237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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[自室を出ようとしたその時、アナウンスの声が響く。その内容を聞けば眉を顰めて。こういった仕事ではこのような不測の事態というのも起こりうるものなのだろうか。だとしても、"悪食"という言葉は副作用として重すぎないか。
(……硝子とか食べちゃったらどうすんの)
悪食の対象が何かも分からずそう呑気に考えて。部屋を出てみればまた ぐぅ、と腹が鳴る。常時空腹の状態のようだ。]
……行ってみようか。
[サイモンとやらの部屋に向かえば、何か分かるかもしれない。部屋の位置など把握していなかったが、扉には名前でも書いてあったか。そうでなくとも、他に向かう人がいたならばその背を追って。……聞こえてくる短い悲鳴>>3>>1には不思議そうに首を傾げる。]
……どうかされたん……?!
[その先に広がる光景には、なす術もなく立ち竦むことしかできない。]
(4) 2015/08/25(Tue) 09時頃
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[げほ、げほ、という声に我に帰る。目の前の非現実的な光景に立ち竦んでいたのはどれほどだろう。変わり果てたソレは 確かにサイモンその人なのだろう。しかしどこか足りない。足りない部分は? アナウンスの内容を思い出せば、悪食と言っていたか。ああ、確かにこれは悪食と称さずに何と称すか]
……これ、をやった人を探せって…?
[ぐらりと視界が揺れるような感覚。それでも収まることのない食欲には苦笑を漏らす他ない
室内に充満する血肉の匂いからとにかく離れたい。ヨアヒムのように嘔吐をするほどではなかったが、気分が悪くなるのは確かだ。 ふらりと歩き出せば戻るのは自室。 止まない空腹感は、その悪食作用とやらが出ている人物も同様なのだろうか。ならばまたこんなことが……]
……ッ、…
[そこまで考えて、その先の思考を閉じた。部屋に入ればずるりと足の力が抜けて、恐怖に震える。見つけなければどうなるのか、青山は口にしていなかったがその先の想像はしたくない。それなのに何故だか浮かんでしまうようで。]
……っ、なんで……ッ
[一人蹲り、顔を伏せた。浮かぶのはこの実験に参加した過去の自分への憤りと後悔。]
(25) 2015/08/25(Tue) 15時半頃
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[後悔なぞいくらしたところで時は戻るはずもなく、ただ無為な時が無情にも過ぎていくだけ。ふつふつと湧き上がるのはまた空腹感。
(…こんな時、なのに…)
適度な空腹感なら抑えることができる。それでもこの薬は刺激が強すぎる。1粒で充分だったのではないか、なんて言い出しても後の祭り。いつまでも部屋に閉じこもっていても仕方がないだろう、と立ち上がる。 空腹を主張する腹を抱えながら、ふらりふらりと部屋を出て向かうは広間。あそこならきっと誰かいるはずだ。
まさか自分以外の全員に悪食作用が出ているなんてことはないだろう。特に、ヨアヒムのあの反応は嘘だとは思い難い。だから誰かと共に……少なくとも多少の信用は置ける人物のそばにいればきっと大丈夫。
広間には誰がいただろう。食事をとる姿を見れば、こんな状況で…と呆れながらも隠せない空腹感が襲う。そのまま会釈して、こんな状況でも"上手な"作り笑いを浮かべてしまう自分はもしかしたら可笑しいのかもしれない。]
……皆さん、食事されてたんですね……
(55) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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[それでも声は弱々しくはあったが。突如聞こえたアナウンス>>#4から耳を疑うような言葉の羅列。何か食べようかと奥の部屋へと向いていた足はピタリと止まる。]
……っ、い、……ぇ、…なんで……
[死にたくない、こんな状況に突然放り込まれ……おまけに疑わしきは黒と断定して殺せと?そんなことができるわけもない。ああ、でもやらなければこちらが殺されてしまうのだろうか。
(…死にたくない……っ)
抱えている仕事もクライアントも、それ以外のことで生に執着する理由などなかったが頭を占めるのは溢れんばかりの生存欲。]
……なん、で、何なんだよ……本当……!!
[くしゃりと髪を歪める。ああ、もうどうして。扉でも壊してみようか。開かないというのなら叩くか蹴るかして破ることはできないのだろうか。纏まりのない思考を持ちながらも、奥の扉の方へ、そしてその箱を覗いてみて]
(56) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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────ッ!!!
[ああ、そこにはメスのような刃物や、薬の瓶なども入っている。その薬がどんな効能があるかなんて言わなくても想像がついてしまって、後ずさるようにその箱から離れ、扉の部屋からでた。
その凶器は、青山の言葉にさらに現実味を帯びさせるようで……非現実的だとさえ思ったサイモンのあの姿を脳裏へと思い起こさせた。それは即ち死を連想させる。]
……ッ、死にたくない……!嫌だ……ッッ
[貸すれかけた声で呟いた声は誰かに聞こえたろうか。表情は普段の作り笑いが消え、公衆の面前というのに恐怖に歪み……どこか色のないような怯えた表情が映る。
足から力が抜けるように、すとんと地面にうずくまるだろう。]
(60) 2015/08/25(Tue) 21時半頃
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[恐怖に身が竦み蹲りながら、ああ誰かを選ばなきゃならないのか なぞ冷静に頭を働かせる自分がいる。それはまた自己嫌悪を引き出しては、強烈な吐き気と浮遊感に苛まれる。
(……だれか、えらばなきゃ……?)
ならあそこで出会わなかった人物。ああ、名前がわからないが【イアン】を選ぶだろう。広間にずっといたようだった。そんな風に考えながらも、犯人は事件現場に戻るなんてミステリーのありがちな展開まで思い浮かんでしまうが……纏まらない頭ではそこまで考えが及ばず。]
……そんな、こと言って……君だったりしないの……、
[なんてフィリップ>>65の言葉にはそんな言葉が口をつく。ああ、こんなことを言いたいんじゃないのに。自分の醜さを突きつけられているようで気分が悪い。
それでも、そう言わずにはいられなかった。誰がやったのか、それを探さなければ自分が殺されてしまうかもしれない。……そんなあり得ない状況で、ひどく疲れてしまっていた。]
(66) 2015/08/25(Tue) 22時頃
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[自分の弱々しい呟きには、怒りが弾けたような声が一瞬聞こえ、顔を上げフィリップ>>70の顔を見る。恐らく恐怖やら疑念やらで酷い顔のはずだ。 少し水分の多い瞳で睨みつけられれば「……ごめん、」とつぶやき返すだろう。
ここにいる全員、その全員がどんな人物なのかを知らないのだ。ならば当然誰もが疑われる可能性があるということ。]
……あんな、酷いこと出来る人なら……だってさ、そうやって自分がやっていないように見せて、安心させて…ッ…ころ……ッ…
[呟いた言葉は途中で紡ぐ。ああ口にするのも怖い。殺すつもりなんじゃ、なんて相手を疑う言葉を吐くこの口を今すぐ塞げ、と脳は言うが体は動かない。]
……ごめん、ごめん。…どうかしてたね……。その、箱……色々入ってた。
[そうぽつりと呟く。藍色の瞳には自分よりも若い彼に疑念をぶつけてしまった情けなさや悲しさや、疑うことの辛さで涙が少し浮かんでいたか。]
(73) 2015/08/25(Tue) 22時半頃
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[突然聞こえた大きな声に>>77顔を向けるのと、イアンがこちらに向かい押し退けるのは同時だったか。]
痛ッ……!!
[押し退けられれば思わず声を。それでも彼は振り返ることはなかったか。メスを握るのはこちらからはっきり見えていて、足早に去る姿を見ては また別種の恐怖に揺れる。]
待って、今は……ッ!!
[引き止める声は届いたか。振り切られてしまったかもしれないが。それならそれ以上追うことはなく。ああ、でもあのメスをどうするのか。本当に返り討ちに使うのか?……もしかして、次の人を殺す……?]
……。……あの、人……なんで、メスなんか……。
[その呟きは全員に聞こえたか。それならば位置的に見えない人にも、彼がメスを持って行ったことは分かるだろう。
ああ、こんな疑心暗鬼だったら、副作用の出た人以外にも人を殺す人が、たくさんの人が死んでしまいそうで。]
(80) 2015/08/25(Tue) 23時頃
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[大丈夫か、と寄ってきたリー>>86には怯えた表情のまま、その瞳を覗いて 抱えた不安を口にする。]
……ッ、どうしよう……だって、ねえ……ッ、あの人がもしもそうだったら……!
[それならば人を殺せる道具を、渡してしまったことになる、と。弾かれたように焦燥感に包まれて、ああもしかして全て演技で最初から持っていくつもりだったのでは なんてそんな演技をしたらバレバレだということにすら気付かずに。]
(87) 2015/08/25(Tue) 23時頃
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……ッ、!!
[声を荒げられれば、びくりと怯えたようにリーを>>93見る。言わずとも分かるだろうに、と思ったのか思わなかったのか どちらにせよその先の言葉を言うよりも早く彼が動き出していて。
フィリップ>>91も茶色い瓶を手に取り、ああその先の行動はすぐに分かってしまった。]
……だ、だめだ……!
[でもそれ以外思い浮かばない。ただ怒涛のように進む展開に頭が混乱して、恐怖さえ麻痺してしまったようで]
(99) 2015/08/26(Wed) 00時頃
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レティーシャは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 00時頃
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[武器を手に歩いて行く姿>>104>>105>>112には躊躇しながらも、一人になりたくなくて付いていく。自分も何か持った方がいいのかと思うが……ああ、思い浮かぶものもなくふらりとそちらに歩みを進めるのみ。]
……っ、なんで、こんな……
[先程から後悔以外を口にしたことがあったろうか。ああ泣いてばかりいるわけにもいかない。泣いてばかりいたら"女みたい"じゃないか。だからといって武器を持ち、我が身可愛さに誰かを攻撃することなぞ出来るわけもなかった。]
……しっかり、しなくちゃ
[フィリップ>>111の様子を見れば、そんな風に決意を固めて。だって、若い彼がこんなにも戸惑っているのだから。]
(113) 2015/08/26(Wed) 01時半頃
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[辿り着いた時には果たしてイアンはどのような状態だったか。どちらにせよ他の人に続きイアンの部屋へと急いだろう。…その扉は開いていて、]
……ッう、……!!!
[広がる赤を目にすれば思わず顔をしかめる。何が起きたのかはすぐに分かった。青山は必要悪と称していたか。
(……これは、本当に必要…?)
殺す必要なぞあるのだろうか。 殺さなければならない理由なぞ、あるのか。 殺さなければ殺される。
……───本当に?
生きるために他者を殺すという行為はやはり正しいとは思えず、しかも本当にその人がサイモンを殺したのかもわからない、なんて。
そこまで考えて、思考に蓋をするように首を振る。金糸がはらりと舞い乱れるのも気にせずに。瞳にはもう涙は浮かんでいなかったが、ああそれでも泣きすぎたからか目の下が少々赤い。]
(117) 2015/08/26(Wed) 02時頃
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……も、やだ………なんで、こんなことになってんだよ……
[柔らかい物腰、安心させるための作り笑顔。そんなものは見る影もない。…ふらりとその光景から後ずさるように後にしたか。]
(118) 2015/08/26(Wed) 02時頃
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