214 サンタ養成学校卒業試験
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―教室―
………
[冬の夜はすぐにやって来る。 教室の窓際、一番後ろの座席で頬杖をつきながら。
広げたノートに、ぼんやりと鉛筆を動かしていく。 トナカイの生態について復習しなければいけないというのに。
黒鉛が記すのは、アシモフの姿だった。**]
(1) 2015/01/23(Fri) 05時頃
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―昔の話―
わたし、さんたさんになるっ!
[猫さんになる!と宣言した翌日に、アリスはあっさりと前言撤回をした。
トナカイの子供を森の中で拾ったのだ。仲良く過ごした時間は僅か1日。不思議と意志疎通が出来て、沢山お喋りをした。
サンタクロース養成学校の敷地内から脱走したトナカイは、両親の通報で職員に連れ帰られた。]
……わたし、サンタクロースになる!
だって、約束したんだもん。
[また、逢おうって。**]
(8) 2015/01/23(Fri) 15時頃
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―夜の教室―
[ノートの落書き、白鼠の足元に敷かれているのはクリスのハンカチ。
アリスは遠くの席から見ているだけだったから。
アシモフの背後にはトナカイを描き足す。 朧の髪の毛が好きだから。
あぁ、また揺れていたなとおもいだして]
(106) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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[引っ掛かっている事があった。 アシモフの言葉。>>41
どうしてあんなことを言ったんだろう。 どうして。
疑問を溶かすには直接訊ねれば良いけれど。 熱を出しやすい小さな身体は常に誰かに囲まれていて。
――遠かった。]
(108) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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……ソリとトナカイが居れば、どんなに遠いお家にも辿り着くのになぁ。
[机上に上半身を投げ出し、足をぷらぷらとさせる姿は幼女の如く。>>46]
(110) 2015/01/24(Sat) 00時半頃
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……そっか。 ミナカタさんは、「幼女愛好者」だから毎年落ちちゃうのかな?
えー、違う気がするけど。 そうなのかな。
……あんなに優しいのに。
[ばんざいを求め、アリスの雪を顔から服から払ってくれた手も。>>26 頭を撫でてくれた大きな掌も。>>27
子供達からの手紙が入った袋を間違って落とし、興奮して凶暴化したトナカイから身を庇ってくれたのも、ミナカタだったから。]
(125) 2015/01/24(Sat) 02時頃
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[「冬眠」といえども、アシモフに伸びた朧の手はやけに急いているように見えて。>>17 額にはスイッチがないから、指で押される理由がアリスには分からなかった。朧の心遣いがアリスには伝わらなかった。>>18
朧の言葉には時々棘を感じる。それが、アリスには分からなかった。>>43
だから、疑うことを知らないアリスは、最近になってようやく朧の言葉にほんの少し警戒するようになった。]
……うん。やっぱり違う気がする。
(126) 2015/01/24(Sat) 02時頃
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アリスは、トナカイ角のペン先で愚者火をつついた。
2015/01/24(Sat) 02時半頃
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―回想:校庭―
[サンタクロースになる決意を固めたアリスが選択したのは配達部ではなく、トナカイに携わる機会の多い動物学部だった。
T-305号と名付けられた彼と再会し、立派なトナカイに育てるとの新たなる決意は今もリンシャンと鐘のように胸内で鳴っている。
ジングルベルの鳴る無人の校庭に、ソリを持って走り出たのも実技演習の一環。途中で愉しくなってしまったのはさて置いて。
その姿を窓越しに目撃されて居たことには無頓着。 明日に控えた卒業試験についても、鷹揚に構えていた。
なにせ、アリスの調教担当のT-305号はテッドにとても懐いているのだ。]
(135) 2015/01/24(Sat) 02時半頃
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[ハイタッチの後、テッドの裾をついと引っ張った。じぃと見上げてから口を開く。>>5]
テッド、あのねっ
「違うよ〜、お手柄なのはボクだよ〜」って、305号が言ってるよ!
[本当にトナカイがそう言っていると、当のアリスは思っている。 動物達と会話が成立しているのだと、信じている。
疑う余地はない。]
ね? だから、305号の事も誉めてあげて!
[昔のように。 この子は偉いのだからと、アリスは305号の手綱を引いた。>>20*]
(136) 2015/01/24(Sat) 02時半頃
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―教室―
[頬杖をついて、ぼんやりと窓の外の星を眺めていた。 寮の部屋で勉強する選択肢を外したのは、 暖かなベッドが近くにあるとすぐに潜り込んでしまうから。
その都度、同室のクリスに起こしてもらわなくてはならないし、起こす方も疲れるだろうから、アリスは自主的に教室を選んだ。]
……きのこ。これ、ギネスに聞かなきゃだよね。
試験に出たら困るし。
[つんと白茸をつついた。 立ち上がるアリスの視線を奪うものは、窓の外に。]
(141) 2015/01/24(Sat) 07時半頃
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ながれぼし!
ねぇ、ねぇ見た? お星さまが―――…
[人差し指で夜空をさす。 今見たものを誰かと共有したくて、振り返った。]
……うん、何でも ないよ。
[すとんと座り直し、再び夜空の遠くを見遣った。]
(142) 2015/01/24(Sat) 07時半頃
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[皆が試験に合格出来ますように! 皆が合格出来ますように!]
……合格!
[流れている間に願い事3つ。
じっと目を凝らしていれば、また見えるだろうか。 そんな折に 小さな声が聴こえた。 >>127]
お、あ、居るよ!
(143) 2015/01/24(Sat) 07時半頃
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ん? 何をしてたかって?
それは勿論、お勉――…
[お勉強と言い切るには、ノートの落書きが目立つ。 アリスの方にと歩み寄る姿に椅子を鳴らし、手の甲を床に着けた。]
……の、合間に、夜空を見てた。 息抜きだよ、息抜き。
サンタクロースのプレゼントを待ってる子供達と、この空は繋がってるんだなって思ったら……ね。
(144) 2015/01/24(Sat) 10時半頃
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そうそう、さっき、流れ星が見えたんだよ。 見えるかも知れないっていう予報が当たったよね!
[凄いよね、と声を高くして 自動昇降機のように机上へと運ぶ。
アシモフの――正確にはクリスのハンカチに視線を注ぐ。]
それ、クリスの。凄いよね、おまじない! わたしの濡れてしわくちゃになった教科書も元の通りだもの。
[T-305号を厩舎に戻した後。 校庭へと出てきたクラスメート達は、アシモフ捜索&救出という作戦と目的を無事に遂行し、教室に戻っているものだと思っていた。
だから、彼女がまだ外に居たのが不思議でならなかった。>>14]
(145) 2015/01/24(Sat) 10時半頃
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[凄いといえばポーラのシャボン玉も。 どうしたら同じことが出来るのだろうと息を吹いても、何も生まれなかった。
自分にできないことが出来るとこに、 純粋な感嘆と賞賛を抱く。
揺れる尻尾は何か物言いたそうだったが、お茶の湯気と悪戯に混じっていった。>>7>>32]
……元気になって良かったよ、アシモフ。 心配 してたの。わたしだって。
[漸く口に出来たのは、教室に戻ってから何時間も経った、今。]
危ないことしちゃ、だめだよ。 きみは か弱いんだから。
[床から机上までの70cm弱の移動では上書きできない、掌に残ったままの、あの冷たさ。]
(149) 2015/01/24(Sat) 11時半頃
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ねぇ、アシモフ。
校庭で…… もしかして、わたしのこと……呼んで、た?
[聞き間違いとか、木の葉の悪戯だったとか。 そういう風に片付けるには、小さくない声量だった。**]
(150) 2015/01/24(Sat) 12時半頃
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―教室―
[絵本の中のサンタクロースは、満月を背景にソリに乗っていた。 リンシャン鈴を鳴らし、星の川を渡り、流れ星に手を振って。>>154>>155]
うん、間に合った。
だからもう少し見ていようか。 一緒に見た方が綺麗だよ。
[わたしも報告出来るし。 何もなかったかのように椅子に座り直すこともないだろう。]
(213) 2015/01/24(Sat) 23時頃
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そうだね。感慨深い。 繋がりやすいように、気象学部も頑張るんだよね。
[ソリに載せるのはプレゼントと、想い。窓の外、過る影姿は屋上に消えたか。]
……え? 見られてたの?
[アシモフが外に出た理由はアリスにあった。>>156 単純明快な一言に、瞬く。]
……わた、しの せい か。
[腕に伝わる服越しの温もり。 小さな前肢が頭を掻いている様に首を振った。
唇がなにかを告げようとして微かに動く。]
(221) 2015/01/24(Sat) 23時半頃
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……っ
[心配をかけさせたのは、アリスの方だった。 他にも迎えにと考えてくれた者が居たことを知れば、何を暢気に笑っていたのかと顔を隠すだろう。
俯いた顔、髪が影を落とす。
――アリス。
改めて呼ばれた名前。>>156 届かぬ距離ではない。 風の音も遮らない。]
(224) 2015/01/24(Sat) 23時半頃
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[よく拭われた前肢の重みは、銀のスプーンよりも軽く。 けれど確かに感じる、存在としての重み。
引いていた顎の位置を変えれば、一直線に視線が合った。 トナカイよりも判りやすい表情が、見えた。]
……うん。
(232) 2015/01/24(Sat) 23時半頃
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う、ん……。怪我……、なかったよ……
[傾けた首に合わせて、髪が揺れた。>>157
何かを詰まらせたような声。 絞り出せば雫が溜まる。]
大丈夫、だよ。 わたしは 擦り傷だって、してない……から。
(235) 2015/01/25(Sun) 00時頃
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[流れ星に追い付くには、サミュエルとトナカイ達にも頑張って貰わないといけない。
脳裏に浮かんだ配達部の姿をそのまま口にし。>>227
今はその唇が、無事と謝罪の為に動いている。]
………ごめん、ね。
[例えばスカートが捲れてその下のふわふわもこもこが見られて、きゃーアシモフさんのえっち! とか、そんなことを疑っていたのではないけれど。>>228]
(236) 2015/01/25(Sun) 00時頃
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だって、わたしが転ばなかったら、アシモフは外に出ることなかったし、
……試験前に、時間泥棒することだって、なかったし。
[西と東を差すものが同じではないように。 当たり前の行為に、何よりも言うべきは。 伝えるべきは。]
だから、ごめんね……と、もうひとつ言っても、いい?
(238) 2015/01/25(Sun) 00時頃
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[卒業のかかった試験前だからこそ、自分で口にした『時間泥棒』という言葉が重く硬質に聴こえた。
教室の時計が時を刻む音は 階段状にかちこちり。>>241
痛いのは喉の奥。 でもこれは怪我のせいではないから、アリスは違うよと小さく首を振る。]
泣いて なんか
[表面張力で丸まる雫は留まり。]
(250) 2015/01/25(Sun) 00時半頃
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[冷たかったんだ。 雪のように。小石のように。
手首に直に触れた手から、記憶を塗り替えるべく温もりがひろがっていく。
慰めの言葉、労りの触れ合い。 ひとつひとつに頷き返し。
伸びた手の、今度は届くよう、 楕円の身が近くに見えるよう、 アリスは机上についた腕に頬を乗せた。]
(253) 2015/01/25(Sun) 00時半頃
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とっても変なことを言ったりはしないよ。
それに、あんまりごめんねって言ってると、アシモフがしようとしてくれたこと全部、しちゃいけないことだったって……聴こえちゃう、もの。
[顔を横にしたせいで、雫はこめかみを伝い落ちる。アシモフの尻尾よりも随分と短い睫毛をぱちりと瞬かせ、 青の瞳に彼のましろな顔を映す。]
(254) 2015/01/25(Sun) 01時頃
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ありがとう――。
わたし、また転んでしまうかも知れない。ソリ引きって難しいから……。
そしたら、やっぱりアシモフに来て欲しいな。
[助けに来て欲しいよ、と。]
そうしたら、怪我をしても きっと――痛くないし、泣かないと思う、よ。わたし。
[転ぶかも知れない、失敗するかも知れない――そんな怖さに足を竦ませなくて良いね。
そう告げる唇は、端が持ち上がりゆるりと月めいて、微笑んでいた。]
(258) 2015/01/25(Sun) 01時頃
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[人であっても。人でなくても。 言葉が通じても。通じなくても。]
わたしたち、おんなじ目標持ったクラスメイトだもの。
助けるのは当たり前――だね。
[そう、当たり前で。 アシモフの手で助けられたことも確かにあったのだ。>>265]
……げんきん?
[そうなの?と疑問に髪を揺らす。>>265
大きく開いた指が齎す触れ合い。 綿雪が降り落ちた時にも似て。]
(276) 2015/01/25(Sun) 02時頃
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