人狼議事


290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて

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視点: 人


【人】 水商売 タバサ

― まどろみの街 ―

[ 1人で歩くのは怖かった。けれど、甘えすぎるのも良くないとは思っていた。1人で歩み出そうとして、 >>4 >>5 神宮の説明が頭をよぎってしまう。
……足がすくむ。踏ん張ってはいても、恐怖が絡みついてくるようだ。 ]

そっか

[ けれど、口からついてでたのは、存外晴れやかな言葉。 ]

向き合わなきゃ、だもんね。

[ 本音を言うと、怖い。……怖いけれど、内心、ほっとした。
臆病な自分は、こんな機会でもなければ、永遠に過去から逃げ続けたのだろうから。
誰かが聞いていたとしても、いなかったとしても、己を奮い立たせるため、彼女は言葉を紡いだだろう。 ]

……行こう。

[ 決意と、覚悟の言葉を。 **]

(7) 2019/02/06(Wed) 01時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/06(Wed) 01時頃


【人】 水商売 タバサ

[ 犬と、少年と、幼い自分。……そして、少女の声で紡がれる歌。その姿を見て、「やっぱりか」と思った。
なんせ、それは彼女の「生」のほとんどを占めていた。アイデンティティ……とでも、言えばいいのだろうか。
それなのにすべて意味をなくしてしまった。……すべて、重荷に変わってしまった。 ]

……。お別れしなきゃってこと?

[ 愛犬は死んでしまった。幼馴染とは連絡先すら交換していない。歌も辞めてしまった。
それが愛しい思い出であればあるほど、苦しい。 ]

……あ

[ 公園でうずくまって、泣く少年を見た。
幼馴染の少年は、いじめられていた。……正確にはいじめられそうなさとみを庇って、逆にいじめられたのだ。
……「さとちゃんの分まで頑張る」なんて笑うくらいなら、いっそ、見捨ててくれた方が良かった。
結局不登校になって、顔すら見せなくなって、連絡も途絶えて、そのまま卒業と同時に引っ越して…… ]

ばっかじゃないの

[ どうして。
……どうして何一つ、守れなかったんだろう。 **]

(31) 2019/02/07(Thu) 00時頃

【人】 水商売 タバサ

……フカザワさんも、酷い顔じゃん。

[ >>39 相手に呼応するように、告げる。本当は、今すぐにでも誰かに縋り付きたかった。
……けれど、相手の苛立ちからは、何か、同じように抱えた「重荷」が伝わるような気もした。
拳を握り、足を踏ん張る。 ]

……ね、フカザワさんって、名前なに?

[ 偽名だと悟ったわけではない。ファーストネームについて問うたつもりだった。……相手がどう捉えるかはわからないが。
……少しだけ、彼の抱えたものを知りたくなった。 ]

(40) 2019/02/07(Thu) 22時頃

【人】 水商売 タバサ

あはは。確かに元から渋い男前でした。

[ >>43 少し表情を崩して、はにかむ。誰かがそばに居るのは、やはり心強い。 ]

そうそう。さとみ。そのまんまひらがなでさとみ。

[ お店では源氏名で呼ばれているが、今の自分はただの「田端さとみ」だ。……むしろ、バイトの自分とは別人として扱われたい。
特に変な仕事だとも思わないが、正直、疲れる仕事だとは思うから。 ]

ふみのりさん?ふぅん、思ったより普通の名前だね。

[ 例えば治五郎とか友之進とか、そんな名前が似合う気がしてしまっていた。龍三郎とか。 ]

(45) 2019/02/07(Thu) 22時半頃

【人】 水商売 タバサ

えっと……なんか、もっと渋くて時代劇に出そうな感じ?

[ >>46 素直に答える。相手から零れた笑みに、こちらもほっとした。空気が張りつめたままより、ずっといい。]

ん、名刺……?

[ >>47 渡された名刺をマジマジと見る。藤枝、という苗字は、なんとなくそれっぽい気もした。 ]

……!えへへ、そう?

[ >>48 いい名だと告げられ、頬が緩む。褒められるのは悪いものではない。 ]

(49) 2019/02/07(Thu) 23時頃

【人】 水商売 タバサ

田端さとみ、だよ。フツーでしょ?

[ ヘラ、と笑って相手を見上げる。歌も、初恋も、大切な家族も、特別なものはほとんど過去になってしまったけれど、

普通の女の子、として笑う時間も、悪くはない。 ]

(50) 2019/02/07(Thu) 23時頃

【人】 水商売 タバサ

ほんと?ありがと。

[ >>51 少し照れたように頬を染めて、言葉を返す。 ]

やっばり色男って感じだね、ふみのりさん。
まあ、それなりにモテるかも?今は彼氏いないけど。

[ 藤枝と話すのは、気が楽だ。……過去と向き合いたい、と思う気持ちは変わらないが、気が晴れたようにも感じる。
何とかなるような、案外、未来は悪いものでは無いような……そういった根拠の無い展望だけれど、悲愴な気持ちがあたたかく、柔らかくなっていく。

過去は変えられないし、失ったものは戻らないし、思い出すのはやはり、心が重いけれど、
だからと言って、未来まで潰えるわけではないのだ。 *]

(53) 2019/02/07(Thu) 23時半頃

【人】 水商売 タバサ

色男……っていうか、女好き?
まあ、よくお店に来るくらいだし、当たり前っちゃ当たり前なんだけど

[ ちら、と相手を横目で見る。……まあ、充分かっこいい、とも、思わなくはない。 ]

……ムゥ。あたし、そんなにビッチじゃないもん。

[ 冗談だと分かりつつも、ちょっと不機嫌になってみる。
……と、 >>57 空気が変わった。 ]

え?な、何?

[ 言いかけられてそのままだと、気になってしまう。しかも、目をそらされてしまえば、どうすれば良いのかわからない。 ]

えっ、まさか……

[ だが、心当たりはないでもなかった。 ]

(58) 2019/02/08(Fri) 06時頃

【人】 水商売 タバサ

あたしのこと、好きなの?

(59) 2019/02/08(Fri) 06時頃

【人】 水商売 タバサ

[ 思わず、素でそう聞いていた。
まあ、そういうこともあるだろう。自慢ではないが、顔も可愛い方だし、相手には聞かせていないが歌も上手いし、惚れられる要素はまあまあ揃っていると自覚している。
やー、あたしって罪な女だなぁ、なんて、能天気に思いつつ、

心の奥底で、否定されることを望んだ。

本当に好きになってしまったら、また、抱えるものが増える。
……愛すれば愛するほど、その重量は計り知れない。
それは相手にとっても同じこと。自分が、重荷になるかもしれないということ。……例えば、かつての「彼」のように。 **]

(60) 2019/02/08(Fri) 06時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/08(Fri) 06時半頃


【人】 水商売 タバサ

……やっぱり色男じゃん

[ >>64 からかわれて、顔を赤くする。どうやら向こうの方が上手らしい。]

…………。
まあ……悪くないって、思ってるけど……

[ 歯切れの悪い返事しか返せなかった。もう少しどうでも良い感情ならば、「試しに付き合っちゃう?」くらいは言えたかもしれないが……。
そこから先の言葉を紡げない。……先に進むことが、段々と恐ろしくなってきていた。 ]

(71) 2019/02/08(Fri) 20時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/08(Fri) 20時半頃


【人】 水商売 タバサ

いる……っていうか……
「いた」だけど……

[ >>72 その言葉にうまく返すことができない。 ]

……これ、聞くんなら、ふみのりさんのことも話してよ。

[ 口について出たそれは、興味や、好奇心などよりももっと激しい「相手を知りたい」という想い。 ]

話してくれ、たら……。
……。

[ 相手のことがわかるし、どうすればいいかも分かる、かもしれない。
けれど、それは……退路を断つこととも同じで、怖くなる。]

あ、あたしもちゃんと、
……ちゃんと、話すから。

[ それでも、しっかりと目を見て告げた。**]

(85) 2019/02/09(Sat) 01時頃

【人】 水商売 タバサ

……知りたいって、理由じゃだめ?

[ じっと目を見る。>>86 の言葉には、はっと息をのんで目を伏せた。
……藤枝だって、抱えてそのまま落ちていきそうな気配は否めない。さとみとて、別に、肩代わりをしたいわけじゃない。
ただ、ただ、「好きな人に不幸になって欲しくない。それくらいなら潰れる前になにか言って欲しい」……言ってしまえば、いつだってそれだけなのだ。 ]

……お姉さんがいたんだ。意外、かも。

[ それだけ告げて、静かに耳を傾ける。話のさなか、相槌くらいは打ったかもしれない。** ]

(87) 2019/02/09(Sat) 02時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/09(Sat) 02時頃


【人】 水商売 タバサ

……。そうだったんだ。

[ 思わず、言葉に詰まった。……正直なところ、仕事については軽く考えていた。不幸な話を耳にすることは、まあ、確かにあったけど、まあいいや……とすら、思っていた。
今、ここで、現実的な重量を持った話を聞くまでは。 ]

そっか、だから、優しかったんだね。ふみのりさん。

[ ぽつり、と、本音が漏れる。……そこから次々と、言葉が溢れ出す。 ]

あたしね、昔からモテたんだ。
だから、幼馴染の男の子も、あたしのこと好きって言ってくれた。
……ほら、この前死んじゃったわんこの話したでしょ?……その……ジョンの、名付け親になった子。

[ 引きずった重荷を降ろすように、……自分を許すための、懺悔のように。ゆっくりと、吐き出していく。 ]

だから、いじめられそうなあたしを庇って、逆にいじめられて……。
そのまま、潰れちゃった。
学校に来れなくなって、連絡にも返さなくなって、自殺未遂起こすまでになったから家族で引っ越したの、その子。

[ ……嗚呼、そんなことになるくらいなら、 ]

(91) 2019/02/09(Sat) 07時頃

【人】 水商売 タバサ

一言くらい、何か言ってくれた方がマシだった。
……恨み言のひとつくらい、あった方が、まだマシだった。

[ 元気になって欲しくて、歌った。……けれど、離れてしまった以上、感想を聞くことすらできない。聞いているかどうかすら、もうわからない。 ]

あたしさ、歌手になりたいって思ってたの。その子のために。褒めてくれたの嬉しかったから。
でも元気づけらんなかったし、路上ライブとかで誰が聞いてんのかわかんないまま歌うのもやんなっちゃって……

[ なんのために歌っているのか分からなくなれば、気力が折れるのも時間の問題だった。 ]

もう全部やめちゃえって思って、周りのコみたいにテキトーに生きようって……でも、
なんかさ、消えてくんないの。忘れさせてくんないの。……もう、恋とかそんなんですらなくって……呪いだよ、こんなの。

[ ボロボロと感情が、涙になって溢れていく。 ]

ふみのりさん、平気で嘘つける人でしょ?
……やばいことなっても、たぶん黙ってる人でしょ?

[ 「あの日」、彼が嘘をついたって、本当は気付いていた。
……そういう人ほど愛しくて……そして、悔しいのだ。 *]

(92) 2019/02/09(Sat) 07時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/09(Sat) 08時頃


【人】 水商売 タバサ

……。なら、嘘ついたら怒るかんね。

[ >>93 そのまま、抵抗せず抱き締められる。 ]

大切……。

[ >>94 その言葉で、ストンと、何かが胸に納まった気がした。 ]

そっかぁ……。うん、そうかも。

[ 落ち着くのは言葉の力か、それとも、体温のおかげか。
とにかく、今は、しばらくこうしていたいと思い、目を閉じた。 ]

(97) 2019/02/09(Sat) 19時頃

【人】 水商売 タバサ

ふふ、あったかい

[ 今はただ、その心地良さに抱かれていたい **]

(98) 2019/02/09(Sat) 19時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2019/02/09(Sat) 19時半頃


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