い。]
…………。
[人見知りというほどでもないが人懐こいほうでもない。 慣れていない、人の多い状況に寛げぬままだんまりを決め込む。 徐々に下がる視線。 保護者の言に視線動かすだけの微かな反応だけを示し。]
(219) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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[居間に増えた人影>>123に気付けば保護者にならうように頭を下げる。 挨拶を促すフランシスの声>>155にはコクとひとつ頷くけれど]
雪が止むまで。 ちゃんと大人しくしてるさ。 心配せずとももう昔みたいに無茶はしない。
[片方の視力失ってからは牙を折られた獣のように 飼いならされたように大人しくあるけれど それでも保護者からすれば心配の種ではあるのだろう。 過保護な様子に少しだけ眉を下げてまた視線を落とす。]
(220) 2014/11/12(Wed) 14時半頃
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[暗い階段を上がって、明るい音のする方へ。 ギシギシと鳴く階段は、小さい鬼が笑っているようで。 暗いもんだから、少し怖い。
ふるる、と身を震わせて 少しばっかしきょろつきながら、上へ上へと]
……こんにちは、うさぎさん。
[>>217そんなときに見上げれば、見えたのは琥珀の瞳。 深い夕焼けの色を見て、闇に浮かぶそれが灯りを反射して火のようで。 ぽかんと口をオーの字に開けた。
それから、ちょこんと頭を下げてご挨拶]
(221) 2014/11/12(Wed) 15時頃
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[“深入り”した結果が隻眼だ。 絆されやすいを自覚すればこそ距離を考えるようになった。 一瞬苦い表情が過ぎるけれど 聞こえくる透明な歌声>>158にふとそれが和らぐ。 保護者が時折聞かせる気まぐれで微かな演奏会。 バリトンがそれにあわせる事はないけれど それに耳傾けることは嫌いでなくむしろ好ましくさえある。]
――――……。
[増えた微かな足音>>165に顔をあげる。 隻眼に映りこむは意味ありげなジェスチャー>>166。 ドナルドは訝しげに柳眉を寄せる。]
(222) 2014/11/12(Wed) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 15時頃
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― 二階/廊下 ―
[階段から見えたのは明るい色の髪。それからひょろりとした印象の人で。 ゆるりと瞳を瞬かせてじっと相手を見やる]
こんにちは、うさぎじゃなくてラルフだよ。 君は?
[上に行こうとしていたのをやめてニコラへと近づいた]
下にまだ誰かいたよね。 君と一緒に来た人たち?
(223) 2014/11/12(Wed) 15時頃
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― 2階・階段 ―
[ニコラスを追い、階段を上る間際。 >>216ノックスの言葉に、ディーンは短く息を吐いた。 それが笑う代わりの動作だと気付けるのは同行者だけだろう。 何せ、表情は変わらないままなのだ。
結局、誰から聞いたのかをディーンは教えなかった。 それを話すことは、守秘義務に反する可能性があったからだ。
それからディーンは、ニコラスの後を追う。 >>221彼がうさぎと評したのが誰であったのかは >>223その声で知ることになる。 ディーンは、長身のニコラスの背後から横に顔を覗かせ、ラルフを見る。]
(224) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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留まってはいけない……だなんて、何やら訳ありの用だね。
[黒の瞳を見つめ返し、光すら閉じ込める凍った青を隠すように瞬き、微笑む。]
こら、ニコラ。 ‘狼’ではなく―――‘ひと’、でしょう?
[窘め、階段を上がってしまった彼の背に目を細め、ディーンへと頭を下げた。]
では、しばらく宜しく。
(225) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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― 二階/廊下 ―
[ニコラの後ろから、ディーン>>224が上ってくるのがみえて、ひらひらと手を振った]
ディーンさん。 上とかは見たことある?
なにがあるのかな?
[三階は屋根裏で、小部屋のような形に区切られているとはまだ知らぬまま。 二人がどうするのかなと、首をかしげた]
上見に行こうかとおもうけど、面白そうなのあった?
(226) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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初めまして、ラルフ。僕はニコラ。 ラルフはうさぎさんじゃないの?本当に?
[少しまだ遠いラルフ。暗いから、遠近感が曖昧で。 手を伸ばしてみたら、掌に彼の頭が乗せれそうに思えた]
下には……僕と僕の家族と、鳥たちがいた。 あと、プリシラと、バーナバスと、それから――沢山。
[数えるのを諦めて。 掌に乗ったように見える彼の頭を摘まむ真似をして、きゅうと手首を捻る]
でぃーん。
[ラルフの声に、初めて背後の彼に気が付いて。 振り返り、ぱちん、と瞬きをした]
(227) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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[>>225そう、確かに人だ。 しかし衝動に駆られれば、人の形をした獣になる。 それが同族の本能だ。 ディーンには、薄青の奥に隠れた険呑な目の色を判別することが出来なかった。ただ、この兄弟にも何らかの事情があるだろうことを推測するだけだった。
そして、今。 宜しく、と託された通り、ディーンはニコラスの側にいる。 しかし、>>226ラルフが来てくれたのは僥倖だった。]
上は、まだ見ていない。 ……ラルフ、その…… 彼の面倒を見るのを、手伝ってくれ。 僕は、人の話し相手には……向かない。
[彼、と言いながら、ディーンはニコラスを横目で見る。]
(228) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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―少し前:2F居間― うん、……同じルートを使ってるとは、思わなかったなあ
[少し前、>>188ラルフに返事をするフランシスは、苦笑いめいていた。 頬をふくらます様子にはうん、と頷きながらもやはり気がかりそうだった。独り立ちも考えなければならないのに、子供扱いが抜けない。 >>218ドナルドに対してもそうだ。ややぎこちない様子を見れば心配にもなる。
>>219「疲れてるだろう、座っていいんだよ」 と椅子を勧めても彼は腰を落ち着けないままだった。 椅子を持って行って、腕を引っ張ってみたりするあたり、やはりフランシスは過保護気味であった]
(229) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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……うん。本当に、無茶だけは、ダメだからな。
[>>220>>222隻眼の一件以来、彼は人と距離をとるようになった。 (ちゃんと見ていれば、ちゃんともっと言い聞かせて居れば、彼が視力を失うことは無かったかもしれないのに)
――お願いだから、死なないでくれ。
透明な声を掠れさせ、蒼褪めて半狂乱になったことを、今も生々しく思い出す。失うことを恐れ、そのくせ血の匂いを甘く感じる、己の種族の業の深さ――――もう、あんな思いはしたくないのに。]
(230) 2014/11/12(Wed) 15時半頃
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―ミルキーホワイト―
[壁際に荷を下ろし、3人分の外套をかける。 階段裏の扉を開け、独特の匂いを吸い込んだ。
白く濁る色は、木板に乗せる薬の色に似て。 冷えた手を湯につけた。じんわりと皮膚から熱が染み渡る。]
………あぁ、気持ち良い。 今すぐ裸になってしまいたい、けど。
[困ったな、と苦く笑い、近くにあった桶を裏返して腰を掛ける。 ズボンの裾をめくり、素足を湯につけた。]
………おや? これは。
(231) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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―2F居間― [栗色の少年が去りて後も、 フランシスの脳裏には>>184 遠い記憶に焼きつくこえが蘇っていた。 (ああ、トレイル。そう、トレイル・バートンだっけ) 天使の歌声と呼んで余りあるそれに聞く者は魅せられて、出来そこないは顧みられない。好きな物を好きと掲げ続けるに足るほど、若い日のフランシスは強くなかった。人に聞かれないように、山の中で、ぽつぽつと歌うことが増えた。 (似てる?…まさか?いや、そんな…――)]
? ……ラルフ?
[>>204ラルフが手荷物を探り出したのを見、疑問の音律を向ける。馴染みのあるオルゴール。何度目かラルフを見失ったとき、彼が得てきた戦利品、と謂っていいのかどうか。]
え?
[なぜ、とか大丈夫、とか返事をする前にラルフによってオルゴールはフランシスの手の中へと押しつけられた。綺麗な音を奏でるオルゴールは、大切にされているらしくよく磨かれていた。
(心配してくれたのかな)
フランシスは、小さく笑ってオルゴールねじを回す。雨だれのような優しい音が響いた。]
(232) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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― 二階/廊下 ― ニコラ、ね。よろしく。
[にこにこと少しばかりニコラを見上げて挨拶を返す。 うさぎと称されるのは初めてだからふしぎそうに首をかしげ。
好奇心で近づいたら、伸びてきた手が髪に触れた]
ニコラは家族と一緒なんだ。 鳥って、さっき騒いでたあの鳥かなー。 なんかたくさんだね。 吹雪のせいだろうからしかたないけど、ちょっと楽しいね。
[くす、とおかしげな笑みを浮かべてつぶやく]
うん? 面倒をみないといけないかんじなのかな。 いいよー、お話するのも好きだし。
[ディーン>>228の頼みに瞬きをひとつ。 こくりと頷いてまかせとけと胸をたたいた]
(233) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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階段は濡れて滑るだろうから、 気をつけて。
[フランシスがラルフにかけるはやはり世話焼き気味だ。
それから、「見て」とばかりにオルゴールを軽く掲げて ドナルドに見せるのは、彼にも自分は大丈夫だと伝えるためでも*あった*]
(234) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 16時頃
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……ああ、そうだ。ニコラ。
[>>227そう、彼はノックスにそう呼ばれていた。 唐突な行動のペースは慣れないが、不快では無い。 >>233ラルフの存在も心強い。 このままであれば、ノックスの頼みごとも上手くこなせそうだ。]
ああ、彼の兄に、話相手を頼まれた。
……ニコラ。冒険は、好きか? この屋敷の3階はまだ、未開の地だ。 君と、僕と、ラルフで、冒険が出来る。
[子供はとかく、冒険の物語を好む傾向にある。 それが果たしてニコラに当てはまるかどうかは分からないが、ディーンは背後から彼のシャツを掴み、そう持ち掛けた。 ラルフに目配せも忘れない。]
(235) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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|
― 二階/廊下 ―
へー、そっか。 じゃあ、冒険にいってみよう。
[相手を頼まれたというディーン>>235になるほどとうなずきを返し。 冒険という言葉に楽しげに笑う。
どちらにせよ、上は見に行ってみたかったから渡りに船とばかりに]
この階段が上に上るやつみたいだし、いこう。
[頭の上にのってたニコラの手をとって、こっち、と屋根裏へと続く階段を示す。
ディーンがニコラのシャツをつかんでいることは知らないけど、手を引く力はそれほど強くはない。 こっちこっちと手招いて、三階へとあがっていった**]
(236) 2014/11/12(Wed) 16時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 16時頃
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よろしく、幸せな夕焼けの住民。 あんまり家族以外とは話さないから、人がいっぱいで嬉しいな。
[伸ばした手は、柔らかな髪の毛に触れた。 折角だからその深い夜の色を撫でて、それから不思議だなあって瞬きをする。
もう大きいんだから、お世話されることなんてないんだよ?
なんて、二人して世話がどうの言うもんだから、ちょっと口を尖らせて拗ねるふりをして]
冒険、好き。
[すぐに顔をぱあっと明るくした。 そのまま駆け出さなかったのは、シャツの裾を掴まれていたから。 それからもうひとつ、ラルフに手を繋がれたから。
知らない間に二人から捕まえられた姿に気がついて、ぷうぷうと鼻を鳴らしてみたけども。 すぐにわくわくが勝って、手招かれるままに階段を上る]
ディーンは冒険が好き? 魔法は使うの?
(237) 2014/11/12(Wed) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 16時半頃
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[居間に居座れば大分身体もあたたまる。 少しずつ衣服も乾いて不快感も和らいだ。 オルゴールを保護者に渡し居間を出たラルフ>>204を気にするように ドナルドは居間から廊下に続く扉へと顔を向けるが 彼の様子からしてすぐに戻ってはこないかもとも思う。]
ラルフは元気だな。
[雪道を歩き疲れているかと思っていたが まだ体力は残っているのか人の多い状況に好奇心が勝るのか。 ふっと笑みを零して呟いた。 フランシスがオルゴール掲げる>>234にあわせて視線がそちらを向く。 近しい存在の所作に意識傾け]
オルゴールの音色も綺麗だけど 俺はフランシスの声も澄んでいて心地よいと思う。 落ち着く、から、――…
[もっと歌えばいいのに、と思いながらも最後までは綴らず ゆるくゆるく口許に笑みを湛えた。**]
(238) 2014/11/12(Wed) 16時半頃
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― →3階 ―
[ディーンがニコラのシャツを掴んでいたのはまさしく>>237彼が何処かへ行ってしまわないようにする為だった。 加えて>>236ラルフが彼の手を掴んでくれた。 そのままラルフと自分とでニコラを挟む形で、3階に向かう階段を上っていく。]
――……そうだな、冒険は好きだ。 僕は、魔法のペンを使って紙の海を泳ぐんだ。 紙の海の中には、沢山の物語が眠っている。 それを掘り起こすのが、僕の仕事だ。
[話す内容すらも物語と捉える。 そうすればディーンの口はいつもより滑らかに動いた。 ニコラのシャツを掴む手はそのままに、ディーンは3階に辿り着いて辺りを見回す。 未だ灯りの無い3階は、まさに深い海の如くに暗い。 階下から漏れる明かりが、ぼんやりと付近を照らしているだけだ。]
(239) 2014/11/12(Wed) 16時半頃
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[濡れた手に着いたのは鳥の羽。 成る程、確かに綺麗だ。 小箱の装飾にも良さそうな。
いや、ニコラに遣ろうと懐にそっとしまった。*]
(240) 2014/11/12(Wed) 17時頃
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[>>239暗い階段も、三人ならさっきみたいに不安じゃない。 左右から掴まれたまんま、にーにーと小さな声で出鱈目な歌を歌いながら、一段ずつ上っていく。 歌は、普段はあんまり歌わない。トレイルが嫌そうだから。 けど多分、離れてるからいまは大丈夫……あれ、トレイルはどこだっけ?]
……ふあ。 魔法使いに会ったのは、二回目だ。 ディーンは、物語の魔法使いなんだね。素敵だ。
[それもすぐに忘れちゃってね。 最近はどんな魔法を使ったのかなって、にーにー歌いながら彼を見下ろす。
視線が合えば、にっこり笑った]
……暗い。
[やがて上り詰めた先、たぷたぷに満ちる夜の色。 暗さに眉をうーって寄せて、ディーンの服の裾とラルフの手を握っておいた]
(241) 2014/11/12(Wed) 17時頃
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―ミルキーホワイト/貯蔵庫―
[ニコラは‘透明な声’と呼んでいた。 修行が足りないと嘆く背を撫でて慰めた日もあった。
どんな修行をすれば良いのか。 それは木の声を聴くのに似ていると、ノックスは言った。]
………みーつけた。トレイル?
(242) 2014/11/12(Wed) 17時半頃
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[>>241ニコラの出鱈目な歌声に、ディーンは子供が一人遊びをする光景を想像する。 色とりどりの積木を拾い、積みながら歌を口ずさむ光景だ。 そしてベネットと、彼に歌を止めるよう促した少年を思い出す。 よもやそれがニコラとノックスの言う「トレイル」であるとは思いもしない。
無邪気な子供は、大人の気持ちを和ませる。]
……でも、僕はもう魔法を使わない。
[ほんの微かな呟きはディーンの気の緩みであり、油断だった。 言葉と共に伏せた瞼をすぐに持ち上げ、服を掴むニコラの手を見てから、彼の眼を見る。 暗いさなかにあっては、グレーも藍鉄も、等しく黒だ。]
暗いのは、怖いことじゃない。 暗いから、明るいことの大切さが分かる。
[しかし、灯りになるものを持ってこなかったのは失敗だった。]
(243) 2014/11/12(Wed) 17時半頃
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ー貯蔵庫ー
[音が紡げない苦痛を思い出し、気分が落ち もともと無い体力で雪山を歩いた所為で、体力も落ち トレイルは疲れからか、暫しうとうとと、意識を揺らしていた。
ふっと、抱き上げるような音が聞こえて 膝に埋めていた顔をあげる。
あぁ、ノックスだ。
見つけた、と言われて 少しバツが悪そうにふにゃりと笑みを作る]
(244) 2014/11/12(Wed) 17時半頃
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トレイルは、すん、と鼻をならした。ノックスのにおいが、何時もと違う
2014/11/12(Wed) 17時半頃
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[バサバサと、羽ばたき音の方が先に返ってきたけれど。]
やぁ、鳥さん。――と、君は鳥さんの友達かな。
[飼い主や主人という言葉ではなく、友達という単語を選んだ。彼の持つタオルは見覚えのあるニコラのものだったから。
同族かと、心のうちで 思う。]
――――ん?
[何処か見覚えがあると思ったのも束の間。 今にも隠れてしまいそうな気配を察し、湯を張った桶を掲げた。]
僕はノックス。弟を探していてね。
[ほら、と見付けた姿に視線を向けた。]
(245) 2014/11/12(Wed) 18時頃
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弟は酷く人見知りでね。 トレイルと言うんだ。
[フィリップに弟の名を教えながら、床に桶を置く。 旅の初めの頃とは明らかに違う柔らかな笑み。 マロンの髪を優しく撫でて、奥まった場所で蹲っていたトレイルに手を差し伸べた。>>244]
(246) 2014/11/12(Wed) 18時頃
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[>>243消えちゃいそうな声は、それでもトレイルのものより聞き取りやすい。 ふとそちらに顔を向けて、そうっと声を小さくして]
……嫌になっちゃったの? それとも、忘れちゃった?
[海の色の瞳は、いまは黒いだけだ。 ぱちん、と瞬きをして、彼の服の裾を引く。 注意を向かせるための動き]
僕は忘れたの。新しい魔法のかけ方が分からない……。
[それから、少し馴染んできた暗闇を見て。 うっすらとした雪の明かりを頼りに、部屋のノブを見つけて開ける。
向こう側はやっぱり暗闇の、でも人が眠れそうなお部屋だった]
灯りがいるね。
(247) 2014/11/12(Wed) 18時頃
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ああ、そうだな。嫌になった。忘れたい。 でも、僕は――――。
[>>247裾を引く動作に、ディーンは再びニコラを見る。 ほの暗い中に、柔らかな日差しの髪の色が浮かんでいる。 喋りすぎた、と後悔しても、既に遅い。 ディーンはせめて、続く言葉を飲み込むことで会話を断ち切ろうと試みた。小さく息を吐き、僅かな動揺を鎮める。]
君に僕の魔法の掛け方を教えてあげられたら良かったが ……僕の魔法は、誰にもあげないと決めているんだ。
[そう、それがたとえ同行人であるシメオンであっても、ディーンには自分の生業を継がせるつもりはない。 ニコラがドアを開けた先を、ラルフと共に覗きこむ。 部屋であることは判別できるが、細かいところまでは見えない。]
……後で、明かりを灯しに来よう。
(248) 2014/11/12(Wed) 18時半頃
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[布ごと抱き締めて抱え上げる。 防寒具と荷物がなければ、叶うのだ。
貯蔵庫に湿気は良くないだろうからと扉の外まで連れ出し、そこで足を洗ってやる。桶に入れて、片方ずつ。]
あぁ、今日は随分と歩いたから。脹ら脛も張っている。 今夜はゆっくり休むと良い。
ほら、もう片方も出して?
ん? 少し硫黄が臭うかな。
[小さく笑い、見上げた。**]
(249) 2014/11/12(Wed) 18時半頃
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嫌になったの。そう。 でも、あっちにはもっとなにもなかったよ。
[『でも、僕は。』
そこでぷつんと切れた言葉を追いかけるために、彼の服をもう一度引いたけども。 彼の声は続かないことは知っている。
だから、服から手を離して]
ディーンは優しいね。ありがとう。 うん、でも大丈夫。きっと、いつかは思い出すから。 それで願い事を叶えるんだ。僕の生涯で3つの願い事。
[暗い部屋の中を覗きながら、独り言みたいに言って。 それから、ぎゅっとまたディーンの服を掴まえた]
みんなに教えてあげなきゃね。寝る場所あったよーって。 寝る場所がある。みんなが休める。世界が平和になる。ね。 次はランプを持ってこよう。
(250) 2014/11/12(Wed) 19時頃
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[不意に掛けられた硬い声>>178にぎくりと肩を震わせ、思わずバーナバスの傍へと戻った。 それから慌てて、そちらに向かって頭を下げる。]
……ども。
[知らない相手に対して、緊張したように短い礼を返す。 もっと何か言った方が良いのかと思っていると、その人物に対して正直な感想>>187が聞こえた。
この感じを覚えている。 昔良く遊んだ相手と、その雰囲気が良く似ているように思え。]
なぁ……。
[問おうと思ったが、話している彼らを遮ってまでは出来なかった。]
……上に食料あるって。 あと、多分ここより暖かいだろうし。 上がろうぜ。
[そうバーナバスへと声を掛けてから、二階に上がる。**]
(251) 2014/11/12(Wed) 19時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 19時半頃
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[>>250あっち、とは何処を指すのだろう。 疑問が浮かぶも、ディーンはやはりそれも飲み込んでしまった。 裾を掴んでいた手が離れた時、抱いたのは一抹の寂しさだった。
いつもそうだ。 誰かを守る素振りをしながら、実際は守られている。 湧き上がる自分への嫌悪感に、眉間の皺が微かに深まった。]
……叶うと良いな。
[喉の奥につかえたままの言葉が溢れないように、ディーンの声のトーンは心なしか低くなる。 再び戻ってきた裾を掴む手を払い落したい衝動に駆られながら、視線をラルフへと逃がした。]
冒険は、一旦終了だな。 僕たちは、宿を見つけた。 ……十分な成果だ。
(252) 2014/11/12(Wed) 19時半頃
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―2F居間>>238― そうだね、元気はいいことだけれど、勢い余って怪我したりしないだろうか……
[雪合戦とは流石に言い出さないと思うけど、と保護者は至極真面目に悩む様子を見せた。対して笑みを浮かべるドナルド。彼笑むと雰囲気が柔らかくなる――と、フランシスは思っている。其々に、個性のある同行者たち。]
(きっと、情の深い、立派な大人になる。なって、くれる。 ――ドナルドも、ラルフも、いつか己の手を離れる、の、だから、俺は……もっと――)
[寂寞感じるときにも、フランシスは、歌を口ずさんできた。]
(253) 2014/11/12(Wed) 19時半頃
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……――え。
[思案が途切れる。 隻眼の同行者、その言葉にフランシスは緑色の目を丸くして]
や、やだな、…照れるじゃないか。
[言葉通り頬を赤らめ、困ったような笑みを照れ隠しに浮かべて一度オルゴールに視線を逃がす。年を考えるべきだ。こういうところは成長しない。 ドナルドが最後まで綴らない言葉の端がペチカで薪が爆ぜる音に溶けた。ゆるい口元の笑み――やはりやわらかい雰囲気になるな、とフランシスは思う。]
でも、……そう謂ってもらえるのは、うれしいよ。 ありがとう。
(254) 2014/11/12(Wed) 19時半頃
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[>>252低い声。 それが少し怖くって、ふるると震えてから。 ディーンの眉間の皺を伸ばすイメージで、服を掴んだ指を少し動かした。 くしゃくしゃになった設計図を、頭の中に浮かべる。 彼の皺も、伸ばしても伸びないのかもしれない]
そう。叶うといい。
[逸れた闇色の視線。 見れないのが残念だったから、もう一度服を引いて注意を向かせようとしたけども。 向かなければ、口を尖らせて頬を膨らませるだけ]
んん……んむ。
[なんだか無性に寂しくなったから、その場から逃げようとしたけども。 相変わらず、走り出すのは防止されてた。
仕方ないから、ディーンの脇腹に爪を立ててね。 一段ずつ階段を、下りることにしたの]
(255) 2014/11/12(Wed) 20時頃
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― 三階に上がるまで〜三階でのこと ―
夕焼けの住人? おもしろいね、ニコラ。
[ふしぎな形容詞にくすくすとおかしそうに笑う。 手をつないだまま鼻を鳴らす様子に首をかしげ、ぶらぶらとつないだ手をゆらしてみる。 冒険について語る二人の言葉を聞きながら階段を上る。 出鱈目な歌声にくす、と笑みをこぼし]
知らないところを見に行くのって楽しいよね。
[にこにこと答えて、暗い三階へとたどり着いた。
階段からの明かりだけが周囲を照らしていて瞬きをひとつ。
ニコラ>>241の手を握り返して暗いね、とうなずいた]
(256) 2014/11/12(Wed) 20時頃
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[ディーン>>243の呟きが聞こえてゆるりと瞬く。 琥珀の瞳が闇の中から見ている。
二人の魔法のやり取りについては口を挟まないまま、開かれた部屋を覗き込む]
願い事は叶えるものだよね。
[笑みを浮かべて一言だけ呟き。 ディーン>>252の視線に頷く]
そろそろ戻らないとフランシスが心配しすぎちゃうかも。
[走り出しそうなニコラの手は握ったまま。 けれどさすがに階段を下りるときは危ないから手を離して。 ゆっくりと二階へともどっていった]
(257) 2014/11/12(Wed) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 20時頃
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[>>255ニコラの指先が動くと共に、シャツが僅かに揺れる。 勿論ディーンには、ニコラを怖がらせる意図はなかった。 だからこそ、彼の感情の機微を読み取れない。
しかし、服を引かれては目を逸らしたままではいられない。 何がどうあれ、今は彼の面倒を任された身だ。 用があるなら応える義務がある。 ちらりとニコラを見遣ると、膨らんだ頬が見えた。 ……どうやら、拗ねているだけのようだと推測する。 言葉をかける必要はなさそうだ。
>>257ラルフの心配は尤もで、ディーンは笑う代わりに息を吐く。 三人連れ立って、上ってきた階段を下に下ることになった。]
(258) 2014/11/12(Wed) 20時頃
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[>>255爪を立てられ、脇腹が痛む。 布越しといえど、誰かに触れられるのは得意ではない。 体温が伝わればそこに「誰かがいる」のだと、意識してしまうからだ。]
…………痛い。
[不満の声は小さく、呟くように漏れた。 しかし、無理やり引き剥がすことはしなかった ――いや、出来なかった。]
(259) 2014/11/12(Wed) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 20時半頃
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[三階の屋根裏は暗くてよくわからなかったものの、同じような部屋があといくつかあったのは見えた。 ディーンとニコラの髪は、少ない明かりでもきらきらとして見える。 ゆっくりと階段を下りていけば、二階の明るさに瞳を細めて]
……痛い?
[ニコラがディーンの脇をつねったのは見えなかったから首をかしげ]
どこか怪我でもした?
[ディーンに問いかけながら、二階の廊下へと下りた]
(260) 2014/11/12(Wed) 20時半頃
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[あまり年の変わらなさそうな男の声に>>107のんびりと答えを返す。]
山男よりは女に人気があると思うぞ。仕事してる時に限り、だがな。
[装飾品の制作や修理を生業としているのだと告げる。
防寒具の下であっても、上背に見合ったことを考えてそれなりに大きく無骨な手であることを想像するのは容易いはずだ。 細やかな手作業に勤しむ男の姿は容易に考え付かないだろう。
今までの経験として、その落差に戸惑う反応が面白く。帽子を取りながらにやりと唇を歪めてみせた。 齢を重ねても、悪戯小僧のままの精神だと言われてしまえばそれまでだ。]
(261) 2014/11/12(Wed) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 21時頃
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[危ないとか、そういうのを考えるのに頭は向いていないから。 ラルフの手が離れると、ちょっと口を尖らせて ディーンへの攻撃がビミョーに力を増した。
きちきちと爪を立てていれば、痛いと小さな声。 闇に紛れて、ラルフには見えなかったみたいだけど。 苦い声は聞こえたみたいで、首を傾げるのが二階からの明かりでなんとなくわかった。
ぷうと頬を膨らませたまんま、袖で自分の口を隠す]
ごーめんなさーいー。
[ちっとも反省してない声で謝って、二階へ下りてから。 誤魔化すためにちょっと笑って見せて、腕を伸ばしてラルフからディーンの順番でハグしようとしてみた]
(262) 2014/11/12(Wed) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 21時頃
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― 2階・廊下 ―
……いや、大丈夫だ。
[>>260どうやらラルフは、ニコラの悪戯に気付いていないようだ。 しかし>>262ニコラ自身が謝罪の言葉を口にすれば、彼が何かをしていたことは知れるだろう。 尤もそれは、心の篭もった謝罪であるとは言い難かったが。
いずれにせよ、痛みが去ればそれで良い。 ディーンにはニコラを叱るつもりは毛頭なかった。 二階に降り立ち周囲が明るくなると共に、ディーンは少し、ニコラから距離を取った。
無性にシメオンの顔が見たい。 そう考えた瞬間に、横でニコラがラルフにハグを試みる。 ディーンは思わず数歩、後ずさった。]
(263) 2014/11/12(Wed) 21時頃
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…………?
[生憎 彼の保護者 饒舌 ルーツも 言語はないが 饒舌 音のない声 縁はない
……何か 武器 隠してる可能性 面倒 そう思って 生成り 拾ったから 礼 言われること 認識なく
ただ 表情 気配 緩んだもの 笑み 言っていい 範囲の ルーツ 芋で遊び それを見る 眼前 彼は 眼前を 観察する
年の頃は同じ 直下 危険性はない 佇まい 身のこなし 攻撃性ない 一言も 話さぬ 唇は動かすが]
(264) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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…………っ
[と 観察 続け 目元 視線落とすのと 視線戻る 同時]
[ぱちっと瞬く 目があった気が また音のない仕草 行動判別はつく ……上 行く気ない と その理由 観察した時 目元 理由?
嘆息一つ ルーツ 遊ばせたまま]
(265) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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…………
[芋 箱 戻せば また声なき人間 するり 身を隠す 冷たい 雪解け 持って 目元 洗わせれば 戻るだろうか? 人間がいること 落ち着かない
が 湯のあるところ 桶 取りに行く それも気が進まない こちらにいる間 誰か 湯に 触れている 人の気配消えるまで 静かに 無音 生成りに丸々 からは視線逸らし 昼でも暗い 庫内 ルーツ 動く音だけ
問題は その音 気配 しばらくして こちらへと 足音 向けたこと]
(266) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[戸の影 身を寄せた ルーツを肩に乗せ 入ってきた 淡い色の人間 トレイル それは自称狼 口にしていた
そのまま 戸の影 やり過ごすつもりだった]
ぎゃっ ぎゃっ?
[…………ルーツ 飽き始めた ばさっ 音たて羽ばたく 彼は天井を見る]
(267) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[鳥 言われて 様式美 くけーー なく ルーツ 嘴 抑え]
…………借りた
[ノックス と名乗った それも 自称狼 口にしていた
本当に 同じ なら ノックス 保護者 だろう ニコラ トレイル 様子 ノックス 世話役様子 間違えようがない が まさかな 思う だから ルーツに巻いた タオル 差し出す
タオル 受け取ったかどうか なんにせよ ノックス トレイルに甲斐甲斐しく 抱え上げる 見れば 彼は するり 貯蔵庫を出る]
(268) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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…………湯 だけじゃなく 冷たい水 必要
[そう 一言だけ 名前 返さず口にして去ったのは トレイル 貯蔵庫 立てこもる 理由 だから と 彼は考えた]
(269) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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―1F―
ほう……細工か。ハハハ…似合わねえな。よく言われない? いや…それとも昔話のドワーフみてぇなもんかな。
[男の>>261生業を聴いて、おかしげに笑う。ひとしきり笑った後、不意に少々真面目な顔になった。正確には、こんな場だというのに仕事をする時の顔になった。]
……って事は貴金属とかの取り扱いとか慣れてるんだろうが… 剝製とか、そういうのは専門外なわけか?いやなに、それならそれでいいんだがな。
[きょろきょろと辺りを見渡し探していた暖炉はほどなく見つかった。まだ火がついていなければ、自分でつけてその前に座り込んで手近な薪をくべる。]
食料はそれなりにはあるんだろうが…ひとまずは野ウサギのシチューってなとこか。2羽じゃあこの人数には足りねえだろうけど。
(270) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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ー 1F 貯蔵庫前 ー [貯蔵庫 出たところ ノックス 足湯 その用意 広げる 湯に 戻る気もせず 上 上がれる 貯蔵庫側 階段 その一段目 足 かけて 見上げる]
………………
[明らか 人の気配 足を止め 階段 一段目 腰掛け 肩の ルーツ 嘴抑える ……飽きて 鳴かれる 避けるため 抗議の 足蹴 甘んじながら]
(271) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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……しかし、なんだなあ… 随分と人が多く集まっちまったみてぇだ。
[窓を時折叩く風の音と、深深と降り続く白い雪。吹雪き始めたなら、いつまで続くかはわからなそうだ。幸いしばらく暮らすには困るまいが、懸念はそこではない]
……できれば早いとこ落ち着いてくんねぇかな。天候が…
(272) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[血縁であるからか同行者であるからか ラルフもフランシスも優しい。 案じ案じられる関係をいつしか当然のように思っていた。
ラルフに大丈夫かと声掛けられた際にも>>188 いつものように頷いて「大丈夫」と同じ言葉を返すにも表れる。
フランシスから椅子を勧められても>>229 「ああ」と応じる言葉だけ向けて立ったままであるのは 図体ばかり大きくなった男の番犬じみた気質が滲むせいでもある。 何かあらば動けるように、と頭の片隅でそんな事を思っているあたり 過保護な保護者の気質がいつしか別の形でうつったのかもしれない。 椅子を近づけ腕引くあたりで「過保護」と困ったような笑みを向けたりもして。]
(273) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[深入りせぬよう、流れる血の性質も教えられてきた。 フランシスからは保護者として行き届いた指導を受けたと思う。 左目を失うは未熟すぎて本能を制御しきれなかっただけ。 御する為に痛みを用いるしか、その時は浮かばなかった。 言い聞かされていたからこそそれだけで済んだ、と ドナルド自身はそう思っていたけれど フランシスがそう感じていない事は彼の言葉>>230からも知れて]
大丈夫だって。 それに―ー…、もしもの時は、 フランシスが止めてくれるだろ?
[軽口めいた響きで首を傾げながらも揺らがぬ信頼は奥底に。]
(274) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[剥製、と聞いて>>270困ったようにがしがしを髪をかきあげる。]
剥製か、…革細工ならまったく出来ねえわけじゃない。本職と比べりゃ真似事程度だが、使うには困らねえってくらいか。 食うだけで良けりゃ適当に捌くくらいはできるがな。
[幼いころから自給自足に近い生活だ。 専門は細工であっても、生き物を部品ごとにバラしていくのは日常茶飯事だった。]
ちょいと荷物の片づけをするが、手が要りようなら呼んでくれ。
[この吹雪を避けるため、同じ屋根の下にいる人間同士。 協力的であるのに越したことはない。*]
(275) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[吹きつけるような雪風から壁一枚隔てられただけでも、充分すぎるほどに体は安寧を得る。
適当な場所に座り込んで道具の点検を始めたその横で、当たり前のようにこちらに自分の道具を寄越すプリシラに>>128、くつと笑いが零れた。]
そのうちお前も、こーんなおっさんになっちまって年下の餓鬼どもの面倒をみるんだからな。 ちゃんと覚えとけよ。
[仕事も。 古くから伝わる戒めも。
年下の同族がちゃんと生きていけるように、軽口に本音を混ぜる。
手に取ったプリシラの道具は持ち主の手で大事にされているのが一目で分かるほど傷みもなく。 表に出さぬものの満足と喜びを感じていた。]
(276) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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― 二階/廊下 ―
大丈夫ならいいけど。
[ディーン>>263に心配そうな視線を向け。
ニコラの謝罪>>262に犯人が知れてじと目で見やる。 どうやらディーンの痛みはニコラが与えていたようで。 反省のない声に注意すべきか否か。
悩んだせいで、ハグしてくる腕から逃げることができなかった]
うわっ。 もー、いたいことしたらだめなんだからなー。
[ドナルドが怪我をしたときのことを覚えている。 あのときのフランシスの取り乱しようは忘れられず。
だから好奇心の赴くまま動いても、怪我だけはしないよう気をつけていた]
(277) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[プリシラが背中に回ってがしがしと湿り気を帯びた布で頭を拭われるのに任せ>>129、そのまま道具の手入れに専念する。 道具を見る邪魔にならぬ程度に頭を拭うプリシラの力加減随分と慣れていた。
長旅に体がついていかなかった昔を思い出して、懐かしさと感傷を噛みしめる。]
(278) 2014/11/12(Wed) 21時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 21時半頃
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[>>263心のこもらないごめんなさいは、ノックスが見たらきっと眉をしかめるんだろう。 それは知っていても、まだ拗ねてるもんだから口は尖らせたまま。 明るい世界に目をしぱしぱさせながら、ラルフの言葉にも答えずにぎゅうぎゅうしていたら、ディーンが離れるのが視界の端に見える。
続けてディーンにハグしようとしてみたら、また離れられた]
んにゃ……。
[眉を下げて。 手を下ろして、足でのの字を書いて、ちょっと下を見た]
……ごめんなさいー……。
[もっかい謝ってから。 口を尖らせて、ぷいと背中を向けた]
(279) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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[ラルフを案じるフランシスの言葉>>253に ドナルドは片眉を上げてちらと出入り口に視線向ける。]
怪我したらフランシスが心配するの分かってるはずだし 気をつけはするとは思うけど。
[好奇心の塊のような彼の事を考えれば 気をつけてはいても、ということも考えられて苦笑いが漏れたけれど ラルフがそう考える>>277のは感じていたから言葉として。 向けられる視線、それから口ずさまれる透明な歌声に 保護者が何を思うかまでは知れず柔く目を細める。]
(280) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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[まあるくなる緑の双眸>>254に ドナルドもまた少しだけ驚いたようにぱちりと瞬く。]
あー……、
[照れるという言葉通りの反応に言葉探すような音を漏らして カリカリと無造作に後ろ頭を掻いた。]
言った事なかったっけ。 ン、嬉しいなら良かった。
[フランシスの常とは違った一面を垣間見て新鮮な心地がする。 初々しい、少し幼く感じられる、とまではさすがに口にはせず]
(281) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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[>>277ラルフがニコラを叱る様子は、昔のベネットを連想させた。 思わず微かに、目を細める。 心配性の彼は何かある毎に、小言を口にしていた覚えがある。 ディーン自身がその対象になったことはないが。
>>279ハグを避けたのは、接触を避けたいが故の反射だ。 傷ついたようなニコラの様子に、ディーンは瞼を伏せた。 このまま離れてくれれば、それが良い。 深入りしない為には、それが最善なのだ。]
……僕は、怒ってるんじゃない。 触られるのが、怖いだけだ。
[――しかし、ディーンはニコラの背中に声を掛けた。 常ならば「苦手」と言い換えるはずの言葉も「怖い」という真実をそのまま、曝け出して。
告げてから、緩く息を吐く。 インクで汚れた細い指が、細やかに震えていた。]
(282) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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―2F居間― [>>273過保護、と困った笑いを浮かべられれば反論する言葉もない。自覚はあれどなかなか抜けそうにもない。]
――、…… うん、勿論だとも。絶対にだよ。
[>>274 フランシスはドナルドにそう返すとき、真剣な表情になった。 そうだ、その時は命に代えても止めるのだから、という決意がある。もしも、なんてないほうが良いに決まっているのだが]
……まあ、外にさえ出なければ、 今は大丈夫かな……。
[>>280風が窓を叩く音がする。>>277ラルフやディーンがニコラスと合流した後の事は、紛れてよく聞こえない。]
(283) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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― 二階/廊下 ―
[ニコラのハグに苦しいと腕をぱしぱしたたく。 ディーンへと向かうために離れたあとには、疲れたようなラルフが残っていた]
ニコラって、子供みたい。
[はあ、と呼吸を整えて、拗ねたそぶり>>279をじーっと見やる。
いつも小言を言われているから、フランシスに似るのも仕方ない。 ディーン>>282が懐かしさを覚えていることはわからないけれど。 その怖さを告白するのを聞いて、ゆるりと瞬き]
そっか。 怖いのはしかたないよね。
[ぽつりと静かに返した]
(284) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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ほーう……そりゃあ、何よりだ。 いやな、新しく作ってくれってわけじゃねえのよ。 ちっと副業の商売道具がそろそろ傷んできてな……軽く、こう、かるーく修繕できる奴がいるとありがてえってだけなのよ。
[バーナバスには副業の話はまだしていないが、>>275全くできないわけでもなさそうだと考え、満更でもない表情を浮かべる。]
ま、そうだな。まずはゆっくりしようや。 そんで腹ごしらえして温もって、それからだ。
[自分も階段を上って居間の方へと向かい、バーナバスの姿を見送った]
(285) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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― 少し前、居間に人が増え始めた頃 ―
[やはり知り合いのようだ、と落ち着いた声に瞬いた。>>105 昔の知り合い………なんてものいたっけ、などとは そもそも友達がいないことに思い当たれば考えるのはやめることにした]
立つのだけ、手借りる
[右手を伸ばして、差し出された手をしっかと掴んで立ち上がる。 その仕草に危なげはない。 居間に戻り、人の増えた空間、居場所をなくして壁際で思案顔]
別に、俺たちの家じゃないもの 自由に使ってよ
[使い方など好きにすればいい。>>188 そもそも、ひとつところに居座る生活はしていないから、いつだってやりたいようにやっていた。>>174 それで、うまくやっていけていると思うから]
(286) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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フィリップは、人の足音 一階 人が減る気配に安堵する
2014/11/12(Wed) 22時頃
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―2F居間―
な、ないと 思う……
[>>281 歌に集中していて聞いていなかったのかもしれないが、はっきり聞いたのは少なくともフランシスにとっては初めての認識である。]
うん。
[小さく笑って、しかし――]
いや、まあ、……世にはもっと 上手な人も、いるんだけどね……
[照れ隠しの後、呟いた言葉は先ほど蘇った遠い記憶の傷跡ゆえだった。上手な人がいれば、そちらがいいと謂うのかも知れないし――という考えに至り――つきりと痛む感覚を、呼び起こした。]
(287) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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[息を潜める 人間に 悟られぬよう 静かに 静かに ーーそれは 獣の掟 ほら 油断すれば 腰に下がる 兎のように
……はっきりと鳥類の姿 獣である ルーツ 己より 呑気ではあれど
腰を上げ 立ち上がる 人は全くいないわけ ではない が 大体上にいったであろう 家畜の寝ワラ あの辺り 探り 上に行かずも 眠れる場所 探そうと]
(288) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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(――詮無いこと だ)
[一度目をとじて、それから]
……まだ、探検してるのかな?
[ラルフがそう思ったように、案の定心配した。 扉の方、近づいて様子を窺おうとする。]
(289) 2014/11/12(Wed) 22時頃
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― そして居間の片隅で ―
[響く歌声、そして現れる影、 静かな会話、皆表情に感情をのせている。
人というのは、こんなに感情を露にするものだったっけ、と。 己の頬をぐに、と引っ張る。 冷たくも暖かくもない、面白みのない体温が感じられた。
彼のいなくなった後の居間、椅子に隠れるようにして、壁際で繕い物の続きをしていた。 手先は器用で、だからこんなこともしているのだけれど、今は常以上に慎重に、厚い布の解れを繕っていく]
(290) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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ー 一階 ー [物音はする 隠れる気配はない 物音 危険性は薄い 声はしない いて一人 それか物静か 二人? 同じフロア 人の気配 思いながら 積んである藁 湿らぬを探す
保護者は上 だろう よくある 人里に行く 見送ることもある 寝床になりそうな藁だまり そこに 荷物解きはじめ 誰かの立てる音 それに重なって 物音 雪の音の合間]
(291) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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フィリップは、バーナバスと 呼ばれている姿 見かけても 自分からは声かけず
2014/11/12(Wed) 22時半頃
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―ムーンライト/過去―
[己が種族の宿業を、皮肉なものだとノックスは冷ややかに笑う。 共に居たいという願うが、血肉とする事で叶うだなんて。
けれど、悲観したことはない。
惚れた相手が居れば居る程、 月が満ちれば満ちる程、 衝動を抑えれば抑える程――…
良い作品が仕上がるからだ。
愛しい人の肌を想い、刃を滑らせる。物差しで数値を計り、印を残す。愛しい人の血と体液を想い、絵の具を筆に取る。
――嗚呼。]
(292) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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― 二階 ― [二階に上がれば、また見知らぬ人物たちの姿。 思わず躊躇し、保護者が来ないかと後ろを振り返る。]
えっと。こんちは。
[居間にいる者へと小さく挨拶する。 普段は、バーナバスの紹介に合わせて挨拶をすれば良いし、知らない話すのも保護者である彼が殆どだ。
だから、彼が将来の話>>276をする時は決まって聞いていないふりをする。 仕事はきちんと教わるし、文句を言いながらもちゃんと道具の手入れはしている。 ただ、自分が誰かの面倒を見るなんてまだ考えたくなくて。 さっきもまともな返事をしなかった。]
(293) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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そう?
[>>282ディーンの言葉に、ちょっと振り向いて。 彼を、じっと見つめる。 少し震える細い指も、伏せられた視線も、小さなため息も視界に収めて。 嘘の匂いがないかと、余すとこなく見つめて。
うん、とひとつ頷いた]
うん、じゃあごめんね?
[距離を取ったままの彼は、少し遠く。 少ししょんぼりしながらも、それ以上距離を詰めるのをやめて、届かない手を伸ばす。 触れないまま、撫でる真似だけを空中で。 黒い海の瞳も、形を確かめるように撫でてね。 きゅっと、その色を掌の中に握った]
もう大人だよ。なんだってできるし、そう簡単に魔法にもかからない。
[ラルフの言葉に、ちょっと笑って首を振る。もう機嫌は治ったから、口を尖らせるのはやめて]
(294) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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[作品が仕上がる頃には、決まって月は朔になっていた。 憑き物が落ちたように、製作欲すら鎮まってしまう。
旅をしていると、大型の家具に取り掛かる機会は少ない。 それもノックスには都合が良かった。
『家具の修理、承ります』と書いた板を背負い荷から提げながら、出来上がった作品は街の道具屋に卸したり、自ら露店を開いて売る。
並ぶのはトレイ、ミニチェスト、宝石箱にもなる小箱等。 一番の売れ筋は、オルゴールを仕込んだもの。]
(295) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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―2F― なんだ、こっちの方が随分広そうじゃねえか。
[居間の中を見渡して、その場にいる面々にごく軽く一礼する。 暖炉が暖の取れる状態である事を確認して、火の前に。ようやく荷物を置いて、どっかりと古びたソファに腰かけ、背負っていた大きなザックの中を開けた。]
ああ、あいつ。さっきのバーナバスの連れか。
[先ほどの少年を>>293横目に見ながら、荷物の確認をして。自分達と似たような立場なのだろうか。あまり見知った顔はいない気がしたが、保護者連れの少年というと、どうしても自分達と立場を重ねて考えてしまう。]
(296) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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いらっしゃい。 気に入ったものがあれば、手にとって見ても良いよ。
[立ち寄る客の殆どは婦人や紳士。 一人だけ――少年が居た。黒髪に琥珀色の瞳。]
これまた珍しいお客さんだ。 お使いかな。それとも、お母さんへの贈り物とか?
[印象に強く残る子だった。彼を見ていると、次の小箱のデザインが浮かんでくる。 だから、たまには珍しく、同性で15程も年下の彼を想ってみようかと――考えてしまった。**]
(297) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 22時半頃
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― 二階/廊下 ―
[彼らのやりとりを聞きながら、険悪にならなくて良かったとほっと吐息をこぼす。
楽しいのが好きだから、つらいのはあまり見たくない]
なんでもできるの? へー、俺はまだできないことあるけど。
[大人になったらひとり立ちしないといけない。 一人でふらつくのは好きだけれど、まだフランシスやドナルドと離れたいわけではない。
衝動が抑えられるようになるまでどれぐらいなのかとか、詳しいことはしらないけれど。 それを抑えるすべを学んでいる最中だとはわかっている。
それでも――片目を失ったドナルドほどはきっと理解していない]
(298) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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[保護者だから過保護というのもあるのだろうが フランシスの気質というのも強くあるのだろう。 応え>>283は思いのほか重く響き 真剣なその双眸に隻眼が軽く伏せられる。]
そこまで意気込まなくても。 ……、惚れなきゃいいだけだし それに、フランシスに何かある方が困る。
[そう返してもしもの話を打ち切るように一旦口を綴んだ。 続く声>>287にちいさくひとつ頷いて]
言った気になって、知ってると思ってた。 上手な人のもそりゃ良いンだろうけどさ 俺はフランシスの声が、落ち着く。
[言いそびれた形になっていた理由を口にして 保護者の声への思いの一端を零した。]
(299) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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……駄目なんだ、昔から。
[>>284苦笑の代わりに、ディーンは瞼を伏せた。 ディーンはシメオンにも、自分には触れないように伝えている。 まだ接触に恐怖を覚える前――幼少の頃の知り合いであるベネットならば、或いは触れたこともあるかも知れないが。
>>294こちらを見つめるニコラの視線は、ディーンを何処かいたたまれない気持ちにさせた。 それでも触れられることの代わりになるなら、今度こそ逃れるわけにはいかなかった。 彼の掌が中空を泳ぎ、握り込まれるまでを見つめてから、細く息を吐く。
眼球をなぞる彼の手に、ディーンは小さな炎が宿る様を想起した。幻想を振り払うように、ゆっくりと瞬きをする。]
(300) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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[商売道具の点検をしながら、髪の湿り気がいくらか取れたころ、初めて聞く声に>>178顔をあげた。 その声を例えるなら細工を施すのが難しい硬質な石で、けれど上手く仕上げられたのなら、きっと自慢したくなるようなものに仕上がるのだろうと思う。 そんな頑なさと不安定さを勝手に思い浮かべていく。]
あんたも雪に通せんぼされちまったのか。 すまないが当分一緒の宿住まいだ。よろしくな。
[食料も火もあると聞けば、応えは自然と好意的にもなる。 相手のぶっきらぼうな態度にもひるむことなく、軽く手をあげて礼を述べた。]
(301) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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さあて、こっちの方は無事か……
[荷物からいくつか、大ぶりな木箱を取り出す。蓋を開け、中身が厳重に布でくるまれたまま、傷などがついていない事を確認する。]
大事な飯の種だからな、これがねぇと…
[イタチのような生物の毛皮、角の生えたウサギの剝製、魚の鱗が下半身にびっしり付いたミイラ…そういった少々グロテスクな品物の無事を開いては確認し、一つ一つまた順番にザックにしまっていく。 副業の見世物小屋で取り扱っている商売道具。]
そろそろ新しいネタも仕入れねえとな…
(302) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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― 2階・居間 ―
……少し冷えた。 居間に、戻るよ。
[我ながら、苦しい言い訳であることは自覚している。 二人から逃れるように廊下から居間の方向を振り返れば、 >>289ドアからラルフの保護者の姿が見えた。 ディーンは俯き加減のままそちらに向かい、視線を合わせないようにしながらベネットの横をすり抜ける。 昔馴染みの彼に、動揺を気取られて心配をかけたくはない。
居間に戻り、ディーンは性急に辺りを見回す。 探すのはシメオンの姿だ。]
(303) 2014/11/12(Wed) 22時半頃
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そっか。
[ディーン>>300の大変さはわからないから、頷くにとどめる。
居間に人が増えている気配もするし、一階にもまだ人がいる音が聞こえる。
戻るというディーンを視線が追えば、ちょうど扉から顔を出したフランシス>>289と目があった。 山小屋についてからしばらくうろついていたせいで、やはり心配かけてしまったらしい。 ばつが悪そうに視線をそらし]
フランシス、俺、大丈夫だよ。 上に部屋があるの見てきただけだし。
あ、こっちのはニコラ。
[フランシスへと言い訳のように言葉を重ね。 近くにいるニコラを紹介しておいた]
(304) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[最後の糸を歯で切り、綺麗になった袖をなぜた。 滑らかな生地だった。 畳む時や、こうやって繕う時にしかふれたことがないから その手触りは、いつだってひんやりとしている]
よ、いしょ と
[居間に流れていた静かな会話。 その端々が、遠い昔に漏れ聞いた噂話のようで それでいて判然としない難しい話。 惚れたのなんだの、は。よくわからないから。
外套を元通りかけて、居間を見渡し ものめずらしげなものが広げられ、そしてまたしまわれるのを 少し離れたところから眺めていた]
(305) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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―ベージュローゼ/1階貯蔵庫前―
[返事がないので、鳥は彼の友達と思うことにした。 トレイルと同じで声でも失っているのかと思っていたから、短い言葉の音に瞬く。>>268]
うん、そうだね。 君は借りたんだろう。でも僕が貸した訳ではないし。
……良かったら、貰ってくれないかな。僕のもう一人の弟が、君にあげたもの、だから。 僕はその親切を誉めてしまったからね。返されてしまったら、悪いことをしたとしょげてしまうかもしれない。
[渡そうとするタオルを見て、軽く首を振る。 冷たい水が必要な理由はひとつ。
見られたのかと、フィリップの顔を見て。]
……あぁ、ありがとう。そうするよ。
ところで――――きみ。
(306) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[扉の方へと向かうフランシスを視線だけで追う。 先に戻ってきたディーンの姿>>303を確認して]
そろそろ戻ってくるかな。
[誰とは言わずとも思い浮かべるはラルフの事。 そんな事を言っていれば ラルフの声が聞こえてきて>>304安堵の色を浮かべる。]
(307) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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上、ねえ。
[連れの声に>>251商売道具をしまいこみながら天井をちらりと見た。
少なくとも、先客たちに後から訪れた自分たちを排除するような動きはなさそうだ。 そう判断して、自分よりも随分細い背中を追って立ち上がる。]
屋根があって、手足を伸ばして寝られりゃ御の字だが…。
[どうせならそれよりは快適であってほしい欲もある。]
(308) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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― 2階 居間 ― ――、それは、そうだけど。でも、……
(好きとか、嫌いとか。それが、自分の思いのままにできるなら、――こんなしきたりは、生まれなかった)
[フランシスの表情じゃ酷く心配そうである。>>299]
おれは、……大丈夫だよ。
[ドナルドとかわすもしもの話は、不吉なもの。打ち切られるならフランシスはそのまま、話題を変えた。]
……――。そ、そう。…… そっか……うん。
[フランシスはくすぐったいような心地を覚えたらしく、ふうわりとした雰囲気の、はにかんだような笑みを浮かべた。過去の傷を思い出したゆえ、余計に、だったようだ。
>>293 そんな折、扉が開いて挨拶があった。 >>303>>303後に続いて、ラルフたちが戻ってくる。]
(309) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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フィリップは、旅装を解いて 人の気配 なくなったら 湯 汲むかと考えている
2014/11/12(Wed) 23時頃
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[>>300どこか、緊張した、色。 丸い眼球を手の中にゆっくり握りながら、その色も、曇りの目のレンズに切り取って保存する。 硬い光は、彼の心が穏やかでないせいだろうか。 強張った色に、ちらちらと焔が映りこんで]
綺麗。
[細い息を吐く彼に、感心の声を漏らして。 手は開かないまんま、無邪気な笑みを向けた]
好きだな、その色。
[虹色の鳥よりもずっと鈍い色彩を、手の中で大事に閉じ込めて。 にーにーと、また機嫌よく歌をうたう。
>>298ラルフの言葉には、ぱちんとまばたきをしてからね]
……じゃあ僕も出来ない。
[こっそり囁いた]
(310) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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こんにちは、……はじめまして。
[>>293 フランシスが初めて見る少年だった。 穏やかな挨拶を向け、それからラルフのが我見えてほっとしたような表情を浮かべる。次に言い訳じみた言葉が聞こえると、ぱちりと瞬いて、苦笑した]
大丈夫なら、いいんだ。 ……えっと、 ニコラ……くん?はじめまして。
[くん、と謂うには見上げるくらいの上背がある。ドナルドと同じくらいだろうかとフランシスは目算をつけた。]
(311) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[眺めているだけ、此方からは声をかけず。 扉が開き、少し冷えた空気が流れてくる。 立ち上がり、少し、首をかしげた]
どしたの
[変な顔をしているように、見えた。 問いかけは一度。 椅子にかけられた空色の外套に、視線をちらり、投げた]
(312) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[二階に上がるまでの僅かな時間。 目の前を軽やかに動くプリシラの背中を見守りながら。 気付かれぬよう、奥歯のあたりを頬の上から指でかり、と引っ掻いた。
それは形には満たない餓え。 ひっそりといつでも頭をもたげる機会を窺っている己自身の欲を知らしめるよう、そっと己の皮膚をなぞる。
独り立ちしてほしい。 そう思いながら。どうかいつまでもこの苦しみを知らぬ子どものままでいて欲しいとも。 願う身勝手さに一人静かに笑いをかみ殺した。]
(313) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[足音なく立ち去ろうとする様。 年齢の割に借りを作ろうとしない様。 大型の鳥。
――――――――‘狼’。]
冬の山小屋に街の子供が居るはずがない。
一緒に来た大人は、何処に?
[同行者を独り(+1匹)にするなんて。 リーダーの顔が見てみたい。]
(314) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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― 2階・居間 ―
[>>305ディーンが見たのは丁度、シメオンが外套を元の位置に戻す姿だった。 >>307ベネットの同行人ある隻眼の彼――ドナルドが此方を見ているのに気付きながらも、ディーンは無言でシメオンの近くに向かう。その距離が詰まる毎に、熱が冷めていく心地がする。
彼の前では保護者として、冷静であらねばならない。 そう思うことが、ディーンの理性の紐をきつく結ばせる。 ディーンはシメオンの傍で立ち止まり、口を開いた。]
……シメオン、僕は君の――
[保護者だ。 そんな単純な一言が、喉の奥に張り付いて取れない。 ディーンは大きく息を吐いた。 それが意味するところは、ひどい動揺だ。]
(315) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[ニコラ>>310のささやきにくすくすとおかしそうに笑う]
できることはこれから増やすんだ。
[いまだに、フランシスのように調律はできない。 音を拾うのは得意だし、音を合わせるのもできるけれど。
それでもまだ。
足りないものがあると思っている]
フランシス、廊下は寒いよ。 探検しないなら戻ろう。
[居間からはオルゴールの音は聞こえない。 ねじをまかないとならないオルゴールだから、それが終わってもなお、探検していたのだと思うと心配かけたのも当然かと思う]
(316) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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― 過去の露店にて ―
[それはにぎやかな町だった。 ちょうど市が立つ時期でもあったらしく、いろんな店や露店がでていた。
口うるさい保護者と同行者を振り切って一人でふらふら、いろんな店を覗いていた。
そんなたくさんある露店の中から、 その店を選んだのは―― 小さな音を奏でるオルゴールの音色が届いたから。
その音色のひきつけられるように、紳士淑女の合間を縫って覗き込んだ露店には、いろんな作品がおかれていた。 小箱の模様が綺麗なのもあったけれど、やはり気になるのはオルゴールで。 露店の主>>297に声をかけられたときに、きょとんと、琥珀色を瞬かせて首を振った]
(317) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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音が気になって。 これ、綺麗だね。
[オルゴールの音色も、その音色を奏でている箱も。 どちらも気に入ったというように満面の笑みを浮かべて。
全体的に色素が薄く感じられる人の、青色を見つめて]
おにーさん、俺、これほしい。
[にっこり笑ってねだった。 とはいえきちんと代金を支払って購入したわけだけれど。 名前を名乗りもしなかったが、いまだにオルゴールを売っていた人のことは覚えている*]
(318) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 23時頃
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[知らない人がいっぱいだ。 挨拶がおいつかない。 問われれば名乗るけれど、それを何度も呼ばれたことは、そう多くない。名を呼ぶことも同じく。
早く晴れればいいのに。 あの外套みたいに、晴れやかな空がくれば、 冬の透明な空が見れれば、
心が落ち着かないのは、好奇心のせいだけじゃないだろうから]
(319) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[ディーンにばいばいしたあと。 ディーンが入っていった扉から、ちょうど顔を出した大人の姿。
ノックスに、挨拶はちゃんとしようと言われてたから口を開こうとして。 >>311初めましてを言う前に、初めましてを言われちゃったの]
むにゃ……。
はじめまして。 フランシスは、ラルフのお兄ちゃん?
[どうもこの家には狼しかいなくて、おばあさんや子やぎはいないみたいだし。 二人の親しげな様子と、大人と子供の旅人ってとこから、自分たちと同じなのかなって。
思いながら、優しそうで繊細そうな彼を見下げて こてり。小首を傾ぐ]
(320) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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ー 一階 家畜がいたであろうあたり ー [荷物の整理 人が全て 上に行く頃合い 桶に湯をため 身体をほぐすこと 思う 浅い盥の湯で 血を洗いつ 捌く思う
はっ と短く息を吐き ルーツに 餌をやり 湿るタオル 受け取られなかったそれ 困った風 見る]
(321) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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[隻眼となるに至る前科があるから 保護者に心配するな、とは言い切れないし 懸念することも>>309も朧に感じていて ドナルドが他者に積極的に関わってゆく事も少なく こうして人が多く集まる現状でも大人しくあるのはそれが理由。 眼帯がなくとも目つきの悪さからどちらかといえば強面に見える自覚もある。 そうした理由もあり己から歩み寄らねば間違いは起きぬだろう、とも。]
――……。
[はにかみを見せる保護者の前では 強面も少しだけ締まりなく緩んでしまい ゆるゆるとかぶりを振ってそれを誤魔化す。]
(322) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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…………人間の いるところ
[その時 聞かれた言葉 まるで 同じ 掟 知るような …… 保護者の場所 把握していない 時に 人里に行く 見送り 一人になることもある 饒舌な 保護者 時に 路銀稼ぎに けど 彼は 人間を嫌う 人里は 避けたい場所 山や森で待つ それでいい 獣だから そう思っている
だから ノックス 考えること 彼 思いつかない]
(323) 2014/11/12(Wed) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/12(Wed) 23時半頃
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……家族、とか言ってみる?
[保護者、なのはだそうだ。 それは知っている。知っているし、納得もしている。 けれど彼は、その言葉をあんまり好んでいないような気がしていたから、迷った末にでたのは、なんだかあんまり面白くない言葉だった]
どうしたの、本当に
[寄った眉間に指を伸ばす。 触れはしないことは、わかっているだろう]
雪のせい? ああそれとも、
何か、困っていることはある?
[いつもの言葉に準えて、うっすら笑みを浮かべたまま、ゆっくりと首を傾げた]
(324) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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―2F― [そこにいる面々に戸惑うプリシラの声を聞きながらも>>293、これも人生経験だと内心で嘯いて距離を置いてみる。
かといって、いつまでも登り口を塞ぐわけにもいかないので、頃合いを見計らって同じように二階にいる者たちへも声をかけていくのだが。]
よう、邪魔するぜ。
[いつものようにまるで何の警戒も気負いもない声音。
バーナバス、と名乗り、プリシラのことを弟子だと紹介する。 細工師の二人連れならば、この説明が一番しっくりなじむはずだ。]
(325) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[後で 返す] [タオル たたんで 荷物の上 置く ルーツ 啄ばむ それを止める 痛めて 返せなくなる 困る ノックス 貰え 言ったが…………貰う いわれない
藁の上 干し肉 一切れ齧る]
(326) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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あんたらは? 家族か、師弟か。
[師弟ならばともかくも、血縁者ならば、いずれにしてもあまり似通っていない小さな集団にそれとなく探りを入れる。 他愛のない世間話のように。
故あって同族からも人からも距離を置いての旅暮らしだ。 不要な騒ぎを起こしたくはない。
どうなっても対処できるように、と。いつのまにか身についた処世術。]
(327) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[些細な引き金で、獣は起きてしまう。 そのことを知っているから。
「どうか、目覚めることのないように。」
静かに、願っている。**]
(328) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[2階から聴こえた歌声。 声と歌とを失ったのに。 ニコラが歌うのさえ厭うのに。
自ら階段を上がり、近寄った。
棘で傷付くと分かっていても触れずにはいられない薔薇――のようなものなのだろう。
何があったのか、ノックスからは訊ねない。全て知っているとでも言わんばかりに微笑み向けて、抱き締めるのだ。]
……ニコラの分は、また後でにしよう。 暖まってきたようだね。 顔色も良くなってきた。
[冷えて白かった足の皮膚に、ベージュローゼの色が通う。血の巡りが良くなった証拠だ。 水気を拭い、靴下と替えの靴まで履かせてやる。]
(329) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[>>324家族。 温かさを連想させるその響きは、自分にひどく不釣り合いなように思えた。それでも、保護者よりはまだ良い。
深く沈んだ藍鉄色の双眸は、部屋の灯りを受けて揺れる。 伸びてきた指先が触れない事は分かっている。 だから、逃れる必要も無い。]
……炎を見た。 炎は、氷を溶かす。
[口から零れるのは、置き換えることを忘れた文章の羅列だ。 他者に伝わるように変換されていないそれが、どれだけの意味を伝えられるのかは定かではない。 ただ堪え切れないものを吐き出すだけだ。 インクで汚れた指先で、そっと喉を掻いた。]
シメオン。 ――僕は君に、僕のようにはなって欲しくない。
(330) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[貯蔵庫から芋とキャベツの漬物の瓶を見つけ出し、手に収める。]
じゃあ、トレイル。 『人間の居るところ』に、行こうか。
まったく、一言文句を言ってやりたいよ。 放任主義だか何だか知らないけれど、此処は山小屋なんだから。一人にさせ過ぎだろう?
[荷を背負い直し、トレイルを促して2階へ。*]
(331) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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―2F廊下と居間の間―
[ラルフのオルゴールは大切に抱えて。 >>316フランシスはそっと大切に、彼に返した。]
ありがとうね。 うん、探検は、面白かった?
[尋ねる声は優しいものだ。 ニコラ、と紹介された>>320少年――青年?の物言いは、幼く感じられるものだった。]
おにい、ちゃん?……うぅん、 違うかな、……保護者、ってところ。
君も、…君“たち”も、もしかして、旅を?
(332) 2014/11/12(Wed) 23時半頃
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[居間の扉をあけっぱなしにするのも寒いだろうと思う。 ニコラの問いかけ>>320にゆるりと瞬き]
お兄ちゃん……ちょっと違うけど、おなじようなものかな。 フランシスの仕事ちょっと手伝ったりしてる。
[フランシス>>332から返されたオルゴールは大事に懐に抱えて。 二人をきょろきょろとみやり。
旅人を警戒する様子を見て、同族とかちあったときにはきをつけないといけないと言われていた注意を思い出す]
暖かいところではなそっか。
[さっきからニコラは寒いところにばかりいる気がして。 フランシスのいる扉から流れてくる暖かい空気に、そっちにいこう、と二人を促そうとして。
一階から上がってくる人の足音>>331を聞いた気がした]
(333) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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[このまま触れてやろうか――とは、考えるだけ。 きっと、彼が思うよりもずっと色々なことを 飲み込んでいる。秘めている。 けれど決して困ってはいないし、嫌だとも、思っていない]
解けて水になったら、火は消えるよ それじゃ、駄目なの
[ぐい、と 口端がつりあがるように、指で頬をひっぱった。 離しても、笑みの形のまま、 彼の顔を伺うように、まっすぐ見つめ]
じゃあ、どうなって欲しいの
[奇遇だな、それは、俺もだよ。 言わないけど、呟いておいた。心の中でだけ。 だってきっと、困らせてしまう]
(334) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 00時頃
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ホゴシャ。
[>>332かくかくした単語を口真似。 それはノックスと同じなのだろうけども、多分違う。 それから、うん、とひとつ頷いて]
そう、旅をしてるの。 ノックスと、トレイルと。家族で。
[ノックスがお兄ちゃん、なんて、ちょっと笑ってね。
ぷうぷうと手に息を吹きかけていたら、ぴりりとした緊張を感じたけども それが旅人に対する警戒なんて分からない。
ほんとのところ、なんで旅してるのかもよく忘れちゃうんだ]
うん、あったかいとこ行く。
[>>333ラルフが言ってくれたから、頷いて。 >>331下の方から聞こえる音に、ふと視線を向けてみたりしてね]
(335) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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……それでは遅い。 形を崩した氷は、もう氷ではなくなってしまう。
[――或いは、それを望んでいるのだろうか。 口にしない疑問に、答えが返るはずもない。
>>334自分の背よりやや低い位置にあるシメオンの金色の髪を見下ろし、喉を掻いた手が伸びる。 しかし触れることは、触れられることと等しい。 シメオンの髪に触れようとした手は中空で止まる。 一度指を開いて、閉じた。
インクが付着する以前から、手はずっと汚れていた。 汚らわしい手で触れて、大事な彼を汚して良いわけがない。]
君には、君の道を見つけて欲しい。 僕の敷くレールの上ではない、もっと、別の
[そう、その為に雪の降る季節の山を選んだのだ。 しかし。]
(336) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 00時頃
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――シメオン。 ……僕は君を、大事に思っている。
[それは懺悔か、免罪符か。 いずれにせよ、慣れない言葉を吐き出したディーンの内に残るのは嫌悪感だけだ。 それを処理する方法を、ディーンは一つしか知らない。
ディーンはシメオンから視線を逸らし脇をすり抜けて、外套の掛かる椅子の背凭れを掴む。 質の悪い紙はまだ十分にある。 インク瓶の中身もしばらくは補充せずとも足りるだろう。 椅子に腰を下ろし、ディーンは自らの文章と向かいあう。
魔法の呪文を唱える為では無く、ただ汚いものを吐き出す為に。**]
(337) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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[早く荷物を置きたいのが一番の本音。
次いで、珈琲と2階にあるというペチカ。 芋と漬物は3番目。腹を空かせているだろう2人の為に。]
……困ったね。
[階段を上がるその途中で、トレイルの足が止まった。 人の声が聴こえてきたから、だろうか。]
(338) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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[人 気配 薄くなったか 大きく 息を吐く ゆっくり 湯に 触れたい 藁 啄ばんで 遊ぶ ルーツ ……は 先ほど 湯浴びさせた 荷物 拭うもの 洗うもの 他 手早く準備する]
ルーツ
[遊び足りぬ 腕に抱えたは バサバサ暴れ けれど 居間 一息ついた が 湯を使う 発想になる前に 慌ただしく 向かう]
(339) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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[二階の居間で保護者の方を振り返ってみたが、常と同じ様子。 落ち着かないまま、居間を通り抜けた。
台所を見つけ、棚をあさる。 調理器具は最小限に揃っている。]
なんか暖かいモン食べたいんだけどな。 ミルクの入ったシチューとか無理だろうけどさぁ。
[以前食べて気に入った料理を呟く。 作り方を聞いたが、自分には少し難しくて材料があったとしても作れない。 それでも芋や干し肉があれば、スープを作るくらいはできる。 なんたって、煮るだけだ。]
(340) 2014/11/13(Thu) 00時頃
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―2F―
うん、そうしようか。
[>>333あたたかいところへ、とラルフに答えながらもフランシスの胸中は、穏やかではない。 (家族、旅人、同族なのか?シメオンと、ディーンだけではなくて?)]
……トレイル?……トレイルって――― どんな、 ひと?
[ノックスと名を聞いても、 フランシスには顔まで結びつかない。 オルゴールを買った店のことは、ラルフにしか分からないのだ。]
……誰か来てる? あの、居間、こっちですよ。
[>>338 階段の足音の方に、澄んだ声が呼びかける。]
(341) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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ベネットは、トレイル、まさか、とは口の中でだけ呟いた。
2014/11/13(Thu) 00時半頃
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[伸ばされる手が触れられることはないと知っている。
その手が見た目ほど冷たくないことも知ってはいるけれど それも、彼の保護者たる姿勢に訴えた時――雪の中転んだ時は、何度も助けてもらったものだけれど――くらいなものだった。 すり抜けていった、なんだか重そうな背中に、声をかけた]
珍しいね、そんなこと言うの まあ……保護者、だもんね
[さっきは言わなかった言葉をあえて選び、 反応は気にせぬまま、開け放しの扉へと向かい ひょい、と廊下を覗き込んだ]
(342) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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ー 1F 温泉 ー [独特のかおり ルーツ 興味なさげ 一度 浴びて 遊びたいさかりか 腕から 開放 すれば 高くない 天井 好きに 緩く飛ぶ
閉じた 室内 危険はない 好きにさせ 先ほど 少し物の配置 違う ……ノックス 湯 持ってた と 思い出し 納得 服 脱いで 畳む
ゆっくり 湯に浸かる 久しい さすがに 顔 緩め 手足 伸ばす]
(343) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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― 二階/廊下 ―
[ノックスの名前にゆるりと瞬く。 オルゴールの作者がそんな名前だった気がする。 正直、作品とその人の色しか覚えていない。
だから口にすることはなく、手にしたオルゴールを握り締めて]
居間はあったかいよー。
[階段にいる人たちに声をかけて、先に行く?と二人を見やる。 ニコラは目を離しちゃいけないというようなことをディーンがいっていたから、彼が動くまでは廊下にいるつもりで。
階段を上っていた音がとまったようすに、邪魔なのだろうかと、眉を寄せた]
先に居間に入ってたほうがいいのかな。
[悩みながら、つい、オルゴールのねじを回す。 やさしい音が小さく流れた]
(344) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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――二階居間――
[ペチカから少し離れた、居間の窓辺へと向かう。 硝子ごしに見える景色は山小屋に辿りつく前より荒れてみえた。]
いつになったら止むかな。
[人が多くて落ち着かない。 それを紛らわせるようにドナルドは白む外に意識を向ける。**]
(345) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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おとなしくて……うるさいのが嫌いな、透明な声の人?
[>>341どんな人? トレイルを表すには、たくさんの言葉がいる気がしたのだけど まとめるとそんな3つの言葉になった。 なんだか不思議で、ぺたんと自分の口に触れてみる。
それから、また走った緊張にぴゃっと肩を竦めて。 ちらちらと階段を気にしていたのだけども。 オルゴールが鳴れば、顔をあげた]
綺麗。
[ラルフの手に持たれた、小さな箱。 それを指差して、首を傾ぐ。 なにかを思い出すような仕草は、しかしすぐにやめちゃって。
さむいっと小さな悲鳴をあげて、居間に逃げ込むことにした]
(346) 2014/11/13(Thu) 00時半頃
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[階上からの声にぴんときた。>>341 あの歌声と同じだから。]
……トレイル。 お兄ちゃんが一緒に居るだろう?
だから、大丈夫。
行こう?
[頭を抱えるように肩に手を置き、1歩を踏み出す。]
(347) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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……また、人増えてる
[すれ違ったのは、随分と背が高い男。 どこかで見たような、と思ったけれど 晴れた空だったらきっと透けるだろう、という髪色が、そう思わせたのかもしれない。
階段を下りようとして……誰かいたようだったから 上を見てみることにした。 暖かい居間が居心地よくて、まだ上は見ていなかったから、ちょうどいい]
(348) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[フランシスが気にするトレイルという人がどんなの人なのか。 ニコラ>>346の説明では良くわからなくて首をかしげる。
ただ、いつもと違うフランシスの様子にすこしばかり不安げな視線を向けた]
え、あ――、うん。 これ、綺麗だから気に入ってる。
[ニコラの唐突な言葉にきょとりと瞬き。 無意識に鳴らしてしまったオルゴールをほめられて嬉しそうに笑みを浮かべた。 それからすぐに居間へと駆け込む様子に、自由だなあと肩をすくめて]
フランシスも、いこう? 居間にいればはいってくるんじゃないかな。
(349) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[君の手にしたその箱の、 外装の色はあの人の髪の色、 埋め込んだ小さな玉と内装の色はあの人の瞳の色、 横板に描いた実の色はあの人の――唇の色だと、
……言ってやりたかった。
衝動は美へと昇華させれば良い。 厭うものではなく、受け入れるものだ。
君は慧眼だと誉めて別れた少年の、オルゴールの曲自体は忘れてしまったが。>>318
音の特徴は、確かに仕入れ先のもの。>>344]
(350) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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―少し前の居間で>>322―
[ドナルドの強面が緩むのは、 フランシスにとって微笑ましいものだ。 目つきが悪いけれど、実際は優しい色をしているのだというのは、欲目であろうか。――そんな思考。
様子を見てくるね、と一言かけてから出たのは、少し前のことだった。]
(351) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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どうもこんにちわ。お互い、ついていませんね。 足止めされてしまうとは。
まぁ、吹雪が止むまで、宜しくお願いします。
[にこり、廊下にいる二人に笑みを向け。 奥の階段を上がる音に遠くを見ようとして――]
……それ、は。
[ラルフの持つ色に、目を細めた。]
(352) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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[オルゴールの曲名はかすれて読めない。 美しき青きドナウが流れているが、調律は学んでいても曲についてはさっぱり理解していない。
手にした箱は深みのある栗色。小さな翡翠が飾られ、桃色の果実が描かれている。 その小さな箱の手入れは怠っていないから、栗色がさらに深みを増している。
階段を上がってきた人>>352に気づいて視線を向け]
……あれ?
[きょとり、見知った色彩をまとう人をじっと見やる。 そのとなり、支えられるかのように傍にいるのは、フランシスへと余計なしぐさを見せていた人のようで。 首をかしげて二人をじーっと見つめた]
(353) 2014/11/13(Thu) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 01時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[見詰めた分だけ、見詰め返してしまった。 箱の栗色を見れば、どれだけ大事にされているのかが見て取れる。]
慧眼の少年じゃないか。大きくなったね。 今でも愛してくれて、嬉しいよ。
[ぽろり零した言葉。 突然過ぎたと笑い、扉を示す。]
荷物を置きたいのだけど、何処が良いかな?
……あ、
(354) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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―少し前、貯蔵庫にて― [>>241ニコラが、トレイルに気遣って歌わないこと ノックスも、同じくそうだろうこと 知らずに、当然の事と受け入れるようになっていた 旅をして、人とかかわると、それが当然でないのだと 改めて思いなおす。
名も知らぬ少年と、一羽の鳥と過ごす >>266静かな時間は、ここにきて初めての安らぎだった。 相手の少年がどう思っていたかまでは、トレイルの知るところでなく。 やがて、増える気配。見知った顔に安堵が浮かぶ。 >>246差し出された手を取ると、ふわと身体が浮いた>>249]
……――――
[扉の外、トレイルの足を洗う為に身をかがめた彼を見下ろしながら、ぺろりと舌で唇を舐める。 無意識の行動 見上げた彼が何を思ったかは、知らぬ事]
(355) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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―2階/廊下>>344>>346― [ニコルの説明は要領を得ず、更にはフランシスが知る高慢な少年のイメージとはかけ離れていたため、首を傾げる結果となった。]
ありがとう…… 実際に会って確かめてみるよ。
[百聞は一見にしかずである。 ラルフがオルゴールを握り締める様子を見て、フランシスは微笑ましげに。>>344 けれど、胸中の不安を聡い少年は悟ったようだ。>>349]
……――、
[フランシスは笑みを向けて、安心させようとつとめるが成功したかどうかは定かではない。]
(356) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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オルゴール作った人だ。
[忘れてはいなかったけれど、こんなところで会うとは思わず。 驚きで一瞬間が空いてしまった。
覚えられていたことにはにかんだ笑みを返す]
これ、気に入ってるから。
[ノックス>>354の問いかけに、こっち、と居間を示し]
三階に個室みたいなのあったけど、あっちは寒そうだし。 暖まるならこっちだよ。
[何か言いかけた様子に、ん?と首をかしげ。 傍らにいるトレイルが無言のままなのには、一瞬視線を向けて。
フランシス>>356の笑みを見れば、たいてい安心できるけれど。 心配性な保護者が心配事を隠してる笑みにはあまり安心できないのだった]
(357) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[台所にあるものを確認し、湯を沸かす。 芋は見つからなかったが、茶葉を見つけた。 茶は上手く淹れられないが、寒い外を歩いて来た分美味しく感じることが出来るだろう。 淹れたら誰か飲むだろうか。]
……あ、と。
[そんなことを思ったが、居間に戻っても声をかけることは出来ずに。 保護者がそこにいることを確認するように、彼のもとへと戻る。]
な、食いモンはなかったけどさ。 お茶ならあった。 飲むだろ?
[問い掛け、返事があってもなくてもまた台所に戻った。]
(358) 2014/11/13(Thu) 01時半頃
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[意識は少年からノックスへと向いていたけれど 変わらず名のついた音は周囲にあった。 少年とノックスが交わす言葉のリズムは、ちぐはぐ。 けれど、不快ではない。
水も、必要だと >>269少年の言葉に、視線はしばらく彼の行動を追っていた。 嗚呼、獣のよう]
――――…
[されるがまま、>>329ノックスに温めて貰って 靴を履いて、そっと立ち上がる。 >>331人間の、いるところ。 行きたくない、とは言わない。 音が溢れた場所とて、ノックスが、ニコラが、居れば]
(359) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ああ、でも。 >>338途中で脚を止めて、トレイルは俯いた。 呼びかける声は、>>341硝子がきしむような あの、彼の声ではないか]
…………
[嫌だ。 憎い。
どうして、彼は歌えるのに]
――――……
[唇を噛んで、>>347ノックスの促しに従う。 肩に置かれた手が存外暖かく トレイルは彼にぴったりと寄り添うようにして 慎重に階上へ向かう]
(360) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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―2F廊下で―
[ニコルは寒さに負けて居間へと入ってしまう。 本当に、こどものようだとフランシスは思う。 後を追ってくるのは、>>352 優しげな雰囲気の男性と、彼に支えられた栗色の髪の毛の少年。歌うな、とフランシスにそう謂った張本人だ。]
そうですね。早くやむと、いいのだけれど。 こちらこそ、よろしくお願いします。 おれは、フランシス・ベネット。旅の、調律師です。
[そうして、居間へ戻ろうとしたフランシスは、ラルフの反応に扉を開ける寸前足を止めた]
……ラルフ?
[フランシスは肩越し振り返り、>>354後に続く男の言葉に、>>357ラルフの呟きに、僅かに緑色の眼を見開いた。]
(361) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ノックスの知り合いらしい少年。 じっと見る、その視線をトレイルは受けきれない。 俯いて、震え ノックスの後ろへ]
――――
[声さえ、出るならば。 唇を薄く開くけれど、紡ごうとしても 吐息よりほかに出る音がない。 脳裏をよぎる黒い、影。
首を振り、身をちぢこませる。 人見知りでもしているような仕草]
(362) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[フランシス>>361の呼びかけに、幾度か琥珀色を瞬かせ]
すごい偶然。 フランシス、これ作った人だよ、すごいね。
[足を止めた保護者に嬉しそうに報告した。 ノックスの後ろに隠れるトレイルが一言もしゃべっていない様子に気づきはするけれど、偶然の再会にほとんど意識が持っていかれている。
そうでなければフランシスへ向けたしぐさの意味を問い詰めていたかもしれないから、いまはそれでよかったのかもしれないけれど]
あ、とりあえず、中はいろ。
[こっちこっち、とノックスの方へと手を伸ばして、居間へと向かうフランシスに続いた]
(363) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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……困ったな。僕のことも覚えて居てくれただなんて。
[名乗りには返すのが礼儀。>>361 改めてラルフにも、向けて名を告げる。]
僕はノックス・ファラデー。 正確には、オルゴールの箱を作ってる人、ね。
此方はトレイル。 すみません、人見知りの激し過ぎる子で、気に障らないでやって下さい。
(364) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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だって、こんな綺麗なの作ってる人のこと、忘れたりしないし。
[ノックス>>364の名乗りに、ようやく名乗っていないことに気づいて]
あ、俺はラルフ。ラルフ・キャンベル。
箱も気に入ってるし、俺にとってはこのオルゴール作った人でまちがいないもん。
[あわてて名前を告げて、訂正された言葉にはおかしそうに笑った。
トレイル、という名前にゆるりとまたたき]
ああ、ニコラの家族! 人見知りなんだ……
[さっぱりわからなかった形容をされた人が後ろに隠れているのかと納得した]
(365) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[ああ、五月蠅い
ラルフと呼ばれた少年の口から出る アップテンポのリズム 返すノックスまで、つられている
フランシス 旅の、調律師 は、その耳が確かなら どうして自身の声のズレに気付けない
フランシスにとって幸いなことに、 トレイルの声は無く 表情は俯いている所為で、見えぬだろう。
>>365ラルフはもうニコラに会ったらしい 名乗りを聞いて、ちらと見上げ 人見知り、という音の羅列に頷いてみせる]
(366) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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――じゃあ、先に中に入ろうか。
ね? トレイル。
[2人の視線からさりげなく遮るように体の向きを変え、ラルフの招きに応じる。
あぁ、髪の色が変わっている。 琥珀も前より―――もっと。
彼の色を持つ宝石箱は、紳士に買われていった。>>209 ふと悪戯に指は伸びて、黒に触れた。]
(367) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[居間へ>>367 彼の動きの意図にまでは気づかず けれど二人の姿が視界から消えて肩の力が抜ける。 こくんとひとつ頷いて、ゆっくりと足を動かした。
なるべく音を立てないように そっと]
(368) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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そうなのかい……? この、見事な細工のオルゴールを、彼が?
[ラルフに謂われ>>363まず最初に、 驚きと感嘆をフランシスは浮かべた。これは、素直な感想であった。 それから、こんな見事な細工を作る技量がありながら、「旅」をしている―それも同性のグループで―ということに、確信めいた予感がフランシスに浮かぶ。
(彼らも、恐らく「同族」だ――)
>>364 ノックスの名乗りには改めて頭を下げる。 人見知り激しくみえるトレイル―やはり、同じ名前だった―には、上手く視線を合わせられぬままだった。]
ご丁寧に、ありがとうございます。 ……あんまり堅苦しいのも、よくないかな。 おれの弟子、が お世話になったみたいで。
[敬語を少しだけ解いて、案内するようにフランシスは居間への扉を押し開ける。背を向けたせいで、>>367ラルフに向けられた悪戯な指先には気づかなかった。]
(369) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[居間へと入るためにノックスから視線をはずして、待っていたフランシスに大丈夫と笑みを向ける。
不意に黒髪が揺れる感覚を覚えて、後ろに視線を向ける。
色素の薄い人の指が、伸ばされているのが見えた。 じゃあこれは触られているのだろうと、瞬きをひとつ]
? どうかした?
[居間のなかには出て行く前とはかわってそこそこ人がいるが、いまはその人たちよりもノックスの動きがふしぎというように首をかしげた]
(370) 2014/11/13(Thu) 02時頃
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[真っ直ぐに届く誉め言葉に、珍しく照れた様を見せる。]
綺麗だと言って貰えるのも、大切に思われているのも嬉しいよ。 本当に。
売って終わり、その後の事をあまり聞く機会はないから。 オルゴールの音も、昔と変わらない……。
本当に、ほんとうに、ありがとう。
[愛を、受け入れてくれて。]
その通り。ニコラも僕たちの家族でね。 トレイルは人見知りで、それと、耳が敏い子なんだ。
風の鳴き声も、鳥の歌声も、気になり出したら止まらなくて。
[だから。と、視線はフランシスに向けられる。]
(371) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[居間に続く扉が開かれる。 指先から零れ落ちていく、黒。 瞬き、向けられる琥珀の色に、唇の色に――微笑んだ。
首を傾げた分だけ、また黒が 揺れる。]
良い髪の色だと思ってね。 つい。
[職業病だよと、小さく笑って居間へと足を踏み入れた。]
(372) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[>>366 トレイルの表情と声がないことは、 今フランシスが知る由もないが確かに幸いであった。 声と。歌と。古傷を狙いすまして抉られよう。 持てる者は、持たざる者に残酷だ。]
――それは ……。 あぁ、…そう、なんですか……。
[>>371 ノックスから耳が聡い、と謂われたうえでトレイルという名前まで一致すれば、印象は違えどあの子供であろうと思うに足る。 目配せされるまでもなく歌をつむぐことは憚られ、――ひとつまた、フランシスに不安が増えた。歌は衝動を抑える術の、ひとつなのに。
困ったように少し眼を伏せたまま、扉を開く。 居間からふわっと暖かい空気が廊下に毀れる。 ラルフは傍にいる故、もう一人の同行者たるドナルドを自然と視線で探す。]
(373) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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お弟子さんは、ラルフのことかな。 そう、見事だなんて君も、細工を誉めてくれてありがとう。
……ねぇ、フランシス?
[トレイルの姿を隠したまま傍らを通り、名を呼んで此方を向かせる。 そうして、彼の唇に人差し指を当てて、にこりと笑んだ。]
短い間だと思うけれど―――宜しく、ね。
[愛しい子の為に。山小屋に居る間は、歌ってくれるなと。**]
(374) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[大事にしたいから、大事にしていたわけだけれど。 それを製作者に喜んでもらえるのはやはり嬉しいことで、にこにこと笑みを浮かべて居間の中へとはいり。
髪を触られてきょとんとしたまま、ノックス>>372を見やる]
――そっかな、ただの黒色だけど。 でも、ノックスさんがいうのなら、いい色なのかな。
[大事にしている箱の作者だから、その審美眼を信じている。 明るい色でもないし、ドナルドのような赤毛でもない、面白みのない黒だけれど、ほめられるのは気恥ずかしくて、素直にありがとうとはいえなかった]
(375) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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――、……!
[扉を開く少し前>>374 フランシスは唇に指を当てられ、反射的に息を止めた。]
……、―― ええ こちらこそ、――よろしく、……
[ノックスの行動と笑みは、言外の圧力だ。 困ったようにフランシスは眼を伏せて、視線を逸らす。]
(376) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[ノックスが>>374彼等に忠告してくれるのを 心の底から感謝しながら居間のなかへ
ひととの距離が一番取れる場所はどこか 靴音は一定のリズム 静かな佇まい
眉間のしわは伸ばし、 口元には緩い微笑すら浮かべて シノワズリは何処か遠くを夢見るように、細める 大人しい、穏やかな少年 その評判のままの、トレイルの姿
フランシスへは、極力無関心を装った。 そうでなくては――
嗚呼、喉が渇く]
(377) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[ノックスとフランシスのやり取りに、ゆるりと瞬く]
……大丈夫?
[ノックスがフランシスから離れた後、彼>>376の傍によって問いかける。 フランシスの歌が、微妙にずれて聞こえることがあるのは知ってる。 それを口にしたことはないのは、本人が気にしているのを知っているから。 口にして、自分たちの前でも歌わなくなるのはいやだから、知らないふりをしている。
こういうとき、ドナルドのほうがフランシスを立ち直らせやすい。
ドナルドはどこだろうと視線をめぐらせた]
(378) 2014/11/13(Thu) 02時半頃
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[お茶を淹れる。 昔は、淹れ方で味が変わるなんて思ってもいなかった。 お湯に色が着いただけと言われたこともあるが、それなりに飲めるものを淹れることが出来るようになった。
そこにあったカップへと注ぎ、盆に乗せて運ぶ。 保護者のところに戻る途中、思い切って古びたソファに座る男>>296の傍へと向かった。]
あの、さ。 アンタもお茶、飲む?
[目をあわせられないまま、少し声が震えた。 荷物を広げる様子>>302に少し興味があるが、それよりも緊張が勝る。 断られたらどうしようと、既に声を掛けたことを公開し始めたが、ここで逃げるわけもいかないと、何とか耐えて返事を待っていた。**]
(379) 2014/11/13(Thu) 03時頃
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―2F居間― [(同族がいる) (妙に、刺激しあわないようにしないと) (ドナルドとラルフが心配だ) (でも、吹雪で身動きが取れない) (自分の世話も、しなくてはいけないのに) (衝動を散らすための――歌を、厭われては、おれは)]
…っ、…? ああ、ごめんね。……大丈夫 だよ。
[>>378苦笑いが、少々ぎこちなく聡い少年には見えたであろう。]
茶でも淹れようか。 皆、飲むかな?
[>>358細工師の弟子だ、と紹介された少年プリシラが同じようなことを考えていたと、フランシスは知る由もない。]
(380) 2014/11/13(Thu) 03時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 03時頃
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―居間―
[テーブルを見て、窓辺を見て。 部屋の中を一通り見渡し、俯いた。
居間の中でとれる距離では、音を遮る事は出来そうにない。
では、と顔を上げ 向けた先から>>379新たな姿。
瞬いた。
手に持つ盆と、その上に乗るカップ 湯気がみえて
物欲しそうに、ずっとその姿を目で追っていた**]
(381) 2014/11/13(Thu) 03時頃
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― 二階/居間 ―
[大丈夫だと笑うけれど、大丈夫に見えないフランシス>>380をじっとみやり]
大丈夫、ならいいけど。 俺たちだってフランシスのこと心配するんだからね。
[心配かけてばかりだけれど、それでも共に過ごす相手が大事じゃないわけはない。 ドナルドが窓辺にいるのがみえたが、お茶、といわれればそちらのほうがいいかと頷き]
淹れておいとけば好きに飲むんじゃないかな。 ほしい人だけでいいと思うし。
[とかいっているあいだに、プリシラ>>379がお茶を運ぶのが見える。
彼らの自己紹介があったときには三階探険中だったから、誰だろうとゆるりと首をかしげた]
どうやら先に行ってる人がいるみたいだし、手伝ってこようかな。
[手にしたままのオルゴールがあるから、まずはこれをしまってからかな、と考えながら、フランシスの傍にいる]
(382) 2014/11/13(Thu) 03時頃
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――、そう、だね。ごめん。 もう、……子供じゃないしな。
[>>382フランシスは首を少しだけ俯けた。 ドナルドが窓辺にいるのを見ると、小さく片手を挙げて振る。]
ん、……でも、茶の用意は先を越されたみたいだな。 手伝ってくるかい?茶を淹れてもらっても、いいし。 おれも、咽喉、渇いたかな。
[ラルフの方を見て、フランシスは選択を委ねる。]
オルゴール、片付けておいで。 大切なもの……貸してくれて、ありがとう。
[ぽん、と軽く背中を撫でてから、>>379少年に茶をいただけないかとフランシスは尋ねに行く。必要なら手伝うつもりであった。]
茶、もらってもいいかな?
[と、そんな風に。]
(383) 2014/11/13(Thu) 03時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 03時半頃
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[茶を貰うと、ラルフと、それから窓辺のドナルドの方に持っていくであろう。自分の分は最後のようだ。]
窓、何か見える?……雪、止みそうにないな……。
[ドナルドは人が多いといづらそうにフランシスには見える。 (やはり、距離のとり方が難しいのかな…) 表情を覗き込むように窺いながら、ラルフに貰った情報を伝える]
3階、個室があるみたいだから 疲れたなら、休むと良いよ。
(384) 2014/11/13(Thu) 03時半頃
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[――さて、少ししてから。
帽子の男が探りを入れてきた時のことだ>>327 グループの長たるフランシスは、注意深くかの男の方に目を合わせながら]
……故あって旅をしているんだ。 師弟、……みたいなものかな。 調律師だから、此処でいま、芸を見せるようなことは出来ないのだけれど……
[そう、世間話めいてフランシスは謂う。]
細工師――そうだ、よかったら、 売り物を見せてくれませんか?
[少しでも気を紛らわすための、努力であった**]
(385) 2014/11/13(Thu) 03時半頃
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謝ることじゃないけど……
[フランシス>>383の様子に失敗したかな、と眉をひそめる。 それ以上言葉を重ねることなく、お茶はすでに入れられているみたいだった]
んー、手伝うことあるかどうか、きいてくる。
[うん、とひとつ頷き。 背中に触れるフランシスの手に小さく笑った]
どーいたしまして。
[照れくさそうに答えて、さっさと鞄にオルゴールをしまいにいった**]
(386) 2014/11/13(Thu) 03時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 03時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 03時半頃
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― 2階・居間 ―
[>>342保護者。 シメオンの言った一言が、ディーンの双肩に重くのしかかる。 それは自分を繋ぎとめるようであり、抑えつけるようでもあった。
溢れ出るものを言葉に置き換えて記す。 そうすれば衝動をやり過ごすことが出来ていた。 しかし、今はそれが難しい。 乱されることばかりだ。 シメオンと二人で過ごす、平穏な時間が遥か遠くに感じられる。 ――それもきっと、仮初の平穏でしかなかったのだが。]
(387) 2014/11/13(Thu) 12時半頃
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― 1階 ―
[結局文字を紡ぐことは諦めて、ディーンは静かに席を立つ。 いつの間にか人の増えた居間を横切って廊下へと続く扉を潜り、向かったのは階下だ。 とにかく、頭を冷やしたい。]
――――……。
[人の数が減れば、その分だけ物音も減る。 ごうごうと雪の吹雪く音が、壁を越えて耳に届いた。 ディーンは玄関のドアのノブに手を掛ける。 指先から掌まで、伝わるのは外気の冷たさだ。
そっと、重い息を吐く。 今はまだ、このノブを回して、外に出ることは叶わない。**]
(388) 2014/11/13(Thu) 12時半頃
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[湯の中温かい 手で湯を掬う やはり 温かい 温かさ 春 炎 陽射し 明るい色彩纏う温度 ふと 視線あげる 天井 その上はきっと温かい 暖かい
首を数度横に振る 勘違いしてはいけない]
ーーーー獣が人間の真似なんて 滑稽だ
[湯遊びするルーツ 見つめ 己のルーツ思い出す]
(389) 2014/11/13(Thu) 13時半頃
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[口から胸にかけ 紅く染まる母の 「お父さんは、食べたわ……行きましょう」と そう言って 夜中 手を握られ 母とともに山に行った日を 数年後 母のかわりに 真っ赤なルーツ連れ 母の死 知らせるため 戻った集落 すでに 旅立つ年頃と 父方の親戚保護者に 託されて 旅立った]
[母が 本当に食べたのか?知らない 父の死体 みていないから]
(390) 2014/11/13(Thu) 13時半頃
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[湯に顔 沈めていると ルーツ一鳴き ……遊べという風に 無視すれば 酷く鳴き始める 肩すくめ思考切り上げる ]
捌くよ
[そう口にすれば ルーツ嬉しげに舞い降りる 狼のルーツは 捌くこと 楽しむ いらない骨 ルーツの遊び道具になるから 湯に冷めぬよう丹念に水分ぬぐい 軽装身につけ 桶に湯を汲んで *うさぎだったもの掴んだ*]
(391) 2014/11/13(Thu) 13時半頃
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フィリップは、冷たい真水も欲しいな と 捌ききったら雪取りに行くかと*思案している*
2014/11/13(Thu) 14時頃
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[吹雪く外をガラス越しに眺め思い馳せるは遠い過去。
数年前、旅する最中に出会ったのは雪の如き白い肌もつ同じ年頃の少女。 ピアノの調律に訪れた屋敷で保護者の傍らに付き師事していた時に 屋敷の一人娘である彼女に声を掛けられ話すうちに絆された。 己のうちに流れる血族の特性については聞かされていた。 恋愛など縁遠いものと思っていたのに、 恋はするものでなく落ちるものと知る。
ドナルドはふると頭を振り過去を払う。 見えぬ目がズキと痛むような気がして 眼帯に覆われた左目を同じ側の手で軽く押さえた。]
(392) 2014/11/13(Thu) 16時頃
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[声掛け廊下に出たフランシス>>351に向けられた言葉>>374と それにより感じる圧>>376も隔てる距離により伝わらず ラルフが己を探そうとする>>378もその時は気付けない。
馴染みある声がふたつ耳にとまり 漸くフランシスとラルフが居間に戻ってきた事を知る。 目押さえていた手を下ろし、ふ、と息を吐き出せば 過去も痛みもその顔からは消え失せた。]
(393) 2014/11/13(Thu) 16時頃
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[ふわりと温かな香りが漂う。 クンと鼻を軽く鳴らして元を辿ればフランシスの顔が見えた。 掛けられる言葉>>384に困ったような笑みが浮かぶ。]
雪ばっかだなぁ。 早く止めばいいのに。 そしたら――…いつもどおり、
[フランシスとラルフと、三人で穏やかに過ごせる。 ひとと接するが嫌いでなくむしろ好ましくあればこそ ひとの多い現状が悩ましく、いつもどおりを望む言葉を口にする。
フランシスから茶を受け取り、 それを淹れたものを聞き知れば 他に茶を勧める少年>>379へと礼代わりに会釈を向ける。**]
(394) 2014/11/13(Thu) 16時頃
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―2F>>386―
……ん、そっか。
ラルフは、やさしいこだな。 や、おれはしあわせものだよ。
[眉をひそめられたのを見て、フランシスはそう小さく呟いた。 良いことばかり在るわけではなく、困ったことや苦難はあった。 けれど、同行者を大切に思う気持ちは都度深くなる。
フランシスは2人に伝えていない過去を思う。 ――真紅。届かない恋慕。永遠に失う恐怖。
深く刺さって抜けない棘があればこそ、どうか同行者たる彼らこそは幸せに、と彼は願うのであった。その為なら身を投げ出すくらい安いと思っているのだ。]
うん、いってらっしゃい。
[ラルフに笑顔で手を小さく振って、見送った]
(395) 2014/11/13(Thu) 16時半頃
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―2F居間>>394― [窓辺に佇むドナルドの言葉に、フランシスは遠くを見るように白く煙る外へと視線を向けた。]
……本当にな。 人が多いと、ちょっと歌も歌いにくいしね……
[ぽつりと零し、衝動をやり過ごす方法をフランシスは考える。風の音に紛れさせるか、他の――あまり、よろしくはない方法か]
……まあ、愚痴っても、仕方ないか。
細工師の人がいるし、3人でお揃いのを見繕ってもらってもいいかも。 これも何かの縁、ってことで。
[ふふ、と小さく笑いながら提案した。 何にせよ、フランシスは買ってしまうつもりで謂っている。]
ラルフが昔、オルゴールを買った人もいるんだよ。偶然だよな。
[そう伝える声は無意識に自然、小さく低く落ちた。]
(396) 2014/11/13(Thu) 16時半頃
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[――同性の間にも、恋が生まれることがある。
かつてそれを身を持って体験したことのあるフランシスは此処に来てひどく危惧していた。かといって交流を禁じるのも、あまりに窮屈だ。行きすぎたと感じたとき、いつもなら―そう、ドナルドがあの少女に恋をした時のように―街を離れればいいけれど、此処には逃げ場がない。
(ドナルドも、ラルフも、いい子だし、 格好いいところも可愛いところもある。 話して気が合えば、触れあう時間が長くなれば、 深く親しみを感じる人が居ないとは言えまい?)
多分に親ばか傾向のある思考をぐるぐると回転させながら、 自分自身のことが抜け落ちていることに気づかないのがフランシスという男だった**]
(397) 2014/11/13(Thu) 17時頃
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[欲しいと思ったものはいつも――
見知らぬ少年にかける声を持たないトレイルは ただ、見ていただけだ >>383彼が茶を貰う様子を。
カップを見つめていた視線は、そっと伏せた。 行く先は窓辺のよう ならば、と トレイルはひとり、居間から続く 台所があるらしき方へ向かう。
壊れた楽器 そう、比喩した昔を思い出したけれど いま、壊れているのは、誰か 認めたくない。
アレと、同じものは飲みたくない。 そんな、まるで子供じみた理由から]
(398) 2014/11/13(Thu) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 17時頃
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[フランシスがトレイルの方を窺うようにそっと見たのは一度だけ。小さなころとは随分と印象が違ってしまったがよく見れば色彩はそのままだった。
「トレイルは本当に歌が上手だ――天使みたいな」 遠い日、賛美の声はすべからく彼のもの。
フランシスは上手く愛想笑いも浮かべられず曖昧な表情で顔を逸らして茶を受け取って、そのまま窓辺へ向かったから、彼が自ら茶を淹れに行ったことには気づかなかった**>>398 ]
(399) 2014/11/13(Thu) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 18時半頃
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― 三階へ ―
[階段の軋む音がやけに響いた。 雪の落ちる音も、風が窓を叩く音もするけれど やかましさからは程遠く、この山小屋が まるで、世界に取り残されたような―――]
……さむ
[手すりを握っていた手が緊張から解き放たれる。 暗い廊下。いくつか見えた扉のひとつを、指先でそっと押した。 奥にあるベッドは冷たくて 布に包まれた毛布も少し埃くさかったけれど 靴を脱いで、気にせずにもぐりこんだ。 ズボンの裾から覗く足首は奇妙に凹んでいて けれど暗いから、今はその金髪もほとんど光を反射しない]
(400) 2014/11/13(Thu) 18時半頃
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― 居間 ―
じゃあそれもフランシスのおかげだね。
[口うるさいし、心配性だと思っているけれど、フランシスの優しさは知っている。 しあわせだと口にする様子に、小さく笑みを返し]
うん、いってくる。
[年上の保護者が隠している過去を知ることはない。 旅を始めたときから、彼は常に気を配ってくれていたから、心を配るのが習い性なのだと、そう思っている。 大事にされているのがわかっているからこそ自由に動けるのだと知っている]
なにか食べるものあるかも聞いてくるね。
[フランシスがお茶を持ってドナルドの傍へと向かうのを見送り]
(401) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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[お茶を配るプリシラ>>379へと近づき。 ソファに座っているホレーショー>>302にもぺこりと頭を下げて]
お茶配ってるの、手伝うことある? 料理とか、してるのかな。
あ、俺、ラルフっていうんだ、よろしく。
[矢継ぎ早にプリシラへと問いかけた]
(402) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 19時半頃
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―プラチナブロンド、シノワズリ/居間―
[フランシスが同族であること、彼にとっての歌の意味を知っていたら――ノックスの対応も変わっていただろう。]
こんにち、わ……っと、盛況だね。 ……困ったな。
[居間に入ると、予想以上の人数に目を見張った。 月が満ちるのに。ただでさえ、『合流してはいけない』禁を破っているというのに。
困ったものだ。
大人の数は自身も含めて5。フィリップの保護者と覚しき人物の見当をつけながらも今は様子見を決める。]
(403) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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ニコラ。楽しかったかい?
[彼を手招きし、おかえりと肩を抱いた。いや、此処はただいまと言うべきか。どちらも大差ない。
珈琲ではないのが残念ではあるけれど、茶の用意が出来ているらしい。 台所に向かうトレイルの背を見送ろうとして、呼び止める。]
これ、置いておいてくれるかい? 後でスープを作ろう。
[貯蔵庫から持ち出した芋とキャベツの漬物の小瓶を掲げてみせた。]
(404) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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―― 二階居間 ――
[パチ、と火のはぜる音が遠く聞こえる。 ペチカからは少し離れたこの窓辺は奥まる個所よりも少し冷える。 窓の向こうの白い景色に視線向けるフランシス>>396の横顔を ドナルドは視線落してチラと盗み見る。 歌い難いと零した保護者から窓へと視線戻して]
――…人が気になるなら 寝床は角部屋でも借りよう。 扉を閉じてしまえば気にせず歌える、だろ。
[愚痴、なんて言葉が聞こえればきょとと瞬きして]
フランシス、……俺の居ないとこで何かあった?
[あったのだろう、と思いながらフランシスに尋ねる。]
(405) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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[細工師の話が保護者から聞ければ]
ふぅん。
[と相槌のような音を漏らした。 笑み零しながらの提案に少し考えるような間をあけて]
アミュレット。 ――…三人一緒に持つなら俺はお守りになるのが良い。 ……ああ、ラルフのあのオルゴール、の。 へぇ、面白い偶然だな。
[透明な響きが微か低く落ちて聞こえて ドナルドはフランシスへと顔を向け、隻眼でじっと見据える。**]
(406) 2014/11/13(Thu) 19時半頃
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[手にしていた小瓶は、ノックスから預かったもの。 こくんと頷き、離れた彼が 何を欲しているか、トレイルは気づかない。
小瓶と、服に乗せて運んだ芋も適当に置いて そっと周囲に目を配る。
珈琲豆らしきものを見つけたが、 どう使うかわからない 茶葉らしきを見つけたが、 淹れ方は知らない
故に、湯を沸かすだけだ]
(407) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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[右足首の傷。 それは誰かの想いが形になったもの。 恋が所以とは知らず、そして害された記憶も、今はなく ただしっかりと抉り取られた跡だけが あずかり知らぬ、一族の業を見せ付ける]
ご飯、誰かつくってくれないかな……
[おなかがすいた、と寝返りをうって 少しの間、目を閉じることにした。
やがて、茶の香りか、珈琲のそれか 空腹を刺激する香りに目覚めることになるだろうが]
(408) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 20時頃
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[ニコラのプラチナブロンドを指で漉きながら、話し相手にと頼んでいたディーンの姿がない事に気付いた。 まだ礼を、言っていない。
居間とはいえ、山小屋の家具は少なく質素だ。 石造りのペチカのラインは美しい。 だが、木彫りの美しさの方がノックスは好きだった。木彫りよりも――の、方が。もっと。
フロスティブルーを不意に逸らし、 案の定座り心地の悪いソファに腰を下ろす。拒まれなければ、弟を膝に乗せて。
テーブルの上に広げられているのは、毛皮と、それと――…]
(409) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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さぁさ、皆さん。 私の名はノックス・ファラデー。 家具売りをしてましてね。
宜しければ、土産に贈り物にどうぞ一品。
[口上を述べながら、油紙から取り出した小箱を並べていく。
その多くは、柔らかなプラチナブロンド色で塗装されており、シノワズリの緑鳥が尾羽を伸ばしていた。 横板には桃色の小振りな果実。
あの人の唇のような。>>353 あの子の濡れた唇のような。 癖になるから止めなさいと、洗い終わった足の甲に遺した、戒めの痕のような……、いろ。>>355]
(410) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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[慣れた手つきで 兎は 兎だったものに 骨は一つ ルーツに投げてよこせば ルーツはそれに夢中で ……風呂に落ち 一度引き上げ 宥めたりもした
捌いたナイフ 湯で洗い 肉を纏め 毛皮まとめ]
…………真水 と 雪
[雪の降り具合 外に 出られそうなら 雪で冷やす 長持ちする 臭いない 水も欲しく 湯にまた落ち 湿るルーツ肩に乗せ 大きめな桶 そこに 毛皮にくるんだ 肉 乗せる]
(411) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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ノックスは、狐の毛皮とか欲しいなぁとり
2014/11/13(Thu) 20時頃
ノックスは、狐の毛皮とか欲しいなぁと見ていたり。
2014/11/13(Thu) 20時頃
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ー 1F 玄関 ー
………………?
[肩のルーツ 懲りず骨で遊ぶ 彼はそれには注意を払わない 入り口がある そちら 人の気配 また 人間増えた そう うんざり思ったが 入り口 背を見せる姿 雪のかけらなく …………屋内に今までいただろう それが 何故?服装 外套もなく]
…………その格好ででたら 死ぬよ?
[金糸の後ろ姿 どかす意も込め そう 感情のこもらぬ声 落とす]
(412) 2014/11/13(Thu) 20時頃
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― 1階・玄関前 ―
[触っていても温かくならないドアノブが、気持ちを落ち着ける。 瞼を伏せ目を閉じて数秒、指先まで凍えるのを待ってゆっくりと手を離す。 >>412そこに、聞き覚えのない声が降る。 雪の冷たさとはまた異なる、静かで、冷やかな声だ。]
ああ……そうだな。
[ディーンは、揺らぎも動揺も消えた穏やかな声を返す。 そして振り返り――鳥を見て、驚きに微かに目を見開いた。]
(413) 2014/11/13(Thu) 20時半頃
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ーーー死にに行くなら 止めないけど
[雪を取りに行くにも 器もなく まさか 頭を冷やすため という理由とは思えず
淡々と 穏やかな声に返すのは のっぺりとした 愛想のかけらもなく
ルーツに驚く気配 ルーツ本鳥は胸をそらすが 彼は 紹介する気もないまま 雪をくむための 桶 抱えて 距離開け 佇む]
(414) 2014/11/13(Thu) 20時半頃
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|
……いや、まだ行けない。
[少なくとも、今はまだ。 >>414「死ににいく」という言葉自体を、否定はしなかった。
緑の髪をした少年が抱える桶を視線で捉え、彼が何をしようとしているのかを把握する。 ドアの前から身体をずらし、人が通るのに十分な空間を空けた。 そして、胸を逸らす様が誇らしげにさえ見える赤い鳥を見る。]
時々鳴いていたのは、君だったんだな。
(415) 2014/11/13(Thu) 20時半頃
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―作業中― [頭を拭う布の感触が離れると、その代わりとでもいうかのように別の人間の声が耳を擽る。 程よい喧噪は嫌いではない。 こんな気の塞ぎそうな雪の世界の中でならなおのこと、と思った矢先にそれは全く予期せぬ呼び声に乱された。]
はぁ?
[まさかこんなところで昔の愛称を持ち出されるとは思いもしない。 思わず作業の手を止めて声の方を見やる。>>147
男の纏う色彩よりも、より淡く金色めいた髪色と透き通る瞳の色に蘇る名前など限りがある。]
(416) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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…お前、ノックス、か?
[昔馴染に会えた喜びよりも、同族との邂逅の困惑が勝った。]
なんでお前、こんなとこに――。
[問いかけようとして、愚かな問いだと気がつくのに時間はかからない。 多分境遇は似たようなもの。 吹雪に閉じ込められたことも。 ノックスが呼んだ少年たちと旅をしていることも。>>151 その理由も――。]
(417) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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[瞬間、走った不安を押し隠して。 そのままいつものように仮面を被る。 ノックスが彼の連れへかける言葉に合いの手を入れた。]
そーそー、まだこいつがナイフの扱いもろくに分かってねえ頃からの付き合いだ。 ったく、あの頃は本当に職人になんぞなれるのかって思ってたが。
[雪の塊にてこずるノックスをからかうように、ぐい、と肩を引き寄せて背中を叩く。]
がきんちょ連れて、そこそこ一人前の顔になってきたんじゃねえか。
[浮かべていた軽い笑みを一瞬だけ打ち消して、そっとノックスだけに聞こえるように囁く。]
(418) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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お互いにひよっこを連れてんだ。 気抜くなよ。
[するり、とその肩を離した時には、いつもの表情へ戻っている。]
(419) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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…………ふぅん
……行きたくなったら 山や森 死体 無駄にならないから
[言わずも察したらしき ドアの前 動く相手 深く聞くこともなく 獣得を口にする
ドアの前に進む ノブに手を伸ばす 微か 違和感 先まで そこの人が 触れていて 微かな熱 はっきりわかることはなく]
[扉から 吹き込む 雪と風 それに 羽 揺らしながら 嘴に咥えた骨 差し出すように ルーツが話しかける金糸に 顔 近づける]
(420) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 21時頃
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[効率や確率は考えたけれど、無駄を考えたことはなかった。 >>420少年の言葉を、ディーンは表情を変えないまま受け取る。 決して温度を持つことのない彼の声色と態度は、少しばかりディーンを安心させた。
ドアの隙間から冷たい風と雪が吹き込み、金色の髪が揺れる。 隠れた視野を取り戻すように手で髪を押さえていると、白い嘴が近づいてきた。 ディーンはふと、悲しい童話を思い出す。]
……僕に?
[しかし赤い鳥が咥えているのは、金箔でも宝石でも無い。 髪を押さえているのとは反対の手を、赤い鳥の嘴の下に差し出した。]
(421) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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―2F居間 窓辺>>450―
―――…… ん
[盗み見られたことにフランシスは気づかぬまま、頷いた]
そう だね、そうしようか。
3階、見に行かないとな。。 ラルフは先に探検してきたみたいだから聞いてみるか……
[そう算段を立てる。扉が重ければ、或いは遮ってくれるかもしないと期待する。]
…… ん?んん…… ……すごく、耳のいい子が居てね。 どうも、風の音とかでも気になってしまうらしい。 だから、歌なんてもっての他で。しばらく、止して欲しい――って、保護者の、人に。あっちで、店を広げ始めた、あの人だよ。
[>>410これは、伝えても構わないだろうと判断した内容だ。ノックスも同伴者を想っての発言であろうから、フランシスは無碍に断ることも出来なかった。それ以外の、歌に関する古傷については、――あまり口にしたくはないことだ。]
(422) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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―居間から続く台所―
[なんとか湯を沸かす事に成功し、豆を湯に入れてみたが、珈琲は出来上がらなかった。 どうやって作ればいいのだろう 試しにその辺の棒で細かく砕いてみたけれど、矢張り湯に溶けるようなものではなかった。
諦めて、湯をカップに注ぐ。 居間には茶が振る舞われていたし 何より、ただの白湯を持っていったところで茶にはかなわないから、その場で飲むことにした。
声が出なくなってから トレイルに襲い掛かる劣等感 歌以外の才能なんて必要だと思っていなかった ノックスの仕事を手伝う事くらい 同行者であれば、出来た方がきっと、良いだろうに
調理台に背を向け、そっと座り込む。 膝をかかえて、片手にはカップを持って シノワズリが見下ろすのは>>410戒めのあと]
(423) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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―2F居間窓辺―
[できるだけ、なんでもない風に謂えるようにフランシスは気を遣ったつもりだ。 ノックスによる急ごしらえの出店の始まりに、>>401 フランシスのおかげ、なんて殊勝なことを謂ってくれる少年は、気を取られているかもしれない、とも思いながら]
―――アミュレットか。いいね。 細工師の人に聞いてみよう。派手過ぎないやつがいいかな。
……うん、偶然。
[ドナルドの隻眼にじっと見据えられ、フランシスは少しだけ視線を彷徨わせた。そっと、声を潜めて]
多分、……ノックスの一行も おれたちと「同族」なんじゃないかと、思う。 だから。その。……気をつけて、ほしい。
[また過保護だと思われるような発言だが、それだけ、不安で仕方がなかったのだ。]
(424) 2014/11/13(Thu) 21時頃
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[眼前で柔らかく揺れる金糸 秋の麦よりも 淡いか 賑やかに はしゃぐでも 嘆くでもなく 淡々と 四の五の言う 言われることもなく 彼の眉にシワが寄ることはない]
[ルーツは 答えを返すように 差し出された手に 骨を コロンと落とす ……まだ 捌かれたばかりの 所々 軟骨 先端につく骨を]
遊べって
[ルーツの行動の意図 口にし 桶を抱えぬ ルーツ肩にのるほう持ち上げる ばさり ルーツが動きにつられ羽ばたいて 差し出された手 その先の腕に降りようと]
(425) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[薄い色は、靴下の内側に。 そっと、片手で靴の上からなぞってみる]
……
[眉を寄せた。 落ち着かない。
同族ばかりが集まっていると、今はまだ知らず。 けれど、吹雪の山小屋 こんなに人が多いなんて、と 違和感は、胸に]
(426) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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―2F居間窓辺―
(行動拘束や、制限ばかりもよくないとは、思ってるんだけど)
あ、でも、……軽く話す位は 気分転換にもなると思うから、な?
[慌ててそうそう付け加えて、フランシスはぬるくなった茶に口をつけた。]
(427) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[荷物の中には、いつも卵形のオルゴールが残されていた。非売品のそれは、ノックスが手掛けた最高傑作。
トレイルとニコラに見せた時には、 オルゴールの音は鳴らず、 形が歪んで蓋は閉まらず。
だからこそ、2人の保護者にと立候補したのかもしれない。]
(428) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[>>425掌に落ちてきたのは小さな欠片だった。 ディーンはそれが動物の骨だとは気付かない。]
……ありがとう。 でも、これは君の……
[小さな骨を転がして指先で抓み、赤い鳥に返そうとしたところに、また冷やかな声が響く。 意味を図りかねた一瞬の間にカラフルな羽が大きく開いて、鳥が羽ばたいた。]
――……!!
[後方に退こうとするより早く、鳥がディーンの腕に乗った。 突然増した重量も、足を掴まれる感触も、全てが未知のものだ。 どうして良いか分からず、助けを求めるように緑髪の少年を見る。]
(429) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[見られていたような気がして、顔を向けた>>381。]
あ、あのさ……。
[同じくらいの年頃の相手に声を掛けようか迷い、口を開きかけたが、別の人物>>383に先に声を掛けられた。]
へ?えと……うん。どーぞ。
[欲しいものを選んでくれというように、盆を差出す。 知らない相手と話すのはやはり緊張してしまうが、何とか大丈夫だ。 ]
(430) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[普段啄ばむが 草色の それかぼさぼさの 手で抑えきれぬ分が 金色 風に舞う それが ルーツには 物珍しく 首を伸ばし 返そうとしたり 困惑する 金糸の主 気にもせず 掴んだ腕 脚の爪 首伸ばすため しっかりと力こもる]
……外 行きたく ないんだって
[あきらかに困っている その様子と 先迄の静かな様子 差に ふっと 彼は軽く 息 漏らす]
適当で 大丈夫
[助け舟出さぬまま 彼は開けた扉 その先 雪舞うに 一歩踏み出し 今度は こちらが振り返る]
(431) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[>>348すれ違ったのは、明るい黄金。 目に眩しいそれを振り返って眺める。 内蔵されてる脳みそは、あんまり物を覚えてられないんだけどさ、色彩は覚えてることが多いんだ。
一人で森に遊びにいって、木を拾ってたとき。 見た黄金と、そっくり同じ色。
あの時も、こっちを向いてほしくって。 どうしても気を引きたくて、なんて言ったんだっけ。 本気じゃなくて、そのときはからかって怒らせるために言った気がする。
ええと、そう。確か]
――小人国の人だ。
[あの時とそっくり同じ言葉を、彼を指差して口にしてさ。 あ、って顔をしたあと、モゴモゴと口ごもって、居間へと逃げ込んだ*]
(432) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[お茶が運ばれて行った先、隻眼の相手に会釈をされて>>394慌てて頭を下げた。 お茶が不味かったらどうしようとも思ったが、多分大丈夫なはずだ。 色も着いているし。]
あ。そうだ。
[先程此方を見ていた少年にも思い切って声を掛けようとしたが、視線は伏せられている>>398。 どう声を掛けようか迷っている内に、台所の方へと向かってしまった。]
(433) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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―― 二階居間 ――
[頷く気配は視界の片隅で揺れる髪と動く空気により知れる。 フランシスの応え>>422に同意の頷きを返していたが 彼の口から紡がれた理由に微か不快そうに眉を顰めた。]
――…耳が良すぎるなら塞いでしまえばいい。
[傍にあるフランシスでも聞こえるか否かの小さく低い呟き。 ゆると一度瞬く頃にはその表情も響きも元に戻り あっち、と示された男の方を見遣る。]
ノックス・ファラデー、家具売り、か。 あっちも随分、過保護なんだな。
[口の端をあげてぽつとごちてフランシスに視線を戻す。]
(434) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[商品を広げて見せたのは、ひよっこのひよっこだった自分を知る男へのアピールも半分。>>418
一通り、家具売りとしての顔をした後は手早く片付けて台所に向かう。
腹が、減ったのだ。]
(435) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[トレイルもノックスもいないことに、暫く気が付かなくて。 そもそもトレイルを探しに来てたなんて、思い出すこともなく。 居間であったかいとこを探してうろうろしていたら、ノックスのふんわりした声が名前を呼んだ>>404 手招かれるまま、ぱたた、と近付いて。 トレイルにも笑みを向けてから、ぎゅっとノックスに抱きついた]
たのしかった。
[悪いこともちょっとしたけども。
口にはしないで、撫でられるままにすり寄って。 ノックスから離れないでいれば、そのままソファに座る彼の膝の上。
そうして聞こえる耳慣れた口上に、視線をノックスの胸元から周囲に向けた]
綺麗。
[並ぶ箱を指差して。 それから、ノックスの荷物へと手を伸ばす。 彼の持つ小刀を借りたいのだ。来る途中でいい木片を見つけたから]
(436) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[追いかけるかも迷っていたところ、話しかけられる>>402。 矢継ぎ早に話される内容に、少し驚いて。]
え、お茶、別に……一人で大丈夫、だと思う。 料理も台所には材料なかったから、後で探して作ろうかなって。
えっと、俺はプリシラ……。
[問われたことを返すだけで精一杯で、段々落ち着きがなくなって目が泳ぎ出す。 やはり、知らない相手と話すのは慣れない。
慣れないが、慣れなければいけないとも分かっている。 保護者のところに逃げるのは、まだ我慢だ。]
(437) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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― 三階から階下へ ―
[開け放した扉から、冷気と密やかな会話が波となって滑り込む。 きしりきしりと歯が鳴り、やがて深い溜息と共に黒い瞳が闇を見つめた。
乱れた毛布はそのままに、ひたりと裸足が廊下に歩み出で]
あっ
[慌てて靴を取りに戻る。
きしり、きしりと今度は階段が軋みをたてる]
(438) 2014/11/13(Thu) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/13(Thu) 21時半頃
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[透明な―――
いま、カップの中にあるのはただの白湯 味のないそれは、誰にも喜ばれないだろう
ニコラが、トレイルの声をそう名付けていた 音のないそれは、誰にも聞こえないだろう
芋と、葉っぱの詰められた瓶 ちらと置いた台を見上げ ため息とともに立ち上がる。
眉は寄せられたまま。 ため息を深呼吸にかえて おちつけ、と自身に念じる 白湯をのんだばかりなのに
喉の奥が乾いている]
(439) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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― 居間 ―
[プリシラ>>437が驚いた様子をみせるのに、首をかしげ]
驚かせたかな、ごめん。 材料がなかったのかー……下に何かあるのかな。
まあ手持ちのがあるからなんとかはなるだろうけど。 プリシラは料理できる人?
[にこにこと人懐っこく話しかける。 いろんな町でいろんな人に話しかけるから、人と話すことが慣れていない相手とのやりとりもしたことはある。 目が泳いでる様子を見て、あまり話すのは得意じゃないのだろうかとゆるりと琥珀を瞬かせ。
質問を投げかけはしたけれど、相手の限界が来る前には引くつもりではある]
(440) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[目を離した隙に悪いことをしたとは、微塵も思って居ない。せいぜい悪戯程度。
膝の上の重みは愛おしい重さ。>>436]
そうだね、綺麗だよ。
[生きている君の髪に勝るものはないけれど。 荷物に伸びた手を咎めはしない。]
あぁ、ナイフの使い方は前に教えたように、ね。
(441) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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―2F― [階下よりも格段に暖かな場所にどかりと座り込むと、ほどなくぱたぱたと駆けよる足音が聞こえる。 もうとっくに聞きなれた足音のリズムへとゆっくり顔をあげる。]
茶があるならあり難いな。 凍える前に持ってきてくれ。
[聞くなりぱっと背中を向けるプリシラの後姿を見送る。>>358]
(442) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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派手過ぎないのは有り難いかな。 フランシスやラルフになら華やかなのも似合いそうだけど 俺はそういうの似合わないしガラじゃねぇし。
道中の無事と、 旅が済んだ後の、それぞれの幸運を願うやつ。
[アミュレットに関してはそんな言葉を付け足し笑う。 未だ学ぶことがあるとはいえ、いずれ独立する。 そうなればフランシスともラルフとも別れ過ごす事になる。 それを思えば寂しいとも思うけれどそれは胸に秘めたまま。 同族かもしれぬ事をフランシスから聞けば>>424 同じくトーンを落として]
――…そ、か。 俺も気をつける、けど。 気をつけるのはフランシスも、だから。
[不安げな彼にそと囁く。]
(443) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[>>431その嘴が狙っているのが自分の髪だと気付いたのは、再びドアから勢いの良い風が吹き込んだ時だった。 髪が揺れるのに合わせて、ぐっと腕にかかる重みと圧が増したのだ。 必死に首を伸ばす赤い鳥が体勢を崩さないよう、ディーンは腕に力を入れて水平に保とうと試みる。 鳥の爪が皮膚に食い込もうとするかのような感触に、さっきの子供の悪戯を思い出した。]
――……君は、寒いのが苦手なのか。
[外に行きたくないらしい赤い鳥に問い掛ける。 適当、ということはつまり、彼が髪で遊ぶ今の状態が丁度良いということだろうと判断した。 髪を押さえていた手を離し、鳥が遊べる余地を増やしてやる。 鳥を見る視線の向こう側に、振り返る緑髪の少年が見えた。 そしてまた風が一陣、吹き抜ける。]
――――。
[金の髪と戯れる嘴の先が、ディーンの左頬を引っ掛けた。 小さな引っ掻き傷にじわりと血が滲んで尚、ディーンの表情はいつもと変わらない。平然と、鳥を見ている。]
(444) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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―台所→ [渇きを二杯目の白湯で誤魔化した後、自分にできる事はと考えたトレイルがしたのは、潰した豆の入った湯を捨て、片付ける事だった。 芋も小瓶の中身も、調理は出来ないから。
そうして何とか失敗の証拠を消したところで 台所を後にしようと、そっと歩き出す。
居間は人が多い。 乱れた音のない世界へ行きたい。 例えば、ノックスが売り物を作るときに、仕上げに磨くあのくすぐったい音や、ニコラが無邪気に笑う声、雪を踏む、一定のリズム 雑音や大きな音さえ混じらなければ、この耳が良いのは、嬉しい事でもあるのだ。
ごうごうと鳴る風の音や、ひとの作るズレた歌 甲高い声や、どなり声、波長のずれた音さえ、無ければ]
(445) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[台所に立ったのはトレイルと入れ違いで、階上からぎしりと響いた音に瞬く。]
……さて。
(446) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[質問に ルーツはちらり 視線を 金糸の持ち主に けれど すぐに 増える 舞う金に 答えるよりも 意識はとらわれ その結果 傷を 負わせても 嘴で 足場も よくなり 存分に首伸ばし 髪の先 食いついて 軽く引き遊ぶ]
………………ーー
[玄関 床 白が塗り込め始める そのまま 表に出ようと した足 止まるかわり 今は空の腕 指先伸ばす ……金糸 避けなければ 伸びた手 左頬に指は伸び 滲む血 拭う]
ーーー狼 呼び寄せるよ?
[そう言う瞬間 好戦的な けれど本当一瞬 すぐに視線は外に 表情は凍る]
(447) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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― 階段に腰掛けて ―
[一階と二階の冒険は済んでいる。 二階に台所があることはわかっているし、沸かされたお湯と茶の香りがしたから、誰かが使っているのもわかったけれど]
人、多すぎ
[食べ物の匂いはしてこない。 料理もできることはできるが、人前ではしたくない。苦手意識のあるものを誰かの目がある場所でやりたくない、というだけだった。 それに彼が作ったほうが美味しいと思うし。
手の中が空っぽだった。 何かしていたい。 荷物は居間の片隅に転がっている。 細く器用な指が、針持つように動いた]
(448) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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―→居間―
[ノックスに、小瓶と芋を置いた位置を指さして すれ違い、居間に戻る。
斜め上、きしむ音。 上に何があるのか。
周囲を見渡す。 年上の男が少しと、同じくらいの少年たち 茶を運んできた子は、ラルフに話しかけられているようだ]
(449) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[首を傾げる様子>>440に、首を振る。]
驚いてはないけ、ど。 食いモンとか何処かにあると思うから、探すし。 料理は、食える程度のものくらいなら。
えっと。 あのさ……良かったら、一緒に……。
[探してくれるかと、頼もうとして盛大に目が泳ぐ。 断られたらと思うと、はっきりと言い切れずにいた。
が。少しだけ頑張ってみた。]
一緒に探して欲しいんだけど。 ……別に嫌なら良いけど。
[返事を待つ間、目を合わせることは出来ない。]
(450) 2014/11/13(Thu) 22時頃
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[珈琲豆の微かな残り香と、トレイルを見比べて小さく笑う。 家族だとは言っていても、衝動を飼い慣らす術になるかと、木の見分け方やナイフの使い方、彫り方は二人に教えていた。
生きる術は、まだ途中。
皮のついたままの芋を放り上げて、受け取る。]
ラルフ。それに――プリシラ、だったかい?
[確か、そんな名だったかと。 料理がどうのと聴こえたものだから。
手伝うかいと呼び掛けようとして、口を噤んだ。>>450]
(451) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[>>437視界の、隅。 ちらちらと動く赤毛。
ノックスが台所に立っても、ころんとぬくもり残るソファに転がって。 木の欠片を片手に、小刀をもう片手に。 細かい木屑を床に降らしながら、その赤色を見ていた。
まだほんの幼い頃。 頭と体の天秤が平行だったころに、沢山遊んで、からかった相手によく似てる。 ことを、柔らかな髪の毛に包まれた頭はようよう思い出す。 あまり昔を考えることがないふわふわの綿菓子みたいな脳みそは、それでもなんとかその記憶を取り戻した。
同世代の子供なんて、珍しかったからさ。 どうしたらいいか分かんなくて、沢山意地悪しちゃったの。
好かれたい。 じゃなきゃ嫌われたい。 うんと嫌われて、嫌われて、それで――]
(452) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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プリシラ。
[今よりうんと小さい頃なら、その声のあとに。 女の子の名前だ。変なの!なんて続けるんだけどさ]
……ごはんできたらちょーだい。
[もう言わないよ。赤ちゃんじゃないもん]
(453) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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そっか、よかった。
俺も、料理は食べれる程度なんだよなー。
[普通に食べられるけれど、特別おいしいわけじゃない。 でも旅の上ではそんなのでも十分だと思っている。
なにか言いよどむ様子>>450に首をかしげ。 あせらせることなく、言葉になるのを待って]
ああ、いいよ。 食材探しに行くの、俺もしようと思ってたし。
って、あれ、ノックスさん?
[名前を呼ばれて、きょとりと瞬き。 ノックス>>451が手にしている芋を見て首をかしげる]
探すまでもなく、あったのかな?
(454) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―2F居間窓際―
[>>426 ノックスの向こう側には、トレイルの姿が見えただろう。 本当に、物静かになった。あの、己を罵った声が聞こえたなら、きっと、冷静に、大人の顔をしてはいられないだろう。
>>434 ドナルドが、ふと眉を顰めた。不快そうなそれは、強面をなお強調する。]
……ドナルド?
[彼の眼を、覗き込むようにするが低い呟きはよく聞き取れず、フランシスは疑問符を投げかけたが――しかし、すぐにまた表情は戻ってしまい、確認しそびれた。]
あっち「も」。
……うん、まあ、そうだね……
[自分の過保護もまとめて謂われた、と茶を啜りながらフランシスは思うのであった]
(455) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[茶葉で色づいた温かな飲み物を片手に、ふらりと立ち上がる。 かりそめの宿としても、何がどこにあるのか分からなければどうにも勝手が悪い。]
プリシラ、少し上を見てくる。
[話しかけられまごついている有様を分かっていて>>437、それも経験だと小さく笑った。]
(456) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[>>447騒ぐ鳥と、静かな少年のコントラスト。 金の髪が嘴に絡め取られ、時折引かれる。 些か乱暴ではあるが、それが遊びならば仕方が無い。 強く爪が食い込んだままの腕が痺れるような錯覚を覚える。
ディーンは、少年の手を避けなかった。 触れられるのを恐れるのは、そこに体温があるからだ。 緑の髪の少年に、恐れるべき温度は感じられなかった。
温かな体温は氷を溶かす。 しかし、本当に恐ろしいのは溶かされることではなく――。]
……君は、悪い狼なのか?
[「悪くない狼だ」と言った無邪気な声を、思い出す。 ディーンは、再び外を向いた少年の背中に問い掛けた。]
(457) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―居間―
[ごはんできたら―― これは、いつもの、ニコルの声だ。 少し安心する。
口元に戻った笑みは、その為]
(458) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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トレイルは、バーナバスが立ち上がる姿に、浮かべた笑みが早速ひきつったけれど。
2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[険しくなる表情を悟られたからこその呼び掛けと思えた。 疑問符つきの響き向けるフランシス455に緩く笑う。]
――…ひとりごと。
[聞こえたか聞こえなかったか知れぬまま綴る。]
でも、まぁ。 俺はフランシスの過保護に救われてるよ。 だから、感謝もしてる。
[言い終えれば、まだ温かな茶に口付ける。 内からあたためるそれにほっと安堵の色が浮かぶ。]
(459) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[指先移る赤 吹き込む白に 彩り淡く 視線の端 有彩色 腕に止まるも 風に舞うも] [かけられた質問に 瞬く 自称狼の言葉 奇しくも 彼も思い出していた が 指先 口元に寄せ ついた血を拭う]
……それは 人間が 勝手に決めるだけ ただ…………ーーーー
[一歩 猛威を振るうう自然に足を踏み出す]
まだ…………て いっていたから
[呼びたくは なかろうと] [とん と 玄関先 桶をおいて ざっくりと 両手で新雪すくい 兎だった 肉塊 覆うように 桶へ 雪 また雪 入れていく]
(460) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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ん?
[周囲の気配をそれとなく探っている時には、些細な反応にも敏感になる。 小さくひきつったような表情を浮かべたトレイルが、たしかノックスの連れだったと気がついてその頭に手を伸ばした。 振り払われなければその髪をくしゃりと乱雑に撫でて、いくらか苦笑を浮かべた。]
ビックリさせちまったか? 悪かったな。
[えらく大人しいな、と思う。 後々であってもノックスから彼の声が出ないことを聞かされれば、不用意なことを言わなくて正解だと安堵したことだろう。]
(461) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[肘を置き、2人の少年を見る。>>454 赤みの強い髪色の少年は、バーナバスの連れと知る。>>456
つまり、狼。]
……まぁ、持ってきたのは数人分だけれど、ね。
探しに行くなら行っておいで。 確かに宝物は、あるのだから。
(462) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―→3F― [階段を登れば、途端に居間の喧騒は遠く。
簡素ながらもきちんと区切られた部屋があることが意外だった。]
寝泊りにゃそれほど不自由はしないってことか。 それは助かる。
[適当に開けた部屋の中をぐるりと見て。 まだ誰も入った形跡がないことを確認してから、外套や帽子、荷物をどさりとおろした。]
(463) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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フィリップは、ディーンの血は指から拭われ
2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―2F居間窓際>>443―
そうかな?似合いそうじゃないか、 指輪とか、耳飾とか。
[確か、左耳は勇気と誇りの意味だったか――そんなことを思い出しながら謂って、フランシスは指先をドナルドの耳元に近づけ示した。]
幸運か、いいね。
[それは、フランシスが願ってやまないものである。 ――願掛けも、悪くはない、とそう思った]
……ん?ん ぁ―――、ああ、 勿論、だよ。
[謂われて思い出したようにフランシスは頷いた。だいじょうぶ、と。ささやきを返したのだった。]
(464) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[ごつり、と独りの部屋で壁に頭を預けた。]
なーんでこんなとこで一緒になっちまうかね。
[まさか昔馴染みと出会うなんて思いもしなかった。 あの頃のノックスが知っているのは、細工職人候補ではなく、傭兵候補のバーナバスだ。 頼むからそのまま忘れていてくれ、と思う。
今は、ただの細工職人でいたいのだ。]
(465) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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―居間―
[近づく大人>>461は、ノックスの知り合いだった筈。 伸びてくる手を裂けなかったのは、それ故に。
変わったひとだ
けれど彼の声とテンポは嫌いな類ではなかったから 悪かったなと言われて、一度首を振っておいた。
乱れた髪を、手で撫でながら 去っていく背を見送り そのまま階段の方へ視線を向けている]
(466) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[>>460小さな引っ掻き傷に血が滲むのは一度だけ。 緑髪の少年が持っていった分だけだ]
……僕の血には、狼は寄って来ない。
[平坦だったディーンの声に、ほんの少しの自嘲が混じった。 未だに髪で遊ぶ赤い鳥を試すように、ディーンは空いた手の人差し指の先を、その嘴の近くに寄せる。 知らず知らずの内にディーンの口角は、笑うかのような形に持ち上がっていた。
吹き込む風の冷たさと、ちりちりと頬の痛む感触が心地良い。 しかし欲しいのは痛みでは無い。――痛みだけでは無い。]
(467) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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― 居間へ ―
[玄関の扉が開いたのか、吹きすさぶ風の音が階段を駆け上る。 逃げるように、居間へ続く扉をあける。 すれ違った大人をちらりと見上げ――目が合う前に居間の奥へと。
無造作に転がった、くすんだ緑の革鞄を引き寄せた。 旅をするには、小さい鞄だ。 下にきちんと畳まれていた真っ黒な外套も拾い上げ、 どこに腰を落ち着けようか、と見渡して]
……ディーン、いない
[知らない人がいっぱいだ。 台所に、ペチカに、視線を投げて溜息をついた]
(468) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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トレイルは、シメオンが階段に腰かけているのに気付いた。
2014/11/13(Thu) 23時頃
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―居間の外― [手遊びしていたらしい少年が、居間へ入ってくる。
何ともなしに そのまま、視線を向けていた]
(469) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[指輪に耳飾。 フランシス>>464の言う装飾品を思い浮かべて小さく唸る。]
どうだろうな。
[似合うか否か判断つかぬという風に呟いた。 いいね、と透明な音色が聞こえれば「だろ」としたり顔。 けれど、思い出したようなその反応に、隻眼は些か渋くなり]
また自分の事忘れてただろ。 ――…しゃあねぇなぁ。
[困ったような笑みを漏らす。]
(470) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[>>458ふと。 斜めに小刀を木に入れていたのをやめて、辺りをきょろきょろ。 それから、話しかけられてるトレイルを見つけて>>461ぷっと頬を膨らませた。 ぽすぽすとソファに八つ当たりしてから、また木に斜めに小刀を入れ始める。
これ、なんて言うか知ってる。ヤキモチ]
……あ。
[>>468ぱらぱら木屑の雨の向こう側。 入ってきた黄金を見て、小さな声。 ぱっと顔を両手で隠して、隠れたつもり。
これもなんて言うか知ってる。ザイアクカン]
(471) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[ノックス>>462の言葉に、ひとつ頷きを返す]
じゃあ、足りない分とってくる。
[にこりと笑みを浮かべて、プリシラ>>450に行こう、と手を差し出す。
その手がとられなくても促すようにあっち、と扉を示し。 二人で一階へ向かおうと。
シメオンやトレイルとすれ違うときに視線を向けるけれど、プリシラが話しかけないのなら、いまは食材探しが先とばかりに、階下へ向かう階段に足を向けた]
(472) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[彼の力で運べる分 桶に山盛りの雪 これで 冷暗所におけば 毛皮に包んだ 兎だった 肉塊 痛むこともあるまい 雪で内側から 赤くなる手 緩く振る]
[鳥だからか ルーツは差し出された手 骨で遊ぶように あぐり あぐりと 噛みつき遊ぶ 力加減は 血の滲まぬ程度]
ーーー………もう 行こう って いうなら 狼は 食べるよ
[金糸の浮かべる表情 じっと 桶を抱え直し 開け放つ戸に 緩くもたれて 髪色より 濃い 孔雀石 品定めするよう]
(473) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[年齢差と体つきの分、ノックスよりも随分と旅に出されるのは早かった。
一族の血の呪いなど実感もないまま、各地で転々と用心棒や傭兵の真似事をして。
バカげた恋をした。 若く、愚かな。
恋をして、何もかもを捨てられると思って飛び出した。
同族の女と二人して迷信だと笑った。その愛情が「 」に変わった瞬間の絶望はいっそ喜劇だった。
愚かで若くて、その分一途で。
愛情が絶望に何もかも変わる前に、その全部を捨てて飛び出した。]
(474) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[話を待ってくれるラルフに少し安心する>>454。 緊張はするが、焦ることなく話せる。]
俺、一緒に旅してる……師匠とだけで食べるから。 食えれば良いって感じ。
[今度は目を見て話せた。 ずっとは無理で、すぐに視線を外してしまったが。]
食いモン、何があるかな。 って?ん?
[名前を呼ばれ、そちら>>451を見て。]
みたいだな。
[ラルフの顔を見て、笑顔を見せた。]
(475) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[逃げ出したのが男の体に流れる血族の呪い故なら、 何もなくなって途方に暮れた男を拾ったのも血族の情であった。
育った故郷は違う、けれど同族の師に拾われて。 やっと戒めの意味を思い知らされた。]
(476) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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―2F居間窓際>>459―
……? ん、ぅん。
[独り言、と謂われればフランシスはそれ以上追及することはなかった。]
……――、そ か。
[ほ、っとしたような表情をした後、 フランシスは己を戒めるように呟いた。]
うん、でも、気をつけるよ。 ドナルドも、ラルフも、もう、大きいんだもん な……
(477) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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―居間、入口傍付近―
[ニコルの様子が、視界に入り トレイルは眉を下げて微笑む。
仕方のない奴 まだまだ子供だから
そう、思いつつ 彼の行動>>471に首を傾ぐ。 何をしているのか、 視線を眩い色をした髪の少年に戻し また、ニコルを見て。
そうこうしている入口傍 ラルフと交わる視線>>472。 何だろう、と瞬きをひとつ。 特に用事は無かったようで、肩の力を少し抜く]
(478) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[居間を見渡して…目があった。 歌を止めた人。静かな少年。 この人の多さの中では、好ましいとも思えるもの。 ―――二人旅は、いつだって静かだから。 きっと、そう思うのだ。
鞄から製作途中の、まだ何かもわからない布地を取り出して ふと、顔をあげた。 両手で顔を隠して、やはり此方を見ている――]
ぁ
[思い出した。 いや、正確には思い出していた。 さっきは、抜け落ちた記憶に連なって、いらっとしただけにとどめたけれど]
(479) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[ふ、と誰も居ない空間に息を長く吐き出して。 過去を思い出すことに区切りをつける。
先ほど階下で調律師だと言った青年に細工物を見せて欲しいと言われていたのだった>>385 まだ道具以外の荷をまともに整理する暇もなかったため、後で構わないかと言ってはおいたのだが。
確認ついでにざらざらと荷の中からすぐにでも売れそうな細工物をいくつか見繕う。]
木工の柔らかさ…と石の固さか。
[浮かべる笑顔や人当りは白木の手触りを思わせるのに、なぜか持たせるなら石の方が似合いそうだと思った。]
(480) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[小さな音を拾うのは、意識しないと難しい。 故に、眩い少年の声一音は届かなかった。
ただ、彼は 同じくらいの背かなと親近感が湧き 少年を見る表情、ふっと唇の端が持ち上がったのだ]
(481) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[あの時は、思惑通りくってかかった。 今よりもずっと幼くて、それは相手の幼さにも気づけないほどで。 背が伸びないことも気にしていたから。
でも、今は]
……なに、してんの
[立ち上がり、ソファに座る相手を見下ろした。 怒るでもなく、笑うでもなく、問いかけた。 もう子供じゃないのだ、という自意識こそが やはり残った、幼さだった]
(482) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[追及ないを良い事に軽く頷くのみで済ませる。 フランシスの呟き>>477が聞こえれば緩く首を傾げて]
気をつけてくれるなら、いい、けど 大きい、とか、今さらだ。
[もう大人だ、と言いたくもなる年頃ではあるけれど 未熟な面も無論あるのを自覚していて さらに言えば未だこの関係を保ちたいとも思うから 大人ぶることをドナルドはしないようにもしていた。
そんな話もフランシスが細工師に話しかけにゆく間>>385までの事。]
(483) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[>>473開いた扉の向こう側には酷い吹雪がある。 当初の目的を果たすだけならば、これ以上うってつけのシチュエーションは無いだろう。 しかし人は常に欲深く、隙あらば愚かな願いや希望を抱く。
鳥が甘噛みをするのは遊んでいる証拠だと、何処かで読んだことがある。 時折指先を細かく動かしてやりながら、ディーンは孔雀石の色をした双眸を見る。]
狼に食べられるより、僕は……――。
[それはずっと胸の内に潜めてきた願望だ。 叶わないと諦め、紙の上に物語として綴ることで誤魔化してきた、歪んだ本能だ。 やはり全てを口にすることはなく続きを飲み込む。 しかし、他に望みがあることは十分に伝わるだろう。]
(484) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[保護者の声>>456に、ぱっと振り返る。 少し不安げに眉を下げたが、それを口にすることはなく。]
……わかった。
[そう返して、すぐにラルフの方へと見て。 別に名前を呼んできた少年>>453を見た。 何度か、声をかけようと思ってタイミングを逃していた相手。 昔、沢山遊んで、それと同じくらいからかわれた相手と似ている気がする。]
……あ。うん。
[伸ばされたラルフの手>>472をじっと見つめ、おずおずと手を取った。 緊張が手から伝わってしまうかもしれないとドキドキし、共に階下へと向かう。]
(485) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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―2F居間窓際>>470―
つけてみたら分かるよ。 細工物で、其れも見てみようか
[ラルフにはブローチとかどうだろう、と楽しそうに謂う。 ドナルドのしたり顔には笑みを向ける。 が、渋くなる隻眼には申し訳なさそうに]
――うっかり、してた。いけないなぁ……
[フランシスは頬を誤魔化すように人差し指でかく。 ラルフにも、心配しているのだと謂われたばかりなのに。]
(486) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[しかし、ニコルは彼に会いたくなかったんじゃなかろうか。 誰にでも気兼ねなく接している記憶ばかりだったけれど、顔を隠すのは何か後ろめたい事でもあるのかどうか。
ぼんやりと考えながら、二人のやり取りを見る。 入り口傍の壁に背をもたれかけて]
(487) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[行ってらっしゃいと、柔らかく手を振る。>>472>>475 芋の皮を剥くのは手早く、水桶けから移した水を鍋にかけた。
味付けは漬物で。 ペチカに鍋を置いて、材料の追加を待つことにした。]
……あぁ、トレイル、ニコラ。 食べたら話、あるから。
覚えておいて。
(488) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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―居間の入口付近―
[台所の方向から、声がする。 知った声は雑音の中でもまだ判別できる]
?
[話がある。 改まったノックスの様子に訝しむけれど 別段断る理由もなく 素直にひとつ、ゆっくりと頷いた]
(489) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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― 一階 ― [プリシラに呼びかけた人>>456が師匠>>475なのかと、そちらを見やり。 居間を出て行った相手を見送って、プリシラ>>485の手をとって一階に降りた。 玄関が開いているがゆえの寒さに首をすくめ]
また誰かきたのかな?
[階段を下りてそちらに視線を向ければ、二人、いるのがみえる。 声をかけるか迷うけれど、それより先に小さくお腹がなった]
たしかこっちに扉があったはず。
[食材探しを先にしようと、プリシラにこっちだと思う、と階段から奥へと向かって。 開けた扉は温泉のほうだった。暖かい空気に、ゆるりと瞬き]
お湯があるっていってたの、これかー。 温泉なら薪が足りなくなる心配なくていいね。
[プリシラに笑いかけてから温泉の部屋から出る。 もうひとつの扉が貯蔵庫みたいなものかなと思いながら、扉を開けた]
(490) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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ーーーそう
[飲み込まれた言葉 追求する気配もなく あった視線そのまま 考える 小さく首傾げ ーー……結局 何も言わないまま 持たれていた 扉から 身を起こす]
ルーツ おいで
[存分 遊んでもらったらしきに声かけ …………無視するのを 片手でひっぺ剥がす そんな一幕もあった]
風邪引く前に 人間の ところへ戻りな
[明らかに年上に そうとだけ言って]
(491) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[>>482隠してた顔。 それでも見つかって、ぴゃっと肩が跳ねた。
手と、ナイフと、作りかけのトゲトゲを顔の前から退ける。 眉が下がって、少し口を尖らせて]
……毬栗。作ってるの。 座る?座ってもいいよ。
[もそもそと答えるのは、ザイアクカンのせい。 ばつが悪くって、いーって顔をしかめて。 顔を擦って、袖で口元を隠した]
ごーめんなさーいー。
[ちっとも反省してない声での謝り方は、甘い甘い保護者の元で身に付いた悪癖]
(492) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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フィリップは、階下に人の気配 増えるを感じ 眉を顰める
2014/11/13(Thu) 23時半頃
ノックスは、トレイルにいい子だね、と笑みを向けた。>>489
2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[窓際での話の続き。 フランシスからの言葉>>486にクツと小さく喉を鳴らし]
フランシスの見立てなら試すのも悪くない。
[つけてみたら、との言葉にそんな応えを向けて 楽しそうに話す透明な音色に耳を傾ける。 申し訳なさそうに変わる表情にはゆると横に首を振り]
うっかりしてた時の為に 俺も、ラルフも、居るだろ。
[耳元に近づきながらも触れぬ保護者の指先へと 一度視線落してみせるけれど何か言うでなくまた唇を結ぶ。]
(493) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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シメオンは、ディーンがいないな、と再度居間を見渡して
2014/11/13(Thu) 23時半頃
シメオンは、ベネットをちらりと見て、目の前へ視線を戻した。
2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[ノックスがいる。 故に、安心していられるんだろう。 相変わらずここは、雑音が多いけれど。
ニコラはといえば、 どうやら心配していたほどではなさそうだ。 間延びした謝罪の音の並びは、少し修正したいと思うも指摘したことはない。
いつの間にか、壊れた楽器も気に留めなくなっていた。 良い事だろう、お互いに 吹雪が止むまでの、ほんの少しの間なのだし 平和に済むに越したことはない]
(494) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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栗?
[見えない、と首をかしげ ぽすん、と勢いよくソファに座った。 針山を手首につければ、こちらのほうがよっぽど栗のように見えた]
それは、何に対してあやまっているの
[子供か、と思った。 年はそう変わらなく見えたけれど…… 子供でいていいのか、と うらやましくなって、手元の布をにらみつけた]
(495) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[>>491及第点か、落第か。少年は相槌を打つのみだ。 ディーンは彼が扉から離れ、鳥を自分の腕から引き剥がすまでの一部始終を黙って見ていた。 >>490背後に人の増える気配は察している。 声も聞こえる。足音は二人分だ。
緑髪の少年のいう「人間」は、例えば彼らのような存在のことだろうと推測する。少年は、自分は、どちらなのだろう。]
……また、遊ぼう。 僕が相手でも良ければ。
[赤い鳥と少年の孔雀石の双眸を順に見て、ディーンはそう告げる。 鳥のいた腕には、重みと爪の余韻が残っていた。その箇所を冷え切った手で撫でてから、ディーンは一人と一匹に背を向ける。]
(496) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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―2F居間窓際>>483
うん。大丈夫、……気をつけるよ。
[安心してもらえるように、そっと言い聞かせるようにフランシスは言葉を置いた。似たやり取りは、何度かあった。また、こんなときに。こんなときだからこそ――気を取られて、か。]
そうだね、……今さらだ。
[フランシスよりもまだ背も低い頃は頭を撫でもしたが、 今はもう、少々気がひける。 だから、ぽん、と二の腕に触れた、細工師の商品を見に行く>>385、前の話]
(497) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[楽しく遊んでいた 邪魔されて ルーツはお冠らしく 彼の頭をつつく よくあること ではあるので 彼はスルーしてる]
びゃっ びゃっ
[彼は金糸の言葉に ただ じっと見るだけ 突つくをやめ 嬉しげに 短く鳴いたのはルーツ
金糸が それを翻す 見ていたのは 首を回したルーツだけ 彼も ほぼ 同じタイミングで ゆっくりと 寝床と定めた 藁のあるあたりへと 足先を向けて]
(498) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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―2F・居間―
[しばらく暖炉の前で荷物の整理に没頭していたところ、声をかけられ>>379やおら顔を上げる。]
ん?…ああ、茶か。一つくれねえか。悪いな。
[もう一人、目の合った少年にもひらりと手を振ってあいさつ代わり。二人して、1階へと降りて行ったようだ。それを見送って、フィリップが獲ってきた野ウサギの1羽の耳を掴み上げる]
……そう言えば、こいつをまだどうするか決めてなかったな…
(499) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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―2F居間でのこと>>492―
ん。
[悪くない、というドナルドの言葉に“保護者”は笑む。
「気をつけなさい」 と、自分をリーダーに任命した長老が謂ったのを、フランシスは覚えている。 「長い旅になる。接し方に気をつけなさい」 厳しく皺を眉に刻んだ長老は、片腕がなかった。 (――分かっています。長老様)
だから。うっかりしていた時のためにと謂ってくれる、心配していると謂ってくれる 指先は耳元に触れないままであったのだ。]
(500) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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ベネットは、ラルフはさて、また何処かへ行ってしまったかとふと見回した。此処で迷子はないと思うけれど。
2014/11/14(Fri) 00時頃
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[ラルフの後ろを歩き、一階を探索する>>490。
普段は背の高い保護者の後ろを歩いている。 同じくらいの背のラルフの後ろを歩くのは新鮮だ。]
吹雪だし。皆避難してきてるとか。
[外の吹雪を歩いて来たことを思い出せば、治まるまで外には出たくない。]
あ。温泉。
[開けられた扉を覗きこみ、温泉の暖かい空気に少し嬉しくなった。 後でのんびり入ろうと思い、しかし今は食料だと頷いてもう一つの扉へと一緒に移動した。]
(501) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[>>488かけられた声に、はあいって手をあげてナイフをあげて。 ちょっと首を傾いだ後、またナイフを木の塊にあてる。
>>495ぽよんと体が反動で弾んだ]
途中なの。
[見えない、と首を傾ぐ彼へ、ぷっと頬を膨らませる。 秋に拾った栗の毬が緑で綺麗だったから、それを思い出しながらナイフを動かして。 針みたいな沢山のトゲを、飽きないで作っていく。
途中、ふと彼の手首についた針山を見て。 木の塊とそれを見比べてみたりしてね]
イジワルしたから……。ごめんなさいなの。 謝ったから許してね、嫌いにならないでねって。
[口を尖らせて。 視線をトレイルの方に逃げさせちゃって。 ぼんやりしたトレイルのマロン色を視界に収めて、また手元の毬栗と見比べた]
(502) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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フィリップは、行き交う人の気配と 桶を早くおきたい気持ちで迷っている
2014/11/14(Fri) 00時頃
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― →2階・階段中腹 ―
[>>498間近で聞く赤い鳥の鳴き声は、数度聞いた激しいものとは質が違うように聞こえた。 機嫌が良いのだろうか。そう推測しても、確認まではしない。 ディーンは少年の方を振り返らず、また、別の足音の方にも向かわず、落ち着いた足取りで階段へと向かった。
上る途中、一度足を止め、皺が寄ったシャツを捲る。 血こそ出てはいなかったものの、腕にはくっきりと鳥の足の形に鬱血痕が出来ていた。]
(503) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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―2F居間から―
[>>480後で、と細工師は言っていた。 人が多くて落ち着かないのかもしれない――と、フランシスは思う。 ディーンは居間に戻ってきていないようであるが、また、書き物をしているのだろうか、とも。 ノックスが机の上に広げた商品は、どれも見事なものである。こめられた意味を、フランシスはまだ知る由もないが。]
あの、細工師の人が何処に行ったか、 知らないかな。
[3階へ行ったと分かれば、そちらへ向かうつもりだが――トレイルの方は、見ないようにしてしまうフランシスであった。もっとも、耳のよい彼のには、視線よりも声が問題なのかもしれなかったが。]
(504) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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これ以上増えたら、居間で雑魚寝だろうなあ。 [人と接するのは苦じゃないし、好奇心の赴くまま行動するけれど。 休むときはやはりフランシスとドナルドが傍にいるのが当たり前で。
ほかの人がいるという空間で落ち着けるだろうかと少し不安になる]
こっちが、貯蔵庫だねー。
[温泉にこころ惹かれながらも、プリシラ>>501とともに貯蔵庫の中へと入り]
えーっと、とりあえず、何があるかな。
[保存が利く芋などがあり、干し肉もあった。 小麦粉もあったから、パンを焼くこともできるだろう。 冬の間は使わないからか、貯蔵庫とはいえそれほどの量はなくて]
んー……まあ、あるだけましかな。
プリシラはなんかみつけた?
(505) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[保護者であるフランシスの背を抜いたあたりで 頭を撫でられる事も少なくなり 其れを機に微か芳香纏う髪油で髪を後ろに流すようになった。
己の匂いが髪油により紛れればそれに寄せられる者も減る。 本能で相性の良し悪しを嗅ぎ分ける獣の性をひとも持つように思えたのは 何の香料も使わずにいた昔の自分に『いいにおいがする』なんて 隻眼となった件の少女に言われたことがあったから。
気をつける、と言った保護者>>497が 笑みながら何か思う>>500を知らぬまま言葉通りに受け取り ドナルドはそっと笑みを返してみせた。 別れ際、触れた二の腕にちらと視線落して目許を和ませる。]
(506) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[一階をうろつく人間は 二人 聞こえる声 一人分は ここに来た当初 聞こえた気もする その声が プリシラ と誰か呼ぶ 聞いたことがない声
…………さらに増えたのか 遊んでもらう約束 貰ったルーツは 期限良さげに ゆらゆら 時折ばさばさ身体を動かしている が ルーツ 肩に乗せる 彼は 逆の表情で息を吐く
一階の両端にある 湯と貯蔵庫を 探って 声を掛け合ってる様子 その真ん中程の 寝わら位置 戻るには その動線横切る必要 腕に抱える 桶は冷たく 目撃され覚悟で 歩き始めた]
(507) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[『こらっ、ニコラ。』と、眉を顰めて叱ることはあれど、弟たちを怒鳴った事は今の今までない。
ごめんなさいの言葉があれば、ごめんなさいのハグがあれば、それで許してしまっていた。>>492
彼等が離れるなんて――… いつか手放す時が来るなんて。
いや、まだ遠い日のことだ。]
あぁ、いい子だ。
[刃の煌めきに目を細め、元気の良い返事に頷いた。>>502]
(508) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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―居間入口傍― [部屋が暖かい所為か、背を預けた壁も僅かに温い。 少しうとうとと、瞼が泳ぎ始めるのを 邪魔しているのは、周囲の音。
こんなところで寝ては駄目だと、瞬き二回。 シノワズリが、 ふっとこちらを見るニコラに止まり 何か用かとまた瞬きを二回。
嗚呼、音がする。 階段を上る音>>503 細工師を探す音>>504
フランシスを見て、居間を見渡して 誰に向けているのかと、首を傾ぐ]
(509) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[途中なのは此方も一緒だ。 鞄のそれとは似ても似つかない、鮮やかな若草色の布地。 針を入れて、返して]
謝ったなら、それでいい 嫌い、になるのは ……難しいし
[針山の針は一方によっていたから、 少し栗らしく見えるように散らばらせてみた]
みんな、昔なじみがいるみたいだから
[彼も、他の人も、みんな]
だから ……えっと。なんでもない
[何が言いたかったのかよくわからなくなってきたので ごまかして、手元に集中することにした。 これを間違えたら、後悔するのは自分だ]
(510) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[柔らかな布の上に瑠璃や血玉石の装飾品、薄い金属の護符、皮紐に木工細工を結んだものと様々に並ぶ。 およそ繊細とは言えない手つきでころん、と護符を転がした。
細やかな手仕事の間、現実から遠ざかる。 その間だけこの身の裡に澱む呪いを忘れていられそうな気がして。
そんなことが錯覚でしかない諦観と、そうあるしかない楽観とを併せ持ったまま、決して同行者には見せない自嘲を浮かべた。]
(511) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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― →3階 ―
[左頬に引っ掻き傷を作り、腕には鬱血の痕。 腕は服で隠してしまえば良いが、頬はそうもいかない。 髪で少しは誤魔化せるだろうが、近づかれればそうもいかない。
ディーンは小さく溜息を吐き、2階をそのまま通り過ぎる。 一時的に人目を避けたところで意味は無いと分かっている。 しかし年甲斐もない傷を抱えて居間に戻るのは恥ずかしい。 あの暗い3階ならば誰もいないと踏んだのだが―― 上り切った先には、人の気配が感じられた。]
(512) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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雑魚寝はやだな……。
[しかも、知らない相手とだなんて無理だとラルフ>>505に頷く。 普段バーナバスと行動しているからこそ、他の人と一緒にいるのは辛い。]
……貯蔵庫。 肉とかあるかな。
[ラルフとは違う場所を探し、見つけたのはアルコールが少々。 酒は飲んだことがないが、バーナバスや他の大人たちに渡したら喜ぶだろうかと思う。]
酒がちょっとだけどあった。 ……ラルフは酒飲む?
[段々慣れてきたからか、普通に話すことも出来るようになってきた。 気がする。]
(513) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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―2F居間入り口付近―
ぁ、ええと
[>>509 誰かから、返事があればいいな、と思っての声だったので綺麗なシノワズリ―その昔、己を蔑んだのと同じ色だ―を向けられて、フランシスは少し、戸惑った。]
知ってたら、教えてくれると、助かる、な?
[――が、逃げてばかりと謂うわけにもいかないか、と思いなおしたらしくトレイルにフランシスは言葉を向けた。]
(514) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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むずかしい。 好きじゃないなら嫌われたいのに、むずかしいの。やだね。
[>>510相変わらずナイフは動かしながら、視線を黄金の彼の手元に向ける。 彼の言葉を復唱しながら、青い草の色を視界に収めて。 銀の針が動くのが楽しくて、余すとこなく瞼に焼き付けようとする。
それから、彼の言葉が切れたとこで顔をあげて。 うん、とひとつ頷いた]
じゃあ、僕ら友達になろうよ。
[なにが、じゃあ、なの?と。 ノックスに笑われそうな、トレイルに笑われそうな、そんな言葉を落として。 針が動くのを、またじいっと見つめる。
ナイフを動かす手は気が付くと止まっていて。 雲丹か毬栗かまだ見分けのつかない未完成品を、手の中で転がした]
(515) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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三階に個室あったけど、そんなに多くなさそう、だったしなあ。
[無理だというプリシラ>>513にわかるわかると同意を返した]
干し肉はあったよ。 とりあえず、芋をもうちょっと足して、干し肉もっていこっか。 酒かー……あんまり飲んだことないなあ。 プリシラは飲むの?
[酒については基本、心配性な保護者の許可があったときにしか口にしていない。 その許可があるかどうかはフランシスしだいだけれど。 酒を飲んでよった場合、好奇心旺盛な性格がどうなるのか心配されているのだと思う]
まあしばらく閉じ込められるなら、飲んで打ち解けるのもありかも。
[打ち解ける危険を案じていたフランシスとドナルドのことを知らぬままに、にこりと笑って見せる。 貯蔵庫の扉は開けっ放し。 それゆえ、足音>>507に気づいて視線を向けた]
あれ、さっきの鳥の人だ。
(516) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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―居間、入口付近― [壁から身を起こす。 ニコラは、もう心配なさそうだ]
……
[声は無い。 細工師――消去法 少年たちではない 大人――――きっと、此処にはいない誰か ならば 上か、下だろう
トレイルは、ちらとフランシスを見て ゆっくり歩き出す。 居間の外へ ついてくるかは、気にしない]
(517) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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トレイルは、三階へ通じる階段に足を向ける。単純に、未開の地だからだったが。
2014/11/14(Fri) 01時頃
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[何のけなし 耳に入る 雑魚寝 酒 ……人間らしい 話題が行き交う 貯蔵庫に二人 入ったあたり すたすたと 肉冷やす 雪入り桶 置きに戻る ……耳聡く 聞きつけられ…………
あ……]
[彼に いま ルーツの口を 塞ぐ手段はない]
(518) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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くけーーーーっ!
[鳥 という音に反応し ルーツが猛る 怒ったり 喜んだり 怒ったり 忙しない と 嘆息しながら 肩で羽ばたき 暴れるに 桶を落としそうで 結果 足が止まってしまった]
(519) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[話を――しなければならないのは、バーナバスをはじめとした同族の’保護者‘だ。 これは、子供たちが寝静まった後でも良いかと思案する。
早く吹雪が止めば良いのだけれど。]
(520) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[部屋の外から聞こえる微かな足音に>>512、扉を開けて顔を覗かせた。 プリシラが髪を拭っている時に声をかけてきた相手だったか、と思い当たる。]
適当に空いてそうなとこに入りこんだが、構わなかったか?
[聞きながら、相手の顔の引っ掻き傷に若干眉を顰めた。]
大丈夫か、それ。
[お節介だとは思いながらも、つい世話を焼くようになったのはいつからか。 思い出すよりも先に、いつも傍にいる赤毛の顔が浮かんだ。]
(521) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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―茶褐色/過去―
[同郷で一番歳の近い者といえば、バーナバス・グレンであった。2歳年上の、傭兵候補。>>465]
ねぇ、ばーにぃ。 ぼくのおっしょーさまが、
『のっくすは、ないふの使い方が、まだまだだな』って、いうんだよ!
いっぱいれんしゅー、したのに……。
ねぇねぇ、ばーにぃ。 おしえてよ、おしえてったらぁ。
[袖を掴んで、引っ張って、甘えて。]
(522) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[身体落ち着ける場所は未だ見つけていない。 道中の荷物も未だ己の足元に置いたままある。 小さく息を吐くはぬくもりに気が緩み旅の疲れを思い出すから。]
――……。
[バリトンが音を結ぶことはなく 髪を後ろに撫でつけてまた唇を結ぶ。
保護者のように歌うことは殆どない。 ドナルドが気を紛らわせる為にとるのは楽器をうたわせること。 フランシスが調律を終えたばかりのピアノに触れるのが一等楽しいと そんな風にも思っていたけれどピアノは持ち歩けるものでもないから 似合わず器用に鍵盤の上で指遊ばせるを見せるも僅か。]
(523) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[旅に出る日も、見送ったのを覚えている。ノックス・ファラデーの初作品は、バーナバスに贈られた。
髪と瞳の色に合わせた木製のスプーン。
衝動を織り込むこと知らぬ、ただ旅の安全を願った純粋な――想い。
風の便りで、彼が別の場所に身を寄せたを知ったのは、随分後の事。*]
(524) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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うひゃっぁ
[ふいの叫び>>519に、耳を押さえる。 まだ食材を手にしていなかったからだめにしたものはないけれど。
貯蔵庫の中で響いた鳥の声に耳をやられて涙目だった]
うう……耳痛い。 なんか、おこってる……?
[鳥がばさばさと羽ばたく様子に、扉のそとで足を止めた少年に問いかけた]
(525) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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―2F居間入り口付近>>517―
……あの?
[返事が、ない。困ったようにフランシスは眉を寄せたが、ゆっくり歩き出すトレイルの後ろをついていくことにした。]
(526) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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そっちのが、難しい 嫌われるのは、悲しいだろ
[人を嫌いになるのは難しい。 好きになるほうが、ずっと簡単で でも、好きになるのも難しい。
針を動かす手は止まらない。 考えにこもるほどに、手は自然に動いていく。 それでも、さらに紡がれた言葉に、針を通したまま、顔をあげた]
友達?
[そんなもの、知らない。 いたことがない、と思う。 彼は友達じゃないし、仲良く遊んだ相手は――?]
(527) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ほら。
[相手が受け取るか、受け取らないか。 そこまでは知ったことではない。 ぽんと投げた小さな包みは、手指に怪我を負いやすい職業であるが故に常備している傷薬。]
…大人が怪我してると餓鬼どもが不安がるからな。
[ちょいちょい、と指で傷のある辺りを行儀悪く示す。]
(528) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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―3Fへの階段―
[一段目に右足をかけ、二段目に左足を運ぶ最中 >>519階下からの不意打ち。
溢れた大音量。 咄嗟に両手で耳を塞ぐ。 同時に両目を塞いだのが、失敗だった。
左の足が、階段を踏み外して バランスを崩したトレイルは ぐらりと後ろへ傾く]
――――!
[悲鳴は出ないから ただ音もなく倒れてゆく]
(529) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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よくわからないけれど、いいよ
[知らないものだから首をふれないし なにより、少し嬉しかったから素直に頷いた。 そうだ、あとで報告しよう、と心に留めて 再び手を動かし始めた]
そんな見ていても、面白くないだろ
[それでもこれは苦手じゃないから、 見られていても気にしない**]
(530) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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― 3階・階段傍 ―
[暫し暗闇を見つめて目が慣れた頃、>>521視線の先で何かが動いた。聞き覚えのある声が響く。]
……僕の小屋じゃない。
[だから、許可は不要だ。 またも肝心な部分を言外に置いてきてしまった。 訂正の為に再び口を開こうとする前に気遣わしげな言葉が降ってくる。 ディーンは顔に沿う位置にある金髪をひと房抓んで、傷の箇所を隠そうと試みる。 しかし癖のない真っ直ぐな髪は、傷を全て隠すには至らない。]
大丈夫だ。……鳥が、遊んでいただけだから。
[普段は心配をする立場であるせいか、心配されるのはむず痒い心地がする。所在なさげに視線を床に落としたところで、背後から階段の軋む音が聞こえた。]
(531) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[こんなものは心配でもなんでもない。 浮かんだ傷と血の気配に、腹の底から湧き上がる忌まわしい気配を。 思い出したくないだけ。
まだそれを知らぬものを。 目覚めさせたくはないだけ。]
(532) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[ソファに座ったままの弟と、廊下に出た弟と。 所在を確かめてから顎に手を遣る。
さて。ペチカの傍から視線を巡らせ、 窓辺にひとり立つ少年に声をかけた。>>523]
やぁ、君。 フランシスとラルフの――連れ、でしょう?
(533) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[耳を抑えたいのは こっちだ と 桶を抱える腕と ルーツを乗せてる肩と 塞ぐ手段なく なすがまま 物理耳が痛い]
………ルーツって 名前あるから
[怒っている に頷く
が ルーツの猛り声 不幸な事故( >>529) 引き起こして]
(534) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[>>528飛んできた何かを、ディーンは反射的に受け止める。 バーナバスの指先が頬を指すのを見遣り、渡されたのが傷薬であると察した。]
――……ありがとう。
[世話を焼かれるのは、自分がまだ旅芸人と旅をしていた頃以来だろう。 感謝を口にすると共に、ぎこちない息を吐いた。 それが表すところが緊張であると気付けるのは、同行者のみ。 しかし彼は今、傍らにはいない。]
(535) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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個室あるなら良かった。
[三階にあるのなら、あとで上に上がったバーナバスに聞いてみよう。 知らない相手と一緒ではないなら、保護者と一緒の部屋でも問題ない。]
干し肉とか、良いな。 芋と一緒にスープにしよう。 煮るだけだし。
[料理の種類はあまり知らない為、そう提案する。]
俺、酒飲んだことない。 飲んだら打ち解けることできるかな。
[あまり話せていない相手にも、酒の勢いで話せたら少し良いかもしれない。]
……鳥の人?
[知らない誰かに、思わずラルフの後ろに隠れる。]
(536) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[しずかにつむがれる言葉>>534に、なるほどと頷く。
上で起こっている事故は気づかないまま]
えーっと、それは、わるかった……? ルーツ、ね。了解。
俺はラルフ。君は?
[にじんだ涙を瞬きでちらして、ちょっと音がおかしく聞こえる耳を片手あてたまま問いかける]
(537) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[掛けられた声>>533にはたと隻眼を瞬かせる。 声のする方へと視線向ければノックスのフロスティブルーが映り込む。]
――正解。 ドナルド・ノエルだ。
[君、と呼び掛ける彼に名乗り]
家具職人の、ノックス――…、さん、と付けた方がいい?
[年上であることはわかる。 だから敬称が必要かどうかを尋ねる。 フランシスに対しては身内である事への甘えからそれはせずにいたけれど]
(538) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ばーか。 動物の爪だったら余計治りが遅いぞ。
[案外刃物の傷の方が治りが早いものだ。>>531 どこが大丈夫なのだと呆れ混じりに笑った途端、けたたましい鳴き声が空気をつんざいて、思わず耳を塞いだ。 ちょうど小屋についたばかりの時にも同じような鳴き声を聞いた気がしたのだが。
けれど、階段で>>529なにが起きたかまでは見えない。]
(539) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[ラルフ と名乗る相手の その後ろに隠れる ……先に聞こえたから考え プリシラ 保護者の後ろに隠れるように 隠れる それを 気にかける風もなく]
そう…………
[ルーツは彼の肩で 満足げに 羽を収め 彼は ずり下がりそうな 雪入りの桶を 一度抱え直して]
………………
[え? なんで名乗らなきゃ?と 尋ねられるに 口を引き結ぶ]
(540) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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―3Fへの階段―
あっ、え、ちょっと……!!
[>>529 大きな、鳥の鳴き声は調律師の耳にも優しくない。 ぎくりと強張ったフランシスだが、悲鳴もなく身体を傾いだトレイルに反射的に手を伸ばして受け止め――しかし、踏ん張るほどの力もなくて、そのままどたん、と派手に尻と、背を打ちつけた。]
――ッぃ、ったぁ…
(541) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ん?
[さすがに階段下から響く音は無視出来ず。 取るものも取り敢えず、階下を覗き込む。]
おい、大丈夫か?
[倒れこむ様子に>>541そう尋ねて。 転がった二人の反応を窺った。**]
(542) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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悲しい、は……分かんない。
[困って眉を寄せて、銀の針が泳ぐ様を見つめる。 つられるようにナイフの動きを再開して、ツンツンの毬栗を作るのに戻った。 触ったらちょっと血が出そうな、木の針を、鋭く、鋭く。
>>530返ってきた言葉には、ぱっと顔を明るくしてね。 どーん、なんて言いながら、親愛のハグを仕掛けてみたりして。 ナイフを持ったまんまふざけちゃダメって、ノックスに怒られそう。
それから、再び草原を泳ぎ始めた銀の魚を、目をまるくして見つめていた]
おもしろいよ? 僕もやりたい。いいな、いいな。
[歌うみたいに弾みながら答えて。 視線が合えば、へらりと笑った**]
(543) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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―居間外― [衝撃を覚悟していたのに、思ったほどの痛みもなく そろりと両手を耳から離して半身起こしてみれば 何かを下敷きにしていたようだった]
……。
[ああ、あの壊れた楽器か。 痛そうだ。 彼をクッションにしたおかげで、トレイルは怪我もない。 酷い事を言った過去 ノックスの紹介で、トレイルの名は知られている筈。 忘れたわけでもなさそうだがと、
微妙な顔をしながら 上から退いた後、倒れたフランシスを覗き込む。 >>542階上から人の声が聞こえる]
(544) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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……爪。
[>>539嘴は果たして、爪と同じ分類に入るのだろうか。 浮かんだ疑問に眉間の皺を少し深くしたところで、>>519馴染みのある方の鳴き声が聞こえた。 それから、>>529>>541大きな物音が背後から響く。
投げ渡された包みを両手で抱えるように持ちながら、ディーンは後ろを振り返る。 暗闇に慣れつつあった目に、階下からの灯りが飛び込んできた。 数度瞬きをして光に目を慣らして――見えたのは、階段の下に倒れる二人の姿だった。]
大丈夫か?
[幾分か気遣わしげな声だが、音量は普段と変わらない。>>542自分の横にバーナバスの分のスペースを空けて、彼と同じく反応を伺う。]
(545) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[料理については似たようなものだから、プリシラ>>536にはそれがいいと頷いて。 見知らぬ相手を前にして背中に隠れる様子を気にかける余裕は、ルーツの鳴き声のせいでなかった]
ん? あれ?
[名乗ってもらえないことにふしぎそうに首をかしげる。 たいていどこに言っても、笑顔とともに名乗っていれば相手をしてもらえたから、それが通じなくて困ったように眉を下げた]
えーっと…… なんか、してる途中だったのかな。 邪魔してごめん。
[桶を抱えたまま、口を開かない相手にうろたえて。 邪魔をしたせいで不機嫌なのだろうかと、謝った**]
(546) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[階上からの声は二つ。 ああ、どうやら三階に向かうのは正解だったらしい。
どちらがそうとは知らぬまま、 トレイルは、フランシスを見て、階上を見て それから三階の二人を指さした。 これで案内になった筈だ]
(547) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[隻眼の――少年と青年の狭間か、ドナルドの名に頷き返し。]
そうだねぇ。ドナルド、僕はね。 敬称というのは相手に確かめてつけるものではないと、思うのだけど。
君の呼びやすいように、どうぞ。
まぁ、僕はドナルドと呼ぶけれどね。 ……ドナ? どなぅ?
(548) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[人一人 背中に隠したまま ラルフは不思議そうな様子 人間 のやりとりが 通じないことへの 戸惑いか
しかし 謝られるのも それはそれで 彼にとって そうされる謂れは ない]
…………ラルフ個人に どうと言うわけじゃない だから 謝られる 必要もない
ただ 人間 は好きじゃない [人間の中で 暮らしていたのだろう 獣への対応がわからないと言った風の ラルフに そう言って 嘆息一つ こぼした]
(549) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[ディーンは、折り重なる二人の取り合わせに疑問を抱く。 歌を否定した側と否定された側が、何の遺恨も無く共に行動出来るものだろうか。 >>547こちらを指差す動作こそがまさに二人が共にいる理由だと知る由も無く、茶色の髪をした彼がニコラとノックスの言っていた「トレイル」だということも、ディーンは知らない。]
……ベネット、大丈夫か。
[まずは、下敷きになっている幼馴染の無事の確認を優先する]
(550) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[何かが落ちたような音>>541 ドナルドの視線が音のした方を向くけれど それは一瞬、すぐに話す相手へと隻眼戻す。 ノックスの言い分>>548になるほどと頷いて]
――…敬称つけて呼ぶの苦手だから 付けずに済むように尋ねた。 ずるいことした、すまない。
[自らの過ち認め謝罪する。]
ドナルドでも、ドナでも呼びやすいように。 俺も、ノックス、と呼ばせてもらう。
[淡い色纏う彼に少しだけ眩しげに隻眼を細め]
(551) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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暇をしていないかい? ラルフも、……おや、フランシスも居ない。
そういえば、君にとって――フランシスはどんな人かい?
[不躾な質問だと思う。 足の位置を変え、苦く笑う。]
いやね、うちのトレイルと―――あまり、相性が良くなさそうだから、つい ね。
どうせ吹雪が止むまで。 障らぬ神になんとやら……というだろう?
(552) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[鳥の声に驚き、持った酒の瓶を落とさないように抱え直す。 ラルフ>>546の後ろで話を聞き、しかし完全に姿を隠すことも出来ない。 そっと覗き見れば、赤い羽根の鳥が見えた。]
(553) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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[問いかけ>>552にきょとと瞬き不思議そうな貌をした。 苦い笑み浮かべるノックスを見遣り]
暇とは思ってなかった。 旅の、休息の時間、だと……
[そんな風に思うから動かずに居たと理由紡ぎ]
フランシスは――…過保護、かな。 俺にとっては居心地の良い“保護者”で 自分の事になると少し疎くなる。 後回しにさせてンのは、俺らが居るからかもだけど。
[トレイル、と、その相性について聞くと]
フランシスもだけど、 ノックスも相当な過保護だな。
(554) 2014/11/14(Fri) 01時半頃
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―居間外>>544― [いたた、とフランシスは腰を擦りながら、肘をついて身体を起こす。トレイルは微妙な顔をしてフランシスを見下ろしていた。 (あのことは、酷い傷跡だ。今だって。 けれど、――自分は、大人なのだから) そう、淀むような痛みを飲み込んで――>>547指差された方を、見上げた。]
ああ、うん、――ありがとう。
[あんな状態でも悲鳴も出ないということは、もしかして、声が出ないのではないか。という考えがフランシスに過ぎったが、いまは3階の2人に小さく手を振って無事を示す。]
……大丈夫。お騒がせ、しました
[>>550 >>542 幼馴染の顔と、細工師の男に、困ったような小さな笑みを向けた]
(555) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[聴こえたのは鳥の声。 聴こえぬ悲鳴。一瞬身を強張らせたが、愛しい子に危険はないと思うのは野生の勘か。]
……あぁ、ドナ。君はいい子だね。実に誠実だ。
[視線をすぐに戻したことも、 何が悪かったのか内容を伴った謝罪も、 動かない理由があることも、指摘して。]
あ。歳は――いくつ? ごめんね、すっかり子供扱いしてしまったよ。
いい子、だなんて。‘保護者’が居るなら……良いのかも、だけれど。
そう、過保護な―――…。 後回しにさせていると、ドナがわかっているなら、フランシスも安心なのだろうね。
[言い回しの小さな、違い。 まさか、と思った間に、何か言われた。]
(556) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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――…えぇ? 僕が、過保護ぉ?
[心外だ、とばかりに語尾が伸びる。]
そんなことないさ。 ごくごく普通の心配を しているだけだよ?
自分でどうにかしろ、だなんて、背中を蹴飛ばすようなこと、出来ないだけさ。
(557) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[さわらぬ神に――何とやら。 >>552ノックスのあずかり知らぬところで 見事に彼の心配を的中させている事をトレイルは知らない。
大丈夫か、と フランシスの名を呼んだ相手は、彼の知り合いだろう ならば、細工師はもう一人の方だ。 理解して、フランシスへ視線を戻す]
……
[お礼は、こっちが言うものだと思うけど。 そう思いながら けれど、礼を告げる声は無いから ニコラたちへ向けるのと同じように 鳥を連れた少年へ向けたのと同じように ふわりと笑みを浮かべて、お礼の形に唇を開く。
透明な声は、鳥を連れた少年には届かなかった さて、彼には届くのかどうか]
(558) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[ラルフの背後 プリシラには ルーツの猛り越え 痛みを 訴えるほどではないのか そっと覗き込んでくる様子 ルーツは似た色の紅 もぞと動くのに気がつくと
こてん ルーツが 不思議そうに首傾げた*]
(559) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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ベネットは、ディーンには改めて、うん、と頷いた。子供の頃を思わせる仕草だ。>>550
2014/11/14(Fri) 02時頃
トレイルは、ベネットではこの声が聞こえないだろうと普段通りの礼をしたことをすぐに後悔した。
2014/11/14(Fri) 02時頃
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[>>555ベネットの返事を聞き、ディーンは表情を変えないまま安堵の息を漏らす。 無事なのは確認できた。 しかし、もう一つ確認するべきことがある。 ディーンは一度、横にいるバーナバスの横顔を見てから、トレイルとベネット双方の顔を交互に見た。]
……どうして、彼は僕たちを指差した?
[ディーンには、その動作の意味が分からない。**]
(560) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[ノックスの指摘>>556にゆると首を横に振る。]
いいこはずるい事しないよ。 けど、……ありがと。
[誠実、は褒め言葉であろうと思うから 全てを否定はせずに一部を受け取る。]
ラルフの一個上。もう二十。 子ども扱いも仕方ない。 まだ未熟だから――…
[大人であれば心配されることもなくなるだろうか。 それが良いか悪いかドナルド当人にもまだ答えはなく。]
――…ノックスも、安心?
[フランシスも、というから、ノックスに掛かるのかと思い 確かめるような響きをのせる。]
(561) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[過保護とノックスは思っていないのだろうとその反応で感じる。]
それが普通なら、相当な過保護かもな。
――…、ノックスは フランシスをトレイルに近づけたくなくて 俺にそれを言いにきただけ?
[ゆる、と首を傾げる。]
それなら俺は役にたてないな。 俺は、フランシスを縛ることなんて出来ないから。
(562) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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―居間外 3Fへの階段>>558―
――ぁあ、えっと。
[トレイルの端正な顔はふわりと笑みのかたちとなり。唇がことばを形作る。 それはあの、ひどく高慢だが歌っているときは見目も含め天使のようだだと評判だった“トレイル”に相違なく、それゆえに今の状態と、表情はフランシスに違和感を抱かせていた。]
どう、いたしまして
[ややぎこちなく、フランシスはその空気の動きを読み取り返事をする。 (――「透明な声」) ニコルが謂ったその意味が、腑に、落ちた。]
(563) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[人間が好きではないという少年>>549を見て、首を傾げる。 自分も知らない人と話すことは苦手ではあるが、人間というくくりで考えたことはなかった。]
あの、さ。
……俺ら、これから飯作るけどさ、腹減ってたら来ても良いし。
[ラルフの後ろから声を掛け、また隠れる。 首を傾げた鳥>>559は、何を食べるのかとも思う。]
(564) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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[彼の、声は――理由は分からないが、今、失われている。]
(――ばちが、あたったのかも)
[そんな暗い考えが頭を過ぎって フランシスは自己嫌悪に頭を横に振り、努めて3階の方に意識を向けた。 今までにも増して、直視できなくなったような心地がした。 古い胸の内の傷が痛む。それは消えることはない。
腰を抑えつつ階段を昇り、交互に顔を見てくる幼馴染に、驚かせてごめんよ、と置いてから>>560]
細工師の人を、探してたんだ。 そう、――あなた、ええと……バーナバス。
[声をかけたとき名乗られた名前を呼ぶ。]
今、細工を見せてもらっても大丈夫かな? アミュレットがいいんだけど――扱ってるかな。 それから、耳飾り、とか。
(565) 2014/11/14(Fri) 02時頃
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ベネットは、ドナルドに似合うもの、ラルフに似合うもの、あればいいなと*思いながら。*
2014/11/14(Fri) 02時頃
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[後悔を胸に、表情を曇らせるより前に ぎこちない音が返ってくる。 トレイルは少し目を見開いて、フランシスを凝視した]
……
[なんだ、通じたのか。 ならこれで助けてもらった件は忘れてもいいはずだ。 そっと立ち上がるトレイルは、階上から聞こえた>>560声にちらとフランシスを見遣った。
何故って カレが細工師を探していたからだ。 頭を撫ぜた方の男がそうなんだろう?
そう思いながら、言葉を発した方を見る。 >>565説明もあった。納得がいったろう]
(566) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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そぅ、じゃあいい子でずるい子、ね。ドナは。
[実は、ラルフ自身に幾つになったのか聴こうと思っていたから、それまで同時に知ることが出来て、へぇ、と音を漏らした。]
……19と、20 か。 いや何、大人だと呼ばれるようになっても、自分の未熟さというのはあるものだから。
ゆっくり大人になると良いよ。 急ぐ理由が、ないのなら。
[子供扱いついでに、距離のあるまま、彼の髪を撫でる仕種を見せた。]
(567) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 02時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 02時半頃
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そりゃあ僕も安心するけれど、……そうだな、居心地が良いと言っていたからね。君達3人が、安心――かな。
[首を傾げての確めに、ノックスは首を振った。]
いーや。それは2番目。 君に声をかけた1番の理由は、いたって単純だよ。
……何だと、思う?
(568) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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[階上へ向かうフランシスを、追いはしない。 まだ見ぬ三階がどうなっているのか気にはなるものの 彼を追いかける理由はないし
細工師――バーナバス、という男 それから、くろい目の男 どちらもフランシスに関わる人間なら 自分は居場所がない。
瞳を伏せ、物憂げな顔で俯き、ゆっくりと 居間へ戻る。
居場所を求めて部屋の中を見渡し、>>567一つ仕草を見て
きゅ、と 首からぶら下げた指輪を握る。 もう居ない両親とのつながり]
(569) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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それって両立するんだ。
[いい子でずるい子と称すノックスにクツと喉を鳴らす。]
急ぐ理由はないけど……
[保護者の負担になり続けるのも本意でなく 迷うような淡い音色を漏らして]
面白いひとだね、ノックスは。
[掴みどころがないような不思議な感覚を面白いと感じ 思うままを口にして、撫でる仕草を受けるように 僅か俯き、撫でられる時にみせる動き。]
(570) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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ラルフやフランシスも安心なら良いと思う。 ――…ノックスは、
[安心ではないのだろうか。 思いは喉まで出掛るけれど踏み込みとどまる。]
二番目、なんだ。
[一番の理由と思っていたから すぐに別の理由は思いつかず首を捻り]
暇そうだから遊んでくれた?
[ノックスの言葉を思い出しながら答えを探す。]
(571) 2014/11/14(Fri) 02時半頃
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[ラルフの後ろで話を聞いていても、その少年の名前は分からず、しかし鳥の名前は分かった。]
ルーツ。
[そう、鳥の名前を呟いてみる。 その声に反応してか、鳥は先程>>519を同じような鳴き声を上げた。 その声の大きさに驚き、酒を持っている為耳を塞ぐことは出来ない。]
あ、あのさ。 俺先に戻ってる。
[ルーツが騒ぐ原因になってしまったにも関わらず、その場から逃げようと二人にそう声をかけて階段へと走った。]
(572) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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[ノックスは、ニコラは 軽率に他人に触れるから
――――時折、胸のあたりがもやもやする。
どちらも思い思いに会話を楽しんでいる様子を見て ふいと顔を背け 入ってきたばかりの部屋を出て行った]
(573) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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トレイルは、本日何度目になるかわからない不意打ち>>572に両手で耳をふさいで蹲る
2014/11/14(Fri) 03時頃
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―居間外― [ああ、もう はやくここから、出られればいいのに。
両手で耳を押さえて蹲ったのは居間の入口。 塞ぐような恰好になっているなど、気にする余裕はなかった]
(574) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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[空になったカップを何処かにやろうと視線が揺れる。 ふと、入口に蹲る姿>>574が見えた。 ノックスへと視線戻してからトレイルの居る扉の方を目で示す。]
ノックス、――…あそこ。 トレイル、だよね。
[耳塞ぎ蹲る理由は音だろうと思うけれど 何が一番かを考えて保護者たるノックスを促すように バリトンはささやかに綴られる。]
(575) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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[階段を一気に駆け上る。 一度階段下を見てから息を整えて居間へと向かうと、丁度入り口前を塞ぐように蹲る少年>>574が居た。 先程お茶を配っている時に此方を見ていた少年だと気付き、恐る恐る近づく。
なんて声を掛けるべきか、少し迷うが。]
どうか、したのか?
[そっと伺うように問いかける。]
(576) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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[耳が良いなら己の声も良しとしないかもしれない。 そんな事を考えるからトレイルに声掛けるを躊躇い]
――――……。
[そうしているうちに彼に近づく人影>>576が見え 結局ドナルドは窓辺に佇むまま小さく息を吐く。**]
(577) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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―居間入口― [降ってくる音がくぐもって聞こえるのは 耳を塞いでいる所為だ。 ゆっくりと、手を離す]
……
[しゃがんだまま首を振った。
どうかしたか、だって? どうもしない どうにもならない どうしようもない
自虐混じりの笑みを浮かべて見上げ 茶を淹れてきた少年じゃないかと、気付いた]
(578) 2014/11/14(Fri) 03時頃
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トレイルは、プリシラの姿を見て、何を持っているのかと瞬いた。
2014/11/14(Fri) 03時半頃
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[耳を塞いでいた手を下ろす様子>>578に息を吐く。 こちらの話を聞こうとしてくれているということだ。 ただ、返事はなく首を振るだけ。]
えっと、さ。 なんか気持ち悪いとかだったら、此処じゃなくて居間の方で休むか?
[兎も角、ここは出入り口で邪魔になってしまうし、暖房の効いた居間の中よりは寒い。 少年が言葉を失っているとは知らずに、声を掛ける。]
あのさ。さっき、こっち見てたのって、お茶欲しかったとかだったりする? あ、酒の方が良い?
[目を合わせることは、やはり出来ずに早口でそう告げた。]
(579) 2014/11/14(Fri) 03時半頃
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[アップテンポで綴られる音は、焦りかそれとも緊張か 戸惑い、それから――なんにせよ、この少年はトレイルに進んで接しているわけではなさそうだ。 そう、思う。 居間で休むかと言われて、立ち上がる。 戻るのは、あまり気が進まないが 此処に居ても邪魔だろうと、漸く気づいた]
――――
[さっき。 そう、お茶が欲しかった。 故に頷いたが、それは酒の方が良いかという問いの後。 どちら側の意で取られたかは、わからない]
(580) 2014/11/14(Fri) 03時半頃
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[話しかけても返事はなく、首を振られるだけ>>580。 しかし、立ち上がってくれたし、返事をしてくれるのは話を聞いてくれているということだ。]
あ、えっと。大丈夫、だし。 俺も、ホントは知らない人と話すの、あんま得意じゃないから、さ。
[そう解釈して、頷いて見せた。
それでも今は頑張って話せている。 居間を見渡しても、普段の自分の姿を知る保護者の姿はなく、残念そうに眉が下がった。 しかし、頑張って人と接している様子を保護者に褒めてもらいたいわけではないと、すぐに頭を振って少年へと話しかけた。]
お前、酒飲むの? じゃあ、さ、コップとか取ってくる。 えっと……俺、プリシラっていうんだ。
[こういう時はどうするのだったかと少し考え、自己紹介するべきだと、先程ラルフと話したことを思い出して名乗る。]
(581) 2014/11/14(Fri) 04時頃
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プリシラは、トレイルからの名乗りを待つ。
2014/11/14(Fri) 04時頃
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[知らない人と話すのが得意じゃないから、このリズムが続くのか。 早口の理由がわかって、口元を綻ばせる。
連れだって居間へ戻って、部屋を見渡した彼の 落胆した様子に気を取られていたから
お酒を飲むのか、とか コップを取ってくる、とか その辺の言葉をドレミの羅列としてしか聞かず
プリシラ 女性名を告げられて、ぽかんとした顔で彼を見た。 上から、下まで そうして首を傾ぐ。
――ぱっと見少女には見えなかったが、少女なのか]
(582) 2014/11/14(Fri) 04時頃
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[トレイルは、名乗り返す声を持たない。 故に 少し困った顔で微笑んで、 酒瓶を持つ手へ、手のひらを上に向けて差し出す。
その酒瓶を渡してくれ、という仕草。 貰う事に成功すれば、空いた手のひらに字が書ける]
(583) 2014/11/14(Fri) 04時頃
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[綻んだ口元>>582に何かおかしなことを言ってしまったかと目が泳いだが、逃げずにちゃんと二人で居間に戻った。
名乗ってから、ぽかんとした顔に首を傾げる。 まじまじと改めて見られ、なんとなく気まずい。 落ち着かず、普段なら保護者が傍にいればすぐにその後ろに隠れるが、幸か不幸かバーナバスはそこには居ない。]
…………何。なんだよ。
[昔は名前もあってか女の子と間違えられていたが、今はそう間違われることもない。 問う声も、声変わりも終わった低い声だ。]
(584) 2014/11/14(Fri) 04時半頃
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[名乗りを待っていると、差し出された手>>583。 酒が欲しいのかと思い、戸惑う。 コップはいらないということなのだろうか。 直接飲みたいという意味なのかと思えば、渡すのが躊躇われた。]
……あのさ。 全部は、飲まないでな?
[おずおずと酒瓶を手渡し、そうお願いする。 用があったのはその手の方だとは全く思いもしていない。**]
(585) 2014/11/14(Fri) 04時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 04時半頃
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―居間― [どう見ても、どう聞いても、少年だ。 しかし女性名だ。 不思議そうにもう一度首をかくんと傾ぎ ああ、酒瓶を渡す相手にまた笑みが漏れる。
お酒はいらないな 飲めないし。
そう思いつつ、瓶を左の手で受け取って 右の手が、そっとプリシラの手を取った。
あまり人に触れる事など、普段はしないのだけれども 狂った感覚 何故か、今は知らないままに プリシラの手を上向きに開くよう促す手つき。 それから 人差し指が、ゆっくりと彼の手のひらをなぞり始める]
(586) 2014/11/14(Fri) 04時半頃
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[一文字ずつだったから 続けて読めたかどうかは、定かでないが。
”ボクの名前は、トレイル・バートン。 よろしくね、プリシラ?”
そう書き終えるまで、視線は彼の掌に落としていたから、プリシラの反応がどうだったか、知らず。 書き終えて、また酒瓶を相手に渡す。 それは、彼のモノだったから。
ひらりと右手を振って、離れるジェスチャーを見せ ゆっくりとノックスの傍へ向かう。 音の多さに、流石に酔いそうだった**]
(587) 2014/11/14(Fri) 04時半頃
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[プリシラと呼ばれた姿 話すとき 首を覗かせ 話終わると また ひょこりと頭が引っ込む
肩で ルーツが 真似るように ひょこり ひょこりと首を動かす ……遮蔽物がないから ただの奇妙な踊り]
…………そう 上に……ホレーショーって言う 連れがいるから 彼に振舞って
(588) 2014/11/14(Fri) 08時半頃
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[自分は いい と 緩く首を振る 食事を 貰う謂れがない
その言葉と プリシラがルーツの名を呼ぶ ほぼ同時だった
ルーツは猛った それはプリシラのせいではなかった 食事 と言う単語に含まれる期待 けれど ありつけなさそうな 彼の様子 それに抗議しての 猛りだったのだが]
…………
[戻るのは 人間の場所 なら プリシラの言葉は ラルフに向けられたもの ので 走り去るを一瞥するだけで そうして 君はいかないの?と言うように 彼は 猛るルーツに突つかれながら 緩くラルフに首を傾げた*]
(589) 2014/11/14(Fri) 08時半頃
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― →2階 ―
[>>565階段を昇れるのならば、彼の言う通り大したことは無いのだろう。 目に見えない傷はディーンには察せられず、細工師という言葉に傍らにいたバーナバスを見た。 ベネットが彼を探していたのは、細工を見せてもらう為。ここから商談になるならば、自分がいても邪魔になる。]
――……気をつけろ。
[昔から何処か抜けたところのあるベネットだ。 頬に傷を作っている身で言えた義理ではないが、ディーンはそう一言言い置いて階段を下ることにする。 もう一人の彼は、既に居間に戻った後だった。]
(590) 2014/11/14(Fri) 09時頃
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― 2階・居間 ―
[広い居間に、話をするグループが幾つか散見される。 シメオンは一人になっていないだろうか。 ふと過ぎる不安に、ディーンは彼を探して居間を横切る。 自分が不得手なものを、教えることは出来ない。 その所為か、彼が自分以外の誰かと親しげに話すのを見たことはなかった。――これまでは。]
シメオン……ニコラ。 [誰かとソファーに並んで座る姿を見て安心したのは一瞬のこと。 ディーンの声にはすぐさま、微かな緊張が混じった。 柔らかな朝の日差しと、強く目を刺す昼の太陽。 同じ金の分類でありながら全く質の異なる二色を交互に見て、ディーンは小さく息を吐く。 ソファーに近づき、二人の手元にあるものに視線を落とした。**]
(591) 2014/11/14(Fri) 09時頃
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ディーンは、両手に傷薬を握ったまま。
2014/11/14(Fri) 09時頃
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― 一階/貯蔵庫 ―
[開いた扉の向こう側にいる相手>>549。 その淡々とした声音では相手の気持ちは汲み取れなくて。
困ったように首をかしげた]
ええっと。 ――そか、うん。
[人は好きじゃないという言葉に、それなら仕方ないかと肩をすくめ。 後ろにいるプリシラ>>553の動きはルーツ>>559のしぐさで、何かしてるのだろうかと思う。 食事に誘う、というには弱いプリシラの言葉>>564に同意をこめて頷いた]
上でつくるけど、もしあれなら持ってくるし。
(592) 2014/11/14(Fri) 10時頃
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[人間――というのを単純に人型をしているもの、と捉えて言葉を重ねる。 呼ばれた鳥の叫びに、またも耳を押さえて。 先に戻る、と逃げ出したプリシラ>>572を追いかけることはできず、見送ってため息をついた]
んー、まあ、いらないなら、いいけど。
[食事を断る様子>>589に、ふしぎな人だなというような視線をむけて]
俺も上に戻るよ。
[何をいえばいいのかわからなくて、ため息をひとつ。 それから断りを入れて、芋や干し肉を手に、貯蔵庫から出て行った*]
(593) 2014/11/14(Fri) 10時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 10時頃
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―3Fに続く階段で>>590―
[フランシスは足首を確かめるが、酷くねじったということはないようだったが、 打ち身にはなるかもしれない。難しげな顔をした―実際は表現が不器用なだけだとフランシスは思っているのだが―ディーンに、うん、と苦笑した。どこか抜けたところをがあるのを、幼馴染たる彼にはよく知られている。]
気をつけるよ。 ……あれ、ディーン、頬、どうしたのさ……
[やや薄暗かったため、フランシスはディーンの傷に気づくのが遅れた。緑の眼を丸くし、つい頬を指さそうとした。 去りゆく折の事だ。丁度触れるか触れぬかですれ違いになった。]
(594) 2014/11/14(Fri) 10時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 10時半頃
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― 二階 ―
[階段を上る前に、フィリップへと視線を向けたけれど。 やはり、言うことは思い浮かばなくて寝藁がおいてあるほうへと向かう様子をただ見るだけだった。
二階にたどり着いたときにはフランシスは三階へと上がっていたから、彼の事故についてはまだ知らぬまま。 手にした食材を抱えて居間へと戻る]
えっと。
[ノックスやプリシラはどこかときょろりと居間の中を見渡す。 プリシラとノックスの傍にトレイル>>587がいるのが見える。
先に食材を台所へとおくかと、ペチカのほうへと近づいた。
居間から見れば、ペチカの裏側。 そちらには炊事場もあり、そこに芋をおいた**]
(595) 2014/11/14(Fri) 13時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 13時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 13時半頃
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―ボルドー/居間―
そぅ、面白いことに両立してしまう。 ずるいが過ぎると、悪い子だけど。
[喉鳴らす様に笑って返し、じっと見詰める。消えた言葉に耳をすませても、聞こえない。ただ、籠る迷いだけが香るように。>>570]
どう思っているのか、心のうちをフランシスに都度打ち明けると良いよ。 ‘過保護’を厭わないのなら。
[いいこいいこと、直接撫でているような錯覚。]
面白い? それは嬉しいな。 麓の街で、つまらない男だと袖にされたばかりだからね。
[やましい気持ちなど微塵もないが、トレイルの視線と曇ったような表情に手を下ろす。>>569]
(596) 2014/11/14(Fri) 13時半頃
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ー 一階貯蔵庫 ー [人らしく 表情変わるを見る 孔雀石に感情の起伏は見られない
上から持ってくる その言葉に 緩く首を傾げて]
…………何故? 俺は 君に 施される 理由はないよ
[違う?と 呟き]
俺に 尋ねる必要はない
(597) 2014/11/14(Fri) 13時半頃
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[逃げるプリシラ 追うように離れるラルフ その前の言葉にも ゆっくりと首を振る ラルフが階段に向かう 彼は目的地 ……雪の間の 拠点と決めた箇所
そこに 戻り 桶をおいて ちらり 視線は感じたけれど 危険性があるわけでもなければ 気にしない]
[ルーツは拗ね 藁の中 潜る]
[彼は藁を一部開け 一部 乾燥した藁をおく 桶から毛皮に包んだ 兎肉 氷の上で広げ 慣れた手付きで 火を起こし ナイフで肉を削ぐ ……食事の準備*]
(598) 2014/11/14(Fri) 13時半頃
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……フランシスを縛ることは出来なくても、手を引くことは出来るんじゃないかな。 ただ庇護を受けているだけでないのなら。 そうなれば、僕も、安心が増すかも。 [他のグループと接する機会は初めてだから、踏み込んだり、離したり、距離感を掴むのが難しい。>>571]
半分正解。僕が暇してたんだ。 君と話したかった――というのも、ある。 あれ、そうなると、僕が遊んで貰ったということになるね。困ったな。
[にこと微笑む様は、弟たちに接するものでも、客に接するものでもなく。その間のような。]
(599) 2014/11/14(Fri) 13時半頃
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ん……。そう、だね。トレイルだ。 あぁ――プリシラと、何か話し出した。
[耳馴れていないせいか、ドナルドのバリトンは心地好い。 オルゴールに閉じ込めてしまいたいのは、愛しい弟たちの、昔と今の歌声だけれど。>>575>>577
入口の方へと向かおうとした足を止める。視線は二人に向けたまま、ペチカに頬杖ついて言葉はドナルドに。]
ドナ。あの子、知ってる? プリシラって名前で、僕の兄の――連れ、なんだよ。 スープの具材をラルフと取りに行って、見つかったようだ。ドナも飲むかい?
(600) 2014/11/14(Fri) 14時頃
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あのね、本当に君がリリパット国民だって思ったわけじゃあないんだよ。 トレイルのほうがちいちゃいけど、トレイルはリリパット国民じゃないのを僕は知ってるもん。 ねえ、縫い物って楽しい?僕もやりたい。僕、なんでもできるんだよ。大人だから。 あっ、いま風の声がした!
[話したいことが多いから、ふたつかみっつ同時に話して。 不意に口を閉じて、彼の手先を見つめて、また話す。 たまにソファで弾んで、ふんふんと鼻歌なんて歌いながら。
トレイルの姿が見えると、ぱっと歌をたてるのをやめてね]
ディーン、
[それから指をさすのは、触られるのが怖い大人。 ぐるっと彼の左半分をわっかを書くみたいに指して]
怪我。大丈夫?
[まっすぐ頬を指差して、じいとその色を露天の宝石を見るように眺めた**]
(601) 2014/11/14(Fri) 14時頃
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はいはい、トレイルのお兄ちゃんですよー。
[両腕を広げ、トレイルを迎えて抱き締める。耳の近く、こめかみにキスをする。落ち着かせる為に。いつもの音を聴かせた。>>587 同行者にこんな事をするのはノックスだけだと早く知れば良い。] よしよし。スープが出来るまで辛抱出来るかい? それとも休む? 独りにはさせたくないから一緒に行くよ。
[炊事場に向かうラルフへと顔を上げ。>>595]
ラルフ、おかえり。大収穫じゃないか。良かったら二人には芋の皮剥きをして欲しいなぁ。
(602) 2014/11/14(Fri) 14時頃
|
ノックスは、トレイルの栗色髪をゆっくりと撫で。
2014/11/14(Fri) 14時頃
ラルフは、フィリップとのやり取りを思い返してため息をひとつ。
2014/11/14(Fri) 14時頃
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― 二階/居間:炊事場 ―
[施しのつもりではなかったけれど、そう言われてしまえば返す言葉がない。 同じ山小屋に避難してきた相手>>597への当たり前の振る舞いだというのも、きっと理解されない気がして言葉を飲み込んだ。
離れる前の返答>>598も拒否であったのなら、そういう人なのだろうと、納得した。 そんなことを考えていたから、居間に入ってフランシスがいないことに気づかず]
あ、ただいま。
[ノックス>>602に声をかけられてにこりと笑みを返す。 ドナルドとも視線があえば、食材みつけたとばかりに見せておいた]
皮むきなら慣れてる。
[頼まれごとににこにこと頷いた]
(603) 2014/11/14(Fri) 14時頃
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ラルフは、ノックスの頼みを早速実行に移す。
2014/11/14(Fri) 14時頃
ノックスは、ラルフに任せたよと笑み返す。
2014/11/14(Fri) 14時頃
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―ノックスの傍―
[>>601ニコラが自分の為に歌を止めた事を知らない。 昔むかし、彼の歌声に酷い癇癪を起して以来、周囲に歌声はとんと無くなっていたから。
少し青ざめた顔で向かった先で、ノックスが両手を広げて待っている。 トレイルは当然のようにその腕の中に納まって、目を閉じた。 耳元に聞こえる音だけに意識を向ける努力をする。
よすぎる聴力の代償 繰り返すうちに対処法を覚えたらしいノックスに任せる事が増えた。 そっと彼の手を取って、両耳を塞がせる。 胸に顔を埋め、心音を追う。
少しすれば、納まるから。 スープが出来るまでは、我慢。
やたら喉が渇く]
(604) 2014/11/14(Fri) 14時半頃
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[自分の行動が周囲にどう捉えられるか 幼少期、声を失った後 同じ年頃をニコラしか知らずに旅してきた身では すぐに思い至らない。
ノックスの手が耳から離れたとしても 暫くは自分の手で 周囲の音を遮断しながら、ノックスの傍に居続ける**]
(605) 2014/11/14(Fri) 15時頃
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― 二階/居間:炊事場 ―
[お酒を持ってきたプリシラも芋の皮むきを手伝うのなら、炊事場にあったナイフを渡して二人並んで皮をむく。
ペチカに背を向けているから、ノックスとトレイルのやりとりには気づくことなく]
スープはノックスさんがつくるらしいし。
[あとなんか、と思いつつ、芋でも焼くかなあと考える。 考えながらも手を動かして、ノックスがこちらに来るころには芋の皮むきは終わったころ**]
(606) 2014/11/14(Fri) 15時頃
|
ラルフは、ベネットの不在に気づくのは皮むきが終わってからだった**
2014/11/14(Fri) 15時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 15時頃
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[スープ作りの手伝い――…とは言ったものの。優先すべきは腕の中。 歌以外のものを未だ見出だせない哀れな天使。今の方が何倍も何十倍も愛おしい。折れたプライドの翼も、薔薇の棘に触れようとする愚かさも、囚われたままの鬱とした闇も。]
あぁ、ごめんよ。 皮剥き以外も頼もうかな、だなんて。 鍋は準備済みだから、適当に切って入れて貰えれば、さ。
[任せたよとラルフとプリシラに声をかけた。>>606
熱の通らない場所に背を預け、トレイルを伴い座り込む。>>604 聞き取りやすいように、ゆっくりと深呼吸してやり、彼の両耳を塞いだまま、髪に唇を埋めた。]
(607) 2014/11/14(Fri) 16時頃
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[暫く後。ペチカの傍、ホレーショーへと視線を向ける。>>499 フィリップの保護者だと確信していた。]
ねぇ、お兄さん。 良かったらその野うさぎの肉を、分けて貰えないかな。 スープに入れたらとても良い味になると思うのだけど、どうだろう?
それと……良いのかい? 彼を一人にさせて。
[正確には一人と一匹だけれど。**]
(608) 2014/11/14(Fri) 16時頃
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|
[また首を傾げられた>>586。
今まで自己紹介することがあっても、保護者であるバーナバスが自分の分も名前を言って、それに合わせて頭を下げるだけだった。 この名前が女性名なことを疑問に思った相手へ説明することがあったとしても、それはバーナバスがしてくれていた。 だから、それを疑問に思われる、ということを忘れていた。 彼が首を傾げる理由が思い当たらず、何かおかしなことをしてしまったかと思ってしまう。]
……え?へ?なに?
[酒瓶を渡し、それで終わりだと思っていたのにそのまま手を掴まれた。 酒が欲しかったのではないかと、慌てて少年の顔を見る。]
(609) 2014/11/14(Fri) 16時頃
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[意図も分からず、促されるまま手を上に向けた。 そこへ、彼の指が文字を綴る。 くすぐったいと思わず引っ込めそうになったが耐えた。]
……の、なま、え?は? あ。もしかして、お前……声が出ないとか?
[漸くそこで、彼が話すのが苦手で話さないのではなく、声が出なくて話せないと悟った。
彼の言葉を一文字ずつ読む。 最後の文字を書き終わり、指が離れていったのを見て顔を上げた。]
うん、よろしく……トレイル。
[ぎこちないながら笑みを向ければ、酒瓶を戻された。 飲みたかったのではないかと驚いたが、手に文字を書くのに邪魔だっただけだろう。 離れていくトレイルを見送り、酒瓶を抱え直した。]
(610) 2014/11/14(Fri) 16時頃
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[トレイルが向かった先で、ノックスが彼にするのを見て少し驚いた>>602。
自分たちのように師弟なのか、それとも兄弟なのか。 聞いたかもしれないが、緊張故に覚えていない。 知らない人と話すことがいつもより多く、その分緊張しているのだ。
どちらにせよ、自分はバーナバスにあんなことはされたことが無い為、兄弟なのだろうと思う。 別に自分も保護者にして欲しいわけではない。 して欲しいわけではないけれど、と頭を振ったが、視線はそちらに向いたままで暫く見ていた。
が。 下に置いてきてしまったラルフも戻ってきたようで>>595、慌てて傍に行ってごめんと小さく謝った。 並んで芋の皮を剥く>>606。]
……スープだけじゃ、腹減るよな。
[何が作れるかな、と考えながら芋の皮を剥き終えた。**]
(611) 2014/11/14(Fri) 16時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 16時半頃
ベネットは、ディーンの傷は大丈夫だろうかと気がかりだった**
2014/11/14(Fri) 17時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 17時半頃
|
[>>607ふと。 ノックスがトレイルを抱き締めてるのを見て、胸の辺りにじょわじょわしたものを感じる。 だけどそれを二人が気が付かないように、ぎゅっと両手で顔を隠した。 隠れてるつもり]
……うにゃ。
[トレイルが、ノックスばっかり頼っても。 ノックスが、トレイルばっかり可愛がっても。 引っ掻かない、叩かない、噛みつかない、突き飛ばさない、邪魔しない。 トレイルのそばで歌をうたうのはしない。トレイルと離れていても小さくする。
だって、ニコラはトレイルのお兄ちゃんだから]
……。
[これ、なんて言うか知ってる。ユーエツカン。 だから、手の下で思いっきり、しかめっ面をした]
(612) 2014/11/14(Fri) 19時頃
|
|
[スローテンポ。平坦なリズムが、いきなりに弾んで。 下がって、跳ねて、途切れて、続き。 その歌を初めてトレイルが聞いたとき、酷く怒られて。 びっくりして固まっちゃった。それに、それから何度も歌おうとしては怒られた。
それまではね。小さいから、って言われて、最優先されてたのは僕だったの。 でも、トレイルは僕よりも優先されて、それって。つまりトレイルは僕よりも小さいってことだよね? 僕よりもなにもできないんだもの。仕方ないよね。
って考えたら、すごくトレイルが好きになった。ユーエツカン。アワレミ。
どーせ、僕はダメな子で。 どーせ、友達はすぐに大人になるから、すぐに遊べなくなる。 どーせ、恋の魔法も魔女に奪われて。どーせ、みんなダメな僕を置いてくの。
でも、そんな僕よりも、トレイルは、ダメな子。 僕は僕よりもダメなトレイルが好き。だから、ノックスを取られても怒らないの。
って、思うたびに。 そんなことを考える僕はもっとダメな子です、ごめんなさいってなって、うーってなる]
(613) 2014/11/14(Fri) 19時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 19時半頃
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― 居間:炊事場 ―
[プリシラ>>611の謝罪に、気にしなくていいと軽く笑って。 芋の皮をむきながら、だよねえ、としみじみ]
だねえ。 追加でなにか、とは思うけど。
[干し肉と、芋と。 あと手持ちの食材を考えてみる。
麓の街で次の街までのは仕入れてあるからそれを使えばなんとかなるだろうけど。 あいにく人数分には程遠いので口にはだしたくない]
まあとりあえずスープ作ってるうちに思いつくかも。
[そんな雑談交じりに皮むきを終えて]
(614) 2014/11/14(Fri) 20時頃
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はーい。
[ノックス>>607の頼みに軽く返す。 煮るだけならいつもやっていることだしと、ざかざか芋を切って、ペチカの火元にかかっている鍋にいれていく。 干し肉もそいで放り込んでおいた]
(615) 2014/11/14(Fri) 20時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 20時頃
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― 2階居間・ソファー近く ―
[シメオンとニコラの側に近づく最中に聞こえたのは、>>601矢継ぎ早に文章を繋げるニコラの声だった。 彼の指先が動くのを、ディーンは静かに眺める。 それが止まったのは、頬の辺りだ。]
――……ああ、大丈夫だ。
[そう、大丈夫だ。 先程のように動揺を見せたりなどしない。 平坦なディーンの声は、いつもの音量と高さで響く。]
(616) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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[隣に佇む男に言われて>>560、あらためてノックスの連れが自分たちの方へ指をさしていることに気づく。 その意味するところは分からないものの、腰を押さえながら階段を上ってくるベネットから声をかけられれば>>565妙な空気を振り払うように軽く応じて見せた。]
えー、と。あんたフランシスだっけ。フラン?ベネット?名前呼ばれ慣れてんのがあったら言ってくれ。
[未だに幼少期の呼び名を引きずる幼馴染の声が一瞬蘇った気がする。 大勢の前で愛称を叫ばれるのはいささか抵抗があるものの、親しみとともに呼ばれるその響きはやはり嫌いにはなれない。]
商品が見たいならちょうどよかった。点検が終わったばっかりだ。 アミュレットなら色々あるぞ。耳飾りもな。
[気に入りになるものがあればいいが、と荷物を置いたばかりの部屋へと案内する。]
(617) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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― 居間、ソファで>>543 ―
[共に行く彼が触れられるのを厭うならば やはり触れられるのに慣れていないのも道理で 親愛のハグなるものにも、身を固くしていたばかりだったが]
それが上手く出来たら、教えようか
[やってみたい、という言葉には生真面目にそう答えた。 それからは、少し腹の立つ内容とかも聞き流して――悲しいかな、リリパットが何かを知らなかったのだ。知っていたら針で突き刺す真似くらい返しただろうに――ひと段落した縫い物を膝にのせ、顔をあげれば]
(618) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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[呼びかけで、ようやく隣の少年の名前を知る。 ニコラ、と口の中で繰り返して、けれど視線は彼の頬の傷に。
大丈夫?と横から聞こえて前からも聞こえたからそのまま飲み込んだ。続く言葉が出ず、一度膝上に視線を戻した]
どう、したの
[その傷。あるいは、もしかしたら名を呼んだことに対してと捉えられるかも知れず。 若草の皺を伸ばしながら、同じくいつもの声で、問いかけた]
(619) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 21時半頃
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―細工物/過去― [何かあればすぐに駆け寄ってくるのは年下の幼馴染だった。]
ばか!手!怪我してんじゃねえか。
[師匠に内緒で練習していたら指先を切った。 半べそでそんな訴えを寄越す幼馴染の指先からは、みるみるうちに赤い雫が溢れだす。 泥だらけの手や服で拭うわけにいかず、咄嗟にぱくりと口に指を含んだ。 少ししょっぱいような変な味だと思いながら、相手の傷口を舐める。
まだ何も気づかない子どもの触れ合いはひたすらに無邪気で、動物のそれに近い。 大人たちが気がつけばぎょっとするような接触は当時は当たり前のことだった。]
(620) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[旅立つ日に渡されたのは飾り気のないスプーン>>524 暖かい温度を感じるそれは、けれど数年経てば壊れてしまった。]
(621) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[ぼんやりと、女の肌を伝った赤を思い出しながら男と拾ってくれた年長の同族の言葉を聞く。
どうしたい、と問われ。 真っ先に思い出したのは、ノックスが作ってくれた飾り気も何もない木製の匙。
この手が何か育めるのだろうかと。 思いながら。 小さな小さな、とっくに壊れてしまった、剣でも金でもないただ小さなスプーンが。 自分が生きる糧を得る時には、ずっと寄り添っていたのだと思い出して、呟いた。]
…作ってみたいな。何か。 自分の手で。
[バーニィ、と軽やかに男を呼ぶ相手は、もうとっくに忘れていたかもしれない。けれど旅立ちの時に与えられた想いは、ひっそりと繋がったまま。
細工師として旅を始めた。*]
(622) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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―3F階段付近― ――、……っ
[>>617フランシスは、僅かに眼を見開いた。 滅多に呼ばれることがなかった所為で油断していた。 “フラン” ――という呼び方が、ある記憶の扉を叩いたからだ。 呼ぶ声、届かない手、――慟哭。 何故記憶の扉の箍が緩くなっているのかなど、考えるまでもない。同族が、此処は余りに近い。]
ぁ、……うん、フランシス、って呼ばれることが多い、かな。でも、いいですよ、好きに呼んでくれて。
[ 名前長いし、と。 殊更冗談めかして付け加える。 ]
本当に?嬉しいな。
[ 案内されるまま、フランシスは部屋に入る。 楽しみなのは本当だ。同行者たちの、ドナルドとラルフの幸せを祈るための、揃いのものを探せることは、とても。 ]
アミュレットは、派手過ぎないのがいいんだけど……オススメは、あるかな。
(623) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[ノックスの応え>>596にドナルドは相槌を打ち]
じゃあずるくなりすぎないようにしなきゃな。 悪い子と俺が思われるだけなりゃいいけど ――…“保護者”の不名誉になるのは勘弁だ。
[結局、ドナルドの判断基準には保護者の存在が大きい。 音にしきれぬ思いの代わりそれが滲む言葉をのせる。]
必要だと思えることだけ言う。 過保護はイヤじゃないけど、さ 要らぬことを言って悩ませたくないし。
[それは保護者に対してのみ、とは限らず。 けれど今、ノックスに対して些か喋りすぎていると自覚して]
ノックスはつまらなくなんてないよ。
[撫でられるようなくすぐったさを覚えながら 麓で言われた事に対して意外そうに軽く目を瞠りわらう。]
(624) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[風除けにでもなりたいと思うように 手を引ければと思うこともある。 見透かされたような感覚にノックスに注ぐ隻眼が揺れた。]
――…ン。
[彼の言葉>>599を聞いていれば利害は一致するようにも思う。 双方にとって良きことならば、とも思うが 一音のせるだけで頷くまでには至らない。]
保護者の手を引くようになってしまったら この関係を壊す事になりそうだから。 望まれない限りは、できないと思う。
(625) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[謎かけの答え>>599がノックスから披露されれば 虚をつかれたように瞬きを繰り返した。 彼の気をひくようなものを己は持っていたかと考えるが 思いつくはずもなく「ふぅん」なんて曖昧な音を漏らす。]
俺も、アンタのこと気になってたから 話せてよかったと思う。
[話さぬままであれば一方的に敵視したかもしれない。 共にいる時間の長いフランシスとラルフの機微に影響を受けやすく。 ノックスの微笑みは思いのほか近く感じられた。]
困ってるようには見えないけど、 遊んで貰ったのは俺の方だよ。
[ぽつ、と抑えたバリトンで綴る。]
(626) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[示した存在に意識向けるノックスの様子を見れば 安堵するような息を吐く。 けれどプリシラに話が移るとドナルドもそちらに一度視線向けて]
茶を振る舞ってた子。 ――…へぇ、ノックスには兄弟が居るんだ。 プリシラ……、か。
[女性の名に思える綴りを口ずさみ、 問い掛けるノックスに顔を戻して頷いた。]
飲む。 実ははらぺこだったんだ。
[何か食べ物をと思っていたから ノックスの尋ねは有り難いものだった。]
(627) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[ノックスに歩み寄るトレイルに気付けば つ、と隻眼はラルフの方へと向く。]
おかえり。 すごい収穫だな。
[食材をみせるラルフ>>603に柔い笑みを浮かべ頷く。 彼が笑んでいるのをみれば安心したように 隻眼がゆるく弧を描き緩んだ。*]
(628) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[ディーンは>>619シメオンの手元に視線を落とす。 解れた裾を繕ったり、取れた釦を付けたりするのはいつもシメオンの役目だ。 年嵩の同行者の生業を継ぐ慣習はあれど、それが絶対ではないことをディーンは身を以て知っている。 彼が針仕事に没頭するさまを見ているのが好きだった。 そのまま、その道をいってくれればとディーンは考えていた。]
……引っ掛けた。 大したことはないし……傷薬も、もらった。
[本来は受動態であるものを、能動態に置き直す。 引っ掛けられたのではなく、引っ掛けた。 鳥を遊ばせていたのは自分なのだから、間違いではない。
包みを抱える両手を少し持ち上げ、そこに傷薬が入っていることを示す。だから大丈夫だ、と言外に添えられたものを、彼ならば察してくれるだろうと、言葉は足さずにおく。]
(629) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 21時半頃
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 21時半頃
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[ドナルド>>628の笑みににこにこと笑みを返して頷いていた。
共に旅する仲間でもあり、ひとつ年上の同行者にはいつも頼っている。 なにかやらかすのがラルフだから必然的に止める役割になっているだけかもしれないけれど。 そんなドナルドがやらかした証拠の眼帯は、少し複雑なものがある。
同じようなものを抱えていると知っている。 同じ結末を迎えないように、もともとあちらこちらと移り気だったのがよりひどくなったのはそれからだったかもしれない]
……とりあえずー、味が、どうかな……
[過去を思い返しながらぐるぐると鍋をかき混ぜ。 灰汁をとりのぞいて、塩やスパイスで整えたスープの味見をする。
炊事場にはいくつかの乾燥ハーブや香辛料が置かれていたから、それで整えてみたけれど、さて]
(630) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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―3F― [すぐに了承の答えを返さない相手の反応に>>623あまり呼ばれ慣れていないのだろうか、と考えるも。 何か彼の傷に触れたことには気がつかない。]
だってフランシスだと長いだろ? 俺が呼びやすいからフラン、な。
[まあ俺も人の事言えたもんじゃないけどな、などと笑いながら招き入れた部屋で、点検したばかりの商売品を柔らかな布の上に並べた。]
(631) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 22時頃
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[遠慮も容赦もない視線に、返ってくるのは、跳ねない飛ばない、平坦なリズム>>616 指差した先端は、傷口を空でなぞる真似]
そう?
[首を傾ぐ。
夜海色。象牙色。それから、朱。 触りたいな。その色。 触って、爪を立てて、抉って。 形をひとつひとつなぞって、味を確かめて、全部知ってみたい。
でも、触られるのは怖いっていってた。 から、ガマン]
……あ。 シメオン、シメオン、シメオン。 シメオンとディーンは、どっちかがお兄ちゃん?
[それから、なにやら通じあってるみたいな彼らを見比べて。ねえね、って訊ねてみた]
(632) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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ー 1階 中央奥 藁のあるところ ー [上で賑やかに食事が用意されること 彼も一人と一匹 火をおこし まだ 本格的に冷やし始めたばかり 新鮮な兎の肉 ナイフで削いで 幾らかの薄い肉片を作り出す 鞄から取り出した小袋 そこから白い 塩をパラとかけ ナイフの先に刺し 火で炙る 干し肉とは違う 肉のにおいが わらの焼けるにおいにまじる]
(633) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 22時頃
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派手すぎないアミュレットなら木製や皮紐に石を結んだのがおすすめだな。 使う石もそんなに高くない。 首や耳を飾るんならもう少し値は上がるが見栄えはするな。
[装飾品や護符を指さしながら、簡単に説明していく。]
あとは持つ人間に合わせて石の色味を合わせたり、護符の意味を変えたり、だな。 祈りの意味でモチーフも違ってくる。 調律師なら、芸事関係の護符がいいんじゃねえか?
[小さな紫水晶の揺れるシンプルな腕輪をフランシスの手に乗せてみる。]
(634) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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―3F /部屋― う、 ん。
[返事は僅かにゆっくりと聞こえただろうが不自然なほどではなかろう――むかし。昔のことだ、とフランシスは胸の内で呟く。]
音節数は、おれと同じ? なら、長い方だ。
[そう、笑みと共に付け加えて、 布の上に広げられた細工物にフランシスは視線を落とす。]
色々ある、すごいな。器用なんだなぁ…… 触ってみてもいいかな?
[許可を取りながら、同じ形の、揃いのものを探す。それから、耳飾も。好ましいとより分けるのは、石の細工が多い。]
(635) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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[>>632ニコラの指先が僅かに薙ぐ。ディーンは、小さな傷口がその指先で切り開かれるさまを想起した。 彼の指先をこの身から溢れた赤色が汚す。灰色の瞳が赤色を映す。温かな血液の温度が、彼の体温と混ざり合う。
――それが、もし、叶うなら。
目を閉じ、眉間の皺を一層深くして、ディーンは深く息を吐く。 ゆっくりと目を開いて、インクで汚れた自分の指先を見た。 まだ形がある。まだ自分は、人の形をしていると認識する。 守るべき存在があることが、ディーンの理性の殻を厚くする。]
――……。
[ニコラがシメオンに話しかける。 ディーンは再びシメオンを見た。 シメオンへの問いに、口出しはしない。]
(636) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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ふぅん…… 塗り薬?塗ってあげようか
[手のひらを差し出してみる。 どうせ、断られるんだろうけれど。 大丈夫、というのならば大丈夫なのだろう。 それを疑うわけじゃないけれど、道中での小傷などには頓着しない彼だから、忘れそうだ、というのもあり。 まあ、良い返事は期待していない]
なぁに、ニコラ ……ニコラ
[名を呼ぶのは、慣れないから。 あっているかな、ともう一度呼んで、そして問いに首を傾げた]
(637) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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おにい、ちゃん?
[不思議そうに、二人を見た。
―――家族、ってやつだと思う。その言い方は。 それは違うとすぐに答えは出た。 実際、彼との血縁関係が何にあたるのか知らないのだけれど――本当の家族が誰だったのか、把握していない。子供のころは、ずっと一人だった気がする。父も、母も、知らない――そんな親しみのこもった呼び方は、しちゃいけないと思った]
違うよ、ただのディーンと、シメオンだよ
[居間で甘えるような、そして甘やかすような仕草をしている彼らは、もしかしたら、そう、家族なのかもしれない。 けれどたぶん、違うから。 それだけ、答えて 手はいつの間にか、膝上に戻っていた]
(638) 2014/11/14(Fri) 22時半頃
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―3F/細工見物中― [ふむふむ、と口元に手を当て、バーナバスのアドバイスに耳を傾けるフランシスは真剣そのものだった。>>634 値がはるか、そうか、とよさそうな耳飾やブローチも確認する。]
ああ、そうか。石を変える、っていうのもあるか。 形が同じで石が違うっていうのも、いいな…… 、――?
[シンプルな、紫水晶が揺れるブレスレットがひやりとした感触を手に伝えてきた。不思議と、惹かれる造形。]
芸事か、――……。
[フランシスは、緩やかに眼を細める。うた、のことを思えば少し気が重いが、少し目を伏せただけで。]
“道中の無事と、 旅が済んだ後の、それぞれの幸運を願う>>443”
――そんなアミュレットを揃いで3つ欲しいんだけれど。 これは、これで。自分用、っていうのも、いいかも。
[しずかな笑みを浮かべ、ドナルドの言葉をなぞりながら、試しに腕に嵌めてみた。]
(639) 2014/11/14(Fri) 22時半頃
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[指先をくっと鍵針の形に曲げて、伸ばした。 触れない彼は、きっと甘い。
>>637それから、確かめる声にそちらを向いて。名前を一回呼ばれるたび、一回頷いた。 >>638シメオンが首を傾ぐのを真似するみたいに、首を傾ぐのは、彼の答えが、不思議な答えだったから]
ただのディーンと、シメオン。?
[名前がただ並ぶだけ。 友達じゃなくて兄弟じゃない、二人組。 それの言い方が思い付かなくて、オウムみたいに言葉を繰り返した。 ディーンに、そうなの?って顔を向けてさ。
それから、分かってないくせにわかったみたいに頷いて。 ソファに放置してたナイフを手に取り、また木片に当ててみる。 それから、シメオンを見てから、思い出して]
ディーンは、なにかご用事があった?
[座ってるから、見上げる。そういえば、彼はなぜ近付いてきたのだろう]
(640) 2014/11/14(Fri) 22時半頃
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[一欠片 炙る頃には 匂いにつられ もぞ と 藁の合間からルーツが顔を出す その嘴の先 ナイフに刺して肉をぶら下げれば ルーツは 先まで 拗ねていたのもどこ吹く風 ぶら下がる肉に食いついて
このまま ナイフを持ち上げたら ルーツが釣れそう などと 他愛なく思い 孔雀色がかすか細くなる]
(641) 2014/11/14(Fri) 22時半頃
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― 居間:炊事場 ―
[ぐつぐつ煮込まれているスープを見る。 味に自信がないから、ドナルドやプリシラやノックスなど、目に付いた人に味見を頼んでみたり。
もうちょっと芋がやわらかくなったらころあいだろう、きっと]
……
[ぐう、とお腹がなった。 スープだけじゃたりないだろうけれど、それ以外は手持ちのもので何とかしてもらおう。 いや、もしかしたらなにかぱぱっと作ってくれる人が現れるかもしれないけれど。
そんな感じでぐるぐると鍋をかき回している]
(642) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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……いや、いい。
[>>637拒否は恐らく、シメオンも予想していただろう。しかしディーンの声には、些かの逡巡が混じっていた。 傷薬の包みを持つ手に、一瞬だけ力が籠る。
>>638ただのディーンと、シメオン。 それは互いの関係を正しく言い表す言葉だ。血縁という括りはあれども、家族というのとは近いようでいて異なる。 >>640ディーンは、ニコラの視線に軽く頷く。 血縁と、家族と、他人。 その差を埋めることが出来ないのは、ディーンもまたその差を痛感する少年期を送ったからに他ならない。 ディーンは、正しい家族の作り方を知らない。 大事にされることと大事にすることは知っているけれど。]
――……シメオンが心配になった。 そうしたら、君がシメオンと一緒にいた、から……
[>>640 灰色の双眸を見下ろしながら、問い掛けに答える。 言葉尻が消えたのは、それが問いの答えとして適当であるか分からなくなったからだ。]
(643) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/14(Fri) 23時頃
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―2F居間―
[ペチカらしき暖炉の傍で何とはなしに暫くくつろいでいた。別にこうして過ごすのが珍しいわけではない。フィリップとは連れ立って旅をしているし、保護者として振る舞ってはいるが、先ほどのように不意にいなくなってまた戻ってくる事もあったし、ずっと目を離さずにいるというわけでもなかった。 不意にかけられた声に>>608雪の降り続く窓から目を離し、ビスケット色の髪をした男の方へ視線を向ける]
おう、これか。まあ俺の獲ってきたもんじゃねぇけど、良かったら作ってくれや。シチューかスープかにはするつもりだったしな。 あん?……なんだ、フィリップの事か?別に、常日頃からべったり付きっきりなわけでもねぇんだが……あいつも人付き合いする方でもねぇしな。
……なんだ。あいつ、何か手間かけさせるような事でもあったか?
[その言葉にふと気にかかるところがあったか、真顔になって体を起こす]
(644) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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[窓辺から炊事場の方に足が向く。 においに釣られたのもあるが ラルフが其処にいるからというのも理由として大きい。 味見を、とラルフが言えば>>642 匙差し出されるのを待ち、一口。]
俺はこれくらい優しい味が好きかな。 物足りないなら塩と胡椒あたり テーブルに添えておくのもアリなんじゃね?
[己の好みが他者と合うとは限らぬから そんな言葉を零して小さく笑い]
歩き詰めだったから腹減ったよな。 俺もぺこぺこ。
[腹の虫が鳴くを聞いて腹を擦りながら呟いた。]
(645) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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[――なお此方、保護者の方は 歌のこととか、同族のこととか、なにより同行者のこととか――色々考えていた結果、例によって自分を後回しにした結果空腹を忘れていた。]
(646) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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………あ、そ
[少し、変だ。 人が沢山いるからだろうか。 よくわからない表情を何度か見た気がする。
縫い物はもうしようと思わなかった。 そういえば、彼は立ったままだ。 少し寄れば三人座れるけれど、どうしたって触れてしまうだろう。 促すのもなんだか変で、居心地悪そうに足を揺らす]
俺も、ディーンが心配だったよ
[居間にいなかったから、目で探してしまった。 それは心配とは少し違うけれど、あえてその言葉を選ぶ]
そういえばね 俺、ニコラと友達になったんだ [報告しよう、と思ってたことを思い出して、口にした]
(647) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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[近くに来たドナルド>>645にちょうどいいとばかりに、ひと匙、味見を差し出し]
ん、そっか。ならこれでいいや。
塩と胡椒置いとくのはいいかもしれない、ありがとう、ドナルド。
[お墨付きをもらって嬉しそうに笑みを返す]
雪の中歩くのって体力使うしねー。 麓からここまで、途中から休憩なしだったし。
フランシス、絶対食事のこと忘れてるよね……
[居間にいない保護者>>646を思い返してため息をつく。 心配性で考えすぎなきらいがあるから、またなんやかや考え込んでないかなぁと、そのひとを探すように、ペチカの向こう側、居間の様子を眺めた]
(648) 2014/11/14(Fri) 23時頃
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[スープがじわりと身体にしみる。 ラルフの礼にゆると首を振り]
ン、ごちそーさん。
[味見に対しての礼を向けて 笑みを形作る彼の相貌に目を細める。]
そうそ、結構疲れるよな。 雪で滑るし濡れるし。
――…あー、忘れてそうだな。 細工師ンとこ行ってると思うけど…… メシの支度、出来ても戻ってこないようなら呼びに行くか。
[さがすような眸の揺れを見詰めてゆるくわらう。]
(649) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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[>>647ソファーには余剰がある。しかしディーンはそこに座ることを考えなかった。少し距離の空くぐらいが丁度良い。 知らず知らず身についた人を避ける癖は、例えシメオンが相手であっても変わらない。
心配、という言葉がシメオンの唇から零れたことに意外そうに目を瞬かせた後、続く報告に眉を寄せた。 友達が出来ることは喜ばしい事だ。そう頭では分かっている。]
――……そうか。 きっと、君ならもっと……沢山、友達を作れる。
[同族のいる場で友達を作る――情を抱く相手を増やすのは恐らく褒められたことではないだろう。 しかし、ディーンはそれを咎める気になれなかった。
シメオンが自分の手から離れていくのが寂しいのか、ニコラとシメオンの距離が近づくことが寂しいのか。 胸の内に渦巻く感情は理解できても、理由を悟るまでには至れない。言葉と裏腹に表情が濁ったのは、その所為だった。]
(650) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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心配。
[>>643平坦な言葉は、後ろのほうが消えていった。 なにか難しいことを訊いてしまったのかな。彼は難しい顔をしていて、軽く首を傾ぐけども。 それ以上ぽんぽん訊いたら、彼はますます難しい顔になりそうだから、口を結ぶ。
シメオンも心配だったらしい。心配は知ってる。ノックスがよくしてる。 けど、二人は兄弟じゃなくて、ただの二人]
わかんなぁい。
[ソファで跳ねたら、ソファは鈍く弾んだ。 調子っぱずれの声は、普段よりもうんと赤ちゃんみたいに聞こえた。 跳ねた風で、木屑と前髪が少し宙を舞う。 それを目で追って]
うん、そう。今日は友達。 さっきね、なったの。
[シメオンの報告に、うん、頷いた]
(651) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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―ホワイトリリー/居間―
なんだ、てっきりあなたが捕ってきたものかと。 ありがたく使わせて貰うよ。 捌くのは――…任せても良いかな。
[狼ばかり居るから、回避したいものだ。 ノックスが芋を食べた時にはまだ少し固かった。>>642 其処に新鮮な肉が入ればもっと良くなるだろう。いや、シチューの方が明日にも取っておける。>>644]
……そう、フィリップという名なの。 いや、何もされてはいないし、‘人間’の居る場所を厭うのは良いと思うけど……。
(652) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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どういたしまして。
[ドナルドの傍で、ほっと吐息をこぼす。 好奇心旺盛にあちこち首を突っ込んではいたけれど、やはり安心できるのはフランシスやドナルドの傍。 へら、と笑みを返した]
濡れたけど、ペチカのおかげでだいぶ乾いた気がする。
……細工師? なんか、ほんといろんな人が集まってるね。
[しみじみとつぶやき。 ドナルドが笑みを浮かべて言うのにうん、とひとつ頷いた]
呼びにいこう。 普段は俺が呼ばれる立場なのにねー。
[常とは違う様子に肩をすくめる]
(653) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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[一言言ってやろうと息巻いていた勢いは何処に行ったのやら。]
べったりしないというのが方針なら、僕が口を出すものでもないとは思うけど……
こぅ、人の多い山小屋の中でね? 心配にはならないのかい?
(654) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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|
[追加で何か、と考えてみても思い浮かばない>>614。 同じく旅で持っている食料はあるが、二人分の為それを口にすることはせずに。
ノックス>>607に頷いてラルフ>>615を手伝う。]
……あ。俺、辛いの苦手。
[後ろからその手際を覗き込み、味付けを始めるラルフ>>630にそう注文もしておいた。]
(655) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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[辛いのが苦手というプリシラ>>655の要望どおりに、やさしい味>>645に仕上がっている。
なので辛いのが好きな人には思い思いに胡椒を振ってもらう形になった]
プリシラ、こんなのでどー?
[はい、と味見に匙を差し出す。
小さめの芋の欠片がほっこりとしていてちょうどいいころあいだろう]
(656) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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何がわからない?
[甘えた声で跳ねるニコラの柔らかそうな髪をそっと、そしてさっと撫でた。幼い様にそうしたくなったけれど、やっていいのかわからなかったから控えめに]
ん、と 沢山はいらないよ
[なんだか、苦しそうに見えた。 同じように、頭を撫でれたらいいのに。 やらないけど。 しても、もらえないけれど]
(657) 2014/11/14(Fri) 23時半頃
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[吐息の音色が聞こえる距離。 ラルフやフランシスとの間であればその距離も心地よい。]
乾いてきたなら良かった。 けど落ち着いたら湯でも浴びてあたためた方がいいかもな。 ラルフはうろうろしてたから、身体の芯、冷えてるかもだし。 風邪なんてひいたら大変だ。
[案じるのは年下の同行者の身体。 いろんな人がとの言葉には「そうだなぁ」と頷いて]
たまには逆もいいだろ。
[呼ばれる立場と自覚するラルフの言にクツと喉を鳴らす。 わかっていても変わらぬ気質も個性と思うから ドナルドもまたそれを咎めることなく いなくなればその都度呼び掛けさがすのだけど。]
(658) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[落ち着かなくて立ち上がった。 若草は足元の鞄の上に無造作に置いてある。 ソファはたっぷり一人分、あいている]
薬、塗るなら今塗りなよ
じゃなきゃ、
[彼が抱えた包みに手を伸ばす。 無理やり奪う気はないから、よけられる程度のすばやさで]
いい、って言っても、塗っちゃうから
[リリパットだって、やるときはやるのだ。 それがなんだか、わからなくとも。やるのだ]
(659) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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……僕は、ニコラのことも 心配している。
[>>651何が分からないのかが分からない。 しかしニコラのことも気に掛けているという意思を伝えた、つもりだ。 >>657仕草を一つ取ってみてもシメオンの方が人付き合いが向いているように、ディーンには思えた。回りくどい表現を探さずとも、シメオンの言葉はきちんと届くべき形で人に届くだろうから。]
友達は、多い方が良い。 ……僕がいなくなった後、君を助ける誰かが必要だ。
[そう口にしてから、ディーンは少し瞼を伏せる。 言い方を誤ったかもしれない。言葉を飾らなければ、すぐに言うべきことを間違える。]
(660) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[べったりひっつくわけではないけれど、当たり前に手を伸ばして触れられる距離。 そんな感覚で傍にいる。
ドナルド>>658がお湯、というのに、そういえば、と瞳を瞬かせ]
そうそう、下に温泉があったよ。 お湯、沸かす必要ないから温まりやすいと思う。
風邪はひかないよう、気をつける……
[探検でみつけたものを報告した。 心配する言葉には少しばかり首をすくめるけれど、反省はあまりしていない]
たまーには、ね。 まあ、いつも心配かけてるしなあ。
[ドナルドが呼びにくるのは、フランシスの心配が限界を突破する前だ。 なのでドナルドに呼ばれたときはたいてい素直に戻るのだった]
(661) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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ん?ああ、任せとけって。
[大ぶりのザックの中から刃渡り数十センチはありそうな大型のナイフを取り出す。もっとも、ここで裁くべきかと言われれば、考え物だ。]
その言い分だと…なるほど、なんとなく薄々は分かってたが、やっぱりそうか。お仲間ばかり、ここに集まってるみてぇだな?
[荷物の中にあった小鍋を出して、野兎を暖炉の傍の床に置く。首の後ろの皮を斬り、足を切り離してから腹を裂き、内臓を取り出す。毛皮と肉を丁寧に切り離しつつ、肉をブロックに切り分けていく手捌きは、山で寝泊まりする事も多いだけに慣れたものだ。]
(662) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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フィリップは……あいつは、まあ、そうだな。 確かにこう人間の集まる場所で寝泊まりする事はあまりねぇな。しかも1晩で済みそうにもないともなれば。
まあ、でも何でだろうな。そう心配したことはねぇんだ。 お前らも事情はよく分かってるやつらみてぇだし… いや、あるいは俺が保護者に向いてねぇだけかもしれんがな。
[ノックスの方>>654を見るでもなく、手元の作業に没頭しながら、切り分けた肉はボウル代わりの小鍋に放り込んで。]
そう言えば、随分戻りが遅いみてえだな。
(663) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[味見をしている赤毛の人>>645にぺこりと頭を下げる。 出来たらバーナバスを呼んでこようかと思っていると、匙を差し出された>>656。]
……辛くない?
[匙に息を吹きかけ、冷ましてから口に入れた。 ほこほことした芋が美味い。]
ん、美味い。
[嬉しそうに笑みを浮かべ、匙を咥えたままラルフを見た。]
(664) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[>>659後悔に苛まれる一瞬の間に、唐突にシメオンが席を立つ。 その意図が分からずにディーンが瞬く隙に手が伸びてきた。]
――……!
[間一髪で包みをシメオンの手から逃すも、手と手の距離が近づいたのと驚いたのとでディーンの心臓は早鐘を打つ。 必要以上に過敏になっている。相手はシメオンだ。そう頭の中で言い聞かせても、処理が追いつかない。]
……後で塗るから、いい。
[やや震える声を無理矢理に押さえつけ、砂を噛むような苦々しい表情で、ディーンは最低限の言葉を吐き出す。 不愉快なわけでも、不機嫌になったわけでもない。 藍鉄色の双眸に怯えを滲ませ、シメオンを見た。]
(665) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[ノックスが味見したときは硬かった芋はちょうど良くなっているみたいで。 プリシラ>>664の評価に笑みを深める]
んじゃあこれで出来上がりでいいか。
足りない人には各自用意してもらうってことで。
[もう一品は思いつかなかったので放り投げた]
スープ出来上がったよー。
[ノックスや、居間にいる人たちに聞こえるように、ペチカの横から顔をだしてみんなへと伝えた]
(666) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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ディーンは、ラルフの声が聞こえて、少し冷静さを取り戻す。
2014/11/15(Sat) 00時頃
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[いつもならこんなことはしない。 困らせたくないといつも思っている。 だけど立ち上がって手を伸ばすなんてことをしたのは
――怒ろうと思ったから。 本当は、悲しかった。 彼の言葉の真意は、きっと過たずに受け取れただろうけれど それでも、その言葉が悲しいことに違いはなかったから、 怒ろうと思った、のだけれど……]
ごめんね?
[笑ってみせる。 口元の笑みはきっと完璧だけど、目の辺りがうまく作れていなかったかもしれない]
(667) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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フィリップは、ゆっくりとウサギの肉を食べている
2014/11/15(Sat) 00時頃
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[ソファに残したニコラの、友達になろうと誘う声。応える声。止めはしなかった。 例え何人と友達になろうとも、家族であることに変わりなく、ノックスから離れるなんて想像すら出来ない。 彼の見える範囲で、トレイルを構う事。止めはしなかった。 あぁ、ほら。顔を手で隠して。 懸命に我慢をして居る。 彼なりに考えて、考えて、行動している。>>612
そんなところも、愛おしい。
より幼い声に、ニコラの方を見遣った。]
(668) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[血が近ければ同性であれば過ちも起きにくい。 それが安心して接せられる理由。 けれど意識傾けるは情があればこそでもあり。 温泉なる言葉をラルフから聞き>>661]
温泉か、そりゃいいな。
[喜びに僅か声を弾ませる。]
気をつけてくれるなら安心だ。 心配かけても、ラルフが元気ならそれでいい。
[ふっと目を細め。 ラルフとプリシラが話しはじめるあたりで つ、と視線を居間の扉の方へと向けた。]
(669) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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スープ、もらえるか聞いてくる ニコラもいるでしょ?
[ソファを迂回して炊事場へ。 彼に触れないように、ほんのすこし、大回りで。
まだ話していない人影も見えたから、 ほんの少し、緊張していたはず。 今は少し、気持ちが昂ぶっていたから――
あったかいものを腹にいれて、落ち着きたかった]
(670) 2014/11/15(Sat) 00時頃
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[>>657弾んでいれば、横からのハテナと一緒に髪の毛が触られた。 ちょっとびっくりして、横を向いて。 それから、嬉しかったから笑っておく。 お礼にこっちも彼の黄金を一房撫でて]
心配。 お兄ちゃんじゃなくても、心配? 弟じゃなくても心配?心配、なに?
[>>660なにが分からないのという質問の答えと、ニコラも心配という言葉への質問。 ふたつ合わせて、小首を傾いで。 一人になったソファで、足をぱたぱた揺らす。
それから、逆の方向へ首を傾いだ]
いいな。
[>>665怯えた目。震える声。サディスティックな感情。 >>667下手な笑み。>>670透ける態度。羨ましい感情]
(671) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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いーいーなーぁー。
[ふたつ合わせて、幼く嘆いた]
(672) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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―3F 部屋― [フランシスはブレスレットを目の前に翳す。]
綺麗だね、何ていう石なんだい?
[細工師なら、詳しいだろうと尋ねた。 それから、本題。 揃いなら、服の中に入れ込める、首から提げるものがよかろうと幸運を願うモチーフに宝石があしらわれたものを見繕う。宝石と謂っても、ラフ・ストーンに近いものであり、素朴な雰囲気が好ましいとフランシスには感じられた。]
ラルフには、琥珀、 ドナルドには――カーネリアン。
[琥珀は眸の色から選んだ。円滑な人間関係や、精神の安定を司るという。カーネリアンは赤い髪から。勇気と勝利のお守り――能力を存分に発揮し、絆を強めると、そう。]
(673) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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[大切だと認識しているからこそ、近くても適切な距離を保っている。 喜ぶドナルド>>669に、でしょう、と嬉しそうに笑みを返す]
温泉のある場所もそこそこ広かったし、ゆっくりはできそうだったよ。 三階は個室もあったけど……部屋数はそんなになさそう?
まあドナルドとフランシスと同室ってのはいつもどおりだけどさ。
[ドナルドが居間にいた間、あちこち歩き回った成果を報告して。 元気ならそれでいいというドナルドに、ありがとうと微笑んだ。
プリシラとのやり取りの後、シメオン>>670がやってくるのが見えた]
いちおう、ここにあった一番大きな鍋で作ってるから人数分はあると思う。
[これまた炊事場にあった木の器を鍋の近くへと置いた]
(674) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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困ったことに、そうみたい。
[野兎の血の匂いから、少しでも離れるように位置を変える。>>662>>663 ばーにぃと愛称で呼んでいた頃には、血を含ませる意味など分かっていなかった。 獣の血よりも、人の方が―――…]
え、一晩で止まない? ……ほんと、困ったな。
[僅かに眉を顰め。]
………ダメだ。僕には無理だ。心配にならない、だなんて。
向き不向きはこの際置いておこう。うん。 あなたが放任主義ということは分かった。
戻りが遅い……いや、何というか、来ないんじゃないかな。 早く2階に行けば良いとばかりに追い払われた気がするし。
………あ、ほら! 口下手そうなところがあるからさ、本当は待っているんじゃないの?
(675) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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ニコラスは、ディーンの夜海色を無遠慮に眺めて。
2014/11/15(Sat) 00時半頃
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[>>667シメオンの笑う顔を見て、ディーンは眉間の皺を深くする。 彼を傷つけてしまったと思ったからだ。 やや乱れる息を整えて、口を開こうと試みる。 手の中の包みを強く握って――]
――……ああ。
[>>670返せたのは、相槌だけだった。 離れていくシメオンの姿を視線だけで追い、彼が炊事場に差し掛かったところで逸らす。]
(676) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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……心配、は その人を大事に思うことだ。
[>>671しかしそれは、大事に出来ることとイコールではない。 >>672羨ましがられるものなど、何も持ち合わせてはいない。 ソファーの一人分の空白は埋まらないまま、ニコラとディーンの距離を隔てている。]
僕がシメオンの側にいても――彼を苦しめるだけだ。
[ディーンは静かに口を開き、言葉を零す。 藍鉄色は深く沈み込む。]
(677) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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―3F 部屋― [自身のアミュレットも ブレスレットの紫水晶とあわせる。 ドナルドへの耳飾は銀細工に小さなカーネリアンの雫がついたもの。耳に挟んで使うもので、イヤーカフスというらしい。]
(うん、きっと似合う)
「ラルフの琥珀のブローチは値段の関係で小ぶりだが、男性用だし、控えめな方が使い勝手もいいだろう。マントを止めるのにもいいのではないだろうか。
――何だかんだと話したり、説明を受けたりして真剣に選んでいたら、すっかり時間が経ってしまっていた。]
よし、これでお願いします。
[空腹に気づいたのは、そう、総てを選び終わってからであった。]
(678) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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[スープが出来たと、ラルフの声に調理場の方へ視線を巡らせ。>>666]
すっかり任せてしまったね。 ラルフもプリシラも、ありがとう。
ほら、トレイル? スープが出来たって。
[塞いでいた両の手をそうと離し、両肩に置いた。]
(679) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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ああ、まあ…恐らくはな。数日?そのくらいで終わればいいんだが。 あまり長くなると食料も困っちまう。大体野郎ばかりだもんな。華がねえし……それに。
[ノックスにつづけようとした言葉は、途中で途切れる。]
まあ、しかし確かに戻りが遅くはあるわな。 ……しゃあねえ、ちっと探しに行ってくるか。
[ウサギの肉を大ぶりに切り分けた小鍋を残し、ナイフに付いた脂分と血を布でぬぐって立ち上がる。そうして、居間をふらっと後にした**]
(680) 2014/11/15(Sat) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 00時半頃
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[ラルフから温泉と三階の子細を聞く。 探索の結果である報告にうんうんと相槌をうち]
広いのはいいな。 しっかり身体が解せそうだ。 部屋数、か。ま、少なくとも……
[ラルフと同じ事を考えて、同室で十分とばかりに頷く。 シメオンにラルフが言葉返し終われば]
スープが出来たならフランシスを呼びに行くか。
[ラルフにそう言葉を向けるは さがしにゆこうとする相手が空腹を思い出す頃だった。]
(681) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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どーいたしまして。 次はノックスさんの楽しみにしてる。
[他人が作った料理というものは、旅をしてる間は町の料理屋ぐらいでしか食べれない。 だからこういった場で、ほかの人たちが作る料理を楽しみにしている節もある。
お礼の言葉>>679にいたずらっぽく笑って返した]
(682) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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[当たり前のように、同室であることを前提にするドナルド>>681に、だよね、とうなずきを返し。
シメオンやノックスへ、これが器ー、とか示した後、スープを注ぐのは各自に任せておいた]
そだね、フランシス呼びに行こう。
一緒にいこっか。
[ここでドナルドが探しに行くのを待つのもいいけれど。 やはり一人で待つのはいやなので一緒についていくつもりだった**]
(683) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 01時頃
ドナルドは、ベネットが居る場所を思案して、視線がやや上を向いた。
2014/11/15(Sat) 01時頃
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― 炊事場へ ―
うん、あとでさ 片付けやるから、もらっていい?
[食器あるかな?と見渡して、指し示された方へ手を伸ばした。 三人分……といわず、居間にいる人数分、用意できるならばそれも手伝う。 広い居間といっても、同じ室内だ。 彼の言葉は聞こえていたけれど、間違ってはいなかったから、何も言う気はなかった。 怒ろうと思うだけではなく、正しく、怒っていた]
(684) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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野郎ばかりで、いーんだよ。 華があったらそれこそ大変。
[個人的な‘華’はあれど、秘めたまま。 消えた言葉、思い当たるのはひとつだけ。 うんと頷き。]
え、ちょ、ホレーショー? 出来たスープは……っと、行っちゃった。
[確か挨拶されたと名を呼ぶものの。 促したのはノックス自身でもあるので、いってらっしゃいと手を振った。]
(685) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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[>>668視線。 優しく甘い兄からの視線に、ちょっと顔を隠してから。 顔を上げて笑おうとしたけど、口元がむずむず動いただけだった。から、ぷいってそっぽをむく。 >>677シメオンもディーンも、多分、こんなのは知らない。だから羨ましい羨ましいってするのはやめらんない。 大事ってね、ビョードーだとザンコクなの。 そんなのなら、僕がノックスに世界一嫌われちゃえばいいのに!]
ディーンの大事は、僕も入れるの?
[それはちょっと嬉しいから、笑って。今度は笑えたって頬をつねる。 それから、難しい顔に瞬き]
シメオンに、ディーンはひどいことしないのに? シメオンも、ディーンのこと心配で大事なのに。変。
[彼の口から零れる灰色の文字が、目に見えそうで見えない。 僕の目は灰色だからかもしれない]
ディーンは、シメオンと居たくない?
(686) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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[一緒に、とラルフが言えば快く頷く。]
ああ。 二人いればすぐみつけられるだろ。
[さすがに子供ではないから手を繋ぐ事はないけれど ラルフがスープの番を終えるを見計らい共に保護者の捜索に。 音に敏感な者が居るのを知っていて さらにいえば過保護にみえるその保護者の存在もあると知る。 だから、大声を出し呼び掛ける、なんて事はせず 居間を出ればゆらと廊下を見渡して]
二階に居ないなら、上、だろうな。 先に温泉に行く、ってのはないだろうし。
[過保護なフランシスのことだから ラルフやドナルドのことを優先しようとするだろう、と。 先にひとりで湯を浴びる、というのも考えにくく 上に続く階段の方へと歩みゆく。]
(687) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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―3F― [時間を忘れて没頭してしまっていたのにも気づいて、 フランシスはしまった、という顔をした。 (同族がぞろぞろしている状態で、これは、まずいのでは) ――1日離れていたわけでもないが、心配性な“保護者”であった]
……け、結構悩んでしまった、かな? バーナバス、長々と、ありがとう……、 同行者と、御揃いにしたかったので つい、気合が入ってしまったな、って……。
[申し訳なさそうに、バーナバスに小さく頭を下げた。]
ええ、同行者と、揃いのお守りを、って思って。 ――おれは、保護者、ですからね。
いつまでも、幸せに……いてほしい、と 思うから
[話す細工師は同年代か、年上か。それゆえに、寂しさを少し滲ませふとそんなことを零したのだった。]
(688) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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[ノックスの手が離れてしまう。 とたんに、幾多の音が交じり合う。
小さい身体をさらに縮こませ、目を、開けた。
そう、ずっと閉じていたから 周囲の何某を知らぬまま
ニコラの思いも、知らぬまま]
(689) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 01時頃
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[気の緩みに加え、自分を立て直す必要性。 その結果として、>>684シメオンに聞かれる可能性を考慮に入れることを怠っていた。ディーンの表情に浮かぶ当惑は、一番近しい存在である筈のシメオンには見せたことのないものだ。 彼を保護する立場であるからこそ繕っていた仮面は、この場にあっては酷く脆い。]
……ああ、ニコラも入る。
[>>686シメオンは言わずもがな、此処で出会ったニコラも、古くからの幼馴染も。ディーンはそれを残酷なことだとは考えない。]
ひどいことは、きっと沢山している。 ――……居たくないんじゃない。 居て良いのかが 分からない。
[保護者と名乗るに値しない自分。保護するべきなのに守られている自分。沸き上がる嫌悪感に俯いて、ディーンは小さく息を吐く。]
(690) 2014/11/15(Sat) 01時頃
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別に特別器用なわけじゃねえよ。 ま、修行の賜物ってやつだ。
[殊更に誇るでもなく坦々とフランシスの言葉へと返す。>>639 衝動をやりすごすための手段でもある後ろめたさを感じさせることは、一切なかった。]
道中の無事と幸せで色違いね…。たしかに芸事も大事だが、旅も大事だな。 ちょっとまってくれよ、こっちの方にも…。
[当たり前すぎるくらいに平凡な願いだが、同じように同行者を連れている男にもその気持ちはよくわかる。]
(691) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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兎肉の提供があったばかりだからね。
困ったな。期待に添えられるか分からないけれど、任せておいて。
[19歳になったと聴いた。 けれど、いたずらっぽい笑みは昔のようで。>>682 自然と口許が弛んだ。]
流石に、働こうか、な。
[トレイルの頭を一撫でして立ち上がる。]
シメオン、……だったよね。 取り敢えず、此処に居る分をよそってくれるかい?
僕は匙を用意するとして……プリシラはバーニィを。
(692) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[また 兎だった肉を毛皮で包み 雪の入った 桶 その奥に突っ込む ルーツは肉を食べて 今はあぐら組んだ足 その間 緩く彼の腕の中で うつらとしていて
ノックスの予想は正しい 彼はその場から動く様子なく 今は 愛用のナイフを手入れして 組んだ足の横には 弓と矢も …………ノックスの予想はあたり 逆に保護者のかんがえ……戻るものと思っているは 外れている ……逆にその 非正確な 思考が 強い束縛なく 緩く過ごせる 一つの要素なのかもしれない
ナイフをかざす まだ 夜がふける前 一階の温度は息が白くならない程度 ……壁の隔たりはあれど 温泉が引いてあり それが ただ 壁と屋根がある以上の 温度をうむ]
(693) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[フランシスの手の中で揺れる紫水晶のブレスレットは、彼へと通じる色合いには程遠いのになぜかよく似合いそうだと思ってしまった。>>673]
アメジストは絵描きや奏者に人気だからな。 直感や表現力とかそういうもんに効くらしい。
後は、安らぎ。特にこっちの方のな。
[とん、と自分の心臓を服の上から指さして見せる。]
怒りや不安を落ち着かせる、なんて言い伝えもあるぞ。
(694) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[立ち上がる 熱が 音が
ちらと見上げ 俯いた。
トレイルは、動かない]
(695) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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うん、ちゃんと等分に出来るかわかんないけど……
[ちゃんと働かないと、たとえいいよと言われても食べられない。 器によそって、熱いそれをゆっくり置いて、 その繰り返し。 具がほとんど入ってないのや、反対に盛りだくさんの。 色々変なことになったけれど、居間にいる人数分はなんとか、よそりおえた]
………――はやく、あったまろ
[集中したおかげで、すこし落ち着くことができた。 居間にいるのに冷えた手のひらも、今はあったかい。 皆に配って、それで、皆であったまれば 悲しいとか苦しいとか、心配とか、少しは減るといい**]
(696) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[フランシスがイヤーカフスやブローチを選び始めれば、それに付き合い自然と話し込む時間も長くなる。
目立たないが良い石を選んでみたり、と相談にのるうちに、気がつけば時間も過ぎていた。]
…と、結構時間もかかっちまったな。
[なんだかんだ口は悪いが、自分以外には不慣れなプリシラのことを思い出し、立ちあがった。]
悪くない匂いもしてるし、下で何かこしらえてるのかね。
[立ち上げれば自然と空腹を感じて、同じように空腹を思い出したらしいフランシスへと笑いかけた。]
ちびどもが騒ぐ前に行くとするか。
(697) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[匙を咥えたままラルフに頷く>>666。]
……出来た、な。
[ノックス>>692にも頷き、手を洗ってからバーナバスを探しに行く。]
あれ……?
[離れてから、ノックスがバーナバスのことを「バーニィ」と呼んだことを、疑問に思った。 そう呼ぶほど、いつの間にか親しくなったのかと。]
(698) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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―― 三階 ――
[階段をのぼりラルフと共に三階に移動する。 廊下を歩み部屋が並ぶあたりで立ち止まる。]
――…ン。
[三階に居るなら大声で名を呼べば気付くだろう。 手っ取り早い方法を取らぬのは 余計な問題を増やさぬため。]
手分けして部屋一つ一つ当たってみっか。 数もそう多くねぇし二人ならすぐ済むだろ。
[ラルフにそんな事を言って、扉の前に立ち]
(699) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[灰色の文字。 濃度は違うものが、ぽろぽろ落ちて、床に触れて砕けて割れる。 足元に降り積もるそれを、木屑と一緒に蹴り飛ばして]
わっかんなぁい……。
[>>690ぷう、とため息を吐いた]
居たくないわけじゃないなら、居ればいいのに。 さよならは寂しいよ。さびしいは悲しかった。
[自分のために生きればいいのに。 なんて、思うのは僕が子供だからかなあ。 シメオンのために、二人が悲しくても離れなきゃって、それがよくわかんない。 僕はトレイルが好き。ノックスが好き。 だからなにがあっても折り合いつけて一緒にいるの。 それってそんなに難しい?
……なんて。 難しいんだろうけども]
(700) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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大人って大変。 ディーンも、子供になる?
[なんて尋ねてみながら、触らないなでなでをしておいた]
(701) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[どちらが大事かだなんて、選べない。 どちらか1人だなんて、選べない。
独占欲が強いのに。 ずっと独占させる事は出来なくて。>>695
酷な事をしている自覚はある。 それでも―――愛おしさは、止まらない。]
こーら、ニコル? ディーンを困らせてないかい?
[テーブルの上に木製のスプーンを置いて、彼の隣に腰を下ろした。 そっぽを向かれたばかりだけれど、頭を抱えるように腕を伸ばす。>>686]
(702) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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―居間― [取り残された、ペチカの傍。 座り込んだまま、ぼんやりとあたりを見ていた。
撫でられた髪を、そっと手櫛でなおしつつ プリシラの声は、すぐに見つけた。
声が、でない
面と向かって聞かれた>>610のは、やはり痛い。 もうすっかり、気にやまないように していたのに 全部 あの壊れた楽器が現れたせいだ。
>>662血の匂いを思い出す。 ぺろりと舌舐めずり。
喉が、乾いたな]
(703) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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[保護者だから、幸せになってほしいから。>>688 そう溢すフランシスの髪をぐしゃ、と撫でた。]
俺も、可愛くないようで可愛い弟子がいるからな。 わかる。
つってもお前さんが無理しちゃ何にもならねえんだから、どっかで適当に気は抜けよ。フラン。
[ぽん、と最後に軽く触れて。 その後で、気安い扱いが気に障らなかったかと気がつく。]
ああ、悪い。 どうにも弟子を持ってから年下っぽいのを見ると構っちまうようになってな。
[苦笑しながら、謝罪にもならない言い訳を零すのだった。]
(704) 2014/11/15(Sat) 01時半頃
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……一緒にいる方が、寂しい事もある。
[>>700きっとニコラには分からないだろう。そう推測出来るからこそ、言えた言葉だ。 一人でいるよりも、二人でいる方が孤独を助長させることもある。自分はきっと、シメオンにそれを強いている。 >>701ニコラの手は宙を泳ぐ。 触れられるのは苦手だと言ったからそうしてくれている。 分かっているのに、その手が触れない事にもどかしさを覚えながら、灰色の双眸を見つめた。]
――……君に、なれたら良いのに。
[子供になりたいだとか、成り変わりたいだとか、そういったものではない願望。喉の奥に押し留めておくべきものが、ぽろりと零れ落ちた。 瞬きして、視線を逸らす。 >>702ノックスがニコラを甘やかすさまは、横目で見るだけだ。]
(705) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[三階にある部屋の扉をコンコンと二つ叩いた。]
フランシス、居るかー? メシの時間だぞー。
[部屋の中には届くだろうけれど 階下までは響かぬ程度の音量で呼び掛けて それは彼が見つかるまでの間、繰り返される。**]
(706) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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―3F― この色の石を勧められたのは初めてだ。
[そう、どこか楽しそうに謂った。 翡翠とか、エメラルドとか。直接的な色ではないのが、逆によい。>>694 紫水晶の意味を知ると、フランシスはずばりと見抜かれたような気になって緑色の眼を瞬かせた。]
……そっか、……今のおれには、必要かも
[呟くとき、己を戒めるようでもあった。 ぎゅ、と掌を握り締める。
>>697バーナバスの言葉に頷いた後、頷いてそれから小さくわらう。]
ちび、って年齢でもないけどな、あの子達は。
(707) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[保護者は人里に 彼は森の中に いささか環境は違えど きっと同じ 見かけただけ で 10にならないかなるか 磨いたナイフに指を滑らしながら 雪の音を聞く ……外の白さは 明日 明後日で どうなると思えず
……肉はある 少しづつ 食べれば 飢えない 人間には近づかない 平気
両親が揃っていた時は 昔話だとしか 思っていなかった話 今は それを疑うことは欠片もなく すっかり眠ってしまったルーツを暖に 休めていた手を動かす 保護者が現れれば 不思議そうに緩く首を傾げ*見上げた*]
(708) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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困らせているのは、僕の方だ。
[>>702ニコラの保護者は、この言葉をどう受け取るだろう。 自分に出来ない事をさも当然のことのようにやってのけるノックスの姿を、直視することが出来なかった。
思うように出来るのは、何かを書くことだけだ。同じ言葉を扱うのに、話す為のそれを探すことすら十分に出来ない。 積もっていく劣等感の分だけ、自己嫌悪は増していく。その所為で衝動すら歪めてしまった。 ディーンは視線を落とし、包みを握る指先を見る。 インクで汚れた黒い手も、傷ついた頬に滲んでいた赤い血も――醜く汚いものはきっと、誰の目にも留まらないだろう。
大きく息を吐き、ディーンは文字を書きつけたままの紙を置いたままのテーブルに向かう。 傷薬を置き、そこにある紙類を全部まとめて手の中で握りつぶし、ペチカの火の中に放り捨てた。**]
(709) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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―女の名前/過去―
冗談じゃねえ。
[同行者を連れていけ、と言われた時に最初は拒否をした。
男はなにより禁を破って同族の元から逃げたことへ罪悪感を感じていたし、そんな自分が年下の同族を連れて旅など出来るわけがないと思っていた。
向いていない、と拒否するのをどうにか宥めすかされて。
痩せた少年に引き合わされた。]
なんで女名前なの、お前。
[初対面ながら、一切気にせず切り込むあたり相当失礼だったはずだ。]
(710) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[たしかその時プリシラは怒ったのか、悲しんだのか。それとも諦めか。 けれど、その反応に、結局一緒にいようと決めたのだ。
この子を他の大人に任せたくない、そんな気持ちひとつで。]
な、お前の名前は? プリシラじゃなくて。お前の。
あ?何で知りたいのかって。 だって目印になるだろ。どっかではぐれても二つともの名前を知ってるのが俺なら、お前も俺のこと見つけられるだろ。
はぐれないのが一番いいんだがな。
[そう笑って、手を差し伸べて。 おずおずと握り返した少年の手を引いて旅に出た。]
(711) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[僕の世話を焼いた後は、ニコラか。 大きな子供相手に ノックスも大変だ。
そう、トレイルは考えている。 ニコラがトレイルを弟としてみているように トレイルもまた、ニコラを弟だと思っていて
彼の内心など知らぬから 駄目な子供がいてくれるおかげで 過保護な保護者がいてくれるおかげで 声を失ってもまだ、生きている事が出来ている。
――おや。
そのニコラたちの傍 視線を外す男は、階段上から壊れた楽器をベネットと呼んだ男だ。 近づいてくる 手の中の何かを、火の中へ 一連の動作を眺め、首を傾いだ]
(712) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[昔、幼いままに恋した女の名前以外を当たり前のように呼ぶ日常を内心で恐れていた。 けれどそれはすぐに日常へと変わっていく。
代わりに抱えた秘密はひとつ。
大事にしたいと思うたびに、小さく奥歯が見えない牙を震わせて疼いた。 大切に、大事にしたいと。思う心が強くなるたびに。
それを押し殺して封じるための誤魔化しの手段を覚えるだけの大人であったことに安堵しながら、今もプリシラとともにいる。
見えない牙の疼きを感じるたびに、こんな自分から早く離れて大人になってしまえと思いながら。 こんな苦しい思いなど知らないままの子どもでいさせてやりたいと、願わずにいられない。]
(713) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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「お前の中の魔物が目覚めないように」
[どうか男のように無様に苦しまないでくれと。 初めて会った時から、ずっと願い続けている。*]
(714) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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ふうん……。
[ >>705落ちる言葉は、きっと琥珀糖みたいな歯触りだと思う。 目で追って、視線を感じて、ふと前を見れば。 夜の海がこちらをまっすぐ見つめていて、不透明なそれの丸さに目を奪われた。
きらきら、綺麗]
……?
[不思議そうに瞬きして。 ハグを嫌う彼が僕になったら、大変なんじゃないかなって思った。
でも、彼が僕になるのは、それはそれは素敵なアイディアに思えも、する。 それがどういうことか、はっきりと理性では分からないけども。 うさぎが草を食むのに教えはいらないのと同様に、どこかでは]
ディーンがハグできるようになったらね。
[頭とその奥底と、が。 混ざった返事]
(715) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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かけてないもん。かけてないよ。
[>>702突然、ソファが揺れて。 声とともに頭が抱かれて、あったかさに誰が来たのかを知る。 ぎゅっとなにかを紛らわすためにしがみついて、それから]
トレイルは?……もういいの?
[少しやだなあって思いながらも、大好きなトレイルは大丈夫かなって]
(716) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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―3F―
…っ?!
[>>704 頭を撫でられて、フランシスは眼を見開く。 その後何度か瞬いて、うろたえた様な表情を浮かべた。 頭を撫でられるなど、いつ振りか、それも、その呼び方はまた別の傷に触れて、あまり、よくない]
……―― あ、あぁ、 ……うん、……
(可愛い弟子、そうか、赤毛のあの少年か)
[そんなことを思いながら、ふる、と首を横に振った。厭うわけではなく、遠い記憶を振り払うため]
……そうだな、心配させちゃ、いけないし。
[気安く謂うバーナバスに、フランシスはどこか苦味を帯びた笑みを浮かべる。]
大丈夫、いや、なんだか 懐かしく、なっただけだから――
(717) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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[もう少しカーブを強くすれば良いのに。 折角だからついでに削ってしまおうかと、子供なりに精一杯作った過去もすぎる。
フィリップは――ホレーショーの迎えに喜んだだろうか。トレイルに水を勧めた彼の優しさを想う。 接し方の違いに、予想しか出来ない。>>693
よそわれたスープ。3つと荷物とを持って、早めに場所を移そうか。]
(718) 2014/11/15(Sat) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 02時半頃
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―3F―
なんだか、“兄”のようで。
[フランシスは、記憶をなぞるまま一言落とす。 血の色。 記憶。 牙。 月夜。 思い出すべきではない。]
弟子の、……プリシラ君でしたっけ。 彼の作品もあれば、見てみたいな。
[代金を支払った後、バーナバスが背を向けた後か、 掌に載せたアミュレットに、祈るように、“おまじない”のようにそっと唇を落とす。]
(719) 2014/11/15(Sat) 02時半頃
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ノックスは、ニコラスを抱き、頬をむにりと触った。
2014/11/15(Sat) 02時半頃
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―3F― [>>719兄のようだと言われて、そうか、と少し眦を優しくする。]
弟、みたいなやつがいたんだ。
[傭兵になる男を、すごいね、とキラキラした眼差しで見つめた幼馴染。 そんな無邪気な瞳さえ裏切ってしまったけれど。]
構っちまうのが癖になってんのかね、これ。
[記憶の中の弟分や愛弟子よりも随分と大人しいフランシスから、そっと手を引く。 その内側の思いには気がつかないで。
プリシラの事へと話題が及べばにかりと笑ってみせた。]
あいつの腕前はまだまだだぞ。 でもな、時々こっちが思いも寄らないようなモチーフがあるから。見てってやってくれよ。
[独り立ちさせるために技術に甘い点数はつけられない。けれど、自分以外の人間にも認められればそれは嬉しい。 複雑な思惑でフランシスの声に答えるも――やはり喜色の方が勝っていただろうか。]
(720) 2014/11/15(Sat) 02時半頃
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―3F >>706― [扉が叩かれたのは、その後だった。 そっとアミュレットを腰の袋にしまう。 折角だから、ちゃんと腰を落ち着けたところで渡したいとフランシスは考えたのだ。そうして。扉を開いた先に立っている、見慣れた顔と、バリトンボイスに表情が緩む。]
ドナルド。
ラルフも……探してくれてたのかい? ごめん、すっかり時間が過ぎてしまって。 食事、すっかり任せちゃったな……失敗した。
[フランシスはごめんよ、ともう一度詫びた。]
バーナバスに色々見繕ってもらって、いいアミュレットが見つかったよ。食事の後で、渡すから。部屋、借りようか。
[きっと似合うよ、と耳元を指の甲で触れるか触れないか、示す。]
(721) 2014/11/15(Sat) 02時半頃
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そう? うちのニコラを困らせるなんて、いけない人だ。 階段で、話し相手にと頼んだこと、もしかして重荷だったかな。
[それなら、ニコラを近寄らせたくない。どうなのさ、と真意を探るように見上げる。黒と思っていた瞳に別の色が混じっているような。 けれど視線は逸らされてしまう。
見れない、見ないでくれと、言わんばかりに。 頬に残る赤い血は見えてしまうのに。]
……ディーン。 困ったな。やけに弱ってないかい?
[捨てられたもの。火の音が、鳴った。 しっかりしてくれと言っても逆効果か。当たり障りのないことを言うに留めた。]
シメオンがよそってくれたんだ。 スープ、ちゃんと飲むんだよ。
(722) 2014/11/15(Sat) 02時半頃
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―3F バーナバスと>>720―
弟? そうなんだ。 だから、「お兄さん」ぽいのかな。
[――重ねるものが、本当の兄ではない辺りが問題だった。 距離をはかりかねたフランシスの幼い日、 歌を否定されて、壊れた楽器と呼ばれたあの頃。 心の隙間に、獣がつけいった。 同性だからと周りも、きっと油断していたのだ。]
悪いことじゃない。 むしろ、いいことなんじゃないかな……。
[笑みながらも、少し、小さな声であった。]
それは、才能の片鱗なのかな。素敵じゃないか。
[いい弟子、いい師匠。――ただの旅人ならば、どうか何事もなくここを去れれば良いと、まだ気づかないフランシスは思う。]
(723) 2014/11/15(Sat) 03時頃
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[三階に行くと言っていたからと、バーナバスを探しに上階に上がる。]
なぁ……おっさん。 飯……。
[三階のどこにいるのか分からず、恐る恐る声を掛ける。 怖いなんてこともないし、一人で寂しいとは思っていない。 思ってはない、けれど。 置いていかれるのは嫌だと思う。]
(724) 2014/11/15(Sat) 03時頃
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―3F バーナバスと>>720/>>721より少し前のこと―
うちの2人もね、まだ修行中だけど…… ラルフは耳がよくて、訓練でこの先もっと伸びるし、 調律の筋もいい。 ドナルドは、ピアノが上手で……調律師だけじゃなく、ピアノの奏者も出来ればいいと思ってるんだけど―――
……ぁあ、えっと、うん。
[こほん、とフランシスは咳払いした。]
いや、もうしわけない。つい。
[するすると同行者のよいところを述べてしまい、 少々恥じ入ったようだ。]
(725) 2014/11/15(Sat) 03時頃
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あぁ、ごめんよ。ディーンがあまりにも辛そうだったから。 ニコラはいい子なのに、ね。
[しがみつく様も、問いかけの言葉も。我慢させたせい。>>716]
あぁ、トレイルは大丈夫。 人も減ったし、スープも出来たからね。
ニコラは? あぁ、友達が出来たんだろう? 良かったね。でも少し困ったな。お兄ちゃん、嬉しいけど寂しいかも。
[いい子だと髪を撫で、触れた頬に今度はキスをした。ディーンの頬の傷と、同じ場所に。]
あ、これ、ニコラに。
[手渡すのは、鳥の抜けた羽根。 欲しがっていたもの。]
(726) 2014/11/15(Sat) 03時頃
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―遠い昔―
[母はいつの間にかいなかった。 父は、母がいなくなったことを 嘆いている様子もなかった。
――――その時は、知らなかった 父は母を――――たって。
お前の声は、そっくりだね。
そう、毎日囁かれた。 うっとりとした表情で、子供の歌を聴くまだ若い父が 静かに抑えきれぬ衝動に狂っていったなんて 幼いトレイルは知らなくて]
(727) 2014/11/15(Sat) 03時頃
|
|
そうだよ、いい子なの。
[>>726うん、笑って頷いて。 大丈夫の言葉に安心して、遠慮なくノックスを独占する。 ノックスの言うことなら全部正しいから、大丈夫。ノックスは間違ったことなんて言わない]
そう!友達できたよ。
[それから、ぱっと顔をあげて。 寂しいって言われて、ぱちぱち瞬きした]
友達は、すぐバイバイだけど。 ノックスとはずっといっしょだよ。
[僕にとってはそう。 色んな街で友達を作ったけど、すぐに僕らは他に行くから ずっとそばにいるのはノックスと、あとトレイルだけ。
――の、はず。少なくとも、今は]
(728) 2014/11/15(Sat) 03時頃
|
|
ふぁ。
[キスをされて、びっくりした声が出た。 それからはしゃぎ声をあげて、ぎゅうぎゅうハグしていればなにやらノックスがごそごそしている。 不思議を顔に浮かべて見ていれば、名前が呼ばれて 出した手に渡されたのは、手触りのいい緋。 緑ががったその羽根を見て、目をまるくしちゃった。 多分、間抜けだったと思う。
そんなことを気にすることなんてトーゼンなくて、ぱっとお日様が出たみたいな笑顔を浮かべて もっかいノックスに飛び付いた]
ありがとうっ。
[お礼のキスを、彼の頬にお返し**]
(729) 2014/11/15(Sat) 03時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[ソファから先に立ち、ニコラの手を引いて立たせた。]
じゃあ、行こうか。ニコラ、3階はどうだった? ――ほら、トレイルも。行こ?
[蹲ったままの彼の名を呼んで近寄る。ニコラと同じように手を引いた。
兎肉入りの鍋には塩と、残されていた香辛料を振り、水を張ってから蓋をしペチカに置く。 火に直接かけていない分、じんわりと熱が通っていくだろう。焦げる心配はないとふんだ。
商品入りの荷物を背負い、腕には3人分の外套。自分の分のスープ器を持つ。羽根のない分、トレイルに託しても良いかもしれない。 二人を促し、先に休むからと居間の2人に声かけた。 雪の振る山道を歩いた時のように、先に立って。**]
(730) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[昔、こんな風に旅に出なければいけないと知らなかった頃。 いつも一緒に遊んだ子がいた>>452。
意地悪されて手が出たことも拗ねて泣いたこともあったが、一緒に遊ぶことは好きだった。 嫌いだって言っても、遊ばないと言ったことはなく。 会えば必ず遊びに誘った。
そんな毎日が続くと思っていた。]
(731) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[旅に出なければならないと、言われたあの日。 嫌だと泣いて、腫れた赤い目のまま彼と会った。
小さな声で名乗った途端、言われた言葉>>710。 俯いて、その理由を話した。]
……死んだねーちゃんの、名前。
[自分の名前として生きてきた間の方が長い名前ではあるが、そう説明すれば大人たちからは哀れな目で見られることが多かった。 この大人もそんな目で見てくるのかと思って、顔を見ることが出来ずに俯いていた。 だから、その時バーナバスがどんな顔をしていたか今でも知らない。]
(732) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[トレイルは、おうたが上手ね。
そういった母の声を、音の柔らかさを 父の喜ぶ顔に応えるまま、そっくり真似て 幾多の歌を覚えていった
寸分のズレもない 機械よりも精密なコード 音譜の羅列に、与えられる愛情を乗せて歌う
天才、神童、天使 よくわからない賛辞の嵐がついて回る事を トレイルは不思議に思うようになる
何故、この程度のことが 誰にもできないのか
自分が特別だからだと 思い込むのはすぐだった]
(733) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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|
―3F >>721の後― [フランシスは思う。 ――ここは、人が、多い。同族までいる。 トレイルといい、なぜか過去を想起させるものが、集まって。――そのくせ佳いにおいがするのはどうしてか。]
――下に、降りようか。
[そう、ドナルドと――別の部屋を探していたならラルフも呼んで、集まって。]
こんにちは。 バーナバスは、こっちだよ。
[その折、>>724赤毛の少年が見えると、フランシスはそっと手招いてバーナバスを示す。――そんなことをするまでもなく、彼は弟子を、弟子は彼を、見つけていたかもしれないが。]
(734) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[再現できる音域は、年を取れば変わっていく 其れを未だ知らぬ幼い頃 世に溢れる歌手は、 全てが自分より劣っていると思っていた。
出来そこないめ 聞き苦しい雑音を吐くな 耳が腐る 壊れた楽器――――彼等に向けた罵詈雑言 もてる者の、傲り
けれど誰も、トレイルを咎めはしない]
(735) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[差し出された手>>711に驚いて、何度もその手と顔を交互に見た。 もう「プリシラ」になったのだから、呼ばれることがないと思っていた名前。 言って良いのかと迷って、でも言ってしまった。]
……ノヴァ。 新しいって意味なんだって。
[手を握り、二人だけの秘密のようにそう呟いた。
目印になるもう一つの名前。本当の、名前。 それ以降口にすることはなかったけれど。]
(736) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[一族の衝動なんて、まだ経験したことがないまま。
一緒にいるのが当たり前の毎日を過ごしてきた。 願い>>713も知らずに、守られていることさえも知らないで。 離れることなんて考えたことはなかった。
今は妙に恥ずかしく思えて、繋ぐことも無くなった。 それでもあの日、おずおずと握り返した手の暖かさは今でも覚えている。]
(737) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[もうあと4、5年もすれば お前も旅に出る事になる
思いつめた顔で、父が言う将来の話 父が案じていたのは、息子の旅路ではなく やがてくる、声音の変化 母と同じその声が、二度と戻らぬ事。 父の心、子知らず
歌手として各地を巡るのは、悪い話ではないなと そう思いながら話半分に将来へ思いを馳せる
生業に出来る才能はそれだけだったけれど 何より誰にもない才能だ 浴びせられる賛辞の量が増えるだけ きっと、世に広く名が知れ渡る事になるだろう]
(738) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[――――全てが壊れた日の事を 黒く濁った記憶の底に沈めている。
父の 真っ赤な、口元が嗤い
その背後に おおきな、紅い 月
あげた悲鳴は、醜く歪み震えていて それが自分の口から出たものだと知って
それから、トレイルの声は、世界は 失われた――――]
(739) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[声を失った後 父はトレイルの存在を忘れてしまった。
そんなトレイルを何処で見つけたのか どんな取引があって、そうなったのか
境遇の変化
気付けば、父の代わりにノックスと名乗る男がいた。 そこから始まる、第二の人生]
(740) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[探し人の姿と見つけたのは、声が掛けられたのとほぼ同時>>734。 良かったと、安心したように足を止めた。 見つけて直ぐに駆け寄るなんて、寂しがっていたと思われるだろうから。]
……こんちは。
[ゆっくり歩いて、バーナバスの傍に行く。 傍に行ってから、声を掛けてくれた人へ頭を下げて挨拶と名乗りをした。]
(741) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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―今、居間― [ノックスに手を取られ>>730、ぼんやりと 同じ光景を思い出していた。 あの時は、見知らぬ他人だった。 今は、血のつながらない、大切な――]
……
[荷を背負い、外套を三つ持ち、スープの器まで持とうとしたところへそっと両手を差し出した。
手伝う。 零さずに運ぶくらいは、出来る。 筈だ。 多分。 きっと。 出来たらいい。 と思う。
歌うこと以外に不器用なトレイルに さて、器がまかされたかどうかは置いておいて]
(742) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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―3F >>721の後>>741―
おれは、フランシス・ベネット。
さっき、バーナバスから細工を見せてもらって ――君の細工の話しも、聞いたんだ。 よかったら、滞在中に作品を見せてくれると嬉しいな。
[フランシスはプリシラにそう謂う声は、 やはり透明で柔らかいものだ。
幾つか言葉を交わした後、 ドナルドとラルフ、ふたりと下へ降りて行く。 途中、>>730 ノックスの一行とすれ違うと小さく頭を下げた。 トレイルも共にいるだろうか、やはり顔は合わせづらい。]
(743) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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|
[雪道を歩く時と同じように 静かに二人の後をついて居間を出る。
ニコラと、ノックスを追いかけて 腹を満たして、それから ノックスの話を聞こう。
音に揉まれた一日だったから、 いつもは一人静かに寝たいと思うけれど 三人一緒に寝てもいい気分だった。
疲れた耳に、彼等の心音は 心地いい**]
(744) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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[ドナルドとラルフから、 誰かと話をした、其処に好意的な意味合いを感じた“保護者”は、少し心配そうな顔になる。]
楽しいのは、悪いことじゃない、 むしろ、いいことだけど。……うん。
[踏み込む距離を誤らぬように。 そういえばこの山道を抜けようと出発した日、月が満ちていく段だったことを思い出して、なんてタイミングの悪い――と、内心思う。
重ねて心配するあまり、想うあまり、過去の傷に触れるあまり、――距離をはかる感覚が、*少し危うくて*]
(745) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 04時頃
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[弟子自慢の微笑ましさにくつりと喉を鳴らして笑う。>>725]
一緒にいる奴なんだ。嫌うよりゃ可愛い方がいいだろ。
[恥じ入るように小さく謝罪するフランシスにそう言ううちに、男の同行者の声も聞こえてきたことだ。>>724]
(746) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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|
[ゆっくりと歩いてくるプリシラの頭を>>741いつものように遠慮なくぐしゃぐしゃと撫でまわす。]
おう、なんだ。飯でもできたのか?
[姿を見つけて安堵するのは、プリシラばかりではないのだと。 ずるい大人は言えない。**]
(747) 2014/11/15(Sat) 04時頃
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[いつものようにバーナバスの後ろに隠れたが、直ぐに隠れるのを止めた。 名乗りを受け>>743、再度頭を下げる。]
……細工、俺のはそんな、見せられるものじゃないけど。 いつもおっさん……師匠に怒られてるから。
[柔らかな声色にそう答え、バーナバスの顔を見る。 きっといつものように厳しいことを言ったのだろうと、そっぽを向いた。
いつもは知らない人に話しかけられても、バーナバスの後ろから単語でしか返さない。 でも今日は一人で知らない人と話して、料理までした。 バーナバスに褒めてもらいたいわけじゃない。 そうじゃないけど、ちょっとだけ頑張った姿を見せたくて、後ろに隠れることはしなかった。]
(748) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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[遠慮なく撫で回されぐしゃぐしゃになった髪>>747を、文句を言いながら直す。 いつものことだが、それが嬉しいとほんの少し思うことは口が裂けても言わない。]
飯。作った。 ……っていうか、俺は手伝っただけだけど。
[昔みたいに手を繋ぐことは無いけれど、あの頃と変わらない距離のまま、一緒に居間へと向かう。**]
(749) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
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