185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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邪魔?なんで? そんなんじゃないけど りっちゃん先輩がつまんないっしょ
[けれど、弱く笑みを浮かべ 同じ景色、という言葉に、無言の肯定。]
……皆が楽しそうにしてるとさ、 ……嬉しいんだけど、なんか
無性に寂しくなんの。
[ぽふ、とりっちゃん先輩の頭に手を伸ばす。 自分より背の高い先輩の頭を撫でるように。 そうして暫くは、イベントごとで盛り上がる皆を 眺めていようか。
宴もたけなわの頃合になれば 少し片付けを手伝ってから、部屋に戻ろう。]
(57) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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ふう、落ち着いた。
[一服した後アパートの庭に戻った。去り際に益田サンの言葉が聞こえた>>51ためだ。]
少しのんびりさせてもらうか。
[楠本クンの方に気を配りつつ、皆が食べている様子を見守る。 その実、益田サンが持ってくるであろうお酒を楽しみにしながら]
(58) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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――回想――
[高校時代の学校行事でバーベキューがあったんだ。 僕は、別に苛められてたわけじゃなかったけど なんとなくクラスメイトに馴染めない存在だったから。 孤高の猫だなんて格好つけてた自分が莫迦だった。
「―――アイツ、根暗なん?」 「音楽ばっか聴いてる。オタクなんじゃね」 「成績いいからかしらんけど、お高く止まってるよな」
……あーそうか、そうか。 僕は、裏で、悪い印象しか植え付けてなかったんだな。
いじめなんてやっぱりなかったけど、 シカトとかは、よく起こるようになったから バーベキューとか、皆でやるイベントごとは 正直苦手なの。
そんな話、この場ですることでもないけどね――**]
(59) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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Hey!お待たせ! リーさーん、お酒持ってきたよ!
[と言ってキッチンから戻れば、花冷え(10C前後)にされた日本酒と氷などを持ってきた。]
(60) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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[火の番を変わったことを聞いたので、そちらへ向かう 何やら溜息を付いている様子で>>52]
楠本さん? 私大体食事も楽しんだので、よろしければ変わりますよ?
[そう声を掛けて、了承されれば火の番を*続けたか*]
(61) 2014/07/15(Tue) 02時半頃
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[焼けた串を頬張りながら。 皆が話をしているのを、見ていたけれど。]
難しいね
[周囲の表情を見ていても。 ウキウキハッピーライフばかり、には見えない。 盛り上げねば、とは思っているけれど。 芸はしたくないな、うん。]
(62) 2014/07/15(Tue) 06時頃
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[>>56>>57 遠巻きにだけれど 二人のやりとりが微かに耳へ届く。 二人の間に入れるほど活動的であれば或いは。 けれど現実は何も出来ず、]
あ、あの……
[もじもじと手をこまねいているだけ。 何か言わなくちゃ。 そう思っていても言葉も何も続かない。 普段経験しない事に胸がどきんどきんと煩くなるだけ。]
(63) 2014/07/15(Tue) 07時頃
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[そ、と二人から目を逸した。 思う事はあれど結局は何も出来ない。 誤魔化すように麦茶を飲んで、 無くなれば黙って注ぎ足した。
隅の方に逃げる事も出来なかった。 その場で周囲の顔色を伺って 面白そうな話が聞こえれば、 あわせてへらりと笑う。
相槌を打って、麦茶を飲んで、相槌を打って へらり、と笑った。
麦茶の量が、どんどんと減っていく。]
(64) 2014/07/15(Tue) 07時半頃
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……え、あぁ。九十九さん。
[>>61少しずつ注文も減ってきた影響があったから。段々作業に近くなって。元々それ程高くはない技術の質はそれ以上落ちることは無かったが、上がってもいなかっただろうし。山梨さんと比べればまだまだであった。]
あ…じゃあ、お願いします。 えっと…
[山梨さんから伝えられたコツのような物を、そのまま彼女に伝えて。お言葉に甘えることにした。]
あ…九十九さんが下準備して下さった野菜、美味しくいただきました。
[ぺこりと、お辞儀をして。宜しくお願いします、と。]
(65) 2014/07/15(Tue) 07時半頃
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[まゆ実の視線をふと感じて]
まゆ実ちゃん、赤身マグロ買ってあるよ。
[つ、とりっちゃん先輩のそばから離れて 袋に入った寿司のパックを手にとった。]
まゆ実ちゃんが好きなお菓子とか 和菓子とか用意すんのが一番良かったんだろうけど
なんでかな。赤身マグロ好きな猫のイメージ。
[八重歯を見せて、 食うなら食えよー。要らんなら僕が食うーなんて 楽しげに笑って]
ほれ。お手。
(66) 2014/07/15(Tue) 07時半頃
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あ
[声を掛けられてぴくんと震えた。 そちらに視線を向けて 暫し逡巡し、ゆっくり歩み寄る。]
マグロ。
[ほう、と息を吐いた。 お手、と言われて少しムッとした表情を見せるも すぐに、微笑を浮かべてパックを受け取る。 お箸を手に、蓋をあけると]
どうぞ
[と、小さく言って猫村さんの手の上に 一つ、マグロを乗せた。]
(67) 2014/07/15(Tue) 08時頃
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[トングを渡した時に、視界の端に映る光景>>66>>67。
それを見た僕は、勝手では有るのだが少し安心していた。 へらりとした笑いと比べれば、その表情は。幾分か自然なものに見えたから。
2人の事は「大事」であるから。その2人の様子は、見るだけにとどめようかと思う。 どうしても渡したくない、そのような感情も巻き起こる訳では無かったし。
猫村さんも、何処かで何かがあったのだろう。 僕が直接に力になるかは分からないけれど。
何処かで、それが氷解することを願う。]
(68) 2014/07/15(Tue) 08時頃
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あれっ 僕、マグロもらっていいん?
[くすくすと小さく笑って 行儀は悪いが、手に乗ったマグロをぺろりと頂いた。]
まゆ実ちゃんも食え食えー。 赤身マグロいっぱいのお寿司頼んだんだじぇー。
[ふと何処からか視線を感じて、不思議そうに瞬くも この男、結構な鈍感であった。]
(69) 2014/07/15(Tue) 08時頃
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そもそも猫村さんのものですよ
[もらっていいのかという声に答えて ぺろりと食べる様子を見守った。 食べてと言われると]
じゃあ
[一つ、お箸でネタをずらし サビをよけてから、ネタを戻し口の中へ。 もくもく、と噛んで飲み込むと]
美味しい
[思わず目尻が下がってしまうほど。]
(70) 2014/07/15(Tue) 08時頃
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マユミは、視線を感じてそちらを向く。
2014/07/15(Tue) 08時頃
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……先輩も一つ如何ですか。
[視線の主に呼びかけた。 小さな声で。]
(71) 2014/07/15(Tue) 08時頃
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[ジーンズの右ポケットに入っている感触のある、昼間に拾った石。
今更ながら、生地と自分の肌が擦れている感覚にて、その存在を思い出す。 同時に思い出した、あの画面。
そんな事を思っていれば、二人を視界から外していた筈だったのだけど。 掛けられた声が、届く>>71。
振り向けば2対の。想像通りの視線だったか。
気がつかないふりをすべきだったか、考えれば良かったとは思ったけれど。無視する必要はあるまい。
首を少しかしげて、2人の方へ歩み寄る。]
(72) 2014/07/15(Tue) 08時半頃
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赤身ってうまく表現しづらいんですけど あまりこりこりしてないっていうか しゃくってしてて、 しゅっとしていて、さっぱりしてるじゃないですか
[自分の理論を展開し始めた。 それくらい、赤身がもらえたのが嬉しかった。 多分伝わりづらい、喜びの感情だろう。 そ、とお寿司のパックを先輩へ差し出して]
うにのようにねたねたしてないし、しつこくない トロみたいにぬったりしてないし
[ほう、とまたひとつ息を吐く。]
とにかく、美味しいです
[うん、と頷いた。]
(73) 2014/07/15(Tue) 08時半頃
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マユミは、「赤身って凄いですよね」としみじみつぶやいた。
2014/07/15(Tue) 08時半頃
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……お疲れですか、猫村さん。
[身体的な疲れだとは、思わないけれど。心配であることには変わりがなくて。 2人に近づいた僕は困ったような表情をしながら、そう問いかけてみる。]
……花粉症も、あるのでしょうし。 もしかしたら昔を、思いだすのかもしれませんが。
[疎外された過去というものは、何と無く通じ合うものがある気はして。]
(74) 2014/07/15(Tue) 08時半頃
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マユミは、先輩の問い掛けに視線を猫村さんへ向けた。
2014/07/15(Tue) 08時半頃
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脂身はないわけではないけれど。
いわゆるトロとかのように、脂身ばかりというわけではなくて。 だからしつこくもなければ、物足りなさを感じることも無い。
そこが…美味しく感じるのだろうね。
[>>73パックを受け取れば、一貫頂いて。 山葵の刺すような辛みも、美味しく感じられた。]
(75) 2014/07/15(Tue) 08時半頃
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マグロがなんで美味しいかなんて 考えたことないや。
[美味しいものは美味しい。 そこを理屈で考えてしまうと 美味しくなくなっちゃいそうだったから 二人の赤身マグロ談義には、へらっと笑うだけで。]
(76) 2014/07/15(Tue) 08時半頃
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そうですか。
[マグロを食べる様子に微笑して パックの中を見下ろしながら]
時々でいいんです なんで自分が それが好きなのかなって考えると
[ひとつ、箸で掴んで、どうぞと猫村さんへ。]
楽しいです
(77) 2014/07/15(Tue) 09時頃
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マユミは、猫村さんの次は先輩にも勧めるつもりで。
2014/07/15(Tue) 09時頃
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[>>76そこで一旦、話は途切れて。自分の言葉>>74は、宙に浮いたけれど。>>77湯来島さんの様子を見れば。今話すべき事柄では無いことではあるか、と思い直す。
僕が知るべきものでも、無いかもしれないし。]
何で好きなのか。分からないけれどただ好きというのもあると思うし、いいと思うけれど。
[そういうものだって、僕自身あるから。]
好きであることを考えることも。悪いことではないと思っているんです。
(78) 2014/07/15(Tue) 09時頃
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[猫村さんが食べたのなら どうぞ、と先輩にも箸で一つ差し出して ん、と少し思案した後に]
先輩みたいに 物知りで考えられたら きっとまた違うものが見えるんでしょうね
[そんな時、見えるもの かんじる赤身の味はどんなものだろう。]
トロの知識なんて全くないから
[脂身と言われれば確かにそうだけれど。 いつもそういう比較まではしていない。]
(79) 2014/07/15(Tue) 09時半頃
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つまんないと思うなら来てないよ。
[実際クシャミをつまらないと思った事など一度もないのだ。 お菓子を渡すといつも本当に嬉しそうにしてくれる、それが可愛くてついたくさんあげてしまう。]
わたしは「皆」にクシャミが自分を含めないのが寂しいよ。
[下から置かれた手>>57。 撫でられるのは今日2回目だ、珍しい。――いや、1回目は無理矢理させたのだが。]
この場合、撫でるのはわたしの領分じゃないのか。
[クスクス笑って撫で返し、ついでに「みょーん」と猫耳を少し引っ張って、クシャミと同じ景色を見た。 楽しそうに食べる人々。 寂しさを理解できない浅い自分を少し、寂しく思いながら。]
(80) 2014/07/15(Tue) 09時半頃
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[その内クシャミがマユミのところに行き、そこに楠本が加わる光景を見た。 「全体の輪」ではなくとも、話したいと思う人のところに行ける事、マユミの視線には気づいていたから――それを拾える事は素晴らしいと思う。 クリスが持ってきた日本酒を紙コップに注いで貰い、同じ位置まで戻って、くい、と呷る。]
ぺふー
[アルコールに頬を赤く染め、にこにことバーベキューを見守っている。]
(81) 2014/07/15(Tue) 10時頃
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トロは一回しか、食べたことはないけどね。 そうそう、ウニとかも。
[>>79だから何と無くでしかないよ、と苦笑い。 中学、そして「施設」からの卒業の時に。そこの上の人が、一度だけ食べさせてくれた。
その施設で僕の学年は珍しく僕一人だったからというのも、関係していたのかもしれない。]
僕に知識が本当にあるならば。 もっと様々なことを考えていけるんじゃないかな。 もう少し、うまく生きることが出来るのではないかな。
[だから、僕はまだまだなんだと暗にいう。 悩んだり、迷ったりしてばかりだからね、僕は。]
(82) 2014/07/15(Tue) 10時頃
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おお、サンキュ〜。
[益田サンが持ってきてくれた日本酒>>60を見れば、顔を綻ばせる。 適度になった日本酒をまずはストレートで舐める。]
…んー、良い味だね。 今日一日の疲れが癒やされる。
[氷とも割って飲んでみたり、ペースはゆっくりだが止まる様子はない。]
お疲れ。
[同じく見守っていたリッキィサン>>61に挨拶して近付く。 乾杯でもしようと紙コップを持ち上げて。]
(83) 2014/07/15(Tue) 10時頃
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知識って多分
[赤身を見つめ]
馴染むまで時間がかかるように感じるんです きっとそれが
[つい、と箸を宙で遊ばせる]
本当に"解る"まで。 これも、そう。 頭では解っても指が動くまで、ね
[かちかち、と先端を合わせた]
(84) 2014/07/15(Tue) 10時頃
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お疲れーしょん!
[紙コップなので、カチンという音は鳴らなかったが。>>83]
大活躍だったねー。 おいしく焼けてたよ!
[くぴ、ともう一口。 お酒はあまり強くないが、怖い目に遭った事はない。 研究室では女扱いされていないのだ。されても困るが。]
(85) 2014/07/15(Tue) 10時半頃
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お、そうかい?嬉しいね。 お粗末さまです。
[うまく焼けていたこと>>85に安心して、こちらも一口日本酒を呷る。 リッキィサンの許可を得られれば、隣にひょいっと座るだろうか。]
思いつきだったけど、やって良かったよ。
[主賓サンの登場はまだだけどサ、と付け足して。]
…リッキィサン、酒大丈夫?顔が真っ赤。
[ふと気づけばリッキィサンの頬が赤い。少し心配になって聞いた。]
(86) 2014/07/15(Tue) 10時半頃
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