16 『Honey come come! II』
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――どうすんの、って。
[どうもこうも、無い。 其れが最重要課題で、そこからの応用なんて要らないし。 何を聞きたいのか判らなくって、困ったように眉を寄せて。
ふと、突然近付く顔。何かと瞬いて――フリとは言え、流石にその距離で判った。 咄嗟に離そうとして驚愕の所為か、結局動けなかったのは幸か不幸か。
こんな風に、あの 先輩が? …ああ正直、その発想は無かった。 …いやぁ、想像つかない。正直想像つかない。 離れていくヘクター先輩の顔を見て、一つ息を吐いた。
――うん、判ってる。想像つかないから大丈夫、っていう話じゃない。]
あの。…ヘクター先輩が何を持って「罠」って言っているのか、判んないですけど。
100歩譲って、そうなったと仮定して。 罠があるとも限らないですし、あったとして騙される心算なんて、全く無いですし。 …例え騙されたとしても、そのまま流される心算も更々無いです。
(18) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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[ってゆーか発動したら脱出不可な物理的なモノじゃあるまいし。 とも付け足したかったけれど、自重した。…すごく真面目だって判ったから。
尤も、その頃私がどうなってるかなんてやっぱり判らないから、 もう全部推測でしか無い。其れを論じていたって意味がないと思うんだ。 まぁ、それでも…自分の性格を省みると、無理やり罠にハマったら あらゆる方法で抵抗すると思うけどさ。それこそ物理的手段を講じてでも。
だから、それで私が逃げないのなら、(…想像つかないけど) 其れが私にとって必要だと思った、しか 無い筈なんだ。 ――だから、どんな形であれ踏み込むなら、きっと自分から踏みこんでる。 私のコマンドに進むと回避はあっても、逃走は無いし。]
…心配して貰うのは嬉しいし、有難いんですけど。 もし私が将来その道を選んで、いつか反省する事はあっても、 後悔は絶対にしてないと思うんですよ、私。
[ポケットが震える。メールだと理解したのはすぐの事。 ストラップを引っ張って取り出す。…あー、花火。 …色々必至過ぎて、あんなに楽しみだった花火の事をすっかり忘れてた。]
(20) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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To:プリシラ先輩 件名:Re::(`・ω・´)花火やろ ------------------------------
行く。
-END- ------------------------------
[結構悩んで、なやんで。結局、すごく簡素になった。 いつものハイテンションな文章を打つ気分になれなくって なんか、そっけないな。 でもいいや。
送信ボタンを押す。 手紙が、ぱかぱかと開いたり開いたりの短いムービーを繰り返して 送信完了、の文字が出た。好きなアーティストの壁紙へ、画面は早変わり。]
(21) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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…ヘクター先輩って。
[しゃこん、とケータイをスライドして閉じる。 視線は、待ち受けに変わった画面を見つめたまま。]
私の事心配して「罠だったらどうする」って事は言う割に、 ――それが罠だったら助ける、とは言わないんですね?
[揚げ足取りとかじゃなくて、もちろん責めるでもなくって、 ……残念ながら、言ってほしかった、とかでも無いんだけど、 素直ーな、ただの感想。 何だか、不思議だったから。]
ってことで、海岸で花火だそーです! 行きませんか。
[ちゃり、とストラップを鳴らして、携帯を揺らすと 返事を待たずに階下へ降りようと、階段の方へと歩き出した。
…うん、話の腰を折った自覚はある。無理やり話を切ったようにも見えただろーし。 ――あまり、間違って無いから否定は出来ないんだけど。 だって、判らない事聞かれたって 今のままじゃ、きっと判らないままだ。]
(23) 2010/06/21(Mon) 01時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 01時半頃
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――…、かんがえときます。
[さっきの続きって、続きって。 …もう、わかんない事ばっかりだ。 何でヘクター先輩が困るのか、…やっぱりわかんない。まだ。 くしゃーってまた頭を撫でられて、ぐしゃぐしゃになった髪を右手で整える。
あ、そういえば砂浜行くならサンダルの方がよくない? とか階段降りてく途中で 浜辺にスニーカーで突入して、残念な事になったのは既に経験済みだ。 一度だけ途中で女子部屋に寄って、自分の荷物からサンダルを回収。
玄関でそれに履き替えて、夜なのに明るいその場所へと向かう。]
やっほー!! ――おー!綺麗きれい! もうロケット花火とかやっちゃったー?
[浜辺の面々声を掛けて、小走りにそちらへ。 ホリーが手を振ってるのが見えたから、負けじと手を振り返した。 …よし、実際に花火が見えたら、なんだかテンションちょっと戻った。 だいじょーぶ、だいじょーぶ。]
(35) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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えへーゴメーン。 いやーちょっと散歩に行ったら、人生と言う迷路に迷いこんでしまってね?
[…うん。 適当に冗談を並べたつもりが、案外事実を射てしまった。なんてこったい。 まぁ、顔に出す心算は無いから、へらりと笑いながらホリーから花火を受け取って。 ふと、ヘクター先輩の言葉に、はたと気付いた。 あ、ブレスレット。 ローズ先輩をみて、フィリップ先輩を見て、もう一回ローズ先輩を見た。 ……おおー。]
ローズ先輩とフィリップ先輩おめでとーございまーす!
[わぁ、照れてるローズ先輩可愛い。お祝いに一発!と行きたいところだけど、 …お祝いにロケット花火っていうのはどうなんだろうね。 流石にあれか。そうか。]
(43) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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あ、やり方しらない? 簡単だよー。
[ホリーの言葉に、いいよ教えてあげる!ってこくこくと頷いた。 こんなことで良かったら幾らでも教えるとも!って少し嬉しい気分になったけど …逆を言えば、こんな事しか教えられないっていうのも、あれだな私。
って、打ちあげ花火は終わっちゃったのか! あーくっそう見たかったなー、ちょっと残念だけど…まぁ仕方ないか。]
本当はね、瓶とかがあると一番いいんだけど。 まぁ持ってきてないし、砂浜だからこれで代わりに。 斜め前に傾けるようにして、立てるの。
[ぶし、っと砂浜の表面に刺した。 いつもなら、此処に何本も刺して導火線を一つに結んじゃったり 酷い戯れをするんだけれど、デモンストレーションだから今回は却下。
よい子はまねしないでね!]
(46) 2010/06/21(Mon) 02時頃
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まだあるー?まだあるなら見たいなー打ち上げ花火!
[クラスメイトの言葉に、両手にもったロケット花火を びよびよ振りながら、打ちあげ花火ワンモアリクエスト。 だって折角なのに、見れないのって寂しーじゃん。]
おーいえー!やっちゃいまーす!
[ぷし、ぷし。 と並べて何本か浜辺に刺した。 囃したてるものがいるなら、全力で調子に乗る。それが私クオリティ! …あ、もちろん海じゃない方に向けてあります。
海にポイ捨てダメ、絶対。]
そうそう、其処に火をつけるんだけど 手持ち花火みたいにずっと持ってると、火傷するから気をつけてね。 …誰か、ライターとかチャッカ持ってるー?
[ホリーの言葉に、こくこくと頷きながら 何本か並んだロケット花火の導火線を此方側に向けて、さて。]
(56) 2010/06/21(Mon) 02時半頃
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期待してるぜペラジーくん! お、ライターある?…っとと、ごめんありがと!こっち借りる!
[クラスメイトの言葉に、おー。と顔を上げて。 と、ヘクター先輩も持ってるらしーんで、 わざわざ投げてもらうよりは、とそっちを借りることにした。 ひら、と手を上げて感謝の気持ちは忘れずに!]
や、何度も自分でやったことあるんで。…だいじょーぶです。
[僅かに触れる手には何となく視線を落としながらも、 結構平気だったりする。初心じゃないとか、そんなんじゃなくて …ドキドキする様な繊細さは、残念ながら持ち合わせてない。]
(63) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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うん、実際に点火すると判ると思うけどほら、ここにちっちゃく書いてあるよー。 「手に持って遊ばないで下さい」って。
[ホリーに指差して示すのは、火薬が巻かれている紙の部分。 この注意書き、いつも思うけど絶対にちっさすぎると思う。 知らない人が見たら絶対に間違えるよね。手持ち花火と。]
じゃーちょっとだけ離れててね、意外に大きい音するし!
[借り受けたライターで並べたロケット花火を左から順に、点火!ゴー! 甲高い音を立てて飛んでいくそれをたーまやー!とか眺めたり。
…ちょっと砂に埋め過ぎてたのか、 空に発射できずにその場で火を噴く子も2本ぐらいあったけど まーそれもそれで、ロケット花火の乙ってところですよ先生。]
(64) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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…えー、つまりはこう言うヤツのことです?
[ヤニク先輩の言葉に、少しだけ悩んで、 まだまだあるロケット花火の内の一本を右手に持った。 えい、点火。
――ええ。その、たまに持っている奴の一人です。]
…せー、のっ!
[火薬に届く前に、ひゅっと斜め上へ遠投。 ゆっくりと空へ飛んだロケット花火は、自重で下方へ向く直前に、 火薬に至ったらしく、浜辺から打ちあげるよりも遠くの方へ飛んで行った。
この遊び方の方が、好きです。 よい子はまねしないでね!]
(68) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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[クラスメイトと先輩の言葉に、ふーん、と一度だけ声を上げて …それには、口を挟むのを止めておいた。
や、言っている意味は判るけど。こう花火に儚さとか、切なさとか。 そんな感傷っぽいもの、…考えた事無い。ぶっちゃけ。 こんな人種が口を挟んだら、折角のロマンチック?的な 雰囲気はどっかに消える。間違いなく。]
――いや、でも。 …わざと意識してるフリって、それでも嬉しいです…?
[聞こえた囁きには、少しだけ困った顔をして。
…苦笑するしかない。何せ手を握るとか抱きつくとかの コミュニケーション過多は、…環境上慣れているものだから。 そんな事やっても、あんまり意味がない様な気が、するし。
そこまで考えて、やっぱり苦笑しか出なかった。 そういうことが判る日なんて、やっぱり来るのか想像もつきそうにない**]
(69) 2010/06/21(Mon) 03時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 03時半頃
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大丈夫ー!こけないって!
[ホリーの言葉に、親指と人差し指で丸を作って見せる。だいじょーぶのサイン。 確かに浜辺は歩き辛いけど、運動神経の賜物と言うべきか こけないだけのバランス感覚は、幸いにも養ってる。
何度か悪い子の遊び方を堪能した後、 ようやく渡された新しい花火には有難く受け取って、そっちを開始。 …うん、流石にずっとロケット花火をやっているのもアレだしね。
火種をちょこっと貰って、緑に弾ける火花をじっと …していられる訳もなく、人の居ない方向へ円を描きつつ振りまわした。 光が、尾を引いて綺麗。こうやるとちょっとだけ 自分が魔法使いになった気分にならない?
…あ、ならないですか、そうですか。]
(110) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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[ちなみに退避した人の方にはロケット花火を持って行くような そんな無粋な事はしない。流石に退避した本当の理由までは解らないけれど。 大きな音がなるから、苦手って人は何人か知ってるし あと、突然高速で走る花火って怖い人は怖いだろうし。
それを無理強いさせるほど、気配り出来ない心算は無い。 …残念ながら、自分は全力で好みだからこんなことしてるんだけどね!
何本か再び魔法使いごっこ(…)を遊んだ後は、そろそろ撤収の準備らしいので ロケット花火を飛ばした方へもたもたと歩いていく。 流石に暗い中で全部を回収出来るとは思わないけれど、 出来る限りは拾っておかないと。 ポイ捨てダメ、絶対。
良い子のみんな、おねーさん(笑)との約束だよ!]
(115) 2010/06/21(Mon) 21時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 21時頃
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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