36 森の中の小さな村【言い換え無し】
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霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
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―― 注意 ――
ご興味をお持ち下さり、ありがとうございます。
この村は18歳以上のどなたでもご参加いただけます。
人を喰らうといった非人道的なものや、疑い合いといった要素がありますので、
18歳未満の方は、閲覧もご遠慮下さい。
こだわりは暴力的となっておりますが、暴力的でありすぎる必要はありません。
あくまで人狼事件に遭遇した村の話となりますので、ご注意下さい。
参加を希望される方は、以下の村建て発言と村の情報をご一読下さい。
(#0) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
■現在の状況
100人ほどで生活していた村は、現時点で7人となっています。
殺害された人数や、逃げた人数、自殺した人数。
その内訳は、今となってはハッキリと言えるものではありません。
誰が人狼(だといわれていた)か、誰と誰が占い師だったか、霊能者だったか。
参加者が埋まり次第、決定して頂いて問題ありません。
(決定した場合、メモを利用し周知の事実としてください)
ここ数日、犠牲者はいません。
まだ全員、自分は人間だと思っています。
村の様子(家屋や墓地がどうなっているか等)は、好きに作っていただいてかまいません。
(#1) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
■1日目の状況
人狼と擬狼妖精と占い師は、己の正体・力を理解します。
理解すると、人狼は飢えを覚えます。
そして夜に、ヴェスパタインを襲撃し、喰らいます。
■2日目以降
人狼が居たことが判明し、また誰かを殺し、血で血を洗う日々が再開します。
(#2) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
■投票について
PL視点で投票して下さい。
処刑が殺害となりますので、誰も殺せないPCより殺せるPCをお勧めします。
■PC同士の関係について
既知関係となります。村人・来訪者のどちらでもかまいません。
また、数日前までの人狼事件を一緒に体験していた人たちです。
メモの刷り合わせは(発言制限の都合上)お勧めしません。
■PCの健康状態について
ようやく訪れた平穏ではありますが、一月程度続いた人狼事件で、精神状態が昔とは違ったり、体に傷を負っていたりするかもしれません。
(#3) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
□補足□
村建て発言の利用は、プロローグのみとなります。
疑問点等ございましたら、プロローグのうちにお願いいたします。
進行中は、(生存・墓下・赤ログ問わず)PL発言は極力利用しないでください。
メモのOn/Off表示は、むりせず制限の都合上、お勧めしません。退席記号はご自由にご利用下さい。
エピローグでのPL発言は、独り言でいつでもご利用いただけます。
エンドロールを打つといったことは現時点で考えておりません。
8時更新の理由は、深夜時間帯の睡眠を推奨するためです。
ptを使い終えたらしっかりと休息を取って下さい。
(#4) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
――――――――――
(#5) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
常緑樹の森の中にも、冷たい風が吹く頃。
隣村で人狼事件が起きたのだと、やって来た商人は言った。
誰もがそれを信じずにいた。
しかしその商人が人狼に食い殺され、村は騒乱に包まれた。
誰が人狼か。誰が人間か。
誰が敵で、誰が味方か。
日が流れるのは早く、人が減るのも早い。
毎日のように血は流れ、毎日のように新しく土が盛られてゆく。
墓前に供えられる花。吊るされるケモノの死体。
いつしか、この村は血の臭いに満ちていた。
騒乱がぴたりと止まったのは、今よりほんの数日前。
たった7人の生存者。
終わったのだと、――漸く理解できた。はずだった。
(#6) 2010/11/16(Tue) 15時半頃
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―薬屋店舗―
[窓から差し込む陽光に、男は瓶を持った手を止めた。ころんと音を立て、瓶の中で丸薬が転がる。 ――人を治す薬を作っていた手で、殺す道具を掴んだのはつい最近の話。それを悔いてはいないはずなのに、もうずっと遠い昔のように思えている。]
太陽なんて、出てたのか。
[静かになってしまった村の中で、小さく呟くと、久しぶりの整理を再開する。 前と同じように並べてゆく手は、相手を殺すときに負った傷で、少し動きが*鈍かった*]
(1) 2010/11/16(Tue) 16時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/11/16(Tue) 16時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/11/16(Tue) 23時半頃
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[人を殺したときのことを覚えているかと言われればYes。 殺した武器がいつも使っていたナイフだということも。 ――人狼事件だったのだから仕方ないといえばそれもそう。 棚に瓶を並び終えると、軟膏を持って薬屋を出る。
村には自分を含めて、もうほんの数人しか残っていない。 人狼による被害者も出ない。 数日を経て戻ってきた日常にゆるく息を吐いて、一度墓地の方へと視線を向けると、すぐに振り払って歩き出した。
いつも通りならそこかしこに人がいるのに、昨日も今日も、そしておそらく明日も違うのだろう。 じくりと痛んだ腹部を押さえて、まずは村の中で人を見つけるのが先だと歩きだした**)
(2) 2010/11/17(Wed) 00時頃
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― 自宅 ― [台所の隅で丸まっていた毛布が動いて、中から女が現れた]
頭、痛い……
[色のない顔で呟き、ゆっくりと立ち上がる]
終わったのよね?
[薬指に光る指輪を撫でながら独りごちて、陽が昇りきった村の中を歩いていく]
(3) 2010/11/17(Wed) 00時頃
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―村の中―
[足を進めると、人の姿を見る。ほっと息を吐き出して]
おい、動いて大丈夫か? 今日も、ちゃんと生きていたようで何よりだ。
[本調子で無い為、走ることはない。声を投げると、ゆっくりと*近付く*]
体調は大丈夫か? 折角生きてるんだから、調子も良くしなきゃ、やってられないだろ。
(4) 2010/11/17(Wed) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/11/17(Wed) 00時半頃
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― →村の中 ― [目深に被った帽子の飾りが風に揺れる。 俯いて薬屋の方へ歩いていたが、人の声>>4に気づいて顔を上げた]
調子も何もあったものじゃないわよね。
[引きつった笑みをサイラスに向けてから、痛み止めの薬をくれと*訴える*]
(5) 2010/11/17(Wed) 00時半頃
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[ 診療所の一角にある机に倒れ伏すように眠っていた体を起こす ]
……今日も無事、か。 様子を見て来なきゃな…
[ ヒラヒラ動く手を寝ぼけ眼で見つめた後、傍らの鞄を手に診療所を後にする ]
(6) 2010/11/17(Wed) 21時頃
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[ 荒れ始めた畑の横を通って一軒家の扉をノック ]
おはようございます。 スティーブンですが、生きてる人はいるかな?
[ しばらく待って家の中に入り見まわる先に一つの遺骸 ]
おはようございます。見に来るのが遅くて申し訳ないね。
(7) 2010/11/17(Wed) 22時頃
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[ 丁寧に検分をして利用した器具はキレイに消毒する ]
君もヤツらにやられていたか… 助けを求めに外まで出ようとして、事切れた、ってとこかな。 人手が見つかったら埋葬もできるかもしれないけど…あんまり期待しないでくれ、悪いけど。
[ 屋内をくまなく探し他に遺骸も生者もないことを確かめたら玄関のドアノブに白い布を巻きつけて出て行く* ]
(8) 2010/11/17(Wed) 22時頃
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違いねぇな。 …ま、今日も前の通りだし、そのうち戻るさ。
[彼女の夫が戻ることはないと知っているのに、元に戻ることはないと知っているのに、少し軽い口調で。 あの日、彼の処刑に賛同したのは、自分が生きる為。否定しなかったのも、彼女にとっては憎む要素になるだろうか。 何にしても、彼女に謝罪することもない。 痛み止めと聞けば眉を寄せて、]
わかった。が、飲み過ぎんなよ。
[言いつつ、袋を開いて丸薬を3つ入れた小袋を渡す**]
他、今日は誰か見かけたか? …終わったんなら終わったなりに、やらなきゃならないこともあるだろうし。
(9) 2010/11/17(Wed) 22時半頃
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気休めばかり言うのね。
[>>9受け取った小袋の中を見て、短い息を吐いた]
信用ないこと。 まぁいいわ。ありがとう。
[銀貨を渡しながらサイラスを見上げ、やがて視線を外すとそのまま背を向ける]
今日、会話をしたのはあなたが最初よ。
(10) 2010/11/17(Wed) 23時頃
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怪我人に言うことではないかもしれないけれど、力仕事は任せるわ。
[歩き出して程なく、羊が草を食むという、一見するとのどかな風景が目に入ってきた。 そのまま歩いていくと、ドアノブに白いものが巻かれている家に行き当たる]
……先生?
[黒い袖から伸びる青白い手が、布を解く。 風にひらりとはためいて、微かに漂うのは*消毒薬の香り*]
(11) 2010/11/17(Wed) 23時頃
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―自宅の一室―
……ッ ぁ ア。
[ 古びたベッドの上に寝転がっていた男が、眠りから覚めた。 目を開く。 やけに狭い視野。 男の頭には、左の眼を覆う形で包帯が巻かれていた ]
寝覚め悪ィの。
[ ぼやき。舌打ち。 片手を突いて身を起こし、もう一方の手を開いては握る。 左目が最後に見たのは、ランプの灯りに煌く刃。 失った視界は他者の命を奪った代償だ ]
(12) 2010/11/18(Thu) 00時頃
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[ 寝台以外碌に物の無い、殺風景な部屋を出る。 一人で暮らすには広い家の中は、静寂に包まれている。 家具にはちらほら埃が積もっているのが見えた ]
チッ、
[ また、舌打ち。 体が空腹を訴え、居間の椅子に腰を落ち着け、保存食を腹に入れる。 乾いたパンは、*味がしなかった* ]
(13) 2010/11/18(Thu) 00時頃
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―自室―
[自分以外の気配が失われた、広く冷たい空気の満ちる家の小さな自室。 少女は青白い顔で膝を抱えて毛布に包まり、震えていた。]
パパ、ママ、オスカー…
[彼らが殺されたのはいつの事だっただろうか。 ただ、少女の目には未だ彼らの生々しい死骸が焼きついて離れない。
必死の形相の母親に押し込まれたクロゼットの隙間から、全てを見ていた。彼らが死に逝く様の全てを。 立て続く狂乱と殺戮が自分と家族にだけは及ぶまいと思っていた少女の日常は脆くも崩れ去る。
そうして、少女は、全てに酷く怯えたまま、部屋に閉じこもっている]
(14) 2010/11/18(Thu) 00時半頃
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……どうして、どうして 神様は私たちをお見捨てになったの?
[村の人数が最早自分を含めた一桁になったことなど知る由もなかったが、村に以前以上の静寂が訪れ、殺戮劇が終わったことは、何となく感じていた。]
……だれか たすけて
[心底、人の温もりと救いの手を求めながら、親しい人間が豹変しうることを目の当たりにした少女は、家族の遺体が残ったままの家から出られずにいた。 食欲などあるはずもなかったが、耐えがたい空腹を覚えれば少しの備蓄の食糧を口にして凌いでいたが、それも残り僅か。 外に出ないわけには*いかないだろう*]
(15) 2010/11/18(Thu) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/11/18(Thu) 00時半頃
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そうでも思わにゃやってられん。 信用とかじゃあなく、薬の数は……生きてるかの確認だって。 なくなったら取りにくれば良いだろ。
[>>10代金を受取り、無造作にポケットに突っ込む。 自分が最初という言葉に、そうか、と小さく呟いて。]
ま、そう重い怪我じゃないからな。だいぶ痛みも引いてきた。 ――…動ける時に動かないとな。
[歩いてゆくのを、ただその場に立ちつくしたまま見送る。 それから右手をゆるく握って、溜息を吐くと、村の中を*歩いてゆく*]
(16) 2010/11/18(Thu) 15時頃
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[弔うこともできぬまま、朽ちゆく肉親の死骸と共に家に閉じこもる少女は思う。
何故自分は生きているのか。 何故こんなにも酷い状況なのに、空腹を覚えるのか。
母の遺体から震える手で外した、ひしゃげたロザリオを握りしめる。 おどおどと周囲を怯えた目で見渡し、死骸を見ないようにして食糧庫へと向かった。]
……ああ…もう、パンが…
[残っていたのは、固くなったひと欠片のパン。]
(17) 2010/11/18(Thu) 22時半頃
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[ぐう、と腹が空腹を訴えた。 パンを掴みとると、再び同じ道を辿って部屋へと戻り、固く扉を閉ざした。]
う、うう……
[毛布にくるまり、手の上のパンを見つめる。 同時に、視界の端に入った数日が経過した死骸のあり様に吐き気を催す。 だが、幸か不幸か、少女の胃に、吐くものなどなにもなかった。]
うっ…うう… どうして、生きてるの、もう皆居ないのに。どうして、私だけ。
[死んだほうがマシだ、そう思いながらも、飢え死になどする気はないというような様で、苦痛なほどの空腹を訴える本能に逆らえない少女は。 ぼろぼろと大粒の涙を零しながら、最後の人欠片のパンを貪った]
(18) 2010/11/18(Thu) 22時半頃
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[ やがて寂れた屋内より男の姿は消え、村からも失せる。 己の生死を誰かに知らせることなく、 村の行く末を知ることもなく ―― ** ]
(19) 2010/11/18(Thu) 22時半頃
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小悪党 ドナルドがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(小悪党 ドナルドは村を出ました)
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― 村の中 ―
[長閑な風景を捉えながら、パピヨンとは別の方へ足を運ぶ。 薬の必要な人間はどこかにいないか。 ――人狼の犠牲者は、もう増えていないだろうか。 最後に顔を見たのはいつだったろうと、考えながら家を回る。
家の扉を、三度ずつノックしてゆく。 中から物音がしたら、しっかりと聞こえるように。 ドナルドの家もノックしていたが、返事はない。そのまま、後にした。
ホリーの家の扉も、三度、ゆっくりと手の甲で叩いてゆく。]
(20) 2010/11/18(Thu) 23時頃
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― 道端 ― [長いスカートを手繰り寄せ、膝を折る]
……誰かいるの?
[物音がした木陰を見やるが、返事はない。 顔色ひとつ変えず、元の地面に視線を落として、青い小花をいくらか手折った]
(21) 2010/11/18(Thu) 23時半頃
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……っひ
[ノックの音に飛びあがらんばかりに驚き、悲鳴を飲み込む]
……っ
[誰か来た。 生きていることを知って、自分を殺しにきたのだろうか。 騒ぎが終息したことを知らない少女は、怯えを露わにして身を固くする。 胸のロザリオを。 傍らのキッチンナイフを。 握りしめて、息を顰め、存在を悟られないようにと只管に祈った。]
(22) 2010/11/18(Thu) 23時半頃
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― 井戸端 ― [井戸水で手をゆすぎ、小袋から取り出した丸薬を口に放り込む]
はぁ……
[しばらくのあいだ、痛みが過ぎ去るのを大人しく*待っていた*]
(23) 2010/11/18(Thu) 23時半頃
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― 村の中 ―
風が強いなあ。 野ざらしの人たちが完全に朽ちる前に埋葬してやりたいもんだけど……してやれるほど生き残っている人間がいるかどうか。
[ 手元のメモには検分が終わった死者の詳細な検分状態を書き記したカルテ代わりのリストがある ]
この分じゃ多くて15人生き残っていれば御の字、ってところか…… 無情ってのはこういうことを言うんだろうなきっと。
(24) 2010/11/18(Thu) 23時半頃
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― ホリーの家の前 ―
[三度目のノックの後、他の家と同じように反応がないことを確かめる。 中に人がいるとは思うこともないようで、細く息を吐き出した。]
いるわけないか。 ――…そう、だ。中で、殺した。っけな。
[人狼が誰かなんてわかるわけもなく、ただがむしゃらに。 子を亡くした親だって、疑ったのは確実。 ただ、殺した瞬間の表情までもは思い出せず、思い出そうとするとずきりと頭が痛んだ。 ノブに手は伸びずに、左手で米神を抑える。]
死体が、あるかもな…。
(25) 2010/11/19(Fri) 00時頃
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[ドアの前の気配が去る様子はない。 カタカタと震える手は、料理以外の用途では持ったことなどないナイフを取り落した。
ガチャン
汗ばむ手から滑り落ちたナイフは、割れた置時計にぶつかって、殊更大きな音をたてた]
あっ…!!
[茫然とする。 少女は目を見開いて、起こっていることを信じられないとでもいいたげな表情で、その姿勢のまま動けない]
(26) 2010/11/19(Fri) 00時頃
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この付近は…全部見たっけ?
[ パラパラとリストに目を通す ]
そろそろ整理した方がいいかもしれないなこりゃ…ん?
[ ふと辺りを見回す ]
誰かいるのかな? 僕はスティーブンだ。怪我はないか?
(27) 2010/11/19(Fri) 00時頃
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― ホリーの家の前 ―
[家の中から音がしたのは、軽く頭を揉んだ時だった。 何かが、落ちた音。]
――…?
[片手は頭を抑えたままに、もう片手でドアノブを掴む。 そうして、ゆっくりと扉を開けて。 少しの隙間から、中を、覗いた]
生きてる…?
[独り言のような調子。少し期待するような。]
(28) 2010/11/19(Fri) 00時頃
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スティーブンは、自らのいる場所と井戸との視線を遮る壁からこっそり顔をだしてみる*
2010/11/19(Fri) 00時頃
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あ、あ…いや、いや…
[玄関を開く音に、動揺したまま、少女は立ち上がる。 はらりと落ちる毛布。 ドアと窓を交互に忙しなく見る。 それから慌ててナイフを拾おうとするが、汗で滑ってなかなか拾えない。]
あ、あ にげなきゃ、にげなきゃ!
[両親を殺害した者の姿は、見えなかった。 だから、少女にとっては全ての人間が恐ろしい。 しかし、震える手は、掴んだナイフを再び取り落した。]
(29) 2010/11/19(Fri) 00時頃
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[声が聞こえる。 金属が落ちる音。 生存者がいるのは確かだ。 だが誰が、なんてわかるわけもなく。 ――ここの住人なら、自分が仇か。 そう思いながら、それでも生存者の確認の為に、しっかりと扉を開ききる。]
誰かいるのか。 人狼――じゃないよな…?
[声を投げる。中に足は踏み入れないが、扉のところで、ただ、*反応を待つ*]
(30) 2010/11/19(Fri) 00時半頃
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[更に投げかけられる声。 人狼、という言葉に、大きくびくり、と怯える。 今度こそ、ナイフを掴み、窓を開け放つ]
……っ
[声に答えは返さず、窓枠を蹴って外へと駆けだした。 窓から人が出て行ったであろうことは、玄関から真っ直ぐの場所にあるこの部屋なら、玄関にいた者も気づいただろう ひしゃげたロザリオと、キッチンナイフを握りしめて。 向かう先は、毎週日曜日、家族と共に通った教会]
(31) 2010/11/19(Fri) 00時半頃
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―教会―
はぁっ…は… はぁ…
[息を切らせて教会へとたどり着くと、誰もいない礼拝堂へと足を踏み入れる。 無残に砕け散ったステンドグラス。 破片が散らばる中を、じゃり、じゃりと踏みしめて歩いた。 そうして、祭壇の前へ至ると、茫然と立ち尽くす]
毎日欠かさずお祈りしていたのに。 …どうして…どうして…
[上がった息、掠れた声のまま。 唯一無事だった、祭壇の後ろ、高い場所にあるステンドグラスから差し込む光の中、少女は虚ろに*呟いた*]
(32) 2010/11/19(Fri) 00時半頃
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―墓地―
おっと。
[死体の痩せた首は弱く、とうとう頭蓋が転げ落ちた。 抱きかかえていた村人の成れの果てを、そっと降ろす]
もう、空いている場所が無いな……。
[沿道に墓標が起立する風景を、微かに口元を歪めながら眺め 足で弱く押された死体は、薄暗い湿土に飲み込まれるかのように、 大きく掘られた墓穴の積み重なる骸へ、ずぶずぶと沈んでいった]
(33) 2010/11/19(Fri) 02時頃
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かくなす者は、かく滅びたり。 そんな単純なお話ならよかったのに。
[樫の木槍を連想させる、鋭く伸びた背筋はそのままに。 僧衣を纏った男は、踵を巡らせて教会への道を歩き出した]
(34) 2010/11/19(Fri) 02時頃
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―教会―
[荒れ果てた神の家から微かに漏れ聞こえる少女の嘆き。 扉を潜る男の群青色の双眼が、海のように暗く沈んだ]
ホリー。
[サンダルが踏み締める色硝子の破片と同じく 軋むような響きを伴って、錆び付いた唇から少女の名前を呼ぶ]
(35) 2010/11/19(Fri) 02時頃
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それを綺麗に解いたとき、魂は天国へ昇ることが出来る。 そんな風に、私もあの瞬間まで信じていたよ。
[見慣れた透明な檸檬色が、 ステンドグラスを通して少女の祭壇へ淡い光の綾を降り注ぐ。 呟く言葉に、知らず四肢が弛緩して、それに抗おうと試みても 見守る影絵は、かえって力が抜けていくだけのようだった**]
(36) 2010/11/19(Fri) 02時頃
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−屋敷−
ごほっ。ごほっ。 [軽く咳き込みながら、今日も主の居ない屋敷の掃除を続ける。 いつものように各部屋を掃き終わり、台所で食器を磨いていれば、窓から緩やかな光が差し込んでくる。
ここ数日は犠牲者はいない…そう教えてくれたのは誰だっただろうか。 平和になれば、主人達も戻ってくるだろう]
ごほっ。 [軽く咳き込みながら食器を磨き続ける。食器の銀の色が、きらり、光に反射した**]
(37) 2010/11/19(Fri) 02時頃
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― 屋敷→村の中 ―
[身支度を整え、屋敷を出る。 向かうは村の入り口。主人が帰って来るのを迎えるために―戻ってくるかもわからない人を待つために]
ごほっ。 [やや強い冷たい風が、身体に突き刺さる] 旦那様が戻ってこられる前に、スティーブン先生に見て頂いた方がいいかしら…それともサイラスさんのお薬の方が… [軽く胸を押さえ、ゆっくりと歩く。誰か居ないだろうか、あたりを見回しながら**]
(38) 2010/11/19(Fri) 10時頃
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― ホリーの家→村の中 ―
あ、おい…っ
[窓の開く音に目を凝らせば、外へ出てゆく人影が見える。 声を投げるも既に遅く、呆然と立ち尽くす。 逃げられたのだと気付いて、自嘲気味に笑った。]
ハハッ、仕方ねぇよ。
[吐き捨てて、中へと足を踏み入れる。 死体を見ても、供える花もなく。運べるわけもない。 そうして、開かれた窓から外を見て、どちらに行ったのかと見回すも、既に姿はない。 暫くその場で見ていたものの、室内に視線を戻し。目に入る死体に、小さく十字を切った。 ただそれだけ。言葉もなく、その家を*出てゆく*]
(39) 2010/11/19(Fri) 13時半頃
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ひっ……
[背後から呼ばれる名に、飛び上がらんばかりに驚いて振り返る 視界の先に、見慣れた、しかし事件前とは違う司祭の姿に全身の緊張が脱力に代わる。 神に見放されたとしか思えぬこの期に及んでなお、聖職者の姿に、すぐに殺人者を重ねることはできなかった。 無くなった指に気付くには、遠すぎる。]
司祭、様…司祭様、司祭様! 村の皆が、私達を人狼だって、パパとママを…違うのに、そんなはずないのに! 私も殺されちゃう! 助けて…助けて下さい…! もっと一生懸命お祈りします、だから殺さないで!
[司祭へと歩み寄ることなく、少女は硝子片の散る床に膝を落とし、泣き崩れた。 膝から滲む赤は、床の輝きを鈍く汚した**]
(40) 2010/11/19(Fri) 13時半頃
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― 村の中 ―
[村の中を歩いていけば、とある家から人影が出てくるのが見えた] あ…サイラスさん、こんにちは。ちょうどいいところに。
[出てきた人影に、軽く頭を上げて挨拶をする。 頭を上げて、彼が出てきた家を見る。…この家は誰の家だったかしら?と考えていれば、ごほりごほりと再び咳が酷く出る。慌てて手を口にあて、顔を伏せる]
(41) 2010/11/19(Fri) 16時半頃
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申し訳ありません。少々体調を崩してしまいまして、どうも咳がとまりませんの。 咳の薬があれば、いただけないでしょうか。 [咳が収まると、そう伝える]
旦那様が戻って来られるのに、こんな事ではいけませんわね。 …早くもとのような村に戻らないかしら。 [どこか焦点の合わない視線をサイラスに向けると、軽く笑った**]
(42) 2010/11/19(Fri) 16時半頃
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― 村の中 ―
[家を出ると声をかけられ、立ち止まり、そちらへと視線を向ける。 あぁ、と小さく納得したような声が出た。]
ノーリーンさん、こんにちは。 あんたも無事で
[良かった。言おうとした言葉は止まる。咳き込む様子を、ただ見すえて。]
咳止めでいいのか? 風邪とかなんじゃ。 ……あるっちゃあるが無理はしないでくれよ。 人狼がいなくなったんじゃないかって時なんだから。
(43) 2010/11/19(Fri) 17時頃
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[視線を向けられ、眉を寄せる。薬は店にある、と告げて。]
一緒に来るか? それとも、あとで届けるか?
ここも、もう、元に戻れるさ、きっと。 いつも通りになる。 あんたのとこの主人が戻ってきて、少しずつでも、きっと戻るさ。
[楽観的な言葉を、そうなればいい、というように*吐き捨てて*]
(44) 2010/11/19(Fri) 17時半頃
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― 井戸端 ― [意識が遠のきかけた拍子に、手にしていた青い小花が地面に落ちる。 >>27届く声にハッと顔を上げた。 壁の向こうにある医師の顔に気づくと、短く息を吐き出した]
いえ、怪我は、おかげさまで……ありません。 ただ少し、頭が痛くて。
(45) 2010/11/19(Fri) 18時頃
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やはり、生きていらしたんですね。 先ほどサイラスさんにも会いました。 あとどれ位の人が生きているのでしょう?
[寄りかかっていたポンプから離れ、帽子を目深に*被り直す*]
(46) 2010/11/19(Fri) 18時頃
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― 村の中 ―
[サイラスが心配する様子に、軽く頭をさげて] サイラスさんもご無事で、本当によかったですわ。 ご心配、ありがとうございます。ええ、今の所、咳以外におかしい所はありませんの。 [目を細めて笑うと、再びサイラスの方を向く]
お薬、よろしければ、後日でも届けていただけると助かります。そちらにお邪魔している間に、旦那様と行き違いになったら困りますし。 [そう伝え、村の入り口がある方を見つめる。入り口から続いている道に、他の人影はない]
(47) 2010/11/19(Fri) 18時半頃
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ええ。元に戻りますわよ。きっと。 [サイラスの吐き捨てるような様子>>44には気がつかず、まるで夢見るように呟いて]
それでは、失礼いたしますわ。旦那様をお迎えに行かないといけませんの。 [軽く頭をさげて、再び村の入り口の方を向いた**]
(48) 2010/11/19(Fri) 18時半頃
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ああ、驚かせてしまったか。
[すまんな、と謝意を静かに洩らすと、 光を溜める破片をゆっくり踏み潰しながら祭壇へ近づく]
落ち着きなさい、と簡単に言うのは配慮が欠けているな。 何せ、今の話を聞く限り、君は両親を殺されたのだから。 だが、もう大丈夫だ。……誰もホリーを殺したりしない。
[静かに語りながら、両腕を広げる。空の手を開いて見せる。 少女の祈りを聞き届ける神はいるのだろうか。 自嘲に傾く弱い笑みを浮かべたまま、ホリーの傍らに立った]
(49) 2010/11/19(Fri) 19時半頃
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祈りさえすれば、この空腹は満たされる。 悲鳴を上げる肉体は楽になる。私は以前そう言った。
[本当に? 必ずしもそうとは言えないのではないか。 泣き崩れる少女に残った爪痕を、祈りで拭えるのだろうか]
神の与えた試練、神の定めた試練、そうであるとして。 君の両親は、家族の魂は、果たして救われたのだろうか。
……だから今ぐらいは、祈らなくてもいい。
[ホリーの膝から滲む人間の血は、赤く黒い。 片膝をついた僧衣が、同じ色をほんの少しだけ吸う。 少女の眼前に、指の足りない左手が差し出された]
(50) 2010/11/19(Fri) 20時頃
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人狼の被害者は、ここ数日出ていないらしい。 疑い合い、殺し、殺される螺旋から降りることが出来たんだ。
[見る影も無くなった村を回り、見知った情報を少女に告げる。 看取った人、処刑された人、自ら死を選んだ人、 ……処刑した人。様々な顔が脳裏に浮かんでは消えた]
今生きている我々、ほんの一握りだけだが。
[目の前で泣き崩れるホリーの表情だけは、 はっきりと見えないまま、沈んだ双眼を教会の外へ巡らした**]
(51) 2010/11/19(Fri) 20時頃
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[礼拝で聖書を読みあげるのと同じ、落ちついた穏やかな声に日常の残骸を見出し、僅かな安らぎを得る。 顔を上げても、涙目に広げられる両腕の、手の輪郭はぼんやりと滲んだ。]
もう、大丈夫……? 終わったの…? 怖い人狼も、怖い人たちも、もういないの?
……もう、殺されなくて良いの?
[もう安全なのだと告げる言葉に、目を見開いて聞き入った。]
(52) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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そう、司祭様はお教えくださいました。 祈り、信じ、良い事をすれば必ず救われるのだと。
試練、そうでしょうか。本当は、本当は… 私が悪い子だから神様は罰をお与えになったのではないのですか? 私の信仰が足りなかったから神様はお怒りになったのではないですか? 私のお祈りが上手じゃなかったから、天使様は神様にお届けできなかったのではないでしょうか?
それとも、
……………、 神様なんて、……本当は、何処にも居ないんですか?
[少女はひしゃげたロザリオを握り締める。ナイフは懐へ。 差し出された手に手空いた手を伸ばそうと視線を落せば、その形状にびくりと震えて息を飲んだ。再び怯えを宿す目は司祭を見上げる。]
(53) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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[それでも、疑い合い、殺し、殺される螺旋から降りることが出来た、そう告げる声に、そっと最も心臓に近いと言われる指を失った手に恐る恐る触れる。]
……パパとママは、きっと、天国には行けないと思います。 ……私、パパの手帳を読んでしまったんです。 集会場でされた話し合いの事、議事録みたいにメモしていて。
………パパは、人殺しだった。 隣のダンおじ様と一緒に…………外からお婿に来られたおじ様を『処刑』した……って……
(54) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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[咎人の娘であることを告白する少女の顔は青褪め、震える唇が紡ぐ音も儚い。]
ずっと、ずっと私、考えていたんです。 どうして、パパとママは殺されたんだろうって… これは罰なのかもしれないって。
……、 司祭様は…人を殺したり、しませんよね?
[縋るように、救いを求めるように、群青色の双眼を覗きこんだ]
(55) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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― 井戸端近く ―
ああ…君か。無事だったんだね。 うん、頭痛か?どういう風に痛むかな。
[ 薬をもらっていることを知ればそこで引く ]
悪運だけは強いようで…何とか生きてるよ。 サイラスと君は無事、か。情報ありがとう。
[ 微笑むと小脇に挟んでいたカルテのリストに目を通そうとしてパピヨンの言葉に動きを止める ]
(56) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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あと、どれくらい…だろうな。 無事でいる間は日中、怪我人がいないか見まわる途中で、亡くなった人も見かけた限りメモして歩いているんだけど…
[ 短いため息をついて手で目を覆い 空を仰いだ ]
……多くて15、6人も生きていれば、いい方じゃないか…って状況だ。 ウチにいた怪我人も、甲斐なく亡くなってしまったしね。
(57) 2010/11/19(Fri) 21時頃
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[ メモの当日分にサイラスとパピヨンの生存確認を手早く書き記す ]
じゃあ、僕は未確認の家々を回ってくるから失礼するけど…
頭痛が酷くなったら、一応診療所に来なさい。 台所で水を炊いておいてくれたら、煙を目印にすぐ診療所に戻るから。病人や怪我人に手間をかけさせて悪いけど、すぐ戻れる距離にいるとも限らないものでね、ご協力よろしく頼む。
(58) 2010/11/19(Fri) 21時半頃
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スティーブンは、パピヨンに背を向けて一歩踏み出した*
2010/11/19(Fri) 21時半頃
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― 井戸端 ― じゅう……
[5,6、と呟いて、口元に手を添える。 巡回に行くというスティーブンへ、小さく頷いた]
ありがとうございます。 そろそろ薬が効いてくるとは思うのですが。
(59) 2010/11/19(Fri) 21時半頃
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[医師の背中とパピヨンの間を、風に舞う小花が横切った]
ねぇ、ワット。 いつの間にそんなに……
[本の少し前までそうしていたように、女は夫へ話しかけた。 ああ、と瞬いて、井戸端を離れ畑の方へと歩き出す]
(60) 2010/11/19(Fri) 21時半頃
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ホリー。その問いに私は今、答えが覚束ない。揺らいでいる。 なんとなれば、どれだけ神に祈ろうと、 ひとつの希望も見出せないときがあるのは事実のようだ。
[何人生き残っているだろうか。村に漂う濃密な血と死の気配。 自責の念に駆られる少女に緩く首を振って見せた。祈るかわりに、 祭壇に掲げられて人間の罪を背負うと称している男に質した]
神が本当に居て、万能であるならば、 どうしてこの世界は今、ただ不条理に満ちているのか。
[答えてくれるわけもないがね、と ひしゃげたロザリオを握り締める少女に、簡単に頷いた]
だから、これから自分で確かめるしか無いようだ。
(61) 2010/11/19(Fri) 22時半頃
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[びくりと息を飲む気配に、微かに怪訝そうな表情を見せ 失われた指の事を思い出して納得し、ぎこちなく苦笑する。 乾いた手で、触れてくる少女の手を取ると身体を起こした]
そうか……。君のパパは『処刑』にも関わっていた。 知ってしまったから。それが罰だと。
天国へ向かう船は小さく、永遠に通じる門は狭い。 人殺しの咎人にその門が開かれるはずも無い。
[一瞬だけ躊躇うと、そっと手を離し、縋る少女の瞳を覗き返す。 断罪の斧を振り下ろすように、左手で自らの心臓を指差した]
(62) 2010/11/19(Fri) 22時半頃
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私も、涜神者だ。 君のパパと同じように。
[光明ひとつ見出せないまま、 あてどなく闇を彷徨う毎日に、もう辟易して久しい。 目の前の少女が見せるであろう反応に備えて、肩が強張りを見せたが]
また少し辺りを見てこようと思う。 生き残っている人間を確認しないと……。
[なんでもない風で視線を外すと、教会の外を眺めた]
(63) 2010/11/19(Fri) 22時半頃
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― 畑 ― [帽子を取ると、黒い髪が風に揺れた]
あんなに苦労して開墾したのにね。 呆気ないものだわ。
[その位置から視線をずらせば、教会が見える。 出入りする人影は、それが誰なのかはわからぬほど*小さかった*]
(64) 2010/11/19(Fri) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/11/19(Fri) 23時半頃
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[覚束ない、そう応える司祭の言葉に愕然とする。
神はいる。 信じ、祈れば必ず救われる。 そう、言ってくれることを、この期に及んで未だ信じていた。]
司祭様、何を……今なんと…
[心の拠り所としようとしたものは、その代弁者たる司祭によって否定され、 ひしゃげたロザリオのように不条理に歪んだ現実を突きつけられる。 指の欠けた手に助け起こされるも、足元が覚束ず、ぐらりと世界が揺らぐかのような錯覚]
(65) 2010/11/19(Fri) 23時半頃
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自分で、確かめる…? ……聖書の言葉も、使徒の教えも、神の子の軌跡も。全て、偽りだったのですか…?
[呆然と呟く少女には、以前のような愚直なまでの信仰心は失われていた。 咎人に天国の門が開くことは無い、そう告げられれば、再び目に涙をあふれさせ、パパ、と小さく亡き父親を呼んだ。 しかし、続く言葉に、目を見開いて長身の司祭を見上げることとなる]
……そんな… 司祭様まで、うそ、うそ…
いやああああああああああああ!!!!!
[冒涜者。殺人者の告白。 その言葉にショックを受けた少女は悲鳴と同時に彼を突き飛ばし、外へと駆けだそうとする。 ―――自分とて、咎人の娘であることに変わりはないのに]
(66) 2010/11/19(Fri) 23時半頃
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― 村の中 ―
俺も、ノーリーンさんが無事でよかったと、思うよ。 他にも生きている人がいて。 パピヨンさんも、生きてた。
[咳以外、という言葉には不審そうな目を向ける。 が、医学の心得などはなく、単に薬を合わせるしかできない男は、そうかと頷いた。]
なら後で、届けよう。 ……戻ってくるといいな。
[人のいない入り口へと視線を向けて、その一言。 それじゃあ、と。軽く頭を下げて、一度店舗に戻ることにした]
(67) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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もう一度言おうか。 私には解らなくなった。神が居るのか居ないのか。
[滑り出す言葉に乗るのは、小さな後悔と、もっと小さな充足感。 “信じれば救われる”自ら教導してきたその証文を、 使命感にすら駆られながら、勢いをつけて破り捨てる]
全て偽りだったのか。まやかしにすぎないのか。 それとも。
[痛ましい少女を前に、それでも自問を禁じえなかった。 失った二本の指の引き攣れを感じ、痙攣する左手。 悲鳴と共に突き出される二本の腕に押されて、揺らぐ身体と心]
(68) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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私は生きたかった。 自分の手で、誰かを殺めたとしても。
人狼ではない誰かを、無実の罪であの絞首台へ送ろうとも!
[心は固まっていたはずなのに。 気がつけば、駆け出す少女の背中へ向けて 搾り出すように、身体が許す限りの声で叫んでいた]
(69) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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[ パピヨンの声には反応を示さず瞳だけが空を軽く彷徨う ]
80人近くの死亡カルテなんて、街にいた頃は別に珍しくもなかったんだけどね…… さすがに100人近くの8割が死亡ともなれば、意味も違うか。
[ さくさくと草を踏み分けながらたまに診療所の方を振り返りつつ、ドアノブに白い布のない家を見て回る ]
ええとここは…ネルさんの生死がまだ不明だっけ。 おはようございます。スティーブンです。 生きてる人はいるかな?
(70) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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いや、いや、いやぁあああーーー!!
[司祭の絞り出すような叫びを悲鳴で掻き消し、耳を塞いでがむしゃらに走る。
教会を背に、走って、走って、走って、たどり着いたのは、木で打ちつけられただけの墓標が無数に立ち並ぶ村の沿道
―――そして、未だ埋め立てられぬままの、遺骸の折り重なる墓穴]
あ、あ、あ、ああああああああああッ!
[己の両親は、未だ埋葬もされぬまま家で朽ちゆく。 しかし、見下ろしたこの死んだ身体の折り重なる共同墓地は―――少女には、地獄のようにしか見えなかった。]
(71) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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[ 家の中には誰もいなかった ドアノブに布は巻きつけずに家を後にした ]
…まだ無事、だと祈るしかないね。 そろそろお腹も減ってきたし、教会に行くか……
[ 荒れ始めた畑の一つから根菜をいくつか引っこ抜きブラブラと教会へ歩みを進める。 診療所の方から煙が立っている様子はない* ]
(72) 2010/11/20(Sat) 00時頃
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[微かに荒げた吐息を整えて、 先ほどの無様な醜態を忘れようと振り払う。 何処へ行く当ても無かったが、生存者の確認を行いたかった]
さて、行くか。 ここには残骸以外、大したものは残っていない。
[足を前に踏み出すのに、随分余分な労力が要る様になった。 自らに言い聞かせるようにひとつ呟くと、破れた教会の扉を潜る]
ん、あれは……。スティーブン?
[教会から少し下った、長く続く道の先に、見知った顔を認めた]
(73) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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[嘗て、小さいながらも暖かな笑い声に満ちていた故郷は
今や、死臭が充満し、 ―――無数の亡者を見下ろす地獄の穴へと化す
へなへなと、その場にへたり込んだ。]
もう、いやぁ……
[地に手を突こうとした時、土に埋もれかけた一冊の本を見つける。 のろのろとした手付きで、それを掘り出し、土を払って捲った。 自分が何をしているのかなど、解っているはずもなかった。]
……人狼。人狼、人狼、人狼。 あんなものさえ、こなければ。
(74) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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[打ち捨てられた其れは、集会場の議事録だった。 人狼の襲撃、処刑までの議論の様子が生々しく記録された其のページ全てに、”人狼”の文字があった。]
でも…―――もう 終わった…
[そこで漸く先ほどの司祭の言葉を思い出し、ぽつりと呟いた]
(75) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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[貪るように議事録を、 自分が知らされなかった事件の粗筋を、 大人たちが何を思い、 大人たちが何を為したのか、 へたり込んだまま読みふけっていた。
―――ヴェスパタインが遺体を担いで現れた時、もう少女は他人に怯えることはしなかった。]
……ヴェスパタインさん… 皆、生きる為に必死だったんですね… 私は…私は、何も知らなかった。 ただ家で怯えて事件が終わるのを待っていた。
(76) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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……私も、お手伝いさせてください。 皆を、せめて埋葬してあげたいの。
[ヴェスパタインは静かに頷いただろうか。 少女は革張りの表紙の議事録を片腕に持つと、未だ覚束ないながらも自ら立ち上がり、ヴェスパタインの後を歩き、村へと戻る道を行く。]
(77) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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>>67 [サイラスの言葉に、こくりと首を縦に振る] ああ、パピヨンさんも無事でしたのね。ご無事でなによりですわ。
[礼をして去ろうとすれば、最後の一言が耳に入り、身体がぴくりと震える。サイラスと別方向に歩きながら、小さな声で呟いた]
旦那様は絶対戻ってきてくださいますわ… ええ…きっと…絶対に…間違いなく…ふふ… [どこか尋常でない笑みを浮かべながら、歩き続けた]
(78) 2010/11/20(Sat) 00時半頃
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[村に返ってまず、、ヴェスパタインに頼んで両親の遺体を、兄の墓の近くへと運んで埋葬した。 野に咲く小さな花を供えたが―――祈ることはしなかった。
何に祈ったらよいのか、わからなくなったのだ。
ヴェスパタインを手伝っている途中で誰かに話しかけられたなら、笑い返すことは未だできなかったが、相手が誰であっても先ほどのように怯えて逃げることはなく、返事はしただろう。]
…皆、死んでる… 私たちと、司祭様と、…さっき家にきた人の…あの声、薬屋さんかな。 他に、誰が生きているんだろう。
[狭い村だ、歩きながら見渡せば、畑に立つ女性や、女中服の女性、医師や薬屋の見知った姿が視界に入ることもあり、僅かに安堵した**]
(79) 2010/11/20(Sat) 01時頃
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[程なく歩いただろうか。遠くに人影が映る]
…旦那様?!
……ではありませんわね… あの長い髪は…ヴェスパタインさんに、ホリーさんかしら? こんにちは、お二方。 [2人とはすれ違いざまに挨拶をするけれど、何をしているかには興味を示さず、そのまま過ぎ去った]
(80) 2010/11/20(Sat) 01時頃
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そういえば、腹が減ったな。
[伸びた背筋のまま、両手を腹部にあてがいながら呻く]
暖かい食べ物を久しく口にしていないせいか。 えんどう豆の粥……。煮蕪。
[人狼騒ぎの最中、そんなことを気にしている余裕は無かった。 そう考えれば、今の状況は少しマシなのだろうか。 考え事をしながらも、村の道をざくざくと歩いていた]
(81) 2010/11/20(Sat) 01時頃
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― 薬屋店舗→村の中 ―
[戻ってきて、まず先にしたことは、薬を取り出すこと。 咳止めだけでなく、他にも数種類。 3つずつ袋に入れて、取り分ける。]
…怪我人居たら、すぐ対処できたほうがいいしな。
[軟膏も用意して、それから、店舗から出た。 村の中で誰かに会ったら、安堵の表情を見せたことだろう。 必要だといわれたら、薬の手配もする。 最後にはノーリーンのところへと行き、咳止めの薬を渡す*つもりである*]
(82) 2010/11/20(Sat) 01時頃
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[程なく歩けば、また別の人影が目に入る]
あら、チャールズ司祭様。こんにちは。 [軽く頭をさげると、こほりと咳が出た]
司祭様もご無事でしたのね。サイラスさんに、ヴェスパタインさんにホリーさん。そしてパピヨンさんもご無事と聞いてますし。よかったですわ。 [手で軽く口を押さえつつ、話しかけた]
(83) 2010/11/20(Sat) 01時半頃
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やあ、ノーリーンさん。貴女も無事でしたか。
[道すがら見かけた人影に、会釈を返す。 心の中でまた一人、生存者の印を付ける]
そうですか、サイラスにヴェスパタインにパピヨン。 ああ、ホリーは……私も会いました。 スティーブンも見かけましたね。 ともかく、貴女も彼らも、無事でよかった。
[ひとりひとり名前を確認すると、確かめるように頷く。 咳をするノーリーンを見やり、微かに眉を寄せた]
咳ですか。あんなことの後です。 大事をとって、サイラスにでも薬を頼んだら……?
(84) 2010/11/20(Sat) 01時半頃
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スティーブン先生もご無事なのですね。皆様ご無事で何よりかしら。 これで…7人かしら。まだ他にもいらっしゃるかしら。 [これだけが今の村の生存者とは知らず、そう呟いて]
それに、旦那様たちも戻ってきてくださいますし。またこの村も元に戻りますわね [戻ってくる事を確信するように、うれしそうに笑う]
[咳の事を聞かれれば、ぺこりと頭を下げる] ああ、失礼しましたわ。ご心配ありがとうございます。 先ほどサイラスさんにお薬をお願いしておきましたの。後で届けていただくようお願いしてありますわ。
(85) 2010/11/20(Sat) 01時半頃
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そうですね。今確認が取れている人数は、そうなります。
[かつては100人を数えた村人も、随分と減ってしまった。 自らが墓穴に投げ込んだ分、野ざらしになっている分、 あの人狼騒ぎの後、生きて動いている人数は何人だろう]
旦那様が、戻ってくる? この村が元通りに?
[彼女の話の中で、引っかかった部分。 鸚鵡返しのように呟くと、嬉しそうな笑顔を呆然と眺めた]
(86) 2010/11/20(Sat) 02時頃
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いえ、サイラスに薬を頼んだのなら安心ですが……。 それとは別に、少しお疲れになっていませんか?
[事件を振り返ると、無理も無い、とも思う。 表情をやや強張らせた後、気遣わしげに首を振った。 サイラスがもしその場に来れば声を掛けて、別れを告げる]
今の私の祈りに、効力があるかどうかは解りませんが。 貴女の待ち人が、早く現れますよう。
[無力だと自ら確信している祈りを、 ノーリーンに向かいそっと投げて、歩みを進めた**]
(87) 2010/11/20(Sat) 02時頃
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他にもいらっしゃるといいですわね… [チャールズの言葉に、こくりと頷いて]
ええ。旦那様は戻っていらっしゃいますの。 ですから、疲れてなんていられませんわ。 [どこか遠くを見るような目で、チャールズに微笑みかけた。
別れ際の祈りの言葉が耳に入れば、ゆっくりと頭をさげて] ありがとうございます。司祭様のお祈りですもの、きっとご加護はありますわ。 [彼の内心もしらず、うれしそうに礼を伝え、去る姿を見送った]
(88) 2010/11/20(Sat) 02時半頃
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[その場を離れ、程なく歩き、村の入り口に立つ。 暫くの間、その場でじっと村の外を見続けていたが、いつになっても人影は見えず。 日が暮れる前にはと、家路につく。
屋敷に戻れば、サイラスが薬を届けに来てくれた>>82 礼を言って代金を支払うと、薬を飲んだ。
少しだけ、咳が軽くなったような気がした**]
(89) 2010/11/20(Sat) 02時半頃
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