246 朱桜散華
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―― 桜の木の下 ――
[ はらり、はらりと舞い散る花弁を見上げれば、 それは淡雪を思わせる儚げで美しい桜の花。>>54]
…
[ 坂を上り終わった先にあったのは、咲かずの桜と呼ばれていたはずの桜が美しい花を咲かせる光景と、散った桜の花弁に埋もれる物言わぬ長の姿だった。
坂が終わる少し手前で、日向に並行する位置から手前のほうへ歩を進める。 長の姿が見えたならば、無言で日向とのあいだに立つだろうか。 その死体が、彼女の目に入らないように。
とはいえ完全に隠し切れるものではないから、彼女自身が見ようと思えばその姿を見ることは容易だろう*]
(57) 2016/04/23(Sat) 21時頃
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─ 川沿い ─
[最初は家へと向いていた足はいつしか川沿いの道を歩む。 無意識だったらしく、我に返ったのは川縁に立つ竿を目にしてのことだった]
……すけさん……
[消え入りそうな声で呟く。 こんな時でもいつもと変わらないように見える丁助。 知らずに居るのか、知って尚この姿勢なのか。 後姿からは判別出来ない]
(58) 2016/04/23(Sat) 21時頃
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…すけさん、
桜のこと……聞いた?
[これまで避けていたのに、気付けば声をかけていた。 どんな反応をされるだろうと、胸の内に不安が膨らんでいく*]
(59) 2016/04/23(Sat) 21時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 21時頃
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志乃……か。
[水面から視線を外さず背中の声に応える。 振り返って答える顔も声色は”以前のまま”で、まるで二人の間には何も無かったかのよう。]
桜?何も聞いてねぇな。 咲かぬの桜が満開にでもなったか?
[嘘はついてはいない、何も聞いてはいないのだから。]
(60) 2016/04/23(Sat) 21時半頃
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(嗚呼、やっぱり綺麗だな)
[視線の先、志乃の顔をじっと見つめる。 少し陰が差しているように思えるのは丁助を袖にした後ろめたさからか、それとも丁助自身のバツの悪さ故か。 だけどそれによって彼女の美しさが損なわれることはないように見えた。
───想う。
あの桜の樹の下で琴を奏でる志乃の姿を。 きっとそれは綺麗に違いないと。]
(61) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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―桜の木のそば―
[ 置壱がついてきてくれたことは、有り難くもあった。 死、という現実を、受け入れることは 易くはない。
辰次からかけられた声に>>55 逡巡するも、見ることを選ぼうと。
そう思った折、置壱が視界を遮って>>57]
……私は見ない方がいい、か。
ならこの目で確かめる代わりに 確証を頂戴。
―――里長は、本当に……死んでるん、だね……
[ 肯定を求める。]
(62) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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[返る声>>60は以前と何ら変わりなく聞こえた。 向けられた表情も、以前の、”あの日”よりも前と同じで]
…………
[どうしてか、酷く安堵した]
(63) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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うん…… 咲いた の。
凄く 凄く、 綺麗に。
[問いに頷きながら、そ、と歩を進めて丁助の近くに腰を下ろす]
─── でも、 その下で
長が ……死んでたの…
[言葉から実際に目にしたと言うのは伝わるか。 顔を俯け、瞳を伏す。 目尻から、ひとひら、ふたひら、雫が零れ落ちた]
(64) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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─ 桜の木の下 ─
[亡骸と日向の間に立ちはだかるように動く置壱の様子>>57に、ほんの僅か、目を細める。 こんな風に気を使える所が、気性の激しい部分もあるが根は真っ直ぐなのだと伺わせて。 そんな所もまた、構いたくなる由縁の一つ]
……ああ。
[確証を求める日向>>62に返すのは、短い言葉を伴う首肯]
胸を一突き……ただ、見た感じじゃ、刃物の傷じゃない。 なんかこう……先の尖った、鋭いもんで貫いた……って、感じ、だ。
それが何か……は、さっぱりわかんねぇ、けど。
[そこまで伝えて、それから。 は、と大きく息を吐く]
(65) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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……に、しても。 どうすりゃいいんだよ、これ……。
桜が咲いた事の意味は、わかる、し。 こうなったら、どうすりゃいいか、ってのは、伝えられてる、けど。
[それをどう成せばいいか、わからない事への困惑。 らしからぬ惑いを帯びた声には、それが確り、滲み出ていた。*]
(66) 2016/04/23(Sat) 22時頃
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そう……。
[ 辰次の説明に>>65、事実を得、小さく頷き。 死を悼むように、目を伏せた。 瞼の裏側に、幾つかの追想を。]
長は、どうして……死んだんだろう。 胸を、一突きか。 誰かに殺されたのなら、それは [ 巫女の、伝承。]
巫女の幽霊が長を殺したなんて、思えない。 手を下したのは、人間なんじゃあ、ないのかな。
御伽噺みたいな状況に陥れて ……私たちを、嘲ってるんだ。
[ "依り代"についての知識まではなかったけれど、 この不可思議な状況を、"不可思議"という言葉だけで、片付けたくない本音が小さな炎のように燻る。]
(67) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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……どうすればいいか、って……?
[ 伝えられている。その言葉を耳に止めれば>>66 それを促すように、辰次に視線を向けるが けど。と、止まった言葉には、訝しげな色。]
言えない? もしかしたら、これ以上被害が出るかもしれない。
―――それでも、言えない?
[ それは暗に、言って欲しい、と―― 否、もはや無表情な日向は、辰次に迫るように繰り返す。*]
(68) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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━━前日夜━━
[朱に染まった床に母親を寝かせて、何事もなかったかのように母の食事を食べる。
赤濡れた服は少し固まり、黒紫色の染みになりつつある頃、父が帰り何も知らないまま居間へと向かう。
背から忍び、父が悲鳴をあげて母に駆け寄り抱き上げたところで僕は刀をあげて父の肩より斬り下ろす。]
━━ザシュッ
[父は母に重なるようにして動かなくなり、僕だけの空間となった。
ゆっくりと父の背中に頭を載せて、冷えていく父の体温を感じてその日は眠る。]
(69) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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[人が手を下したのだと、日向は言う。>>67 己も、伝承に深く触れる前であればそう思ったかもしれない……などとふと、考えたのは刹那の事]
…………。
[繰り返し投げられる問い>>68に、幾度目か、苛立ち紛れに頭を掻いて]
……咲かずの桜は、封じの桜。 贄の血得し時、封は解ける。
桜咲かすは、巫女の『依り代』。 人の身に在りて人ならざるもの。 戻る叶わぬ、魔の眷属。
桜の下に紅散りて、朱桜開く事あらば。 『依り代』滅して、穢れを祓え。
[口にしたのは、先も紡いだ伝承の一端]
(70) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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……長が……宮司が死んで、桜が咲いた。 それをやったのが、巫女の『依り代』なら。
これ以上、血が流れる前に、そいつを見つけて……殺すしか、ねぇ。
[低い声でそこまで言って、また、大きく息を吐いて]
家に伝わってる伝承じゃ、そう言われてた。 ここらは、後で親父……語り部から、皆に伝えられるだろうけどさ。
その『依り代』とやら、どーやって探しゃいいんだよ……聞いて名乗り上げるとか、考えらんねぇし。
[何かしら探す術もあるのかもしれないが、少なくとも自分の手にはそれはないから。 声音には少なからぬ苛立ちの響き。*]
(71) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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そうか、死んだか。
[あれは宮司のおっさんだったのかと今更に認識する。 思えばそういえば確かにそうだったような気がしてくる。]
桜……綺麗だろうな。
[丁助は志乃の涙から目を背け川に視線を戻すと、水面には桜の花びらが浮かび流れている。 ちらりと視界の端に映る彼女の俯いた仕草に心の臓が強く脈を打つのを覚えれば、思わずその華奢な肩を抱きそうになったが、決してそうはしなかった。]
ちょいと、見てくるわ。
[立ち上がり、恐らく騒ぎになっているであろう丘の方を見やる。 きっと辰次あたりが張り切ってるだろうかと思えば気が重くなるのを感じる。 一度だけ竿に目をやればどうやら魚が掛かった様子だが、竿を手にすることもなく、志乃にもそれ以上言葉もなく丘へと向かって歩き出した。]
(72) 2016/04/23(Sat) 22時半頃
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[ 辰次が、伝承であろう言葉を紡ぐことに、 僅か目を見開いた。 力仕事の似合う辰次が、物々しい伝承を音に乗せる。 彼の家系であれば不思議ではないことだ。
読み物なんてらしくない、なんて思ったあの時に 彼はそういった知識を得ていたのだろうか。]
つまり、村の誰かが、その依り代になっている?
[ この村に余所者と言える人物はいない。 ほぼ全員が顔見知りの、この村で。]
聞いて答えないのなら……
[ 自分でもその言葉が出てくることに驚きながら けれど淡々と紡いでいた ]
疑わしきを拷問でもすれば、いいのかなぁ?
(73) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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[丁助の声>>72に驚きの色は無い。 元々祭事や桜の伝承に良い思いを抱いていないようだったが、それにしても淡白に感じた]
───…… ぅん
[見てくる、と立ち上がる丁助に俯いたまま、長めの間を空けて是を返す。 それ以上かけられる言葉は無い。 志乃もまた、ふつりと切れた感情の糸を縒り戻すことが出来ず、座り込んだまま丁助に縋る手を伸ばすことが出来なかった。 突き放してしまったのに今更そんなことは出来ないと言う意識もあってのこと]
(74) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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…………─────
[顔を上げることが出来たのは、丁助が丘へと向かってしばらくしてから。 袖の端で目端を押さえるようにして雫を拭う。 川を見遣れば、ひとつ、ふたつと桜の花びらが志乃の前を横切った。 竿に掛かっていた魚がどうなったかは…志乃の目では判断出来ず。 しばらくはぼんやりと、流れる花びらと揺れる竿を眺めていた]
(75) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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[ 言ってすぐに馬鹿馬鹿しくなった。]
疑わしきなんて、そんな簡単に見つからないか。
[ は、とため息一つ。*]
(76) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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[伝承を諳んじる、などというのが普段の己とかけ離れているのはわかっているが。 今は、それが思わせる事に意識回す余裕もなく]
……ああ……そうでなきゃ、なんで。 誰に、雷門小父をこんなにする理由があるんだよ。
[個々の感情までは計り知れぬが、こんな殺め方をするほどのものがあるとは思えず。 故に、誰かが『依り代』に、という言葉>>73にこう返して]
…………。
[さらりと上げられた拷問、という言葉に絶句する事数瞬]
…………ああ。 だから、どーすりゃいいんだよ、ってなるんだよ。
[ため息と共に落ちた言葉>>76に頷いて、こちらも小さく息を吐いた。*]
(77) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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━━当日 朝━━
[朝を迎え、冷たい父母の傍らで起きて寒くならないように布団を二人にかける。]
寒かったら…言ってね…
[そう語りかけると、水で血のついた身体を洗い、着替えて手入れした刀を布で覆った。]
お祭りに行ってくるよ…夕方には戻るから…
[布で巻いた刀を杖代わりに家を出て、向かうのは丘の上、ずっと頭には囁く声が聴こえる。 僕を呼ぶ優しい声。 懐かしいような…切ないような…悲しさを訴えているようにも聴こえる不思議な声]
(78) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 23時頃
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―桜の木のそば―
[確証、と言われると>>62少し困ったような顔をするが 辰次が変わって状況を説明してくれた。>>65 それを肯定するよう日向のほうに向き直って頷く。]
……、……。
[悼むように目を伏せる日向の顔をじっと見つめる。 こういうとき、どんな顔をすればいいのかわからない。 ……婆様が死んだとき、己はどうしたのだったか。]
(79) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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[巫女の伝承。 それはこの場にいた二人も同じことを考えていたらしい>>66>>67 困惑したような辰次の声と、どこか表情の読めない顔をした日向の声が交互に響く。 二人を交互に見つめていれば、やがて>>70>>71]
……。
[『依り代』を見つけて、殺す。 それはつまり、里の『誰か』が長を殺したということで。 そしてその『誰か』を、見つけて殺さないといけない。
……でも、その『依り代』を探す手段がわからない。 む、と眉根を寄せて俯く。 心なしか左肩の違和感が少し大きくなったような気がして 無意識のうちに右手で肩をさすっていた。*]
(80) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 23時頃
肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/23(Sat) 23時頃
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[息吐いた後、ふと、置壱の身じろぐ様子が目に留まる。>>80]
……どした? 痛むとこでも、あんのか?
[そんな問いを投げてしまうのは、いつもの癖。 この場に置いては、現実逃避的な側面も多々あるが。*]
(81) 2016/04/23(Sat) 23時頃
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[ 考える。考える。 考えていないと恐ろしい感情が襲ってくる。 頭を回せと、訴えるのは理性か本能か。
拷問と告げた瞬間に固まった彼も見ていた。 それすら怖じるのかと一瞬だけ、唇を噛み 結論を出せぬ辰次に歩み寄ると>>77]
なぁ、辰。
[ 昔の呼び名で、軽く呼んだ声色は、 次第に重く、低く]
依り代が誰なのかなんて、わからないけれど 探す前から諦めちゃあ、だめだよぉ。
(82) 2016/04/23(Sat) 23時半頃
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[むぅ、と左肩をさすりながら暫く思案したような顔をしていたが、 声をかけられればきょとと瞬いたあと、首を横に振る。>>81 それから、何か思いついたか辰次の袖をちょんちょんと引っ張って。]
……ぉ、……。
[片方の手のひらを上に向けて、 反対側の手をその手のひらの上でひらりひらりと左右に動かす。 昔のこと、もっと言うならば以前巫女を封じたときの伝承を調べればわかるのではないかと訴えるが、果たして意味は通じるだろうか。*]
(83) 2016/04/23(Sat) 23時半頃
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長を殺した、依り代は 桜を咲かせて満足するわけじゃないんだよね? また血を流すのかな?誰の?それは村の人?――私?
[ 頭がぐつぐつと煮え立つようだ。 それはこの場にいる辰次や置壱に対してではない。 死という事象に対する畏怖と、 もう一つは言葉にならぬもの。]
……置壱、だいじょうぶ?
[ 肩をさする置壱に>>80、心配そうな視線を向けるが 次第、人を気にかける余裕すら失われそうで、 ごめん。と短い謝罪をつぶやき、 桜の木に背を向け駆け出した*]
(84) 2016/04/23(Sat) 23時半頃
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━━川沿い━━
[そんなに早くない足で丘に向かう。 昨日と違い胸が少し締まる苦しさを感じるものの…身体に支障はない。
薬を飲み忘れてしまったのが原因か生憎と薬も一緒に持ってなく、仕方ないのでそのまま向かう。
やがて川に差し掛かれば遠くに佇む>>75の志乃の姿。竿があるところを見れば釣りのように見えるが、違和感を感じて話しかけてみる。]
…? 演奏は?今日じゃなかったっけ?
(85) 2016/04/23(Sat) 23時半頃
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― 祭り前日:深夜―
[翌日もまた然程変わり映えのせぬ一日を過ごし。 明日はとうとう祭りの当日、という夜に、 ふと、微睡みから目覚める。]
…… …
[なぁんでこんな時間に目が開いたかな、と肩を掻き、 やけに熱を持った手を冷やそうと 囲炉裏の傍の水桶に近づき、杓子を取った。
―――刹那、からからと聞きなれた音が静寂を破る。 何の前触れもなく始まった「それ」に、杓子を持ったまま背は凍り付く。 手妻に使った道具、もう使うことのない欠けた茶碗、 薄く埃が積もりかけた瓦落多を集めた雑箱の中に 放り込んだままになっていた風車が一斉に羽根を回し始めて]
(86) 2016/04/23(Sat) 23時半頃
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