276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[息切れで痛む胸を押えながら、廊下の壁に背を凭れさせた。 その場には姿見えないオスカーの姿を、閉じた目の裏に思い描く。
何が彼に死を思わせたのか――そもそもその懸念が正しかったのか――までは未だ知れない。それでも今度会えたら、あの時>>3:196曖昧にしたままだった答えを伝えねばと思う。 薔薇に捕らわれておらずとも>>4:37、ひとりの人としての苦悩を抱えていただろうその人に*]
(26) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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―明け方の近い、医務室―
[廊下の壁の側にみえた、連ねられた名札。 マークは呼吸と心が幾らか落ち着いた頃に、その部屋――医務室のドアをついに開けた。 努めて足音と声を殺したのは単純に、眠ったり休んだり、或いは弱ったりしているかもしれない先輩たちへの気遣いだ。
未だ夜が明けぬ頃、白い部屋のベッドのひとつで見つけたフェルゼの顔色を見下ろす。表情の色は定かには推し量れないが、風邪の熱っぽさ>>3:273はあるようにみえた。 少し前にマークが零した悪態が、彼に吐息を零させていた>>4:+24とまでは知らぬまま、未だ眠れる>>21その人のベッドの側に佇む。 側に寄れば風邪をうつされるかも、なんて懸念もこの時は薄く]
(27) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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(起きたら、どんな顔するかな)
[一度、二度、逃げるように離れていったひと。 マーク自身も素直に触れることのできなかったひと。 そんなフェルゼが目覚めた時、自分が心に決めたことを上手く伝えられるだろうか。そんな形のない微かな不安がふっと過る中]
(なんだか、立場が逆みたいだ)
[そんな可笑しさも湧いてきて、声を殺した笑みが目許に現れた。 そしてふいに、これまでフェルゼにされてきたように、彼の銀色の髪に右手を伸ばして――触れずに止めた。]
(28) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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(……汚れてる)
[右手の指に微かについた土の色。それは、滑らかというよりがさついた悠人の手>>4:104からのもの。 悠人自身が汚れている、なんてマークは思ってはいなかったが、単純に土を相手につけることが厭われた故に、今フェルゼに触れることをやめた。]
(ああ、あの時のだ。 そうだ、僕はあの人のことを知りたかった。
あの人は本当に、花なんだろうか。 どんな「色」が、するんだろう)
[右手を自分の鼻先に近づけ、そのまま触れた。]
(29) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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[見えない「色」が、脳裏に映る。
それは朽ちかけた木の枝のように暗く――黒く、 黒の中でひとつ、ふたつと咲き続ける花も 血のような赤から、また黒へと変じていく。
それはまるで、明けない夜のように。 覗き見たものの姿を映し閉じ込める射干玉のように。 視界を、意識を、染め上げて――]
(30) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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[――黒は弾け、青をまとうあかるい茜がひろがった。
「東雲」なんて言葉はマークは知らなかったけれど、意識に捉えた「色」は紛れもなく東雲のそれ>>*2だった。 そしてそれは、絵葉書の中でだけ見たことのある、東洋の空の景色を想わせた。
ああ、これを教えたのは誰だったのだろう。 無知を恥じたマークが、図書館で漁った本の話だったか。それとも花を育てる手の持ち主から直接聞いた話だったか。 それは「東洋をふるさととする、薔薇の原種」という言い伝え。]
(やっぱり、あの人は花だったんだ)
(――…似合ってる)
[幻視の中の「夜明け」から意識をふっと戻せば、 そこには、現実の夜明けの光が射している**]
(31) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
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花売り メアリーは、メモを貼った。
sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃
ベネットは、パンケーキ食べながら業の深い単語が聞こえるなって思ってる*
azumi 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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[それからヒューの寝顔が見えるベッドの横へ]
なーヒュー、さっき先輩のすっげえ告白聞いちゃったんだ。
俺はお前のこと好きなのかな。好きなんだろな。 ロビンで試した時、ドキドキはしたけどそわそわしなくて ヒューとは違うんだなって思ったから。
今度は起きてるお前としたいよ。 キスとか他のことも。
(32) meiji 2018/05/24(Thu) 16時頃
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[例えばといって閉じられた瞼の上の 短い毛の並びを指でなぞる それから額と鼻筋 普段は見ているだけで触ることなんてないから とても新鮮な気持ちで顔を撫で回して]
……やっぱもうちょっと、寝てて。
[あっさりと前言を撤回してから 顎をペロリと舐めてみることにした まるで気分は悪い狼だ**]
(33) meiji 2018/05/24(Thu) 16時頃
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─明け方近い、談話室─
[ 見る夢は無く、流れ込んでくる声も無い。 ただ、夢か現か。 薄ぼんやり聞こえた声>>4:+53で瞼を開ける。]
…………、
[ 窓の外を見る。 もう見下ろす月は傾き空の色が変わり始めていて、 起きる直前まで見ていた夕日の夢>>4:+46が眩しくて、 両手で視界を覆った。]
(34) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ 夜のような暗闇が視界を包む。 叩きつけた激情>>3:110も、 死にたい程の想い>>4:25に苛まれたのも、 全て 全てが狂気じみた夢のせいだとするのなら、]
(35) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ 未だ胸中を燻る熱の言い訳をどうしよう。]
(36) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ あの東屋で彼は彼の絲を切らない様に>>4:+16、 己が身を削って、削って、 守ってきた擦り切れそうなものを繋ぐための秘め事。
二人だけの内緒話。 "オスカー"が居ることを許された場所。
其れを守る為ならば、 自分はどんな性悪にもなるし どんな事でも成しただろう。 例え彼が彼自身の本心に苛まれて狂ってしまったとしても。]
(37) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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[ けれど、この関係を壊したのが自分自身だ。 誰にも答えを聞けないまま>>26、 過ちを犯したこの場所で、 今はただ再び瞼を下ろす。**]
(38) moro 2018/05/24(Thu) 16時半頃
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春の花が散ってしまった中庭に
薔薇の花が咲き誇ったのは一夜の夢か、あるいは―――
長い一夜の夢はいつしか醒め、
日常は初夏の喜びと共に動き出すでしょう。
胸に残るささやかな想いと共に。
それは、棘の痛みか、それとも……。
―――五月、薔薇の木の下で
(#0) 2018/05/24(Thu) 17時頃
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―医務室―
[ピスティオに、引き摺られるように運ばれて。意識はなかったが、どこかで愛の言葉を聞いたような。>>*6
医務室のベッドの上に置かれても目を覚ますことはなく。]
…………ぅ。
[後で拾え、という囁きに、目覚めていないながら小さく呻いた。>>*12]
(39) mikanseijin 2018/05/24(Thu) 19時頃
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[やがて夜が明けても、ロビンは目を覚まさなかった。>>#0]
[……呪いが解けなかったわけではなく。 一晩で大人になったり普段出さない大声を出したりで、疲れてぐっすりだったのである。
要は寝坊した。**]
(40) mikanseijin 2018/05/24(Thu) 19時頃
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[ 薔薇の棘の呪い。 その解き方は分からない。 眠る℃魔ノ違いがあるのかどうか。 それでも指はシーツの波に触れた。 今度こそちゃんとした感覚がある。
小さく息を吐いた。 諦め悪く二度寝を決め込もうとして、 視界に広がるのは――夜明けの色。 ]
(41) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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…………明けたんだ。
[ 呟きは存外大きく。 残念そうなんだがどうなんだか、 逃げも隠れも出来ない状況>>27>>28に 口角を上げる。 ]
(42) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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[ これじゃあ、いつもと立場が逆。 一度、二度も、逃げたからこそ 今も衝動的に逃げたくはなるが、 あの時、交わした口約束>>3:162は未だ 生きている。
だけどどうも顔が見れない。 きっとどんな顔をするのか知りたくなかった。 マークが何故ここにいるのか。 そこまで考えて、ふと思い付くこと。 ]
(43) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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…………おはよう、マーク。
[ まずは挨拶しなくては、なんて。 悠長で暢気過ぎた。 溶けた射干玉の先に輝く東雲の空。 手折られることのなかった花が見せた 夜明けの下で、これ以上に相応しい言葉が 思い浮かばなかった。 ]
(44) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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[ 未だ胸に燻る熱の言い訳>>36は どう答えようか悩んでいる。 本当ならもっと相応しい言葉があったのではと、 こっそり心の中で後悔する最中、 ふと、右手の指>>29を見やった。 ]
花≠ヘ、どうなったの?
[ 答えがどんなものでもよかった。 ようやっと上げた顔は窓から差し込む光を見て ]
(45) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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綺麗な、色だね。
[ たった一言そう呟いて、眸を眇めた。 その先、他の場所で下された瞼>>38は 未だ知らず。 吐く息は寝起き特有の重ったるいもの。
頭の片隅で、傷ついた人も、傷つけた人も等しく 涙を流せているといい、と。 ただそれだけを、静かに願った。 ]**
(46) 24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。
24kisouth 2018/05/24(Thu) 19時頃
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── 射干玉の先にあるものは ──
[こんなにも彼が喋ることはあっただろうか。 記憶の姿は黙して微笑む顔が多く浮かぶ。 幾つも、幾つも。落ち続けるのは>>9>>10 彼らしい口調で、らしい内容で。 最初は驚いたように丸くなった目が、 ……密やかに、静かに伏せられた。]
そうだったら、いいな。
[ぽつり、呟く。 皆が何かを抱えているのなら、 隠しているのが良くも悪くもないのなら。 自分が異物であるという感覚は薄れるのかもしれない。]
(47) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[唇は嘆きを吐き続けるのを止めたけれど、 しかし拒むように結ばれることなく。 何かに耐えるように、震える。 今尚涙で彼を濡らしながら、何度も何度も 小さな子供のように、頷いて。]
君が花のことを話すと、説得力があるね。
[からかうみたいな口調でそう言った。 こうしないと、声を上げて泣きじゃくりそうだった。 俺が何をしたか分かっている癖に いつも見せていたのは、偽物なのに。 そんな奴に傷つけられたのに。 何もかもを受け入れるみたいな言葉が、 それこそ、乾いた土に与えられる水みたいで。]
(48) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[この夜は後悔と痛みと嘆きがあって、 きっと目は赤いし、跡もついている。 生徒会長の顔とは比べ物にならない下手さで。
その言葉>>-226に口元を緩めた ────慣れた感覚が、胸を苛む。]
君は、いつも俺を苦しくさせるね。 ずっとそう思ってたって、知ってた?
[全く、いつになれば楽にしてくれるのやら。 涙声は、それでも言葉と裏腹に嬉しげに。]
(49) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[背を撫でる手>>12に穏やかな心地になる。 最初から、こうしておけば良かったのだろうか。
相手の感情を決めつけ、勝手に怯えて 見てはもらえていないと、苦しいと嘆き それでも尚、止まった時間の中でも諦めきれなかった 思い出は何もかも輝いて、 忘れるなんて出来なかった。
何を抱えているのか未だに知らない 自分もまた、話してはいない。 二人に言葉は足りていなかった。 明けた先のいつかで、互いに口を開くのだろう。]
(50) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[勉強ばかりが取り柄の優等生の紛い物は 知らないものは、怖いと思いながらも 明らかな期待が滲んでいて、本当に。 果たしてこれは呪いのせいだけだろうか。
衝動の対象に求められている事実は 触れ合いが無い中でも、甘美さを齎す。 感覚に酔い、肩口に顔を埋め擦り付ける。 確かにそれで満たされるものがあったのだろう。
これなら誰かと話すことも出来そうだ。]
(51) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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人間には、検討もつかないな。
[残念ながら、返事は相手と同じような内容>>14 根本的原因も理解していなく、 自分達の呪いの違いの意味も、知らない。
知恵を回しても得るものが無いのならば 本当は簡単なことだったり、するのかもしれない。 なんて考えた時だろうか。]
(52) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[唐突な変化に、数度瞬く。]
…………ああ、君も疲れたよね。 おやすみ、ヴェルツ。
[ふっと笑った。
途切れ途切れで伝えようとしてくれる内容が>>15 なんとも、頼もしい。 彼は必ずそのとおりにするのだろう。 俺はもうひとりではないのだろう。
淡く解けるのならば、こちらが抱き締める番。 立場が入れ替わったみたいに、背を摩って 一定の拍子で叩き、子供を寝かしつけるかのように。]
(53) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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[ 背徳の夜が終われば、倫理の朝が来るだろう。 黒色は、暖かさを手に入れるだろう。 ]*
(54) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃
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