人狼議事


67 砂の都

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視点: 人


【人】 伝道師 チャールズ

[>>1:78ペラジーが旅荷から食料を取り出したのを見て、ふむ、と一頷き。
何か考えに耽る様子を見せながら、辺りを見回す。その後、もう一度頷いてはペラジーに微笑みかけて。]

 ありがとう、ペラジー。助かるよ。

 ところで……君は、他に人を見なかったかい?
 まだいるのなら、分けてあげたいが……。

[それは、確認のための問い。
男は村の人間を捜して、ここ数日村中を歩き回った。そうして見つけられた人間もすぐに砂と化し、結局、今ここにいる人間以外、生き残った者を知らない。
だから、もし彼も他に知らないというのなら……。]

(5) 2011/10/18(Tue) 23時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[各々から飛んでくる、各々の答え。>>0>>1>>4
男は変わらず首を傾げたままだったが、とりあえずは把握したよう。]

 なるほど。なるほど。
 つまりこうだね。かつて争った相手と、敵の敵は味方理論で今は共闘している……みたいな?

[把握はしたが。例えが少々どころではなくズレ気味だ。
そうして、穏やかに笑顔を携えていたのだが。]

 ……、

[>>7男はそれを聞き、それを見た。砂人に襲われた人の、最期。
あまりに突然の出来事に口は半開きのまま、男は……絶句していた。]

(11) 2011/10/19(Wed) 00時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[人が砂に溶けた所を見たのは、これが初めてではない。
今、自分の懐にある水を浴びせられ、溶けていく人々を何度も何度も見てきた。
酒場のマスターも、外からやってきた幾人かの旅人も、候補に挙げられた自分を庇ってくれた友人も。
魔法の水に魅せられた人間の手にかかって、消えてしまった。]

[だが。今のは違う。商人から受け取った水は確かに懐にある。
それならやっぱり、今のは。]

 砂人の、仕業……。

[ゾッ、と。全身が粟立った。]

(17) 2011/10/19(Wed) 00時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[>>8>>19のペラジーの言葉で、頭を過った不安が確信へと変わる。]

 今の人が砂となって……。
 もう、この村には、私たちしかいなくなってしまったんだね。

[ゆっくりと語る男の顔色は優れない。
だが、こうなれば語らざるを得ない。男は先程商人から受け取った水を取り出し、それに目を落としながら口を開いた。]

 砂人というのは、人を、全てを砂にしてしまう力を持った存在だ。
 彼らは人に紛れ、見た目で区別することもできず、多くの人間が砂人の手にかかって砂となった。

 ……そして。この水は、砂人を砂へ帰すことができる水。
 被害を減らすために、村の人たちみんなで買ったんだけれど。

 まだ……、いたんだね。

[一通りを語れば、ふうと溜息を吐く。
それ以上は言いたくなかった。つまり、村の人間の半数以上が水で消えたのにも関わらず、まだこの六人の中に砂人がいるんだ、とは。]

(25) 2011/10/19(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[子供たちには聞かせたくない話ではあったが、こうなった以上、理解してもらわなくてはならない。]

 私たちは、毎日誰が砂人かを議論して。
 一番疑いが強かった一人に水を、浴びせていた。

 ……それなのに、ねえ。
 砂人は随分と、数が多いらしいねえ……。

[それ以外に、何と言えよう。オスカーの疑問>>28にそうとだけ答えれば、額に手を当てる。掌に感じる、少しの熱。
一ヶ月前の自分たちと同じように驚き、不安がるペラジー>>29を見て、男は口元に弧線を描いた。]

 この水が、あの商人が。信用に足るものかどうかなんて、今更話しても意味が無い。
 あぁ、砂人に効くかどうかということなら多分、大丈夫だろう。

 ……少なくとも浴びせた人間全員、砂に帰ったからね。

[最後の一言は彼にだけ聞こえるよう、ぽつりと。囁いた。]

(30) 2011/10/19(Wed) 01時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[自分の名を呼ぶ声に、皮肉めいた笑みが薄らと。
何と言われようと今更。止められないのだ。]

 皆、思うところはあるだろうが。
 砂人を砂に帰さなければ、私たちは十日とせずに砂になる。

 ……だから。
 少し、考えておいてほしい。誰に水を、かけるか。

 流石に私の独断でやるというのは、不安だろうからね。

[その場にいる人間に伝わるよう、はっきりと、言葉を濁らすことなく声を出した。
他に村の人間で、それなりに年を重ねた者がいたなら、確実に役目を譲っていたのだが。なんて、重い役目だろう。以前に場を仕切っていた人間たちも、これほど重いものを感じていたのだろうか。]

 ……すまない、ペラジー。
 巻き込んでしまって。

[灰色の目を伏せ、自分の次に大人である旅の青年に頭を下げる。
暫くして顔を上げたなら、ホリーにも伝えておいてくれないかとだけ残して、男は教会の中へと姿を消した。**]

(32) 2011/10/19(Wed) 02時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 02時頃


伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 02時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[教会。そう呼べた頃の名残はもう、此処にはほとんど無い。迫る砂化に恐怖し、救いを求めて神に祈りを捧げる人々も、消え失せた。
……それとも、まだいるのだろうか。地面に残された無数の砂の一粒一粒に。砂と化した彼らの意識は、其処にあるのだろうか。]

[教会であっても砂に成ろうとしている場所に変わりないせいか、どうにも砂のことばかり考えて集中できない。
とは言え、最早、自分が神に祈ることなど――。]

 ……ペラジー、

[控え目な声に振り向けば、少し驚きつつもいつも通り笑顔を浮かべて。組んでいた両手を背に回し、青年の方へと向き直った。]

 話……、かい?
 何かな。

(47) 2011/10/19(Wed) 20時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 20時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[ペラジーが切り出してきた、最初の一言。その時既に、男の眉間には皺が寄せられていた筈。ただ、黙したまま彼の話を聞き。考え込むように口元に手を寄せた後、少しの間を置いてから再度、青年を見た。]

 あの子たちの中に砂人がいるとは、思いたくはない。
 ……だが、実際にはいるんだよ。砂人は、すぐそこに。

 君や子供たちには辛い思いをさせるかもしれないが、水を使わねば……私たちも砂になるだけだ。

[もう幾日か前なら、きっとペラジーの言葉に戸惑い無く頷いただろう。
しかし、自分から水を使うことに提案した以上、甘い考えは捨てなくてはならない。それが神の従者として間違った行いであっても。
――だから、]

(57) 2011/10/19(Wed) 20時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

 ……なんだって?

[驚きのあまり、素っ頓狂な声が漏れてしまう。
自ら水を浴びるだって?] 

 ペラジー……。砂人ならばまず、そんな提案はしないね。
 砂人でないと分かっている人間に貴重な水をかけるのは、私としては肯定し難い。

 それに、君にはまだ……会いたい人がいるんだろう?

[そう問うて返答を待つのも、彼の考えが知りたいが故。彼を見る目には、くっきりと戸惑いが映っている。]

(58) 2011/10/19(Wed) 20時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 20時半頃


伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 21時頃


チャールズは、オスカーに話の続きを促した。

2011/10/19(Wed) 21時半頃


チャールズは、ペラジーに話の続きを促した。

2011/10/19(Wed) 21時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

 …………。

 うむ。君の言ってることは……、至極。尤もな話だ。
 こんな水を子供たちに使うなど、気狂いもいいところだろう。

[男もまた魔法の水に魅了されながらも、人としての理性、感情の全てを捨て切れず。子供たちへの慈愛、水への納まり切らない不安。それらに心を淀ませていた。
だからこそ、問うたのだ。“まだ会いたい人がいるんだろう”と。砂人に関わらず砂としてしまうかもしれない水を浴びるなど、探し人に会う目標を持ちながら此処でそんな危険を冒すのか、と。だが。]

(67) 2011/10/19(Wed) 22時頃

【人】 伝道師 チャールズ

 ……やまい、とは……。
 はは、運命とは恐ろしいものだね。

 君がどれだけ探し人に会いたがってるかは私でさえ知っているというのに、神は。君を選ぶのか。

[青年の苦笑が男にもうつる。それなら、うむ、彼の気持ちを理解できないでもなくて。結局、一つ頷いて肯定してしまった。
本当に、運命とは恐ろしい……再び同じ言葉を呟けば、懐から例の水を取り出し、青年へと差し出した。]

 例え君が砂人だったとしても。君がいなくなるのは、寂しいな。

 ……水は君に渡しておく。私は他に人が隠れていないか、もう一度外を見てこよう。
 それと……子供たちにも話しておくんだよ。

[そう言って水を託せば、彼の横を通り過ぎる。その間際、すまない。と、もう一度だけ謝罪しては、教会を後にした。]

(68) 2011/10/19(Wed) 22時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2011/10/19(Wed) 22時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[夜風が頬を冷やしていく。砂が舞うほど強くないのが幸いだった。
暗闇の中に幾つも点されていた家や店の明かりは無く、月光だけを頼りに砂を踏み分け、村を歩き回る。]

[存外、月明かりだけでもそれほど暗くは無いのだな、と砂化が始まって初めて気付けたこともあった。人が儚いものであるということも、砂が教えてくれた。
一体、今まで何の知り合いを失ってきたのか。その度、何度神に祈ってきたのか。だのにまだ、神は自分に手を下そうとはしてくれない。自分を差し置き、何故今になって彼を……ペラジーを選んだ。]

 もう、十分でしょう。

[道端で砂の上に膝をつき、教会でそうしたように、両手を組む。
彼が犠牲になってもまた明日、商人から水を受け取るであろう気狂いは、一心に願い、祈っていた。]

(82) 2011/10/19(Wed) 23時半頃

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