184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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―― 昨夜のこと ――
[ミッシェルを彼女の家の近くまで送り、男も自分の家へと帰る。 無人の部屋は男を静かに迎え入れた。]
……。
[男の両親はこの家にはいない。 仕事の都合で二人とも今は首都だ。数ヶ月に一度だけ、この街に帰ってくる。]
…………もっと、……こう、……はあ……。
[だから独り言も重い溜息も許される。 内容は、主に自分の不甲斐なさに対する叱責だ。 そして、漠然と理解しはじめた己の感情のこと。
メアリーやヨーランダ、他にも広場や街中で女性と接する機会はいくらでもある。 そういう時は普通に話せるのに、ずっと昔からの友人であるミッシェルの前だと上手く振舞えないのは。]
(21) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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……寝るか、もう。
[結論は敢えて出さないまま、ベッドへと潜り込んだ。]
(22) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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―― ヒースリング・広場 ――
[男が毎朝ここに来て最初にすることは、噴水の水の出に異常がないかを確認することだ。 稀に吸い込み口に木の葉が詰まったり、雨の日の後は水が濁ったりする。 そういう異常があれば取り除き、そうでなくとも月に一度は水を抜いてブラシで隅々までしっかりと磨き上げる。 この場所はヒースリングの美しさを象徴する場所の一つだ。ゆえに、手は抜けない。 もっとも男がこと仕事に関して手を抜いたことなど一度としてなかったのだが。]
……ここは、大丈夫だ。
[いつもより人が少ない朝の広場を見ながら、男はそう呟いた。]
(23) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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[路地裏でサイモンの死体が見つかったという話は、職場の同僚から男の耳にも入っていた。 その異様な状況も一緒にだ。
"食い殺されただって?この街は僕らが毎日徹底的に掃除してるから、野良犬だってほとんどいないのに。" "偉い人が色々考えてるみたいだぜ。傷の様子からして犬じゃなくてもっと大きなものに襲われたんじゃないかって。" "もっと大きなもの?街中に熊でも出たとか言うんじゃないだろうね。"
"誰かが言ってたぜ、人狼じゃあないかって。"
人狼。聞いたことはある。 だがそんなものは吸血鬼や魔女、あるいはドラゴンのような空想の生き物でしかないはずだ。]
…………。
["ただの猟奇殺人だろう。それを面白おかしくして、変な噂を立てて。" 恐怖と怒りを綯い交ぜにしたまま、いつもより硬い表情で男は黙々と広場の掃除に励んだ。**]
(24) 2014/07/09(Wed) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/09(Wed) 14時半頃
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―― 広場 ――
……今は皆さんピリピリされているようですから。
[広場を行き交う人は忙しない。 殺人事件があったとなれば、昼間であろうとベンチでぼうっとしている人も、子供連れで談笑する人も少ない。 男は移動式屑籠を引きながら、睨まれたピエロ>>60のほうへと近づいていく。]
ノル・デ・メディ……ああ、すいません、ええと……旅一座の方ですよね? 今日の公演はやるんですか?
(63) 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/09(Wed) 23時半頃
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[喋る人形と肩を竦めるピエロに微笑とも苦笑ともとれぬ曖昧な笑みを浮かべる。]
そうですね、歌ったらそのほうが楽しい。 でもこの街の人たちはあまり、こういうことには慣れてないんですよ。
[汚いもの、見目のわるいもの、貧しいもの、それらを全てフェンスのむこうに押しやった結果の平和。 泥棒やひったくりだって起これば半日はその話でもちきりだ。 いわんや、殺人ともなれば。]
(73) 2014/07/10(Thu) 00時頃
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基本的にこの街は良い人が多くて治安もいい方なんですが……。 商業区のネオン街や事件のあった路地裏の辺りは薄暗いですし、柄の悪い人もいます。 あっちのフェンスにもあまり近寄らないほうがいいですよ。 [彼がむこう側の出身であることなど男は知らない。 街の仕事をする者として、ごく当たり前の案内をしたつもりであった。]
ピエロさんもお気をつけてくださいね。
(74) 2014/07/10(Thu) 00時頃
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[メイクの奥の瞳の色には気づかない。気づけない。 フェンスのむこう側と同じだ。 他人の心の深くも外から見て解るものではない。]
そうですね、人狼なんて夢みたいな話。僕もそれはあまりこわくないです。 でも人が死んだのは本当、それはこわいですよ。
……死ぬ?
[僕が?と言いたげに僅かに首を傾けた。 その態度が十分に返答であっただろう。]
ピエロのお兄さん、意外とこわいことも言うんですね。
[差し出されたスペードの5を受け取りながら頷いた。 カードの意味を男は知らない。]
(82) 2014/07/10(Thu) 00時半頃
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[ピエロの彼が慌てて人形をかしゃかしゃ揺らすのを男のアンバーの瞳は数秒ぽかんと見つめていた。 が、その意味に気づくとわざとらしいくらいに大きく何度も頷いた。 そうだそうだ、そうだった、と。]
……そうですね。うん、こわくない。
[頷く人形に相槌を打ち。 本当に貰っていいのかな、と思いながらもそのトランプを上着の胸ポケットへと仕舞った。]
今日が難しそうでも明日にはできるといいですね。 友達も楽しみにしてるんです。
[さて、そろそろ仕事に戻らねば。 それではまた、と、男はピエロと人形に会釈した。**]
(88) 2014/07/10(Thu) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/10(Thu) 01時頃
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[トランプを胸のポケットに入れたまま、仕事を急いで片付ける。 勿論手は抜かないけれども。]
……どうしたのさ。
[箒や屑籠を片付けに事務所に戻れば、項垂れた同僚の姿。 彼は商業区の担当だ。 なんでも遺体が運ばれた後の血の汚れを落とすのに相当苦労したとかで。]
そんなに酷かったのか?
["当たり前だろ!首から下がズタズタだったんだぞ!" と、ナーバスになっている同僚に男は怒鳴られてしまう。]
(109) 2014/07/10(Thu) 19時半頃
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―― 商業区 ――
[そんなやりとりの後で男は商業区に来ていた。 まずは雑貨屋で手頃な皿を買う。 と、そこの店主からドラゴンソルジャークランがタレコミを募集していることを聞かされた>>57。]
……賞金……。 自警団に任せておけばいいのに。
[確かに現場は彼らのカジノに近いと聞く。 だが犯人は法の下で裁かれるべきであるし、男はそのクランに対して良い印象を持っていない。
道を歩きながらも自然と眉が寄り、渋い表情になる。]
(110) 2014/07/10(Thu) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/10(Thu) 19時半頃
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……あれ。ヨーランダ……さん?
[買い物を済ませて帰る途中、花壇の端に座る娘の姿を見た>>128。
それだけなら目の前を横切る時に会釈して通り過ぎたかもしれない。 だけど座るためのベンチでもない、隅のほうで何をするでもなく一人。 それが妙に気になって、男はそちらへと足を向けた。]
こんにちは。……どなたかと待ち合わせですか?
[恐らく違うだろうと思いながらも、無難な問いかけを。]
(131) 2014/07/10(Thu) 22時半頃
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ラルフは、ヨーランダの目元にはまだ気づいていない。
2014/07/10(Thu) 22時半頃
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[男は驚いた。 弾かれたように上がった彼女の顔、その長い前髪の下が赤く腫れているように見えたからだ。]
……え、……そう、だったんですか。
[そして再び俯いてしまった彼女に申し訳無さが募る。 ここで気の利いた言葉の一つや二つ掛けられればよかったのだが、上手く口に出ず。 気まずいまま立ち去ろうかどうか迷ったところで問いかけられたので、それにもまた驚いた。]
噂……。……路地裏の殺人、と、……。
…………人狼の話ですか。
(138) 2014/07/10(Thu) 23時頃
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[沈黙の後に掛けられる問い。 男がその問いに対して問いで返すことは許されなかった。 彼女の声、表情、涙の跡からただならぬ雰囲気を感じ取ったからだ。]
…………僕なら、
[俺なら。男は心のなかで繰り返し、答える前に膝を折って屈んだ。 目線を合わせるように。あるいは、声量を落とす予告のように。
"大切な人がもし人狼だったなら"。
その問いを考えるために浮かべた人の顔。仮定でもありえない話だ。 だがそこを否定していては仮定にならない。仮定だ。 仮定で、もし、"彼女"が人狼なら……?]
(154) 2014/07/10(Thu) 23時半頃
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……まずは、話をする。 そして、どうしたいのかを聞くよ。 大切な人だから、なるべく希望は叶えてあげたいと思う。
その上で罪を償うことを、願うかな。
[話ができる状態でなかったら?それは考えなかった。 自分の肉を食べたいと言われたら?それは答えられなかった。 模範解答のようだと、男は内心で思った。]
…………ヨーランダさん、もし、の話に、更にもしを重ねて申し訳ないけど。
(155) 2014/07/10(Thu) 23時半頃
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もし、ヨーランダさんが待っている人が、大切な人で。 会いたい、会わないといけないと思っているなら。 座って待っていないで、自分の足で探すことをお勧めするよ。
……陽が暮れてしまうと、危ないから。
[何が危ないとは言わなかった。男は視線を地面に落とし、それから上げた。]
(158) 2014/07/10(Thu) 23時半頃
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[人が、人を殺す。それは罪だ。 ゆえに法の下で罰を受けなければならない。 それは男にとって至極当たり前の、……こちら側の世界しか知らない人間の価値観であり、エゴであった。]
生きたいと願うことは罪ではないと思うよ。 でもそのために他人の生きたいという気持ちを踏みにじることは許されない。 ……僕はそう思う。
[ヨーランダと目が合う。珍しいことだと、男は思った。]
……何も、死んで償えなんて言いたいわけじゃないよ。 償いにも色々な形があるはずだ。 人狼、なんてものがもし本当にいたとして、人間の法律で裁くのは難しいかもしれないしね。
(169) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[立ち上がるヨーランダを、男は座ったまま見上げた。]
ええ、また。 お気をつけて。
[そしてそのまま見送る。 引き止めることはしなかった。 彼女の話が仮定でなく、もし本当に人狼がいて、彼女がその正体に心当たりがあるのなら。]
…………。
[男は立ち上がり、帰路についた。]
(170) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[その夜。 自宅で男は淡々と手紙を書いていた。 宛先は自警団。 差出人は空白。
匿名の投書だ。]
(175) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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["墓守の女性が犯人に心当たりがあると仄めかしていた"]
[たったそれだけを書いた手紙は、しかし、今はまだ男の胸に仕舞われたままだ。
明日の朝には"人狼"の正体が明らかになり、 この手紙が無用のものとなることを、男は願っていた。**]
(176) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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