79 This is a MURDER GAME
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[首から滴る血は止まらない。 なのに意識はしっかりしている。 体も動く。
それなら何の問題もない。 顔に付いた泥を拭い。 包丁を握り直し、自分を見下ろす男の、足の甲めがけ
力一杯、貫くように下ろす。]
(2) 2012/02/11(Sat) 01時頃
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オッカゲさまで───ッ!!
[顎を蹴り上げられ、状態が浮き上がる。 後ろに手を付くように倒れながらも、その視線は男の顔を向いたままで]
顔蹴るとかさーあ。 アンタ、生前モテなかったんじゃーないのー?
[首から血を滴らせたまま、笑いながら立ち上がる。 そして鉄串を4本ずつ、両手に分けて持ち替えて]
モテない男に、愛のお返しッ! お釣りは不要ヨォーーッ!!
[真っ直ぐ突き出す。 狙いなどつけていない。 とりあえず、何本かでもどこかに刺さればそれでいい。]
(8) 2012/02/11(Sat) 02時頃
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[何本かの串が、肉に食い込み、その感触が手に伝わる。 そのまま串からは手を離し、所有権を放棄して、男から距離をとり]
男がカッタガタ言わないの。 どー見たってワタシの方が痛いに決まってんじゃなーい!
[事実、痛い。 気を失いそうなほどに、痛い。
なのにこうして立っている。 笑っている。
それに対する違和感がないのは、既に死んでいるからか。 それとも狂っているからか。]
(13) 2012/02/11(Sat) 02時半頃
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ま、いいわ。 ここはワタシの負けにしておいてアゲル!
[包丁は足に、鉄串は肩に突き刺して、手放してしまった。 もう、手の中に武器になるものはない。
ここはひとまず一旦退散と、背を向けて一目散に逃げ出した**]
(14) 2012/02/11(Sat) 02時半頃
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― 電器屋 ―
ハァッ、ハァッ……!
もーっ、頭ガンガンすんじゃない!
[逃げ込んだ先の電器屋で、棚にもたれ、ひとり悪態をつく。 そも、通常であれば、頭がガンガンなどというレベルではないのだが、今は何故が、そんなことは思いの外。
さて、何か新しい武器をと思うが、電器屋ではせいぜい鈍器くらいか。重そうなものが多いが、持ち運びには今ひとつ向かないかと思いながら、あれこれ見回して]
これ、イイんじゃない?
[手にしたのは、コードレスのアイロンだった**]
(24) 2012/02/11(Sat) 14時頃
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[粗品タオルを首に巻くだけの適当な止血をして、コードレスアイロンを持って、店を出る。 しかしやはり、刃物が欲しい。 通りを歩き、どこか良い店を探すが。
目当ての店が見つかるのが先か、他者と接触するのが先か……]
(34) 2012/02/11(Sat) 20時頃
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ベッキーは、通りの先に、修道女と金髪の青年らしき人影を見つけ、小走りに近づいた**
2012/02/11(Sat) 20時半頃
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[小走りに近寄り、すぐ傍にあった自動販売機の陰に身を隠す。 金髪の青年と修道女は、こちらの存在に気付いているだろうか。 それとも、互いのことで手一杯だろうか。]
んっふー。 面白そうなこと、してるわー。
[コードレスアイロンのスイッチをオンにして、暫くは、2人の様子を静観しよう。]
(47) 2012/02/11(Sat) 22時半頃
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[余熱ランプの消えたアイロンに、僅かだけ指先を触れさせてみる。]
あつっ!
[僅かだけ赤くなる指先を見ながら、思う。 これをあの白い肌の少年に押し付けたら、シスターの柔らかな肌を焼いたら、きっと、素敵な色になるんだろう。
ためしてみたい。
そう思った時、足は、ふらりと彼らの方へ向いていた。
互いのことで手一杯らしい2人は、はたして気付くだろうか。 クスクス笑いながら近付く女の存在に。]
(63) 2012/02/12(Sun) 00時頃
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こーんにーちはー♪
[血にまみれる男と女に、笑顔で挨拶をする。 聞こえていようがいまいが、どうでもいい。]
ねーえ、とっても楽しそーなんだけど。 ワタシもちょっと、仲間に入れてもらっていいかしらー?
[訊ねるが、やはり勿論、答えなど聞く気はない。
近付くと、アイロンを持った手を高く掲げ。 金色の髪の青年の頭めがけ、振り下ろす。
うっかりシスターに当たったら? それはそれで、面白いじゃない?]
(70) 2012/02/12(Sun) 00時半頃
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[振り下ろした勢いのまま、アイロンを押し付ける。 肉と、髪と、血の焦げる臭いが鼻に届く。]
香ばしくて。 いーニオイ♪
あっ、お邪魔しちゃったかしらー?
[まったく悪びれた風もなく、シスターを見上げ、笑う。]
(76) 2012/02/12(Sun) 00時半頃
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そう?
主とかキューザイとかは分からないけど、ワタシ達、気が合いそうね。
[アイロンに力を込めれば、焼ける臭いが強くなる。
ああ、なんていいにおいなのだろう。]
(82) 2012/02/12(Sun) 01時頃
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