167 あの、春の日
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―現在―
――…。
[>>1>>2ハルカの言葉を、青年は窓辺に寄って聞いていた。 一つ年上の人からとは思えないその内容は、過去に何か悔いを残した人が自分達に必死で訴えてくれているような気がして。
――自分を大切にする、 何かを諦めない、 大事にしたいものを間違えない。
この先の自分に何が当てはまるかは分からないけど。 最後まで声を張っていた彼女の言葉はすとんと青年の胸に落ちた。 何があっても忘れてはならない、と。]
(57) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[自分に向けられた睨んでくる瞳と大声>>52>>53は、しっかりと受け止めなければならない。 だって、それは自分の軽はずみな言葉から生まれたものなのだから]
……そっか。 それは辛かったよね。悲しかったよね。
[彼女の家庭の話を聞くと、いかに先ほどの自分の言葉が愚かだったか痛感させられるけれど]
おれには必要だよ。 たしかに、一番必要なのかと言われたら、答えに詰まるというのが正直なこところになっちゃうけどさ。 でも、君と過ごした3年間には、君がいなかったら生まれなかった思い出だって、確かにあるんだから。
君がいなくなったら、やっぱり辛いよ。 たとえ、離れることが決まってたって、それはいなくても平気だからじゃないんだ。それは、きっとみんなだって同じで―― ……おれやこの寮のみんなや、そして、“こいつ”の気持ちを、君は否定するの?
[小犬を見つめつつ、彼が舐めている方>>54とは別の彼女の手に思わず手を伸ばして。
ありのままの気持ちを、変に飾ることなく出した言葉。 はたして、ほんの少しでも彼女を救うことはできただろうか]
(58) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[そしてハルカからシーシャへの告白。 真摯なそれは青年に酒精を上回る熱を感じさせて、一瞬我に返らせる。]
…あ。
[どうしよう、聞いていていいのだろうか。 そうした場面に居合わせた事のない青年はおろりと青灰を彷徨わせる。 動転していた所為で、場にいた皆の反応に咄嗟に気付く事はなく。
けれどシーシャが出て行くのが目に入れば、心の中で「いってらっしゃい」と言って見送った。 もしも窓辺から彼らの姿が見えたなら、飛び降りるハルカの姿を見て青ざめ…その後の無事な姿に心から安堵しただろう。]
(59) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[はたと我に返ると、目に入ったのはへたり込むエルゴットと彼女に寄り添う子犬。 そして椅子に座るフィリップの姿。
>>40>>41いらない、何も、と紡ぐ言葉の断片。 そして否定の言葉が聞こえれば、胸が痛くなって顔をくしゃりと歪める。]
…っ、何で、そんな…。
[何が彼女をそうさせたのだろう。エルゴットの心の奥底はまだ見えない。 手を伸ばしていいのか分からなくて、フィリップが彼女に飲み物を差し出すまで青年はその場に立ちすくんでいた。]
(60) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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……ッ。た、ただいま…です… な、なにか…… ですか。
[>>50 揶揄めいた笑顔を向けられると、俯いてひとつ頷いた。やはりあの声は聞こえていたのだ。当然、周りもその声は聴いていた訳で。 >>51 当人はとぼけている訳でもなく、本当に不思議そうな顔をしていて。明確に返事をしていない自分の所為だというのは、少し自覚しつつも。 左手を噛もうとして――手を下ろす。
会場は出てきた時より、静かに、沈んでいた。――何が原因なのだろうか。 美術部の尊敬する先輩が――泣いていた。何があったのだろうか。褐色は困惑したまま、涙する先輩を見つめていた。]
――…ぇ、えっと…。
[己の頼りなさに、嫌気がした。]
(61) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[フィリップの言葉を受けて、声を荒げる彼女を青灰を丸くして見ていた。 けれど彼女の内容を…これまでどう生きてきたかを咀嚼すれば胸が苦しくなり。 彼女は愛されるように、必要とされるように、今まで”頑張ってきた”のだろう。けれど望むものは得られなかった。 もしも自分がそうだったなら…そうした考えになってしまうかもしれない。
けれど。 お願いだから、自分を否定しないで欲しい。 青年には未だ経験はなくとも、自分で自分を否定するのはきっと辛い事だ。
卒業式に流した涙は、可愛がってくれた先輩達と離れるからではない。 交わした言葉は少なくとも、彼女との別離も哀しかったのだ。 フィリップが彼女の言葉を受けて言葉を紡ぐのを口を引き結んで聞いていた。]
(62) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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シーシャは、フィリップの言葉を静かに聞いていた。
2014/03/09(Sun) 22時半頃
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[遠慮がちに言葉を重ねる。 フィリップ程の力はないと知っていても紡がずにはいられなかった。]
――俺も… 俺も、先輩とはあまりお話し出来なかったけど。 先輩と出会えて良かったと思います。 あの時、絵を見せてくれて凄く嬉しかった。勇気を出して声を掛けて本当に良かった。 俺なんかじゃ、気の利いた感想は言えないですけど。 あんなに綺麗な絵を生み出す手が、居場所のない子犬に差し伸べる優しい手が、必要とされないわけがない。
[じわりと青灰が滲む。感情が高ぶった所為か、酒精の所為か。]
だから、自分が居ない方が良かったなんて言わないで下さい。 楽しい事も、嬉しい事も、誰かに必要とされる事も。 きっとこれまでにもあったと思うけど、これからもっともっと沢山見つけられると思うんです。 辛くなるほど、頑張らなくても良いけど。…諦めないで欲しいです。
(63) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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…………。
[しばし黙ってハルカは状況の把握に努めた。 エルゴットが泣いていたらしい。そしてそれは、卒業して皆と別れるのが寂しいとか、そういう理由ではないようだ。 フィリップから、ルーカスからかけられる、真摯な励ましの言葉。 静かにハルカはそれを聞いていた]
……ふむ。
[沈思黙考の末、ハルカは一歩踏み出す。 慰めとか、励ましとか、そういうことは、己には似合わない。 ハルカは全然違う方向から、エルゴットに近づこうとした]
……僕が思うに。 エルゴットには、ずるさが足りない。 そして自分の価値をだいぶ少なく見積もっているように思う。
(64) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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[それは慰めでも励ましでもない]
エルゴットは、海外の大学に進学するのだろう。 つまり、それだけ期待されているということだ。 それはつまり……交渉材料を持っているということだ。 自分自身という。
[淡々とハルカは語り、漆黒の瞳はひたりとエルゴットを見つめる]
何の見返りも求めず、両親の期待にだけ応え続ける必要がどこにある。 君は、見返りを求める権利があるのだよ。 ……犬だって、本当は手放したくないのだろう?
(65) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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エルゴットは成績が優秀だ。絵画の才能もある。 それだけのものを、自分のために使わなくてどうするというのだ。 どうして自分以外の誰かのためにしか、使わないのだ。 ……もったいない。
[そう言うと、コップに>>4:63の1を注ぎ、一気に飲み干す]
僕なら……そうだな、まずはハンストか。 そうやって、要求を通すところだ。 君は決して、持たざるものではないのだよ。
(66) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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[数時間前、自分に”漫画家”になれると励ましてくれた先輩。 それは、どんな言葉よりも嬉しかったのに。彼女自身は、自分を否定していたのだろうか。 あの荘厳な絵を――碧い空を――どんな気持ちで描いていたのだろうか。もしかして、自分は間違っていたのだろうか。青空を好んで描いていた彼女、己もその絵が好きだったからこそ、空を描いたのに。 ――空への憧れは、もしかして。]
……ぇ、エリーさん……
[慰めれば良いのか。励ませば良いのか。呼び声はそのまま、掠れ声となり。続く言葉も見つからないまま。涙する彼女を見下ろした。]
(67) 2014/03/09(Sun) 23時頃
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あれ、おれ何か勘違いしてるかな?
[真顔で言われると、先走ったかと不安になって、シーシャ>>61の方へと目を向ける。
俯きつつも頷かれたら、小さく微笑みかけて――でも、やはりうまく笑顔を作ることができなくて]
(68) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[エルゴットは今どんな顔をしているだろう。
これ>>58以上の言葉は、きっと今の自分に紡ぎ出すことはできないだろうから……。 俯いて下唇を噛みしめて、泣きそうになるのを必死に堪えていたら、次々と援軍>>63>>64が入ってきて、思わず顔を上げる。
どこか救いを求めるような顔で、彼らの言葉を静かに聞き遂げて]
(69) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[フィリップが言葉を紡ぐ。>>58 八つ当たりに大きな声を出した自分を責めることもなく、ただ必要だと繰り返して。]
………貴方達の気持ちなん、て知らな…
[言い掛けて、感情に身体が震えて、エルゴットはグラスを落とす。 ガシャン、とそれは床で砕け、押し黙る。
彼の手が伸ばされれば、びくりとして、また雫が零れ堕ち。]
(70) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[重ねられるルーカスの言葉。>>63 必要とされないわけがない、と涙混じりの声が聞こえて。
諦めないで欲しいと、訴える。
続いて、いつのまにか戻ってきていたハルカは>>64、 見返りと求めろ、と言う。]
…ハンスト…
[考えもしなかったことに、ぽそりと呟いて。 いつのまにか皆の視線に取り囲まれていることに心臓が跳ねた。]
(71) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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…、…、……っ
[ガタガタと恐怖で身体が震えだす。 掛けられた言葉と綯交ぜの感情に、大粒の涙がいくつも溢れて、手で顔を覆うようにして慟哭した。]
(72) 2014/03/09(Sun) 23時半頃
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[彼女のルームメイトは何処に行ってしまったのだろうか。 こんな時、あの人ならばきっと気の利いた言葉を掛けて、励ます事が出来たのかもしれない。
2年間、自分は同じ部室に居たというのに、何にも知らなくて。 あの絵を、どんな気持ちで描いていたのか――全く察する事なんか、出来ていなかったのだ。]
……。
……。
ご、ごめんなさい。 俺…何にも…エリーさんの事…解っていなくて。 む、無責任な事かもしれませんが……そ、それでも、俺は先輩の絵が、好きで。
――…、な、泣かないで、なんて、言えないですけれど… 俺や…皆は、…エリーさんと……出会えて良かった、って。思っています。
(73) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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[シーシャとハルカが戻って来た時、青年は会釈は舌が声は掛けられなかった。 それよりも目の前のエルゴットの方に意識が向いていて。 自分の後に紡がれるハルカの言葉。ハンストは青年も思いもつかなかった事で。]
…っ…。
[>>72エルゴットが震えて泣きだすのを見て目を伏せる。 どうしたら良いのか分からない。 滲んだ青灰はそのままに、その場に佇んでいた。]
(74) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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涙には、自浄作用がある。 泣いてすっきりするなら、いくらでも泣けばいいと思うが、生憎そんな爽やかな涙ではなさそうだ。
[懸命に励ます男性陣に、励ます方は完全に任せ、ハルカはあくまでも冷静だった。 いっそ酒で潰してしまうべきか、と考えて首を横に振る]
きっと。 人生は、君が思うほど悪いものではないし、 人間は、君が思うほど怖いものではない。
[震えるエルゴットの肩に、触れることはしない]
強くなれとは言わない。 もっとしぶとくなれ、エルゴット。
(75) 2014/03/10(Mon) 00時頃
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