303 突然キャラソンを歌い出す村4
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CC レイは、メモを貼った。
2020/01/15(Wed) 01時半頃
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[道中、先程と同じようにまた手を握って、開く。 動かすのには問題ない。傷も時間さえあれば、治すことはできる。 ただ。]
(あと何回、歌えっかな――)
[歌には精神(こころ)が乗る。だからこそ、鼓膜を通じて人に届く。 が、傷も治せず、肉体もそのまま。充電切れのスマホのようだ。 全力で歌うときのパワーを思いながら、体内のエーテルと相談する。
そして。]
(85) 2020/01/15(Wed) 02時頃
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そうだ、聖愛。
[なんでもないことのように呼び止める。 雑談の調子で、重くならないように、さらっと。]
キラには、気をつけて。
[聖愛がキラという名前に首を傾げるなら、『エンジェルさん』だよと付け加えよう。 顧客だったとは知らない。ヨーランダの支えになってくれそうな友人で、今一番話せる距離にいたから、伝えた。 詳細は聞かれても首を横に振る。 こちらも詳しいことはわからないのだ。]
(86) 2020/01/15(Wed) 02時頃
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[2年教室、歌が聞こえる―――――**]
(87) 2020/01/15(Wed) 02時頃
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─ 休み時間/二年教室 ─
[2年生の教室に、桐野と…… そしてイースターの歌声が響く…]
(88) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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♪
窓を開けば 新しい世界が見えた 窓にはいつも鍵はかかっていなくて 僕が手を添えれば いつだってそこに開かれていた
自分で窓を閉じていた 広がる景色が不要だと 思い込んでいた そこも僕の世界だったのに 背中押されて 崖から転がるみたいに 扉から飛び出した 鍵を壊したのは誰 知らない景色は僕を 何事もなく優しく受け入れた
底の底の底 もうこれ以上堕ちることはない 灼ける揺りかごみたい 苦しくて 初めて眠れた気がした
(89) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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「でもそこ(底)には…居ないんだ」
「…お前たちが」
(90) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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だから手を伸ばして 手を伸ばして 届かないって思えなくて 掴みたくて 掴みたくて 喉が潰れそうなほど
なりふりなんて構えやしない
堕ちた僕を受け止めた飛沫は 赦しだったのかな 報いだったのかな その謎さえも 分かち合いたかったのさ
僕の背中にはStigma 謂れなき罪 Zeroには戻らない Stigma Stigma...
♪
(91) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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[イースターと共に声を重ね、歌い上げるその言葉《福音》の数々は、時に苦しげに時に悩ましげに…まさに"人間"の在るべき姿だったかもしれない。 ほの暗く燃える緑の光は、その闇をありのままに孕み、揺れる。]
バカだな。 お前が泣くなよ、ヨーラ。 ブスになってるぞ。 …嘘。知ってる。 代わりに、泣いてくれてるんだよな。
[優しい、優しい君のことだから。 そう言って、イースターを持つ右手でヨーラの頬に触れる。 涙が早く止まるように。 素敵な歌が歌えるように…─]
(92) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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[2年教室周辺ではヨーランダと、もしかするとイースターの歌声も重なり美しくハーモニーを奏でているのが聴こえるだろう。学園内どころか、天界からも折り紙付きの歌声だ。**]
(93) 2020/01/15(Wed) 02時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2020/01/15(Wed) 07時半頃
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― 天獄学園・屋上 ―
―――…ん?
[うとうとしている内にぬるくなってしまった缶のしじみ汁を飲みながら、ぼんやりと校庭で行われている体育の授業風景―音坂先生の姿は当然ない―を眺めていた。 その視界の端、並び立つ常緑樹のひとつに違和感を覚えた。 なんかきらきら虹エフェクトあんな。>>80 遠目には辛うじて捉えられる程度で、雪の白に映えていなかったら気付かなかっただろう。]
レアドロップかな……?
[礼拝堂そばに激レアなマイクが落ちていたくらいなので、割と馬鹿にできない。 どうせ現状アテもなく、降りてそちらに向かうことにした。]
(94) 2020/01/15(Wed) 12時頃
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― → 現在:天獄学園・校庭の木の下 ―
この木だっけ……
[屋上から見下ろした記憶を頼りに、その木の下へと辿り着く。]
(95) 2020/01/15(Wed) 12時頃
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♪ 虹色ドロップ 高レア? 激レア? ただのゴミ?
拾い上げるコツは期待しすぎないこと 勿怪の幸い 棚から牡丹餅 御利益あれば儲けもの 当たりを引くまで回る時間は無い
虹色ドロップ 高レア? 激レア? ただのゴミ?
何か振ってこないかと空を見上げて 何か落ちてないかと地面を見下ろし 散歩のついでなのだから 無駄足じゃないと自分に言い聞かせた
天使の落とし物なんて 使い倒されたWord 古臭すぎて笑っちゃうよね
(96) 2020/01/15(Wed) 12時半頃
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レイは、木を見上げながら歌っている。**
2020/01/15(Wed) 12時半頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/01/15(Wed) 12時半頃
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― 現在:天獄学園・校庭の木の上 ― >>95
[>>96 歌声が聞こえる。比較的近くで。]
…………………… ん、
[彼女がこの天使の姿を見れたなら、背中から翼の生えた青年が、枝の根本に引っかかっているという形に映るだろう。
背中の羽はかつての白いものではなく。今は、翼に置く色としての、孔雀のような突飛さは変わらぬものの、少しくすんだ虹色をしている。 ゲームのレアドロップ演出で言うなら、そのゲームは比較的硬派な演出を好むタイプなのかもしれない。子供向けのガチャガチャとしたレインボーカラー感よりはシックというべきか。 閑話休題。 寒空の下で寝落ちをしていた天使は、瞼を開けた。]
[10年前と何一つ変わらない、 老いることのない顔がそこにはあり。 まだ眠たいのか紫色の双眸がゆるゆると下に向かう。 下に居るレイとぼんやりと視線を合わせた。*]
(97) 2020/01/15(Wed) 13時頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
[先輩が座り込んでしまいました。>>76 無理をしてくれてたんだ。 シロも倒れてて、ハナコちゃんが、田中くんが、山田さんが、鈴木くんが……みんなみんな。 これが“堕天使だから”のせいだったとして。 私は奏くんが私たちといられないとはまだ思いません。
奏くんの、マイク……ことイースターくんを持つ右手が頬に触れました。涙をふいてくれる指がこんなにあたたかいのだから、奏くんだって大丈夫。>>92
イースターくんを通して、奏くんの気持ちがたくさん。不安や寂しさや必死さが伝わってきます。>>89>>90>>91 イースターくんを奏くんから受け取ります。]
(98) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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……ふふっ、ブスなんてひどい!
代わりになんて、変わったこというんだから。 奏くんにつらい思いをさせたんだから 友達の私が悲しくないわけないでしょ!
[私は泣き顔のまま笑って、バトンタッチしたイースター君を手にもちました。 イースター君の色が変わっていきます。 外の雪のように真っ白なマイクに!]
(99) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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[私は息を吸い込みました。]
(100) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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♪
私にできるほんの少しのこと すこし試しに頑張ってみること 鳥になれといわれて 鳥になるのはむずかしいけど 空とぶ気持ちを考えてみること
私にできるほんの少しのこと 試しに同じ歩幅で歩くこと 急いでいることや 景色がどんな風に流れているか あわせてくれていた時は ありがとうを伝えて 同じ景色を
(101) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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キミのことばを聞いたとき 声や言葉をよく聞きたいな それでももし間違っていたとき きっと教えてほしいと願うこと 教えてもらえる私でいること
天使になりたいと思ったことはなくて 私は私の望むように
きみがそれに傷ついたなら 私は私の話をして 私はすこし変わってみせたいの
(102) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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きみが窓をひらくなら 一緒に外の景色をみてみたいな ふりたての雪がまぶしさにみち あたたかな息が白く濁る
羽根のようにつかめない何かが 舞い降りた時は せめて優しく さあ 想いは歌に託して いまはおもいきり声を聞かせよう 私は今日もここにいて キミの手をとる
(103) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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キミの傷が痛むなら 一緒に痛みがやわらやぐまで キミとすごした毎日のこと それがきっと君を助けるってこと
籠のようにくらくせまい何かは かぎをすべて開けてしまおう
さあ 想いは歌に託して 私は今日もここにいて キミの手をとる ………♪
(104) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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[イースターは拡声器としての効力を発揮する。 それは教室の内外に響き渡った。
傷ついた皆を癒したいという想い。 それが増幅器によって、癒しの力へと変化する。*]
(105) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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♪ He said to him, "I will come and heal him." ( 彼はいう「私がいってなおしてあげよう」 )
さあ 想いは歌に託して 私は今日もここにいて キミの手をとる** ♪
(106) 2020/01/15(Wed) 13時半頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
[ヨーラが泣き顔のまま、笑う。>>99 ああ、きっと、俺がすっかり諦めてしまったことを、 ヨーラはまだ諦めていない。]
お前って、本当に。 ………天使みたいだな。
[マイク…イースターがヨーラの手に渡った瞬間、育ちきった背中の羽は緑色の光の粒になり、不可視のものになる。雪のように白く染まるイースターと、舞い散っていく光の粒……
そしてヨーラが歌うとヨーラとイースターを中心に広がる、雪とは違う……あたたかな光。]
俺は、これを守りたかったんだよな…
(107) 2020/01/15(Wed) 16時半頃
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♪(BGM:ヨーラの歌)〜 こんな、バカ正直で、優しいヨーラを… ずっとそのままで居て欲しいから… 俺は随分、間違えてしまったみたいだ。
[桐野の頬に、温かな水滴が伝う。]
(私は私の望むように) 僕は僕の望むように
(きみがそれに傷ついたなら) 君がそれに傷ついたなら
(私は私の話をして) 君の話を聞かせて
(私はすこし変わってみせたいの) 僕は君の歩む姿を見ていたい ──♪
(108) 2020/01/15(Wed) 16時半頃
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[窓の外には雪が降っている。ヨーラの歌で、今更気がつくなんて。 ヨーラとイースターは、教室の皆に歌を届けている。]
さて、俺は……
[どこか、歌の届かないところへ行こう。 ヨーラが許してくれるとはいえ、みんなに迷惑を掛けたことには変わりがなく今は合わせる顔がないし…この盛大な黒歴史を受け入れる心の準備も出来ていない。**]
(109) 2020/01/15(Wed) 16時半頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
[はなしてみたい事も、みんな歌にこめて、奏くんとの歌を終えました。 >>107>>108>>109]
奏くん……
[歩む姿をみていたい。 そういってもらって背筋が伸びる思いです。 頑張ってみよう。その気持ちを新たにします。
奏くんは教室から出ていくようでした。 いまは心を落ち着けたいでしょうし、歌をきいていれば、つまるところ私を心配してくれてのことだったようで…… 教室のみんなには私からも謝らなくちゃ。
それから、私はまずは先輩の側に!>>76>>77]
先輩。 お怪我の具合はどうですか? まだどこか痛みますか?
(110) 2020/01/15(Wed) 17時頃
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[壁にもたれて座り込む先輩の顔をのぞきこみます。 綺麗な御顔立ちで、こんな時なのに少しどきどきしてしまいます。 するとさっきの『もらってしまおうか?』なんて歌詞がふと頭をよぎって、頬がちょっぴり熱くなりました。]
あの…… さっきの状況ではお返事できなかったのですが……
モデルのお話、 先輩に絵を描いてもらえるなら、すごく光栄です。
ただあの、でも、 服を脱ぐのは恥ずかしいので…… 服を着ていてもよければ……
[話すうちに顔が火照って仕方ありません。*]
(111) 2020/01/15(Wed) 17時頃
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[それから、私は先輩と絵の話をすこしして、今度は勇敢で友達おもいなシロの側に駆け寄りました。 気を失っているみたい。 私はシロの灰銀色の髪をいっぱいいっぱい撫でて、これがほんとのほんとに私達の大好きだった犬のシロなら、ぎゅ〜〜っと抱きしめてあげたいところです。 頭を打ってるから、諦めましたが……]
奏くんを助けてくれて、 ううん、私達みんな助けてくれて ありがとうシロ。
[心配なのではやく目覚めてほしいきもちでいっぱいです。 思ったより寝顔は安らかだったのですが……]
(112) 2020/01/15(Wed) 17時頃
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[シロの側で髪をなでている間、はたと思い出して私はイースターくんのことはちょっと叱っておくことにしました。 床に置いたマイクに対して叱るという、ヘンな図です。]
そういえばイースターくん! どこいってたの! みんな心配するんだから一言くらいいってくれないと びっくりするでしょ!探したんだよ!?
[イースターくんが見つかったことは、スマホを取り出して伶おねえちゃんやハロちゃんに連絡しておくことにしました。**]
(113) 2020/01/15(Wed) 17時頃
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― 現在:天獄学園・校庭の木の下 ― >>97
――…、
[最初は、木の中にいた「それ」が天使だと気付かなかった。 それはもちろん、虹色の翼というものが伶の知っている天使と結びつかなかったからだ。
酔っ払ったどこかのお馬鹿が木に登ったまま寝ちゃったのかな。 凍死とかしてないと良いな、面倒だから。
枝に引っかかっているようだった人物を見て、まずはそう思ったのだ。 よくよく、その顔を見るまでは。]
(114) 2020/01/15(Wed) 18時頃
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