人狼議事


212 Dark Six

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【人】 学園特警 ケイイチ

どいつも低級吸血鬼ばかりで、会話にならなかったな。

[ミツボシの問いかけ>>77に首を横に振る。首謀者クラスといかずとも、理性さえ残っていれば拷問にでもかけてやったのに、とは心中の呟き]

俺は鉄砲玉みたいなものだからね。
作戦指揮はパルック長官やチャールズ先生がするだろう。

[ミツボシの語る対策手順に頷きつつ、零した言葉はイワンの声>>78と重なった。
思わず訝しげな視線を向けてしまったのは、長く彼からの指示がないことを何処か不安に思っている自分がいたからだ]

…本部は此処以上に護りを固めているとは思うけれど。

[しゅんとした大男へ嗜めるように告げる言葉は、淡々と]

(80) 2015/01/17(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

嗚呼、何かあったら連絡して。

[外へ出ると言う少女>>82へ頷く]

ミツボシ。

[その背中を見送りかけて、ふと名を呼び、何かを言いかけて]

…気を付けて。

[結局、シーシャの気持ちを彼女に伝えることはないまま]

(83) 2015/01/17(Sat) 17時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ミツボシが教会から姿を消した>>85直後]

………む?

[すっと右眼の痛みが弱まった気がした。

表情は変えぬまま、心中で混乱する。どういうことだ。目が反応しているとすれば、それは眼前の"大馬鹿者"に対してだと思っていた。理由は分からないが、この痛みが再燃したのはブリッジの襲撃が起こる直前。
つまり、この痛みが今回の事件に関与しているのだとすれば。滅すべきものに反応しているのだとすれば。傍観者《ウォッチャー》があの時見つめていた先は、思い返せばこの教会ではなかったのか―――?]

っ、う。

[冷や汗が背を伝った。明らかに顔色を悪くした男は、その場でよろめいて片膝をつく]

イワン。ねえ、君。
襲撃が始まってから、ミツボシはずっと教会に居た?

[焦点の定まりきらない虚ろな目をしつつ、問う]

(86) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[イワンへの猜疑と憎悪の前に霞んでいたが、違和感は確かにあった。
諜報部としての情報を問うたのに、自身の思考のような口振りでかえされた返事>>76。しかも過去に事案があったのに、裏切りを全く警戒していない様子。随所の断定的な台詞。全て些細なことでは有るが、一度疑念へ傾き始めた思考は止まらない。

だが、彼女は教会の出身者だ。幼い頃からよく知っている。今日まで滞りなく任務を遂行してきたし、組織内での彼女の活躍は誰もが認めるところだ。

故にこの思考を否定する材料を求めて記憶を辿り、イワンの言葉>>87>>88に耳を傾ける。駄目だ、決定的な物がない。
右眼が疼く。食虫花が蠢く。殺せ。喰らえ。もう相手が何だって良いじゃないか。まだまだ全然殺したりない。殺せ、殺せ、殺してしまえ。
混乱した思考を振り払う。違う、この危機的な状況で、同士討ちなんて致命的だ。確実に敵だけを打ち倒さなくてはいけない。暴力は目的ではなく手段だ。それは当たり前のことだ。

傍から見れば、唯、気分が悪そうに膝をついて俯いているように見えるだろう。次第にイワンが心配してかけてくれる声も届かなくなり、意識は遠く、遠く…]

(91) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

触んなよ、人殺し。

[伸ばされた腕に反射的に顔をあげた。
低い声と共に、肩に置かれる前に彼の腕を掴む。
普段の男からは考えられない殺気を隠さない様子で、右の赤い瞳は獲物を見つめるように愉しげに細まった]

(92) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[次の瞬間我に返り、床を蹴って相手から一気に距離を取った。呼吸が乱れ、頬をまた一筋、冷や汗が伝う]

………嗚呼。ごめんね。

ちょっと疲れていたみたい。嫌なことを思い出していたよ。
気を悪くしないで貰えると、ありがたいな。

[我ながら無茶なことを言っていると思ったが、仕方ない。これ以上の誤魔化し方は思いつかなかった。
苦笑しつつ、ゆっくりと立ち上がる]

俺は少し、外の空気にあたっているよ。

(93) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[赤い瞳は、相手>>96>>97にはっきりと見えていただろう。思えばこれが原因で、自分に疑いをかけられても可笑しくなかったのだ。
けれど彼は笑顔を見せ、此方の暴言暴挙すら許容し、そして思いも寄らない提案>>98をしてきた]

―――――…。

[ぎょっとして振り返る。思案は数秒。
男は首に掛けているヘッドホンに付いている通信マイクのスイッチを入れた]

ガーディ、聞こえるか?俺だ。
出来れば教会の護衛に回ってほしい。
少し此処を空けなくてはいけない用が出来た。

[そのままイワンの方へ視線を向けると、こくりと頷いた]

(99) 2015/01/17(Sat) 19時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 19時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―回想・十数年前―

[満月の夜、人通りのない路地を、母の手に引かれて駆けている。家族で買い物を楽しんだ帰り道、こんな悲劇に見舞われるとどうして予想できただろう。組織の一員である両親は、常に襲撃の危険があったとはいえ。
父は既に狼の牙の前に倒れた。母は今、必死で駆けるも満身創痍で、敵に追いつかれるのは時間の問題だった。

ごめんなさい、ごめんなさいと、何度も呟いて。最後の力を振り絞り、母親は我が子へ能力をかける。それは所謂"透明化"。対象の視覚嗅覚での認知を一時的に不可能にするもの。
声を出してはいけないよ、と囁いて、母は敵へと立ち向かう。元来、戦闘向きの女性ではなかった。勝敗は分かりきっていたのだ。

そして、少年が瞳に刻み付けたのは、]

(―――――!)

[月明かりに舞う、金の瞳の大きな灰狼*]

(104) 2015/01/17(Sat) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[衣服に関するイワンの憂い>>102は知ることはなく。戻ってきた彼>>103に、僅かに息を呑む]

…ありがとう。

[眼前の狼は、記憶の中の狼にやはりよく似ている。揺らぐ感情を理性で押さえつけ、静かにその頭を撫でた]

ミツボシが今回の件に、関わっているかもしれない。
彼女に気づかれないように近づきたいんだ。

出来るかい?

[イワンも同様に裏切者である可能性を、完全に切り捨てたわけではない。万が一その時は、"なすべきこと"をするまでだ]

(105) 2015/01/17(Sat) 21時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―教会→市街地へ―

俺にも確信はないよ。
彼女のことは、昔からよく知っているし。
…だから確かめに行く。

[驚きの声を零す狼>>106へ、感情を殺した声で答える。
首を傾げる頭をもう一度撫で、裾を引かれるままに扉の外へ]

充分だよ。ま、気づかれたならその時だ。
平和的対話で解決できれば、良いね。

[ガーディが辿り着くまでは、カリュクスの子である狼たちが教会を守ってくれるだろう。その姿を確認してから、灰狼の背へ乗り身を預ける]

さ、急ごう。

(108) 2015/01/17(Sat) 22時頃

ケイイチは、イワンに小さく頷いた。

2015/01/17(Sat) 22時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[優しく狼を撫でる手>>109で、恨みの感情を押さえつける。ただ、その触れる穏やかな温もりに、何故か余計に心に影が落ちた]

了解。俺への配慮はいらない。
全速で頼む。

[言われた通りに鞄のベルトを握り、身を低くする。
気配を殺し、呼吸は浅く。高速で通り過ぎて行く景色は、人の気配のないまるで死者の街のようだ。次第に上がっていくスピードに髪とコートが靡くが、細く見開かれた瞳が閉じることはない。

商業施設が近づいて来た。
ずきり、ずきりと。痛みを増していく右眼は、もう気のせいだとは思わない]

(114) 2015/01/17(Sat) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―商業施設付近―

…………。

[無人の道中と比較して、商業施設周辺の魔物の多さは異様だった。先刻の七転学園での惨状が思いだされる。心配を滲ませる灰狼>>113とは反対に、男はじりじりと確信を強めていた。この場で何かが起こっている。否、何かが"起こされて"いる。
イワンの背で息を殺したまま、商業ビルの二階へ侵入した。痛む右眼に意識を集中させる]

(こっちだ)

[一階へ降り立った灰狼に、男は正確に目標のいる方向を指し示した。吸血鬼や眷属を器用に掻い潜るその獣のしなやかな立ち回りに感心しつつ、やがては見えてくるだろう。
壁の向こう、遠く。追いかけて来た少女>>112の姿が]

(115) 2015/01/17(Sat) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―商業施設・1F―

…………。

[吸血鬼と眷属を従えるミツボシの姿を見て、イワンはどう反応しただろう。
男はその光景を焼き付けるように目を見開いた後、くつくつと肩を揺らして、堪えきれない笑みを零した。その音に気付かれてしまったのか。彼女はゆっくりと振り返る>>116
嗚呼、もう潜入調査も潮時だ。静かにイワンの背を下りて、吸血姫に対峙した]

や、ミツボシ。思ったより早い再会になったね。

良い夜なんて、とんでもないな。
俺は可愛い後輩と飯を食いに行く約束を潰されているんだが。

[穏やかな声色には、怒りも、悲しみも、失望すらも、何も含まれていない]

残念だよ。長い付き合いで、君のことは信頼していたのに。

[唯一、見出されるとすればそれは悦び。
口先ばかりの言葉を紡ぎながら、少女に合わせるように男も哂う。しゅるしゅると首元より伸び出でる蔓は、建物の壁を這うようにして広がっていく]

(119) 2015/01/17(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―回想>>118

(意思なんてないよ)

(命もね)

(吸血鬼や眷属にされた人間は、もう死んでいるんだよ)

[正確には虜にされた人間は、ごく稀な"幸運"でイワンのように正気に戻ることもあるようだが、そんな希望に縋るような可能性は無視した。
諭すように淡々と、男は冷たい言葉を吐く*]

(121) 2015/01/18(Sun) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[狼の囁き>>122に眉を寄せた]

……爆弾?

[ミツボシの佇まいは貴族王族をも連想させ、おそらく今回の件の首謀者と思われる。その対処が最優先事項には違いないが、既に危機がばらまかれているなら話は別だ。
かちり、と小さな動きでヘッドホンの通信スイッチを操作して]

『カリュクス。
 街に爆弾が仕掛けられているかもしれない。
 調べられるかい?』

[多くの動物を操る彼女ならば、この手の捜索は得意だろう。ミツボシの件については、この場で説明しても信用を得るのが難しそうであり、ひとまずは伏せる。
ただ、通信スイッチはオンのままにしておく。ヘッドホンが破壊されない限り、会話はある程度あちら側へも伝わるだろう]

(123) 2015/01/18(Sun) 00時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 00時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 01時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 01時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―商業施設・1F―

知ってるかい。
映画だと、最後は"悪役"が倒されて終わるんだぜ?

[共存>>126など、最初からこの男の頭にはなく。
彼女と過ごした長い年月の感傷すら、疼く痛みが喰らい尽くした]

――――…、はは!

[フロアの壁を侵食していた蔓が着火>>127し、壁床天井に一気に火の手が回る。燃え盛りながらも次々と蔓はその数と長さを伸ばし、同時に一帯を徘徊ないし待機していた彼女の下僕へ鋭く襲い掛かった。
意識のない屍は、きっとよく燃えるだろう。吸血鬼も眷属も虜となった人間も、生きていようが死んでいようが、男にとっては動く死体と同じだ。
その光景は、イワンには酷な物だったのだろうけれど]

(130) 2015/01/18(Sun) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ガタン、ガタン。火災報知機が反応したのか、防火スプリンクラーが作動して天井から散水が行われる。その人知のささやかな抵抗は、吸血姫の業火に叶うはずもなく、むしろ彼女の蒼い焔>>128を際立たせるだけだ]

凄いね。そんなこと、何時から出来るようになったの?
諜報部がこの強さじゃ、戦闘員は形無しだな。

[よく見知った彼女の能力を、見定めるように赤い瞳は揺らぐ。発火能力は強化されている。おそらくは他にも奥の手があるだろう。そして何より彼女は頭が良い。成程、厄介だ。
炎の向こう側、放たれていく爆弾を持った虜たち>>129。追いかけるように遠く蔓を伸ばすが、一人締め上げ、一人突き刺し、後は全部取り逃がした。
眼前の彼女から意識を逸らすわけにはいかない。これ以上は諦めるしかなさそうだ]

(131) 2015/01/18(Sun) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


『ごめん、爆弾を取り逃がした。
 吸血鬼の下僕が爆弾を持って街に散らばっている』

[果たしてどこまで状況が伝わっていたか、カリュクスへ再度通信で言葉をかけるのとほぼ同時、吸血姫の周辺の壁と天井を這っていた蔓が蠢く。それは彼女――ではなく、壁そのものへ一気に攻撃を加えた。
ミツボシの周辺と天井から瓦礫が襲い掛かるのが一撃。役目を果たした蔓そのものが四方から襲いかかるのが二撃。床を蹴り、彼女へと真っ直ぐ駆け出した男自身が三撃目]

(132) 2015/01/18(Sun) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―回想・十数年前>>124>>125

[惨劇を映した薄い月明かりの作り出す蠢く影絵を、ただただ息を殺して震えながら見つめていた。泣き叫びたい、母の元へ駆け出したい。けれどそれは彼女の願いではなく、そもそも恐怖に怯えた両足は、此処から一歩も動いてくれない。溢れ頬を伝う涙を止める術も知らず。
…やがて、路地裏は急に静けさを取り戻す。脈打つ鼓動が速まる。立ち上がる獣のシルエットは――]

――――っ。

[違う、それは人だった。理解が追いつかず、僅かよろめいた際に壁に服が擦れる。その音を察知したかのように、"彼"は此方を振り返った。見つかった。殺される。脳を支配する絶望と同時、これで両親と共に逝けるという安堵が少年を満たした。
それなのに、人影は此方へ近づいてくることはせず]

(……彼も、泣いてる)

[程なく、再びその影は獣と化してその場を去った。表情が見えたわけではない。けれど少年には、彼が悲しげに泣いているように見えたのだ。母の残骸の傍らに膝を折り、少年の黒い双璧は月を見上げる]

――――…神様。 どうか、御慈悲を。

[祈りは誰に捧げられたのだろう。
それは未だ少年の心が食虫花に蝕まれる前の、遠い遠い昔の話*]

(140) 2015/01/18(Sun) 12時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―商業施設・1F―

……イワン。
死亡フラグを自分で増やすのは止めてくれるかな。

[無自覚だと思われる彼の囁き>>133に、突っ込まざるを得なかった。それは二重の意味で死亡フラグだろう。チャールズがイワンをよく思っていない理由は予想が付いた。

十年前の事件で男も多くの仲間を失ったが、中でも一番悲しかったのがチャールズの妻が亡くなったことだった。内向的だった少年も、朗らかで温かいこの夫婦には心を開いている節が見受けられた。自分の両親と二人を、何処か重ねていたのかもしれない。彼らがいたから、苦手な歌も頑張って練習した。彼らが喜んでくれれば、自分も嬉しかったのだ。

その彼女が死んだ。責任をこの人狼一人に求めることなどできはしないが、原因の一端であることは間違いなく。勿論、私怨だけではなく、組織の年長者としての警戒と配慮もあったのだろうが。
あまり恩師を煽るような真似はして欲しくなかった。昨年のクリスマス>>134、目に余って"止めておいたら"と声を掛けたが、きっと不思議そうな無垢な瞳が返ってきただけだっただろう]

(142) 2015/01/18(Sun) 15時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

哲学的な映画は、眠くなるから苦手だ。

[笑う姿>>136は妖艶さの中にも無邪気さを秘め、これまでの彼女と何も変わらないようにも見えるのに。ついこの間、と嘯く相手>>137に肩を竦める]

へえ。どんな心境の変化があったのやら。

[過去には彼女との共闘経験もあり、戦闘スタイルは良く知っている。もっともそれはお互い様。しかも、植物と炎で相性が悪いことも承知している。それでも唯、攻め続ける。食虫花は長く待ち望んだ本来の"獲物"を前に狂喜し、本能のままにそれを喰らわんと欲する。
三撃目として彼女へ一直線に特攻する男は、投げつけられた6本の苦無>>138を全て蔓に突き刺して受け止める。その隙をついて、蔓と瓦礫を掻い潜った吸血鬼が背後から襲いかかってきた]

……っ。

[敵の爪が頬を掠めるも、振り向きざまに右腕から鋭い蔓を生やして吸血鬼を突き刺す。
ちなみにこの動作の所為でミツボシの絶対領域を見損ねたのは、大変遺憾なことである]

(143) 2015/01/18(Sun) 15時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そのまま彼女の方へ振り返る。突き刺した吸血鬼を盾として。
避けたところで、後から苦無を着火爆発されても面倒だ。最初から全て受けきる心算。駆ける速度は衰えるどころか増して。

>>139三本の火薬を仕込まれた苦無。初弾で盾の吸血鬼の身体は燃え尽きた。次弾は蔓で受け止めた。爆風と煙で視界を奪われ、最後の一本は捌き損ねて左肩を掠めると同時に爆発する。
それでも足は止めない。視界が悪くとも、彼女の居場所だけは何故か疼く右眼が知っていた。

彼女の足止めをするように、床からしゅるしゅると蔓が伸び出でる。幾ら燃やされたって構わない。少しでも相手の意識が逸れるなら。
程なく男は灰色の煙の中から、硬化した右腕の蔓の刃で彼女を斬りつけるように飛びかかる]

ミツボシ。
美味しそうだね、食べさせてよ。

[避けられたか受け止められたか。
距離を詰める男の赤い瞳は恍惚として細まり、常の彼らしからぬ気味の悪い台詞を吐いた]

(144) 2015/01/18(Sun) 15時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 15時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ミツボシがどの程度把握していたかは不明だが、ケイイチの戦闘スタイルは、当初はむしろ後衛の補佐に近かった。しかし年月を経るにつれ、好戦的で時には身を捨てでも獲物を求めて特攻するようになった。
今回の戦闘はその最たるものだろう。故に、彼女の評価>>147は正しい]

―――――…おや、それは褒め言葉?

[刃は皮膚を掠める>>148も、浅く。かつて化け物だと言われて痛めた心も失い、彼女の皮肉に可笑しそうに哂う。
間合いを取る吸血姫に、逃がすものかと更に踏み込み返す刃――ではなく、襲い掛かったのは巨大な食虫花。大きな口の中に鋭い牙を覗かせて、一気に齧りつく]

……!!

[が、捕食されたのは低位の吸血鬼達だった。一瞬で無残な姿を晒した彼らが割り込んできたのは、主人を護る本能によるものか、単純に敵の異能者に立ち向かってきたのか。
ともあれ殆ど傷を負わすこと叶わぬまま、>>150彼女に距離を取られてしまった]

(152) 2015/01/18(Sun) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ちっ…。

[苛々と舌打ちを零して、食虫花は乱雑に"不味い"獲物を咀嚼する。赤い瞳は視線だけでミツボシの気配を追うも、男の足は止まりその背を壁に預けた。
爆発を受けた左肩は服が裂け焼け爛れている。其処から細い植物の蔓が幾本も生え出で、折り重なり、人体へ同化していく。厚手の外套が幸いしたのか此方の傷も浅かった。しかし純粋な再生能力を持つ異能者と比して、"修復"には時間がかかる。

食虫花は不本意な食事を終えると、その射程の届く範囲の魔物を片っ端から喰らい始めた。攻撃を仕掛けてくるものは勿論、先ほどの闘いに巻き込まれて重傷のもはや動けない者も含めて、無差別に。その様はまるで、憂さ晴らしか八つ当たりのようである。
男の方は、(それが自分の首元から生えているにも拘らず)食虫花の動きには無関心な態で、無言で周囲の様子を伺っている。傍から見れば、双方の意識は分離しているかのようにも見て取れた。

爆煙が晴れて行く。男の虚ろな瞳がイワンの異変>>151を捉えたのは、おそらくはミツボシより一手遅く]

(153) 2015/01/18(Sun) 17時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[>>157大きな灰狼が、しなやかに蠢く。それは記憶の底に沈むシルエットに比して、ぎこちなく消極的な動きだ。それでもその獣の牙は、爪は、血を舞わせる]

…………。

[肩の修復は終わったし、食虫花もあらかた周辺を喰らい尽くした。しゅるりと最後に花が男の身体に同化して、元通りだ。

――イワンを助けに入るなら、急ぐべきだろうが。

男はその場から動こうとせず、その双璧は無感動に獣の葛藤>>158を眺めている。最初よりも随分と静けさを増したフロア内で、少し離れた場所から二人の会話を黙って聞いている]

(163) 2015/01/18(Sun) 18時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[イワンが動いた>>164のと同時、男は一気に床を蹴って飛び出す。言葉もなく、表情には先程までの笑みも苛立ちも失せたまま。

ただ迷いなく、吸血姫の背後から鋭い無数の蔓が襲いかかる]

(166) 2015/01/18(Sun) 19時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[蔓は燃やし尽くされたが、男は獲物を後追いすることはなく。
対照的に駆け出していく灰狼>>170を見送りながら、元々彼が死守していた場所へ静かに降り立った。気絶していた人間たちを狙う吸血鬼や眷属を一蹴すると、彼らを火の手から護る壁をつくるように植物を這わせる]

……イワン。

[やがて戻ってきた獣を真っ直ぐ見つめ、酷く優しい声色で獣に問いかける]

この人達は、吸血鬼に虜にされているんだけど。
洗脳を解ける見込みはあるのかい?

[彼が是と、答えるならば]

そう。なら、早く脱出しよう。

[気絶した人間数名を狼の背に蔓で括り付け、出口へ向かって駆け出す。
行く手を阻む魔物を斬り飛ばしながら、火の手が上がり崩れ落ちかける建物内を先導し、外へと**]

(171) 2015/01/18(Sun) 19時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 19時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―商業施設・1F―

[感謝に満ちた囁き>>181に、静かに返す微笑。瞳に宿るのは昏い影。場合によっては寂しげな、何処か泣き出しそうな顔にも見えただろう]

……俺は何もしていないよ。
護ったのは、君だ。

[彼へ向けた言葉は謙遜ではない。自分が初めから全て対処していれば、おそらくこの人間たちは死んでいた。救うなんて選択肢は最初からなかった。何時からだろう、犠牲を厭わなくなったのは。時折我に返り疑問に思うこの心も、きっといつかは消えるのか。
彼が触れるのを拒むことはない。ただ、指先は怯えるように微かに震えた]

なら、行き先は教会だね。
留守を頼んだガーディも気になる。

[司祭の名に頷き、そのまま数名の人間を連れて教会へ。蔓が命を切り裂く度に、何かが擦り減っていく]

(190) 2015/01/18(Sun) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

ガーディ、いるかい?

[戻って真っ先に後輩の姿を探した。彼の様子が不安定なのは分かっていた。分かっていながらも教会の護衛を託したのは、その実力を信頼しているからなのだけれど。
その姿を見つければ、まずは無事を確かめれば、安堵の息を吐いていつものようにその頭を撫でる]

急なお願いをして悪かったね。
ありがとう。

[男の方も修復済みの為、現時点では怪我はない。まあ、服の左肩が破け裂けているので、何かあったことは察されるだろうが]

少し厄介なことになった。後で詳しく説明するが――…。

(194) 2015/01/18(Sun) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[言いかけたところで司祭もやって来てくれた。小さく頭を下げる。
獣化を解いたイワン>>184が話し始めるのを見守り、彼が言葉に詰まったなら重ねるように報告し始めた。傍らの後輩へも、同時に語り掛けるように]

吸血鬼の首謀者が判明しました。ミツボシです。
彼女は魅了術を使っていたので、
高位の吸血鬼とみて間違いないでしょう。
いえ、下手をしたらそれ以上の存在かもしれませんが。

…………、イワンは。

イワンは魔眼を受けたこの人間達を救いました。
"今回の事件に関して"は、彼は無関与であると俺は判断します。

[淡々と、感情を殺した声で告げる。>>195不思議そうにする後輩へは、吸血鬼の魔眼についての説明を加えて。
司祭が解呪を試みることを了承して笑顔を見せれば、お願いします、と再度頭を下げた。男の表情に、感情の色は戻らない]

(196) 2015/01/19(Mon) 00時頃

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