194 花籠遊里
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 01時半頃
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[宵闇に融ける囁き>>111に、まだ顔を上げられず。 ペティンガーさまの指先が僕の髪を、手を救い上げた頃 漸く面を上げて、眉を下げた表情で なんとか微笑んで見せたのでございます。]
夢物語は、大好きですよ。
[幸せで終わる、嘘ですから。 誘いの言葉を受けたなら、少しの間逡巡した後。]
地下に行かれますか? それとも、もう少し静かな場所にでも。
[お話だけなら、何も地下へ向かうことはないでしょう。 どちらにいかれますかと、微笑みました。]
(116) 2014/09/18(Thu) 01時半頃
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[ペティンガーさまはどちらをお望みになられたでしょう。 どちらにせよ僕は、大きな軍手を外して仕舞い 『蝶』の掌をとったのです。
淡藤が睫毛を濡らしていることも>>113 その手を傷つけていることも、知らぬままに**]
(117) 2014/09/18(Thu) 02時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 02時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 02時半頃
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…良いよ、別に…、…謝らなくて。
[紡がれた負の言葉>>114には、ただ無機質に笑み返し紡ぎ返し。 秋風を肺に誘い先よりかは落ち着いた頭は、ただ星色の蝶と、目前の花の交わりを思い浮かべて。
――夢物語なら良かったと。果たして誰が思うだろうか。
然し花の心中を尋ねる不粋な真似は到底出来ず、漸く上げられた花の表情にはただ三日月を。 わかりやすいのは、どっちだと。そんな文句を綴る事さえ憚られ。]
(118) 2014/09/18(Thu) 02時半頃
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…――地下、かなァ。
[問われた場所には、ぼんやり空に咲く月を見上げて囁いた。 その近くにまた銀月が咲き、あの儚い瞳に薄膜が張っていることなどついには知らず。 ただ刹那の銀月を追う心をままに、低く掠れた声色は、何の色も覗かせずに。
「…ちょっと、気になることがあるんだよね」
其れは正しく、”夢物語”の頁に亀裂を入れることにさえなり得るだろうけれど。ただ空の花籠を想い出しなから、庭花を愛でる花には其の本意を伝えぬ様、曖昧に暈しては追及されぬようにと笑みを硬くし。]
嗚呼、でも。着替えるのが面倒なら、どこでも。
[――申し訳程度に尾鰭を付けた言葉には、印象誘導をかける様に美麗なそこに苦笑を滲ませ謀ってみたり。 そうして何れとも返事を貰えたならば、土に濡れた軍手を除かせ、自分の手に乗ったちいさな手を引き廊へと足先を乗せ、また同じ場所に花の体を引き上げてみせただろうか。]**
(119) 2014/09/18(Thu) 02時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 02時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 02時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 09時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 10時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 10時半頃
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…、はい。
[「謝らなくていい」>>118 そう謂われてしまえば、僕からはもうなにも紡げませんでした。
僕は此処にしか咲けぬ『花』であり、『蝶』を惑わす櫻にございます。 この枝葉に止まる御方を、癒し、満たすことだけが、僕に許されたことなのです。 甘過ぎる程の夜、昨夜の内は『誠』であっても 忘れぬと約束した言葉に嘘はなくとも。
───夢物語なので、ございます。
この籠には在るのは『蝶』と『花』。 『おうじさま』でも『おひめさま』でもないのです。 それでも偽りの夢物語だからこそ、艶やかに咲き誇ることができるのです。]
(120) 2014/09/18(Thu) 11時頃
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[哀しげに、判りやすい表情をしていた僕へと 『蝶』のお誘いが降り注ぎました。 その言葉に拒否することを、僕たちは出来るはずがないのです。 ひとひらの秋色が無意識の裡を通りすぎていきました。 僕はふるりと頭を振り、やわらかな微笑みを浮かべます。]
顔も洗わなければと思っておりましたから 面倒だなんて、思いません。 今宵、選んでいただき…光栄です。
[裡に秘めたる想いを覗くほど、不粋な『花』ではありません。 今宵の夢物語に選ばれた僕は、それこそ『しあわせ』でありましょう。 ベルさまとはまた違う、美麗な顔に苦笑が見てとれたなら 重ねた手に、そっと力を込めるのです。 黒蝶が導くままに、僕は足を進めたでしょう。]
(121) 2014/09/18(Thu) 11時頃
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── 地下牢 ──
[手早く身を清め、色を知らぬ着物に袖を通します。 土で汚れた手も顔もさっぱりとさせたなら、櫻色から真白なリボンへと変えて 項へと、練り香水を少量施します。 まだ少し濡れたままの射干玉を結いて、僕は地下牢へと足を向けるのです。
中庭から廊下に上がるとき、この小さな身体を引き上げてくださった御方です。 今宵は、優しくして下さいますでしょうか。
どこかの牢へと辿り着いたのならば、僕はペティンガーさまを見詰め 緩やかに微笑んでみせるのでした**]
(122) 2014/09/18(Thu) 11時頃
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じゃあ、手繋いで行こうか。 花主さまのところへ。
[丁助がどのような返答をしたとしても、 僕は笑顔で隣にあるその手を握っただろう。 廊下から応接室へまでの距離では物足りない。
丁助がもしもその手を振りほどかないのであれば、僕は仲良く二人並んで歩き、辿り着いた先花主へと「今宵は此の花を買い付けに参りました」と云うだろうか。]
(123) 2014/09/18(Thu) 11時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 11時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 11時半頃
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[花が着飾る間を待ちながら、足早に花主の方へと向かう。 揺り籠に沈むその姿には又ひとつ、瞼を伏せ。 ちいさく花買いの言葉を唱えたことだろう。――今宵は昨晩の様に、快楽に任せた事を強いるつもりは毛頭無いけれど。
其れから手土産にと――銀月に添えるつもりだったマカロンは、箱の取っ手に片黒衣を結び付け、花を待つ差中銀の住まう花籠へと置いて行く。]
(124) 2014/09/18(Thu) 15時半頃
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― → 地下牢 ―
[相も変わらず空気は静かに震え、秋風よりも幾許か温く感じられる風が頬を撫で。擽ったさに、手袋の外された手は頬を二三擦る。
地下からでは丸窓から見える月もあるのだろうか。ただ慣れない視界にて、別所の丸渕を見れば、――視界に止まった淡藤>>115には、睫毛が数度揺らぎに揺らぎ。
――されとて地下籠に。自分とは異なる籠へと収められた花を、出す術は知らず。 変わらぬ歩幅で、別所の冷たな牢へと翅を落ち着けた]
…それ、風邪引かないの。
[暫くの後に姿を見せた射干玉の花は、その頭を僅かに湿らせて>>122切なに咲む。 黒に咲く白の髪飾、そうして躯を包む真白の其れには、矢張り夜に似つかわぬとゆるり眉下げ笑い。 布団の上に落ち着けた腰をズラしながら、並べられた玩具を余所に、また白いタオルを手に取ったならば。 宵闇に微笑む花へと顔を向け、空いた手にてぽんぽんと自分の足の間を叩いた。]
おいでよ。
[瞼を伏せ、蝶は花へと唄い始める。**]
(125) 2014/09/18(Thu) 15時半頃
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[僕が地下牢に訪れた時の事にございます。 丸く切り離された月のような窓辺のひとつに 淡藤の銀花が、咲こうとしていたことでしょう。 視線は今宵射止めた『蝶』を捉えます。
お判りやすい御方のように 射干玉が揺らぐことなどありません。
すう、と伏せる視線。 すとんと、微笑みの落ちた顔。 僕の足は迷うことなく、今宵の『蝶』を探すのです。]
長い髪は、乾きにくくていけませんね。
[辿り着いた先、最初に掛けられた声はそのようなものでした>>125 眉を下げて笑われるお顔には、困ったように申し上げます。 ペティンガーさまがタオルを手に、僕の居場所を作ってくださり 「おいでよ」と唄われて、される動作。 僕は一度二度と瞬きをして射干玉をまあるくさせました。]
(126) 2014/09/18(Thu) 16時半頃
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…──ふふっ、はい。
[柔らかなお布団を叩く手に、黒手袋がなかった事に目を留めながら 僕は耐え切れずほんの少しだけ、微笑みを零してしまいました。 勿論、袖にて口許は隠しましたが 笑った事を隠すつもりなど、僕にはさっぱりとなかったのでございます。
性欲だけが、心や身体を満たすではありません。 きっとこの御方は僕に、身体の快楽を求めているのではないのでしょう。
ならばと僕は空けられた彼の足の狭間へ そうっと腰を落ち着ける事にいたしましょう。]
何をなさるのですか?
[ほんの少しだけ、意地悪がしたくなってしまいました。 判っていると背を向けて座る事はせず 判らぬふりで面を向き合わせ 小首を傾げて、上目遣いに見上げましょう。]
(127) 2014/09/18(Thu) 16時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 17時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 18時頃
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[藤の花>>95からその色にそぐわ無い冷たさが掌に伝わる。 冷たい癖に、表情がコロコロ変わる花である。
唇を、音を立てて吸い。煙の熱に肺を焦がしながら絡みつく舌に応えて喉奥を突こうとする。 口の天井を舐め、顔を離せば熱い吐息が互いを紡いだ。
成る程、確かに藤の花は上等らしい。しかし、]
おい!朧の!
[今まさに曲がり角曲がろうとしたところだろうか、気まずそうな面持ちでその場を立ち去ろうとしていたもう一人の花>>94。名前を覚える程には見かけたその背中を気付かない人はいないであろう大きな声で呼び止める。]
ついさっきこの藤の花を買う気が……あー…失せた。 "お前"から指導しとけ。
[失せた、と言う時だけは何処か言いづらそうだったが、藤の腕をガシリと掴んで朧の元まで送るまでは早かった。 失せた理由、そんなのは「素直過ぎて手に余る」の一言に尽きる。捻くれ蝶には捻くれた味でないと胃に響く。 理由を尋ねられたところではぐらかして二人きりにしようという心算は変わらないが。]
(128) 2014/09/18(Thu) 18時半頃
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───なんて、冗談です。
[僕のちょっとした冗談にどういった反応が返ってきたでしょう。 どこか満足げに笑う僕は、稚児のようだったかもしれませんし 『蝶』を惑わす『花』の如く、色香を放っていたかもしれません。
やがて僕はくるりと背を向けて座りなおし しっとりと湿ったままの髪を結った、白をするりと解きます。 視線は一度、今宵の『蝶』へと向け 「拭いてくださるのでしょう?」と小首を傾げては笑み 向き直りては木格子の向こう側、薄暗い闇を見詰めているのでありました。]
(129) 2014/09/18(Thu) 19時頃
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…僕は、とてもお喋りが好きで お話のしすぎだと、よく叱られることがあるのです。
[緩やかに開いた櫻色の唇は、返事を待つことなく ゆっくりと言葉を紡ぎました。 牢の中には水音や嬌声も響き始める頃合でしょう。 僕の声が何処まで届き、どれ程紛れるのかは判りませんが 調べはまるで、独り語散るようなものでありました。
そう、これは独り言。
髪を拭き、撫でていただく合間の 僕の勝手な独り言です。]
(130) 2014/09/18(Thu) 19時頃
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『蝶』と『花』が寄り添えるのは、この籠の中だけにございます。
『花』は根を張り籠に囚われ。 『蝶』は籠へと誘われ訪れる。
一夜の夢は嘘でも誠でもなく 『夢』でしかないのです。
(131) 2014/09/18(Thu) 19時頃
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ですが、『蝶』でもなく『花』でもなく
『人』同士であるならば、…───どうなのでしょう?
(132) 2014/09/18(Thu) 19時頃
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……僕は『外』の事を知りませんから 詳しくなど、判りませんが。
[僕の独り言は、一度休符を添えました。 闇夜を見ていたはずの射干玉も、心に蓋をするかのように そっと、そうっと閉じるのです。
駆け回る呪詛を噛み殺しましょう。
僕は此処に咲く、此処にしか咲けない『花』なのだから。]
(133) 2014/09/18(Thu) 19時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 20時頃
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宜しいのですか? 甘いものは……おうじが好んでいるようなので、喜びますよ。
[蝶に別の花の名を教えていたという事は仲が良いのだろうと推測し。>>107 次の、蝶の笑いながらの言葉には、一度目を見開き、笑みを作って頷いた。]
畏まりました。 お相手、勤めさせていただきます。
……ふふ。 申し訳ありません、このようなお返事を望んだかのような問いに成りましたね。
[彼の指に乱され、しかしさらりと流れる金色。 癖の付かない糸はまるで。
飛ぶ鳥跡を濁さず、そんな諺を思い浮かばせる。]
(134) 2014/09/18(Thu) 20時半頃
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[二人暖かな手を繋ぎ、花主様の元へと。
蝶と花主様の会話には、口を挟もうとせず。 大人しく、頭を下げ。 床ばかり見つめる花は、花主様とは視線を合わせまいとするようにも、蝶の目には映ったかもしれない。
夜を直前に、蝶へと向き直り。
身を整えてまいります、と。
次に会う場所を牢に決め。 一旦、自室へと戻ったことだろう。]
(135) 2014/09/18(Thu) 20時半頃
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[――また、笑われた。 髪と着物の色が相反する花は、二度。其の口元へと笑みを咲かせた。 何を以って笑むのかなんて、首を傾げてはみるけれど。軈ては立て直して――然しされとて、面と向かって腰を下ろされた事>>127に、しぱりしぱりと瞬き二つ。呆け顔晒し。]
な、にって…、髪…
[逆に何をするのかと、はたとその唇に視線を止まらせ邪な…否、この籠では当然の事を思いはするけれど。 タオルを持った掌を気まずそうに二三揺らすと「…そんなに見ると、キスするよ」なんて。
無論――言葉を最後まで紡ぐこと無く、花は前を向いて>>129しまったけれど。]
(136) 2014/09/18(Thu) 21時頃
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…キミ、そういう面もあるんだね。
[振り向き様に魅せられた笑みは、何とも言えず。 幼稚だと鼻で嗤う者も居るだろうか――然しその奥、笑みの裏。 妖艶に色香を流すその姿が視えたなら。笑う飛ばすことなど出来やしない。 してやられた、とばかりに咽を鳴らし、それでも蝶の誇りを保つ様に減らず口を叩く。 …―其の言葉が花に届いたかは、定かでは無い。
向けられた花頭にタオルを被せたなら、その上からゆうるり撫でる様に水気を吸い込ませ。 花が独りでに唄う詞が鼓膜を柔らかに触れるのを感じ得ながら、その言葉をパズルの様に組み合わせる。
無言。 ただ花が紡ぐ唄声が、嬌声やら響いてるだろう、地下牢の雰囲気を拒絶し。 まるでここだけ隔離されたかの様な錯覚さえ覚える。 花と蝶。 鉢と籠。 囚われる場所さえ違うけれど、囚われた刹那に始まる取り巻く夢想。醒めることを望まれない幻夢。
こくりと。また一つ咽喉が俄かに大きく鳴ったのは。 ――互いを人とする唄>>132が耳を擦り抜けた為か。]
(137) 2014/09/18(Thu) 21時頃
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……考えたこと、無かったな。
[そうだ。此処に来た時から、自分は籠に囚われる人を――花としか思わなかったのだから。 人の仮初め花と蝶。咲く苗床さえ陽の当たる場所であったならば、彼の銀月と――どうして出逢っていただろうか。]
…外は、そうだね。 ――イイ所ではあるけれど、ワルイ所でもあるから。 外に咲くなら、蝶をちゃんと引き留める蔦を持たなきゃ。
[ぼんやり頭を埋める夢想。花の言葉もまた幻夢なのだと心の隅で知りながら。されとて夢は追い続け。射干玉が目蓋に隠されてしまったことなど、その後ろからでは知ることも無く。 花が花として芽吹いた所以を尋ねたくはあったけれど、其の言の葉を紡ぐには躊躇いが残ると、髪を拭う指先にちいさく力を込めながら。
牢の中、ぼんやりとした薄暗さの中、寂寥さえ交えた笑みを蝶は浮かべて。籠に来る前外の景色。ただ綺麗な「恋愛」物語だけでは無いと、譬喩を飾りながら宙に吐いた。]
籠の外、行って見たいと思うことはあるの。
[どうせ今宵の此れもまた夢の続き。 微温湯に浸かる様な微睡みの中、蝶は花に夢を綴る。]
(138) 2014/09/18(Thu) 21時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 21時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/18(Thu) 21時頃
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[そっか櫻子は甘い物が好きなのか。>>134 甘味は落ち着く味だと言っていたのでそれもそうだろう。何をもってきてあげようか。
続いた丁助の笑みを浮かべながらの言葉には、その発想はなかったとばかりに目を丸くした。]
僕のこと望んだの?
[そういえば客をとれなかった花はどうなるものなのだろうか。 花が純粋な好意で僕を求めてくれるならそれほど嬉しいこともないが、実際には必要があって花は蝶を誘うのであろう。
櫻子も?そうだとは思いたくないが…]
(139) 2014/09/18(Thu) 21時頃
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[地下へ降りる前に寄り道をした。 花主へ目通り願い、今宵の注文は一輪。
淡藤の銀月。
暮銀色を垂らす髪間から、視線が合えば、呼気ひとつ。 通いは浅いが、今宵も今宵とて、趣味悪さが見え隠れ。 しかし、花主に悪戯を咎められた事は無い。
花は咲くだけ、買われるだけ。 差し伸べた指先は掬う為でなく、夢ごと摘む為。]
(140) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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……気を悪くなさいましたか?
[肯定も否定も言わず、笑みではぐらかす。 問いの答えは、好きに解釈して構わないと。>>139
若しも彼が一つの疑問を口にする事に成るならば、己は恐らくこう答える。 "花は花、蝶に選ばれなければ揺れる事もありませんよ"、と。]
(141) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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― 地下牢 ―
[男が腰を預けるのは入り口に程近い牢獄。 牀榻に浅く掛けて、東の空に上った月が己に下るのを待つ。
揺らめくように現れた銀月の顔色は優れない。 夜半と言う事実を除いても、胸に拡がる靄を晴らせぬ為か。 彼に逆らう術などありはしないと知りながら、 緩慢に片手を持ち上げ、彼を誘う。>>115>>126]
(142) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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[彼に情人の真似事をさせるよう、痩躯に腕を回し、 すぅと細める人の悪い笑みと双眸。 撓んだ視界に、映る今宵の隣人達。>>125
彼らに見せつける悪趣味は銀月への抱擁と変わる。 殊更芝居がかって大切そうに抱きしめた月。 耳朶にかかるほど傍で囁くは、偽りばかりの甘い色。]
――…昨日はさぞかし、大事にされたんだろう? お前さんも単純よな、ほら見やれ。
あの男は、別の花を購った。
[心に流し込む毒は、今日も花を傷付けていく。]
(143) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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[吐息で彼の蟀谷を擽れば、一度鼻先寄せて香を確かめ。 誰の香りも落ちてしまった月に充足の呼気をひとつ。 含み笑いを噛む一時は実に性質悪く体温を共有。]
……それでも、お前さんは夢を見るかい。 覚めない胡蝶の夢とは世知辛いねぇ。
―――…亀吉よ。 蝶の遊びだ、付き合いな。
月下蝶の名を囀るを許そう。
[許可の体裁取るが、其れは強制であった。 知らぬと偽らせぬ、強い瞳が、彼を蝕んでいく。]
(144) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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……ぁ。
[銀の蝶からの口吸い>>128を享受して。顔を離せば互いの口と口との間に銀の橋がかかったろうか。 花房を垂らし、笑もうとすれば――一番、聞きたくなかった名をその銀の蝶が叫ぶ
もしかして、と振り向けば立ち去ろうとしている朧がいて。其の背を見れば何故か胸が痛んだ
指導しておけと此方の腕を掴んで彼の元へ送り届けようとする蝶 買う気が失せる、それはそうだろう。割れた鏡など誰も欲しがりはしない 脳裏に花主からの伝言が鳴り響く
――鏡が割れたならば、他の花を傷つける前に捨てねばならぬ、と
ならば今の自分はその腕掴む蝶も眼前の朧月をも傷つけ膿ませるのだろうか おやめ下さい、と小さく云うもどうやら対面するまでは離してくれそうになく
面と向かい合わせになったのを確認すれば、銀の蝶はひらりとその場を去ったろうか]
(145) 2014/09/18(Thu) 21時半頃
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