266 呑花臥酒―盤楽遊嬉・春の乱―
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[狸枕にうつつを抜かしてどれくらい経ったか。]
うーん、むにゃむにゃ。 生贄より酒が欲しい……。
……はっ。 しまった!?飲み逃したか!?
[すっかり白蛇の姿に戻った状態で目を覚ます。]
(0) simotuki 2017/05/04(Thu) 21時半頃
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……ああー、よかったよかった。 まだあった。
さっそく飲み……と思ったが、なんだか酔いが醒めてしまったなあ。
[落ちていた樽を人型になって抱えるも、そのまま飲む手を止める。 池で待つお魚達との約束を思い出したわけではなく、その件はすっかり忘れていたのだが。]
(1) simotuki 2017/05/04(Thu) 21時半頃
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さて、宴はどうなったのか。
まあ、折角の"花見"だ。 少しは花も見るとするか。
[差し伸べた白い手の平に花弁が落ちる。 見上げた其処には、妖怪たちの激しい大暴れにも関わらず、散らすことなく咲き続ける桜があった。**]
(2) simotuki 2017/05/04(Thu) 21時半頃
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