54 CERが降り続く戦場
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 14時頃
ピッパは、頭上に何かの時空歪《クロノノイズ》を検出し、上を向いた
2011/06/04(Sat) 14時頃
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??
[上から急降下してくる何かに気づいたのは、見上げるよりも早く、その形を捉えたのは見上げた直後。その姿は、視認する限りでは猛禽のように見えた]
………ふん……
[押し黙ったまま地をほんの僅かに蹴ってその場を離れる。同時に、自分の周囲前方に向けて、軽く手を振って宙を薙いだ。 「剣」を呼んでいないゆえの行動だったが、それだけで校庭全体に飛来する黒影をまとめて蒸発させた程度の熱波が吹いた]
(688) 2011/06/04(Sat) 14時半頃
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………??
誰だ、貴様……… 貴君らの知り合いか?
[槍真や陽の方を向いて、いかにも解せないといった様子で問いかけた]
(692) 2011/06/04(Sat) 15時頃
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……なるほど。どうやら貴様も死にたくて来た手合いらしいな。歓迎しよう。ようこそ。
さて……一応今ので蒸発した奴はこの辺にはいないらしいな。《Front》の虫ケラとは言っても。安心したよ。 以前の星の時みたいに、威勢良くかかってこられても 単なる虐殺みたいになってしまっては寝覚めが悪いと、内心ちょっと心苦しく思っていたところなんだ。
[それは期せずして、後ろに控えているアメーリアの故郷の話ではあるのだが、まさかそんな処の生き残りが因果によってこの場にいるとは思いもよらない]
それでは……貴君らの力をそれなりと認めさせてもらおうか。 ふふふ……
(694) 2011/06/04(Sat) 15時頃
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[その言葉に呼応するように、右目が次第に紅みを帯び、瞳の中心が、次第にこの星に降りてからなかったほど速く回転し始める。
そして、右の瞳から紅色の光が漏れ、パチリ、パチリとスパークを発し始めた]
ふふふ……それにしても酷い時空歪《クロノノイズ》だ… あちこちに空間の解れが出てきているぞ。それに綻びもだ。だが、これならいつも以上に力が発揮できそうだな…
[そういうと、紅色の雷電が飛ぶ右目で校庭に立っている人間たちを1人1人ざっと眺め、にやりと唇を曲げて笑い、天を向いた―――
(698) 2011/06/04(Sat) 15時半頃
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―――掌をゆっくりと水平に持ち上げ、目の高さで裏に返して、落とす。
空に、微かな白銀の光が数百ほども現れたのが、視えるものには視えたか。それは、ぽつぽつと降り続ける雨よりも速く、白く、輝きながら―――整然と落ちてきた]
ザザザザッ・・・・ザザザッ・・・・・ザザッ
校庭に、要塞に、道路に、周囲に立ち並ぶビル群に、 超上位種《エルダーロード》の騎士を中心として、最高に訓練された軍隊のような、一部の乱れもない時間と空間の間隔を取って、円陣を描くように地面に突き立ったのは、
数百本から―― あるいは千本を超えようかという細剣の束だった]
(699) 2011/06/04(Sat) 15時半頃
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[細剣の間を縫って鷲のようなスーツを纏った大統領と、槍真が駆ける―――
戦乙女は、全く動じる様子もなくその2人の様子を見ていた]
あっちが速い。
[右拳で殴りかかろうとする大統領の拳を正面から左の拳で捕らえ、ぐっと鉄球程度は握りつぶすくらいの力を込める。そのまま瞬時に空いた右の脇腹の位置へと態勢を変え]
ええいっ!
[槍真と自分との間にある大統領の脇腹に、正面から無造作な蹴りを入れた]
(713) 2011/06/04(Sat) 16時頃
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[互いに拳でのせめぎ合いをしている中、左腕と両足で腕を折りに来る大統領。しかしそれは]
バカめ!! 重心が崩れているぞ!!
[そのままでも手を引くのでもなく―――掴まれた手をさらに突きいれ、町中に飛来した黒影を爆散させた手刀を首筋に向けて叩きこんだ。
―――もっともその一撃は何らかの形でかわされたのかもしれないが―――間髪いれずに腕を返して重い肘鉄を真上から叩きこみ――― その間に一度距離を取った]
(721) 2011/06/04(Sat) 16時半頃
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[手刀と肘鉄の、どちらかでもスーツの上から人間の頭蓋を粉砕するには十分な威力のはずだったのだが。背後からの攻撃に注意がわずかにそれた]
チイッ…
[舌を打って鉄パイプのようにも見える神器を真っ向から右手で受け止めようとしたが]
……?!
[それをやめ、大統領と槍真から距離を取った]
なんだ、あの武器は…… まあいい。
[ちらとだけ槍真を見て、なおも殴りかかってくる大統領に]
どうした、頭に血が上っているぞ。もっとリラックスしろ。 肩の力を抜き、呼吸を整えるんだ…!
[軽く宙を蹴り、後ろに一回転。宙帰りから地上に相対するように前傾した姿勢で静止した]
(739) 2011/06/04(Sat) 17時頃
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[間髪いれずに空中から振り下ろされる、騎士にとっては懐かしさもあるようなスイングの後、槍真の一撃が振り下ろされる。若干タイミングがずれたが]
おっと…!
[身を翻し、直撃を避けた。が、それにまたも繰り出される一撃。それは陽《ヒ》の力。そしてかの永劫にして絶対たる力の欠片。それは戦乙女に向けて真っ向から叩きつけられ____]
(747) 2011/06/04(Sat) 17時頃
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ぐしゃり。 と右の掌で握りつぶされた
(748) 2011/06/04(Sat) 17時頃
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……貴君は。
この程度で『永劫にして絶対たる唯一の権威《ザ・マジェスティ》』の力の一端でも引き出せたと思っているのか?
ふふふ……
[空中で戦乙女は肩を振るわせた]
ふふふ……あははは…… あっははははははあっ!!!
大笑いだ!!あまりなめるなよ、超上位種《エルダーロード》を!!! 古き伝承にも伝え聞くものはいるはずだ、神をも超えるその力の何たるかというものをな!!
[そういうと、戦乙女は掌をす、と上に持ち上げた。
------地上に突き立った千の細剣のうち、最も彼女の近くにあるもの数本が、磁石に吸い付く釘のように、まっすぐ上り、彼女の手の中に納まった]
超上位種《エルダーロード》の力とはな!!こういうものを言うのだ!!!
(751) 2011/06/04(Sat) 17時頃
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[右手に3本、左手に3本、レイピア状の細剣を握りこんだ女は、宙でゆっくりとその身を捻った]
超上位種は神ではない…… だが、時空歪《クロノノイズ》を見る目によって、重力と空間の成り立ちを知り、その制御を比類なき精度で身につけることで神の上にすら立ちうる存在であるのだ!! 同時にそれは、こういった技法をも可能にした……
[紅色に染まる右目のスパークが、ひときわ大きく弾け、空間の歪みを捉えた]
[Act:Bloody Royal(化血襲)]!!!
[その言葉とともに、手の中に納まっていた6本の細剣が地表に向かって投げつけられる。それは大統領にとっては馴染みも深かろう、核弾頭のような速度で飛び、地上に叩きつけられ]
ドゴオオオオオオオッッッッッ・・・・・・・・!!
[落ちた先に、6つの、互いにその半径が重なり合う、大規模なクレーターを作り出した]
(760) 2011/06/04(Sat) 17時半頃
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ピッパは、先ほどの槍の一撃でいくらか散った銀髪の乱れを整えている
2011/06/04(Sat) 17時半頃
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[眼下に広がる轟音と、朦朦とした土埃を眺めながら、戦乙女はしかし満足げどころか、解せないといった面持ちで静止していた]
……なんだ??この威力は。おかしいな…… もともと、さして破壊力のない技ではあるが、それでもこのぐらいの被害で済むはずはないんだが……
[そう言って、若干の黒光りする要塞をちらりと見た]
あそこの連中か……?《Rebirth》の奴が仕掛けた… チ、表にも出ずに鬱陶しい連中どもだ…
下の虫ケラどもの時空歪《クロノノイズ》もまだ消えていないようだし…
[砂埃がある程度収まったのを確認して、再度細剣を握りこみながらゆっくりと地上に降り立った]
(777) 2011/06/04(Sat) 18時頃
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……貴様は……
[地上に再び降り立った戦乙女は、槍真に話しかける。もう貴君とは呼んでいない]
そこの奴が気づいているかどうか知らないがな。バリアを張っていたようだが普通に考えてそれが間に合う速度ではなかったはずだ… なのに、貴様は生き残っている。ふふ……大した手品だと言いたいところだが一体何をした?答えろ!!
[もっとも、答えが返ってこなくてもさして気にはしなかっただろうが。察しはある程度付いているのだ。2000年前に見たあの時のものに、あまりにも似ていた歪《ノイズ》だったから――――
そう、熾天領域《セダヴィックフィールド》]
(800) 2011/06/04(Sat) 18時半頃
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熾天領域《セダヴィックフィールド》……
熾気……それにこの時空歪《クロノノイズ》… まさか、貴様!いや、違う……以前の貴様はもういないはずだ! 2000年前の貴様は…!
[信じられないといった様子でかぶりを振った]
貴様だとしたら、長引かせると大変なことになる… 一気に勝負をつけさせてもらうぞ…!!
[陽とともに熾気の高まる槍真に攻撃を仕掛けようとしたが、その前に立ちふさがったのは大統領だった]
邪魔だ虫ケラ! 今の貴様など私の障害にもならん!
(843) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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[地上から細剣を数本召し上げ、そのうちの1本を手にとって無差別に撃たれる銃弾を的確に弾いていくが]
……!?なんだ、この鎖っ…… そうか、《Rebirth》の…
[魔女の呼びかけによって生み出された闇鍵《ムーンレス・キー》。それの束が襲い掛かる。身を捻って逃れるのが一瞬遅れ、剣を持った左腕だけ鎖に囚われた―――
銃弾はもう片手に握られた剣で弾くが、その間地上にいる者たちへの対処はなされていない]
(844) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 19時半頃
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[囚われた左手を振りほどこうと藻搔くが、振り払うことができない。]
おのれ、忌まわしい《Rebirth》どもっ…!
[その《Rebirth》から来た金髪の男。飛来する大量の水晶の礫に、歯噛みした]
ええいっ、数が多すぎる……邪魔だっ……!?
[その隙に至近距離から撃たれたオーロラキャノンを、まともに浴びた――
その間に下で起こっている熾気の消滅と堕気の高まりへの注意を一瞬忘れた]
(874) 2011/06/04(Sat) 20時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 20時頃
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[オーロラキャノンは撃たれた……が、戦乙女自体へのダメージはほとんどなかった。鎧の表面が少し融解したし、銀髪も前髪はチリチリと焼けてはいたが]
なんだ、見た目は派手だがこんなものか……?
[余裕ぶって笑ったが、続けざまに拳が飛んでくるとは思っていなかった]
無駄だと……言っているだろう!
[隙を突かれたため反応が遅れ、右手の指だけで一撃を受け止める形になった。鎖の戒めが解けたのは、地上が混乱に陥っているその頃だったか]
(897) 2011/06/04(Sat) 20時半頃
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……ふう。つまらぬ虚仮を張って脅かしてくれたな… だがまあ、今なら奴らをまとめて…
[宙に召し上げた細剣を右手に掴んで振りかぶったが]
い、痛っ…
[右手指に走る僅かな神経の痛みに……剣を取り落とした。
―――この星に下りてきてはじめて、戦乙女の顔に驚愕という名の表情が浮かび上がった]
手指の骨格が破損……罅が入っている!? い、今の…… 今のでか!?今のであんな虫ケラに傷を……!?
[はっと気が付いたときにはもう遅く……≪闇≫の魔弾が。
世界を覆わんとする《闇》の、《澱み》の奔流が無防備な背後から直撃した―――
一瞬意識が飛び―――クレーターと化した校庭から剥き出しの岩肌に、頭から叩きつけられた]
(901) 2011/06/04(Sat) 20時半頃
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ピッパは、それは拳に突き飛ばされたためでもあったわけだが。
2011/06/04(Sat) 20時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 21時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 22時半頃
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『ううっ……』
[魔法陣の中から声がし、破損箇所を魔女の術法によって治癒された指先がぴくりと動いた]
(1000) 2011/06/05(Sun) 00時頃
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[魔法陣の中でゆっくりと身を起こした女は、不思議そうに辺りを見回して、周囲に呼びかけた]
『…………あの。誰かいませんか??』
(1012) 2011/06/05(Sun) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 00時頃
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『気分? そう、頭。頭が痛みます。他に痛むところはありませんが。』
[女はそう言って、赤いフードの男に話しかけた]
『ところで、ここは何処?閉ざされし聖地(>>0:7)でないのはわかっています。イクスペリヤでもない。《Rebirth》には超上位種《エルダーロード》は長く介入できていないはず。』
『ですから、ここは《Front》のどこか。しかし何処なのか?それがわからない。しかし、どうやら大変なことになっているのはわかります。』
[言葉を途切れさせつつ、自分の疑問をまずは口にした]
(1024) 2011/06/05(Sun) 00時頃
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『そう。……なんとなくですが理由はわかるつもり。多分評議会の命で此処に遣わされたんでしょう。だけど『彼女が』封じ置かれるとは予想外でした。』
[何人か集まった人間の言葉に答えていく]
『名前?…私の名は
白銀《アルゲントゥム》の皇女 運命《フォルトゥーナ》。
栄光《グロリア》の対となる運命《フォルトゥーナ》。 誰か、わかる者はいますか?』
(1037) 2011/06/05(Sun) 00時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 00時半頃
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『いえ、正確には私自身ではありません。私自身は今もあの場所に。わかりますね? 誰も足を踏み入れられぬあの場所です。 ここにある私は魂を封じられているだけに過ぎない。
…久しく表に出られることもありませんでしたが…… おそらく、栄光《グロリア》がもうじき潰えるから。きっとその因果でしょう。』
[記憶が朧げなのか、言葉を時折詰まらせながら把握できる範囲で自身について語る]
(1045) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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ピッパは、その右と左の瞳は黒でも赤でもなく、海のように蒼い
2011/06/05(Sun) 01時頃
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[こちらに駆け寄ってくる相手に不思議そうな顔を浮かべた。向こうは知っていてもこちらは知る由もない。しかしもう一つ、過去の彼女そのものの気《アウラ》がある]
『そう、私の本体は今も閉ざされた聖地の中に。
…昔大きな戦争があって。 《Front》や《Rebirth》、魔界も巻き込んだあの事象。その時、超上位種《エルダーロード》は《Front》だけでなく《Rebirth》を治めるために侵攻を。それを止めるために私がこうして自らを引き渡し。
超上位種は自らの痕跡を伝承に留めたがらない。知らないのは仕方のないことです。
…私は最も気《アウラ》の似通った彼女の中に。ですが、今はもうほとんど出てもこられない。近いうちに完全に消えうせるでしょう。
しかし、それは今はどうでも良いこと。栄光《グロリア》もまた今はもう動けない… それが、本当に潰えるときが来たのだと。それを伝えるのが私の因果…今このときの運命《フォルトゥーナ》』
(1066) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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『"祝福の枷"…… あなたは、私の意志を継ぐ者。わかります。…だから、何も言わない。私の意志をわかっていると、理解しているから。 今の私には何の力もない。本体が封じられたままでは。それに、戻ったとして、魂がこれだけ長く遊離してしまった今、何ができるとも思えない。だから、後のことはあなた達に任せます』
[修道女に対して、理解しにくい部分もあろうが、女は自分について語った。必要ならまた言葉を添えるつもりで、今は懐かしいもう一つの気《アウラ》を眺める]
『小さな枷《ポーチュラカ》……時間は経ってしまったけれど、また逢うことができた。だけれど、本当はあの閉ざされた場所で逢いたかった。』
[そう俯いて、呟いた]
(1075) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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[周りを囲む中の1人の女>>1071の言葉には、不思議そうに首をかしげていたが、やがて事情を察したようだった]
『なるほど。それでこうして閉じ込められているというのですね。確かに、『彼女』は酷く昂ぶっています。いつになく燻っています。それは私にもわかる。 『彼女』が簡単にあなた達に心を許すことはないはず。なぜなら、『彼女』は自分達以上に力を持つものはなく、他に事態を打開できるものなどないと信じているから。しかし、決して混沌を望む者ではない。
…もしも、『彼女』が力を認めた者がいれば、あるいは。 もしくは、この星だけに事態がとどまらなくなれば、彼女も考えを改めざるを得ない。
…だけど、私自身は、もういくらも力を行使することはない。』
(1081) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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『だけど、忘れないで。運命《フォルトゥーナ》は、何かを変えるために。』
[そこまで言って、女は一度言葉を切った*]
(1083) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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――魔法陣内――
[自分が無力である事(>>1090)を改めて感じさせる言葉に、封じられた運命の女神はうつむいて押し黙った。それに、もう一人の少女の言葉(>>1100)。それに対して再度口を開く]
『ええ、それで構わない。変えるべき運命は、あなたの変えたいと願う運命の事。時が来れば、自然に胸の内に備わる感情です。それが何かを指摘する事は、すでに神の領分ではない』
[そして彼女はしばし押し黙る。封印が解かれても(>>1119)、長らく封圧された精神は疲弊しており、すぐに外に出る事はなかった。ただ陽を見て]
『やはりそうです。あの人の気(アウラ)によく似ている。』
[ただそうとだけ呟いた]
(1223) 2011/06/05(Sun) 20時半頃
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[そして《運命》は、《栄光》と再度対峙する]
『小さき扉… いえ、栄光《グロリア》。私もあなたともう一度会う事を願っていた。 それでも閉ざされた場所は、今でも何も変わらない。あなたがいない事以外は。あの場所は、静かに存在し続ける。あそこが世界の最期の安寧の地である以上は』
『だから泣かないで、栄光《グロリア》。私達がまたこうして会えた運命《フォルトゥナ》に感謝を。』
[が、事態が動き《小さき扉》が動くには、長くはかからなかった]
―回想終了―
(1227) 2011/06/05(Sun) 20時半頃
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