82 謝肉祭の聖なる贄
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 15時頃
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[押し付けられる>>43ままにそれを口に含めば、舌を動かす余裕などは失せた。両手を相手の腿を抱えるようにし、ひたすらに拙い前後運動を繰り返し、相手のそれが爆ぜるのを促す。 >>49、顔を隠せ、と命をくれた主の様子が見えれば、おそらく己の動きは止まっただろう。けれど、他方を見遣る余裕もまた、無かった。 口内に溜まる唾液も先垂れも飲み込めず、口の端からだらしなく零して。 つう、と己の頬に涙が伝うのは、息苦しさゆえか、他に何か、心の痛むものでもあったか。]
…っ、ん、ん……!
[相手のそれが喉奥まで届く度に、くぐもった、声とも言えぬ音が漏れる。程なくして相手の欲が口内で爆ぜれば、それを口端からこぼしながらも時間をかけて飲み込むだろう。 そして再び、萎えているものに舌を這わせ、それを勃たせるべく努めるだろう。 今度は、己の中にそれを埋めてもらう為に。]
(52) 2012/03/16(Fri) 15時頃
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…はぁっ…ぁ、っ……
[今は奉仕するだけの立場であるのに、自身は既に固く勃ちあがっていて。舌を這わせたり、口に含む度に口から、鼻から熱い吐息が耐え切れずに漏れてしまう。 色事に慣れない身にはこの状況は刺激が強く、限界は既に近い。 誰かに触れられれば、欲はすぐに爆ぜるだろうほどに。]
(53) 2012/03/16(Fri) 15時半頃
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[けなげに言いつけどおりに同胞のもとへ向かう娘の後姿を見送った後。>>41 銀灰の狼はおもむろに立ち上がった。
ゆらり、茶の輩とその膝に乗った灰青の輩に歩み寄り。 少し距離をとって傍らに立つと、絡み合う贄ふたりを一瞥した後、物憂げにふたりを見下ろした。]
(54) 2012/03/16(Fri) 16時頃
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サイラスは、銀灰の大神がやってくれば、茶色の大神との話を止め、畏まった。
2012/03/16(Fri) 16時頃
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[茶の大神は薬の話には如何様に反応しただろうか。 だが、銀灰の大神がこちらにくれば、アクアマリンは平服し、そこに片膝ついた。
その膝にある初老の大神には褐色が椅子の申し出をしており、そして、聴こえる水音は、贅二人が慈しみあっている音だ。 見えて聞こえていれど、あえて、それに反応はしていなかった。]
(55) 2012/03/16(Fri) 16時半頃
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>>55 [今気付いたと言うように、平伏する金髪の贄に視線を動かした。 あるかなきかの薄色であった双眸に、今はひといろ足されて深みを増したかのよう。 ひたと金髪の贄に据えられ、僅かに口の端を引く反応を引き出した。]
椅子になるのはどうであった。 辛かったか。
[命じた灰青が傍にいるにも拘らずの問い。 贄に本心など答えられよう筈もないのに、それに頓着した様子はない。]
(56) 2012/03/16(Fri) 17時頃
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>>51
[白金の大神様から声がかかり。 膝を折り、頭を垂れて。]
はい、ただいまお持ちします。
[初めての贄である自分よりも。 毎年もてなしている村人達の方が心得ており。 いわれたままを伝えただけで。 酒瓶と盃が手渡された。]
(57) 2012/03/16(Fri) 17時半頃
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[再び戻り。]
初めて故、無作法多きこと。 お許しください。
[酒瓶と盃の乗った盆を手に。 倒さぬよう落とさぬよう注意しながら。 両膝をついて頭を垂れたまま。
酌をするよういわれれば。 ぎこちない手つきでするだろうし。 手酌を望むというならば。 瓶と盃を恐る恐る差し出しただろう。
その後は、銀灰色の主の命に背かぬものなら。 従うつもりである。**]
(58) 2012/03/16(Fri) 17時半頃
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>>56 [最初に目通りをした銀灰の主。 その目の色に、微かな変化をみてとったのは、おそらく、この宴にもって男の神経も研ぎ澄まされているからか。 静かさの中にその晴れた空といわれる青の中に、 燃やす生命の焔は、見た目と違う温度をもっているだろう。]
椅子になったこと、辛いという言葉にはなりません。 ただ、椅子であることに疑問は感じました。
それに、椅子であると、
大神様たちのお姿が拝見できません。 それは至極残念でした。
[頓着しない大神に、正直に答える。]
(59) 2012/03/16(Fri) 18時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 19時頃
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>>59 [金髪の贄の言葉に、すいと唇の端を横に引く。 細めた目に、興がる色がさざなみとなって煌めきを与えた。]
旨いことを言う…… 汝の生は椅子となる事にあらず、と言いたいのか。
我らの姿を見ていたいと申したな。 であれば、誰を望む。
[言葉の使い方をひとつ間違えれば大神たちの不興を買い、また贄同士の妬心を煽る問いかけ。 先刻灰青の大神の命を撥ね付けた娘は幸い何の咎めも受けなかったが、此度もうまくいくとは限らず、金髪の若者はあの娘のように特定の大神の所有物と認められてはいない。 それを尋ねる真意は如何に。]
(60) 2012/03/16(Fri) 19時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 19時頃
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[ちろ、と一度だけ。 茶色のもとに在る、あの金糸の贄が 銀灰の前に膝をついていた姿を横目に捉えていた。
此処で余所見をした理由は、白金自身も上手く掴めなかったまま。 はぁ、とただ微かな息だけを零していた。
かれらの近くだろうか、あの帽子の主と長髪の贄との、 そのまぐわいも視界を掠めれば、あまり目の色は芳しくもなく。 それも娘が此方に向かってくる頃には、白金は涼しい顔を戻していた。]
(61) 2012/03/16(Fri) 19時頃
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[やがて呼び声に応じた贄なる娘>>57が 畏まり、酒瓶や盆を取りに行く姿を一度見送る。 酒が欲しいだけなら、慣れた手つきの村民に命じた方が 早いのは解っていた上での、要求だった。]
はいはい、ご苦労様ー。
[>>58それから、戻ってきた娘の持ってきた 盃の大きさを一度見て確かめて]
じゃあちょっと、そのお手々でお酒、注いでくれないかな。 器にちょーっとだけで、いいからね?
[かなり気楽な素振りで命ずる大神の前には、 ぎこちない動作で差し出される酒盃があったことだろう。]
(62) 2012/03/16(Fri) 19時頃
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[膝を借りている大神にじゃれつきつつ、年長の贄2人の絡む様を眺めていたところに。 少し前に椅子にしていた金糸の贄が茶の前に、褐色の贄が己の前に、それぞれにやってきて。 茶と金糸の贄とのやり取りを聞きながら、褐色の贄に冷たく細めた目を向ける]
(63) 2012/03/16(Fri) 19時頃
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>>60 [銀灰の問いかけ。 その答えを他の大神たちも聴いているだろうか、それとも?]
――……私に、大神様を選ぶ権利などありません。 されど、私が大神様を見たいと思うのには理由があります。
[そこで、言葉を切って、またなお、銀灰の主をまっすぐ見据える。]
(64) 2012/03/16(Fri) 19時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 19時半頃
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そんなに構えなくても良いのにねぇ。
[初めて故、という言葉は聞いていた上で、 酒を小さく啜りながら、呟く。 白金は、じぃ、と娘の顔を伺うように視線を向けて――。]
僕さ、ちょっと、具合悪い。 いや、大したことじゃないんだけどね……。
……その膝、ちょっとだけ枕にさせて。横になりたい。
[他の村民に聞かれぬ程度の(具合悪い、などの言葉が洩れれば騒がれることは予想できた)微かな声。 小さな白金にしてみれば、他愛ない頼みではあったのだが。 この要求が娘にどう判断されるかは、神の知るところではない。]
(65) 2012/03/16(Fri) 19時半頃
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ヴェスパタインは、サイラスの真っ直ぐな瞳を真っ向から受け止め、そこに映るものを覗き込む。
2012/03/16(Fri) 19時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/16(Fri) 20時頃
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[>>63 冷えた視線は かの神の 茶の大神へ 向く対応と 異なる性質 そは当然か 所詮贄 人より価値は 劣るかし
それでも立場 異にするを 思わす冷えた 神の眼]
[椅子の申し出>>45 答えなば すでに不要か 合点して 膝着くままに下がろうか
>>53余興の見物 邪魔は出来ず 杯空いた頃合いに 静かに注ぐのが なすべきか ゆくりと持ち上ぐ 焦げ色は 音無く尋ねる気色のみ]
(66) 2012/03/16(Fri) 20時頃
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>>64 [ゆら、と揺らめくように身体を傾ける。]
理由を。 述べよ。それがあると申すなら。
[抑制の効いた、淡々とした声音ながら、しどけない艶が滲む。]
(67) 2012/03/16(Fri) 20時頃
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[肩から銀灰の長い髪が零れ落ち、白い貌の半面に垂れかかった。]
(68) 2012/03/16(Fri) 20時頃
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[その眸には何が見えただろう。 もちろん、物理的には、覗き込んだ本人だろうけれど、 受け止め見返す銀灰の主に、やや眼力を緩め…。]
申し訳ございません。 されど、その理由を今は語るつもりはありません。 それを知ることのできるのは、
私を食むものだけです。
[それから、目を伏せ、また、頭を下げる。]
私を食むものがいなければ、それは誰もわからぬこと。
[付け加えた声はやや小さく、掠れる。]
(69) 2012/03/16(Fri) 20時頃
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>>69
……聞きたければ汝を喰えと?
[ハ、と短い嗤いが洩れた。]
(70) 2012/03/16(Fri) 20時頃
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サイラスは、小さな笑いに、視線をあげ、また、銀灰を見つめる。
2012/03/16(Fri) 20時頃
エリアスは、ヴェスパタインの方は、見ていない。
2012/03/16(Fri) 20時半頃
エリアスは、されど、何が聞こえてか。小さく、息を吐く。
2012/03/16(Fri) 20時半頃
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[>>69喰われたき 理由語らぬ 金髪の 贄に瞬間 眼向け けれど唇 開かずに すぐさま視線は 元に戻る 瞬き一つ 隠れる焦げ色 開き直せば 元の色]
(71) 2012/03/16(Fri) 20時半頃
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[近くへと銀灰の同胞がやってくれば、そちらから漂ってくる馨りに目を細めそちらを見やり。 人間や贄には向けることのない表情を浮かべる。
角と同じ色を帯びる瞳は、その後再び褐色の贄へと向けられ。 椅子にするか否かを考えるように首を傾げつつ、空になった杯を差し出した]
(72) 2012/03/16(Fri) 20時半頃
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[無言のままに 向く視線 虫けら見ると 同じ冷気が 眼差し宿るか そは神の心 知らねば分からず
「失礼いたします」と一声後に 手にある器に 酒そそぐ
器持つ手の 艶の色 前を間近で 見てれば分かるか 声のみ交わした 黒檀に 張り艶戻るを知る術は――]
黒髪の贄の死を持ち、祭りが始まりましたが 失礼ながら 先の贄あまりお召し上がりにならなかったご様子 気には いりませんでしたか
[邪魔であるなら 口は噤むか 余興の喘ぎに 紛れるよう 薄く唇 開いては 低く尋ねる 言の葉紡ぐ]
(73) 2012/03/16(Fri) 20時半頃
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ヴェスパタインは、エリアスの小さな吐息を背に聞き。
2012/03/16(Fri) 20時半頃
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――――……
[金糸の前に今は座していないその大神は、 耳だけを立て、その贄への銀灰の問いを。答えを。漠然と聞いていた。]
(74) 2012/03/16(Fri) 21時頃
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――……
[その笑いは、当然といえばそうである。 されど、生まれて物心ついた時には、大神に食われることのみを至高と教えられたこの男は、
だからこそ、思うことがある。
だが、それをだらだらと語りはじめることはなく…。]
――……失礼しました。
[過ぎた受け答えであったのは自覚したから。]
(75) 2012/03/16(Fri) 21時頃
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>>75
いや? 面白いものを見せて貰った。
[口の端の浮かんだ残酷な嗤いは消えることなく残り、]
――……
[ふと何かを思いついたか、 膝をついて控える贄の前に自らも腰を落とし、眼の高さを同じに揃えて向き合う。]
(76) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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[間近に迫れば、銀灰の髪から白い膚から、漂う鋭く甘い香気が、鈍いヒトの嗅覚でも感じられるほど強く薫っているのが分かる筈だ。 小さく贄の姿を映した瞳には銀のさざなみが立ち、その底に熱を秘めていた。
不意に。 両手をさし伸ばし、贄の纏った衣の下へ差し入れて、その素肌をまさぐろうとした。 そうして、唇を開き、贄のそれに重ね――]
(77) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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[あの時贄なる娘に投げかけた要求>>65への反応が、どんなものであったとしても。 金糸の贄の受け答えが一段落ついたと思われた頃>>75に。 小さな大神は耳を立てたまま、その贄の方に瞳を向けていた。]
(78) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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[ただの人間に向けるそれに比べれば、灰青の大神が贄に向ける視線は、まだ柔らかい部類。 己や同胞の血肉に成るだろう者には、それ以外の人間に対するよりは寛大になる。 それでも、同胞に対するとは比べ物にならないくらいに温度が違うが]
………成熟していない贄はあまり好かぬからな。
[先の贄について、褐色の贄から問われれば。 そう応じて、目の前の褐色の躰を眺める。 目の前に在る贄の、成熟具合を品定めしているように]
(79) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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>>77
――…?
[話終えたと思う大神が、同じ高さに視線を合わせた。 まず、それには明らかに驚いた表情をつくる。 だが、冷静さをそれでも装うとしたとき、
不意に伸びてきた手にまた目を見開いた。]
(80) 2012/03/16(Fri) 21時半頃
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サイラスは、甘く薫る、空気に、人である証拠か、やや、視界はぶれる。
2012/03/16(Fri) 22時頃
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[そして、胸を掻きわけてきた手、 その指が素肌に触れると、くっ…と声は漏れる。
同時に視界に銀が舞う…。 それは、戯れとしても、望んできたことである寸前ならば、 アクアマリンは、細まって、首を仰け反らす。]
(81) 2012/03/16(Fri) 22時頃
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