17 吸血鬼の城
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[今は誰も居ないその部屋の机には
サイモンから贈られた小箱と あの日持ち帰ったメアリーの花飾りが
女の魔力により朽ちる事なく在り続ける。
何時か力尽きるその日まで――**]
(143) helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃
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>>137 [目の前に曝された男の様子に眉をひそめる]
――…看護? 私に出来ることなど、慈悲を施すこと、くらいですよ。
[冗談めかしてそんなことを言えば、 友の声、潜む何かに薄く微笑う]
……皮肉なことですね。 今からでも、わたしを屠ってみます?
魔の魂を喰らえば、望んだもの、手に入るかも、しれませんよ。
(144) sen-jyu 2010/06/28(Mon) 21時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
ひびの 2010/06/28(Mon) 21時半頃
墓荒らし へクターは、小悪党 ドナルドを空の彼方にぶっ飛ばした。
enju 2010/06/28(Mon) 21時半頃
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―猫― [城へ迷い込んでいた真っ黒の子猫。どこか黒薔薇の従者を思い出させるその子猫には黒薔薇と同じ名前が与えられて、父の周囲に穏やかな空気を作っている。]
いつか笑ってくれるといいんだけど。 哂うんじゃなくて、笑って、ほしいなぁ。一度でいいから。
[黒猫と父とを眺めながら自分も其処へ*駆け寄る*]
(145) gakuhara 2010/06/28(Mon) 21時半頃
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>>144
望んだもモノの…ひとつは二度と手に入らない。
[想い浮かべるはヴェスパタインのこと。 城に戻った口にできない理由――10年前に囚われた心。]
もうひとつは… 手に入れるために――順序がある、と云ったろう。
おまえの血を寄越せ、熾天使。
[笑みの形に引いた唇を銀の首輪に寄せる。
二人の間にサイラスの躯を挟んだまま。]
(146) enju 2010/06/28(Mon) 22時頃
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[あれから10年。 ぬるま湯の中に居た城主はまた、宴を始めると傍らのベネットに告げた]
もう、あれに招待状を出した。 ……今更止められぬぞ?
[薄笑いを浮かべて、闇色の魔物は窓へ手をかける。 城を覆う深い霧は、再び開かれた。 招待状は一通。 さて、招かれし客は幾人か。 窓辺で転寝をしていた黒猫が、ぴくりと耳を尖らせ視線を上げた]
(147) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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嗚呼――…お前も気付いたか? しかし、心配はいらぬ。
あれは、私の招待客だからな。
[護衛でもする心算なのか 其れとも単純に己のテリトリーに入り込んだ異物に反応しただけか。 未だ森の中にあるひとの身に気付き、口元が弧を描く]
……随分と……様変わりした ヘクターも、そうだったが……
(148) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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[にゃあと小さな声で猫が鳴いた。 城主は同属へ向けて首を振る]
いや、出迎えは私が行こう。 あれは、硝煙の臭いを纏ってきたようだ。
[姿の変わった彼に、成長した子供が気付かぬ可能性もある。 出来ることならば優雅に美しくことを進めたい]
猟銃は最初に効かぬと教えてやろう。 其れから眷族を紹介して――…嗚呼、其の時の反応が楽しみだ
[血の色をした瞳を細め 城主は久方ぶりに血が滾るのを感じていた**]
(149) Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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小悪党 ドナルドは、ランタン職人 ヴェスパタインごっめん!間に入ってしまった!
birdman 2010/06/28(Mon) 22時頃
ランタン職人 ヴェスパタインは、小悪党 ドナルド気にするな。誠意は身体で示してくれれば問題ないぞー
Ayame 2010/06/28(Mon) 22時頃
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>>146
[2度と手に入らぬもの、それは定かではなく ただいつかよりも闇に染まったその双眸を見る]
順序、今度は何を――……、
―――…ッ、
[首輪に触れるだろう友の唇、目を狭める 間に挟んだ男の躯、吐息がかかる]
本気にするとは、思いませんでした よ?
(150) sen-jyu 2010/06/28(Mon) 22時頃
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>>147 ……え。「あれ」……?
[何のことかわからないが、宴を再び始めるという。前回、自分は人間だった「客」だった。今度は、違う。城の外から誰かが来るのは怖い。が、止めることもできない。]
……父上の血に恥じぬ様、精一杯努力はしますよ。 ……城の外から来るものは怖いけど。
[小さく溜息をつく。父が呼んだ客人のことはまだ知らない**]
(151) gakuhara 2010/06/28(Mon) 22時頃
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長老の孫 マーゴは、薬屋 サイラス様、中の人が困る事はないと思いますのよ?(なでなでぎゅー
nekomichi 2010/06/28(Mon) 22時頃
本屋 ベネットは、執事見習い ロビンにゃんをなでなでした。
gakuhara 2010/06/28(Mon) 22時頃
靴磨き トニーは、執事見習い ロビンにねこじゃらしを振ってみよう
ひびの 2010/06/28(Mon) 22時頃
花売り メアリーは、水商売 ローズマリーを抱きしめました。ありがとう…!
dia 2010/06/28(Mon) 22時頃
花売り メアリーは、ランタン職人 ヴェスパタインの銀糸にキスをしました。
dia 2010/06/28(Mon) 22時頃
花売り メアリーは、閉幕前に戻れたいわ**
dia 2010/06/28(Mon) 22時頃
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―10年後の城― 既に老年期にさしかかりつつある黒猫が、鞭のような尻尾をしならせた。耳をぴくぴくと動かし、窓の外の一点をじっと見下ろす。
「ナァ……オ」 黒猫は低い声で鳴き、再び黒い尻尾をぴしりと打ち、城主を見上げた。
『いや、出迎えは私が行こう。 あれは、硝煙の臭いを纏ってきたようだ。』
そう告げる城主の言葉に納得したのかどうかはわからないが、猫は後足を持ち上げ、目を細めて顔をガシガシと掻いた。
黒猫は、永遠を生きる城主の足元を、黒豹のごとくしなやかな動きで付き従う。いつの間にか、散々嫌がっていた銀の首輪を外したがることもなくなっていた。黒猫は今や忠実な従者であり、城の住人であり、そして――狩人である。
血の色をした目を細めて、城主が「ロビン」と――猫の名を呼ぶ。 そこで待てと告げた彼の言葉を忠実に守るかのように、一度大きく欠伸をした後、猫は微動だにせずそこに侍している**
(152) leeha 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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[灰の世界を彷徨うこととなる、というマーゴには、 視線を落としたまま、 申し訳なさに、一粒、涙を零す。]
すみません。 私は貴女に、罪悪感からの愛情しか抱けない。 貴女のことを護りたくで好きだったのは本当です。 でも、貴女だけを護る、ことはできません。
[そう告げる。]
(153) nostal-GB 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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[そして、憎しみを告げてくる白薔薇には、 そのぶつけてくる責め苦の言葉をすべてきいて]
それでも、君のことは好きだ。 だが、
私は、それでも、マーゴに為したことをすべて忘れて、君といるわけにはいかない。
それが君の意にそぐわないならば、それまでだ。
[苦しげにそう告げた。]
(154) nostal-GB 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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執事見習い ロビンは、なでられたりねこじゃらしされたり氷まであって王様気分ニャ。
leeha 2010/06/28(Mon) 22時半頃
水商売 ローズマリーは、花売り メアリーを抱きしめた。ぎゅう。気をつけて帰るのよ。
helmut 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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[そして、マーゴとセシルに、そのまま、暗い泉の青い色を見せて、どうしようもなく、
ただ、やっぱり俯いて。]
――……逃げるようなことはしない。 君たちからは、鞭でも呪いでも、なんでも受けよう。 視ていろ、というなら視ておく。 視ておくから……。
[ぽつり。]
(155) nostal-GB 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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[そう、思った。
何か為したい、助けたい、そんな想いを
もう、もたない、ことが、自分への罰なんじゃないかと。 何もできないと、いつも、自分の無力さと、愚かさを受け続ける。 それが、きっと
罰なのだと……。]
(156) nostal-GB 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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本屋 ベネットは、大神じゃない!狼だっorz
gakuhara 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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>>150
本気にさせた、おまえが悪い。
[サイラスの躯をセシルの腕に託して。]
だから、こいつの面倒も頼む。 誰か別のヤツの名前を呼んだら、食っていいから。
[身を引きつつ、サイラスの躯の自由を封じていた首の鍼を抜く。]
じゃ、後は仲良くやれよー
[背中で手を振りつつ。**]
(157) enju 2010/06/28(Mon) 22時半頃
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執事見習い ロビンは、あ、王子様と言ってもちょうちんブルマなアレじゃないですよ。
leeha 2010/06/28(Mon) 23時頃
良家の娘 グロリアは、執事見習い ロビンおっと先手打たれてましたかwでもベネットならそっちの方が…w
Elizabeth 2010/06/28(Mon) 23時頃
花売り メアリーは、ずさっと間に合いましたの!
dia 2010/06/28(Mon) 23時頃
『 わが心は玉の如し、時に曇り、折にふれて虔(つつ)ましき悲韻を成す。
哀歓とどめがたし、ただ常住の命に縋る。
真実はわが所念、音に秘めて涙ながせよ。 』
―― 「吸血鬼の城」 完 ――
(#2) 2010/06/28(Mon) 23時頃
奏者 セシルは、薬屋 サイラスいばらでしめた
sen-jyu 2010/06/28(Mon) 23時頃
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