60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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ねえ…… 抱いて? ……君に、抱かれたい。 俺のことを、抱いて欲しい。
[潤んだ瞳で見上げ、懇願する。 肌は上気し、胸の果実は赤く実り。 漂う薔薇の香りは眩暈を覚えるほど]
(176) 2011/08/08(Mon) 00時頃
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[…もう一つの声には、覚えがあった。 タオルケットが肩に乗せられるのを感じながら。
このまま聞いてしまってはいけないような、 しかし起きるタイミングを逃してしまった少年は、内心焦る。]
(177) 2011/08/08(Mon) 00時頃
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咲きたがる。
[その言葉を>>172、小さく反芻する。]
……僕は、あまり、好みではないな。
[他の者に齎されるらしいという、どこか甘美な、情欲。 けれど、自分の身には一切の変化は起こらず。―――だからこそ、その香の異常さを、あまり、深刻に捉えられなくて。
扉に手をかけ、先にジョージを中に入れる。 両手がふさがっている為、足で行儀悪く扉を閉めた。]
適当に、ベッドにでも腰掛けていてくれ。
[そう促すと、机の上にマグと本を置き、代わりに置きっぱなしだったレターボックスを引き出しに仕舞った。]
(178) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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>>174
――……目は覚めてます。 先輩が好きですよ。
でも、だから、なんだはないんです。
ただ、 貴方のこと、好きな人間もいるんだって思ってください。
[返ってきた言葉に悲しげに俯くも、そう伝えて…。]
(179) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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[キスだけで目の前が白く、酸欠だからか。]
はっぁ、っ……はっ、はっ……
[貪り貪った接吻が終われば、全力疾走した後の犬のように息を継ぐ。 歪む視界の端で銀糸が掬われるのを見ながら、 肺を満たすのは気が狂うほどの薔薇の芳香。 ――……倫理観が、酷く酷く希薄になって。]
――……どう、すれば? 俺も、貴方のことが、抱きたいよ。
[潤んだ目に合わせる少年の眸もまた蜜に濡れ。 微かにある男女の知識を思い起こし、上気した相手の首筋の素肌に指先が触れる。 怖々滑らせる指先は、熟れた赤い果実に辿り着く。 自分もあるその器官。日頃気に止めることもないけれど。 男もまたここで感じることができるのだろうかと、爪先が軟く乳輪をくるりとなでた。]
(180) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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……お邪魔します。
[少し緊張して、おずおずと足を踏み入れる。言われたとおりベッドに掛ければ、どの部屋も同じ筈のベッドはやはりどこか違う気がした。]
それ、なんですか?
[ちらりと見えたレターボックス、お菓子かなにかの箱にしては扱いが丁寧に思えて、なんとなしに尋ねてみる。ただ黙って待つのが落ち着かなかっただけだけの質問。 覚えたばかりの快楽を欲しがって、薔薇の蜜に侵された身体は熱い吐息を漏らした。]
(181) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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イアンは、ヤニクの香りに、ポケットの画鋲を握り締める。
2011/08/08(Mon) 00時半頃
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[俯かれればゆっくりと手を伸ばした。 薔薇の枝に触れると同じ、優しいだけの指先で、 一度だけ、その髪を拭うように撫でる。]
お前は、俺がどんな人間か知らないんだ。
[あの傷とそれに付随する物語、 知る者はすでに深い苦痛に満ちた眠りの中。
声は少し震えたけれどそのまま、 棚に向き直れば目的のものは見つけられるだろう。 そして、イアンの傍らを離れようとして、きつく握られた掌にに一度眼差しを落とした]
(182) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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ひ、ぃあ……ッ!?
[男でありながら最も敏感にされてしまったその場所。 触れられれば、引き攣ったような声を漏らす。 けれどそれに愉悦が含まれているのは容易に分かるだろう。 びくびくと体を震わせて。 それでも少し、微笑みながら]
……好きに、して、いいよ。 それとも……準備、してほしい? 口でも、手でも。
[相手の倫理観は理解している。 だから。勃たないなら、勃たせると。 肩を震わせ、快楽に酔いながら]
(183) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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……手紙を、入れてある。
[そう言って、引き出しを締める。 それからベッドの方へ足を向けると、その隣に腰かけた。
その巻き髪をす、と梳くと、じ、とそのエメラルドを見つめる。]
……終わるまで、僕の名前を、呼ばない事。 僕は、この事を全て忘れるだろうけれど。……其れを気にしない、事。 この二つを守ってくれれば、僕は君に、応える。
[その提示に、ジョージは頷いてくれるだろうか。
頷くようなら、その額に、口付けをを落とそうと、顔を寄せる。]
(184) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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なんだか、腹減ったな…
[食堂へ行くが、誰もいなければ適当にその辺にあったスープを装い、パンを齧って]
そういえば…今何時だ っけ
[食堂の時計を見上げると…少しも時間は進んでないように思えて]
まだこんな時間かぁ? なんだか頭が…ぼうっとしてやがる。 これもこの甘い匂いのせいか
[いらっとして自分の髪をワシャワシャと掻いた]
(185) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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>>182 ――……ッ
[触れてもらえるとは思わなかった。 だから、その指が髪に触れたとき、
びくん、と顔をあげて…ヤニクを見る。
目が、熱い。]
(186) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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知らないなら、
教えてくださいよ。
[また棚に向き直る背中。 離れていくのは知っている。 はじめから相手にされてないことも。
それは、とてもとても、悲しい。 そして、悲しいけれども…。]
――……だって、貴方が好きなんです。
(187) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 00時半頃
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ふぁ………んん……
[欠伸をしながら、体をん〜、と伸ばした。]
よく…寝た〜? いや、あまり、寝て…ない…? 今なんじ〜?
[目を擦りながら…なるべく不自然にならないように、起きた。]
(188) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 00時半頃
イアンは、ノックスが目覚めたのには瞬いて…。ヤニクから目を逸らす。
2011/08/08(Mon) 00時半頃
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……先輩って呼ぶのは、いいですか?
[示された条件は二つ。それはとても寂しい。確認の言葉を紡いで。]
僕も、ほんとは、ザック先輩のものだから。
[躊躇いがちに二つ目の条件に同意する。それがどこか歯切れ悪かったのは、我慢できない自分を恥じるからか、それとも。
口づけが落とされるなら、くすぐったいと呟いて、その身体引き寄せようと腕を伸ばした。]
(189) 2011/08/08(Mon) 00時半頃
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[上がる悲鳴めいた嬌声に、びくっと恐れたように手を引いた。 けれど、相手の身体の反応で、それが良いのだと知る。
それと共に、知ってはいたけれど、 彼がそういう反応を示すことになった過去にチリっとした何かを感じる。]
――……好きにって、でも、どうしたらいいか。
[言いながらも、雄という本能に刻まれたように 唇が他者の行為が残る肌に滑る。 軽く歯を立てるのは、上塗りをしたいと言う欲求。]
準備?
[熟れた果実に歯をあてる前、首を傾げて。 必要ならと頷いたあと、きりっと立ち上がる胸の果実の左を甘く噛んだ*]
(190) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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……其れくらいなら、構わないが。
[額に音を立て、口付ける。指を伸ばして眼鏡を外し、瞼に、頬に。]
僕は……誰の、ものでもない。
[伸ばされる腕に応える様に。 口付けを繰り返しながら、体重をかけて、ベッドにその身体を押し倒そうと。]
(191) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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やっぱ 泳いでスッキリだ!
[ヤニクからの誘い>>97には頷いたが…ただし何か腹の中に入れてからそう約束していて。 パンに冷蔵庫から引っ張り出したチーズやハムを挟むと…食べながら泳ぐ用意をしようと自室へ。 冷たいプールで泳ぐことを考えると自然と足取りが軽くなるのは…本来すごく単純な性格だからかもしれない]
(192) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 01時頃
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[教えてください、 という言葉への返事は、きっと少し間違えた。]
……俺も、 お前がどんな奴か知らないのに?
[平等に、等しく、誰の心にも、踏み込むつもりなどないのに。 間違えたことに気づかないまま、寝台へと戻ろうとして。
それから、伸びをする人に一度足を止めた。 少し困ったような顔で、けれど変わりなさそうな姿に眼差しを和らげる]
ああ、おはようございます、ノックスさん。 ベッドで寝ればいいのに、本当なんでそんなとこで……。
[今の話が耳に届いてたことはしらないまま、 彼の人の眠る寝台のカーテンに手をかけた]
(193) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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>>193
[お前がどんな奴か知らない、 その言葉に、また視線を一度落としていた。]
――……じゃあ…
[知ってください…といおうとした言葉は、ノックスの目覚めとともに飲み込まれる。]
(194) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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いや、椅子に座ってたら、ついうとうとと、ね〜。
[あはは〜と頭に手を当てて笑った。>>193 動揺を悟られないよう、いつも通りを装うが。
ああ、…この場には、いられない。]
いやそれにしても、ここ熱いな? ちょっと屋上にでも行って、風に当たってくるよ。
[そっと立ち上がると、医務室の扉へ向かおうと。]
(195) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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んっ!
[唇が触れた部分が熱くなってゆく。押し倒されて影の下に入るのが何故か安心した。 こんな優しい口づけをもらったのは、初めてだと思って。]
先輩は……先輩の?
[されるがまま、眼鏡を外された瞳は、どこか焦点を合わせきれずに潤んでいる。]
(196) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 01時頃
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[椅子から立ち上がる気配を、引き止めるように振り向いた]
あ、ノックスさん待って。 屋上行くなら、ちゃんと日よけになるもの持ってって下さい。
[そして、言葉にふと瞬く]
――…って、熱い? やっぱりそんなところで寝て、 また体調崩したんじゃないですか。
[装われることに気づかぬまま、 いつもどうりの言葉を投げる]
(197) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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誰のもの、だろうな……。
[浮かべた笑みは、自嘲気味なもので。
唇を重ねようと、頬に片手を添え、唇を近付ける。 空いた片手で、自分のシャツの胸元を緩める。
きし、とベッドのスプリングが、軋んだ。]
(198) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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ああ大丈夫、寮母さんから雨傘でも借りていくから―…
[本来の役目は違うが、影を作ってくれるものである。 早口で言いながら、ノブに手をかけるが、続いたその言葉に、手が止まり。>>197]
―――…あまり、病人扱いすんなよ。 俺だって、好きで体調崩してるんじゃない。
[思わず、振り向いて言ってしまった言葉。]
(199) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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……………
[いつもより数段低い声のトーンに、出した本人がびっくりした。 何度か目を瞬かせ。]
…………あ。
(200) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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イアンは、ヤニクのノックスのやりとりを訊きつつ・・・。他の眠ってしまった人物を確かめている。
2011/08/08(Mon) 01時頃
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う………えっと……
心配、してくれてるのに、ごめん…… あの………
………ごめん。
[ガチャリ、とドアノブを回すと、後ろも見ないで医務室を出て、走っていってしまう。]
(201) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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[穏やかなイメージをノックスには勝手にもっていた。 そのノックスが低い声で凄んだのには驚く。
でもそれは本人もだったらしい。 そのまま謝罪して去っていくのを見て…、ヤニクの顔も見る。]
(202) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/08(Mon) 01時半頃
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[まっすぐに自室に戻るとバスローブや水着を用意し鼻歌でも歌いながらてトンボ返りに階段をおりていく。
台所でジュースやパンをくすねて…見つかるならサイモンのようにワインの瓶も…]
(203) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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[その低い声にはやはり瞬きを重ねたけれど、 驚き具合は当の本人よりは、下に見えたかもしれない]
そうですね、少し無用心に見えましたけど、 ……好きでとかそんな風には思ってませんよ。
すみません。
[不快感を与えたことに素直すぎるほど素直に謝罪をする、 本当は自分が要因で煩わせたくはないのだ、誰も。 なのに、逆に謝罪は向こうから向けられて――]
(204) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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[口のキスは嫌だと、そんなことを言ったときもあった。 それからほとんど時間は経っていないのに、薄い笑みを浮かべて粘膜のふれあいを受け入れる。舌が触れ合うのが気持ちいいとわかれば、拙くも貪欲に絡め合わせようと動かす。]
ん、ん、ふっ……!
[開いた胸元に誘われるように手を伸ばし、胸の飾りに手のひらで触れた。先輩もここは感じるのかと、問うように。]
(205) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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