3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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……殺した事は事実だから、オレは、そこからは、逃げねぇ。 それが単なるカッコつけと言われようと、なんと言われようと。
[言いながら、握り締める、緑のビー玉]
……大人しく、殺されてなんか、やらねぇ。
帰るために。
[そして、もうひとつ]
……かえれるように、するために。
[静かな宣。それに呼応するように、ゆらり。 焔の周囲で、熱が揺らめいた**]
(150) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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【チャールズRP】
[そして、用具室内をせっかくなので整理しはじめる。
余った座布団の束は奥にまとめて…。
その間に、もうすぐ卒業してしまう生徒を垣間見る。
卒業したら、大学に行くのだ。
眼鏡はそのときもかけるのだろうか。
外すと言い出すかもしれない。
いや。とても似合うのだから外さなくてよいのに。]
ケイト、大学に行ったら、何をしたいですか?
[自分を倣って国語教師になりたいという、
それがまた可愛くてたまらない。
いや、生徒はみんな可愛いけれども。
ああ、そう、平等であらねばならない。
生徒のために先生はいるはずなのだから。]
(#22) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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−生徒会室− [>>146突然に扉が開いて、担任の女教師が入ってくる。 制止する、声。握られた 闇 でしかない、手。
見開いて、直ぐ手を振り払うと睨む。 真っ直ぐに見つめられて 一瞬 青碧が 揺れた。]
……ッ離せよ 邪魔すんな!
[振り払った 闇 の手を 青碧 に被せ。 闇 で 隠して。 闇 を、載せる。 >>147オスカーの言葉に向き直る。 出来ること、人ぞれぞれ違う。 そうだ 俺が出来るのは ひとつ。]
殺される 殺すかも知れねぇ相手に何言えってんだ。
見えるもの ? じゃあ、あいつが何かしたのかよ しねえよな、あいつは護ることしか考えてなかった ばか だ。
(151) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[ずっと聴こえていた 慟哭(こえ)。 ばか と言った時だけ、青碧 は 闇 を薄め。 >>148それだけの理由。冗談じゃない、その言葉に。]
お互い様 って、言ったろ。
[嗤う。彼が誰に向けて言えなかった言葉、とか。 此方も、彼の心の内など知らないまま。 >>150カッコつけ、その言葉に一度だけ、闇が揺らいで。]
…… ばかじゃねぇの。
[続いた言葉に 青碧 は 闇 をまた燈らせて 口元は弧月を描く。 闇 が 霧散するように*拡がった*]
ご立派な、ことで ――。
(152) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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―生徒会室―
……っ、…
[振り払われた手、構わない。 その手に触れた闇は共有すべきもの、だから]
[紅玉、彼を貫いたあの軌跡、 憎くないと言えばそれは嘘になる、けれど。
今はただ 彼 が堕ちるのを止めたくて、 だって、彼 の紡ぐ ばか という言葉は、 まだこんなにも優しい響きで。]
殺す なんて言葉、似合わないよ…
[担任教師と生徒、 それは変わらない境界線。 だから、知りえない いたみ があったとしても]
(153) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
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――フィリップくん、 お願いだから こわれない で [自分がこわれたい、と言った時、 彼が同じことを言ったのを覚えている。]
(154) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
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[そして静謐を湛えて向き直る。
揺らぐ熱気、かすむ空気を凪ぐように、 仄青い燐光が、一瞬だけ 空間をはばたいた。
濃い影と共に、2人の間、焔の前に歩みを進める。]
オスカー君… 君が彼に 送られる のは、いやなの 彼にもう 送って ほしくないの はやく 終わらせたいの 彼が
[ やみ そのものに なって しまう まえに ]
――だから、わたしが、
(155) 2010/03/07(Sun) 03時半頃
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[夕暮れ時、長い影は 形を変えた。 四対の脚の1本がかさり、うごめけば、黒壇の軌跡が走る
まずはその足元を薙ごうと、
鋭い黒曜の爪が、振り下ろされた**]
(156) 2010/03/07(Sun) 04時頃
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―体育館→>>144― …… 、っ…
[は、と息を吐く。 こえが、きこえる。あの人たちが、紡ぐ。 あかい声、いびつな声、 ――――かなしいこえ]
…―――見つけたら 、…
[鬼は、 帰れるのか。 帰れないのに。 帰れるはずがない。 けれど。何かしら叶うならば。]
(157) 2010/03/07(Sun) 08時半頃
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[(此の繋ぐ手が、いきられるなら)
身勝手な願いつのる。 闇に浸りながら 距離を近づけて]
――――、…
[―――“あんたさえいなければ” 耳奥に残って離れない、けれど。]
(158) 2010/03/07(Sun) 08時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/07(Sun) 09時頃
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― 用務室 ―
色々あるかもしれませんけど あたし…頑張ります。
[別れが近いのが 辛くて、苦しい。 卒業式は目前に迫っている。]
でも
[薄紫の視線を、おさげを下げて
すこしだけ 我侭を
すこしだけ 甘えを
言っても いいかな。]
ほんとに 辛い時があったら 「せんせ」に 助けてって言っても …いいですか?
(@35) 2010/03/07(Sun) 09時半頃
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[「せんせ」 は いつも 生徒に 平等で 優しい。]
[ 「 せんせ 」 。]
(@36) 2010/03/07(Sun) 10時頃
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あ、
えーーっと えっと
そ、その 何でもないです! 忘れて下さい。
[片手を必死で振りながら]
だ、だめですね。 卒業前なのに まだまだ高校生気分で。
しっかりしなきゃ。
[卒業したらもう「せんせ」とは こうして 毎日会うことなんてできないのに 、と言い聞かせて]
(@37) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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−生徒会室前−
「待っていることも、大事よ。」
(ああ、でも、やっぱり、このままでは。) [もう1度、ドアノブに触れようとして、引っ込めた。]
(誰か、呼ぼう…。) [思い出したのは、畑でオスカーと共に、バーナバスを倒した友の後ろ姿。 踵を返し、南へと走る。離れるのは不安。 でも、側にいても何もできない。 それどころか、枷になってしまうかもしれない。だから。 ドナルド達は既に移動した後だろうか? 用具室に向かえば、誰かいるだろう。 −体育館側から北棟1階へと。]
(159) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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−北棟1階廊下−
『あ、先輩。まだ残っていたんですかー?』
[2年の教室の前で、のんびりとした声があがる。
振り返らないまま、突きあたり東階段へと向かう。
(早く、早く、誰かに。) ふと気配を感じ、立ち止まる。 会議室で踞る級友の姿を見つけることができるだろうか?]
(160) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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片付け、こんな感じでいいですか?
チャールズ「せんせ」。
[おさげを揺らし、「せんせ」に笑顔を向けた。]
(@38) 2010/03/07(Sun) 10時半頃
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―会議室―
[空はいつしか朝の透き通った晴れの色から、 転がったビー玉の色へ
用具室の出来事も、生徒会室での戦いも 何も知らずに日々を過ごす生徒達も 床を這う暗緑色の視線は何も映す事はない
ただ、誰かの探し物が見つかったら良いな、と その対象を見失った今でも思う。]
(161) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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[あんなに好きだった夕焼けを見ることも、 もう出来なかった。
今屋上に向かったら、 誰かにするなと言った行動をそのまましてしまいそうで。 その色を思い出さない様に、膝を抱えて。
扉の向こうの気配に、瞳だけをそちらに向けた。 前後不覚で彷徨った際半開きにしたままの、 隙間に誰かが見えた気がする。]
(162) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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……マーゴ。
[あれから彼女らとは離れてしまっていたから、 何があったのかとぼんやり考える]
オスカーとは、一緒じゃないの?
[畑での様子から、二人は同行していると思ったのだが]
(163) 2010/03/07(Sun) 11時頃
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−会議室前→−
[名前を呼ばれた。 その方を向けば、薄暗い部屋の中で膝を抱える級友の姿。]
…ミッシェル、さん!?どうしたの?
[慌てて駆け寄って、すぐ側でしゃがみ込む。
「オスカー君を、助けて。」 会うことができれば、そう助力を乞うつもりだった。 けれど、いつも凛として頼もしい彼女が、 か細く青白く揺らいでみえて、背中にそっと手を伸ばした。] …オスカー君は、ケンカするって生徒会室に入っていって。 アトラナート先生が後から入っていってくれたけど、 私、不安で。
用具室に、ケイトさんが…二人で…だから、 バルビエーリ君達が向かっているかもしれないから…。
(164) 2010/03/07(Sun) 11時半頃
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―会議室―
……ちょっと、考え事を。
[ばたばたと近寄る彼女に項垂れて返事をした。 身を引こうとしたが、その前に手は届いてしまうだろう。 まだ水気の残る背の日陰の金属の如き温度にも]
……喧嘩? 先生が止めに行ったんなら、大丈夫だよ…………。
[別れ際の言葉。 じかんはない、何をする時間が?]
私が、向かったって、何も。 マーゴこそ、向こうに居てあげた方が良いよ。
[漠然とした不安は渦を巻き、 疑念を核に思考が僅かに形を成し始めた。]
(165) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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― 北棟1F廊下 ―
[キャロライナの影の一件で、マーゴが会議室に辿り着いたその後を、追う形になってしまっていただろうか。]
「先輩達、手繋いで仲いいんですかぁっ?」
[組み合わせの妙か、男同士だからか、すっとんきょうな声を上げたのは、>>160 マーゴに声をかけた生徒だったのかもしれない。 マーゴと同じく、声かけることなく過ぎ去って、やがて会議室の前に差し掛かるか。]
(166) 2010/03/07(Sun) 12時頃
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−会議室前−
[ミッシェルの背中に手を置いて、その、冷たさに、思わず手を引いた。 薄暗がりに目を凝らせば、全身水を浴びたかのような姿で。 慌てて額に手をやる。熱は失われたままだろうか?]
いつからずっとそのままで…?
[向こうにいてあげた方がいい、というミッシェルに、] …私が、側にいても、何もできないの。
[悔しいけれど、それは事実で。 オスカーが心配な気持ちが消えるわけはないけれど。]
今は、ミッシェルさんが心配。待ってて。 何か、着替え、持ってくるから。
[立ち上がって、購買室に向かおうとした。]
(167) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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−会議室−
[廊下に、見知った影がいるのに気付くだろうか。]
バルビエーリ君!シェリー君!
ミッシェルさんを、お願い…。 [駆け寄って、そう伝えただけで、通り過ぎようと。 二人の手を繋いでいる様子には気付かない。 もしかしたら近づく前に離れたかもしれないけれど。
オスカーのことを問われれば、]
向こうで、ケンカを…。
[それだけ言って、渡り廊下の方へ。
もしかしたら相手は、 鬼 かもしれない。 胸の奥でくすぶってる不安は口にすることはなく。]
(168) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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―会議室→北棟一階廊下―
さっき、洗ってきたからさ。
[嘘は言っていない、濡れて居るのはその後から。 気付かれてしまったなら避けるのも億劫で、 触れられたのなら額も、肩も、腕も、氷と同じ]
……喧嘩の応援か仲裁なら、あんたの方が適役。 それに、近くに誰かが居るってだけでも、 気の持ちようは違ってくる。
[廊下の何気ない会話を聞きながら、 明るかった色のガラス球を服越しに探し。]
大丈夫、ほっときゃ、乾く。
[歩き出す彼女に心配をかけるのも最後にしようと、 安定しない感覚を恨みながら部屋の外へ]
(169) 2010/03/07(Sun) 12時半頃
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―北棟一階・会議室前―
[そう梃子摺らずに出たが、 急ぎ足の彼女は渡り廊下まで行ってしまい、 追いかけるのは諦めた。]
…………あんた達は
[マーゴが声をかけた後ならこちらは見えているか、 手を繋ぐ二人を胡乱気に眺め]
喧嘩の相手、誰だか知ってる?
[主に薄紫に対して探るようにぽつ、と聞いた。]
(170) 2010/03/07(Sun) 13時頃
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【チャールズRP】
>>@38
はい、ありがとうございます。ケイト・グリフィズ。
じゃ、今日はこれで……。
[目の前で笑う少女を見つめて……自分を戒めるように頭を振った。]
(#23) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[そして、ケイトの肩を抱き寄せようと伸ばした手が見えたが……。それは己の心の中だけで。]
卒業しても、遊びにきてくださいね。
辛いことがあったら、もちろん、きてください。
貴女を応援しますよ。
[そして、ケイトを用具室の外に出し、自らも出て、その鍵を閉めた。]
(#24) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[それから、職員室に向かう途中、ケイトと二三、話をしただろう。
輝く少女を見る目は優しい。]
それでは、早く帰るのですよ。
日は徐々に長くはなってきましたが……。
まだまだ寒いですし……。
[そして、ケイトと別れると、職員室に入っていく。
それから日が暮れるまで今日の仕事を済ませ、]
おや?これはいけません。
[ふと、用具室の鍵がないことに気がつく。]
(#25) 2010/03/07(Sun) 13時頃
【チャールズRP】
[それから北棟の階段前に戻ると、階段下に鍵が落ちていた。]
ああ、よかった。
なくしては大変ですからね。
[そして、そのままポケットに入れると、北門を抜けて、帰っていく…。]
[きっとチャールズを尾けていたものがいれば、普通に下校していく姿を見るだろう。]
(#26) 2010/03/07(Sun) 13時頃
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