199 Halloween † rose
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― →ガラス雑貨店「Curcubeu」前 ―
[ぎぃ、と鈍い音を立てて店の戸を開くと、 見覚えのある獣の姿がそこにあった]
――やぁ、久しぶり。 君も来ていたのだね
[ふさりとした尻尾が左右に揺れ、石畳の上を掃き掃除している 人には見えぬ姿を取っているようだが、 ヒトでは無いヴァンパイアには、犬の姿として映る。
札を直してから毛並みへ向け、手を伸ばす。 森暮らしが長いせいなのか元からなのか、 やや硬い毛質だが、乗り心地は悪くなかった事を過ぎらせ――]
(130) 2014/10/21(Tue) 08時頃
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うぁっ――
[細い視界の難。 店先の段差を忘れ、踏み外す。
身体能力が落ちているせいで倒れ込む形で崩れるが、 黒い大きな犬には支えて貰えただろうか。 転倒に巻き込む形となるなら謝罪せねば]
っく……熱、う゛ぅ、…っう
[半ば脱げたフードの内に差し込む陽光 片頬が焼け爛れる音と、不快な臭いを嗅ぎ
短い石段に片膝預けたまま、慌ててフードを正す。
治癒する程度の範囲とはいえ、 火傷の痛みに顔を顰め、眼瞼を伏せた**]
(132) 2014/10/21(Tue) 08時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 08時半頃
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……やれやれ。
[やはり完全防備を心掛ける可きだった。 黒毛の犬から離れる形で身を起こす
他にもこの街には魔物が居るのだろうか 耳を澄ましていると少し離れた店舗の方>>122から 獣の鳴き声かしたような気がした。 そちらを一瞥し、フードの奥で目を細めさせ]
(136) 2014/10/21(Tue) 18時半頃
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城で十年は寝たからな。 ハロウィンが去れば、日中は寝て過ごすとするよ。
[>>137>>138顔半分に緋い鏡のような膜を咲かせた。
日中は少し妖力を使うだけでも疲労が凄まじい。 再びよろめけば、黎い獣が再度身を支えてくれて。 屋根下の陰りへ運んでくれる、厚意に甘え、 さして重くない身を任せる間、ふさりとした毛並みの背を撫で]
――すまない、ありがとう。 [下ろして貰った所でよろつきながら立ち上がり、 ヒトの姿を形どった彼を見詰め、謝礼を。]
(141) 2014/10/21(Tue) 19時半頃
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パイがもう一切れ余っているが、食べていくかい。 チーズが苦手でないのなら
…紅茶か珈琲なら淹れるよ。
[礼代わりの誘いを向け、ドアノブを捻る。 そう遠くないうちに、夜もやって来るだろう。 それまでの時間潰しにでもと告げたがどうか
忘れていた貼り紙を剥がし。]
明日もハロウィンなら、君にも手伝いを頼んだのだがね。 [ある筈の無い言を告げ、薄く笑い。 ミケの返答が何方であっても、店の中へと引き換えす算段。]
(144) 2014/10/21(Tue) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 20時頃
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[血は止まったが癒えるまで痛みはある。 太陽の出ている間、ヒト並かそれ以下な程脆弱な身は、 本当に面倒だと改めて感想を抱き。]
鎮痛剤… この街に薬屋はあるのだろうか。
[流石に医者には掛かれない。
ぽつりと独り言を落とし、店内へと。 夜まで耐えているという手は勿論あるが。
表の様子に異変を感じた蜥蜴が足元まで降りてきたので、 つるりとした背を撫ぜ。]
君、――探しものを任されてくれる?
[シーシャで無ければ願を預けるのは難しそうか。 駄目元で強請り、蜥蜴を送り出そう。*]
(149) 2014/10/21(Tue) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 20時頃
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[ミケと茶会を楽しんだ後、蜥蜴が戻ってきた。>>154
薬店の場所を聞かば、蜥蜴にチョコレートの欠片を差し出す。
黎い欠片を食べる様子を見守り、偉いぞと褒める。 使い魔と謂えば仰々しいが、ペットだと思えば愛らしい。
ならば億劫ではあるが足労を――と腰を浮かせれば、 陽が段々と暮れてゆく時分と為る>>161
なら、少し耐えていれば治るだろうと決め込んで。 しかし薬店の場所を知れたのは良き事。 これで日中、多少の怪我を負っても痛みに苛立たずに済みそう 粗悪な薬品を扱っていなければ――の話だが。]
(163) 2014/10/21(Tue) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 21時半頃
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[悪魔からも悪くない評価を受けたチーズ入りのパイは、 彼>>172の口に合うだろうか。
そういえば、つい先程恩顧の主がヒトに変わったその時>>169、 驚く声が聴こえた気がするのだ。]
君は犬の姿であっても、ヒトの姿であっても 目を引く存在なのだろうね。
[つい昨刻を思い出し、そう告げて。 ]
ああ、さっきの子に会えそうなら、渡してくれないか
[ミケ>>176に透明の個装袋に入った ヴィシィネ…ダークチェリーの混じるクッキーを預け。
街へ出向く様子の彼を、送り出す*]
(180) 2014/10/21(Tue) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 21時半頃
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[旧友の迎えを待つ間、宵の頃を経て魔力も戻る。 タキシードに着替え、立て襟のマントを羽織る。
全てが黎の出で立ちだが、マントの内側はやはり緋色。 ヴァンパイアらしい正装を締めくくるのは、 首のすぐ下に位置するマントの留め具。
緋い淵を飾るシルクハットを頭部へ添えて]
ステッキは不要かな
[朝まで酒場で過ごす訳では無いし。 それに、友人が赴いてくれるのならば 杖をつく必要性を感じない。]
(186) 2014/10/21(Tue) 22時頃
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[窓の内側を覆う緋いカーテンを引き、 街の様子を部屋内で眺める。
夜とはいえど、街の明かりは多い。 この日に早寝する者も、そうはおるまいなと感想を噛み殺し
凱旋帰りのような堂々たる歩を取る狼男>>171の姿。 薄く笑い、周囲のニンゲン達が驚嘆の声を上げる様子を眺めて
ノックの音に窓から離れ、ドアを振り返る>>188 窓越しに見る以上の迫を感じ、目を見張った。 成程、そりゃ大声も上がる筈。 自身が魔物でなければ、仝じ反応をしていただろうし。]
(190) 2014/10/21(Tue) 22時頃
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迎えに来てくれてありがとう。 君こそ、―――随分と“らしい”格好だ
[隠すつもりが毛頭無いと謂えばそれまでだが。
横を通る者達に、奇妙を奇妙と思わせないのは、 ハロウィンの魔法と言っても過言では無さそうだ
金色に輝く狼に――四足歩行の姿と対面した事はあれど こうして服を纏い二本の足で佇む様子を見るのは初めて。]
ワイルドで素敵だよ。
[足を進め、タイへ指を伸ばす。
曲がってしまっている其れを正す間、 顔の半分に薄く残ったケロイドは消し忘れたまま]
(194) 2014/10/21(Tue) 22時頃
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てっきりヒトの顔で来るかと思っていたが――、 …そういえば、今日はフルムーンだったね
[>>197月と無関係に獣の姿は辿れるのだろうけれど。 月を背負って歩く姿を脳裏に描けば、 余計に“らしく”思えてしまい、声を殺して笑い。] 確かに……袖もみっちりとしている気がする。 [タイの向きを正した後、皺の乏しく見える スーツの腕辺りを見詰めて。
顔の火傷を指摘されれば、思い出したように頬へ指を。 と、触れて癒す前に、悪戯心を沸かせてジェレミーを見上げ]
獣の舌は、傷を治してくれるというね。 ……君の舌は、どうだろう。
[期待の含みを持たせると共に口端を持ち上げるが、 強請った言は、半分以上冗句。 死人のように白い五指を獣の手に預け、出発を促そうか。]
(203) 2014/10/21(Tue) 22時半頃
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[フルムーンに血が騒ぐらしい狼男の得意げな様相>>208に、 笑いをかみ殺せず、くすくすと。 魔女もそうそう拝んだ事が無いとは計り知れないが、 隣で過ごすだけでも、存分な迫力を受ける。]
まったく迂闊だった。日光浴は死ぬまで出来なそうだね。 しかしまぁ、この通り――
[手で撫でれば、夜のうちは呆気なく火傷跡も消せると。 眼前で一芸を披露する機は、大きな手に包まれた。
笑う様も悪い感じだ。 栗鼠の姿を取ったあの日を不意に思い過ぎらせ、 顔と舌が近づけば、>>209少しだけ恐ろしくなる。
小さく息を吸う唇が震えてしまったのは、悟られてしまうか。 ――この距離ならば]
(215) 2014/10/21(Tue) 23時頃
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[牙が隠れ、押し付けるような頬への口づけ。 吸った酸素よりも多くの呼気を吐き出し、肩を下ろす。]
……
婆さんは一呑みにされるのだろう? 私は男で良かった。
[千年以上を生きる吸血鬼は、ジジイである。 手を引かれるまま歩を進め、腰を預かる獣の手に支えられ。
犬の妖精とはまた違う毛並みを堪能するように、 首ぐりに生えた金色の体毛を指で撫でては、 良いものを食っている、と皮肉とも率直ともつかぬ感想を溢し。
獣である顔を愛でながら、 酒場への道中、退屈を覚えることも無く*]
(217) 2014/10/21(Tue) 23時頃
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― 酒場・ダンスパーティ ― ふむ。 ――ここまで南瓜一色だと、 本当に南瓜の馬車で来る可きだったと思わずにはいれないね。
来年のハロウィンは、そうする事にしよう。
[来年を待つ必要など無いという事を、男は知らない。
血のように赤いワインの満ちたグラスを揺らしながら、 女性客に群がられる狼男>>211を、ソファに座し遠目に眺め。
吸血鬼が友人と紹介されてしまえば、 一瞬目を見張るが、ハロウィンジョークとして 会場が沸いてくれたので、奇妙な心地と安心を覚え。]
(221) 2014/10/21(Tue) 23時頃
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……あぁ、それなら酒を飲む前に踊らなくては。 後がつっかえてしまうからね。
[彼の周囲を取り巻く列でも出来そうな女性の波を見れば、 一晩踊っても時間が足りないくらいだろう、と。
リアルもリアルな美女と野獣を決め込めるのだと ドレスを纏う女躍起になっているのを尻目に。
腰を上げ、狼男へ歩み寄る。 ゆったりとしたリズムのクラシカルが一曲目で良かった。 激しい曲は、足が疲れてしまう。じいさんなので]
(227) 2014/10/21(Tue) 23時頃
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……私の方が、君に恥をかかせてしまうかも知れないよ。
[獣の声で言われた噺を一度過ぎらせ、ゆるく微笑み。 口の割には達者なステップで円を描くように踊った。
得意でもないと称された割に、 ジェレミーのリードはやはり安定していると感想を抱く。]
野獣にしては、美しいな。
[踊り終えた後、物語のような醜い獣扱いは 金色の人狼に不釣り合いだと称し、毛むくじゃらの顔を撫ぜ。
楽しかったと感想を告げ、離れる。 ウェアウルフに殺到する女の波を颯爽と躱し。 再びソファへ座り、口をつけていないワイングラスを取る*]
(228) 2014/10/21(Tue) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 23時頃
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[視界の端に映りこんだバーテンは見覚えのある顔。>>223 呼ぶにも彼はあそこから離れられまい。
ワイングラスを片手にカウンターまで足を運ぶと、 そこには悪魔>>225の姿もあった。]
私からの菓子は、これでいいかな。
[ミケに預けたものと同様である ヴィシィネ入りのクッキーの包みを与え。]
ドナルドさんこんばんは。 先生…では無かったのかな
[公務員がどうのと咎めることなどしないが、 純粋に不思議そうな表情で、働く彼を見遣り。]
(230) 2014/10/21(Tue) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 23時半頃
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[長いマントはカウンタで座るには適さない。 留め具をぱちり、と音を立て外し、背もたれへかけようと。 床についてしまうと店員に告げられたが、 預けるつもりは無く、カウンタの丸椅子へ座し、 マントは膝下へ掛けるようにして。
それなりに熱気の篭る店内だが、 気温を感じない男の肌は、きちりとした正装であるにも関わらず 汗一つかいていないのだった。]
お似合いですよ。 ……ほんのすこし悪そうな感じが。
[この賛辞はやや失敬かと思いつつ、 今日という日なら無礼講だと自身に言いくるめ カウンタの一段階落とされた灯りの先に居る彼を見上げ。 グラスの中の緋い液体を飲み干す。]
それは良かった。 あのランプはオイル式なので寝室だと…少々匂いが。 キッチンは悪くない位置ですね。
(239) 2014/10/22(Wed) 00時頃
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[賑やかな店内と裏腹に、カウンタの先は仄かにだけ暗い 後ろ棚へ並ぶ洋酒のボトル、シェイカーや南瓜の飾り。 奇妙なカラーリングのペロペロキャンディが沢山刺さったグラス。 中央側は元より、此処もまたハロウィン一色だと感心する]
ええ、初めてです。 というかハロウィン自体が初めてなもので……
中々良い街ですね。
[こうして数日滞在する分には、賑やかなのも楽しいと。 眼帯と片目の両方を見据え、]
――ドナルドさんの、お勧めなカクテルは?
[空いたグラスを仕切りの役を果たす台越しに預け、 彼の用意したものが飲みたいと、暗に伝え。 昨日の日中に会った時よりも、柔らかい笑みを浮かばせ。]
(242) 2014/10/22(Wed) 00時頃
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[昼の目では見通せなかった翼と尾を持つ使い魔>>241に、 ミイラ男に紛した>>243青年を視界の端に止め。
ダンスに勤しむらしき悪魔>>247の挨拶には、片手を振る。]
ええ、後ほどお相手願えれば。
[夜は深い。 悪魔の手が空いた頃合に、一曲願ってみよう。 ……そういう時に限って激しいロックが掛かりそうでこわい。]
…………あぁ、しまった。
[ミイラ男の方を暫しじっと見つめていたが、 彼が宿屋近くの通りで衝突した人物だと悟り。
侘びの品は店に置いたままだと独りごちる 渡す機会だと知っていれば、持参したものを。]
(249) 2014/10/22(Wed) 00時半頃
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[手背で口元を隠す様子>>252には、ほんの些し怪訝そうに 特段面白みのある事を言ったつもりは無いし、 女性のように口を隠して笑う風体には見えず。]
ええ、でも。 今日の方がドナルドさん“らしく”見える。
[働く姿は教師の其れでは無いが。 時折子供が彼へ声を掛けに来て、 成程、虚言では無かったと理解すると同時に、 子供を諭すのみが彼の築いて来た本質では無いと 勝手な想像を張り巡らす。
男がヒトと称すには血腥い性を隠しているように ニンゲンである彼も魔物の己になにかを隠匿しているのかと
それは面白くもあり、ヒトと化物の垣根でもあると実感する
メモへの礼には首を緩く横に振り。 助けになったのなら、其れで良いとちいさく告げて。]
(263) 2014/10/22(Wed) 01時頃
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自慢の故郷――か。 里を愛す習慣は、素敵ですね。 たまになら、多少騒がしくとも。
……、 私の住処はひどく静かなので この環境に慣れ親しんだ貴方では、きっと退屈してしまうでしょう
[>>253隠されているのはもう一つ。 左目を覆うアイパッチの奥は、知らない。 今日も覆っている辺り、腫れは未だ引かなそうか。
今限りのバーテンだと聞いた上で、 注文するのは意地が悪かったかも知れない。 悩み始めるドナルドの様子に、 仝じもので構わな事を告げようと唇を割るが。 右目の目付きが悪辣な其れの雰囲気を醸しているのに気づき、 教師の内側に隠されたなにかを、 見つけてしまったような気分になって。
――しずかに、笑みを深くした。]
(265) 2014/10/22(Wed) 01時頃
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トマト?
[緋色の双眸を瞬かせ。>>254 疑問符を貌と声に乗せ、首を傾げさせた。
好む食べ物は無いけれど、 大蒜を避ければ好まないものは無い。]
ええ、大丈夫です。 ですが、トマトは野菜……?
[酒を飲むと為ればワインのみと決まっている。 初めて神の血以外を自ら所望したのだ。
トマトを使うカクテルに思い当たらない。]
……野菜を酒に変える魔法を使えるんですね?
[告げ、愉しみだと言わんばかりに口元を緩ませ、頷く。]
(267) 2014/10/22(Wed) 01時頃
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[シーツを被ったお化け>>246の来場に一瞥を。 あれは昨日来た小さなモンスターとは違うなと サイズを見て判断を下し。
シーツに空いた穴がから覗くふたつの瞳。 つい先程ミケが変化を遂げる所を見ていた目とまでは 悟れていないが、綺麗な目だと思った。
その彼と共にアジアンな雰囲気を纏う喫茶店の店主が居れば 物珍しそうに視線を向け、軽くお辞儀を。 菓子と共にカウンタへと訪れた彼>>269から菓子を渡され、]
ありがとうございます。… 宜しければどうぞ
[自身の持参したクッキーをお礼として渡そうか。 ドナルドとの親しげな様子を見る限りでは、 住人で間違いないのだろうと検討をつけて]
手作りを配っているのは珍しいですね。 市販品の振る舞いが多いので
(272) 2014/10/22(Wed) 01時頃
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静かですし、森の中なので長閑ですね。
おじいさんなら、きっと落ち着くと思います。 歳を重ねた目には、色彩としての緑が恋しくなるそうですよ。
[>>275ヒトが一生懸命に考え込む姿は、嫌いではなかった
それが己の為に頭を割いていると介せば尚更。 無茶を押し付ける面倒な男と思われていそうだが 彼の態度と言葉には、不思議と其れを感じない]
トマトジュースを酒に…?
[>>276益々以て不可思議そうな様子は隠せずに。 トマトジュースと麦酒のミックスは風変わりに思えた。 気泡が朱に浮き、麦酒の黄ばみが濃赤を薄めてゆく。 タンブラーを預かり、告げられた酒の名前にきょとりとする。
成程、――緋色の目。 カクテルの名前にふさわしい色合い。 飲料に似た瞳を二度、三度と瞬かせて、]
(284) 2014/10/22(Wed) 01時半頃
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……ありがとう。 ドナルドさんの魔法は、中々面白い。
素敵な魔法ですね。
[緋い飲料は元より好むが、これは特段と好ましく思えた。 渋みある炭酸はトマトジュースで調和され、飲みやすい。
美味しいです、と感想を溢して緋い髪を見上げ、微笑んだ。]
(285) 2014/10/22(Wed) 01時半頃
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それなら良かった。ブラックチェリーが混じっているので、 些し甘酸っぱいかも知れません
[>>279酸味も苦手ではないですか?と問いかけ。 タンブラーの中身をゆっくり飲みながら。 髪の色合いの噺に移れば、コースターにタンブラーを預け]
私には、純黒の色合いの方が綺麗に見えますね。 無いもの強請りというやつでしょうか
[黒に染色しても、自然な艶が殺されそうな。 そして自身の肌の色には、彼の頭髪が似合わなそうだと。] へぇ…それは。 明日発ってしまうつもりなので、残念ですね。 …朝にでも寄れればいいのですが
[飲食店に日中訪れた事は一度もない。 光射す場所であれば実現は難しそうだと、 光に忌まれた己の身を、ほんの少しだけ呪う。]
(289) 2014/10/22(Wed) 02時頃
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私はニコラエ。 露蝶さんのお店には、美味しいお茶、ありますか?
[そんな世間話をしつつ。
更けてゆく宵が明くる前には店を出ることだろう。 朝日を浴びて溶けてしまっては笑えない。*]
(293) 2014/10/22(Wed) 02時頃
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[して、酒場の閉店後。 がカウンターにひとつの古めかしい装飾を為した 懐中時計を、酒場のマスターは見つける。
即席バーテンの男にも、持ち主に心当たらないかと尋ねた。
蓋を開ければ、止まった時計の円盤。 蓋の裏側には、子供の教科書にも載っている写真。
この国の初代女帝と、ニコラエがモノクロで写りこんでいる。
なにひとつ、今と変わらない姿のまま。 針が止まった時計と同じく、 まったく仝じ姿でタキシードに身を包み――**]
(294) 2014/10/22(Wed) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/22(Wed) 02時頃
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