26 Fairy Tales Ep.4
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―診療所前―
・・・たしか、こっちだったっけ。いつも忘れちゃうのよね。
[フランシスカは少しおぼつかない足取りで診療所の前にやってくる。 フランシスカはロミオの診療所を見つけると、]
あ、そうそう、ここだわ、ここ・・・
(24) 2010/08/05(Thu) 17時半頃
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−−−−っ!
[フランシスカを襲う急激な眩暈。 フランシスカは体勢を崩し、その場にうずくまる。]
(25) 2010/08/05(Thu) 17時半頃
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もう・・・どうなってるのよ・・・!
[フランシスカは悲鳴にも近い声をあげる。 そして、しばらくの後によろめくように立ち上がり、診療所の中に入っていく。 微かに鼻孔に香る、麝香草の香りに*苛立ちながら*]
(26) 2010/08/05(Thu) 18時頃
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―診療所―
あ、あぁ、ごめんなさい。
[前にいた少女に順番を譲られると深く頭を下げる。]
少し、眩暈が酷くて・・・酒場で仕込みをしていた時はそれほどでも無かったんだけど。 こんなに酷いのは、『あの時』以来かもしれないわ・・・
[フランシスカはふと、窓の外を眺める。]
(78) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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あぁ、あたしは大丈夫。薬を飲めば多分良くなるから・・・
[気遣いを見せる少女の言葉には謝意を込めて。 しかし、フランシスカは窓の外を見つめたまま]
・・・それよりも、
(88) 2010/08/06(Fri) 00時頃
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もしかしたら、『あいつら』がまた、来るかもしれない。
[空を見つめながら、ポツリと呟く。]
−嫌な予感がするの。 オルグイユ村に、『あいつら』が来た時と同じ、嫌な予感が−
[呟いた後に、フランシスカはコップの水を一口啜る。]
(98) 2010/08/06(Fri) 00時半頃
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えぇ・・・ただの思い過ごしならいいのだけれど。
[受付で薬を貰うのを待つ間、ロミオと幾分か言葉を交わして、アイリスの言葉に応える。 部屋の奥に眠る重傷の患者には、気づかないふりをして。]
えぇ、それじゃあお言葉に甘えようかしら。手製のスープくらいならご馳走してあげられるし。
[瑞々しい赤のスープは気に入ってもらえるだろうか、と思案してまた言葉を続ける。]
ただ、その前に雑貨屋に寄っても構わないかしら? 酒場のランプが切れてしまって・・・オイルを買いに行きたいのよ。
(128) 2010/08/06(Fri) 11時頃
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踊り手 フランシスカは、コップの水をもう一杯、*口にした*
2010/08/06(Fri) 11時頃
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あら、お嬢さんありがとう。 ・・・あ、ロミオ先生もお気をつけて。近頃物騒な話も良く聞きますから。 人の部屋に勝手に居候をして、物を拝借する不埒な輩もいるみたいですし。
[アイリスの好意に甘えると、フランシスカはロミオに丁重に礼をいい、診療所を後にする。]
甘いモノねぇ・・・あんまり甘ったるいのは苦手なのよね。 ・・・胃が受けつけないみたいで。例えば、麝香草の匂いとか。
[アイリスに向ける笑顔は、どこか影を潜めたようなものになり。]
(146) 2010/08/06(Fri) 17時半頃
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そう、『甘ったるい匂い』は、ね・・・
[フランシスカは遠くを見つめながら*呟いた*]
(148) 2010/08/06(Fri) 18時頃
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−回想・雑貨屋付近− ・・・ええ、甘いだけじゃないわよ、ウチのトマトのスープは。
[フランシスカはアイリスに支えてもらいながらニコリと笑うと]
酸っぱさだけじゃなくて、甘さの裏には刺激も待ってるかもしれないわね。 甘いだけじゃない、ステキな隠し味がね。
[フランシスカはアイリスに体重を少し預けたままで雑貨屋の中に入っていく。]
(257) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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−雑貨屋・回想− ・・・申し訳ないわね、こちらの椅子をお借りするわよ。
[フランシスカは椅子にかけると、アイリスが説明してくれたランプのオイルの用途を聞かれ]
そうそう、ウチの店のランプのオイルが切れてしまって。 ただでさえそんなに明るい店じゃないのに、ランプが切れて暗くなってたら商売が上がったりでしょ?
[椅子に座りながら診療所でもらった薬を口にする。これで少しはめまいも治るといいのであるが。フランシスカは迫りくる不穏な空気を感じつつ、一息つく。]
(261) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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・・・あら、いってらっしゃい。
[フランシスカはランプのオイルを受け取り、外へ出て行ったらしき店主を椅子から見送ると、再びお茶を口にする。]
・・・もう少し、ゆっくりしてもいいかしら。ステキな店主さんが戻ってくるくらいまでは。 それにそこのステキなお兄さんもお帰りの様子だし、店を空けちゃうのも悪いと思うしね。ごめんなさいね。
[お暇しようかとつぶやくアイリス(>>244)に謝罪の言葉を投げかけ。フランシスカは空いたティーカップをテーブルに片付けるのであった]
−回想了、現在へ−
(264) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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−雑貨屋・現在− あらあら、宿題か・・・ あたしは学校って行ったことないからあんまりよくわからないけれど。大変そうねぇ。
[アイリスが洩らした宿題という言葉に興味はありつつも、学のない自分には難しそうだな、と思案するのであった。]
(267) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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物語かぁ・・・そういうのあるんだ、学校の宿題って。
[笑みを浮かべるアイリスに興味のあるような視線を向けて。]
あたしは『ハッピーエンド』が好きだけどなぁ。何の起伏も無いのは確かに厭だけれど。
[『ハッピーエンド』という言葉を噛み締めつつ、爪の先をみた。赤く塗られた爪はまるで血のように鮮やかに輝く。]
(279) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―回想―
あら、ステキな店主さんがお帰りのようね。
[ソフィアが扉を開けるのを見ると、フランシスカは立ち上がる。]
大分休んだし、あたしはもう大丈夫よ。
[そして、フランシスカは帰りがけにソフィアの近くに寄ると]
(300) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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貴女もあんまり慌てない方がいいわよ?
[フランシスカはソフィアの髪をかるく撫でる]
(301) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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貴女は白馬の王子さまくらい釘付けにしてしまえるほど可愛い顔をしているんだから。
[フランシスカはソフィアが転んで乱れただろう髪を直すと、雑貨屋を後にする。]
もし、良ければ今度酒場に来てね。スープくらいはご馳走するから。 じゃあね。
[カラン、と音を立ててドアを閉じる。]
(302) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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ごめんなさいね、こんな所まで送ってもらっちゃって。
[フランシスカは深々と謝意をアイリスに伝えると]
もし良かったら酒場に遊びに来てね。 美味しいスープとお菓子を作って待ってるわ。
[フランシスカは別れ際に再び口を開き]
(303) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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もし、良かったら宿題をあたしにも見せてもらえるかしら?
[にこり、と笑うとフランシスカは酒場の中へと入っていく。 その内容に少なからず*興味を持たせたまま*]
(305) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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