17 吸血鬼の城
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[横合いから伸ばされた手に引き倒され、少女は無様に地に転がった。 何事が起きたか把握出来ずに声のした方を見上げれば、黒薔薇の瞳が無機質に輝いて]
……権利って、な、に。 やだ。……こわいのは、もう……嫌、なの。
[小さく首を振った]
(1) ひびの 2010/06/25(Fri) 23時頃
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……分かん、ないよ。 セシルさんみたいに、あいつらの仲間になっちゃえって、 そういうことなの?
そんな権利なら、いらない。
[よろよろと立ち上がり、二つの薔薇を見遣る]
(9) ひびの 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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……私は、生きるよ。 何もなくたって、それでも――。 そう、決めたんだ。……だから、この城を出るよ。
[少女は遥か高みから、呪いの言葉>>6:209が落とされたことは知らず。ただ、今は茫漠として見えない未来に思いを馳せて。 答えなど返らないだろうと思いつつ、去る黒薔薇の背に言葉を向けた]
(14) ひびの 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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……貴方は、セシルさん、だよね。
[血に赤く染まった薔薇に振り返る。 白薔薇の瞳に蒼穹の青が揺れるならば、静かに近付いて]
一緒に行こう。 ヘクターだって、望んでるはずだよ。
[そっと手を差し伸べた]
(17) ひびの 2010/06/25(Fri) 23時半頃
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[差し伸べた手に、伸ばされた指先が、僅かに触れて落ちる。
あぁ、と小さく声をあげれば 穏やかな微笑みと、蒼穹の青に浮かぶどこか満足したような相が見えたから。 行を共にすることを不可能と知り]
――さよなら。
[白薔薇に別れの言葉を告げ、 振り返ることなく、少女は走り去った]
(27) ひびの 2010/06/26(Sat) 00時半頃
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[紅い月の下、小さな身体が葉脈のようにめぐる蔦を足がかりに高い城壁を登る。一歩、また一歩と。慎重に手足を動かし、長い時間を掛けて、漸く城壁を乗り越えるけれど]
――……。
[視界は深い霧に閉ざされ、此処が魔物の棲家の外なのかどうか分からない。 不安に駆られたまま立ち竦んでいれば、やがて一陣の風が吹き、厚く垂れ込めた霧のヴェールを押し開く]
わぁ……。
[空に輝く零れんばかりの満月の眩しさに、少女は目を細める。
月は白々として、地にあるものを静かに照らしていた。 小さな背中に柔らかな月光を受け、何かに導かれるように、少女は森の向こうへと歩き出した――**]
(42) ひびの 2010/06/26(Sat) 01時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
ひびの 2010/06/26(Sat) 01時頃
靴磨き トニーは、ランタン職人 ヴェスパタインにおやすみなさいとぎゅむり。
ひびの 2010/06/26(Sat) 03時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
ひびの 2010/06/26(Sat) 22時頃
靴磨き トニーは、ベネドナには薔薇に所縁の綽名はつかないのかな? と。
ひびの 2010/06/26(Sat) 22時半頃
靴磨き トニーは、寝る人はおやすみなさい。
ひびの 2010/06/27(Sun) 00時半頃
靴磨き トニーは、そうそう、愛なのですとローズマリーに追従。
ひびの 2010/06/27(Sun) 01時頃
靴磨き トニーは、リンダとグロリアはこんばんわ。
ひびの 2010/06/27(Sun) 01時頃
靴磨き トニーは、セロリはポトフに入れても美味しいと思うのです。
ひびの 2010/06/27(Sun) 23時半頃
靴磨き トニーは、水商売 ローズマリーにぎゅむられながら。ただいまー
ひびの 2010/06/27(Sun) 23時半頃
靴磨き トニーは、小悪党 ドナルドにスナネズミ ちゅーちゅー。
ひびの 2010/06/27(Sun) 23時半頃
靴磨き トニーは、長老の孫 マーゴおつかれさま、のぎゅむり。
ひびの 2010/06/28(Mon) 00時頃
靴磨き トニーは、寝る人はおやすみなさい。
ひびの 2010/06/28(Mon) 02時半頃
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――昼 尚昏い森の中――
[消えかけた古道を、茜色の髪を靡かせ女が征く。 霧に覆われた向こう、目指す先に深く濃い闇の気配を感じれば、首筋から胸元へと続く紋様に、さあっと宵闇の色が奔り、すぐに消えた]
――あいつは、もう私に気付いただろうな。 [強い魔の気配に女の身体は小さく震え、肩に掛けた猟銃がかたりと音を立てた。此処から先は魔の領域。進めば、もう戻ることはないかも知れない] あのときも、怖かったけど……。 [かつての臆病な少女は、過去に思いを馳せた]
(131) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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――回想――
[宴が終わり、城から逃げだして暗い森を越え、魔性の手から逃れても、少女の上に穏やかな眠りが訪れることは無かった。
例えば、嵐の夜。 吹き荒ぶ風の音は城に取り残された者達の呻きと代わり、 一人逃げ去った少女を責め苛んだ。
空に煌々と月が輝く晩。 丸い月は鮮血の赤を纏って「宴」から、 悪夢からは決して逃れられないのだと少女を見下ろし嘲笑った。
だから少女は大切な人の後を追うように魔物狩人となった。 いつか城主を討ち、あの人の仇を取れれば、きっとこの悪夢は醒めるだろう――そう信じた]
(132) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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[かの淑女から譲られた猟銃を供に、夜の眷属たちを討つべく、 少女は血と硝煙の匂いに抱かれ幾つもの夜を越える。
凍てつく夜に孤独な身体を温めてくれる者などなく、 あの人と同じ道を歩めども、その道行はどこまでも孤独なもの。
昏い闇の中、血と泥濘に塗れ、魔物たちと生命を掛けて踊り狂う間は、悪夢も寂しさも忘れることが出来たけれど。
ふとした瞬間に――命ハ 巡ル。マタ 会エル、――大切な人の最期の言葉を思い出して]
ヘクター。――会いたいよ。
[あの夜から何度目になるか分からない涙が頬を濡らした]
(133) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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[それから十年の時が流れた。
あれから、どうやっても魔の城に辿り着くことは出来なかった。 仇を討つことも出来ずに悪夢に心を苛まれ、擦り切れそうになった女のもとに、差出人不明の一通の手紙が届いた。
封蝋に捺された薔薇の印に、忘れえぬ記憶の淵をまさぐられ、もどかしく封を切れば立ち上る、淫らがましくも艶めいた匂いはあの忌まわしき夜の主のもの。 招待状に記されていたのはただ一文]
"「宴」にて汝を待つ"
[半ば諦めかけていたところに届いた招きに、女の瞳が爛々と輝いた――]
(134) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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――再び、森の中――
見られて、る?
[視線を感じて、霧の向こうに霞む城の尖塔を振り仰いだ。 いつの間にか空にはあの日と同じ紅い月が昇り、地にある者を睥睨する]
そう言えば――。
[――まだ少女だったあの日。 魔物の血の紅玉のような瞳が、どうしようもなく綺麗に見えたことを覚えていたから。 悪夢が醒めないのは、本当に恐怖からだけかという疑問が今になって心を過ぎる]
――……もしかしたら、私の魂はもうどうしようもないくらい、 あいつに囚われているのかも知れないね。
(135) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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[黒い薔薇の言葉に心乱されたこと。白い薔薇の言葉に背を押されたこと。 貴人から譲り渡された武器も、そして大切な人との絆でさえ―― 全てがあの悪夢の城に、女を繋ぎ止めるために用意された軛ではないか――そんな予感すらして胸がざわめいたけれど。
それでも、首元を飾る古ぼけた人狼の牙を握り締めれば、胸に暖かいものが満ちて身体に力が漲るのを感じる]
……ねぇ、ヘクター知ってる? 貴方が一緒にいてくれるなら、私には怖いものなんかないんだよ。
――さぁ、行こうか。
**
(136) ひびの 2010/06/28(Mon) 20時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
ひびの 2010/06/28(Mon) 21時半頃
靴磨き トニーは、執事見習い ロビンにねこじゃらしを振ってみよう
ひびの 2010/06/28(Mon) 22時頃
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