226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[思い出しながら、わたしは、もう一度口を開く。]
――……忘れられない人、っていうのかな。 その人はね、病気に記憶を捨てられてしまうんだ。 だから痛みと一緒に覚えておこうって、必死なの。
でも、その病気はね、 「忘れられてしまう記憶なんてはじめからいらない」 ……っていって、聞かないんだ。
[なんだか、なぞなぞみたいだね、と苦笑した。 彼がトレイルさんにおじさん呼ばわりされていた事も 何も、知らないけれど、指が痛んでないか、とは思う。]
(178) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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どうにかして「忘れないよ」って伝えたいんだけど どうしたらいいかは、わからないんだなぁ……。
[紫苑の花を。「あなたを忘れない」と、伝えたいけど。
どこか他人事のようにそういって、 漠然とした話で、ごめんね、 なんてナナちゃんに謝った。**]
(179) 2015/06/06(Sat) 02時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 02時半頃
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身体が動かなくなっても、関係ない。 勿論、君の笑っている顔は好き、だったけど。
君の傍に居ると、気持ちが安らぐ。 ―――あったかいよ。 俺が知っている、どんなものよりも。
[だから、…だから、]
俺も生きていてよかった。 病気も、此処に来たことも、望まないことだったけど。 君に出会えたから、それも……。
これも俺の人生なんだろうなって。
[思いは上手く言葉にはならない。 それでも少しでも、伝われば良い。
君に出逢えて良かった。 君はとても素敵な人、優しくて温かい人なのだと]
(180) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[普段より近い距離。 鼓動の音までそのまま聞こえてきそうな程に。 繊細な宝石細工を慈しむように、 黒い羽根は彼女の頬を撫でて。
告げた思いへの答えは、なくても構わなかった。 ケイトリンを困らせていなければいいと、 言ってしまった後にそれだけ少し憂いたが。 …どうであれ、大切なことには何も変わりない。 何ものにも代え難い、宝物。
少し緊張した面持で彼女をじっと見つめる。 その頬が朱に染まって行く姿に気付いて。 今度は此方が、息を呑む。 知らず、彼女を包み込む腕に少し力が籠った。
彼女の瞳から零れ落ちた紅玉。 涙の色の示す感情の変化は知らなかったけれど。 その紅の雫を、酷く愛しいと思った]
(181) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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……………。
[囁くような、彼女の想いを乗せた言葉>>175。 緩く漆黒を見開き、吐息を震わせる。
嬉しい。 本当に嬉しくて、本当に幸せで、ああ、その筈なのに]
ありがとう。
[一度おさまったはずの涙が、また頬を伝う。 これでは泣き虫と言われても仕方がないな、なんて。 泣き腫らしたまま、静かに微笑んだ。 嬉しさの裏側にある切なさに、今は気づかない振りをして]
(182) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[東雲色を穏やかに見つめて、やがて目を伏せて。 そっと彼女に口付ける。
もしも時が止まるならば、今が良い、と。 夢想しながら全てを記憶に刻み込む。 彼女の体温も、貰った幸せも、全て**]
(183) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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うん。
[本当に良い友達を持ったな、と心から思う。 ヒナちゃんの頬が赤くなったのも、気づいていても茶化さない。 ナナオは、真剣に聴いていた。]
・・・うん。
[ヒナちゃんが、その壁に何を見ているのか。 分からない。けれど、話すのを待っていた。 ヒナちゃんのように、手を触れることは――出来ないけれど。 せめて、同じ方を向いて。隣で話を聴いて。 それがせめてもの、出来ることだと思って。]
うん。・・・。
[病気に記憶を捨てられてしまう、か。 まるで、それはトレイルのようで――。と考えながら頷いた。]
(184) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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忘れられてしまう記憶なんてはじめからいらない、か・・・。
辛いからね。忘れられてしまうのは――。 きっと、忘れてしまうことだって・・・辛いよね。 どうして、そんな病気があるんだろう。
[その"病気の気持ち"の方も分からなくもない――と考えてしまう。 だって、まるでそれは病気と言うよりは――。]
忘れないよ、って伝えたい――か。 ・・・それなら、ヒナちゃん。
あたしと一緒じゃないかな。
(185) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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ヒナちゃんが、覚えているんでしょう? その記憶を。 その人を――今も、ずっと。
[ナナオは立ち上がって、ヒナちゃんの正面に立った。 胸に右手を当てて。]
一度伝えて、伝わらなくても――。 また伝えてみたら、どうかな。 傷つかないで欲しい・・・ってさ。 忘れないよ、忘れてないよってさ。
(186) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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―或る過ぎたる昔日―
[少年が病院に入ったのは、幾つかの鱗を切除した後だった。
どれ程の痛みに耐えても生えてくる。普通の人間には生えない鋭利な鱗を両親は不気味がった。
当時まだ幼かったメルヤは、両親からの拒絶は世界に拒絶されるに等しかった。
どうして。この病院に送られたかはわからない。
原因不明の奇病患者が送られる。日毎、幼い少年は、自分のせいで険悪になる両親を見なくても良くなった。
それだけだった。]
[メルヤという少年は、はっきり言えば生意気だった。
昔から記憶力が良く下手に頭がまわるため、医師や看護師には愛想良く、同じ患者仲間とは距離を置いて過ごしていた、数ヶ月]
(187) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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―或る過ぎたる昔日―
メルヤが大人になっても幻覚として現れる、24時間で記憶を失くす病に罹った頓狂な男に懐いた切っ掛けは忘れる男だったからだろう。
どんなことをしても、男は次の日には忘れる。
幼くして遠慮を覚えた子どもには、打って付けの相手だとも言えた。]
[幼いメルヤが、病院に訪れて半年ぐらい経った頃だったろうか。 いつも”はじめまして”を交わして、どこからともなく花や、キレイな石を取り出す男がいなくなっていた。
この頃まだ、同年代に近い子どもとの交流を苦手としていた幼いメルヤは探し回った。小さな体で病院内のあちこちを探し回っても見つからなかった。
中庭で体を丸くして蹲る。頭を撫でるような、感触がしてメルヤは、ぱっと笑顔になった。
――『 』
名前を呼んだ男ではなかった。 少年よりもいくつか年上の、少年。トレイルという名だったか]
(188) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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―或る過ぎたる昔日―
[頑丈に蓋をしていたものが、堰を切って溢れ出した。意味もなく声をあげて泣いた。
幼いながらに理解していた。
もう二度と、懐いた男には会えない。 24時間で記憶が喪われる男はもうメルヤのことを覚えていない。
病院に訪れて、メルヤ少年が初めて泣いた日だった。
トレイルはただ黙って頭を撫でていた。 メルヤからすれば、トレイルはあの頃から根本的には変わらない。
ただ、幼いメルヤは泣きじゃくりながらトレイルに本音を零した。]
(189) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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―或る過ぎたる昔日―
『ほんとに……。 ほんとに、あっちが、おぼえて、なくても、よかったんだよ。 だってぼくが覚えてるから。
ほんとにそれでよかった。よかったんだよ。
まいにち、はじめまして、って言えたら
それだけで
それだけで……』
楽しかった。嬉しかった。幸せだった。一言では言い尽くせなくて、幼いメルヤは一頻り泣いていた。
ずっと、覚えていようと思った。 この日の悲しみ。この日の寂しさ。この日の喪失感を――。]
(190) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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―現在:廊下にて― [彼はトレイルが苦手なわけではない。むしろ好意的ですらあるだろう。
彼の基盤と本音を知られている。根本的な弱点を握られているかのような、錯覚があった。 トレイルに対して、線を踏み越えないように意識をしているせいもあったかもしれない。
(忘れているかも、しれないけどさ)
トレイルが、隠している病状を打ち明けたのは何時だったろうか。その折りに、彼も幻覚の症状を話している。
どうしてだか、わからない。互いの秘匿するものの交換。
メルヤは忘れられる側で、トレイルは対極。 鏡映しのようで、反射しているようだ。
干渉をしないことで現状を維持しようとする。彼の信条を揺るがない。]
(まだ覚えているの? 君が君であるということを――。) [声には出さずに、視線で問い掛けるのはその為だった。]
(191) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[諦念に充ち満ちた彼が希うことはひとつ。
覚えていたい。どれだけ変わり果てようとも。 みんなのことを、覚えていたい。
みんなと共に外へとは、彼は願えない。願わない**]
(192) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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ヒナちゃんが、さっき声をかけてくれたように。 あたしがちゃんと、手伝えるか分からないけれど――。
歌を作ろう。 あたしと合作で、一緒に歌おう?
もしも記憶が消えても、また思い出してもらえるかは分からない。 でも、あたしたちは覚えているよ、って歌おうよ。
あたしが歌うは、好きだって気持ちを――。 ちょっと恥ずかしいけどさ。 きっと、それを伝えることに後悔なんてない。 それを恥ずかしいなんて、思わない。 きっと、ずっと言葉にしたかったのは――この気持ちだから。 それを忘れられるのが、ただ恐くて――。 誰かに笑われるのが、消えゆくのが恐くて――。
ヒナちゃんの気持ちは、好きっていうのとは違うかもしれないけれど。 でも。・・・忘れられるたびに、歌える歌を作ろう。
(193) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 03時頃
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ね。 ・・・お互い、頑張ってみない?
[そう言って、ナナオはヒナちゃんに向けて微笑んだ**。]
(194) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[青年の手にした本の表紙には、題名も作者の名前も書かれてはいない。 本の中身には挿絵もない。 ただ、取り留めなく拙い字で「おはなし」が書いてあるだけ。
むかしむかし。そう始まるけれど、 めでたしめでたし。では終わらない本。
御伽噺の中では悲しいことや辛いことが起きたとき、神様が現れて助けてくれるなんて、そんな都合のいいことが起きたりする。
でも、現実に神様というものがいるのなら、きっと完全無欠に立派で公平な人格者で、強い者にも弱い者にも、お金持ちにも貧乏人にも、病気のある者にもない者にも、死に逝く者にも生きる者にも、ただ平等に見守るだけで決してどちらか一方をえこひいきして手を差し伸べるなんてことはしないのだ。 なんてありがたいんだろう。死んじゃえ。]
(195) 2015/06/06(Sat) 06時半頃
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[ぱたり。ぱた。] [本を開いては閉じて、階段を上がる。 爪をこれ以上傷つけないようにと言われた>>0:189ことなどどこか遠くへ消えてしまった。 指先に巻かれた包帯だけがそれを覚えている。
青年の目に入るのは、波紋のようにキズアトの拡がった壁。 ココへ青年がやって来てからもう十年ほどが過ぎた。 その間に積み上げられたキズアトのひとつひとつ。 "いたい"という感情で閉じた記憶の痕跡。
壁を目の前にすれば、気持ちが僅かに安らぐような気がした。]
(196) 2015/06/06(Sat) 06時半頃
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[それでも、その場所に留まることをせず、更に階段を昇る。 白い扉の無数に並ぶ場所。 もっと上へ続く階段の前には"立ち入り禁止"のプレート。
青年はそちらへは目も呉れず、歩みを進める。 今日訪れたばかりの部屋>>0:188の場所はさすがに覚えていた。
コン…コン。扉を叩いても返事はない。 ドアノブを掴めば、隣の部屋と違わぬ作りの部屋。 鍵はかかっていなかったのか、難なく開いて。
――――果たして、中にセンセーはいなかった。
直ぐに戻ってくるのかもしれないし、 直ぐには戻ってこないのかもしれない。
大人しく待っているには不安が少々大きくて。]
(197) 2015/06/06(Sat) 06時半頃
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[本をその場へ置いていくのも気が引けたため、やって来たのと何ら変わりなく、青年は身を翻す。 昼間のうちならば、そこかしこに人が居るのだから、"私"になってしまっても動ける範囲は限られるだろうからと。
部屋の外へ出て、扉を閉める。 その時、]
[ ぎぃ。 ]
[隣の扉>>0:182が音を立てて、細く細く、開いた。**]
(198) 2015/06/06(Sat) 06時半頃
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━自室→図書室━
[自室に戻りぬいぐるみ猫のミイちゃんにただいまと告げて計算ドリルと筆記用具をランドセルの中へと入れます。
ついでにミイちゃんもランドセルに詰めようとするものの、大きくて入りません。
それならとミイちゃんを脇に抱えて部屋を出れば図書室に向かいお勉強道具を広げます。]
(199) 2015/06/06(Sat) 07時半頃
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[図書室に到着し、中を覗けば誰かいるでしょうか?
看護婦さんはまだ来てないようで、机の上に計算ドリルと筆記用具を広げるとミイちゃんも席に座らせて宿題範囲に間違いがないかを見直します。]
あっ!ここの計算違ってりゅ。
[消しゴムで消し消し、答えを書き直す。]
(200) 2015/06/06(Sat) 08時頃
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[ナナちゃんは隣でわたしが話すのを待ってくれていた。 聞いているよ、って教えるように相槌が聞こえる。 こころがほっと温まるように、嬉しい。
わたしは、あの時会った「私」さんを、 「病気」以外の言葉で表す事ができなかった。
悪魔、というほどには、残酷でないような気がしたし あのひとの別の面、というには、別人に見えたから。]
>>185 ……きっと、辛いよ。 忘れてしまうことも……忘れられてしまうことも。
[だから壁に傷をつくって覚えていようとするのだろう。 「私」さんの方の思いは、 わたしに察する事はできなかったけれど。]
(201) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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何故……わからない。
[あの角が関係しているのだろうかと、思うけれど。 ナナちゃんが立ち上がる、 立ち上がって、胸に右手を当ててわたしに言う。]
ナナちゃんと、一緒?
うん、覚えてるよ。ずっと。今も。 また、伝える…… ――……歌を、合作?
[わたしは、一つぱちりと瞬きをした。 詩や小説をケイトリンさんと読むことはあっても、 書くことは、キルロイさんへのお手紙を除けば ほとんどなかったからだ。]
[ ナナちゃんは続ける。 好きだ、ってうたうんだって。 怖くて口にできなかったそれを。恥じたりはしないって。 それはとても素敵なことに思えた。]
(202) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[ わたしは――。 膝の上に置いた掌で、院内服の裾を握って]
うん、わたしも、……やってみる うまくはないかもしれないけど、 ちゃんと、伝えたいから。
[優しく微笑むナナちゃんに、 わたしはこくり、と頷いた。
ベッドの脇の棚からとりだしたのは、 鉛筆と使う頻度の減ってしまったレター用紙。]
完成したら、二人で歌う? それぞれで、歌をつくってきて。
[それとも、一番、二番、とした方がいいだろうか。 二人で一緒に歌詞を考える? 何か秘密の計画を立てるようにうきうきした様子で わたしはそう言った。]
(203) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[ とはいえ、鉛筆の先はレター用紙の真上を 在所なく彷徨うばかり。]
……すぐには浮かばないよねえ。
[ ころん、と鉛筆を転がして、 ナナちゃんに苦笑してみせた。
レター用紙の上には、ひとこと。 タイトルじみた言葉の欠片。
―― 「 君の瞳に花咲く日 」 **]
(204) 2015/06/06(Sat) 10時頃
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[話しかければ、少女は人なつっこい笑みを浮かべてお姫様だっこをねだってくる>>136。]
初めましてじゃないのか、それは失礼。 タルトって言うんだね。 眠っている間に忘れてしまうんだ、ごめんね。
[ちょっとしゃがんで、視線を合わせて少女の話を聞く。]
(205) 2015/06/06(Sat) 11時頃
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……そうか、タルトは9歳になったんだね。 すぐに追い抜かされてしまいそうだなぁ。
[楽しそうな少女の声に、胸がちくりと痛んだ。
根本的な治療、とおぼしきものが施されたことがないことから、自分たちの病気に治療法などないことは判っている。 おそらく、ここはそういう患者達を押し込めておく施設なのだろうと、ここから出る方法などないだろうことを、オスカーは察している。
──だから、彼女も。
頭の片隅をよぎった考えは表に出すこともない。 無邪気にはやく、と催促するようすにほほえんで、軽い体をひょいと抱き上げた。]
お姫様だっこは……よっと、これでいかがかな、お嬢様?
(206) 2015/06/06(Sat) 11時頃
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[ぱっとほころぶ少女の顔>>146は、記憶の片隅に残ったひ孫のことを少しだけ思い出させる。
──あの子も、今頃これくらいの歳になっただろうか。 ふっとそんなことを考えた。
考えたところで、自分にはそれを確認するすべなどないし、家族ももう死んだものだと思っていることだろう。 その程度には、自分は十分に生きたのだ。]
(207) 2015/06/06(Sat) 11時頃
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