54 CERが降り続く戦場
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[私は、闇の外へと一歩踏み出すと、『彼女』の欠片を胸に、今一度力強く…高らかに唱えた]
(177) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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オウィス・アグヌス・アリエース・オウィス!
(178) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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――――――メモリア!! <モード・チェンジ>!!
(179) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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……うん。 僕が隙をつくるから、皆はその間にこいつをすり抜けて。
[背後からは悪魔達が未だ彼方なれど押し寄せてくる地響き。 だが、槍真はそれなりの自信でフィリッパに微笑み返す。 一歩、二歩。 踏み出すと『蠅』が槍真を喰らい潰そうとするが、熾天領域の前に弾け飛ぶ]
≪- …くけ……オスカー…… 我等が哀する咎人《ルール》の天使ちゃん…… -≫
――"五月蠅い"。
[正にこいつの為にある言葉なのだろうと内心苦笑しつつも。 槍真は熾天魔槍を構え、高く跳び上がる。
――大上段に構えられた『槍』が、英雄の慈悲《ヒッサツ》を籠めて、悪を打ち砕く!]
(180) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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熾姫都断罪槍技! 殺 界 記 / 氷 砕 禄 !!
(181) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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砕け散れっ! ≪光≫の断罪の許に!!
[ザンッ――!]
[まるで、マハールに今も尚あるだろう氷像の多くをその一撃で砕いて仕舞いそうな。 そんな幻影すら見せる慈悲《ヒッサツ》の一撃が蠅皇帝《ベルゼブブ》に降される。
――が]
(182) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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…行くぞ! あいつらなら…大丈夫だ、わかっているだろう!
[そう言って、先に立つHEROの後に修道女やアリスを急きたてた。自分は殿軍。一度だけ振り返った。その光景を目に焼き付けようとするように。おそらく蠅の王には勝てるだろう。だが《運命》に何が起こるかはわからない。それでも]
私は覚えている、お前(槍間)の強さを……それに。
[もう一人も。きっと、凄まじい因果の元にここにいるのだろうから――――――そう思い、駆けた]
(183) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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―――"丁重に、お出迎えしてあげてね。" ……!?
[一瞬の動揺が穂先を鈍らせる。 にたぁ、と≪闇≫が嗤う音と共に、濃厚な≪闇≫が剣の形を模し、槍真を逆に大上段に寸断しようと]
―――"秩序求める者に粛清を。" ……うっ、わぁっ!?
[辛うじて受け止める。天界の秘宝。光の槍だからこそ砕けずに済んだのだ。 大きく吹き飛ばされ、壁に磔にされるかの様な状態にされ、一瞬痛みに喘ぐ]
っ、ぐ…… ………今の……声は……まさか……
[息も絶え絶えの様相ではあるが、この程度大した疵ですらない。 光の結界を一部が突き抜けて襲い掛かる『蠅』を、槍で薙ぎ払いながら、眼の前の存在。 その『奥深く』に潜む声に視線を注ぐ]
(184) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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!!
[>>176一人外の闇と立ち向かおうとする彼女に視線を向けたけれど、彼女の笑顔とその言葉に、私はゆるく目を見開いて。]
……
[その力を纏う彼女の姿を、うん…っ!と力強く見守ったの。 >>175>>183そして二人の言葉に頷く。]
うん、私二人を信じてる…! 二人ともっ、また あと で
[それは《HERO》の加速にて通り過ぎる前。 堕気《黒》あふれる中、紛れもない《白》がある。]
今の声―― ね
――― ねるるんちゃんッ!!!!!
[叫んだけれど、一行は無事に蝿の元を行過ぎるだろう。]
(185) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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――いや……それより。 何故、今の一撃でその程度の手傷しか負って居ないの……?
嘗ての魔界戦争では、九合目でお前の足を三本断ち切った筈だ。
[槍真自身の怪我はそう大したことは無い。 だが、今の一撃は、幾ら穂先が鈍ったとはいえ、確実に蠅皇帝《ベルゼブブ》を捕えていた。
もしや、以前戦った時のそれよりも格段に強くなっているのか。 そうもふと考えたが]
(186) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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……!?
[だが、一瞬だが足が止まりそうにはなった。この声は確かに]
あれは《栄光》の妹君。
[そして今は冥府堕天の主。半神半魔《ネル》をとうに超えた邪神ネルギウス。《運命》たる私はそう知っている。]
あいつも…やっぱり
[よくは知らない。だが《栄光》の持つ絶対的な鎖縛の因果に絶望した者なのか、という考えが一瞬頭に浮かんだ]
(187) 2011/06/14(Tue) 23時頃
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それはそうと、目的のものは何処にある? というか、あいにく探し物の名前も聞いていなくてな…!
[そんな事をアリスや修道女、HEROに向けて叫んだりもしただろう。そして、その先に―――――]
(188) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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[ヤニクとほとんどおそろいだった紅い服が、虹色の光に包まれて形を変える。 …なるほど、やっぱりこの副作用(?)はセットなんだと私は妙に感心してしまった。 私は悪魔達に立ち向かう前に、アリスへと改めて向き直る]
アリス、これ預かっててもらえるかな?
[そう言って、ふわりと『夢色』<夜色>に輝く欠片を宙へと飛ばす。 ソレはアリスの胸の中に静かに吸い込まれていった]
大事なものだから…なくさないようにね? あと…オスカー!
[既に彼は戦っていたかもしれない。 私は彼にそう声をかけて、彼には『明日色』<輝ける>の欠片を飛ばし、それも彼の中へと吸い込まれる]
(189) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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ソレには、『セカイ』<私達>の『スベテ』<万物>が詰まってる! きっと君たちの力になってくれるはずよ! …そして忘れないで…。 セカイが生まれ変わったら…掲げて…!
(190) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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夢と…記憶を!!
(191) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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[私は頭上多角手を掲げ、呼び出す]
英雄の門<プロスクリスィ>!!
[宙に夜空のような空間が広がり、そこから呼び出すのはもう一人の英雄]
ロビー、君も頑張ってね?
[そこに現れたのは、彼らのクラスメイトの姿]
(192) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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…皆…世界を…お願い!
[私は必要な力を残し、残る全ての力を闇に立ち向かう彼らに託した。 私<記憶>の力も混ざっていたから、これをきっかけに、何かが目覚める人もいたかもしれない。 私は最後に彼らへ笑みを向けると、『闇の入り口』を閉じる。 余計な邪魔の入らないように…]
…これで良し…アナタたちくらいのモノはもうあそこには入れない…。 …まぁ、彼らは…出るときは出口くらい何とかするでしょう。
[私は眼前の悪魔達を見据えて呟くと、キッと彼らを睨みつけた]
(193) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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≪- ……くけけけ……我が強くなった………?……くけけ…… 違うな………貴様が脆弱(よわ)くなったのだよ……天使ちゃん…… -≫
……な……に?
[ガキィインッ!] [驕慢皇子が振るう≪闇≫の大剣は、一度刃を通した相手の身体の隅々にまで、その細やかな『蠅』の如き闇が注入される恐ろしさから、『隷闇剣《フライズブレード》』と呼ばれ恐れられている。 叩き込まれる剣の重さと拮抗しながらも、その言葉に槍真が眼を見開く]
≪- くけ……お人形に着せ替えてあげたそのお洋服《ヤミ》を一度着たお前には…… 秩序《ルール》の絶対尊守の心が欠けている……くけ…… -≫
……な………んだって……?
[他でもない蠅皇帝《ベルゼブブ》から告げられるその聲に。 槍真が一瞬驚愕の色を見せて耳を傾けてる。
――だが、にたりと嘲笑うのみで、それは槍真を≪闇≫に再び堕天(おと)そうとする物では無い]
(194) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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――!ミスティア?
[戦闘の最中、どの辺りだったろうか。 ミスティアの声に、蠅皇帝《ベルゼブブ》と一瞬距離を大きく取り。
振り向き様に中空を舞う希望《カケラ》は。
輝ける未来を示す如くに光る、『明日色』の欠片。 それが、確かに槍真の胸の内に吸い込まれる]
(195) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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さぁ、おやすみ<夢への旅路>の時間よ!
[そうして私は、駆け出す。 残る全ての力を使って悪魔達を『眠らせる』為に…。 彼等の全てを眠りに導いたとき…きっと私の身体も消え去るだろう]
(196) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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――解った! 絶対にセカイを生まれ変わらせる!!
[胸の内を駆け巡る物。 それは、心の景色《キャンバス》を鮮やかに彩る、『明日色』と言う希望《シキサイ》]
――だからミスティアも生き残るよ!!
[熱く燃える心が、刹那に槍真の心を熱く燃え上がらせる。 だが、世界を再生させる、その時。
その時は、ミスティアも一緒だ、と。 最期にそう言い残し、再び槍を掲げ、飛び込む]
(197) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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[…彼らに託した二つの欠片…。
―――『夢』は『想い』…その心を力に。
―――『記憶』は『源』…あふれる知識を。
…私<森羅万象の道標>が消えたとき、それらの『鍵』は開き、彼らに那由他の記憶の無限の夢の力を与える…]
(198) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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―――これで良いよね…ヤニク。
[私は笑みを浮かべ、『親友』の『力<虹色>』をその身に纏い…]
(199) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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オスカーは、ヤニクから託された『明日色』が胸の奥で脈打つのを感じている
2011/06/14(Tue) 23時半頃
オスカーは、ヤニクとも絶対に、『明日』を迎えるのだ、と信じて疑わなかっただろう
2011/06/14(Tue) 23時半頃
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*『雨《カオスティック・イビル・レイン》が降り続く戦場』へと舞った*
(200) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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― 闇の先へと向かう前 ―
ミスティア…?
[>>189ミスティアからの預かりもの。その夜の夢を思わせるそれは私の胸にすうっと入って、すうっと消えた。じわりと身体中に何かがあふれていくような感覚…。]
…預かるだけだからね! ちゃんと、返すんだから。
[そういった言葉は、以前には彼女が言った言葉。>>4:363 その後に現れたのは、私のクラスメートの…]
ロビーくんっ!?
[ミスティアがロビーくんに声をかけるのに頷いて。]
一緒にいきましょう! ロビーくんの力も、絶対に必要になると思うから!
[そう声をかけた後、私はもう一度ミスティアへ視線を送り、改めて闇の中へと向かっただろう。]
(201) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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――― まかせて!
(202) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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― 闇の中で ―
[>>187フィリッパさんの言葉に驚いた声を思わずあげたわ!]
《栄光》の妹君!? ねるるんちゃんが!?
私―― 頼まれたの あの子を、…”ネルを、救って”―――って。
[胸元の宝石《シノイロ》は光を放ったまま。 その気配に、彼女は気付くだろうか?]
さがしものは――
(203) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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『喜びの笛《ラエティティア》』!
この辺りの、何か、 神聖な気《アウラ》を感じられる場所にあるはずなの!
[柊先輩>>160が感じたその気配を、フィリッパさんも感じる事ができるだろうか。]
(204) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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―――――ネル…レスレクティオ…また何時か…何処かで…
(205) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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そうか…… 《救って》と願ったものはもう1つ…
[《過去の栄光》の言葉を思い出す]
それなら、救わないわけにはいかないな。 いや。ネルだけじゃない。そう……何もをだ。
[そう言って、アリスの言葉を聞いた]
『喜びの笛《ラエティティア》』?
名前は聞いた事がある。そう……この目映いばかりの気《アウラ》は……あれだ!!
[闇の中、不似合いなほどの気。その方向を指差した]
(206) 2011/06/14(Tue) 23時半頃
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