271 【突発ネタ推理村】狼哭館連続殺人事件
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― 晩餐会 ―
[出て来る料理は祖父の好物ばかりが並び、 彩は鮮やかで、高齢でも食べやすい配慮が為されている。 肉の配達でよく見た人もその味に感激しているらしく、>>15 響く感嘆に、くす、と数度笑い声を零していた。
この天気では招待された客達もすぐには帰れないだろうが、 悪天候で客が少なかった分、翌朝の食事は豪華に変わる。
薄暗さと不便さにさえ目を瞑れば、ここの暮らしは悪くない。 ただ、数日であれば、という前提はある。根拠は己自身だ。]
(27) 2017/12/15(Fri) 21時半頃
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[主賓である祖父の表情は重く、箸の進みも遅い。 おじいちゃん、体調悪いのと問いかけても、 気さくな態度で話しかけられてもまるで貝のよう。>>19
折角の誕生会だというのに、嵐で気落ちしているのだろうか。 すぐに部屋へ戻ってしまう背中を見送って、 知らない間に詰めていた息を細く長く吐き出した。]
おじいちゃん、大丈夫かな。
[成人してもこの呼称は恥ずかしくはあるのだが、 従兄達を真似ておじい様と呼んだ際、悲し気に首を振られた。 祖父からすれば学生の間はまだ子供に見えるらしい。 いや、社会人になっても庇護が必要だと思われるかもしれない。]
(28) 2017/12/15(Fri) 21時半頃
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[酒と言えば、厨房と直結した地下には酒蔵がある。 幼少の折、潜り込んでうっかり外から 鍵を掛けられた事があった]
使用人に凝り性のがいますからね。 酒蔵の主、と言うべきか。
彼もそろそろ後継者を探してるらしいけど。
[雷門に仕えて長いかの使用人も最近は臥せりがちだ。 暇を出すのも遠くはないと家の者は覚悟している。
健勝な頃の彼は他人に鍵を触らせなかったけれど、 最近ではそうもいかず、 酒蔵の鍵は厨房預かりとなっていた]
(29) 2017/12/15(Fri) 21時半頃
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美味しかったです。新居さんの卸してくださるお肉はいつも。今日は特にそう感じました。やはり、食事の席は賑やかな方が良いですね。
[食後にナプキンで口元を拭きながら、先生の去った上座の席を見やり、それから皆さんの方に視線を戻しました。
普段なら部屋に戻って研究の続きを進めるか、先生の部屋にお邪魔してお話…あるいは日によっては遊戯の相手を務めさせていただくか、なのですが、今日はさすがにそのお呼びはかかりませんでした。]
そうですね。外は随分雨風も激しくなってきたようですが… もし遊戯室をお使いなら、私もお相手させていただきます。 ダーツは不得手ですが、ビリヤードとチェス…は何とか。
[もっとも、私が普段先生のお相手を務める時は、中将棋が専らだったのですが。 ふと、館の中で揺れるランプの灯りに心細さを感じ、締め切られたカーテンの向こうに視線をやりました。]
オオーン………… オオーン………
[吹き荒れる風が木々をそう打ち鳴らす音は、確かに狼の遠吠えのように私には感じられたのです。]
(30) 2017/12/15(Fri) 21時半頃
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[厳粛な祖父が去ったからといって、 この場が大いに盛り上がるかといえばそうなるはずもなく。 どこか気まずい空気が湿気のように纏わりつく。
従兄の案内を席を立ちたくとも、>>14 親族が動くまではと我慢する人もいるだろうか。
遊戯室と聞いて、視線が向くのは一回り歳の離れた従兄。>>21 声を掛けられているようだから口は挟まないが、>>26 昔、何かの遊戯で勝てたらひとつ願いを叶えるという約束を まだ覚えてくれているだろうか、と静かに見ていた。
痛め止めは効いているからダーツもビリヤードも大丈夫そうだ。 チェスであれば、従兄の助言なしには難しそうだけれど。]*
(31) 2017/12/15(Fri) 21時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/12/15(Fri) 21時半頃
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――うん?
[話しかけてきた(>>26)のは、三ツ星といったか。 祖父が懇意にしている古書店屋の孫だという娘だ]
親戚といっても外孫で、ここに住んでいるわけじゃないが。
それでも……気難しいのは、まあ、否定できまいさ。 機嫌が良いときと悪いときでは別人のようになるしな。
稀覯本を手に入れてニコニコしていたかと思えば、 何が気に入らなかったのか、次には般若みたいになったりもする。
それこそ、この山の天気のようなものだな。 あまり気にせず、楽しんでいってもらえれば有り難い。
[そう応じて、苦笑を浮かべる]
(32) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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嗚呼、そうだ。
もし、お祖父様を尋ねられる方がいるなら、 グラスに一杯、ウイスキーを持参される事を お勧めしときましょうか。 晩酌の差し入れは大体受け取ってくれるますから。
[寝付きが悪くなったが故の寝入り前の酒、という訳だが。 はるばるやってきて取り付く島もないのでは 客人の中にはがっかりする者もいるだろうと。 そんな助け舟を出しつつ]
ふむ。 遊戯室に火を入れておくに越した事はないのかな。
(33) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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― 客間にて ―
そうだね、忘れないようにお願いしておこうかな。 クリスマスのイベントまでに間に合いそうなら、それで告知も出せるしさ。
[>>0:200尤もうちみたいな辺鄙なバーは、クリスマスだなんだといっても、カップルが来るようなことはない。 むしろ、そんな世間の喧騒から逃れたい、中年男たちの隠れ家でありたい。
なに自分に恋人がいないからだろうって? 余計なお世話だ。]
(34) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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では、ちょっと部屋を暖めさせておきます。 お先に失礼。
[と断りを入れて席を立った。 誰かが動かねば客人もきっと動き辛いだろうと]
十五分ほどもすれば大体整いますから。 遊戯室にはゆっくり後からおいで下さい。
[そう言い置いて、軽く会釈をすると部屋を辞した]
→ 廊下へ ―
(35) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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― 廊下 ―
嗚呼、丁度良い処に。 きみ。
[呼び止めたの使用人は件の口のきけないあの娘だったか。 まあ、伝達くらいはきちんとこなす。 いくら失敗が多くとも、最低限の事がこなせないような 使用人を置いておく訳はないのだから]
遊戯室に火を入れて。 紅茶、珈琲、酒、それからつまみも。、 どなたか来られるまでは入り口に誰か立たせておきなさい。
(36) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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嗚呼、そう。 暖かい格好はしておくんだよ。
[そう告げて、己はくるりと踵を返した**]
(37) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/15(Fri) 22時頃
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― 晩餐会 ―
[さてそうしている間に、夜も更けて、晩餐会の時間となった。 石動は、俺のことをまだ疑っているのだろうか。 ひとまずここは、雷門氏がこうして宴の場に同席を許しているということで、納得してもらえればいいのだが。]
あぁそういえば、さっきの話が途中だったっけな。 いや雷門氏は、だいぶ以前に一度だけお越しいただいたっきりかなぁ。 けど使用人さんたちには、わりと贔屓にしてもらってるよ。
[>>12その「一回きり」は、初依頼のときのことなのだが。 それ以上は黙っておこう。]
……にしても流石、腕のいい料理人が揃ってますねぇ。 酒も、銘品ばっかりだ。
(38) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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別人のように……? まあ、ご老人というのはそういったものかもしれませんが。
あ、でももしかしたら体調が優れなかったのかもしれませんね。 天気も悪いですし、そのせいか私も少し頭痛がするんですよね。
[嵐ともなれば低気圧という何かが頭痛を齎してくれる。 実に有難迷惑である。 もし、そのせいで気分が優れないのだとすれば気の毒だ。 折角のお祝いの席だというのに。]
はい、折角ですので楽しませていただきます。 こんな豪勢な食事やお酒なんて普段口にできませんから。 なんていうのはちょっと卑しいですね。
皆さんとお話し出来るのは楽しいですから。
[そういうことにしてください、とにこりと笑った*]
(39) 2017/12/15(Fri) 22時頃
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――遊戯室か、それもいいかもしれないな。
[従弟や真弓の言葉を耳にして、グラスを揺らして]
ああ、三ツ星さん、あなたもよろしかったら。 下界から離れているだけあって、ここの遊戯室は大したものでね。 遊んでいれば、頭痛もマシになるかもしれない。まあ、辛いようならば、使用人にいえば薬も出てきますが。
[話しながら、視線(>>31)を感じて、ふとそちらを見遣れば]
ん、どうした? ――ああ、また黒星を重ねたいのか? なんでも相手になるぞ?
[それこそビリヤードにせよ、カードやなんやにせよ。 親族で集まるときの戦績は、勝ち越し――というか、負けた記憶がない。 無論、年齢の差ゆえの、年季の差ではあるのだろうけれども]
(40) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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遊戯ですか、是非。
[退屈していたので、とは口に出さないだけの分別はあった。 ワインを口にして喉を潤し。]
こういった館の遊戯室と言えば定番はビリヤードにチェス、ダーツなどといったイメージなのですが。 皆さんいらっしゃるのでしたらトランプなんかも楽しそうですね。 ブラックジャックなどいかがでしょうか。
[石動の視線を追うように視線を動かせば芽瑠がいて、にこっと笑いかける。]
芽瑠さんもご一緒出来るんですか? 石動さんは勝負事に強そうですので、よかったら一緒に手を組みましょう。 ふふ、女の子同盟です。
[芽瑠を女の子だと勘違いしたままなので、秘密を持ちかける口調はあくまで無邪気だ*]
(41) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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>>20お得意様は大事にってことね。 >>23おっと鴨と柔らかい肉ですねーわかりましたー。 次回もって来ましょ。
[食事の席で>>22こうやって賛辞を得られれば、来た甲斐があるってもので。俺肉屋向いてるんじゃね?というちょっとした自惚れも浮かぶが、新居の力である。
鴨は蕎麦店で評判がいいやつがある。 柔らかい肉―実は最近新居が見つけてきたいいのがある。値段は相当張るが、口の中で融けるらしい。ぜひ食べてもらって感想を聞きたい相手が欲しかったと新居から聞いていた。
注文は晩餐会のあとで>>34さきほどの宝霊山からの注文と合わせてメモっておくつもりだ。]
(42) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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それなら、ぼちぼち、あちらへ移るとしようかな。 カードなら、ディーラー役の心得のある使用人もいますよ。
[三ツ星に頷き、芽瑠にも視線をやって、腰を浮かす。 幸か不幸か、女の子同盟とかいう単語は耳には入らなかった]
ああー―他の皆さんも、ご遠慮なくどうぞ。 見てのとおりの洋館ですが、 なんでしたら、花札や麻雀などの用意もありますから。
[そう挨拶して、遊戯室へと*]
(43) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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[食べることに霧中になって返事が遅れたかもしれないが。]
>>38あ、さっきの話ですか。 確かにあの店とここ意外と近いですもんね。 今度俺も客で行ってみようかなぁ。
[近しいということで配送ルートも順番が並ぶことも多い。 そして大丈夫、もうお酒が飲める年だ。建前上。]
(44) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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[上の従兄を誘うにはタイミングが悪く、 かと言ってただ立っても一人になるかもしれない。 水に口を付けて様子を窺っていれば、 やはり一番槍を切ったのは従兄だった。>>35
確かに遊戯室はここと違って寒かったりもするだろう。 やはり気が利く、と改めて気遣いに関心し。]
……今回は、連兄さんが黒になるかもしれない。 そうやって油断して足元を掬われても知らないよ。
[見下したような態度にむっと唇を尖らせて、>>40 今度こそは勝ってやると己を奮い立たせる。……が。]
(45) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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[しかし、誕生会というものは、もっと和気あいあいと楽しいものなのかと思っていたが、この場はなんというか……逆に、殺伐ぎずぎす陰鬱で、せっかくの食事の美味さも半減だ。 それに……]
あれ、雷門さん? もう戻られてしまうんですか?
[主賓が、さっさと食事を済ませ、さっさと退席してしまうだなんて。 今まで見たことも聞いたこともない。 どうだこの、残された面々の微妙な空気は。]
(46) 2017/12/15(Fri) 22時半頃
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[にこっと笑った乙女と目が合って、>>41 失礼にならない程度に視線を伏せていた。 積極的過ぎる女性はどうにも、少し恐怖を覚えてしまう。]
昔、ここの館にお世話になっていた時期や、 こういう誕生会の時に相手をしてもらったので。
連兄さんは強いので、助力は助かりま……えっ。
[今、彼女はなんと言ったのかと目を見張る。 聞き間違いでなければ、女の子同盟と言っていた。 つまりは、初対面の時からずっと勘違いされていたようだ。
自分の頬に手を当てて、困ったように指先で掻く。 男であると訂正しようと開いた口は、 移動を促されたことでうっかり閉じてしまった。>>43 気弱すぎる性格を嘆きつつ、遊戯室に向かう。]*
(47) 2017/12/15(Fri) 23時頃
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そうです。客間をお使いなら、あちらもやはり暖炉に火を入れねばなりませんね。
…いけない。そう言えば私の部屋、窓を開けたままだったかも…
[ニコラスさんが遊戯室の方に向かってしばらく>>36。ふとうっかりと部屋の窓を開けたままにしていた事に気づきました。本は机の上に置いていないので、貴重な文献を汚損してしまう事にはならないでしょうが。]
少し失礼します。 ついでに客間の方も暖炉の具合を見ておきますので、談笑されるならそちらもどうぞ。
[私も少しの間、晩餐室から退出したのでした。]
(48) 2017/12/15(Fri) 23時頃
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ーしばらく後ー
やはり窓が開いていました。気づいて良かったです。
[しばらく後、皆さんに遅れて私も遊戯室に顔を出しました。皆さん、お揃いだったでしょうか。]
それで、何をなさいますか? カードで、という話もあったと思いますが…
(49) 2017/12/15(Fri) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/12/15(Fri) 23時頃
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頑張ろうね!
[完全に芽瑠を女の子だと勘違いしている上に、芽瑠本人も否定をしなかったのでその勘違いが正される機会は失せてしまった。
乙女は遊戯の類はそれほど得意ではない。 ビリヤードは上手く球を突く事が出来ないし、チェスやカードゲームは顔に考えが出てしまって出し抜かれてしまうし。 ただダーツだけは少しだけ得意だった。
でもそんな事は気にせず楽しめばいいだろう。 遊戯に興じて会話が弾めばそれでいい。
乙女はお酒のせいもあってかふわふわとする足取りで遊戯室へと向かった**]
(50) 2017/12/15(Fri) 23時頃
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ゥん、遊技場ですか。 いいですね、ビリヤードなんかもあんですか?
[聞けば、ディーラーの心得がある使用人もいるらしい。 陸の孤島だなんていわれている屋敷だが、美味しい食事に酒、そして遊技場となれば、むしろ天国の島なんじゃないだろうか。]
カードは俺、弱いからなぁ。 あぁでもせっかくだし、一杯やりながら見学させてもらおうかな。
(51) 2017/12/15(Fri) 23時半頃
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― 館の奥・廊下 ―
……さっき、こっちで何か物音がした気がしたけど。
[遊戯室を整えさせた後、少し館を見回っていたのだが。 普段はほとんど人の入らない裏手口へ続く廊下で、 妙な物音を聞いたような気がした。
手近な燭台を外して掲げる]
……――。
[風がひときわ大きく唸った。 そして、一瞬の白閃と共に――落雷の音]
(52) 2017/12/15(Fri) 23時半頃
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―遊戯室―
ああ――この風雨で、部屋は大丈夫だったかな?
[一度、部屋に戻った白星が現れれば、そう]
――いや、どうしたものかなと思ってね。 まあ、皆で楽しめれば、それでいいんだが――、
――ま、夜は長い。 ひとまずなにか、ゲームを始めようか。
[カードにせよ、ダーツやビリヤードといった身体を遣うものにせよ。 ともかく始めてしまえば、酒も入っているのだ、盛り上がりはするだろうと*]
(53) 2017/12/15(Fri) 23時半頃
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獣なんてよしんば出てこられても、 悪いがうちじゃ匿ってやれないからなぁ――。
[外へと続く古びた扉の蝶番。 軋ませているのはただの風なら良いのだけれど。
嗚呼、そう。 森が近いこの裏手口のすぐ隣には小さな部屋があり。 そこには猟銃が置いてあるのだ]
ただの風、だね? そうだろう。
(54) 2017/12/15(Fri) 23時半頃
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そういえば、ここは酒蔵もなかなか立派なものがあると伺ったんですが
─────ッ、うわ?!
[>>52そんな与太話の最中、窓の外が真っ白く光った。 そして、地鳴りのような音。 これは相当近くに落ちたか。
電気が通っているのであれば、やれ停電だ、やれ電話線がだと、大騒ぎになるところだが、幸か不幸か、この屋敷にそんな心配は無用らしい。]
ッはー、驚いた。 しかしこの雨、土砂崩なんてことにならなければいいんだけど……。
[元々通っていない電気や、プロパンガスはさておいて。 帰り道がなくなってしまうのは、笑い事ではない。 窓ガラスを叩く強い雨音を聞きながら、俺は、大きく嘆息した**]
(55) 2017/12/15(Fri) 23時半頃
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[ゆらり、ゆらり、焔は揺らぐ。 色素の薄い髪と少し彫りの深い顔立ちに影を投げながら。
そうっと胸の内ポケットを撫でる。 文庫本を入れたのとは逆の側。 お守りにでも触れるかの如く]
は、まったく。
[風の勢いが少し鎮まって後。 長い溜息を吐き出すと、一度談話室へ引き返すのだった]
(56) 2017/12/16(Sat) 00時頃
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