256 【突発RP村】胡蝶の夢
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[ おねーちゃん。 私はどーしたらいいのでしょう。 私の眸に光を与えてください。 少しの先も見えない暗い道を照らしてください。 例え道が途切れていたとしても、 私は恐れも知らず照らされた道を行くでしょう。 ]
(27) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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[人狼が誰か。占い師は誰か。 それを知ることが昨日までの目標だった。 得た情報は混乱を齎す。]
トレイル、貴方が人狼なんて嘘でしょう?
[私は女で、林檎が嫌い。トレイルは男で林檎が好き。 二つが、どうしても相容れることはなかったもの。 そこに、人か人狼か。 その問いが足されるのは、我慢ならない。 メルヤは“人の言葉”を受け入れない。]
(28) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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[冷たい手を一度離し、相棒の髪を整える。 温度のない頬に口付る。 抱擁以上に、相棒の貴方にはしたことがなかった。]
私は、トレイルを信じてる。 だって、相棒だもの。
[本の中で見た幸せな世界。 肩車をしてくれる兄が、包み込んでくれる姉が、 何をするにしたって、一緒な相棒が、 すぐ傍に居る世界。
暗い眸に映った世界とは、異なる。]
(29) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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[どれほど時間が経っただろうか。 そんなこともわからないけれど、 目の下を縁取った黒は濃くなるばかり。]
一緒にはもう、できないけど、 おねーちゃんの仇を取る、から。 ……トレイルは、あなたの仇をとってほしい?
[誰が人狼かという目星はついていないけれど、 相棒に死を齎した人間が誰であるか、 それは解っている。]
(30) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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[微睡むような浅い眠り。 泡沫の夢。 積み重なる疲労が、 眠れないと思っていた男に僅かの眠りを齎した。
目をあけて、最初にみえるのは 眠るようにあるオーレリアの貌。
ほっとしたように表情は緩む。 夢の続きをみるような感覚のまま]
――…オーレリア、
[おはよう、と声を掛けそうになって、 彼女がもう声も、笑みも、返せぬ事を思い出す。]
………… 、 ……っ。
[悲嘆の音は静かな一室に小さくとけた。**]
(31) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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[相棒のすべてを知らない、メルヤ。 生きたいと強く願っていたこともしらない。
認識したくなかったあの衣服の紅。 自らを肯定するあの言葉。>>3:112]
ローズマリーさんに、ころされたん、でしょ。
[穢れを知らないであろうその手によって、 胸を貫かれたかと思うと、瞼を閉じる。 幼い頃より、近づくことのなかった姫の姿を想った。]
(32) 2016/11/17(Thu) 12時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/11/17(Thu) 12時半頃
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―四日目―
[重たい身体。 瞼を上げてなお、垂れ目がちな眼差しは 目覚めと共に、外気に晒され、凍りついた窓を見る。
芯まで冷え切った体を抱いて、 幾つかの夢と現に思いを馳せた。
革命軍の狼煙、 食料飢饉の時代、 鋭く光るギロチン、 共和国を讃える声、 実りの秋、 甘いアップルパイ、 硝子に模様のついたランタン、 重なる声と声―――]
(33) 2016/11/17(Thu) 13時頃
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……ふ、……ぁ
[身体が酷く冷えて、震えが止まらなくて いけない、と、そう思った。
今すべきことは、暖を取ること。 そう悟った女は、緩慢に部屋を出る。 様々な身体機能が低下している今、 廊下に漂う死臭すら>>11、夢幻のようで眉を顰めるだけ。
階段を降りて食堂に入ったならば、 そこにいるメルヤ>>32に視線を向けて]
……寒いわね。ここは。
[色あいのない声でぽつりと呟くと、火が弱まった暖炉に薪をくべ、火かき棒で不器用に火力を調節する。 そこに、メルヤやトレイルに向ける感慨は、見当たらない*]
(34) 2016/11/17(Thu) 13時頃
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[どんなに手を握っても、握り返されることはない。 熱は移りゆくばかりで、留まることはない。
扉が開く音に、顔を上げる。>>34 綺麗な衣服が台無しな、お姫様。 問いの答えはトレイルの唇が動かぬ限り、 知ることもできない。>>30]
──トレイルは、永遠に冷たいまま。 彼は人狼なんかじゃないのに、なんで殺したの。
[視線に力こめるものの、 その場から立ち上がることもない。 首の位置は低いまま。]
(35) 2016/11/17(Thu) 13時頃
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[淡く耳に届く声に>>35、暖炉から少しだけ振り向いて]
……人狼じゃ、ない? どうしてそう言えるの?
[不思議そうに問い返す。 その視線の先には、女の殺めた青年の遺体も見えたか。
火かき棒を立てかけて少しすれば、 暖炉からパチパチと、薪の爆ぜる音が聞こえ始めた。
彼女の言うとおり、血の巡らぬ存在には 届くことのない熱が表皮を打つ。
暖の確保ができれば、ゆっくりと立ち上がり 亡骸となったトレイルと、メルヤの傍へ歩み寄る。]
(36) 2016/11/17(Thu) 13時頃
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……その短剣、返してもらっていいかしら。
[遺体の傍に落ちているであろう>>3:40 彼の殺害に使った護身用の短剣を指さした。 それは大切な人の>>3:63 遺品となってしまったから。 *]
(37) 2016/11/17(Thu) 13時頃
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[姉とオーレリア。 二人と共有する秘密を知らない妹分は、 自分勝手な見解を述べる。]
わたしと、トレイルはずっと一緒だったから。 人狼なら、きっと、教えてくれたに違いない、もの。
逆にどうして人狼だって言えるのよ……。
[どーしてわからないの。 ローズマリーの声色が気に食わない。>>36 メルヤの声は小さいけれど、棘のある、色。]
(38) 2016/11/17(Thu) 13時半頃
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[新しくくべられた薪で、食堂に熱がいきわたるか。 近付いてくる様子に、視線を床に這わせば、 ソファの下から覗く鈍い銀色。 とっさに手を伸ばし、刃をローズマリーに向ける。]
……い、や。
[家族もないのに、命があってどうするのか。 身を守る必要もないのに、]
(39) 2016/11/17(Thu) 13時半頃
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……。
[メルヤの姿をちゃんと見つめるのは、随分久しい。 縋るような、願うような、そんな色の声に聞こえた。
女自身だって、この目でトレイルが人狼であると、 見たわけでもなんでもない。
逆にと問われて、少しの沈黙を置いた後、]
―――大切な人の言葉を、信じているからよ。
[ふたりはきっと、信じるものが違っただけ。真実など、何を信じるかによって、価値観によって見え方は変わってくるのだから。]
(40) 2016/11/17(Thu) 13時半頃
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[向けられる刃に、わずかに目を見開けば]
……ごめんなさい。
[ふっと困ったような笑みを浮かべて、謝罪を呟く。 人を愛し、愛される人であろうと、そんな信念を]
私、あなたに嫌われたのね。 憎むほど、酷いことをしてしまったのね。
……そう、そうならば。
私が死んで、あなたが幸せになれるのなら 喜んで私はこの身を捧げましょう。
[ふわりと浮かべる偶像の笑顔。]
(41) 2016/11/17(Thu) 13時半頃
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[修道院から離れ、村へ行く機会はそう多くなかった。 遠くから、同年代の子供を眺めるのみ。 暖炉までの距離はよりも、ずっと遠く。
問いにすぐ答えない姿に、視線を彷徨わす。 自分は間違ってないと、言い聞かせたいのに。]
……そう。 信じない者でなく、信じるものになったのね。
[キリスト、復活の日。 弟子の様子を書き表した聖書の一節になぞらえる。]
(42) 2016/11/17(Thu) 14時頃
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[視線は、己の手許に置く。 短刀は、小さく震えている。]
許さない、絶対に、許さない。
[神による教えの一歩は許すこと。 メルヤが信じているのは、神ではなく、 私だけの家族。
少しの沈黙の後、頭を上げざるおえなくなる。 蕾が開いたような、その笑顔に、身体は冷える。 ──殺しなどしたことはなかった。]
(43) 2016/11/17(Thu) 14時頃
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そんなのも、いや……。
[刃先はローズマリーに向いたままだけれど、 膝まで、手は落ちた。]**
(44) 2016/11/17(Thu) 14時頃
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[信じることは時に諸刃の剣になることがある。 今の二人が、弟子トマスのような気づきを得られるだろうか。 ―――否、]
あなたは今、 涜神行為を、しているわ。
[―――響く声、>>43]
貴女が抱く憎悪は、神が望まれるものではない。 人間らしいむき出しの、感情。
私はね、 そんな貴女のことも、愛しているし 死んだ人も、生きている人も ……全てを赦し、愛したいの。
[現実はそんな暖かなものではなかった。 愛しい人たちを殺してゆく、人狼に愛を捧げられようか? 死者への赦しという言葉こそ、傲慢であり愚弄だ。]
(45) 2016/11/17(Thu) 14時半頃
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神は、私のことを御許しにならないでしょう。 だからいつだって、死をもって贖う覚悟はあります。
だけれどメルヤ。
罪のない貴女の手を、守りたい。 その綺麗な手を、罪に穢させるのはいや。
[落ちる手を、信じたいと思った。>>44]
貴女が人狼なのなら、憎い私を今すぐ此処で 殺せるものね。
[在るのは偶像なのか真実なのか、 もう、どちらでもない存在なのか]
(46) 2016/11/17(Thu) 14時半頃
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……ごめんね、メルヤ。 ごめんなさい、トレイルくん。
[謝罪で赦されることなどない。 わかっていても。
そんな言葉を向けてこの場を去ることしか できなかった。*]
(47) 2016/11/17(Thu) 14時半頃
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[メルヤとの会話で幾らかはっきりした意識は 次第に二階から強くなる死臭を捉える。]
……ヴェスパタインさん。
[彼は自分が人狼だと言った。 刹那、よぎる後悔。 目覚めて真っ先に向かうべくはそこだった。]
(48) 2016/11/17(Thu) 15時頃
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[一夜明かして、女はまだ生きている。 メルヤも生きて、あとは、―――]
アイリス。
[女にとって優先すべきは、 社会的にも身体的にも、立場の弱い女子供。
思い浮かぶは幼い笑顔。ハナを守れなかったことに、 無性に腹の底から己への苛立ちが湧いてくる。
二階の惨状を知らぬまま、急ぎ足で駆け登った先。]
……!
[血塗れのアイリスと>>11、鉢合わせることになるだろうか**]
(49) 2016/11/17(Thu) 15時頃
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[オーレリアの首筋には噛みついたような痕があった。 獣に喰い散らかされたかのように見えた。 キャサリンやハナと違い、 喰い散らかされた以上の惨状とまではいかず オーレリアの方が、まだ、その姿を留めていたように思う。
彼女の首筋に残る傷痕をそっとなぞる。]
――… 誰が、キミを、こんな風に、……
[そう紡ぎ、思い返すは昨夜の状況。 オーレリアの居た階段付近、 メルヤが食堂へと向かい、ヴェスパタインもそちらに向かった。 ローズマリーと共に自分もそちらに移動して。
食堂に集まっていたのはアイリス以外。 ヴェスパタインの気を落ち着かせようとした時、 ハナの遺体を確認してこようと食堂を出たジェフ。]
(50) 2016/11/17(Thu) 16時頃
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[状況が選択肢を狭める。 一階と二階を繋ぐ、人通りのある場所での惨状。 あえて見せつける為に為したのか、 それとも別の理由があるのか、ケヴィンには分からない。]
――…アイリスか、ジェフか。 キミの命を奪ったのは――…
[どちらなのだろう。 閉ざされた眸に、さいごに映ったものを思う。]
(51) 2016/11/17(Thu) 16時頃
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どちらか、 それともどちらも――…
[考えを纏めるようとぽつりぽつりと言葉を漏らす。 情報が足りない気がする。
ヴェスパタインが漏らしていた言葉>>3:139の意味。 それを聞きたいと思った。 一夜を経た今なら聞けるだろうか。
それから――、 ローズマリーがトレイルを人狼だと思った理由。 それもまた気になることのひとつ。]
(52) 2016/11/17(Thu) 16時頃
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ケヴィンは、ローズマリーやヴェスパタインと話したい、と思う。
2016/11/17(Thu) 16時頃
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[ベッドに眠るオーレリアを見詰め、 重ねていた手を緩めて、シーツを掛けなおす。]
――… 、 行ってくる。
[仇を討ちに。 役目を果たしに。 重苦しい息を吐き出し、部屋の扉に手を掛けた。**]
(53) 2016/11/17(Thu) 16時頃
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― 3日目 深夜 ―
[どれくらいハナの部屋にいただろう。 眠りこそしなかったが、しばらく動かずにぼうっとしていた。
自分はこの遺体をそのままにしておくことはできない。 むしろみな、気にならないのだなあと不思議に思うくらいだ。
ハナの使っていたベッドの毛布を取り、ハナの欠片を集めてゆく。 一昨日キャサリンにしたように、丁寧に、欠片を一つずつ広い、毛布にくるむ。 もう血も乾いていて、流れた血はほとんどが床を染めることに使われていたので、毛布から血が滴るほどではない。
シーツも取って、床を軽く拭いて、ハナを抱えて部屋を出る。 冷たくなった肉や骨には、食欲はそそられなかった。]
(54) 2016/11/17(Thu) 19時頃
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[階段へ行くと、オーレリアの死体がなくなっていた。>>17 軽く眉を上げ、その異変にしばし佇む。 誰かが彼女を移動させた? アイリス……にしては、破片を拾うに留まらず、遺骸がきれいになくなっている。
見ていても仕方ないので血を踏まないよう階段を下りて、キャサリンが眠る部屋へ行くと、隣にハナの遺体を置く。 窓を少し開けておいた。涼しければ、腐敗も進みにくい。]
トレイルも、運ばなくてはな……
[食堂に無残に殺されたままにしておけない。 あのヴェスパタインはどうしたのだろう、自殺したのか、またローズマリーに殺されたか。 彼の遺体もあるなら運ばなくてはと考えながら食堂へ行くと、トレイルの傍には、出てきた時と同じようにメルヤがいた。>>29]
(55) 2016/11/17(Thu) 19時頃
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―――……。
[声をかけようと息を吸って、何も言葉にせずにまた空気だけ吐き出す。 ここには二人きりのようだ。ヴェスパタインの死体も、トレイル以外の血もない。]
運ぶときは、手を貸すから、声をかけて。 それと……また階段で誰かが殺されたようだ。遺体がなくなっているが。
[まだ彼女にはトレイルの傍にいることが必要なのだろう。 すぐにトレイルと引き離そうとはせずに、それだけ伝える。
部屋に戻って眠りたかったが、メルヤを一人置いていくことも気が引けて、かといって邪魔はせぬよう、隣の厨房で適当な箱に腰かけて眠る。
助けられなくとも、傍にて、守るというポーズだけでも、崩すべきではないと“自警団”の彼は思う。]
(56) 2016/11/17(Thu) 19時頃
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