82 謝肉祭の聖なる贄
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[肩を落とし、壁に向かい、酒宴のつまみを作っている。 ただそれだけの光景。
彼女の手元は濡れていた。**]
(22) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 06時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 06時半頃
ホレーショーは、サイラスの鎖骨をおやつに持って帰った。
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 07時頃
|
[男の兄は酒宴の中心にいる。 その視線は炊き場に消えた母を見ることはなく、横には連れとなる女を据えて。
幼い頃から、この家をたてていくのが仕事だと育てられた彼だが、消えた弟に何を想うのか。 真実は男にはわからないが、兄はその酒宴中、サイラスの名を呼ぶことはなく、ただ、三男成就に対しての礼を繰り返し告げていた。]
(23) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
|
|
[――……誰かが、その連れとなる女に耳打ちする。
『子どもは3人産まないとですなぁ』
[幸せの笑みを崩さない女は深く頷いている。]
(24) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
|
|
[そこで男は、目を伏せる。 見えるのは、男が食まれた場所。
もし、そこに誰かが現れれば、男は引き寄せられるようにそこに。]
――……
[茶色の大神がその骨を拾って去っていく様をぼんやり眺めた。]
――………これが、幸い……。
(25) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
|
ヴェスパタインは、д・)
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、オハヨウゴザイマス
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
ホレーショーは、おはよござます!
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、ねもいのでぼんやり
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
ホレーショーは、ねもいひとにさわさわセクハラ。
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 08時頃
サイラスは、眠いなら、眠るといいのです。大神様よしよし
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、眠そうな顔で無防備に悶えた。ふぁ…あ
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
サイラスは、二人がいい雰囲気・・・?
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
クラリッサは、おはようございます、オフトゥンから鳩ノシ。
natuka 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、よしよしされたのでおなか見せてすやすや…
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、クラリッサおはようございます(三つ指)
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
サイラスは、クラリッサとヴェスを同じ布団につっこんでおいた。
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
|
[青い眸、 その亡骸の眸は、まだその閉じた瞼の向こうにある。 だが、もう、生命の通わぬそれは、輝きは失い、朽ちて土と交じり合うのだろう。
その色を覚えているのは、母か父兄か、食らった大神か。]
(26) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時頃
|
ヴェスパタインは、自分で読み返したら支離滅裂や
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、もぐ…うま…
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
バーナバスは、物影から、じーっ。
nico 2012/03/20(Tue) 08時頃
ヴェスパタインは、物陰から見詰めている人を布団に招いてみた。ちょいちょい
wuming 2012/03/20(Tue) 08時頃
バーナバスは、布団に3人はいるんだろうか…と、じーっ。
nico 2012/03/20(Tue) 08時半頃
サイラスは、バナさん、おはようおはようおはよう
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時半頃
サイラスは、バーナバスをヴェスクラリッサの布団に押し込んだ
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時半頃
ヴェスパタインは、重なれば入るよ(キリッ
wuming 2012/03/20(Tue) 08時半頃
ヴェスパタインは、わーいさんぴー
wuming 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
[男の残影は、身体が朽ちきれば、きっと消えるだろう。 ただ、その横に、ぼんやりと、今は佇む。
見えるものはあるのか。 それとも、ただ、見ているだけなのか。
ただ、風が吹いているのがわかるのに、それを感じることができないのはさみしいと思った。]
(27) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
サイラスは、とりあえず、寒いといけないので、布団を増やしてあげた。
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時半頃
バーナバスは、おおお押し込まれた…!!近くてどきどきどきどき。
nico 2012/03/20(Tue) 08時半頃
ヴェスパタインは、はむはむはむはむさわさわさわさわ
wuming 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
――……ああ 貴方は、この身体、そして、想いをきっと……。
[それでも、幼い頃から、大神の一部となることは誉れだろ教わった頭は、食まれた時のことを考えれば、幸福感に満ちる。 そう、大神の恩恵が村に、家族に訪れれば、それがなによりの幸いであるのだと、
信じなければと。**]
(28) nostal-GB 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
バーナバスは、ちょっ、どこ触って…んっ……(もそもそ)
nico 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
[開いた蕾に挿れる主の指はさらに本数を増やし。 掻き回す音はぴちゃぴちゃと水気を含んだものに。
ねっとり絡みつく中の蜜に塗れる指を。 音を立てて舐める主はうっとりと。
その姿にゾクゾクする。]
(29) natuka 2012/03/20(Tue) 08時半頃
|
|
[纏う黒衣を脱いだ主に抱えられ。 連れていかれるのは贄の喰われる架台。
横たえられ、覆いかぶさる主の髪は。 余計なものを視界から全て遮り。 見えるのは……銀灰色の主の姿のみ。 他には何もない。]
(30) natuka 2012/03/20(Tue) 09時頃
|
クラリッサは、時間切れ。夜まで厳しい予感。**
natuka 2012/03/20(Tue) 09時頃
サイラスは、よし、仕事準備!**
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 09時頃
|
――クラリッサ。 汝はうつくしい。
[やさしく蕩けるような笑みを見せて、贄の身体を開くのだ。]
(31) wuming 2012/03/20(Tue) 09時半頃
|
|
[腿に手を掛けて両脚を大きく割り開き、 先ほどの手荒い愛撫で潤ったそこに、
餓えて猛ったものを深く打ち込んだ。]
(32) wuming 2012/03/20(Tue) 09時半頃
|
|
[そこから先には、もう甘やかなものはない。 新床に滴った破瓜の血は、すぐに贄が流す血に混じる。
逃さぬように腰を捕らえ、肉の楔でひといきに奥まで貫いたあとは、ゆっくりと容赦なく抽送を始めた。 幾度も突き上げられて揺れる胸に顔を近づけ、若い果実を頬張る。 舐り、啄ばみ、舌先と牙で転がし、 おもむろに喰いちぎった。]
(33) wuming 2012/03/20(Tue) 10時頃
|
|
[咀嚼し、舌で蕩ける甘い脂肪と乳腺の歯ざわりを愉しむ。 脳髄の芯までが熱く融けて、
理性の最後のひとかけらを手放し、
彼じしんを苛む欲望の劫火と一体になった。
贄――それはもう「クラリッサ」の名を持ったひとりの娘ではなく、ただ喰らわれる為の贄だった――を腕からひと齧り、脚からひと毟りという具合に少しずつ肉を喰らう。 生命の維持に関わる器官や大きな血管を避け、丹念に娘の肉体から皮膚と筋肉が奪われていく。 その間も、喰らい易いように体位を変えて凌辱は続いた。]
(34) wuming 2012/03/20(Tue) 14時半頃
|
バーナバスは、クラリッサwwwww
nico 2012/03/20(Tue) 15時頃
|
[これ以上身体を繋いだままでは喰えぬところまで蝕まれた贄の体が、壊れた人形のように放り出されるまでは長い長い時間が掛かった。
贄の全身は斑の赤で彩られ、ところどころに骨の白が覗く。 投げ出された脚の奥の秘裂からは、大量の白濁が溢れ、壇上で鮮血の赤と混じって広がる。 同じように、贄の開いた口唇や乳房貪られた痕も無残な胸や爪痕で傷だらけの腹にも、赤に零れた白が見えていただろうか。
贄は娘らしい愛らしい顔だちが損なわれ、片目失い虚ろに眼窩が開いていた。]
(35) wuming 2012/03/20(Tue) 15時頃
|
|
[贄はその時までまだ生きていただろうか。 或いは大神の細心の注意にも拘らず、そこに至るまでに失血死するか、激痛によるショックで心臓が止まっていたかも知れない。
だが、血に狂った大神には、『それ』はもうただの肉。 白い膚を贄の血で朱に染めた大神は、狂乱の笑みを浮かべにじり寄る。 それから、贄の喉元から下腹まで伸ばした爪でひといきに引き裂くと、肋断ち割り内臓を引き摺りだして喰らい始めた。**]
(36) wuming 2012/03/20(Tue) 15時頃
|
クラリッサは、フランシスカまたねノシ
natuka 2012/03/20(Tue) 18時頃
ヴェスパタインは、フランシスカまたねノシ
wuming 2012/03/20(Tue) 18時頃
サイラスは、え! なんか、痛い!!(噛まれてる
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 18時半頃
ヴェスパタインは、サイラスは美味そうだと思うよ…(涎)
wuming 2012/03/20(Tue) 18時半頃
バーナバスは、ホレーショーさまと一緒にサイラスかじかじ。うまうま。
nico 2012/03/20(Tue) 18時半頃
ヴェスパタインは、そんなに美味いなら俺も食う!がじがじもぐもぐごっくん
wuming 2012/03/20(Tue) 18時半頃
バーナバスは、ヴェスパタインさまがごっくんしちゃったよー!!(あわあわ)
nico 2012/03/20(Tue) 18時半頃
ヴェスパタインは、もぐもぐしたら絶対に吐き出さない。(えへん)
wuming 2012/03/20(Tue) 18時半頃
ホレーショーは、がじがじごりごり…。
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 18時半頃
バーナバスは、サイラスがそろそろ二度目の死を迎えるのでは無いか…と!(ごくり)
nico 2012/03/20(Tue) 19時頃
サイラスは、え!霊体ってしぬの?大神様にはみえるの?つかホレくってる!!
nostal-GB 2012/03/20(Tue) 19時頃
ヴェスパタインは、負けじともっぎゅもっぎゅぼきん
wuming 2012/03/20(Tue) 19時頃
バーナバスは、サイラス…食べカスは希望通りコンポストにいれてあげるね!☆
nico 2012/03/20(Tue) 19時頃
|
>>-544 気持ち良過ぎて、っていうていで今回それやろうかすげぇ迷ったw
(37) nico 2012/03/20(Tue) 19時頃
|
バーナバスは、独り言にし忘れた…これだから鳩は!orz
nico 2012/03/20(Tue) 19時頃
|
[喰い切られずに生き延びた黒壇の、遂に喰らわれた娘の声。 流石に痺れてきた膝の上に年上の大神載せたまま、それらを言葉も無く聞けば。 やがては祭りも終焉来る頃。
―――それから、]
(38) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
[そう。それから、白金の大神はあの場所に戻って来ていた。]
――――……
[置いてきていた身体は、自分で喰らい終わった時よりも体積を失くしていた。 それは年上の大神たちに食まれていった箇所もおそらくあれど、 躯を見つけた人間の手により、大神の残滓持つ遺物として 持ち去られていった部位もあったのかもしれない。
そしてそれだけでなく、神格持たぬけものも、烏も。 風に乗るように舞う羽虫も。未だ温まりきらぬ地を這う虫も。 地に根付く草々もまた、残された生き物の躯を糧と為す。]
(39) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
[そんな中で、おおかみはそれでも。 あの星夜の下で、重なる顔に触れた温もりを。 毛並みに触れる手のひらを。掠れた喘ぎを。 そして、見詰めてくれるアクアマリンを。 それだけは確かに、自分だけで、独り占めしていた。]
(40) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
[おおかみは、死骸の瞼を指先でこじ開ける。 覗き見えた両目には既に光は無い。 けれどそれをもまた、じぃと覗き込んで]
置いてきちゃって、寂しかった。
[冷たくなった身体の残りに、牙を立てる。 当然のことながら、その肉も骨も、まるで美味くもない。 それでも、おおかみは喰らい続ける。]
(41) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
[あんなにも心地悪かったのに、聞いていたかった掠れ声も。 頬を染めてしまう程に心地良かった、腕や手の感触も。 ――…美味しくなさそうだったのに、拘っていたあおいろも。
血肉となり「僕のもの」になった肉体からは、返ってこない。]
(42) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
…………… ………え?
[大きな瞳から、涙が零れた。 けれどその訳は白金自身にも覚れない。]
………ふふっ。やだなぁ! 変なの!なんで、寂しいんだろ……。
僕の中に、お前が、居てくれてるのに。
[己の腹を、身体を擦りながら。 あたかも言い聞かせるかのように口にする言葉は、 本当にそう言い聞かせられ信じているおおかみの、もの。]
(43) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
ずーっと、一緒、なのに――――…
(44) sakanoka 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
|
[その後、縄張りに戻る前に同胞に声を掛けようとふらふらしていたところで。
案外近い場所から、同胞の遠吠え>>*42が聞こえてきた]
………寂しいならば、私のところにくるか?
[逃げられなければ、近づいてそんな囁きとともに、白金の頭を撫でようと]
人間などと違い、いつまででも傍にいてやれるぞ?
(45) mitunaru 2012/03/20(Tue) 19時半頃
|
執事 ハワードは、メモを貼った。
mitunaru 2012/03/20(Tue) 20時頃
クラリッサは、エリアスお大事にノシ。
natuka 2012/03/20(Tue) 20時頃
ホレーショーは、エリアスく、くびだいじょぶかー!!!
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 20時頃
バーナバスは、ただいま!今日は半裸で!
nico 2012/03/20(Tue) 21時頃
ヴェスパタインは、半裸の衣を剥ぎ取って全裸に。べりべり。
wuming 2012/03/20(Tue) 21時頃
バーナバスは、…気付いたら全裸になっている!破かれた!
nico 2012/03/20(Tue) 21時半頃
バーナバスは、ホレーショーさまをがじがじしてみる。
nico 2012/03/20(Tue) 21時半頃
ハワードは、ホレーショーをペロペロしてみる
mitunaru 2012/03/20(Tue) 21時半頃
ホレーショーは、コンポストの隅っこについた赤いの舐めてる。
ふらぅ 2012/03/20(Tue) 21時半頃
ヴェスパタインは、コンポストを畑に埋めた。
wuming 2012/03/20(Tue) 21時半頃
バーナバスは、あああ俺の肉片が(あたふた)
nico 2012/03/20(Tue) 22時頃
ハワードは、土に埋められたコンポストの真上に雨雲を作った。はやく発酵しろよー。
mitunaru 2012/03/20(Tue) 22時頃
バーナバスは、ホレーショーさまの尻尾の代わりに髪の毛もふもふ。
nico 2012/03/20(Tue) 22時頃
バーナバスは、そして発酵したコンポストからはバーナバスが生まれるのである…これぞ奇跡。
nico 2012/03/20(Tue) 22時頃
ヴェスパタインは、も一本生えたので料理しますね。
wuming 2012/03/20(Tue) 22時頃
ヴェスパタインは、へいお待ち!(皿どん)
wuming 2012/03/20(Tue) 22時頃
バーナバスは、皿ごともしゃもしゃ。あ、どうももう1本生えてます。
nico 2012/03/20(Tue) 22時頃
ヴェスパタインは、もう一本収穫しとくか。もぎっと。
wuming 2012/03/20(Tue) 22時頃
|
― 祭りの終わり の 一風景 ―
[欠けた舌 欠けた指 次の祭りまでの 盟約を 思う焦げ色 滲まずに]
必ず 待ちます
[はるか遠くに思うよう 見上げる面に 涙跡] [ 暗転]
[脳の揺れる 鈍い重音 後頭部]
(46) birdman 2012/03/20(Tue) 22時頃
|
|
[薄布の落ちた肌は、地面に引きずられ幾筋も跡が残った。 ひっかき傷を塗り替えるように泥が付き さらにそれを流すよう、舌から薄赤が押し上げる。
地面にうつぶせに落ちた衝撃で黒の贄は意識を取り戻す。 ぎりりと指先で地面を抉る。 指の、断面に土が付着し、じわと滲んだ。]
あ――ぁ゛? な、にが 、ぁ
[ぐわんと揺れた視界を固定しようと、眼差しを鋭くし――首を捉えられた。 背後から伸びた腕は器用に、肘の部分で首を捉える。 首の血流を阻むようで、それでいて隙間の空いた腕は失神を許さない。 力任せに後ろに引きずられ、背が弓なりにしなった。そうして目の前にあるものを知覚した――コンポスト。作を肥ゆらす肥を、生む機械。あの積もったなかに、幾人の贄が飲み込まれたか。飲み込ませたか。]
(47) birdman 2012/03/20(Tue) 22時頃
|
|
[ 男の喉が震えたのは、酸素求めてだけではなかっただろう。 顎を上げられながらも焦げ色が、骨を砕く無骨な機械に注がれる。 力の抜けた様に腰が落ちて、崩れた半安座のようになった。 はく、と動いた唇は、けれど視界を横切る銀色に、強く引き結ばれる。] [刃物はゆっくりと、大げさなまでにもったいぶって 赤銅色の腹に触れた。 冷たい感触がなぜか大神の牙を思わせる。]
じゅ と溢れだすのは血液で ぐぢ と差し込まれるのは刃物。 一度差し込めば、もう、躊躇はないと刃物は横に力づくで払われる。 立ち上がる血の香は覚えがある。零れ落ちる悲鳴もまた、覚えがある。 ただ冷たい銀の感触だけが、覚えがなく、体を蝕んだ。
背後の誰かは何かを呟く。 それに鼓膜は震えても、脳が理解する事は出来なかった。 太い、男の手が傷口に触れる。肉の粘着質な水音、脂肪の付着した内臓がその指で力任せに引き出された。 醜い、つぶれかけた悲鳴が 自分の口から発せられていることに、褐色の贄はしまいまで気付かなかったろう。体燃やすような激痛は腹から生まれ、脳天まで突き刺す。]
(48) birdman 2012/03/20(Tue) 22時頃
|
|
あ…… ぎ、 ぉ、ぇ い しょ、さ [言葉になりきる前に生まれて、音ととして排出される声は 人間になる前に生贄の命を受ける肉の存在と、どこか、似てもいた。
音が全て零れ落ちる前。 背後の人間は、どん、と背を押した。 来年に祭壇へ上る贄の、父親。 命を奪ったことの、良心の呵責など欠片も感じさせない冷えた視線で 黒檀の長髪が宙で流れるのを、ただ、見ていた**]
(49) birdman 2012/03/20(Tue) 22時頃
|
|
[祭りは終わり、大神は去った。 その始終を、早くに脱落した男は、見ていた。 その頭には帽子は無く、何処へ置いたのかすら、もう自分の記憶の中には無い。 そもそも、何故、死んだはずの自分はこうして、此処にいるのか。その理由も、思い出せなくなっていた。
…男にとって、祭りの幕引きは、未練との幕引きでもあった。
男の中には、最早何もない。 何故大事な3人目が、こんな出来そこないに生まれて来たのかと罵る人の声や、お前などを好んで食う大神はおるまい、と嘲笑う人の声が時折聞こえていたけれど、それも誰が発したものだったか。 そして、それは誰に向けられたものだったか。 色んなものを、見失っていた。]
(50) nico 2012/03/20(Tue) 22時半頃
|
|
[…ただ。 今、自分の立つ場所が、自分のいる場所なのだということだけは、はっきりと分かっていた。 …否、自分であったものがある場所、というのが正しいのかも知れない。 祭りの後、撒かれた肥料の中。 そこに、かつて男であったものの肉片も、混じっていた。]
………。
[屈みこんで、そっと大地に触れる。触れようと、してみる。 しかしその指が、少し赤く湿ったその地に触れることは無い。 感慨のようなものが浮かべども、それは風がひゅるりと吹くのに、吹き飛ぶ程に脆くて。 何も思わぬまま、感じぬまま、男は、ある機械へと目を遣る。 そして、そこに押し込まれる褐色のものを、見た。]
(51) nico 2012/03/20(Tue) 22時半頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る