35 WWV 感染拡大
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[恍惚とした表情で、噴き出る生暖かい血を浴びる。服に、手に、頬に。元は純白だった赤斑の白衣とシャツに、幾重にも血が塗り重ねられていく。己を含む幾人もの血。脇腹の傷は少しく開き、手首の傷痕も引き攣れていたが、痛いとも不快だとも感じなかった。 ゾーイが手を伸ばす仕草に、目を細めて]
……青い鳥は……見付かったかい? ……
[そんな言葉を零す。それから、メスを持った手を下ろし、ゾーイが息絶えていく様を見届けた。歪に、微笑んだまま]
……終わり、か。
[やがて響き渡った放送に、笑いの残滓のような吐息を漏らし]
(0) mimu175r 2010/11/03(Wed) 04時頃
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[ホリーはどうしていたか、其方を一瞥してから、ゾーイの体に視線を戻す。結わいた長い髪と白衣の裾が微かに揺れ]
終わろうが、終わるまいが…… 同じ事だ。変わらない。 ……私は、やりたい事をやるだけ、だ。
[メスの背に唇を寄せ、一たび瞑目して]
……クク。……
[笑う。何度も、溢れ出るままに。事態の収束もこれからの新たな環境も、どうでもいいというように――実際、「不幸な」境遇に陥ったとしても、それならそれで構わないと思っていた――場に外からの人間が来るまで、男は死体を刻み続けていただろう。 ただ、只管に、刃を滑らせて――**]
(2) mimu175r 2010/11/03(Wed) 05時頃
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[事態の終了を告げる放送が流れてから、どの程度の時間が経ったか。救助隊らしい人物らが所内に姿を現した。防護服を着た彼らは、男を見付けた瞬間、些か緊張したようだった。原型を留めないような死体に向かう、メスと剪刀を手にした血塗れの姿。元々普通ではない研究所で、普通ではない惨劇があった。その前提に加えて、男が適応者でないという結果も知れている。それでも、反射的に警戒を呼ぶに足る様ではあったのだろう。そして、彼らの緊張には――別の理由もあったのだろう]
……やあ、今日は。 何、そう警戒しないでくれたまえ。 別に暴れようなどという気はないのだからね。
[防護服の向こうの表情を見透かしたように言っては、ナイフと剪刀を床に置き、手を振ってみせながら立ち上がった。促されるまま、隊員達の方に歩み寄っていき]
(35) mimu175r 2010/11/05(Fri) 03時半頃
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[隊員の代表らしき人物が前に出る。代表は男に向かい丁寧な口調で、しかしはっきりと、所持品を預けるように求めた。男は肩を竦めてみせてから、おかしげに笑い声を零し]
……クク。随分と慎重な事だ。 いっそ手錠でも掛けるかい? それならそれで、私は構わないがね。……
[白衣のポケットからメスを始めとした幾つもの刃物を取り出しては、放るように無造作に隊員に渡す。それから隊員達に囲まれるようにして歩き始めた。死で満ちた空間に、高く足音が響き]
……クク、……ククク……
[歩きながら、男は不意に笑い出した。よく出来た冗談でも聞いたかのようにおかしそうに、何か悪戯でも思い付いたかのように愉しそうに。驚く隊員達にも構わず、男は暫くの間笑い続けていた。 男が笑った理由は、己が生存出来たからではなかった。新たな場所で研究が続けられるのだという思いからでもなかった。ただ、己にこれから起こるだろう事を、察したからだった。 事態について考えれば、想定は出来るものだった。有り得るだろう結末の一つだった。それが今、隊員達の挙動の微妙を見て、その一つこそが正しかったのだと、確信を抱けた]
(36) mimu175r 2010/11/05(Fri) 04時半頃
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[――恐らく己は、今後研究者を続けていく事はないだろう]
[これまで数え切れない程に肉塊にしてきた生贄達と、立場を同じくするのだろう]
……確かに刃を入れてくれればいいが。
[男は呟き、笑う。己の推測を否定しようとする事も、此処から逃れようとする事も、嘆く事すらなく。瞳の奥に消える事のない狂気を澱ませて、何処か満足げでもある表情を浮かべていた。 廊下を大分進んだところで、突然に腕を掴まれ、体を押さえ込まれた。冷たいちくりとした感覚が首筋に起こり、視界が暗くなっていく。壊滅した研究所での男の記憶は、そこまで*だった*]
(37) mimu175r 2010/11/05(Fri) 05時頃
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