54 CERが降り続く戦場
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 04時頃
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―― 要塞 ――
エルダーロード、か。
[悠長に外から張り上げられる声を聞き、 ふらりと入り口に向かった]
「マスター」
[アメーリアが止める様に謂う。 しかし魔女は首を横に振った。]
エルダーロードとの干渉は何らかの起爆剤となるでしょう。 私はその戦いがあるのならば、退かないわけにはいかない。
(650) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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「それならば私が先に往きます。 私の使命はマスターを守ること。 マスターに害を為す者は、―――赦さない」
[アメーリアにしては珍しく感情的に 蒼白の色の髪を振って、そう主張する。]
アメリア。貴女は余りにも無力。 エルダーロードとは格が違いすぎるの。 私だって、其の力に敵うかも分からないのに。
「でも――――」
(651) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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いいわ。一緒に来なさい。 但し危険になったら直ぐに要塞の中に逃げること。 足手まといにはならないで。
「……はい」
[言って、要塞を飛び出した。]
(652) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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―― 要塞前 ――
[魔女の方が先に飛び出したのに、 気付けばアメリアが少年達と共に構えを取っていた。
その、凛とした姿。 蒼白の長い髪。 己の従者の証である、アメジストのブレスレット。]
時が流れるのは、本当に早い――
[先日まで幼子だったアメリアが、 今はこんなにもしゃんとした背筋で自分を守ろうとして呉れる。]
(654) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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―― 回想・いつかのルフランでの一時 ――
[魔女と従者は買出しに出ていた。 そこで魔女はふと、アメリアの誕生日が近いことに気付く。]
誕生日プレゼント、要る。
「いえ、要りません」
拒否権はないの、要るの。
「はい……」
(656) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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[入った雑貨屋で、色々と見繕っている内に 豪奢な黒のリボンを見つけた。]
これ、いいんじゃない。アメリアの蒼白に良く映える。
「でも、派手すぎませんか」
私の好みが聞けない?
「で、でも。目立ちすぎるというか……」
[アメリアの反論は聞かずに、レジに持っていった]
「嗚呼……」
(657) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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[住処に戻り、リボンをつけろと執拗に迫る魔女。 渋々つけてみる、従者。 鏡を見る。]
「や、やっぱり駄目です。目立ちすぎますよ」
そう?似合うと思うけれど。
「うぅ……」
[それから魔女は、アメリアがリボンを付けているところを見たことがない。余程気に入らなかったのだろうかと、軽く後悔もしたのだが、黒の大きなリボンをつけたアメリアは本当に可愛らしかったから。]
また、いつか、つけてくれるわよね。
[魔女は薄笑を湛え、リボンを仕舞うアメリアの背を見ていた*]
(658) 2011/06/04(Sat) 13時頃
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[そんな感慨もひと時のこと。 今からのことを考える。
己が魔法や武器を使うか、或いは観測者《オブザーバー》になるか それは少年たちに、*懸っていて*]
(659) 2011/06/04(Sat) 13時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 13時半頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 19時頃
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――学園・校庭――
[半ば観測者《オブザーバー》と化していたが その戦いはしかと瞳に焼き付けていた。 破壊――構築――なんて無為なことだろうと思う。 それでも人間は、魔女は、エルダーロードは戦うのだ。
アキラの呼びかけ>>822に応えるように、宙に魔方陣を描く]
闇鍵よ、彼女を施錠したまえ。
[ぶわりと魔女の周辺に現れた大量の闇鍵《ムーンレス・キー》は 先端に鍵のついた鎖と化し、エルダーロードへと襲いかかる。 鎖に囚われたならば、少しの時間稼ぎにはなるだろう。]
(832) 2011/06/04(Sat) 19時頃
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その鎖はね、魔力が篭っているの。 力づくでは解けないわ―――
[感情薄く、つむぐ言の葉の後で]
―――――今よ。
[それぞれアキラのサポートに回る面々がエルダーロードの足留めとなるだろう]
(847) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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ちょっと、何してるの。
[魔女はエルダーロードを囚える鎖に魔力を送り続けながら 冷静にアキラと槍真の行動に口を挟む]
折角足留めしてるのに、貴方達が動かなきゃ意味ないじゃない。
(850) 2011/06/04(Sat) 19時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 19時半頃
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っ……?
[槍真の元から>>862《闇》と"堕気"の奔流が現れ それは《闇》の茨と化して―――みるみる内に光を奪って行く。 世界が、暗澹に包まれつつ、ある]
何してるのよ……このままじゃこの世界は……
(864) 2011/06/04(Sat) 20時頃
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タバサは、闇で目標を見失って、鎖が解ける。
2011/06/04(Sat) 20時頃
タバサは、従者 アメーリアの手をしかと握った。
2011/06/04(Sat) 20時頃
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[状況を見届けると、気を失ったエルダーロードに近づく。 彼女を囲むように魔方陣を描いた。]
封印《sello》の魔方陣。
と言っても、彼女そのものを封印するわけじゃなく 少し魔方陣から出られなくなるだけ。
……。
[徐に何かを書き足し始めた]
……一応、治癒《scure》も。
(926) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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私は気まぐれで生かすし、気まぐれで殺すわ。
[軍人の言葉に飄々と返し、]
そうね……彼女が目を覚まして、またこの星を潰す為に戦うというのなら、繰り返しが起こるだけ―――
打開策はないかしら、ね。
(934) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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[青年に促されたような気がして>>935 くるくると長い鍵で魔方陣を描く。]
これは私の魔力で回復するものだから、 無尽蔵にあるとは思わないでね。
[そう釘をさしつつ連れてこられた少年は中に入れてやるだろう]
(938) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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[術者は基本的に魔方陣から遠ざからない。 怪我人と言えるか分からぬが、高所からクレーターに突っ込んだのだ。見た目は酷くなくとも、怪我のひとつふたつあるだろうと。 そんな心積もりで、エルダーロードの傍に付き添っていた。
目を覚ました彼女は、何処か様子が可笑しく。 小首を傾いで様子を見ていたが 白銀《アルゲントゥム》の皇女 運命《フォルトゥーナ》との言には 少しだけ瞬いた。]
ツェツィーリヤの出番ね……。
(1044) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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[腕を組んで、運命《フォルトゥーナ》を名乗るエルダーロードの話を聞いていた。]
私の心配は、運命《フォルトゥーナ》の貴女が消えたとして またエルダーロードとして世界を滅ぼすんじゃないか。
其処は、運命《フォルトゥーナ》の貴女は何とか出来ない? 同じ身体に封じられていたなら、本体の方もコントロールできない?
尤も、話を聴いているとエルダーロード如きに恐れている場合じゃないみたいだけれど―――
(1071) 2011/06/05(Sun) 01時頃
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タバサは、ピッパに対して言葉に遠慮がないのは、運命《フォルトゥーナ》も同期のようなものだからだ。
2011/06/05(Sun) 01時半頃
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なるほど。 結局エルダーロードの女――名前知らないけれど 彼女も混沌を望んでのことではない、と。
―――過信、か。
[自分達以上に力を持つものはない。 エルダーロードの傲慢だと思ってしまえば其処までだが 確かにエルダーロードの力は認めざるを得ない。]
有難う、貴女に無理をしてもらう心算はないの。 意見を聞かせて貰っただけで十分よ。
運命《フォルトゥーナ》―――…
[懐かしい響きだ、と微笑んだ。 疲弊した彼女に過去の記憶を辿る事は求めない。 唯、一度だけ、一度だけ 栄光《グロリア》と運命《フォルトゥーナ》と魔女たちで 卓を囲んだことを、今も魔女だけが憶えている。]
(1085) 2011/06/05(Sun) 01時半頃
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運命《Μοίρα》―――か
[恋人と引き裂かれて自分が魔女になったのも 不老不死として長い時を生きてきたのも 全てが運命だったのだろうか]
……でも
[魔女は自ら何もしなかった。 与えられるものを得て、此処まで生きてきた。 だから説得力なんか、ないと思うけれど]
運命を変えてみたいと――私は、思う。
(1094) 2011/06/05(Sun) 02時頃
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「マスター」
[不意に一歩後ろに居たアメーリアに声を掛けられ振り返る]
「断罪なさらないのですか?」
[エルダーロードに対する、言だろう。 魔女はゆるりと首を振った]
彼女も、混沌を望んでいるわけじゃない。 良く知らぬ者《エトランジェ》を、殺める気は無いわ。
「でも、この女性(ひと)は―――」
貴女の星を破壊した。だけどそれも、絶対悪だと言えたかしら。アメリアの生まれた星、Liliumは、死海と化し、腐食が他の星にまで及んでいた。その悪性の胞子を摘むことは決して悪いことではないの。
……アメリアの気持ちは分かるのだけどね。
(1109) 2011/06/05(Sun) 02時半頃
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「ッ―――、マスターは」
[珍しくアメーリアが語調を荒くし、反論を続ける]
「仮令ルフランが破壊されようとも、平常心で居られるのですか」
[その言葉には、苦い表情を微かに浮かべ、断言した]
――――居られるわ。
あのね、アメリアとは、価値観が違うの。 いいえ、感じ方とでも謂うのかしらね。 私は長い時を生き過ぎて、感情が希薄なの。 アメリアの様に感情豊かでは、なくなってしまったの。
ルフランがどうでもいいと言っているのではないわ。 確かにあそこは大事な場所だけれど、若し、失ったとしても、私の心はさして動かない。 悲しいことね―――。
[告げれば、アメーリアも黙りこんでしまった]
(1116) 2011/06/05(Sun) 02時半頃
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タバサは、オスカーの傍に落ち刺さった銀の刃に、視線を遣り、眼を眇める。
2011/06/05(Sun) 03時頃
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[エルダーロードに掛けた封印の魔方陣は、解いておいた。 運命《フォルトゥーナ》の意識がいつまで続くか分からないが。
運命《フォルトゥーナ》が潜在していた彼女に、絶対悪は押し付けられない。 但し、殺す時は全力で――それは言葉を失うアメリアの為にも。]
(1119) 2011/06/05(Sun) 03時頃
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え?ええ。
[呼ばれていたから一方的に名前は知っていた少年に声を掛けられ]
槍真くんね。 私はタバサ・エフティヒア・カンパネラ。
Rebirthの方では名前の知れた魔女なの。 魔力くらいしか取り柄がないけれどね。
君は―――
[じっと少年を見ていると、なんだか背筋がぞわりとするような力を感じる。今は表面化していない、大きなちからが。]
(1122) 2011/06/05(Sun) 03時半頃
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ごく普通の……。ね。
[何処か意味深に含ませながら 槍真を見つめる視線を逸らし]
君も、選ばれし者。 ごく普通の高校生で在れるのは――何時までかしら。
時が来たらまた会いましょう。
[魔女は軽く会釈をし、再会を約束する。 ひらりと靡かせたスカートから箒を取り出した。 自分と、従者を乗せた箒はゆぅたりと宙へ舞う。
俯瞰する学園は矢張り大きく、しかし今はクレーターが目立つ。 そんな光景を眺めながら、魔女と従者は箒で何処かへと*空を往く*]
(1125) 2011/06/05(Sun) 03時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 03時半頃
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―― Front・海上 ――
海が鳴っているわ。
[ごうごう、ごうごう 渦巻いて、暗澹の空の色を映す海は禍々しさを放っていた。
箒に乗って俯瞰する世界は、 少しずつ、何かが軋み始めていた。]
アメーリア。この世界は終焉るのかしら。
[後ろから自分に捕まる従者に問いかける]
「答えかねます……」
そうよね。
(1143) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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Θάλασσα Εμφάνιση Κακία 〘海からいずる悪意〙
Έχθρα Καθαρίστε 〘その憎悪を浄化せよ〙
[鍵の形をした長いスティックから 海へと魔力を送り込んでは見るが、 何せ相手は広大な海原。 凪ぐことは、ない。]
(1144) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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昔、アーカイトも海の民によって滅ぼされたわ。 ――――全てを飲み込む、海。
[言っている傍から、海の渦は勢いを増し]
此の儘じゃ拙いわね。
[悠長に言っているが、非常事態だった。 海は荒れ、大きな津波と成り、世界中がその水の壁から襲われることは、最早止められないだろう。]
(1145) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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[ザアアァァァァ――――]
[島という島は、水の壁に呑まれ沈んでいく。 沿岸も、じわじわと浸蝕されゆく。]
…―――
[せめて、"集いし者"達を守るべく、箒は方向転換する。 終焉英雄学園がある方向へ向かう水の壁へ魔力を放った]
Τείχος του νερού Κοπάζω 〘大いなる水害に せめてもの凪を〙
(1146) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 13時半頃
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――終焉英雄学園近く・沿岸――
[箒で飛びながら魔力を送り続けるのは意外と消耗する。 すとん、と海岸に降り立つと、水の壁と向かい合った。
何かの違和感。 水の壁は津波ではなく―――此処に襲い来る水の塊は 何か思念を持っているかのようだった。]
そういうことね。
[横に下りた髪を後ろに流し、鍵の形をしたスティックを握りしめる。 程無くして、水の塊の中から現れたのは
荒れ狂う巨大な鯰だった。]
(1147) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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差し詰めこの辺りの海の主ってところ?
[スカートを翻してアメーリアに弓と矢を手渡し、 己は召喚魔法で闇鍵《ムーンレス・キー》を呼び出す。]
下手に近づいたら感電するわ。
[ヒュンッ―――― ヒュンッ――――――
二人の投擲武器が、鯰へと襲いかかる]
(1148) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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