166 あざとい村
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……シノン先輩がたよりですの。
[蚊の泣くような声。これほど自信を失っているスージーは、最早未だかつてないほどで、まだまだ、半人前、いいや、半人前にも満たないのだと、痛感しているらしい。 顔を覆う。 最早、結果に間違いがないかどうか、調べられるのは、シノンだけ。]
(161) 2014/03/10(Mon) 01時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/03/10(Mon) 01時頃
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……そう、ね。 そういう話でしたわよ。たしかに……。
[疑うような声音で、同意をする。>>162 無自覚のうちに取り憑かれると、サイモンは言っていた。 ロビンのはげましに、徐々にスージーはその気にさせられていく。 力に訴えられたらなんの抵抗も出来なかったろう事もわかる。]
……だ……誰が震えているというんですの! 御覧なさ、いぃったぁ!
[反論するべく立ち上がろうとして、足首が痛んで、また座る。]
べつにッ!わたくしに怖いものなどありませんの!
[嘘だ。 暗闇、蜘蛛、おばけ、人狼、人の期待を裏切ること、失敗などなど、怖いものだらけのスージーは、つよがりをいう。]
お父様とお母様への報告は、わたくしが先生に才能を見出され、期待通りの大活躍を収めたことだけで宜しいんですの!
(166) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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[つまり……大活躍を自ら認めなければいけない事になる。]
ん……? そうですの。 わたくし、もしも正解なら大活躍ですの。
オーッホッホッホッホッホッ、さすが、わたくしですわ! マリーゴールド家は安泰ですわね? ……。 ……? …………??
[そういう話をしていたんだったろうか。スージーは首をしきりに捻りながら、また「覚えておきますわよ」と言った。]
(169) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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子鹿!? あんな足もおぼつかない何かと一緒にされるとは心外です!
あぁ、そうですの。 わたくしはわたくしの才能がこわいっ……。 この才能があれば全国津々浦々の人狼達から 毎日一人づつ人狼を見つけ、 世界平和に貢献する事も難しくはないでしょう!
[ともあれ、マリーゴールド家から占い師が輩出されるのだ。人狼との戦いに理解のある家系であるから、この才に関しては、歓迎して貰えることだろう。こくんと満足げに頷くと、真珠の耳飾りもまた、柔らかく輝きながら、笑っているように、揺れていた。]
(179) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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[体育館には、アオイとカイルが戻ってくる。 ホッとして、口元が緩んだ。]
あら……?戻って来たんですのね!
(180) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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[カイルに、連続で引き当てた……と言われるが、二度目はセシルに頼まれての人選、そのままである。 他に意見もなかったから、そうしたにすぎない。 やはり、スージーが未熟な占い師には、かわりないのだ。 目を泳がせながら、曖昧に頷く。]
そうですわね……。
[水晶玉をちらりと見下ろす。てんで集中できそうになかった。足首と、疲れのせいか、片側のこめかみ辺りがずきずき痛んでいるのが、邪魔をしている。]
わたくし完璧主義ですの。 準備が出来るまで、もう暫し時間が要りますのよ。
[訳:今日は疲れちゃったからやりたくないの。。。ゴメン!]
だからそれまで…… 次は、誰を占えばいいのか、皆さんにも考えてほしいんですの。
(181) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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私の希望を挙げますわ。 占いたいのは、アオイですの。
[これは、ヒューに頼まれたことだ。 彼を悪霊憑きだと判断しようが、なんだろうが、さっきアオイを占う必要を感じた事だけは、たしかだ。 だから、希望として挙げる。]
……だから。 占いが済むまで、ちょろちょろされては困るんですの。
……いっしょにいること。
聞いて差し上げますから、 存分に「はい」と素直に返事をなさっても宜しくてよ?
(183) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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八、さ…… だめですのーーーーーー!!!!
[まさかロビンはあの子どもの気の迷いのような家出についてを語っているのではあるまいか――。ゾッとしなかった。まさかここで語る気ではなかろうなと、ロビンを止めようと口をぱくぱく開くが、次の言葉が出てこない。 ああどうしてあんな些細な主観を信じ込んだままムキになってしまったのだろうか。内容に関しては口にするのも憚られる。というか思い出したくもない。思い出すだけで顔から火の出る思い、というか現状すでにチョロ火状態であり、その恥ずかしい会話の挙句の家出ははっきり行って失敗に終わった。庭から出るだけで大苦戦をして池に嵌って「底なし沼だー!」と泣き叫んでいたところすぐに使用人にバレて、追われると逃げるの原理で更に逃げたところ……ああもう思い出すつもりなんてなかったのに!!!]
それ以上絶対に言ってはいけませんの。 絶交ですのよ。
[スージーは真剣だった。>>182]
(190) 2014/03/10(Mon) 02時半頃
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スージーは、アオイに気にされては困るので、威嚇するように目を三角にしている。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
スージーは、アオイが話の続きを促すのを許さない。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
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不安不安と煩いとの報告がありましてよ?
[アオイは「ボク以外で」といっていたので、肩をすくめた。だんだん彼女顔がほんのりと赤くなっていくのを、不思議そうに観察して、首を傾げる。]
……?
[けれど、はいと返事が得られたことには、満足気に満面の笑みを浮かべて頷く。]
分かれば宜しいんですのよ!
[ほっとして、背もたれに背中をあずける。]
(191) 2014/03/10(Mon) 02時半頃
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スージーは、アオイが好奇心などを抱くようなら処したい。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
スージーは、アオイの好奇心が砕け散るまで威嚇するのをやめない。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
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[なんだか緊張する、といって誤魔化すようにアオイが笑うと、スージーは意地悪そうに目を細め]
わたくし、こうも才能があるのでは、 次はどんなあられもないことまで見えてしまうかわかりませんの……
[額に手をやって、やれやれと首を左右にふる。]
覚悟なさってね……。
(193) 2014/03/10(Mon) 03時頃
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スージーは、アオイに対し「命拾いしたわね」と思った。
2014/03/10(Mon) 03時頃
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[ゆったりと背もたれに体重を預けて、アオイのくるくると変わる表情を楽しんでいたが、次第に眠くなってきたらしい。 控えめに、口元に手をやって、あくびを噛み殺していた。 どうやら、疲れも限界。 スージーは、肘掛けにのせた腕に頬をよせ、時折、船をこぎはじめてしまっている。 多分、この後は返事も曖昧、咬み合わないものが増えて、*てんで会話にはならなかったことだろう。*]
(194) 2014/03/10(Mon) 03時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/03/10(Mon) 03時頃
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