249 Digital Devil Survivor
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―2d・スーパーマーケット―
[明確に何かをしなければとは考えていなかったが、少なくとも穏やかな顔つきではなかったはずだ。 寧ろ、鋭い眼差しを向けていた。 この場を離れようとするサミュエル>>44に足止めの一撃を放とうとさえしていたのだが。]
っ!?
[それはほんの少しの時でしかなかったが、予期していなかった表情を向けられ、虚を突かれる。
体は動かせないまま、彼の口許を見ていた。 それが戸惑うのも、言葉を落とすのも。
我に返った時、すでにその姿は視界から消えていた。]
(73) 2016/06/20(Mon) 20時半頃
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[硬直を解除したのは傍らから聞こえた音>>62。 警戒しながらも近づけば、完全に意識を落としているらしい。]
人間?悪魔……?
[まるでウロボロスの蛇のように自らの尾を噛む大蛇が巻き付いている。それだけならサマナーでも通じるが彼自身からも人とは違う何かを感じる。何をすることもなく傷が塞がっているし。]
…………。
[彼もマガタマを求めていた。けれど結局返してまた盗んで。 意味がわからない。]
カハク……。
[管から飛び出た仲魔に命じれば、癒しの光<<ディアラマ>>が男に降り注ぐ。 自分でも、自分の行動がわからない。]
(74) 2016/06/20(Mon) 20時半頃
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[話を聞きたかったが、街全体を包め悪意の高まりを感じればそれも諦めた。
スーパーマーケットを出て、人や悪魔が多い駅前に向かう。 そこで、眠気に襲われるまで鎮めの謌を*奏でていた*。]
(75) 2016/06/20(Mon) 20時半頃
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―3d・朝―
[駅前で寝る勇気は流石になく、既に息する人間が絶えた公民館の片隅で横になった。 どれくらい休眠を取れただろうか。
その日の目覚めは最悪だった。]
……さて、どうしましょう。
[いくつか強い力を感じる。その辺りに接触したいところである。]
(100) 2016/06/20(Mon) 22時頃
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―→ビジネスホテル前―
[マグネタイトを温存する方向で悪魔を倒したり交渉したりしていく。 確かに当初に比べれば狂暴化しているようだが、それほど脅威とはいえない。
問題は、人間だった。 鎮めの調べが効く人間もいれば、全く効かない人間もいる。 交渉すら出来ない。
出来るだけ振りきってきたが、場合によっては返り血で手を染める事もあった。
ふと見上げれば電飾が点滅するビルが目の前にあった。 まだ電気が通っているということは、水道なども通っていないだろうか。
気配はするが>>92、遠く判別できない。
敵意といえるものはなく、まずはとフロント近くの洗面台の蛇口をひねる。 最初は赤く濁った水が出てきたが、徐々に透明へと近づく。
少しばかり温い水に手を浸し、汚れを落とした。]
(116) 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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[それから、何処かにいるらしい気配>>92を求めて歩き出す。 悪魔よりは殆ど純粋な人間のような気配で。 恐怖も感じたが、もし一人ならばせめて何処か危険度の低い集団にまでは連れて行こう。 そう考えて、周囲に気を配りながら歩き出す。]
(121) 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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ヨーランダは、ニコラスに話の続きを促した。
2016/06/20(Mon) 23時頃
ヨーランダは、メルヤに話の続きを促した。
2016/06/20(Mon) 23時頃
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[手の汚れを落としながら、上階から来る気配には気が付いて、視線だけ向ける。 多分、此処に入った時感じた気配だろう。 特に敵意は感じなかったので、せめて手の汚れだけでも落とそうとしていたのだが。
服の汚れを見ればやはり驚かせたようだ>>144。
そして、自分もまた、彼女の顔色を視界に入れれば少し眉を寄せたのだが、 俯くほうが早かっただろうか。彼女の目に入ったかは分からない。
顔だけではなく完全に身体を彼女の方に向けて、一度軽く頭を下げた。 視線は彼女の爪先辺りからあげられない。 サマナーを知っている事に驚いたが、既にこの状況ではよく人の口に上るだろう。]
そ、う、です。 あな、た、は一人、で、こ、こに? ……顔、色、悪い、です、が、何処か、具合、が?
[一度だけ、瞳に心配の色を浮かべて顔を見たが、それもまたすぐ伏せられる*。]
(151) 2016/06/20(Mon) 23時半頃
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[目の前の彼女からの返答を待っていたが、 近づく強大な気配に>>142、 纏う空気を一変させて、扉の方に鋭い視線を向ける。
頭の中では目の前の彼女を逃がす算段を巡らせていたのだが、 まさか、彼女の仲魔が荒療治を望んでいた>>155など思いも*寄らない*。]
(157) 2016/06/21(Tue) 00時頃
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[片倉さん、と口の中で呟いて。 悪夢を見たと聞けば気遣わしそうな視線を一度だけ向けた。
けれど、それを訪ねる暇もなく去来する鬼。 雄叫びと共に体に衝撃が走った>>168。 咄嗟に重心を落として転倒は避けたが、彼女はどうだろう。 ちらりと視線を向けた先、危険そうならば手を貸したし、助けがあったのなら自分の事に集中する。
パラパラと漆喰が床に零れ落ちる。上を見れば天井に細かな亀裂が走っていた。 後2,3撃も受ければ落ちてきそうだ。 そんな判断をすると同時に、先ほどよりも近い場所からの衝撃を受ける。
天井の一部が落下して、青空を背景に立つ鬼の姿を捉えた。]
(172) 2016/06/21(Tue) 01時頃
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?
[何処かで、感じたことのある気。あまりに姿が変容していたためすぐには気が付かなかった。 それより安全の確保が先だったというのもある。]
建物から出ます!
[片倉にそう呼びかけて、もし彼女が動けないなら手を引っ張って外に飛び出して、鬼に向かって管と刀を構える。*]
(173) 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[片倉さんはどうしていただろう。出来るだけ彼女と鬼の間に入るような立ち位置に身を置こうとしたが、状況によっては無理だったかもしれない。
余所事に気を避けるほど生半可な相手ではない。 油断なく構えながら、けれど違和感を覚える。
何処かでこの気を感じたことがある。 けれど、このような鬼を見た事はない。
一体何処で?
第二撃を辛くも避けたか、少し受けたか。そこで遅れて気付く。]
小鈴、さ、ん……?
[戦闘態勢は解かないまま、ほろりと言葉が口から零れた。 耳元で嗤い声がする。 もう死んでいるよ、と>>6。
それには一つ小さく被りを振って、構えは解かぬまま、かすれた声で呼びかけた。 上空の気配>>175には、まだ*気が付かない*。]
(178) 2016/06/21(Tue) 01時半頃
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[声が真実を告げているのは識っている。 ただ、それを信じたくないと、彼女はあの中で生きていると信じたくて。
それを振り切ろうとしたところで、場にそぐわぬ間延びした声>>181が聞こえた。 目の前の鬼から少しだけ視線をずらせば、悪魔がそこに居た。 が、時々見かけたその姿と、何処か印象が違う。]
……対価は?
[良くも悪くも悪魔は純粋だが、純粋な好意、は殆どない。 再び鬼に視線を戻しながらそう低く尋ねれば何か答えを得られただろうか。 それとも戦闘で中断したか。]
(262) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[傍らにいた気配が一言>>187と共に移動する。 危ない、と止める暇もなかった。
視界の隅に移ったのは、珍しい悪魔。 確かに強いそれに安堵と不安を同時に覚える。 かつて会った櫻井のように、何か関連があるのならば、いいが。
しかし、それを問う暇など与えられるわけもなく、 二か所から同時に放たれる魔法の範囲圏外に逃れる方が先だった。
召喚する暇はない。飛び散った瓦礫は大きいものは概ね弾けたが細かなものは受けてしまった。 一番痛かったのは、右足を串刺しにするワイヤーだろう。]
っ……!
[それでも足を止める事はせず、身を投げ出す事で何とかそれから逃れた。]
(268) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[魔法の効果が全て終わりを迎えた後、打って変わって静寂が訪れる。 けれど、瓦礫の山の下でそれがいまだ勢いを失っていない事には気が付いていた。距離を保ち、構えたまま、少し泣きそうな顔で口を開く。]
小鈴、さ、ん……。
[それと同時に一つの管を解放すれば、 温和な顔立ちの魂が、傍らに寄り添うように現れる。
目の前では瞬く間に氷が昇華されていく。 何を言う事もなく展開された魔法は、物理反射<<テトラカーン>>。
刀を上段に構え、灼熱の瓦礫を弾いて鬼に肉薄しようとしたが、 それよりも鬼の方の動きが大きく、早かった。
そして、予想もしていなかった方向へと走り出す。]
(279) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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小鈴さん!!!
[鬼の脚力と傷を負った人間の脚力では追いつけるはずもなく。 行き先の方へと目を凝らせば、確か先ほど大きな雷が落ちたところだったか。 あちらは]
上、社……?
[確か西廻が神主をしている神社がある場所ではなかっただろうか。 そして、神社にしては歪みかけた気が立ち上っている。
ニコラスが言っていたことを思い出す。調べ、なくてはならないだろう。 けれど、新たに会った人間と悪魔も気になって、そちらの方へと視線を向けた。*]
(281) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[流石見た目は夜魔というべきか。 非常に魅き込まれる笑顔であるが、それに簡単に揺らぐような鍛錬は積んではいない。
表情を変えることなくワイヤーをぐいと抜いた後、 軽く頭を横に振る事で否定の意を示して、改めて二人の状態を見る。
ふわふわと浮いていた和魂から癒しの光<<メディラマ>>が注がれた。]
知、り合、い、です、か……?
[先ほど、悪魔は彼女の名を呼び、庇っていた>>267。 単なる気紛れの対応とは決して思えない。*]
(290) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[もう一度上社の方を振り返り、悪魔の方へ完全に身体を向き直らせた>>294>>297。 少し視線を破壊の爪痕が残る地面へと落とした後、悪魔の目を見つめた。]
……あの、悪魔“は”、知りま、せん。
[知っているのは、輝く魂を持っていた優しく強い女性だから。 目の前の悪魔が人間を寄る辺とするように その服を掴むのを視界の端に入れながら。]
なら、何、も問わず、魔力、を暴くの、もやめましょう。
その代わり、昨日の事を、教えて、ください。 私が、知る事を、お教えしましょう。
情報交換は、お互い、必要でしょう?*
(311) 2016/06/21(Tue) 23時頃
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ヨーランダは、その場に聞こえた声>>310に肩を竦める事しか出来なかった。
2016/06/21(Tue) 23時半頃
ヨーランダは、ニコラスに話の続きを促した。
2016/06/21(Tue) 23時半頃
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[小さく頷く様子に>>324、少なくとも交渉お断りの雰囲気ではない事を知る。 彼女の提案に軽く頷きながら、小さく口を開いた。]
真月 揺籃、です。 貴女は、なんと呼べばいい、ですか?
[ゆりさんなのかリリムさんなのか。 それともそれもはぐらかされただろうか。その事は特に気にせず、 彼女の先導のもと足を進めようとして、上社の方を振り返る。
轟音が響いた後、沈黙を保っている。空に蜷局をまいていた妖気も薄れかけていた。
一度だけきつく目を瞑る。 思い出すのはあの時>>1:328。 どうして、勇気を出せなかったのだろう。 いつかと願って、結局言えなかった。 今となっては遅いだろう言葉と、祈りの言葉を口の中で呟くと、 そのまま振り切るようにリリムの背を追った。*]
(336) 2016/06/22(Wed) 00時頃
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[リリムの話を一通り聞き終えた後>>334、 小柄な女性の服装を確かめたが、答えてくれただろうか。
はぐらかされれば追及はせず、ありがとうございますと、頭を下げる。
いざ、自分の持つ情報、を話そうとして、 物凄い変化球を受け取った。]
…………は、い……?
[イントネーションの違いでは肯定とも言える言葉だが、彼女は勘違いしなかっただろうか。]
少なく、とも、私は昨日は、公民館で、寝てました、よ。 一緒では、ありません。
[何を問題としているか分からず、淡々と答える。*]
(338) 2016/06/22(Wed) 00時頃
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[何故、彼女が安堵の仕草をしているのか。 何を心配されていたか全く気付けず、軽く首を傾げる。
そこで、気配を感じて道路を見れば、確か櫻井と共に居たしきを見つけた。]
きみ、は……しき、さん。
[満身創痍の、そして契約者との間の絆の希薄さに眉を寄せ、しきに手を伸ばそうとしたところで、ふいとその姿が掻き消えた。]
……!
[その意味するところは、つまり。 からりと、乾いた音が地面で響いた。*]
(342) 2016/06/22(Wed) 00時半頃
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