160 フェンリルナナコロ支部の日常
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…にしても本当に、小型種が一体だけなのかな。 中型種や大型種が、何処かに潜んでいるのか。
[同様の事態は、防衛班の面子も各々想定しているだろう。 だけど、完全に小型単体の突破が不可能でもない]
或いは、可能性があるとしたら。
…………鬼化の小型種…………?
[モニター画面を覗きながら、ぽそりと。 真剣な表情で、スプーンを咥えながら器用につぶやいた]
(307) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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……ねえ、覚えてる?ロゼさん。
二年前。僕が転属して二ヶ月した頃の。 その。えっと。僕がちょっと荒れてた……頃?
[当時既に所属していた神機使いなら、大小取り合えず事情は知っているだろうが。 例えば、ガーディやマドカには想像つかないだろう、余り思い出したくないらしい、自分の黒歴史を振り返る言葉に、自分で渋面を作った]
小型種の討伐に、僕ひとり勝手に、ミッションに出撃したら。
ザイゴートやオウガテイル。唯の小型種の癖して。 攻撃の破壊力や耐久性が、並の大型種より恐ろしく高い。 異常個体に殺されかけた時の事とか…。
[思えば、当時、彼女ロゼもオペレータとして丁度日も浅い頃だ。 昔は、隋分悪い方の迷惑も掛けて気がする…]
(309) 2014/01/30(Thu) 23時半頃
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オスカーは、ジリヤが、周囲の阻止もあるのにハヤシライスを貰ってくれた時には感涙すら流したとか
2014/01/30(Thu) 23時半頃
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あはは…。転属してすぐ僕がした事って。 ナユタとぶん殴り合いで、懲罰房だもんね…。
…そのナユタと隊長に助けられたんだから、世話無いけど。
[接触禁忌種、或いはアバドンや金色のグボロ以上に極稀な例だ。 故に対応しようも無い。何時も雑魚と思われる小型種に何度も死の危険を感じた事も。 例え小型種と云えども、人間には決して抗えない、恐ろしいアラガミなのだと云う事を改めて認識させられ、油断と慢心は絶対禁物と思わされたのも、あのミッションだ]
可能性にしては、かなり珍しい事だと思うけどね。
[笑みの欠片は無い、その横顔に真剣な表情で頷きながらも、マドカが防護壁の破損箇所を見つけたらしい、その様を無言で観察していた]
(330) 2014/01/31(Fri) 00時半頃
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…それはそうと、ロゼさん……。
僕のハヤシライスの事聴いて来たてことは… もしかして、ナユタのお見舞い行ってた?
[話を変えて、不思議そうな質問をした少年は、珍しくも隋分良い察しを見せていた。 きっと美味しく食べてくれてるハズ、と信じてるナユタが、悶絶していた現場に出くわしていたとまでは知らぬまま]
お見舞いに行った…と云う事は。 ロゼさん、その格好をナユタに見せてあげたんでしょ?
ナユタ、どうだって云ってた?
[ペラジーに勝るとも劣らない、新年会のスペシャルコスチューム。 彼女の姿を見て、さてナユタはどんな感想を漏らしたのかな、と興味ありげに聴いていた]
(331) 2014/01/31(Fri) 00時半頃
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修羅場…あぁ………うん………。
[報告書係は、そんな迷惑掛け通しの罰半分な流れが惰性化したもの。 地味に始末書処理と、その後の罰、な流れに何処か慣れたのも同上。 そして、ナユタや隊長から向けられる、クソガキ呼びもだ。 こうして考えると、身から出た錆しか無い様な…いや…]
そ、それより。それは余程でなきゃ無いし。 この小型種1体で済めば、それに越した事はないよ。
[唯、最後のクソガキ呼びだけに関して云えば…。 今はもう別に、やな呼び方じゃ無いのだけれども]
(355) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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[そして気になるのはナユタの感想だ。 幸いな事に、ハヤシライスの反応は知らないまま、肝心な感想を耳にして]
……へ、サリエル…………?
……ああ。云われてみたら。 もしかしてその服、ほんとにサリエルの素材… いや、まさかこの前討伐したアレだとか…
でも、アラガミみたいなんて感想。流石にナユタも…… ……?
[今ふと思い出す。確かサリエルと云えば。 よく堕天種は魔女、と云われる様に、通常種は…]
(356) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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………………へぇぇ…。
[何を考えたのだろう。ミッション中の画面を眺めるのに。 その表情がにこにこと、満面の笑顔を浮かべていた]
その服を着たロゼさんに何時もオペレートされたら。 なんだか女神の加護が付き易い気もするよね。
いいなぁ。ロゼさん。
…まあ、ナユタもロゼさんも、ガンバレって事で。
[何がどういう意味なのか、なんて問われても。 ん〜?僕はわかんないよ。何て。 満面の笑顔で、終始少年ははぐらかしたまま、モニターを眺めるのであった]
(358) 2014/01/31(Fri) 01時頃
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