226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[キャッキャと喜ぶタルトとしばらく遊んで、食堂にやってきたケイト>>0:262に挨拶程度のことばは掛けただろうか。
勉強する>>149という彼女を見送ったあと、放りっぱなしになっていた食器を片付けて中庭に出た*]
(208) 2015/06/06(Sat) 11時頃
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安心。
[彼が教えてくれた言葉の意味を繰り返す。 『恐怖』を喪っているせいか、その言葉もよく理解できず。]
やっぱり辞書、持ってくればよかったなぁ……。
[調べる《オマジナイ》の為の道具を置いてきたことを、また“残念に思った”。 彼が抱え直してくれたことを思い出せば>>51、それほど腕に力を込めずとも済んだことを思い出して。 これが『安心』だったかな、などと彼の肩に顔を埋めてみたりしてみた。*]
(209) 2015/06/06(Sat) 12時頃
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ー図書館ー [ほんの少しだけ“冷たく感じる”図書館>>9。 彼から降ろされ、中に入れば本の“香り”に囲まれて。]
探し物……んー。
[彼の側を少しだけ離れ、辞書らしき物はないかと見渡しながら曖昧に返事をしていると>>53、絵本のある方へ行ったらしい彼>>67に呼ばれた。]
辞書、見つけてくれたの? ありがとう。
[そちらへ小走りに駆けていけば、彼の言った通りに見つかって。 舞う埃は気にせず辞書を手に取れば、嬉しそうに頬を赤くした。]
花、スキ? ……花は“お気に入り”だよ。
[花の事典を戻している彼>>67に、少しの間だけ『スキ』の意味を考えた後、小さく頷いた。 次の瞬間、彼がとても苦しそうにしていることに気付いたが>>99。]
(210) 2015/06/06(Sat) 12時頃
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……──。
[『心配』を忘れた少女は、ただ無機質な目で見つめるだけ。 震えた声で懇願の色を見せられれば>>116、困惑の色をほんの僅かだけ返し、出て行く背中を見送った>>121。]
(211) 2015/06/06(Sat) 12時頃
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素敵ねぇ……褒めてやったら喜ぶかもね。 長いといってもあんまり差はないだろ、メルヤ
[連れないなぁ、なんて肩をすくめて見せた。普段とは少し、違った種類のちゃらけた視線。どうしてこうしてこんな仲になったのかは――――まだ、落としてはいない。決して、口に出してはやらないけど
あの紙の束の中にも、心の中にも。“まだ”。]
ナナオには会えたよ、ちゃんと。大丈夫。 …………よかった。なんかあったら俺がナナオに叱られちゃう
[冗談のようにはくセリフの裏で。目……というかどこか声泳ぐのはいつものことだけれど、何故か先程とは違って違和感を覚えた。視線を少し、その瞳からそらせば]
――――ああ。また広がったね。
[目につくのは、彼の右手の甲の光**]
(212) 2015/06/06(Sat) 12時頃
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あっ!ユリお姉しゃん!!
[図書室でユリの姿を見つければとてとて駆け寄って手を引っ張り机に連れて行こうとする。]
問題わかんないのあるのー 教えて?教えて?
[宿題のドリルに書かれた分数の【1-1/2=?】の解き方がわからず教えて貰おうかと**]
(213) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[ケイトリンに触れて、その存在を腕の中に感じて。 軋み強張っているのは緊張の所為だけではなく、 きっと彼女を侵食していく病の為。
零れ落ちる涙の欠片たちはこんなに綺麗なのに。 彼女の自由を奪っていくその煌めきが、悲しい]
――――…ごめん、言い難いこと、言わせちまって。
[唇を離し囁くのは、彼女の病状のこと]
でも、知らなかったら、言えなかったら。 俺は多分、後悔なんてものでは済まなかったから。
[最後にもう一度、優しく彼女を翼で包み込んでから解放する。
お互いに残された時間は、分からないけれど。 せめて彼女の笑顔を、一つでも増やせるように。 表情に出なくても良い、心が笑っていてくれれば]
(214) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[不格好に涙を拭うと、床に散らばる宝石達を拾い上げる。 無機質な白い錠剤と違って、きらきらと輝いていて。 形も色合いも、一つ一つ全て違う。 何か気の利いた入れ物でもあれば良かったのだけど。 此の部屋にあるのは、生憎薬瓶ばかりだったから。
ひとまずそれを透明な瓶へ落し込めば、 寄り集まった宝石たちは照明の光に乱反射して、 淡く繊細に、けれど複雑に煌いた。
最後に彼女が零した大粒の紅玉だけ、 そっと懐へ仕舞い込んで]
動けそうか? ………きし麺、まだやってると良いんだが。
[努めていつもの調子で、真面目な顔で、問いかける**]
(215) 2015/06/06(Sat) 13時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 13時頃
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…せっかく君が受け取ったあだ名だし、遠慮するよ。 ついでに僕が、包帯ミイラ男とか改良して渡してあげるよ?
[>>212包帯を巻いてる同士では、不毛な会話だ。 いつも通りの、軽薄な視線が少し色が違うのは、彼の錯覚か。]
そう。じゃあ、ナナオも大丈夫なんだね 良かったよ。 [視線が僅かに反れる。 彼の右手に注がれ、隠そうともしなかった。わざとらしく溜め息を零す。]
それ、聞くんだね。 見ての通り、手首まで。 ――あとは多分背中にもかな。
[尋ねられるのは、トレイルが”落として”いない証でもあると彼は思う。かすかな遠慮の無さは、彼とは似て、彼とは非なるもの。]
トレイルの方は? [一言、半歩にも満たないほど踏み入る。]
(216) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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……。
[彼ははっきり言えば神妙に表情筋を保つのにも、必死だった。 鱗が発症直前と直後の幻覚症状は、特に強い。
彼の視界では幼い時分に懐いていた、24時間で記憶を喪う頓狂な男。 ピエロのような衣装を好んで、道化のように振る舞う、男が”見えていた”
トレイルの背後で花や鳩が空を舞う。 『マジック、マジック♪ 種も仕掛けもありません♪』
という声が耳に通り、どこから取り寄せたのかライオンに頭から噛み付かれている光景が目に見える。男が頭から血を流してても、メイクだけでなく笑顔。
『種も仕掛けも あ り ま せ〜ん♪』
むしろそこは種とか仕掛けが合るべきだろうと彼は頭の中で突っ込んだ。彼は幻覚の相手はしないが――。 しかし、幻に見る、ピエロのような格好をした頓狂な男はこういう人物だった。紛れもなく。**]
(217) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 13時半頃
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[身体が動かなくても関係ないと>>180告げる彼の顔は真剣で どんなものより温かいと告げる言葉に混じる嘘はないと その声音と、かんばせから感じて
そうね、と私も小さく呟く 私も生きていてよかったと
段々動かなくなるこの躯 生きながら死んでゆく。旭を迎えるのが怖い それでも貴方に出会えたそれだけできっととても幸せな事
此処に来た事にも、私の人生にも 意味があるのだろうとも]
(218) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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……キルロイ。
[私は呼ぶ、貴方の名前 頬を撫でる黒羽、くすぐったくて胸が跳ねる むず痒いような、照れるようなこんな感情 表出する事が出来ればよいのだけれど
眦を朱に染めること、だけで 貴方のブラック・オパールの様に輝く瞳を覗き込めば 考えてること思っている事全て通じれば良いのに
腕に籠った力に全て軀預けてしまえれば そんなことを考えたけれど、 彼の腕は痛みを覚えるだろうから
そのかわりに這わす指先、腕に触れつつ撫でる事だろう 羽の奥に鎮座するであろう彼の腕 その腕にも、触れられたならと少しだけ、思った]
(219) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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[近づく唇に此方も瞳閉じて 互いの鼓動も、温度も感じる一瞬だけの永遠
引き寄せたのは情熱か、想いか 離れる瞬間が惜しいと、思ってしまう
囁かれる言葉>>214に首を振り 黙って居てごめんね、と此方も小さく言葉を紡いだ]
ほんとはね。黙っていようって思ってたの 心配かけたく、なくて
[痛みに喘ぐ貴方達よりもずっと、進行は緩やかだし 今日明日、急に容態が変わるわけでもない だから大丈夫と自分に言い聞かせてきた。それでも
今日歩けた距離が明日歩けなくなるのも 貴方に触れられなくなることは、こわいの]
(220) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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[だから、お礼を言うのは私の方で ――こんなに綺麗な、 美しい思いを重ね合わせる事ができたのに それなのにどうしてこんなに哀しいのだろう
それはいつか引き離されてしまう時が来ると 知っているからかもしれない]
貴方には、後悔はしてほしくない、わ だって、私は
[貴方に笑っていてほしいの その太陽みたいな笑顔がすきなの
包み込む温もりが離れ、交わった吐息も離れてゆく その事が少しだけ、寂しくて 其れでも私の表情は想いを紡がない
そのかわりに瞳に思いを乗せて、 精一杯の笑みを形作ろうかと]
(221) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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[薬瓶に詰められていく私の心は、光を乱反射して貴方の部屋に収まる 涙をぬぐおうときしりと軋ませた...の手が届く前に 貴方の指が雫を拭う。それがちょっとだけ惜しいと思ったから 伸ばしたままの手で頬をゆるりと撫でようか
動けそうかと尋ねられればこくりと首を縦に動かして]
ええ。大丈夫 ……やってなかったら食堂のおじさんにお願いしちゃいましょ。 ねぇ、キルロイ。
[またあーん、する?なんて問いかけた後、 緩慢な動作で食堂へと歩きだそうかと
問いかけた際耳が赤く染まっていたから あの時みたいに純粋なきもちではなく、 其処に恋情と照れが混じっていたのには さて、気付かれたか、どうか*]
(222) 2015/06/06(Sat) 13時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 13時半頃
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[涙を拭った後、緩慢に伸びてくる彼女の繊細な指先。 頬に触れる感覚が心地よくて、けれど少し気恥ずかしくて、 困ったように僅か伏せて視線を逸らす]
そうだな、俺ならともかく。 ケイトリンのお願いなら、おっちゃんも聞いてくれるだろ。
[あの人女の子に弱いからなぁ、なんて、小さく笑って。 続く問いかけがあまりに不意打ちだったから、 思わず顔を上げて真っ直ぐに彼女を見つめた]
……馬鹿。 きし麺でそんなことしたら、大参事になるぞ。
[言葉は取り繕っているものの、 男の顔はあの時とは比較にならない程に真っ赤に染まり。 すぐに顔を逸らしてしまったから、 彼女の想いに気付き損ねたのは、幸か不幸か]
(223) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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―食堂―
[ケイトリンの身体に負担にならぬよう、 彼女の傍らをゆっくりとした足取りで食堂へ向かう]
おっちゃーん。焼きそばパン頂戴。
[駄目元で頼んでみたら、此処は売店じゃないと突っぱねられた。 普通におにぎりの乗った皿をトレイに乗せられる。 残念、と零しながら彼女に笑いかけ、席の方へ。 きし麺の方は、きっと用意して貰えたことだろう]
いただきます。
[男の食事風景は、大変に不格好である。 何とか動く両手の二本の指で、 支えるようにおにぎりを持って齧りつく。 指に力を入れる度、痛みが走ることには慣れたけれど、 痛みの苦痛に慣れることは無い]
(224) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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[そんな彼は今、真剣に考えていた。 ふと思いついたことを実行に移すか否か、 酷く真面目に悩んでいた]
………、ケイトリン。
[じっと一度、傍らにいる彼女を見つめて。 新しいおにぎりを両手で支えると、 そっと差し出してみる]
あーん。
[やってみて思った。何かコレ、考えていたのと違う。 まあ、自分の奇行で彼女が笑ってくれるなら、 それはそれで構わないのだが。
――反応は、あっただろうか。
やがて居た堪れなくなって、目を逸らした。 恥ずかしさで今ばかりは、痛みも少しマシなようだ**]
(225) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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うーん。 まずは、伝えたいことや歌にすることを――。
[ヒナちゃんと一緒に、どんな歌をどう作ろうかと話し合う。]
二人で一緒に歌う所と、それぞれで歌う所と分けて交互にするのも手かな。
[なんて、色々な案が泡のように出ては消えていく。 ああでもない、こうでもないと話し合うのはとても素敵で楽しい時間だったけれど――。]
そうだね。 そんなにすぐには、作れない…でも。
[ヒナちゃんに苦笑を返してから。 ころんと転がる鉛筆を、ぴんと指で弾いてくるくると。]
二人の意見が合致した、これだけでも大きな一歩だよ。
[と、紙に残った言葉の欠片に満足げに微笑んだ。]
(226) 2015/06/06(Sat) 16時半頃
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ね。 ちょっと、休憩しよっか。
[と、ナナオは外を見て提案した。 気がつけば、結構時間が過ぎていた。 煮詰まり気味なことと、ヒナちゃんの負担になっていないかと少し心配になって。]
あたしはタルトちゃんの様子を見に行くけど、ヒナちゃんはどうする?
(227) 2015/06/06(Sat) 16時半頃
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[隙間の空いた扉のドアノブは歪んでいて。 捻りすぎて>>0:187壊してしまったのかと青年の背を冷たいものが滑り落ちた。 センセーにバレれば叱られるのは間違いない。
…その時は、最初から壊れていたことにして誤魔化そう。 そんなことを考えながら、一歩、二歩と近付いて、ドアノブに触れれば力を込めずとも、ぎぃ。と歪な音を立てて扉が――開く。]
(228) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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[青年はその部屋には入ったことがない。 センセーの部屋ではなくて、具合の悪化したヒトを閉じ込めるための部屋。――保護室とは名ばかりの。
シーシャや、他の誰かの私室とは違う。 窓もない。内側からは出ることを選べない。 簡素な白いベッドと床と壁とで構成された部屋。
白い。何もない部屋は青年の記憶の端にチラつく白い影と似て。
( な に も な い )
胸の奥でナニカがぞわぞわと泡立つようで、開けたばかりの白い場所に扉で蓋をしようとした
……その、目の端に。]
(229) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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[ 誰かの忘れ物か、落し物か。引っかかるのは鈍色の鍵。 ]
(230) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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[鍵には何処かに繋がれる紐も使う場所を示す文字も何もない。 ただ鈍色が薄暗い部屋の中で一瞬、ぎらりと瞬いただけ。 …それを。青年の目はどうしたことか拾ってしまった。]
落し物 なら …センセーに渡さないと。
[そう口にした言葉の白々しいこと。 口を開くよりも先に、青年の長い指が鍵を掬い上げていた。
…ある種の確信めいた推測。 ココへ連れてこられるような"誰か"の落としものなら、あのセンセーが見"落とす"ハズがないという。推測。
根拠なんて無い。 もしかしたら、本当に誰かの忘れ物かもしれなくて。 センセーのものなら失くして困っているかもしれなくて。 最後はセンセーに返すのが一番いいコトなのだろうと。 青年は、思いながらも拾い上げた鍵を服の中へ滑り込ませる。]
(231) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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( だって、センセーは今はいないんだから。 )
[言い訳めいた呟きは自分だけに課したもの。 …本も渡せなかった。だから、仕方ない。シカタナイ。
気持ちに蓋をする。 それと同じくして、壊れた扉を元通りに閉める。
嗚呼、鍵の件はセンセーに気付かれなければいい。 この部屋に入ったことも。…扉を壊したことも。
廊下に出れば、…やっぱりセンセーの姿はなくて。 よかった、なんて。思ったのは、直ぐに忘れたフリをした。]
(232) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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[それから。 階段を降りれば――今日は本当に幾度見たことやら――キズついた壁が青年の目に入った。]
……っ…あァ、もう。
[壁の代わりにがりがりと。 髪を掻き混ぜれば、青年は嘆息した。 壁につけたキズは治らない。でも、人の体は違う。 望むと望まずに関わらず、傷付けば治ろうとする。
痕が残るほどに深いキズでも何時かは癒えてしまう。 それが堪らなく厭だ。嫌だ。…イヤだ。
忘れたくない。自分が自分であること。 "私"ではなくシーシャであるということ。 シーシャは"私"ではないということを。]
(233) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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――…つかれた。
[直後、青年は目を遣った床を睨むようにして、声を落とした。 今日は、普段のシーシャの基準では多過ぎるほどに動いて その上、センセーを二度も訪ねるなんてコトまでした。
嘘を吐かれるなんて日に一度で十分。 …二度目は徒労に終わったばかり。
センセーに本を渡すことも叶わなかったから、シーシャは、どうしようと歩きながらに思案する。 図書室へ行って元の通りに戻してもよいが、あまり中身を見られたいものでもない。 ユリがまだ居るのなら>>211顔を合わせるのも気まずいと。
結局、足を向けるのは自室の方角。 辿り着けば取りあえずは本の置き場所を考えるつもり。**]
(234) 2015/06/06(Sat) 17時頃
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[すぐには作れない。わたしはナナちゃんの言葉に、 それもそうだよねと苦笑した。 ――いつ、このびょういんでの生活が終わりになるか わからないから、ちょっと焦っている、なんて
(そんな不安は見て見ぬふりをしているんだ、 今も昔も。 だって、考えてしまえば気がくるいそうだから)
ナナちゃんの指が鉛筆を弾いてくるくるとまわす。]
「二人の意見が合致した、これだけでも大きな一歩だよ。」
――うんっ。
[紙に綴ったひとつの言葉。合致した二人の考え。 素敵だなあ、と呟いた。]
(235) 2015/06/06(Sat) 17時半頃
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…………ああ、もうこんな時間なんだね。
[ベッドに座っていたから、負担というよりは むしろ足は少し楽になっている。 うんうん考え込みすぎてちょっと疲れたくらい。
タルトちゃんの様子を見に行く、と言われれば とん、とベッドから降りて]
わたしは――、 うん、ナースさんにちょっと頼みごとしてくるね。
[杖が欲しい、って言うんだ、って 素直にいってもよかったけど 心配させるのもどうかと思ったからぼやかした**]
(236) 2015/06/06(Sat) 17時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 20時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 20時半頃
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―→食堂―
[ゆっくり歩いてくれているのが、分かる>>224 其れが嬉しくて心の明かりがほんのり灯る 唇だけでありがとう、と紡いだら食堂に到着し
きしめんを自分は受け取ったが、 どうやら彼の焼きそばパンはなかったようで]
残念だったね。 後で売店でも覗いてみる?
[なんて微笑む彼に尋ねながら席へ移動し、 彼と一緒に食事をとろうかと
頂きますと自分も手を合わせつるりと一口啜る麺 美味しい、と呟くも無表情 満面の笑みを浮かべられたら、良いのに]
(237) 2015/06/06(Sat) 21時頃
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