人狼議事


35 WWV 感染拡大

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【人】 詩人 ユリシーズ

[ナイフの刃先で腕をつとなぞりながら、服と肌を傷つけてゆく。
たらりと流れる血が、手首を結わうリボンへと伝っていくのだろう]

ねえ、もっと声を聞かせてよ。
もっと啼いてみせて…?

[明るくなった部屋。純白の壁に飛び散る赤。
ホリーがそばで見ているのを構うことなく、首元…血が噴出しているのと
反対側に顔を寄せて、うっとりとした口調で囁く。
しかしもうすでにその声はオスカーへは届いていないのだろう]

ねえ、キレイでしょう?
アナタのお父様はリボンと同じ色になってくれたわ。

[だらんと首をうな垂れ、抵抗はもとより声すら上げなくなったオスカーの体を
ぐさり、ぐさりと刺し、ホリーへ問いかけるが]

あら…オスカー?いやだわ…

[こと切れていることに気づいて、つまらなそうに口を尖らせた]

(25) 2010/10/31(Sun) 03時半頃

【人】 詩人 ユリシーズ

死んじゃった…。

[ナイフの腹でぺちぺちとオスカーの頬を叩いて反応がないことを確かめると数歩離れ]

あっは…は、ははっ
いやだあ、こんなに早く殺しちゃうなんて…。

[もっと長く愉しむつもりだったのに、と肩をすくめて嗤うと。
血に塗れた自分の半身を見ていやそうに顔を顰めた]

ほら、アナタのお父様が染め直したリボンよ。
アタシは着替えてくるけど…アナタはどうする?

[手首を縛っていたリボンを解いて、濡れたままのそれをホリーに差し出し、
どうするかと問いかける。

ホリーが状況を理解していないようなら、一度着替えてからオスカーの亡骸を処分する*つもりだった*]

(26) 2010/10/31(Sun) 03時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[メスが床に落ちて跳ねる硬質な音が、やけに大きく室内に響いた。からからと転がって動きを止めたメスに視線をやり、少しばかり長い瞬きをする。変わらず荒く呼吸をしながら]

……帰り、たまえ。

[今度は穏やかな口調で、しかし有無を言わせない気配を持って言った。右手を脇腹から一旦離し]

私も……このままで死ぬのは、つまらない。
……君にとっても、その方がいいだろう、……
切り刻まれたいというなら……また、別だが……

[その赤く染まった手で、ヨーランダの頬に触れた。ぬる、と滑る指先。一撫ですると、また傷口を押さえ]

……また来るなら……
クク、……歓迎しよう、……

[掠れた声でそう告げる。ヨーランダが自ら出て行ったなら静かにそれを見送り、そうでなければメスを構えて半ば無理矢理に出て行かせただろう。研究室内に一人になると、少しの間、佇んでいてから]

(27) 2010/10/31(Sun) 03時半頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 03時半頃


【人】 双生児 ホリー

[ 暗闇/誰かの息遣いが煩いほど聞こえる。
 物音/甲高いうめき声/誰の?

 ユリシーズの楽しげな声が聞こえる。>>24
 自分は声を上げていない/――なら、この悲鳴に似た声は?]

 ――お父様?

[ 悲鳴/物音/暗闇の帳の向こう側で何が行われているのか。
 弱々しくなっていくうめき声/大きく速くなる鼓動。]

 暗いですわ……伯父様。
 これじゃ、何も見えませんわ?

[ 上ずる声、強張った笑み/闇の向こうには届かないであろうが。]

(28) 2010/10/31(Sun) 03時半頃

【人】 双生児 ホリー

[ 闇が訪れたのも唐突なら、光が差したのも唐突。>>25
 血まみれで目を見開くオスカー/血まみれで目を細めるユリシーズ。]

 ――え?

[ 呆然と口をついて出た言葉/赤い光景=脳チップが強制する偽装が間に合わない。]

 お父様……?
 ――え、は、はい。

[ リボンと同じ色=鮮やかな紅/ユリシーズの言葉が頭上を舞う/生返事。
 一体これは何なのだ/見たことの無い光景にただ戸惑う。
 楽しそうにナイフを刺すユリシーズ/それは、本当に楽しいのだろうか?=疑問。
 視覚の認識と同時、灰が鉄錆の臭いに満たされた事を自覚しながら、何が起きたのか分からず。]

 お父様? どうしたのですか?

[ 喋らないオスカーに首を傾げた。]

(29) 2010/10/31(Sun) 04時頃

【人】 双生児 ホリー

[ ユリシーズの呟き=『死んじゃった』/唐突に訪れる理解に、口を開けたまま頷いた。>>26]

 ――ああ、お父様は死んでしまわれたのですか。

[ 理解したことを確認するように呟く/死ぬ=居なくなる事。生きるとは反対の状態。
 教えられた知識/オスカーが居なくなるという事を理解した。
 ユリシーズがオスカーの手を解放/縛していたリボンを差し出される。
 反射的に手に取る=生温かい/生臭い。]

 ……ありがとうございます。大事にしますね。
 私ですか? そうですね……。

[ 問いかけ=『アナタはどうする?』/首をひねって考える。]

 ――どうしましょう?

[ 尋ねる/笑顔でユリシーズを見送る。]

(30) 2010/10/31(Sun) 04時頃

【人】 双生児 ホリー

 そうですか、お父様は死んでしまわれましたか……。
 ですよね? お父様?

[ 亡骸に声をかける/無言。
 立ち尽くしたまま、ただぼんやりと動かぬ瞳を見つめた。
 リボンを握り締める/生ぬるい。]

 生きていれば幸せ、でしたよね。
 ですから、お父様は、不幸だったのですね……。

[ ぼんやりと口ずさみ、ふと思い立った。]

 そうだ、お父様……私は。

 明日から、誰の言うことを聞けばいいのですか?
 お父様が居なくなるなら、何方かが私の『お父様』にならないといけないのですが……?

[ じっと見つめる/返事は無い**。]

(31) 2010/10/31(Sun) 04時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 04時頃


双生児 ホリーは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 04時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……
本当に……
……クク。

[独りごち、己の傷の処置に当たった。やがて器用に縫い合わされた傷口。腰に巻かれた包帯を、血に汚れたシャツで覆う。己の血で、シャツと白衣は白い部分が更に少なくなっていたが、だからといって替えを取ってくる気にはならなかった。出血した分は今ある準備では補い切れなかったが、基本的な活動が続けられる程度には保つ事が出来た。
 仮眠室に入り、男は改めて休息を取る。レティーシャとオスカーの死について知るのは、暫く経ってからの事になるの*だろう*]

(32) 2010/10/31(Sun) 04時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 04時頃


【人】 良家の娘 グロリア

ーサイモンの研究室前ー

[シビルに押しのけられ、転び、その場に立ち尽くす。
研究室内に入りたくても身体がそうさせない。

ーーー]

……。

(33) 2010/10/31(Sun) 11時頃

【人】 良家の娘 グロリア

[そして、停電ーー]

(34) 2010/10/31(Sun) 11時頃

良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 11時頃


【見】 遊泳員 ヤンファ

[停電後、研究所内を検査し、異常が見られたのは2箇所]
『研究所内一斉放送』

緊急連絡。被検体レティーシャ。オスカー博士の二名が死亡。

被検体レティーシャは原因不明。
オスカー博士は適合者の疑惑ありとして、ユリシーズ博士により殺害されました。

[停電が直り、暫くすると二人の死が放送で知らされる]

(@1) 2010/10/31(Sun) 13時半頃

遊泳員 ヤンファは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 13時半頃


【人】 仕立て屋 シビル

―サイモンの研究室―
[停電が復旧すると、放送により2名の死者が知らされて]

ユリシーズ博士が…ねぇ。

[ふと、コンテナの中にあった血に染まる白衣を思い出す]

確かに、オスカー博士は事件後姿を見せていないのが気になるけれどね…本当に適合者だったらいいんだけど。

そういえば、ヴェスパタイン博士がサイモン博士を調べると言っていたっけね。そっちも話を聞いてみるか。

[ヴェスパタインの事を思い出すと、ヴェスパタインの研究室へと向かう。入り口にまだゾーイは居ただろうか?居たとしても、何かされるで無ければ無視して通りすぎただろう。**]

(35) 2010/10/31(Sun) 14時頃

仕立て屋 シビルは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 14時頃


【人】 読書家 ケイト

―ヴェスパタイン研究室前―

[明りがつく。]

 …そのようね。
 あなた達は適応者ではないのか。
 それとも動けなかっただけかしら。

[倒れた後、動けないらしいヨーランダ。
腹に鋏を刺されたままのヴェスパタイン。
私の心はなんとか落ち着きを取り戻し、二人の姿を確認する。]

 …………。
 殺されたいようにしか見えないわよ。

[鋏が赤を滴らせながら引き抜かれるのを一瞥。
去るよう促され>>20、少しだけ私は迷う。
ヨーランダの行動は単純な恨みか、WWVによる殺人衝動に動かされてなのか判別がつかず。
結局その威に押され、不意打ちされぬよう動きを気にしながらその場を去る。]

(36) 2010/10/31(Sun) 17時半頃

【人】 読書家 ケイト

[歩き出したところで入る放送。
新たな死者の名が告げられる。]

 …死んだ二人がどちらにせよ。
 適応者は今だ生存可能性高。

[やはり何かしらの手を打つべきか。
考える。その途中、ヴェスパタイン博士の部屋へと向かうシビル博士>>35とすれ違うだろうか。]

 ヨーランダにより多少の手傷も負って。
 少し、興奮気味のよう…でした。
 …お気をつけて。

[先程、あったことを簡単に説明する。
抱えた迷い――ヨーランダを始末するべきではなかったか。
言葉は常よりもずっと歯切れ悪くなってしまった。
シビル博士より何かなければ、戻る気はないのでそのまま立ち去るつもり。**]

(37) 2010/10/31(Sun) 17時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 17時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

―廊下―

[お父様とお別れをするのでもなんでも、好きにするといいわ。
そういい残してオスカーの研究室を出て自分の研究室へ向かって歩く。

と、そこへ全体放送>>@1
足を止めて聞いていたが、自分の名前が出た事に嫌そうに眉を顰めた]

イヤだわ、これだからコンピュータって無粋…。
でも、オスカー博士が適合者だったなら…アタシもちょっとしたヒーローかしら。

[顰めた眉一転、楽しそうにくすくすと笑って歩く]

(38) 2010/10/31(Sun) 22時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

 ―廊下/ヴェスパタインの研究室前―

[言葉の威勢とは裏腹に、一度落としたメスを拾い上げる事すら出来ず。
 視線はヴェスパタイン>>27に吸いつけられたように動かない。
 帰りたまえと促す声にも反応出来ないでいると、血に塗れた手がこちらに近付いて]

 ひ……っ

[頬を滑るぬるりとした感触に、絞り出したような悲鳴が出た。
 赤色は筋となって、少女の頬を異国の化粧のように彩る]

 うあっ……どうして……
 あたし、どうして……

[鋏を握ったままの手は持ち上がらない。
 再びヴェスパタインに向かっていく気力はなく、かといって傍らのケイトに振り向ける感情も持たぬまま、ふらりと立ち上がり何処かへ歩き始めた。
 頬と右手には、未だくっきりと紅が残る]

[どこかからメインプログラム>>@1の無機質な声が聞こえていたが、内容は頭の中を通り過ぎるばかりであった]

(39) 2010/10/31(Sun) 22時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 22時頃


詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 22時頃


【人】 読書家 ケイト

―談話室―

[シビル博士と別れ談話室へ。
被検体二体の姿が見えるが、相手はせずドリンクサーバーで熱いコーヒーを入れる。
一口飲み、ほっと息を吐き出す。]

 ……っ!

[転がる死体の中。
生存者だった被検体の姿があるのに気付き、ぎょっとする。
すぐに気付けないなんて、今の私の心は落ち着きに程遠いのかもしれない。]

 …此処で、殺されたの。
 あなた方のどちらかが、かしら。

[被検体二体――プリシラと名前も番号も知らない男を睨む。]

(40) 2010/10/31(Sun) 22時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 22時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

 ―廊下―

[呆然とした表情でしばし彷徨っていたが、クスクスと笑う声>>38が聞こえて立ち止まる]

 誰かしら……?

[警戒する訳でもなく、ただ虚ろな表情でそちらに目をやった]

(41) 2010/10/31(Sun) 22時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 22時半頃


【人】 詩人 ユリシーズ

[この後、研究室に戻ったなら、
返されていいないコンテナに激怒してヒステリーを起こすことになる…
ことになるとは思わぬまま、くすくすと笑いながら廊下を歩く]

これで適合者が1人減ったとして…まだいるのかしら。
いやあね、もうこんな血まみれになるなんて―

[服が何枚あったら足りるのかしら。
と続けようとして、前方の人影に気付く。
じっと見て、それがヴェスパタインの検体であることに気付くと]

あら、そんなところで何をしているの?

[半身を血に汚したまま、問いかけた]

(42) 2010/10/31(Sun) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

―談話室―

[こちらを睨む研究者の女>>40に視線を流す]

 俺じゃねぇよ。来た時にはもう死んでた。
 なんでかは知らねぇけどな。

[先にいた少年と、二人を見比べる]

(43) 2010/10/31(Sun) 22時半頃

【人】 博徒 プリシラ

―談話室―
[>>18 新入りが入ってくることに気付いても、一瞥もくれずに珈琲を舐めている。
猫舌らしく、両手で持ってふぅふぅと。
話しかけられれば、投げやりな声で]

 研究員用だがな。
 目出度くバイオハザード起きちゃったお祝いにィ、今なら被検体のミナサンにもムリョーお試し期間実施チューらしいですよォー?

[彼女が弟と呼んだ被検体の死体と折り重なるように斃せ伏す少女の事を問われれば、鼻を鳴らす。
そういう風に死体を放ったのは―――多分ただの偶然だ]

 殺したのは俺だけど?
 そいつが適合者だと思ったから、殺られる前に殺った。
 被検体を死体で欲しがる輩も多くてね、処理には慣れている。
 どーやらオカマ野郎がクソチビ殺したみてーだけど

 これで何も起きなきゃどっちかか両方が適合者だったつぅーことで
 後は此処を出る日を待つばかり、万々歳。感謝していーぜェ?

[警戒する様子もなく。ちびりちびりと冷め始めた珈琲を啜っている]

(44) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

 …………?

[視界に入ったのは、血に塗れた――自分以上に返り血に染まった、男>>42]

 な、に……?

[彼の体を染める血は誰のものか。
 放送をきちんと聞いていれば事態の把握は容易だったはずだが、混乱したまま彷徨っていた少女からすれば、また別種の混乱に放り込まれただけであった]

 あたし? あたしは……何を?

[自分の事を聞かれても、整理がつかず鸚鵡返しにする。
 そして、頭の中に浮かんだ単語を、説明にならないままで口に出す]

 殺す……殺され……そう、殺そうとして。

(45) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 博徒 プリシラ

[>>40 新入りと自分に気付かずドリンクサーバーへ向かった担当研究員にも矢張り視線を呉れる事は無い
珍しく動揺している様子に、いつもの錠剤でも切れたのかと思う程度。
睨みつけられても、以前珈琲を真剣に見つつ]

 俺が『処分』した。
 『疑わしきは処分する』。此れが今の此処のルールだろ?

 それに、俺は何時も通り仕事をしたにすぎねェしィ。
 ネクロババアなんか『生きのいいな死体』とか毎回要求してくれるもんだから、
 俺毎回持っていく前に前処理させられてたんだぜェ?

[悪びれもせず、飄々と言ってのけた。]

(46) 2010/10/31(Sun) 23時頃

博徒 プリシラは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 23時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 ふぅん。

[投げ遣りな返事>>44にドリンクサーバーを一瞥し。
 点滴少女、だった屍に視線を落とした]

 残念だったな、こいつは適合者じゃねぇよ。
 犯人は別に居る。

 放送で言ってたもう一人の死んだ方がアタリなら、
 まぁそれはアリだけどな。

[二人に倣ってサーバーからコーヒーを取る。
 一口啜って、反射的に顔を顰めた]

(47) 2010/10/31(Sun) 23時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2010/10/31(Sun) 23時頃


【人】 詩人 ユリシーズ

殺され…殺そうとして?
どっちなのよ。

[相手が誰かわかれば必要以上に距離を置く必要はないと近づいていたが、
朧なままに言う言葉に手が届かぬくらいの距離を置いて立ち止まった]

殺されかけたの?
殺そうとしたの?

[口元に指を当てて首を傾げる。
血に染まる指が、自分の肌に赤く筋を描いた。
もっとも、顔とて血をあびて所々赤くはなっていたのだろうけど]

(48) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 博徒 プリシラ

[>>47 適合者じゃない、そう言い切る褐色の新入りの声に、初めて顔を上げて、きょとりとした表情で目を瞬いた]

 ……へぇ?
 そうなの?

 てゆぅかー。なんでそんな断言できちゃうワケェー?

 …もしかして。
 お前が適合者、だからァ?

[少年は珈琲から顔を上げ、歪んだ笑みはそのままに、青年の漆黒の瞳をじっと見つめた]

(49) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

[屈みこみ、死体には触れぬまま調べる。
この被検体は縊り殺されている。]

 …そうね。
 疑わしいものは処分する。間違いないわ。
 現にオスカー博士が殺されている。
 他者との接触を嫌うあなたがよく縊り殺すなんて手段を取れたものだけど。

 ……ヨーランダの事。
 放置すべきではなかった。

[後半は誰に向けたでもない独り言。
それだけ動揺していたのが一層腹立たしい。
感情が纏まらず、もう一つだけ錠剤を呑んだ。]

(50) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

[そこで耳に入る名も知らぬ被検体の確信めいた言葉>>47]

 適合者じゃない。
 何故、そう言い切れるのかしら。

 サイモン博士死亡によりプログラム開発が遅れている今。
 完全な見分けは今だつかない筈。

[適合者だからか、そう問うプリシラをちらと見る。
同じ発想だった事に何故が苛立ちを覚えた。]

(51) 2010/10/31(Sun) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 さー?

[悪びれず肩を竦め]

 俺、最初の殺しがあった時こいつと食料庫にいたんだ。
 ずっとそこで歌ってたな。
 どっちかと言えば。

[やっと顔を上げる少年>>49に一歩二歩、近付く。
 歪んだ笑みと、薬物漬けの目を見返して]

 『適合者同士はお互いを見分けられる』

 その発想の方に興味があるね俺は。

 ……こいつが適合者だと思った理由は何だ?

(52) 2010/10/31(Sun) 23時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[ユリシーズ>>48は手が届かないくらいの距離で立ち止まった。
 首を傾げる仕草をぼんやりと見詰める。
 男を染める赤色。誰か一人の血なら、きっと致命傷に違いない。
 それなら、今平然と目の前に立っている、この男は――
 ようやく、思考が現在に追い付いて]

 そう――
 こ、こ、殺そうとしたのよ!

[ユリシーズに向けて、血に染まる鋏を構えた。
 緊張で酷く声は上擦り、呼吸は前にも増して荒くなる]

 あ、あんたはどうなの?
 殺す側なの?

[それを聞いてどうするのか、自分でもわからないまま問いを口走った]

(53) 2010/10/31(Sun) 23時半頃

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