103 善と悪の果実
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[屋敷は広く、割り当てられた部屋もさまざまだ。 駆け出す足音、悲鳴、或いはすすり泣き、妙に冷静な声。 絨毯を踏みしめ、早足に歩いていった。
部屋を出るのはやや遅かったゆえ、 先んじたものたちの後から 夕闇伯は現れることになる。]
―――、……
[広間へ向かう道すがらか、“警官”の姿を見止める。 横目に見、宴のときそうされたように囁くような声を向けた。]
大事件、……だな。 調査の真似事でもしてみるかね……?
(22) 2012/09/26(Wed) 12時頃
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[自室に籠もる者、使用人に当たり散らす者、青ざめた顔を突き合わせ囁き合う者。 屋敷内は、昨夜と打って変わり、乱れた喧騒に満ちていた。
辺りを見回しながら歩く内、やがて広間前に差し掛かろうとした頃。 不意に傍らに寄る気配に顔を向ける。
相手の姿を認めると男の眉があからさまに顰められた。]
…貴方か。
[使用人とのやり取りでいささか機嫌が悪くなっていた頃合い。 あまり会いたくはない男である。]
調査の手は、足りてるようですがね。 私の出る幕は無いようだ。
[言って、夕闇の切れ長の目に笑って見せる。 自嘲気味の笑みになっていたかも知れない。]
(23) 2012/09/26(Wed) 13時半頃
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まぁ…、屋敷から出るのは難しそうだ。 犯人も未だ屋敷内に留まっているでしょう。
[歩む脚を一時止めて、目の前の男を見る。 その目に、こちらの内心まで見透かされているかどうかは解らないが。 この前の仕返しをされているのは確かだ。
男は、溜め息を吐いた後、小さく笑った。]
中々尻尾を出さない悪党も、今は袋の鼠かも知れませんな。
[相手の目の色に何が浮かぶのか。 確かめようとするように男は、切れ長の目をじっと見据えた。**]
(24) 2012/09/26(Wed) 13時半頃
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[“警官”の眉があからさまに寄る。 夕闇伯にとってはその反応は想定内だ。]
得意分野かと思っていたが。 お手並み拝見とはいかぬか。
[自嘲気味の男へ、眼を細めてみせる。 しかし、その後は笑みを薄れさせた。]
……まあ。
我々は等しく容疑者というわけだな。 ……まったく舐められたものだ。
(25) 2012/09/26(Wed) 14時半頃
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外庭には犬が放たれていた、 あれでは外に出た途端食い殺されようぞ。
[正しく此処は陸の孤島と化した。 主亡くし、宝は失せた、だがしかし。]
――……ふ、では失われた林檎も この“楽園”から……まだ失われては居ないという事
[嘯きにも聞こえよう。 一歩近づき交わる視線、夕闇伯もまた男の様子を観察し、確かめようとしている。伯の眼はよく見ればほとんど黒に近い葡萄色であった。其処に浮かぶのは――押し殺した焦燥か、あるいは愉悦か。]
……お前は嗅ぎつけるに足る嗅覚を持っているか? せいぜい煙草のにおいに鼻をやられぬようにすることだ。
[公僕――警官を“犬”とも彼は呼ぶ。徐に指先を伸ばし、警官の鼻先を掠めるようにしてから、そのまま流れるような動作で歩き出す**]
(26) 2012/09/26(Wed) 14時半頃
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[酒かっ喰らって眠り、目覚めは最悪。]
……なンだぁ? 騒がしいな、オイ。
[廊下に出て、そこらの人を捕まえて問えば、 黄金の林檎は持ち主の死体を残して姿を消した、と。]
ったく、案の定やりやがったな。 誰かがやるんじゃねぇかと思ってたぜ。
[誰もが心惹かれ、欲望を煽られる。 あんなものがあれば、こうなるのは自明だった。]
(27) 2012/09/26(Wed) 14時半頃
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[夕闇伯まだ頭が痛むらしく、 掠めた指先はそのまま己のこめかみに当てた。
昨日宴の席でいがみ合った相手の声でも聞こえれば、 さらに頭痛は増すに違いない**]
(28) 2012/09/26(Wed) 15時頃
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― 朝、大広間へと ―
ポーチュラカ・ブロワよ ポーチュラカ、って呼んで頂戴
[握った手は温かかった。 窓の外からは朝鳥ではなく犬の声が聞こえてくる。 日常からは外れてしまったような、朝の空気。 大広間につくまではそれ以上口は聞かず、少しだけ前を行くトニーの後をついていった]
(29) 2012/09/26(Wed) 16時頃
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― 大広間 ―
[善と悪の果実が盗まれた。 重ねたままの手に、一層の力がこもる]
な… ぜ 何故なの?
[まだ…近くで見ていなかったのに。 覚えているのは、輝きのみ。 その大きさも、形も、曖昧なまま、黄金の林檎は姿を消した。
どこか冷静に思えるトニーの言葉に、表情を取り繕うこともできず、呆然と他よりも近い瞳を見つめ]
…だって
[子供じみた――いや、子供そのものの当惑を零した]
(30) 2012/09/26(Wed) 16時半頃
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音…? 昨日は疲れて夢も見なかったわ
[握った手から力を抜く。 それでも、まだ、離す気にはなれなかった。 衝撃は大きく、足元を危うくさせていた。浅くなった息が整うまで、手をつないだまま、落ち着かなげに視線を動かしていた。
誰だったろうか、グロリアが死んでいる、そう叫び声が聞こえるまでは]
(31) 2012/09/26(Wed) 18時頃
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[その時にはもう手を離していたか。 再び響く叫び声は、果実の消失を告げる時よりも大きく、また悲痛に響いた]
グロリア姉様………
[名を呼び、胸元を掴む。 ひとつ、大きく息を吸うと昨晩教わったグロリアの居室のある3階めがけて、駆け出した]
(32) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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― グロリアの部屋 ―
[たどり着いた部屋には、知らせる為か、使用人は一人もおらず、少女は遮られることのないまま、中を覗き込んだ。
目覚めを促す使用人の仕業だろうか、カーテンは開け放たれ、雲の切れ間から、日の光がまっすぐに、その寝台を照らしていた]
(33) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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[全身を赤く染めたグロリアは、屋敷の至る所にある芸術品のどれよりも、とても、とても美しかった。
太陽に照らされた深海の如き瞳は、大きく見開かれ、 その美しさに感銘を受けたかのように輝いていた]
………――姉様
[叫びを抑えるかのように口元に伸びた手は 柔らかい唇に触れ、そこに浮かぶ笑みを周囲から*隠した*]
(34) 2012/09/26(Wed) 18時半頃
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―回想― [>>1:160使用人から冷えた檸檬水を受け取り、口を付けた後。 個室で休む前に、もう一度間近で林檎を鑑賞するために 壇上へと近付く。
刺青の男と夕闇伯の諍いは既に収まっていたようで 徐々に元の会場の空気へと戻っていた。
>>1:175壇上前にいるおどおどした様子の男性が目に入り、 確かテラス前で擦れ違った人物だったと思い当たる。>>0:198 ハンカチで口を押さえたまま、何かぶつぶつと 低い声で同じ言葉を何度も呟いているようだ。 相変わらず顔色は悪い。]
…お水でも、貰いましょうか?
[おせっかいかとも思ったが、そう声を掛ける。]
(35) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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―回想―
[再び、林檎の前へと辿り着き、その輝きを見詰める。 やはり、美しい。 楽園の果実は、あの小さな躯体の中に 一体どれ程の叡智を秘めているのだろう。 どんな歌を知っているのだろう。
眩い姿を通して思いを馳せるだけで、 あっという間に時間は過ぎていった。
しばらくして、 使用人から、各自に与えられた客室へと案内を受け 長いようで短かった一日を終える。
ベッドに入ると、宴の終わりを惜しみながら目を閉じた。]
(36) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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[返ってきた言葉には、口元を微かに歪めるしかなかった。>>25]
お手並みと言われましてもね。 私は、しがない警官だ。
[夕闇の細められた目から、すっと笑みが引くのが見えた。
庭に放された犬の話は、使用人から聞かされていた。 番犬として飼っていたものの中に、何故か狂犬が混ざっていたらしいのだと。
囁くようにかけられる声。音無くこちらに向かう脚。 間近になった瞳に、深い紫色の影がゆらめくように奥にあるのが見えた。]
―― 林檎の場所は、貴方にも解らないか。
[そう言った後、夕闇から目を逸らし先に歩き出そうとした時。 掠めるように、自分の鼻先に伸びてきた指に身体を固くする。
その手を払いのけようとした刹那。 聞こえた言葉に男の目が険しく細められると夕闇の伯爵を見据えた。>>26]
(37) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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… ―― 嗅ぎ分ける鼻などありはしませんよ。 余計なお世話だ。
[こちらの毒づきが聞こえたか聞こえぬままか。 ゆるやかに脚を運び出し、離れていく黒い長髪の背中を睨み付ける。
忠実と誠実は、とうの昔に失った。 相手を説き伏せ、正義などを語る口も無い。 ただ、肩書きだけで生きているだけの、萎えた抜け殻。
今の自分なら ――まぁ。 せいぜい悪党相手に相討ちがいいところだ。
口の中に残る苦いものを吐きだしたくても、そう出来ない。 そんな風に顔を顰め、暫くその場に立ち止まっていたが。 やがて顔を上げると、男は広間への廊下を歩き出した。]
(38) 2012/09/26(Wed) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/26(Wed) 21時頃
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お前らじゃ、ねぇの?
[廊下に居たジェフとヴェスパタインにニタニタとした笑みを向けて揶揄。 本気では無かったが、どちらにも動機はあるだろう。 同様に、柄の悪い自分も疑い掛けられて当然なのだろうが。 頭痛堪える様子の宵闇の肩を、からかうように小突いて、通り過ぎる。]
さァて、現場でも見てくるかねぇ……。
[野次馬根性丸出しで、女主人の部屋へと向かう。]
(39) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―廊下―
[ゆらり、ゆらり。
緩く背でまとめたストロベリー・ブロンドの髪には、 黒い蝶がとまっている]
――――…林檎を失った楽園は。
果たして永遠でいられるのでございましょうか。
[ざわめく使用人たちから、 件の果実の姿が見当たらなくなったと聞いた。 学者はただ、くすりと静かに微笑みを浮かべて、 白いローブを羽織る様にして表へと歩き出したのだ]
(40) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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――自室――
[カーテンの締め切られた部屋は暗い。 広間の人が疎らになり始めた頃に、逃げるように、宛がわれた部屋の戸を開ける。 ―――…それから一睡も出来ずの、朝。 夜が明ければパーティも終わる、くそったれな人生が待っている。
本当に?]
ッ!
[ベッドに腰掛け、拳を眺めていた顔が 扉のノックにより跳ね上がる。まるで、それを知っていたように。縺れる足で、対峙した使用人から与えられる情報。 禁断の、果実の喪失。]
(41) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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[廊下を歩くうちに、使用人どもの焦った会話が聞こえてくる。 一つ、善と悪の果実が壇上より失われた。 一つ、狂犬が庭に放たれ、屋敷から出る事は出来ない]
やられた。
[足運びは乱れることなく、分厚い絨毯を叩いて廊下を進む。 ただ、ばりりと音を立てて奥歯を噛み締める感触が在り 莫大な価値を持つ財物に 先に手をつけられた焦燥が表情からは拭えない]
やあ、ミスター。 どうやら大変なことになっているみたいだね。 善と悪の果実が何処かへ行ってしまったんだって。
[昨日の宴で、ペラジーと話していた男を 廊下で見かける>>38と、そう声をかけてみた。 ただ一刻も早く大広間に向かう途中なので、 ほんの軽く、声を掛けるだけに留めたが]
(42) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―大広間へ―
[赤絨毯が引かれた階段を駆け下り、先を急ぐ。 他にも同じように大広間へ向かう人が居たが、 その中に知っている顔はあっただろうか。
大広間の扉は開かれており、少し高い位置にある壇上まで 真っ直ぐ見渡すことが出来た。
昨晩まで果実が鎮座していた台座の上。 黄金は、見えなかった。
言葉を無くして、立ち尽くす……]
(43) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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―廊下>>38―
[毒づきは聞こえたようか、 夕闇伯は肩越し、黒髪の間から揶揄するような色の眼を細めた。 口元は警官からは見えなかったろうが、笑っていた。しかし]
……――
[>>39粗野な男の声が聞こえ、 笑みは消えて不機嫌さが露になる。]
“犯人”とするなら 余程お前のほうが似つかわしいように思うがね。
[やはり上から目線の物言いだ。 からかうように肩を突かれ、一層きつく柳眉を寄せる。]
(44) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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俺は…ッ! 俺じゃない!
[取り乱して頭を振り、廊下に響くほど叫んだ。
しかし、使用人は言う。 犯人と疑って此処を訪れたのではなく、事実を告げにきたまでと。その顔も、男同様に、青褪めていたが。]
そ、そうか……… はは。 いや、取り乱してすまない。
[一睡もせず血走った目に、焦燥が混ざる。 それは、林檎を失ったことではなく、屋敷が狂犬によって包囲されているという、事実。 世界から隔絶されているという事実から。]
( 畜生―――! )
[心の底から使用人を罵倒して、部屋を後に、走り出した。 草臥れたスーツの内側で、ペーパーナイフが冷たく、重い。こんな物でも、持っていなくては不安で堪らなかったのだ。
そうして、壇上の主を失った広間に辿り着く。]
(45) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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[きつく釣り上がった切れ長の眼で 放蕩息子の背を睨みつけた。 埃を払うように突かれた方に触れた後、 伯爵が向かうのは殺人現場ではなく広間である。
――グロリアが殺された、 その事件にさほど興味は無く、 林檎が失われたことのほうが重大だ、と。
その態度が示しているようでもある。 真の心の内はわからねど。]
(46) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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――大広間――
[大広間に集うほんの数名の中に、 色黒の少年も確かめ、視線が――…>>10重なった。 背筋がざわりと騒ぐ。 ああ、今にもあの、少女と繋いでいない手が浮き!その人差し指が、己に向けられるのではないかと! そんな妄信に囚われて、怯えた目を、少年に返した。]
物音、など………
[聞いた、とでも言えれば良いのに。 ベッドで明かした昨晩。男の耳には、何も届いていなかった。そうしてまたも、耳に届くのだ。 この"楽園"の主が殺されたという、悲報が。]
(47) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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ヴェスパタインは、広間に辿り着くと、もう既にいくつかの人影が見て取れた。
2012/09/26(Wed) 22時頃
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[見覚えのある髪色が視界で揺れている]
ああ、そう言えば。
「ただ一拍。溜めた呼気を吐き出せば、 山間の霧が晴れるように 表情から焦燥の色が、徐々に消える」
よう。
[耳朶を撫でるように低く抑えられた声は、 廊下の果て、白いローブの後姿に届くだろうか」
(48) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/26(Wed) 22時頃
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[どんな喧騒の中であったとしても、 彼の声を聞き落とすことはないだろう。
歩みを止めて緩やかに振り返る。蝶も、共に揺れる]
――――…おはようございます。
オスカー君。
[大事件が起こった後だというのに、 浮かべる微笑みは何一つ変わらない。 今のざわついた楽園の中では、 ともすれば学者の方が"異質"であるだろう]
昨日はよく眠れましたか?
[穏やかな眼差しのまま。 その問いかけの意味は、一つではない]
(49) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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―大広間― ……――本当に、ない、か……
[遠目にも、あの眩い、 誘うような輝きが見当たらないのが分かる。 歌姫は茫然自失の態だ。 余程、心奪われていたからか。 否、それは己もだが。 おどおどした青白い顔の男を横目に見>>47]
―― ……あまり怯えていては 要らぬ誤解を生みますぞ?
[どのタイミングだったか。 それとも……と、続きは口にすることなく 含みを持たせて声をかけた。 果実は失われた。 誰が持ち去った?使用人か?客か? 隠された場所は何処か? グロリアが殺されたなど歯牙にもかけぬまま、考えを巡らせる―――]
(50) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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[また新たに訪れる、夕闇の影。 恐怖と焦りに満ちた小物の視線が捉え、 ああ――…闇を生きる彼になら、目星のひとつも付いていないものか。
その胸中にも気づかずに、期待を込めて、視線を**]
(51) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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