142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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―道中―
[ベネットの唇は読唇みやすい>>1:88。 そのくちびるの動きには、軽く首を横に振った。]
<遅かったから。 徒歩だったし>
[ひどく疲れていたし、きっと彼が迎えてくれたとしてもまともな対応は無理だっただろう。 それこそ、ひとりごとにしてしまう。
世間話に返す言葉もそう多くはないけれど、頷きながら聞く。 時折<それから?><おつかれさま、>とねぎらいをはさみつつ。
見慣れない動きに、はたと瞬く。]
[村外れの森に住む男の人、は。記憶にない。続いた動きは、その人の名前だろうか。 問いを重ねる前に、思考は流れ>>80。記憶の端に痼を残すのみとなった]
(25) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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[選んだ本は、口伝の御伽噺をまとめたものであったらしい。 怪奇の類や、伝承の生物の話など。ファンタジーと称してもいいそれを、読みふける。
その中の一つ。人狼の頁で、手が止まる。
――なんとなく。 なんとなく、ざわつく此れは、何だ。]
(――人狼、)
[人狼とは、ヒトに化ける狼の総称である、との書き出しから始まる文章を、読み進めることはせずに、本を棚に戻した。]
(26) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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― ―
[あと一日だけと懇願され、仕方なく街に留まることにしたサミュエルを、祖父母は豪勢な食事でもって饗した。 明日、会ってほしい人が居るのだと。心配げな顔がふたつも並んでいれば、頷くほかなく。]
[紹介されたひとは、妙齢の女性だった。 紅茶を片手に談笑するだけで、此れまでとは異なり医療行為に及ぶでもなく、無駄に拝み散らすわけでなく。 この女性は、もしかしたら身内に聾者がいるのかもしれないと。 故に、祖父母が頼ったのだろう、と。
警戒が緩んだ時に、目の前が眩んだ。 ]
(27) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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立ち上がろうとしたけれど、力が抜けて、膝から床に崩折れる。 霞む視界の向こうで、悲痛な顔をした祖父母が何事か呟くのが見えて――]
「こうするしか他になかったんだ」
[それを理解する間もなく、意識は闇に沈んだ]
(28) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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[目を覚ました時には、すっかり夜も更けていた。 身体の痺れはもう無くなっている。
――そうだ、問い詰めねば、]
……… 、
[ぬるり、と。 掌が滑る。]
……?
[ 月明かりに照らされた掌は、真っ赤に染まっていた ]
(29) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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[掌だけではない。 鏡面に映る自分の姿は、どこまでも紅く。
足元に、たおれた "ふたり" は 、]
( なん、 で )
[悲鳴と共に、思考がその単語だけで覆い尽くされていく。 鬱陶しいと思うこともあった、けれど、けれど。 ]
(30) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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ば、ァ、ちゃ、
じ、 ちゃ、
[ だいすきな、祖父母だったのに 。 ]
(31) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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『あなたに、月の祝福を』
[赤い"聲"が、音の無い世界に響く]
[それからのことは、よく憶えていない。 ただただ哀しくて、悲しくて、赤子のように泣いていたような気がする。]
(32) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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[サミュエルが"日常"に戻るまでに、半年の期間を要した。 祖父と、祖母の死は、心の奥底に埋められて。
サミュエルの記憶する"半年間"には、隣に笑う"誰か"の存在だけが残った]
[ふるさとへの道をたどる。]
[変質しきれないままで。 魔を、眠らせた、ままで―― ]
(33) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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―バートレット家・室内―
[次に手にとった本は、魔法を題材にした物語だった。 本を読む手は止まらない。ざわついたこころはもう既に凪いでいた。
ベネットが戻ってきたけれど>>0:101、サミュエルの思考はもう、物語の続きに持って行かれていた。 ゆるゆると首を振って、<今度改めて挨拶にいく>と告げる。 一度受けておきながら断ることになった非礼に対する侘びもあわせて。]
[ライジの誘い>>0:105には、す、と読んでいる本の表紙を見せる。 それは、これを読むまでは居る、という意思表示でもあり、自分はこれを読み続けるけれどいいか、という伺いでもある。 此処に座って読書に耽っていると、時折こうして茶に誘ってくれるライジに、毎度やる仕草だ。 最初はいちいち本を置いて手話で告げていた言葉は、いつからか簡略化した。]
(34) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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[視線は未だ紙面へ落としたままで、台所へ戻る背を追う。 ライジからティーカップを受け取り>>19、ぺたりと床に腰を下ろした。
あまり行儀の良い行為ではないけれど、床に座って膝を抱える座り方はサミュエルの癖だ。 本を読む時は、ちょうど膝が支えになるし、眠たくなれば転がればいい。 そこがどこであるかなどには、サミュエルはあまり頓着しなかった]
<ありがとう、 いただきます。>
[とん、と両手で礼を示して、カップを傾ける。 勧められた葡萄は>>23ゆるく首を振って断った。先程桃を食べたばかりだ。 果物のあまさは好きだけれど、あれもこれもというほどあまいものを好むわけでもなかった]
(35) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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[それから、どれほど時間が経った頃だろうか。 物語はもう終盤に差し掛かっていた。没頭していたが故に、僅かに。
ちりつく感覚にも、気づかないままで。]
――― !
[ふと。
聞こえた、歌にも似た"聲"に、弾かれたように立ち上がる。 ]
(36) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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( こえ、が )
[生活音も、環境音も捉えぬ耳だ。 誰かの"聲"は、とても明瞭に響く。 ざわり、と魔が蠢いて――僅か、"サミュエル"が変質したことに、ライジは気づいただろうか。
唐突な行動を手早く手話で侘びて、読みかけの本を片手に台所を出る。
元あった場所に本を戻して表に飛び出した頃には、もう"聲"の出処は解らなくなっていた]
(37) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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―自室―
[両親への挨拶もそこそこに、部屋に戻り。寝台の上で膝を抱える。 どことなく、首の後ろが落ち着かない。 それは、"いつ"からか。 ――今日か、それとも。
あの、夜からだろうか。]
(66) 2013/08/31(Sat) 21時半頃
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[眠ってしまっていたらしい。 気づけば闇は深く、そろそろ約束の時刻へ差し迫っている。
身体を起こせば、はらりと布団が肩から滑り降りた。
拾い上げて、強く握りしめる。]
……、
[行ってきます、と。 親の優しさの残滓に、告げて。窓から外へ]
(67) 2013/08/31(Sat) 21時半頃
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[サミュエルは音を閉ざしてこそ居るが、目と身体能力には元来より優れていた。 ただ、優れた能力を持てども、生かす体力は持ち合わせていない。
祖父はそれを悲しいことだと言い、精をつけろと呼び寄せた際にはいつも肉を焼く。 菜食主義の両親の元に在れば決して口にすることのない肉料理を堪能した後は、いつもより身体が軽く穏やかに在れたのだったか。]
( …… 遠い)
[かつての記憶を思い返しながら進む道中は、人の足にはそれなりの距離で。 早くも、こうして飛び出してきたことを後悔しつつあった]
(70) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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― 教会脇・薔薇庭園 ―
[導くような聲が響いている。 その歌を追うようにして歩いてきたけれど、誰かが立っていることが分かる位置で足を止めた。
ほのかな光>>62を視界の中心に据えたまま、問う。]
(72) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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[闇の眷属に堕ちきれない身は、識らないままだ。 その"聲"の正体も。――己の、"本来の生"も。]
["何故"血を吸うだけで飢えを満たせるはずの吸血鬼が、祖父を"引き裂いて殺した"のかも。]
(73) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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["聲"で話してくれるならそちらの方がいい。 その姿は見えども、"誰か"までは明かりのないこの場では認識しきれていない。
―― 同胞の気配に触発されて魔が滲む。 そうして、ひとつの"獣"が、死に絶えてゆく。]
(76) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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『泣かないで、可愛い子』
『貴方は生きるために飢えを満たし ――"敵"を、排除しただけよ』
[侵食する魔と共に、朧気であった生の夜が静かに奥底から浮上する。 そう、あの夜。"親"たるあの女性は、言ったのだ。
"敵"を排除したと。 ――ならば、その敵とは?]
(77) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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[招かれた手に、近づこうとは思わなかった。 それは、未だに魔の支配を許さない気高い獣の本能だ。
サミュエルがその手で屠り、今際の縁にまで、遺される若き狼を想いながら果てた祖父の血が齎した贈り物。]
[長命の"魔女"と呼ばれた吸血鬼の血が齎した毒は、確実に侵食を続けているけれど。 親が敢えて眠らせた総てを受け入れるには、サミュエルのこころはまだ幼すぎた]
(87) 2013/08/31(Sat) 23時頃
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